JPH03169685A - 熱転写記録用インクリボン - Google Patents

熱転写記録用インクリボン

Info

Publication number
JPH03169685A
JPH03169685A JP1312583A JP31258389A JPH03169685A JP H03169685 A JPH03169685 A JP H03169685A JP 1312583 A JP1312583 A JP 1312583A JP 31258389 A JP31258389 A JP 31258389A JP H03169685 A JPH03169685 A JP H03169685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet curable
lubricant
curable resin
heat
ink ribbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1312583A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kikuchi
菊池 勇治
Naoyuki Kubo
久保 尚之
Kiyoshi Senzaki
清 先崎
Tsutomu Yashiro
八代 勉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP1312583A priority Critical patent/JPH03169685A/ja
Publication of JPH03169685A publication Critical patent/JPH03169685A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱転写記録用インクリボンに係り、特に巻回
保存時の裏移りを防止でき、サーマルヘッドへの汚れが
少なく、走行性も良好な熱転写記録用インクリボンに関
する. (従来の技術) 近年、ホームビデオやコンピューターグラフィックス等
、各種のカラー画像再生装置が背及し、これに伴って、
再生画像情報を出力する装置が多種開発されている.こ
のような出力装置としては、例えば、インクジェット方
式、電子写真方式、熟転写方式等のプリンター出力装置
がある.これら各種プリンター出力装置のうち、熱転写
型のプリンター出力装置は、機梢が比較的簡単で取扱い
も容易であり、さらには、印字の際の騒音が少なく、か
つカラー写真のような連続階調を有する画像が得られる
等の特長を持っている. この熱転写型のプリンターには、熱昇華性の染料を色材
として用いる昇華型と、熱溶融性の結着剤及び色材とし
てWi料を用いた溶融型とがある.これら熱転写型のプ
リンターによる印字の原埋は、まず、インク層を基体の
一面に設けた熱転写シート(熟転写記録用インクリボン
)と受像紙とを、熟転写シートのインク層と受像紙の受
像層とが対向するように重ね合わせる.次に、例えば、
熟転写シー1・のJW # ffFIより、熱転写シー
トをプリンターのサーマルヘッドで加熟し、熱転写シー
トのインク屑にお(″)る色材を受像紙に転写するもの
である. n華型の熱転写方式では、記録は、熱転写記録用インク
リボンの色材を設けていない面曲から、サーマルヘッド
でそのインクリボンを加熱して行われる.しかし、イン
クリボン基体の耐熱性が充分でないと、基体がサーマル
ヘッドに融着し、熟転写記録川インクリボンが走行不可
能となってしまう.この問題を解決する手段として、熱
転写記録用インクリボンの加熱される開の面に、耐熱滑
性層を設ける試みが、例えば、特開昭55− 7467
号公報、”#,+f開昭57−74195号公報、特開
昭59− 196291号公報、特開昭62− 212
192号公報に提案されている. (発明が解決しようとする課題) しかしながら、これまで提案された方法では、熱転写記
録用インクリボンの耐熱性と走行性とはある程度改善さ
れるものの特性的に十分とは言い難く、また、他の特性
においてはまだ問題点を抱えており、記録画像の品質劣
化につながっていた.その問題点とは、下記の点である
. (イ)高い記録濃度を得るためには、大きな熱エネルギ
ーを加える必要があるが、その熱に対ずる耐熱性がまだ
十分でない点くサーマルヘッドに熱融着を起こす点). (ロ)転写記録時に、耐熱滑性層がサーマルヘッドで削
り取られ、サーマルヘッド上に汚れとして付着堆積して
、記録画像に欠陥を生じる点(ヘッド汚れ). (ハ)耐熱滑性層の滑剤は一般的に他の樹脂との相溶性
が悪いために、均一な塗工膜を得るのが難しく、この塗
膜むらが、記録濃度むらの原因となる点く塗1摸不均一
). (二)インクリボンの巻回保存中に、色材層中の色材が
、その色材層と直に接しているiiI熱滑性層に染着す
る点(裏移り). (課題を解決するための手段) そこで、上記課題を解決するために本発明は、基体の一
方の面に昇華性染料を含有する色材層と、前記基体の他
方の面に、紫外線硬化型樹脂組成物の硬{ヒ膜から成る
耐熱滑性層とを有する熱転写記録用インクリボンであっ
て、 前記紫外線硬化型期脂組成物は、下記一般式で示される
多官能アクリレートを主成分とする紫外線硬化型樹脂と
、アクリロイル基またはメタクリロイル基を官能基とす
る紫外線硬化型シリコーン樹脂である滑剤とから成り、 この滑剤の添加凰は、前記紫外線硬化型樹脂100重五
部に対して、略0.1乃至10fi量部であることを特
徴とする熟転写記録用インクリボンを提供するものであ
る, 《一一中.x*y=6,z=Ior2  1(発明の開
示) 本発明者等は、高品位な記録画像を得るため、昇華型の
熱転写記録用インクリボンの研究開発を鋭意進めた.そ
して、本発明者簿は、上記課題を解決するための熱転写
記録用インクリボンを、既に特ii′l平1−1579
99号(以下前出願と記す)で提案した.前出願の熱転
写記録用インクリボンは、耐熱滑性層を、滑剤を含んだ
紫外線硬化型樹脂を主成分として形成したものである.
滑剤には、アクリロイル基またはメタクリロイル基を官
能基とする紫外線硬化型シリコーン樹脂を用い、その添
加量は主成分である紫外線硬化型樹脂100重量部に対
して略0.1〜10重量部であった.このインクリボン
は、滑剤である紫外線硬化型シリコーン樹脂の添加量を
Q0.1〜10重量部と規定したことにより、十分な走
行性を維持しつつ、ヘッド汚れを防止できる.また、上
記の添加1であれば、主成分である紫外線硬化型樹脂に
対ずる滑剤の相溶性が改善され、耐熱滑性屑の塗膜むら
を防止できる. さらに、滑剤を、アクリロイル基またはメタクリロイル
基を官能基とする紫外線硬化型シリコーン樹1指とすれ
ば、その滑刑は、材質、含有量とも、紫外線硬化型樹脂
に最適なものとなる.滑剤が最適化された紫外線硬化i
v!樹脂組成物は、架橋反応により三次元網g栴3a(
三次元架橋した高分子膜)となり、よって、この耐熟滑
性層は、より耐熱性が向上し、熱融着を防止できる. このように、前出願では、前述の問題点(イ)〜(ハ)
については解決したが、問題点(二)については、まだ
未解決点が残されていた.そこで、本発明者は、巻回保
存時の裏移りの問題を解決し、より高品位な記録画像を
得るために、引き続き研究開発を押し進めた. その結果、裏移りを肋止するためには、三次元架橋した
高分子膜である前記紫外線硬化型1躬脂組成物が緻密で
あること、即ち紫外線硬化型樹脂組成物中の紫外線硬化
型樹脂の主成分となる樹脂が、比較的低分子量の樹脂で
あることが必要であることを、本発明者は見出した. また、本発明者は、紫外線硬化型樹脂の種類と、裏移り
等の耐熱滑性層の特性との間に、下記の相関関係がある
ことを見出した. (a)紫外線硬化型樹脂の官能基の数が多い程、ヘッド
汚れは多いが、裏移りは発生しにくい.(b)#.外線
硬化型樹脂の分子量が大きい程、ヘッド汚れは少ないが
、裏移りは発生しやすい.(C) #外線硬化型樹脂の
ガラス転移点が高い程、ヘッド汚れは多い.しかし、熱
融着及び裏移りは発生しにくい. (d) −Oi+基や一CO叶基を有する紫外線硬化型
樹脂では、裏移りが発生しやすい. これらの点を基に、本発明者は各種紫外線硬化型樹脂に
ついて詳細に検討した.その結果、分子量約500〜2
000の前記一般式■で示される多官能アクリレートが
、裏移りを防止できる耐熱滑性層を得るために必要な紫
外線硬化型樹脂であることを見つけ出した.即ち、本発
明では、熱転写記録用インクリボンにおいて、耐熱滑性
層を形成ずる紫外線硬化型樹脂組成物中の紫外線硬化型
樹脂の主成分を、前記一般式■で示される多官能アクリ
レートとする.さらに、耐熱滑性屑中に添加するiけ刑
を、アクリロイル基またはメタクリロイル基を官能基と
する紫外線硬化型シリコーン樹脂とし、その滑刑の添加
量を、前記紫外線硬化型樹脂100重量部に対して略0
.1〜10重基部とする,こうして得た本発明のインク
リボンは、巻回保存時の裏移りを防止できる.もちろん
、このインクリボンは、十分な走行性を維持してvA融
着、ヘッド汚れ及び耐熱滑性層の塗1摸むらをも防止で
き、より高品位な記録画像が得られる. 次に、耐熱滑性層の各梢成物質について説明する. 耐熱滑性層は、紫外線硬化型樹脂組tj.物に、光重台
開始剤、箱釈剤等を加えた耐熱滑性層組成物より成る.
紫外線硬化型樹脂組成物は、前記多官能アクリレートを
主成分とする紫外線硬化型樹脂と、滑剤である紫外線硬
化型シリコーンif}J脂とで梢成されている. 多官能アクリレートとしては、前記一般式■で示される
アクリレートを用いる.例えば、日本化薬製のKAYA
RAD OPC^−20, [lPC八一60, DP
C^−120等である.また、前記一般式■で示される
多官能アクリレートは、−a式■に該当する単一化合物
であっても、一a式■に該当する数種の単一化合物の化
合物であってもよい. 多官能アクリレートは、一mに高粘度のため、よく知ら
れた塗工法《例えばグラビアコーターリバースコーター
等)で基体上に塗工する場合には、希釈することが必要
となる.その場合は、メチルエチルゲトンやトルエンな
どの一般的な溶剤により希釈するか、反応性希釈剤と呼
ばれるモノマーで希釈する.例えば、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシプロビルアクリレー
ト、1.3−ブタンジオールジアクリレート、ジエチレ
ングリコールジアクリレート等である.紫外線硬化反応
を起こすための光重合開始剤としては、例えば、自己開
裂型のベンジルジメチルケタール(市販名:イルガキュ
ア−651)や、ベンゾイン、ペンゾインアルキルエー
テル等がある.また、水素引き抜きタイプのペンゾフエ
ノン、ベンジル等でもよい.光重合開始剤の添加量は、
通常0.1〜10重風部である. 滑荊である紫外線硬化型シリコーン樹脂には、アクリL
1イル基あるいはメタクリロイル基を官能基として有ず
るものを用いる.滑剤としての紫外線硬化型シリコーン
樹脂の添加量は、耐熱滑性層の特性に大きな影響を与え
る.紫外線硬化型樹脂(光重合開始剤、@釈剤等を除(
 ) 100重量部に対しての紫外線硬化型シリコーン
樹脂添加量が、酪0.1重景部未満である゛と、転写記
録時のサーマルヘッドとの滑性が得られず、熱転写記録
用インクリボンがしわになったり、甚だしくはインクリ
ボンが破れることになる.一方、紫外線硬化型シリコー
ン樹脂添加釆が略10重量部より多くなると、走行性は
良くなるがサーマルヘッドの汚れがひどくなる.つまり
、サーマルヘッドの汚れは、主として耐熟滑性層中の滑
剤が原因である.ヘッドの汚れは、堆積ずるとヘッドに
焼き付き、ヘッドを著しく傷めることになると同時に、
印字品質にも影響を及ぼし、特にスジ状の印字むらの発
生原因となる.添加量10ffJl部を境にして、添加
量が10重量部より多くなると、このようなヘッド上に
堆積する汚れが目立ち、印字品質への恩影響がM著にな
る.さらに、この添加X(略10重量部より多い)では
、主成分である紫外線硬化型樹脂との相溶性も低下し、
耐熱滑性贋塗膜にむらを生じ易く、このむらが記録濃度
むらの原因となる.従って、紫外線硬化型シリコーン樹
脂の最適な添加量は略0.1〜10重東部であり、この
添加量であれば十分な走行性を維持して、ヘッド汚れ及
び塗膜むらを助止できる.さらに、紫外線硬化型シリコ
ーン樹脂を、アクリロイル基またはメタクリロイル基を
官能基とするものとすれば、そのシリコーン樹脂は、材
質、添加量とも、滑剤として紫外線硬化型樹脂に最適な
ものとなる.滑剤がM適化された紫外線硬化型樹脂組成
物は、架橋反応により三次元1111梢遺となる.よっ
て、この耐熟滑性層は、よりi1熟性が向上し、熱融着
を肋止できる. 次に、熟転写記録用インクリボンの基体には、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム、ポリイミドフィルム、ボ
リプロビレンフィルム、ボリアミドフィルム等が川いら
れる.この中で、ポリエチレンテレフタレートフィルム
は、耐熱性、平滑性、寸法安定性、atw的強度、種類
の豊富さ、価格等により最も使用し易いものである. (実 施 例) 本発明になる熱転写記録用インクリボンの一実施例の梢
遺を図に示ず.1は基体であり、2は基体lの一方の面
に設(・フられた色材層、3は他方の面に駁?jられた
耐熟滑性肩である. 基体1の厚みは、できる限り薄い方が、熱伝導性が向上
し、高感度のインクリボンとなるのでよい.しかし、薄
すぎると、基体1の機械的強度が低下してしまう.通常
、基体1の厚みは3〜20μtであるが、好ましくは3
〜10μ壇である.色材層2の厚みも、できるだけ薄い
方がよいが、薄ずぎる塗膜では充分な記録濃度が得られ
ない.色材層2の厚みは、通常0.1〜5μ泪であるが
、好ましくは、0.1〜3μ■である.また、色材眉は
、昇華性染料とバインダー樹脂、さらに、必要に応じて
無機顔料、帯電防止剤、分散剤等の添加剤を加えた組成
物から或る. 耐熱滑性NI3の厚みは、通常0.1〜10μ増であり
、好ましくは0.1〜3μmである.〈実熊例1〉 基体として、ポリエチレンテレフタレートフィルム(@
人製テトロンフィルム)6μm厚を用い、この基体の一
方の面に、下記耐熱滑性層組戊物をグラビアコーターを
用いて塗工した.そして、乾燥炉で乾燥させ、その後高
圧水銀灯( 80W / cy、照射距i1jl10■
)で照射して耐熱滑性層を硬化させ、硬化膜とした. [耐熟滑性屑組成物コ 多官能アクリレート        ・・・50重量部
(目木化薬製、DPC八一60) ネオペンチルグリ:1−ルジアクリレー1〜(口木化薬
製、NPGDA)       ・・・50重量部ベン
ジルジメチルゲタール     ・・・5重盈部(チバ
ガイギー製、イルガキュア−651)紫外線硬化型シリ
:l−ン樹脂   ・・・0.5重量部(メタクリロイ
ル基を官能基として有するもの)1・ルエン(而釈用溶
剤)     ・・・200重最部ここで、多官能アク
リレート・・・■とネオベンチルグリコールジアクリレ
ート・・・■とが紫外線硬化型樹脂であり、紫外線硬化
型シリコーン樹脂が滑剤である.実施例1では、紫外線
硬化型樹脂100重N(■の50重量部十■の50重及
部)に対して滑剤は0.51fLJ1部である, −1一記のように耐熟滑性屑を一方の面に設けた基体の
他方の面に、次のようなインキ組成物をグラビアコータ
ーにて塗工して色材屑を形成し、熱転写記録用インクリ
ボンを得た. [インA組1戊1勿] カヤセットブルー714(昇華染料) ・・・Sffi
jL部線状飽和ポリエスデル樹脂    ・・・1重量
部セルロースアテセートプロビオネート ・・・4重量部 メチルエチルケトン       ・・・50重量部ト
ルエン            ・・・40重i部く実
施例2,3〉 実施例1の耐熱滑性層組成物において、紫外線硬化型シ
リコーン樹脂0.5重息部を、実施例2は5重量部、実
施例3は10!!量部に代えたほかは全く同様にして熱
転写記録用インクリボンを得る.く実施例4〉 実施例2の耐熱滑性層組戒物において、日本化薬製DP
C^−60の多官能アクリレートを、日本化薬製DPC
A−120の多官能アクリレートに代えたほかは全く同
様にして熟転写記録用インクリボンを得る.く比較Pi
g1 > 実施例1において、耐熱滑性層組成物を下記のものに代
えたほかは全く同様にして熱転写記録用インクリボンを
得る. [耐熟滑性層組成物] 多官能アクリレート        ・・・80重五部
(日本化薬製、D−330) ネオペンチルグリコールジアクリレート(日本化薬製、
NPGD^)      ・・・20重量部ベンジルジ
メチルケタール     ・・・5重五部(チバガイギ
ー製、イルガキュア−651)紫外#X硬化型シリコー
ン樹脂    ・・・5重量部(メタクリロイル基を官
能基として有するもの)トルエン          
  ・・・2QQ ffiJ1部く比較例2〉 実施例1において、耐熱滑性贋組成物を下記のものに代
えたほかは全く同様にして熱転写記録用インクリボンを
得る. [耐熟滑性層組成物] 多官能アクリレート        ・・・60重量部
《日本化薬製、PET−30 > ネオベンチルグリコールジアクリレート(日木化薬製、
NPGD八)        ・・・40重量部ベンジ
ルジメチルゲタール     ・・・5重量部(チバガ
イギー製、イルガキュア−651)紫外線硬化型シリコ
ーン樹脂    ・・・5重五部(メタクリロイル基を
官能基として有するもの)トルエン         
   ・・・200 fIIJ1部く比較例3.4〉 実施例1の耐熱滑性層組成物において、紫外線硬化型シ
リコーン樹脂0.5重量部を、比較例3は0.05重1
部、比較例4は15重量部にそれぞれ代えたほかは全く
同様にして熱転写記録用インクリボンを得る. ここで、上記各実施例及び各比較例の熱転写記録用イン
クリボンを評価するための熱転写記録用受像紙を作製し
た.受像紙基体には、合或紙《王子油化合成紙製)15
0μ指厚を用い、この基体上に下記受像層組成物を、乾
燥後の膜厚が10μmになるように、ドクターブレード
にて塗工した.塗工後、100℃−10分の熱処理を行
って受像層を乾燥させ、受像紙を得た. [受像層組成物] 線状飽和ポリエステル樹脂   ・・・100重量部シ
リコーンオイル        ・・・5ffiffi
部酸化チタン           ・・・1重量部メ
チルエチルケトン      ・・・170重五部トル
エン           ・・・170ffiJ1部
この熟転写記録用受像紙及び昇華型プリンター出力装置
を用いて、上記各実施例及び各比較例の詫特性を調べた
ので、その結果を表1に示す.使用したプリンター出力
装置は、f3 dOt/maの発熱抵抗体密度のサーマ
ルヘッドを有するものである.なお、表中の“◎”は優
秀、“○”は良好、“Δ“は背通、“×”は難ありをそ
れぞれ示す.(以下余白) 表1からわかるように、実施例1〜4(前記一般式■で
示される多官能アクリレートを用い、滑剤として紫外線
硬化型シリコーン樹脂を0.5〜10重量部含む耐熱滑
性層を有するもの)は、各特性のバランスがよく取れて
おり、高品位な記録が可能となる.これは、耐熱滑性屑
を形或している紫外線硬化型樹脂組成物中の紫外線硬化
型樹脂の主成分を、前記一般式■で示される多官能アク
リレートとすることにより、巻回保存時の色材の裏移り
を防止できたことによるものである.また、この熱転写
記録用インクリボンは、滑剤の種類と添加皿とを最適化
したことにより、十分な走行性を維持しつつサーマルヘ
ッドの汚れ付着を防止できると共に、耐熱滑性屑の耐熱
性、塗膜均一性等が比較例と同等またはそれ以上に優れ
たものとなっている. これに対して比*fl例1,2は、前記一般式■では示
されない多官能アクリレートを用いたので、裏移りを十
分に助止できないばかりか、ヘッド汚れも防止できない
. 比較例3は、前記一般式■で示される多官能アクリレー
トを用いているので、裏移りは防止できる.しかし、比
較例3は、滑剤が不足(O.OS重量部〉してい′るた
めに、十分な走行性が得られず、また、耐熱性が弱く熱
融着を起こしてしまう.比較例4も、前記一般式,■で
示される多官能アクリレートを用いているので、裏移り
は防止できる.しかし、比較例4は、逆に、滑剤が多過
ぎる(151i量部)ために、ヘッド汚れを引き起こす
と共に、塗膜の均一性が得られない. なお、上記実龍例及び比較例では、メタクリロイル基を
官能基として有する紫外線型シリコーン樹脂を滑剤に用
いたがアクリロイル基を官能基として有する紫外線硬化
型シリコーン樹脂を滑剤として用いても、表1と同様な
結果が得られた.(発明の効果) 以上の通り、本発明の熱転写記録用インクリボンは、耐
熱滑性屑を形成している紫外線硬化型樹脂組成物中の紫
外線硬化型樹脂の主成分を、前記一般式■で示される多
官能アクリレートとしたことにより、巻回保存時の色材
の裏移りを防止できる. また、この熱転写記録用インクリボンは、滑剤の種類と
添加量とをfi″iM化したことにより、十分な走行性
を維持しつつサーマルヘッドへの汚れ付着を助止できる
と共に、耐熱滑性層の耐熱性、塗膜均一性が向上ずる. よって、この発明の熱転写記録用インクリボンを用いれ
ば、より高品位な記録画像が得られる.
【図面の簡単な説明】
図は本発明の熱転写記録用インクリボンの一実施例の格
逍を示す図である.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 基体の一方の面に昇華性染料を含有する色材層と、前記
    基体の他方の面に、紫外線硬化型樹脂組成物の硬化膜か
    ら成る耐熱滑性層とを有する熱転写記録用インクリボン
    であつて、前記紫外線硬化型樹脂組成物は、下記一般式
    で示される多官能アクリレートを主成分とする紫外線硬
    化型樹脂と、アクリロイル基またはメタクリロイル基を
    官能基とする紫外線硬化型シリコーン樹脂である滑剤と
    から成り、 この滑剤の添加量は、前記紫外線硬化型樹脂100重量
    部に対して、略0.1乃至10重量部であることを特徴
    とする熱転写記録用インクリボン。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、x+y=6,z=1or2)
JP1312583A 1989-11-30 1989-11-30 熱転写記録用インクリボン Pending JPH03169685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1312583A JPH03169685A (ja) 1989-11-30 1989-11-30 熱転写記録用インクリボン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1312583A JPH03169685A (ja) 1989-11-30 1989-11-30 熱転写記録用インクリボン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03169685A true JPH03169685A (ja) 1991-07-23

Family

ID=18030953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1312583A Pending JPH03169685A (ja) 1989-11-30 1989-11-30 熱転写記録用インクリボン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03169685A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009119835A1 (ja) * 2008-03-28 2009-10-01 富士フイルム株式会社 化合物
WO2009119831A1 (ja) * 2008-03-28 2009-10-01 富士フイルム株式会社 組成物、及び被膜形成方法
WO2010150816A1 (ja) * 2009-06-24 2010-12-29 富士フイルム株式会社 組成物、化合物及び被膜形成方法
US9255058B2 (en) 2009-09-28 2016-02-09 Fujifilm Corporation Complex alcohol ester composition, method for production same, and use of same

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009119835A1 (ja) * 2008-03-28 2009-10-01 富士フイルム株式会社 化合物
WO2009119831A1 (ja) * 2008-03-28 2009-10-01 富士フイルム株式会社 組成物、及び被膜形成方法
US8524644B2 (en) 2008-03-28 2013-09-03 Fujifilm Corporation Composition and method for forming coating film
US8552213B2 (en) 2008-03-28 2013-10-08 Fujifilm Corporation Compound
US9145432B2 (en) 2008-03-28 2015-09-29 Fujifilm Corporation Compounds useful in various fields of a lubricant
WO2010150816A1 (ja) * 2009-06-24 2010-12-29 富士フイルム株式会社 組成物、化合物及び被膜形成方法
US9080127B2 (en) 2009-06-24 2015-07-14 Fujifilm Corporation Composition, compound and film forming method
US9255058B2 (en) 2009-09-28 2016-02-09 Fujifilm Corporation Complex alcohol ester composition, method for production same, and use of same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4631232A (en) Heat-sensitive transferring recording medium
JP2021505425A (ja) 薄フィルム接着ラベルおよびその作製方法
JPH03169685A (ja) 熱転写記録用インクリボン
JPH0365396A (ja) 熱転写記録用シート
JPH0323977A (ja) 熱転写記録用インクリボン
EP0314205B1 (en) Heat-sensitive transfer recording medium
JPH03138185A (ja) 熱転写記録用インクリボン
JP2987534B2 (ja) 感熱転写記録シート
JP4263833B2 (ja) 熱転写媒体
JPH0524368A (ja) 熱転写記録用インクリボン
JPH03114864A (ja) 熱転写記録用インクリボン
JP2000159916A (ja) プラスチック基材フィルム用ハ―ドコ―ト膜、ハ―ドコ―トフィルム及びハ―ドコ―ト膜の形成方法
JPH04265796A (ja) 熱転写記録用インクリボン
JP6884011B2 (ja) 熱転写受像シート
JP2003260878A (ja) 染料熱転写画像受容シート
JP2645245B2 (ja) 紙ベース昇華型感熱転写受像紙の製造方法
JPH0796680A (ja) 熱転写記録用受像紙
JP2000335119A (ja) 熱転写記録用受容シートの製造方法及び受容シート
JP2002356067A (ja) 組成物、その組成物を使用する熱転写受像シート、およびその製造方法
JPH05330246A (ja) 熱転写記録用インクリボン
JPH04298381A (ja) オーバヘッドプロジェクタ用受像シート
JPH0267193A (ja) 受像紙
JPH032093A (ja) 熱転写記録用受像紙
JPH03114897A (ja) 熱転写記録用ohp受像紙
JPH03114896A (ja) 熱転写記録用ohp受像紙