JPH03172512A - Sohcエンジンの動弁装置 - Google Patents

Sohcエンジンの動弁装置

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JPH03172512A
JPH03172512A JP30946789A JP30946789A JPH03172512A JP H03172512 A JPH03172512 A JP H03172512A JP 30946789 A JP30946789 A JP 30946789A JP 30946789 A JP30946789 A JP 30946789A JP H03172512 A JPH03172512 A JP H03172512A
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intake
intake valve
camshaft
combustion chamber
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野々川 賢一
Makoto Shimamoto
誠 島本
Wataru Fuchigami
渡 渕上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は3本以上の吸気弁を有する5o)Icエンジン
の動弁装置に関し、特に燃焼室壁面の凹凸を軽減して燃
焼室形状の球状化を促進でき、かつ各吸気弁におけるカ
ーテン面積(吸気弁開口の周長×リフト量)の設定上の
自由度を拡大できるようにした吸気弁の配置構造の改善
に関する。
〔従来の技術〕
最近、シリンダヘッドの剛性を確保しながら吸気弁開口
面積をより増大するために吸気弁を3本以上備えた多バ
ルブエンジンが注目されている。
またエンジンの燃焼効率を向上させるためには燃焼室壁
面形状を球状化することが有利であることが知られてい
る。上述のように多数の吸気弁を備えた場合は、多弁の
弁板を球状の燃焼室壁面に沿って配置すれば良い訳であ
るが、このようにすると各弁棒が放射状に延びることと
なり、動弁機構が極めて複雑になる。この複雑化を回避
するため各弁棒をシリンダ軸方向に見て(平面視)カム
、軸と直角に配置する構造が一般に採用されている。
このような動弁装置として、従来、例えば特許出願公表
昭63−502681号公報に記載されたものがある。
この従来装置では、3つの吸気弁開口を燃焼室周縁に沿
って形成し、各開口を開閉する各吸気弁を、シリンダ軸
方向に見てカム軸と直角に、かつカム軸方向に見て外方
に傾斜させて配置している。9の場合、中央吸気弁をよ
り起立させ、左。
右吸気弁と所定の角度をもって交差させており、両者の
交点は中央吸気弁棒の上端より下方に位置している。ま
たシリンダ軸方向に見ると各吸気弁の弁棒の上端はカム
軸と平行な直線上にあり、そのためアーム長さ(ロッカ
軸がら弁棒の軸線までの垂直距離)が同一となってバル
ブリフト量も同一となっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで上記公報記載の動弁装置のように、各吸気弁を
平面視でカム軸と直角に配置した場合、動弁機構は簡素
になるものの、特に燃焼室壁面の中央吸気弁開口と左、
右吸気弁開口との境界部分に凹凸が生じ易い。従ってこ
れらの吸気弁をその上端が同一直線上に位置するように
傾斜させた場合は、上述の燃焼室壁面の球状化という要
請に応えられない。
また上記従来装置ではアーム長も同一となる場合が多く
、そのためリフト量ひいてはカーテン面積も同一となる
場合が多く、該カーテン面積の設定上の自由度が低い。
本発明は、上記従来の要請に鑑みてなされたもので、燃
焼室壁面の中央吸気弁用開口と左、右吸気弁用開口との
境界部分等に生じる凹凸を軽減して球状化をより促進で
き、かつカーテン面積の設定上の自由度を拡大できるS
OHCエンジンの動弁装置を提供することを目的として
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、1本のカム軸の一側に3本以上の吸気弁を、
他側に排気弁を配置し、該答弁を上記カム軸により該カ
ム軸と平行に配置されたロッカ軸で軸支されたロッカア
ームを介して駆動するようにしたSOHCエンジンの動
弁装置において、上記各吸気弁をシリンダ軸方向に見て
カム軸と直角に配置するとともに中央吸気弁群とこれの
両側に位置する両側吸気弁群とに分け、かつ中央吸気弁
群の弁棒の上端を両側吸気弁群の弁棒の上端よりカム軸
と直角方向外方に位置させたことを特徴としている。
〔作用〕
本発明に係るSOHCエンジンの動弁装置によれば、シ
リンダ軸方向に見て中央吸気弁群の弁棒の上端を両側吸
気弁群の弁棒の上端よりカム軸直角方向外方に位置させ
たので、これらの弁をカム軸方向に見ると、中央吸気弁
が上記公報記載のものより外方に傾斜することとなり、
つまり中央3両側吸気弁開士の交差角が小さくなってよ
り平行に近くなり、従ってそれだけ燃焼室壁面の中央開
口。
両側開口境界部分等に生じる凹凸か軽減され、その結果
燃焼室壁面形杖がより球状に近くなる。
また中央吸気弁のアーム長が両側吸気弁のアーム長より
長くなり、従ってリフト量が大きくなる。
そのためカーテン面積の設定がより自由になる。
例えば中央1両側吸気弁の開口径を同一にしながら中央
吸気弁のカーテン面積を両側より大きくでき、中央部か
らより多量の混合気を導入できるとともに、両側につい
ては流速を上昇させてスワールを発生させることができ
る。またカーテン面積を同一にする場合は、中央吸気弁
径に比べて両側吸気弁径を大きく設定でき、一般に流入
抵抗の大きい両側の混合気量を増やして全体としてのバ
ランスを良くすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第7図は本発明の一実施例によるSOHC
エンジンの動弁装置を説明するための図であり、第1図
、第2図は第3図の1−1線断面図。
■−■線断面図、第3図は該装置の平面図、第4図は吸
、排気通路付近の断面平面図、第5図はシリンダへンド
の底面図、第6図は吸気弁上端付近の背面図、第7図は
本実施例エンジンを搭載した自動二輪車の右側面図であ
る。なお、平面図、側面図では図示右側が車両前方であ
り、以下、特記なき場合は車両後側から前方を見た状態
で説明する。
図において、1は本実施例エンジンが搭載された自動二
輪車であり、該自動二輪車1の車体フレーム2は、ヘッ
ドパイプ2aの上部、下部に1本のメインバイブ2b、
ダウンチューブ2Cの前端を溶接接続し、メインパイプ
2bの後端にシートピラー2dの上端を溶接接続したい
わゆるダイヤモンド型のものである。2gはクランクケ
ースを保護するアンダーガード、2eはメインパイプ2
bとダウンチューブ2Cの途中に架は渡されたエンジン
懸架用の支持バイブ、2fはシートレールである。
上記ヘッドバイブ2aには下端で前輪を軸支する前フオ
ーク3が左右に操向自在に軸支されており、上記リヤバ
イブ2dには後端で後輪4を軸支するリヤアーム5が上
下に揺動自在に軸支されている。またこのリヤアーム5
は図示しないリンク機構及び1本のショックアブソーバ
8を介して上記メインパイプ2bの後端付近に連結され
ている。
なお、6は燃料タンク、7はシート、9aはタンク側面
を覆うエアスクープ、9bはシート下方を覆うサイドカ
バー、9Cは車両後部を覆うリヤカバーである。
上記車体フレーム2内にエンジンユニット10が懸架支
持されている。このエンジンユニット10は水冷式4サ
イクル単気筒5バルブエンジンであり、クランクケース
11の前部上面にシリンダボディ12.  シリンダへ
フド13及びヘッドカバー14を僅かに前傾させて積層
した構造のものである。上記シリンダヘッド13の下面
の略中夫には1つの燃焼室壁面13aが凹設されている
。該壁面13aは上記シリンダボディ12のシリンダラ
イナ12a内に摺動自在に挿入されたピストン(図示せ
ず)の頭部とで燃焼室15を構成する。
上記燃焼室壁面13aの略中夫にはプラグねじ孔13b
が形成されており、該プラグねし孔13bは該シリンダ
ヘッド13.ヘツドカバー14に形成されたプラグ挿入
孔13c、14aによってシリンダ軸線に対して排気側
(前側)に傾斜するように外方に導出されている。また
上記プラグねじ孔13bには点火プラグ16が螺挿され
ている。
上記シリンダヘッドI3の燃焼室壁面13aの上記プラ
グねじ孔13bを挟んだ一側の周縁には、左、中央、右
吸気弁開口17,18.19が、他側の周縁には左、右
排気弁開口20.21が形成されており上記プラグ挿入
孔13eは上記左、右排気弁開口20.21間を上方に
延びている。また上記左吸気弁開口17は、後述するカ
ム軸42の軸線と平面視で略直交するように車両後方に
延びる左吸気通路22でシリンダヘッド後壁に導出され
ており、上記中央、右吸気弁開口18.19は上記カム
軸42に対して車幅方向右方に延びる中吸気通路23a
及び略直角に延びる右吸気通路23bによって後方に導
出され、該両吸気通路23a、23bの合流通路23は
全体として車幅方向右方に延びている。上記左吸気通路
22.及び合流通路23の後端開口には左、右キャブジ
ヨイント24.25を介して左、右気化器26.27が
接続されている。
また上記左、右排気弁開口20.21は、ハの字状に拡
がりながら車両前方に延びる左、右排気通路28.29
によってシリンダヘッド前壁に導出され、該各通路の前
端開口には排気装置30の左、右の排気管31.32が
接続されている。この両排気管31.32は上述のダウ
ンチューブ2Cの左、右側方を通った後右側に屈曲され
、ここで合流した後車両後方に延びており、該延長端に
はバックステーを兼ねる消音器33が接続されている。
そして上記左、中央、右吸気弁開口17,18゜19に
はこれを開閉する左、中央、右吸気弁3435.36の
弁板34a、35a、36aが、上記左、右排気弁開口
20.21にはこれを開閉する左、右排気弁37.38
の弁板37a、38aがそれぞれ配置されている。上記
答弁34〜38の弁棒34b〜38bは上記各吸気、排
気通路22.23a、23b、28.29の天井壁を貫
通して該シリンダヘッド13の台面より上方に突出して
いる。
ここで上記排気弁37.38の弁棒37b、38bは平
面から見るとカム軸42と直角に、つまり相互に平行に
なっており、カム軸42方向に見ると前方に同一角度で
傾斜して相互に重なっている。そして該各排気弁37.
38は、これの上端に固着された上ストッパ39とシリ
ンダボディ13のばね座に配設された下ストッパ40と
の間に介設された付勢ばね41によって上記開口20゜
21を閉じるよう付勢されている。
また上記各吸気弁34〜36の弁棒34b〜36bも平
面視でカム軸42と直角をなしており、カム軸方向に見
ると左、右吸気弁34.36は上記排気弁37.38と
路間−角度で後方に傾斜して相互に重なっている。また
中央吸気弁35の弁棒35bは左、右吸気弁34.36
に比べてより起立した状態に配置されている。そして上
記左。
右吸気弁34.36の弁棒34b、36bの上端は中吸
気弁35の弁棒35bの上端より下方に位置しており、
かつこれらの軸線A、  Hの交点Cは高所に位置する
左、右弁棒34b、36bの上端よりさらに上方に位置
している。またシリンダ軸方向に見ると、中央吸気弁3
5の弁棒35bの上端は左、右の弁棒34b、36bの
上端より後方に位置している。また上記各吸気弁34〜
36は上、下ストッパ39.40間に介設された付勢ば
ね41で閉方向に付勢されている。なお、上記各31゜ 吸気弁34〜36.排気Fr′8はカム軸42に対して
完全な直角にする必要はなく、ロッカアームによる揺動
に支障のない範囲で斜めに配置しても良い。
また上記カム軸42は、上記吸気、排気弁間で、かつシ
リンダ軸線りより吸気弁側にLlだけ偏位した位置を横
切るように配設されている。このカム軸42はその左、
右端部及び中央部がカム軸受で軸支されており、左、右
カム軸受はシリンダヘッド13の合面部に形成された左
、右下軸受13d、13fとヘッドカバー14の合面部
に形成された左、右上軸受(図示せず)とから構成され
ている。また上記中央部のカム軸受はシリンダヘッド1
3の中央に形成された中央下軸受13eとヘッドカバ−
14の中央に形成された中央上軸受14bとから構成さ
れており、この中央上軸受14bは後述する右吸気ロッ
カアーム52のボス部52fとの干渉を避けるためにシ
リンダ軸線りから左吸気カム42b側に距離L2だけ偏
位している。
1 2 なお43は該カム軸42の左端に固着された駆動スプロ
ケット、44はエンジン始動時に左排気弁37から圧縮
圧力を少し逃がすことによって始動トルクを軽減するた
めのデコンブ装置である。
ここで上記左、右、中央カム軸受は2分割型のものであ
り、ヘッドカバー14をシリンダヘッド13に固定する
ことによって構成されるわけであるが、このヘッドカバ
−14とシリンダヘッド13とは、その開口周縁部(合
面部)、上記各カム軸受部、及び上記プラグ挿入口13
cの両縁部が固定ボルトで固定されている(第3図にハ
ツチングを付して示す)。この開口周縁部のうち、排気
側部分については後述するキャップ56.56間の外側
に形成されたフランジ部14gが固定ボルト50aで固
定されているのに対し、吸気側については上記各吸気弁
間2カ所の内側に形成されたフランジ部14hが固定ボ
ルト50bで固定されている。なお、この固定ボルト5
0bは上記キャップ57を外すと外方に臨むようになっ
ている。また上記固定ボルトのうち50は上記シリンダ
ヘッドとヘッドカバーとの固定と後述のロッカ軸回り止
めとに兼用されている。但し50cは回り止め専用ボル
トである。
そして上記カム軸42と左、右排気弁37,38との間
には左、右排気ロッカ軸46a、46bがカム軸42と
平行に配置されており、上記ヘッドカバー14の内面に
一体形成された軸受部14eで支持され、かつヘッドカ
バー固定用ボルト50で回り止めされている。この左、
右排気ロッカ軸46a、46bによって左、右排気ロッ
カアーム47.48が揺動自在に軸支されている。該各
ロッカアーム47.48の後端に形成された摺動部47
a、48aは上記カム軸42の左、右排気カム42a、
42dに摺接しており、また前端47b、48bに螺挿
されたアジャストスクリュー49の下端は上記左、右排
気弁棒37b、38bの上端に当接している。
また上記カム軸42と吸気弁34〜36との間には上記
左、右カム軸受に渡る長さの吸気ロッカ軸45がカム軸
42と平行に配置されており、該ロッカ軸45はその両
端部及び中央部がヘッドカバー14に一体形成された軸
受部14fで支持され、かつヘッドカバー固定用ボルト
50で回り止めされている。そして該ロッカ軸45の上
記中央カム軸受より左側部分に左吸気ロッカアーム51
が、右側部分に右吸気ロッカアーム52が揺動自在に軸
支されている。上記左吸気ロッカアーム51の前端に形
成された摺動部51aは上記カム軸42の中央カム軸受
の左隣に形成された左吸気カム42bに摺接しており、
後端51bに螺挿されたアジャストスクリュー53の下
端は上記左吸気弁棒34bの上端に当接している。また
上記右吸気ロッカアーム52の前端に形成された摺動部
52Cは上記カム軸42の中央カム軸受の右隣に形成さ
れた右吸気カム42Cに摺接している。この右吸気ロッ
カアーム52の後半部は中央アーム部52aと右アーム
部52bとに分岐されており、それぞれの後端部52d
、52eに螺挿されたアジャストスクリュー54.53
は中央、右吸気弁棒35b、36bの上端に当接してい
る。ここで上述のようにカム軸方向に見ると上記中央吸
気弁棒35bの上端は左、右吸気弁棒34b、36bの
上端より上方に位置し、かつシリンダ軸方向に見ると後
方に位置している。そのためロッカ軸45から中央吸気
弁35用アジヤストスクリユー54の上端までの平面投
影距離12′は左、右吸気弁34.36用アジヤストス
クリユー53までの平面投影距離Jl’より長くなって
いる。その結果中央吸気弁35のアーム長(ロッカ軸か
ら軸線Aまでの垂直距離)12も左、右吸気弁34,3
6のアーム長11より長くなっている。
また上記ヘッドカバー14の排気弁側には上記左、右排
気弁37.38のアジャストスクリュー49を調整する
ための2つの調整口14Cが形成されており、これは別
個のキャップ56で開閉可能となっている。また吸気弁
側には上記左、中央。
右吸気弁34〜36のアジャストスクリュー53゜54
を調整するための1つの調整口14dが形成されており
、これは1つのキャップ57で開閉される。
5 次に本実施例の作用効果について説明する。
上述のように3本の吸気弁を平面視でカム軸と直角に配
置する場合は、燃焼室壁面の中央吸気弁開口と左、右吸
気弁開口との境界部分等に段差が生じ易く、燃焼室壁面
の球状化が図り難い問題が生じる。本実施例では、中央
吸気弁棒35bの上端を左、右吸気弁棒34b、36b
の上端より後方に位置させたので、カム軸と平行な同一
直線上に位置させるようにした上記公報記載の従来構造
に比較して、中央吸気弁の軸MAと左、右吸気弁の軸線
Bとのなす角度が小さくなり、つまり両吸気弁が平行に
近くなり、それだけ燃焼室壁面13aの、中吸気弁開口
18と左、右吸気弁間口17゜19との境界部分a等に
生じる段差が小さくなり、燃焼室壁面13aの凹凸が少
なくなってより球状化が図られる。またこのように球状
化が図られた分だけ燃焼室容積を小さくすることができ
、圧縮比を高くすることもできる。
また中央吸気弁35のアーム長が長くなることからリフ
ト量も左、右吸気弁34.36より太き6 くなるので、カーテン面積の設定上の自由度が拡がる。
例えば、各弁径を同一に設定しながら中央のカーテン面
積を両側より大きくでき、このようにした場合は中央か
らより多量の混合気を導入でき、吸気効率を向上できる
とともに、両側の流速が増大してスワールを確実に発生
させることができる。この場合、本実施例では左、右吸
気通路22.23bは略カム軸直角方向に延びているの
に対し、中央吸気通路23aは斜めになっていることか
ら通路長が長くなり、吸気抵抗が高くなる懸念があるが
、上記のように中央のカーテン面積を大きく設定するこ
とによりこの吸気抵抗による不利を補償できる。
また逆にカーテン面積を同一にする場合は、中央の弁径
を小さくし、それだけ両側の弁径を大きく設定でき、こ
のようにした場合は、一般に流入抵抗の大きい両側の開
口からも混合気を充分に導入でき、混合気の中央、左、
右における流入量のバランスを良好にできる。またこの
場合、中央吸気弁用ばねストッパ39,40、付勢ばね
41を小径にできるから、これらの動弁機構の設計上の
自由度が拡大する。
また本実施例では中央吸気弁35及び右吸気弁36を1
つのロッカアーム52で駆動するようにしているので、
該アーム52の摺動部52C側の曲げ応力が左ロッカア
ーム51に比較して大きくなる訳であるが、本実施例で
は上述のようにカム軸42を距離L1だけ吸気弁側に偏
位させており、この応力増大を抑制できる。
なお、上記実施例では、中央吸気弁棒35bの上端と左
、右吸気弁棒34b、36bの上端とが異なる高さに位
置している場合を説明したが、本発明は、第8図に示す
ように、上記中央吸気弁35と左、右吸気弁34.35
の上端が同一高さに位置している場合にも勿論適用でき
る。なお図中、第1図と同一符合は同−又は相当部分を
示す。
また上記実施例では、中央吸気弁35及び右吸気弁36
を共通の右吸気ロッカアーム52で駆動するように構成
したが、第9図に示すように、左。
中央吸気弁34.35を共通のロッカアームで駆動する
ようにしてもよい。
図中、第3図と同一符合は同−又は相当部分を示し、カ
ム軸42には左排気カム42e、左吸気カム42f、右
吸気カム42g、右排気カム42hが順に形成されてい
る。また左吸気ロッカアーム58は、左、中央吸気弁3
4.35に共用されており、これの前端に摺動部58C
が形成され、後部には左アーム部58a、中央アーム部
58bが分岐形成され、該両アーム部58a、58bの
後端58d、58eにはアジャストスクリュー53.5
4が螺挿されている。そして該左吸気ロッカアーム58
の支持ボス部58fは上記第3図に示す左ロッカアーム
51のボス部より軸方向に長くなっており、そのため上
記カム軸42の中央カム軸受の上半部を構成する中央上
カム軸受14bはシリンダ軸線りより右吸気カム42g
側にL3だけ偏位している。また右吸気ロッカアーム5
9は右吸気弁36単独用であり、これの前端には摺動部
59aが形成され、後端部59bにはアジャストスクリ
ュー53が螺挿されている。
9 本実施例においても上記各実施例と同様に、燃焼室壁面
の凹凸が少なくなって球状化を促進できるとともに、カ
ーテン面積の設定上の自由度を拡大できる効果が得られ
る。
ここで本実施例では、左吸気ロッカアーム58のボス部
58fとの干渉を避けるため、上述のように、ヘッドカ
バー14の中央上軸受14bはシリンダ軸線りから右吸
気カム42g側にL3だけ偏位している。一方、この中
実軸受14bには駆動スプロケット43に作用する下向
きの力による曲げモーメントと釣り合う上向きの力が作
用するが、上記偏位置の分だけ該中央カム軸受、左カム
軸受間の距離が長くなるので、上記上向きの力が小さく
て済む。
また上記実施例では吸気弁が3本の場合を説明したが、
本発明は吸気弁が4本以上の場合にも適用でき、例えば
4本の場合は中央の2本(中央吸気弁群)の弁棒の上端
を左、右の2本の弁棒の上端より後方に位置させるよう
にすればよい。
また本発明は吸気弁の弁棒の上端位置に関する0 ものであるが、本発明の技術思想は排気弁を3本以上備
えたエンジンの場合は排気弁にも適用可能である。
さらにまた上記各実施例では、単気筒エンジンについて
説明したが、本発明は勿論複数気筒エンジンにも適用で
きる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る50)1cエンジンの動弁装
置によれば、中央吸気弁の上端を両側吸気弁の上端より
カム軸直角方向外方に位置させたので、これらの吸気弁
の交差角が小さくなってより平行に近くなり、燃焼室壁
面の凹凸が軽減されて燃焼室形状の球状化を促進できる
効果があり、また中央吸気弁のリフト量が両側のリフト
量より大きくなるので、カーテン面積の設定上の自由度
を拡大できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の一実施例によるSOHC
エンジンの動弁装置を説明するための図であり、第1図
、第2図はそれぞれ第3図のI−1線断面図、n−n線
断面図、第3図は該装置の平面図、第4図は吸気、排気
通路部分を示す断面平面図、第5図はシリンダヘッドの
底面図、第6図は吸気弁とロッカアームとの当接部分を
示す背面図、第7図は該実施例エンジンが搭載された自
動二輪車の右側面図、第8図は吸気弁上端の高さ位置の
変形例を示す断面側面図、第9図はロッカアーム形状の
変形例を示す平面図である。 図において、10は5oHcエンジン、34,36は左
、右吸気弁(両側吸気弁)、34b、36bは左、右吸
気弁棒、35は中央吸気弁、35bは中央吸気弁棒、3
7.38は左、右排気弁、42はカム軸、45は吸気ロ
ッカ軸、46a、46bは左、右排気ロフカ軸、47.
48は左、右吸気ロッカアーム、51.58は左吸気ロ
ッカアーム、52.59は右吸気ロッカアームである。 3

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1本のカム軸の一側に3本以上の吸気弁を、他側
    に排気弁を配置し、該各弁を上記カム軸により該カム軸
    と平行に配置されたロッカ軸で軸支されたロッカアーム
    を介して駆動するようにしたSOHCエンジンの動弁装
    置において、上記各吸気弁をシリンダ軸方向に見てカム
    軸と略直角に配置するとともに、中央吸気弁群とこれの
    両側に位置する両側吸気弁群とに分け、かつ中央吸気弁
    群の弁棒の上端を両側吸気弁群の弁棒の上端よりカム軸
    と直角方向外方に位置させたことを特徴とするSOHC
    エンジンの動弁装置。
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EP90122884A EP0430259B1 (en) 1989-11-29 1990-11-29 Multi-valve internal combustion engine
DE69012750T DE69012750T2 (de) 1989-11-29 1990-11-29 Brennkraftmaschine mit mehreren Ventilen.
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DE69031466T DE69031466T2 (de) 1989-11-29 1990-11-29 Vielventilbrennkraftmaschine
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60216013A (ja) * 1984-04-11 1985-10-29 Yamaha Motor Co Ltd 内燃機関の吸気弁構造
JPH03156106A (ja) * 1989-11-15 1991-07-04 Mazda Motor Corp エンジンの動弁装置

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