JPH0317279A - 鋼帯の化成処理方法 - Google Patents
鋼帯の化成処理方法Info
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- JPH0317279A JPH0317279A JP15200389A JP15200389A JPH0317279A JP H0317279 A JPH0317279 A JP H0317279A JP 15200389 A JP15200389 A JP 15200389A JP 15200389 A JP15200389 A JP 15200389A JP H0317279 A JPH0317279 A JP H0317279A
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- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、特に鋼帯への化成処理液(以下、処理液とい
う)の塗布むらを防止するようにした鋼帯の化成処理方
法に関する. 〔従来の技術〕 周知のように、鋼帯等の表面には緻密、かつ門凸を有す
る皮膜を形或させる、いわゆる化成処理が施される.つ
まり、この化成処理皮膜によって鋼帯等の表面への指紋
の転写を防止する耐指紋性、塗膜の密着性、塗装性、ア
ース性、色調等の改稗を図ることが可能になるからであ
る.ところで、鋼帯に化成処理を施す方法には、スプレ
ーガンにより処理液を鋼帯に吹付ける、所謂スプレーコ
ート方法と、塗布ロールにより処理液を鋼帯に塗布する
ロールコート方法とがある。
う)の塗布むらを防止するようにした鋼帯の化成処理方
法に関する. 〔従来の技術〕 周知のように、鋼帯等の表面には緻密、かつ門凸を有す
る皮膜を形或させる、いわゆる化成処理が施される.つ
まり、この化成処理皮膜によって鋼帯等の表面への指紋
の転写を防止する耐指紋性、塗膜の密着性、塗装性、ア
ース性、色調等の改稗を図ることが可能になるからであ
る.ところで、鋼帯に化成処理を施す方法には、スプレ
ーガンにより処理液を鋼帯に吹付ける、所謂スプレーコ
ート方法と、塗布ロールにより処理液を鋼帯に塗布する
ロールコート方法とがある。
前者のスプレーコート方法では処理液の塗布むらが発生
し易く、この塗布むらにより塗装鋼帯の塗膜の品質やそ
の生産性に問題があるが故に次第に採用されなくなって
きており、逆に後者のロールコート方法は塗布ロール間
の隙間、塗布ロール回転数の調整によって塗膜の厚さ、
塗膜の品質を制御することができ、しかも多種の化成処
理鋼帯を一台の設備で生産することのできるので、益々
多用されるようになってきている. このようなロールコート方法による従来の鋼帯の化成処
理方法を、ロールコート設備(a)の模式的構成説明図
の第4図を参照しながら説明する.即ち、符号<sp>
は所定速度で搬送されている鋼帯であり、この鋼帯(S
P)の上面には上部塗布ロール(2l)が転接している
.また、上部コーターバン(24)内の処理液(25)
にその下部が浸漬される上部ビックアップロール(23
)と、このロール(23)と上部塗布ロール(21)と
に転接する上部トランスファーロール(22)とが設け
られ、上部ビックアンブロル(23)に付着した処理液
は上部トランスファーロール(22)を介して上部塗布
ロール(21)に移着されるようになっている.一方、
この鋼帯(SP)の下面には下部塗布ロール(21a)
が転接し、下部コターバン(24a)内の処理液(25
)に下部が浸漬される下部ビックアップロール(23a
)と、このロール(23a)と下部塗布ロール(21a
)とに転接する下部トランスファーロール(22a)と
が設けられ、下部ピノクアップロール(23a)に付着
した処理液が下部トランスファーロール(22a)を介
して下部塗布ロール(21a)に移着されるようになっ
ている.なお、各ロールは図に示す矢印方向追りに各々
回転される. 次いで、両コーターバン(24)、(24a)には、タ
ンク(26)内の処理K (25)を補充するために、
ボンブ(27)と流量調整弁(2日)とが介装さ,れて
なる処理液の供給管(29)が連通されると共に、これ
ら両コーターバン(24)、(24a)からタンク(2
6)に連通ずる戻り管(30)によってこれら両コータ
ーバン(24〉、(24a) 内の処fl液(25)の
液面のレベルが一定に保持されるようになっている. 〔発明が解決しようとする課題] 上記したようなロールコート方法では、鋼帯に処理液を
より均一に塗布するのに、鋼帯の搬送速度と塗布ロール
の周速とを相違させてスリノブさせることが多いが、鋼
帯のエッジに残っている鋭利な突起によって塗布ロール
の表面が疵付くことが多々ある.このように、塗布ロー
ルの表面が疵付くと、この疵の内部にはトランスファー
ロールに付着している処理液が侵入せず、鋼帯の表面に
は処理液の未塗布部が生じて化成処理鋼帯の品質低下を
来すという問題が生じていた。
し易く、この塗布むらにより塗装鋼帯の塗膜の品質やそ
の生産性に問題があるが故に次第に採用されなくなって
きており、逆に後者のロールコート方法は塗布ロール間
の隙間、塗布ロール回転数の調整によって塗膜の厚さ、
塗膜の品質を制御することができ、しかも多種の化成処
理鋼帯を一台の設備で生産することのできるので、益々
多用されるようになってきている. このようなロールコート方法による従来の鋼帯の化成処
理方法を、ロールコート設備(a)の模式的構成説明図
の第4図を参照しながら説明する.即ち、符号<sp>
は所定速度で搬送されている鋼帯であり、この鋼帯(S
P)の上面には上部塗布ロール(2l)が転接している
.また、上部コーターバン(24)内の処理液(25)
にその下部が浸漬される上部ビックアップロール(23
)と、このロール(23)と上部塗布ロール(21)と
に転接する上部トランスファーロール(22)とが設け
られ、上部ビックアンブロル(23)に付着した処理液
は上部トランスファーロール(22)を介して上部塗布
ロール(21)に移着されるようになっている.一方、
この鋼帯(SP)の下面には下部塗布ロール(21a)
が転接し、下部コターバン(24a)内の処理液(25
)に下部が浸漬される下部ビックアップロール(23a
)と、このロール(23a)と下部塗布ロール(21a
)とに転接する下部トランスファーロール(22a)と
が設けられ、下部ピノクアップロール(23a)に付着
した処理液が下部トランスファーロール(22a)を介
して下部塗布ロール(21a)に移着されるようになっ
ている.なお、各ロールは図に示す矢印方向追りに各々
回転される. 次いで、両コーターバン(24)、(24a)には、タ
ンク(26)内の処理K (25)を補充するために、
ボンブ(27)と流量調整弁(2日)とが介装さ,れて
なる処理液の供給管(29)が連通されると共に、これ
ら両コーターバン(24)、(24a)からタンク(2
6)に連通ずる戻り管(30)によってこれら両コータ
ーバン(24〉、(24a) 内の処fl液(25)の
液面のレベルが一定に保持されるようになっている. 〔発明が解決しようとする課題] 上記したようなロールコート方法では、鋼帯に処理液を
より均一に塗布するのに、鋼帯の搬送速度と塗布ロール
の周速とを相違させてスリノブさせることが多いが、鋼
帯のエッジに残っている鋭利な突起によって塗布ロール
の表面が疵付くことが多々ある.このように、塗布ロー
ルの表面が疵付くと、この疵の内部にはトランスファー
ロールに付着している処理液が侵入せず、鋼帯の表面に
は処理液の未塗布部が生じて化成処理鋼帯の品質低下を
来すという問題が生じていた。
さらに、塗布ロールの疵付きにより塗布ロールの交換頻
度が多くなり、生産性の低下に加えて、塗布ロールの交
換費用の点から経済的に不利にならざるを得ないという
問題も生じていた.従って、塗布ロールの表面に限られ
た深さの疵が生したとしても、m帯の表面の処理液の未
塗布部の発生を防止し得る鋼帯の化成処理方法の提供を
目的とする。
度が多くなり、生産性の低下に加えて、塗布ロールの交
換費用の点から経済的に不利にならざるを得ないという
問題も生じていた.従って、塗布ロールの表面に限られ
た深さの疵が生したとしても、m帯の表面の処理液の未
塗布部の発生を防止し得る鋼帯の化成処理方法の提供を
目的とする。
〔課題を解決するための手段]
本発明は上記した問題点の解決を図るためになされたも
のであって、従って本発明に係る鋼帯の化成処理方法の
要旨は、ロールコート設備における塗布ロールにより鋼
帯に処理液を塗布する鋼帯の化成処理方法において、前
記鋼帯に塗布ロールにより処理液が塗布される前に、該
鋼帯に処理液を吹付けることを特徴とする。
のであって、従って本発明に係る鋼帯の化成処理方法の
要旨は、ロールコート設備における塗布ロールにより鋼
帯に処理液を塗布する鋼帯の化成処理方法において、前
記鋼帯に塗布ロールにより処理液が塗布される前に、該
鋼帯に処理液を吹付けることを特徴とする。
本発明になる鋼帯の化成処理方法によれば、塗布ロール
により処理液が塗布される前に、鋼帯に処理液が吹付け
られるので、塗布ロールの表面の疵の開口部において処
理液が未付着であっても、鋼帯の表面には処理液の未塗
布部位が生しることがなく、しかも予め吹付けられてい
る処理液の塗布層には塗布ロールにより処理液が追加塗
布されると共に、これらの塗布層は塗布ロールの外周面
によって押圧される. 〔実施例〕 本発明になる実施例を、第1図乃至第3図を参照しなが
ら説明する。
により処理液が塗布される前に、鋼帯に処理液が吹付け
られるので、塗布ロールの表面の疵の開口部において処
理液が未付着であっても、鋼帯の表面には処理液の未塗
布部位が生しることがなく、しかも予め吹付けられてい
る処理液の塗布層には塗布ロールにより処理液が追加塗
布されると共に、これらの塗布層は塗布ロールの外周面
によって押圧される. 〔実施例〕 本発明になる実施例を、第1図乃至第3図を参照しなが
ら説明する。
策二1益班
この第一実施例を、その模式的構威説明図の第1図と、
塗布ロールの所定幅の疵の深さ変化に対する鋼帯への処
理液の付着率説明図の第2図を参照しながら、従来と同
一のものは同−符号を以て以下に説明する. 即ち、図に示す符号(a)は、第4図により説明した従
来のロールコート設備と同構成になるロールコート設備
である.そして、このロールコート設1 (a)に通さ
れる前の鋼帯(SP)の上下表面に予め処理液を塗布す
るフロントコート装置い)を設けてなる構或としたので
ある. このフロントコート装置へ)の詳細は、鋼帯(SP)の
上面に転接するエチレンプロピレンゴムになる直径10
0mmの上部小塗布ロール(1)と、上面に転接するエ
チレンプロピレンゴムになる直径100mmの下部小塗
布ロール(1a)とを設けた.これら両小塗布ロール(
1)、(1a)の材質はエチレンプロピレンゴムに限る
ことがなく、所定の弾力を持ち、かつ処理液に対して安
定的な材質であれば特に支障を生じるようなことはない
.そして、内部の処理液(25)にこの下部小塗布ロー
ル(1a)の下部が浸漬されるコーターバン(4)を配
設した。
塗布ロールの所定幅の疵の深さ変化に対する鋼帯への処
理液の付着率説明図の第2図を参照しながら、従来と同
一のものは同−符号を以て以下に説明する. 即ち、図に示す符号(a)は、第4図により説明した従
来のロールコート設備と同構成になるロールコート設備
である.そして、このロールコート設1 (a)に通さ
れる前の鋼帯(SP)の上下表面に予め処理液を塗布す
るフロントコート装置い)を設けてなる構或としたので
ある. このフロントコート装置へ)の詳細は、鋼帯(SP)の
上面に転接するエチレンプロピレンゴムになる直径10
0mmの上部小塗布ロール(1)と、上面に転接するエ
チレンプロピレンゴムになる直径100mmの下部小塗
布ロール(1a)とを設けた.これら両小塗布ロール(
1)、(1a)の材質はエチレンプロピレンゴムに限る
ことがなく、所定の弾力を持ち、かつ処理液に対して安
定的な材質であれば特に支障を生じるようなことはない
.そして、内部の処理液(25)にこの下部小塗布ロー
ル(1a)の下部が浸漬されるコーターバン(4)を配
設した。
次いで、このコーターパン(4)には、タンク(6)か
らポンプ(7)と流量調整弁(8)とを介装してなる供
給管(9)を連通させる一方、鋼帯(SP)の上面と上
部小塗布ロール(1)との転接部位に向かって処理液を
吹付ける噴射ノズル(n)を先端に有する分岐管(9a
)を配設すると共に、前記コーターバン(4)からタン
ク(6)に戻り管OIDを連通させて、コークーパン(
4)内の処理液(25)の液面のレベルを一定に保持す
る構戒とした. 以下、その作用J!様について説明すると、鋼帯(SP
)の上面に噴射ノズル(n)から噴射された処理液は上
部小塗布ロール(1)に押圧され、!IQ’?lf (
SP)の上面には均等な厚さの処理液の塗布が行われる
.一方、鋼帯(SP)の下面は下部小塗布ロール(1a
)により均等な厚さの処理液の塗布が行われる.このよ
うにして、予め処理液が吹付けられた鋼帯(SP)はロ
ールコート装置(alに搬送され、ここにおいて所定の
膜厚を有する処理液の塗布が行われる.つまり、ロール
コート装置(a)の上下塗布ロール(2l)、(21a
)の表面に疵があってその疵の開口部において処理液が
未付着であったとしても、鋼帯(SP)の表面には予め
フロントコート装置(b)により処理液が吹付けられて
いるので処理液の未塗布部位が生じることが少なくなる
。しかも、予め塗布されている処理液の塗布層には上下
塗布ロール(21)、(21a)により処理液が追加塗
布されると共に、この塗布層は塗布ロールの外周面によ
り押圧されるので、塗布厚さの均一度の高い処理液の塗
布層を有する化成処理鋼帯を得ることができる.因みに
、塗布ロールの疵の深さの相違に基づいく、鋼帯(SP
)への処理液(粘度;1.1センチボアズ)の付着率(
付着河積/7ifEの開口面積)の変化を第2図に基づ
いて説明する. なお、この第2図は横軸に幅jmmの疵の深さをmm単
位で、また縦軸に塗布ロールに疵がない場合の付着率を
1.0として指数表示すると共に、本実施例の場合を白
丸で、従来の場合を黒丸で各々示したものである. 即ち、この図によれば、従来の場合は疵の深さが0.4
mmで0になるが、本実施例の場合は疵の深さ1.4m
mでも0.8程度の付着率を示し、予めフロントコート
装置ω)による処理液の塗布が極めて有効であることが
良く理解される.なお、鋼帯(SP)の表面に予め塗布
する処理液の塗布範囲は、経験により定めれば良い.つ
まり、鋼帯(SP)により塗布ロールに発生する疵付き
箇所が限定される傾向があるので、疵付きを生じ易い塗
布ロールの部位に対応するn帯(SP)の表面のみで良
いことになる. 兎二裏嵐透 この第二実施例を、その模式的横或説明図の第3図に基
づいて以下に説明する。
らポンプ(7)と流量調整弁(8)とを介装してなる供
給管(9)を連通させる一方、鋼帯(SP)の上面と上
部小塗布ロール(1)との転接部位に向かって処理液を
吹付ける噴射ノズル(n)を先端に有する分岐管(9a
)を配設すると共に、前記コーターバン(4)からタン
ク(6)に戻り管OIDを連通させて、コークーパン(
4)内の処理液(25)の液面のレベルを一定に保持す
る構戒とした. 以下、その作用J!様について説明すると、鋼帯(SP
)の上面に噴射ノズル(n)から噴射された処理液は上
部小塗布ロール(1)に押圧され、!IQ’?lf (
SP)の上面には均等な厚さの処理液の塗布が行われる
.一方、鋼帯(SP)の下面は下部小塗布ロール(1a
)により均等な厚さの処理液の塗布が行われる.このよ
うにして、予め処理液が吹付けられた鋼帯(SP)はロ
ールコート装置(alに搬送され、ここにおいて所定の
膜厚を有する処理液の塗布が行われる.つまり、ロール
コート装置(a)の上下塗布ロール(2l)、(21a
)の表面に疵があってその疵の開口部において処理液が
未付着であったとしても、鋼帯(SP)の表面には予め
フロントコート装置(b)により処理液が吹付けられて
いるので処理液の未塗布部位が生じることが少なくなる
。しかも、予め塗布されている処理液の塗布層には上下
塗布ロール(21)、(21a)により処理液が追加塗
布されると共に、この塗布層は塗布ロールの外周面によ
り押圧されるので、塗布厚さの均一度の高い処理液の塗
布層を有する化成処理鋼帯を得ることができる.因みに
、塗布ロールの疵の深さの相違に基づいく、鋼帯(SP
)への処理液(粘度;1.1センチボアズ)の付着率(
付着河積/7ifEの開口面積)の変化を第2図に基づ
いて説明する. なお、この第2図は横軸に幅jmmの疵の深さをmm単
位で、また縦軸に塗布ロールに疵がない場合の付着率を
1.0として指数表示すると共に、本実施例の場合を白
丸で、従来の場合を黒丸で各々示したものである. 即ち、この図によれば、従来の場合は疵の深さが0.4
mmで0になるが、本実施例の場合は疵の深さ1.4m
mでも0.8程度の付着率を示し、予めフロントコート
装置ω)による処理液の塗布が極めて有効であることが
良く理解される.なお、鋼帯(SP)の表面に予め塗布
する処理液の塗布範囲は、経験により定めれば良い.つ
まり、鋼帯(SP)により塗布ロールに発生する疵付き
箇所が限定される傾向があるので、疵付きを生じ易い塗
布ロールの部位に対応するn帯(SP)の表面のみで良
いことになる. 兎二裏嵐透 この第二実施例を、その模式的横或説明図の第3図に基
づいて以下に説明する。
即ち、このフロントコート装置(blはタンク(6)に
、ポンプ(7)が介装されると共に、分岐させた先端の
各々に、鋼帯(SP)の表面に向かって処理液を噴射す
る噴射ノズル(n)を有する処理液の供給管(9)を配
設してなるfl戊とした. 従って、鋼帯(SP)の表面には噴射ノズル(n+によ
って処理液が吹付けられるので、その作用と効果とは第
一実施例と同効である. 但し、この実施例にあっては第一実胞例に比較してフロ
ントコート装置(bl自体の構戒が簡単で経済的に有利
になるのに加えて、噴射ノズル(n)の向きを変えるだ
けで鋼帯(SP)の表面への処理液の塗布範四を変更し
得るという便利さを有している.このように、予め処理
液を吹付けるだけで、従来では処理液の未塗布部を生し
るような深さの疵が塗布ロールに存在していても、本発
明によれば未塗布部が無くなり、また少なくとも未塗布
部を減少させることができることとなる. なお、上記した実施例は何れも本発明の具体例?すぎず
、従ってこれらの実施例によって本発明の技術的思想の
範囲が限定されるものではない.〔発明の効果〕 本発明になる鋼帯の化成処理方法によれば、塗布ロール
により処理液が塗布される前に、鋼帯に処理液が吹付け
られている.従って、塗布ロールの表面の疵の開口部に
おいて処理液が未fす着であっても、鋼帯の表面には処
理液の未塗布部位が生じることがなく、しかも予め塗布
されている処理液の塗布層には塗布ロールにより処理液
が追加塗布されると共に、これらの■布層は塗布ロール
の外周面によって押圧されるので、鋼帯の表面には均一
な塗布厚さを有する処理液の塗布層が形戒され、高品質
の化成処理網帯を得ることができる.さらに、塗布ロー
ルにある程度の疵付きが生じても、鋼帯の表面には均一
な塗布厚さを有する処理液の塗布層が得られるので、塗
布ロールの交換頻度が減少し、生産性の向上に加えて、
塗布ロールの交換費用の削減が可能になり経済的にも極
めて有利になる.
、ポンプ(7)が介装されると共に、分岐させた先端の
各々に、鋼帯(SP)の表面に向かって処理液を噴射す
る噴射ノズル(n)を有する処理液の供給管(9)を配
設してなるfl戊とした. 従って、鋼帯(SP)の表面には噴射ノズル(n+によ
って処理液が吹付けられるので、その作用と効果とは第
一実施例と同効である. 但し、この実施例にあっては第一実胞例に比較してフロ
ントコート装置(bl自体の構戒が簡単で経済的に有利
になるのに加えて、噴射ノズル(n)の向きを変えるだ
けで鋼帯(SP)の表面への処理液の塗布範四を変更し
得るという便利さを有している.このように、予め処理
液を吹付けるだけで、従来では処理液の未塗布部を生し
るような深さの疵が塗布ロールに存在していても、本発
明によれば未塗布部が無くなり、また少なくとも未塗布
部を減少させることができることとなる. なお、上記した実施例は何れも本発明の具体例?すぎず
、従ってこれらの実施例によって本発明の技術的思想の
範囲が限定されるものではない.〔発明の効果〕 本発明になる鋼帯の化成処理方法によれば、塗布ロール
により処理液が塗布される前に、鋼帯に処理液が吹付け
られている.従って、塗布ロールの表面の疵の開口部に
おいて処理液が未fす着であっても、鋼帯の表面には処
理液の未塗布部位が生じることがなく、しかも予め塗布
されている処理液の塗布層には塗布ロールにより処理液
が追加塗布されると共に、これらの■布層は塗布ロール
の外周面によって押圧されるので、鋼帯の表面には均一
な塗布厚さを有する処理液の塗布層が形戒され、高品質
の化成処理網帯を得ることができる.さらに、塗布ロー
ルにある程度の疵付きが生じても、鋼帯の表面には均一
な塗布厚さを有する処理液の塗布層が得られるので、塗
布ロールの交換頻度が減少し、生産性の向上に加えて、
塗布ロールの交換費用の削減が可能になり経済的にも極
めて有利になる.
第lyJは本発明の第一実施例になるフロントコート装
置を備えたロールコート設備の模式的構成説明図、第2
図は塗布ロールの所定幅の疵の深さ変化に対する鋼帯へ
の処理液の付着率説明図、第3図は本発明の第二実施例
になるフロントコート装置を備えたロールコート設備の
模式的構成説明図、第4図は従来のロールコート設備の
模式的構成説明図である. (a)一 ロールコート設備、(b)一 フロントコー
ト装置、(n),一噴射ノズル、(SP)−鋼帯、(1
)一小塗布ロール、(4)、(24L−コーターパン、
(6)、(26) − タンク、(7)、(27) −
ポンプ、(8)、(28)−流I調整弁、(9)、(
29)−供給管、(9a)−分岐管、(l[l)、(3
0)−戻り管、(22)−}ランスファーローノレ、(
23L−ピンクアップロール、(25)−処理液.
置を備えたロールコート設備の模式的構成説明図、第2
図は塗布ロールの所定幅の疵の深さ変化に対する鋼帯へ
の処理液の付着率説明図、第3図は本発明の第二実施例
になるフロントコート装置を備えたロールコート設備の
模式的構成説明図、第4図は従来のロールコート設備の
模式的構成説明図である. (a)一 ロールコート設備、(b)一 フロントコー
ト装置、(n),一噴射ノズル、(SP)−鋼帯、(1
)一小塗布ロール、(4)、(24L−コーターパン、
(6)、(26) − タンク、(7)、(27) −
ポンプ、(8)、(28)−流I調整弁、(9)、(
29)−供給管、(9a)−分岐管、(l[l)、(3
0)−戻り管、(22)−}ランスファーローノレ、(
23L−ピンクアップロール、(25)−処理液.
Claims (1)
- (1) ロールコート設備における塗布ロールにより鋼
帯に化成処理液を塗布する鋼帯の化成処理方法において
、前記鋼帯に塗布ロールにより化成処理液が塗布される
前に、該鋼帯に化成処理液を吹付けることを特徴とする
鋼帯の化成処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15200389A JPH0317279A (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 鋼帯の化成処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15200389A JPH0317279A (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 鋼帯の化成処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0317279A true JPH0317279A (ja) | 1991-01-25 |
Family
ID=15530944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15200389A Pending JPH0317279A (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 鋼帯の化成処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0317279A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980018687A (ko) * | 1996-08-20 | 1998-06-05 | 가나이 쯔도무 | 내연 기관용 혼합기 형성 장치 및 엔진 시스템 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6326381A (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-03 | Kawasaki Steel Corp | 金属ストリツプのコ−テイング方法 |
-
1989
- 1989-06-13 JP JP15200389A patent/JPH0317279A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6326381A (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-03 | Kawasaki Steel Corp | 金属ストリツプのコ−テイング方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980018687A (ko) * | 1996-08-20 | 1998-06-05 | 가나이 쯔도무 | 내연 기관용 혼합기 형성 장치 및 엔진 시스템 |
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