JPH03169793A - 前後輪駆動自動二輪車の前輪駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、前後輪駆動自動二輪車の前輪駆動装置に関
する。

〔従来の技術〕

自動二輪車には、エンジンで後輪を駆動すると共に、エ
ンジンで前輪も駆動する前後輪駆動自動二輪車がある。

この前後輪駆動自動二輪車は、路面が滑り易いような場
所でも前後輪で駆動されてスムースに走行できる利点が
ある。前輪を取付けた前ホークは、ハンドルで回動して
操舵を行うので、操舵に支陣ないようにドライブシャフ
トなどを用いてエンジンと前輪を連結して駆動するよう
にしている。例えば、特開昭５８−１６７２８２号公報
、実開昭６３−１７３８９５号公報参照。

〔発明が解決しようとする課題〕

前輪を駆動するドライブシャフトが長く重くなってハン
ドリングが悪くなり、又、ドライブシャフト部分の潤滑
にも問題がある。

この発明は、かかる点に鑑み、前輪を駆動するドライブ
シャフト及びドリブンシャフトを短くして軽量にでき、
上部ギヤーケース及び下部ギヤーケースをオイルバスに
して潤滑性もよい前後輪駆動自動二輪車の前輪駆動装置
を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、この発明の前後輪駆動自動
二輪車の前輪駆動装置は、前ホークの下部のアウターチ
ューブの前側にシャフトハウジングを設けて、ドライブ
シャフトの下部を摺動自在に挿入し、ドライブシャフ１
・を中空にして下部にシャフトハウジング内に収容した
ドリブンシャフトを回転一体摺動自在に挿入し、ドライ
ブシャフトの上端を上部ギヤーケース内に挿入してカウ
ンター軸に連結し、ドリブンシャフト下端のべベルビニ
オンを下部ギヤーケース内で前輪のベベルギヤーに連粘
するようにしたことにある。

そして、上部ギヤーケース及び下部ギヤーケースを各々
オイルバスにして、下部ギヤーケースをシャフトハウジ
ング及びドライブシャフトの中空部を通して上部ギヤー
ケースの上部に開口し、上部ギヤーケースの上側にブリ
ーザー室を設けて大気開放するようにしたことにある。

〔作　用〕

カウンター軸からドライブシャフト及びドリブンシャフ
トを介して、ベベルピニオンで前輪のベベルギヤーを駆
動し、前輪を駆動回転させることができる。そして、ド
ライブシャフト及びドリブンシャフトは、前ホークのア
ンダーブラケットの下側の上部ギヤーケースと、前ホー
クの下部のアウターチューブ下端の下部ギヤーケースの
間の短い長さにしてあって、軽量にでき、ハンドリング
が良好で、かつクッション性能のよいものにできる。上
部ギヤーケース及び下部ギヤーケースは、小型で、小量
の潤滑オイルを封入してオイルバスにしてあって、潤滑
オイルで潤滑して伝動の損失を少いものにできる。又、
下部ギヤーケースは、シャフトハウジングとドライブシ
ャフトの中空部を通して、上部ギヤーケースの上端に開
口し、特別にブリーザ一室を設けなくても、オイル洩れ
を防止できる。そして、上部ギヤーケースは、ブリーザ
ー室を経て大気開放し、オイル洩れを防止できる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

エンジン１は、フレーム２の前下部に搭載する。

エンジン１は、断接操作するクラッチと多段歯車変速機
が内蔵してあり、そのドライブ軸３に、後部チェン４で
後輪５を連結し、後輪５を駆動回転させる。一方、ドラ
イブ軸３に前部チェン６で、回転差吸収兼トルク配分装
置７を連結する。左右の前ホーク８に連結したステアリ
ングシャフト９は、フレーム２の前端のヘッドバイプ１
０に、回動させて操舵できるように軸着する。ステアリ
ングシャフト９の直下には、入力側と出力側を左右に向
けて、等速ジョイント１１を配置し、等速ジョイント１
１の入力側を、連結チェン１２で、回転差吸収兼トルク
配分装置７に連結する。前ホーク８は、アンダーブラケ
ット１３の下部片側に上部ギヤーケース１４を設け、左
右の前ホーク８の下側にアウターチューブ１５を伸縮し
てクッションできるように挿入してある。片側のアウタ
ーチューブ１５の前側には、シャフトハウジングｌ６を
一体に設けてあり、その下側に下部ギヤーケース１７が
連結してある。上部ギヤーケース１４は、等速ジョイン
ト１１の出力側を軸架し、その前側にカウンター軸１８
を軸架し、等速ジョイント１１の出力側とカウンター軸
１８を一対のギヤ−１９で連結している。ドライブシャ
フト２０は、中空にしてあり、先端を上部ギヤーケース
１４の上部まで突出させて上部ギヤーケース１４に軸着
し、ベベルピ二オン２１とベベルギャ−２２でカウンタ
ー軸１８に連結してある。ドライブシャフト２０の下部
は、シャフトハウジング１６の上端に、摺動自在に挿入
し、ドライブシャフト２０の下部中空内に、シャフトハ
ウジング１６内に収容したドリプンシャフト２３の上部
を回転一体摺動自在に揮大してある。ドリプンシャフト
２３の下端のべベルピ二オン２４は、下部ギヤーケース
１７内で、べベルギャ−２５に噛合せて連結する。

ベベルギャ−２５は、前輪２６にドッグ２７で連結する
。前輪２６は、車軸２８に回転自在に軸架してある。こ
うして、エンジン１で駆動されるカウンター軸１８から
、ドライブシャフト２０、ドリプンシャフト２３を介し
て、前輪２６を駆動回転させる。上部ギヤーケース１４
及び下部ギヤーケース１７は、各々所定量の潤滑オイル
を封入してオイルバスにしてある。下部ギヤーケース１
７は、シャフトハウジング１６とドライブシャフト２０
の中空部を通して、上部ギヤーケース１４の上端に開口
して、ブリーザーにしてあり、上部ギヤーケース１４は
、アンダーブラケット１３との間に秋ってブリーザー室
２９を設け、小孔３０で連結し、更にブリーザー室２つ
を小孔３１で大気開放して、オイル洩れを防いである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明は上述のように構或した
ので、前ホークのアンダーブラケットの下側に設けた上
部ギヤーケースのカウンター軸から、ドライブシャフト
とドリブンシャフトを介して、前輪のベベルギヤーを駆
動し、荊輪を駆動回転させることができる。そして、ド
ライブシャフト及びドリブンシャフトを短く軽量にでき
、ｌ＼ンドリングを良好にすると共に、前ホークのノく
ネ下重量の軽減によって、クッション性能のよいものに
できる。又、上部ギヤーケース及び下部ギヤーケースは
、オイルバスにして、潤滑性のよいものにできて、伝達
損失を少くできる。そして、下部ギヤーケースには、ブ
リーザー室を設けなくてよく、シャフトハウジングとド
ライブシャフトの中空部を通して、上部ギヤーケースの
上端に開口でき、上部ギヤーケースにブリーザー室を連
結して大気開放し、オイル洩れを防止できる。しかもブ
リーザー室は、アンダーブラケットを挾って形成するの
で、部品点数が増すことがなく場所もとらない。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、 第１図は前ホーク部分の一部縦断正面図、第２図は同一
部縦断側面図、 第３図は全体平面図、 第４図は同側面図、 である。 ８・・・前ホーク、１３・・・アンダーブラケット、１
４・・・上部ギヤーケース、１５・・・アウターチュー
ブ、１６・・・シャフトハウジング、７２・・・下部ギ
ヤーケース、１８・・・カウンター軸、２０・・・ドラ
イブシャフト、２３・・・ドリブンシャフト、２４・・
・ベベルピ二オン、２５・・・ベベルギャ−　２６・・
・前輪、２９・・・ブリーザー室。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、前ホークの下部のアウターチューブの前側にシャフ
   トハウジングを設けて、ドライブシャフトの下部を摺動
   自在に挿入し、ドライブシャフトを中空にして下部にシ
   ャフトハウジング内に収容したドリブンシャフトを回転
   一体摺動自在に挿入し、ドライブシャフトの上端を上部
   ギヤーケース内に挿入してカウンター軸に連結し、ドリ
   ブンシャフト下端のベベルピニオンを下部ギヤーケース
   内で前輪のベベルギヤーに連結するようにしたことを特
   徴とする前後輪駆動自動二輪車の前輪駆動装置。 ２、上部ギヤーケース及び下部ギヤーケースを各々オイ
   ルバスにして、下部ギヤーケースをシャフトハウジング
   及びドライブシャフトの中空部を通して上部ギヤーケー
   スの上部に開口し、上部ギヤーケースの上側にブリーザ
   ー室を設けて大気開放するようにしたことを特徴とする
   請求項１に記載の前後輪駆動自動二輪車の前輪駆動装置
   。