JPH0317134Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案はマイクロコンピユーターを備えた加
熱調理器に関するものである。

〔従来の技術〕

一般にこの種の加熱調理器は、第１図に示す様
な構成となつている。すなわち、本体１に加熱室
２と、この加熱室２を開閉する扉３と、キーボー
ド４および表示部５を備えた操作パネル６とを設
け、さらに加熱室２にマグネトロン（図示せず）
とヒータ７を設けている。

第２図にその操作パネルの詳細を示す。すなわ
ち、８は「時計セツト」キーで時刻をセツトする
のに用いる。５は前出の表示部でタイマ表示、時
刻表示さらに各キー操作に対し所定の出力表示を
行なう。９は実行内容特定キーで、「自動」又は
「お好み」キーの選択により、機能選択キー群１
０により選択した機能にそれぞれについて自動又
は手動のいずれかに切換える。１１は「強」「弱」
切換キーで「自動」キーを選択した時にのみ有効
であり、加熱手段の出力を加減する。又実行内容
特定キー９の中における「温度」「タイマー」の
各キーは「数字入力」キー１２からの受付情報を
温度又はタイマーとに切換える。１４は、全ての
キーの「解除」キー、１３は調理実行のためのス
タートキーである。一連の操作キーの使用方法を
説明する際に相当種々のキーを実動させて行うの
が常である。しかしながらこのような加熱調理器
はいわゆる販売活動において、実際にキー操作に
行ないながらその使用方法等について説明を行な
うのが一般的である。しかし、販売展示を行なう
際には通常多数の数の加熱調理器が並べられかつ
同時通電されるわけであるから、場合によつては
電源容量が不足するという不都合が起こり、販売
活動に支障を与える恐れがあつた。

〔考案の概要〕

この考案はこのような従来の欠点を除去したも
ので、操作パネルを操作する場合であつても必要
に応じ加熱手段への通電を断つことができるよう
にした加熱調理器を提供するものである。

〔考案の実施例〕

以下この考案の一実施例を図面を参照して説明
する。すなわち、第３図は回路図を示しており、
加熱手段であるマグネトロン１５とヒータ７，７
との並列回路と電源との間にリレー１７の開閉接
点１７ａを接続している。このリレー１７はマイ
クロコンピユーター１８の出力信号により制御さ
れるもので、操作パネル６の調理スタートキー１
３を押すと、予めマイクロコンピユーター１８に
キーボード４から入力された調理条件に対応した
時間だけ加熱手段を電源に接続している。そし
て、このリレー接点１７ａの閉成するのをキーボ
ードからの複数のキー操作により防止するように
している。例えば「時計セツト」キーと「強」キ
ーとを交互に２回押すとそのフローが実用するよ
うあらかじめマイクロコンピユーター１８に記憶
させておくものとする。すなわち、これらのキー
を利用する理由は「時計セツト」キーは操作頻度
が低く、「強」キーは「自動」キーと機能選択キ
ー１０を操作した後にしか受付処理をしないキー
であり、通常はその受付を単独では実行しないキ
ーだからである。さらに、キーの位置が離れた状
態にあるため、片手で同時に操作できない配慮も
なされている。

〔考案の効果〕

以上の説明のごとく、この考案によれば、電力
事情の良好でない販売店でも多数の商品を同時に
通電説明できるよう加熱手段のみを断略してある
ため展示メリツトが向上し、かつ加熱室に付属品
である調理ブツクや、アタツチメント梱包材等の
可燃物が入つていつも実際調理した時の様な動作
説明を行つても燃焼する恐れもなくなり、販売店
へのメリツトとしても有効なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般の加熱調理器の全体構成図、第２
図はその操作パネル詳細図、第３図はこの考案の
一実施例を示した回路構成図である。なお、図中
同一符号は同一又は相当部分を示す。 ４……キーボード、５……ヒータ、１５……マ
グネトロン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. キーボードからの入力信号によつてマイクロコ
   ンピユータを制御し、マイクロコンピユータの出
   力信号によつて加熱手段を制御するものにおい
   て、前記キーボードから特定した複数のフアンク
   シヨン・キーを入力することにより、前記加熱手
   段のみを動作停止させる加熱停止手段を具備した
   ことを特徴とする加熱調理器。