JPH0317299Y2 - - Google Patents

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JPH0317299Y2
JPH0317299Y2 JP1986174505U JP17450586U JPH0317299Y2 JP H0317299 Y2 JPH0317299 Y2 JP H0317299Y2 JP 1986174505 U JP1986174505 U JP 1986174505U JP 17450586 U JP17450586 U JP 17450586U JP H0317299 Y2 JPH0317299 Y2 JP H0317299Y2
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bag
film
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sealed
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、歯科医等で使用する歯のレントゲン
写真のフイルムを収納したフイルム現像用密封袋
に関するものである。
〔従来の技術〕
歯科医等で、歯のレントゲン写真を写す際に使
用するフイルムは、シート材を重ね合わせ周辺を
溶着して形成した密封袋の中に、1片のフイルム
が収納されている。
このフイルムを使用して撮影するにはフイルム
が収納された袋を直接口の中に入れて歯に当て、
撮影する。
撮影後は、袋を開封したのではフイルムがだめ
になつてしまうので、密封状態のままで袋の中に
直接現像液や定着液を注入して現像を行うが、従
来現像液の注入方法としては、第5図に示すよう
に現像液を充填した注射器5の針先51を密封袋
3内に刺し入れて注入したり、図示は省略する
が、ポンプ機構を備えたボトル状の注入器の針先
を、同じように密閉袋3内に刺し入れてポンプ作
用で注入していた。そして、現像液が注入され、
フイルム4が現像された後は手でシート材同士を
引剥がすことにより密封袋3を開封しフイルム4
を取出す。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし前記のごとき従来の現像液の注入方法で
は、いずれも密封袋の外側から注入用の針先を刺
入れ、注入後注入口を手でおさえるもので、針先
をシート材間に挿入するのは相変わらず困難であ
り、この入れ方が不完全であつたり、また多くの
液をいれすぎたりすると、刺入部から現像液が漏
れ出してしまうことがある。そして、いずれの場
合も注入口を手でおさえるので手はヌルヌルし、
洗つてもなかなかもとにもどらない又現像液は刺
激性の強いものであるためステンレス等の機具が
汚れて錆付いたり、また衣服等につくとこれが黄
ばみ、なかなか取れないなどの事態をまねく。
また、改良型もいくつか見られるが針先を袋内
に深く刺入れすぎてしまうと、フイルムを傷つけ
る恐れがあり、これを防止するには慎重に注入し
なければならず、手間がかかるものである。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
密封袋内に簡単に必要最少限の現像液を注入でき
るとともに注入時の液漏れがなく、またフイルム
を傷つけるおそれがない、フイルム現像用密封袋
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、内部にフイ
ルムを内蔵する袋で、上面シートに対し、これよ
り前端が一部突出する下面シートを重ね合わせて
周辺を接合して形成し、さらに該接合代の外側に
位置する前端同士が開封用の手づかみ片となる密
封袋に対し、現像液等の液溜袋体をこれに一体的
に設けた注出管が密封袋の前端側から前記接合代
を貫通して先端が内側密封部内に挿入するように
固定し、この注出管の先端は閉鎖し、その付近の
外周面の一部を切欠いて肉薄な脆弱部を形成する
ことにより密封袋の外からの手の押圧で破断可能
なものとしたことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、あらかじめ密封袋の中に挿入
固定された現像液の注出管を手で折り曲げること
により必要最少限で一定量の現像液を袋を開封せ
ずに袋内に注入するので、密封袋に針等を差し込
む手間が不要である。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案のフイルム現像用密封袋を一部
開封した平面図で、第2図は同上一部切欠いた断
面図で、図中1は現像液を収納する合成樹脂製等
による可撓性液溜袋体で、その先端に注出管2を
一体的に突設してスポイト状に形成し、本体外周
に突起環11を設けた。さらに、前記注出管2の
先端2aを閉鎖し、その付近の外周面の一部を切
欠いて肉薄な脆弱部21を形成する。
図中3は内部にフイルム4を内蔵する密封袋
で、これは上面シート31に対し、これより前端
32aが一部突出する下面シート32を重ね合わ
せて周辺を接合して形成し、さらに該接合代33
の外側に位置するシート31,32の前端31
a,32a同士が開封用の手づかみ片となるもの
である。
前記液溜袋体1の注出管2の先端を、前端31
a,32a側から密封袋3内に挿入固定し、脆弱
部21を接合代33の内側密封部内に位置させ
る。
この場合、注出管2の先端2aがフイルム4に
近づかないように余裕を持たせる。また、注出管
2は円形断面でもよいが、これを偏平とすれば密
封性はより向上するものとなる。
次に、使用法について説明すると、販売及び使
用時には密封袋3とこれから突出する液溜袋体1
とが一体となつており、突出する液溜袋体1の部
分を手の内に収めて密封袋3を口の中に入れて撮
影を行う。ここで図示してはないが、液溜袋体1
を密封袋3の角部から突出するように斜めに取付
ければ、なお、取扱いやすいものとなる。
撮影終了後に、密封袋3の外側から手で力を加
えて注出管2を折り曲げ、脆弱部21で破断し、
液溜袋体1を手で押圧して現像液を密封袋3中に
注入し、フイルム4の現像を行う。
一定時間経過後、フイルム4の現像が完了した
ら開封用の手づかみ片を手で持つて上面シート3
1と下面シート32を引き剥してフイルム4を取
り出す。その前に液溜袋体1で使用後及び不要の
余つた現像液を逆に吸込むこともできる。
また、他の実施例として液溜袋体1を密封袋3
と一体成形することもできる。その場合、第4図
に示すように液溜袋体1が下面シート32の前端
32aより突出することなく、下面シート32上
に液溜袋体1を一体として形成することもでき
る。
〔考案の効果〕
本考案のフイルム現像用密封袋によれば、あら
かじめ密封袋の中に挿入固定した注出管を袋の外
側から力を加えて破断して現像液を注入するの
で、後でフイルムに穴をあけたりする必要がない
し、同時に必要以上の液量を要しない。従つて、
液漏れの心配もなく、手のヌルヌル感、着衣の悪
染、保管場所、使用範囲の錆付等に気付かうこと
なく安心して現像液を簡単に注入することがで
き、また、フイルムに傷をつけるおそれもないも
のである。
さらに、現像液は液溜袋体に収められ、この液
溜袋体はフイルム現像用密封袋に常に取付けられ
ているので、従来のように別体としての注入器を
準備する必要がなく使い勝手がよい。
また、この液溜袋体で使用後及び不要の余つた
現像液を逆に吸込むこともでき、開封の際に液が
漏れ出すおそれも防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフイルム現像用密封袋の1実
施例を示す一部を開封した状態の平面図、第2図
は同上一部切欠いた断面図、第3図は同上平面
図、第4図は他の実施例の平面図、第5図は従来
例を示す平面図である。 1……液溜袋体、2……注出管、2a……注出
管の先端、3……密封袋、4……フイルム、5…
…注射器、11……突起環、21……脆弱部、3
1……上面シート、31a……上面シートの前
端、32……下面シート、32a……下面シート
の前端、33……接合代、51……針先。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部にフイルムを内蔵する袋で、上面シートに
    対し、これより前端が一部突出する下面シートを
    重ね合わせて周辺を接合して形成し、さらに該接
    合代の外側に位置する前端同士が開封用の手づか
    み片となる密封袋に対し、現像液等の液溜袋体を
    これに一体的に設けた注出管が密封袋の前端側か
    ら前記接合代を貫通して先端が内側密封部内に挿
    入するように固定し、この注出管の先端は閉鎖
    し、その付近の外周面の一部を切欠いて肉薄な脆
    弱部を形成することにより密封袋の外からの手の
    押圧で破断可能なものとしたことを特徴とするフ
    イルム現像用密封袋。
JP1986174505U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH0317299Y2 (ja)

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JP1986174505U JPH0317299Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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JPS6378948U JPS6378948U (ja) 1988-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07101299B2 (ja) * 1989-06-09 1995-11-01 株式会社阪神技術研究所 現像処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59121654U (ja) * 1983-02-07 1984-08-16 株式会社阪神技術研究所 X線用包装フイルムへの現像液等の注入用ノズル

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JPS6378948U (ja) 1988-05-25

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