JPH03169606A - 表面に縫製デザインを有するスラッシュ成形用電鋳型の製造方法 - Google Patents

表面に縫製デザインを有するスラッシュ成形用電鋳型の製造方法

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JPH03169606A
JPH03169606A JP1311315A JP31131589A JPH03169606A JP H03169606 A JPH03169606 A JP H03169606A JP 1311315 A JP1311315 A JP 1311315A JP 31131589 A JP31131589 A JP 31131589A JP H03169606 A JPH03169606 A JP H03169606A
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JP
Japan
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mold
electroformed
electroforming
nickel
electroless plating
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JP1311315A
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English (en)
Inventor
Teruo Tejima
照雄 手島
Koichi Kakefuda
掛札 紘一
Akira Nomura
明 野村
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 《産業」二の利用分野} この発明は、表面に合わせ縫いなどの縫製デザインを有
する自動車用内装品などの表皮材を、スラッシュ成形用
電鋳型によって得るための製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、例えばインスl・パッドやドアトリムなどのよう
な自動車用内装部品の表皮材成形にあたっては、ミシン
を用いて実際に合わせ縫い加工して作製する方法や、疑
似縫製として銀鏡処理法で製造された電鋳型によって作
製するゾルスラッシュあるいはパウダースラッシュなど
のスラッシュ成形方法が用いられている。
しかして、ミシンを用いて実際に合わせ縫いなどの縫製
加工をする方法は、手加工のために工数がかかるという
欠点を有するとともに、寸法精度が劣るなどの欠点があ
り、通常は実際の手加工による縫製加工に替え、疑似縫
製として銀鏡処理法で製造された電鋳型を用いたスラッ
シュ成形方法が主流を占めている。
《発明が解決しようとする問題点} しかしながら、スラッシュ成形方法による場合には、結
果的に本物の縫製感を表現することができないという欠
点を6していた。
その原凶を、第5図(a)〜(h)に示す銀鏡処理法に
よる一般的な電鋳型の製造例とともに説明する。
まず、図(a)に示すように、木型マスターモデル1に
実際に合オノせ縫いしたレザー2を接着剤3を介して接
合する。
次に、図(b)に示すように、レザー2を接合した上記
マスターモデル1にシリコンゴム4を注型し、これを固
化して第1反転モデル5を作製する。
次に、図(C)に示すように、エボキシ樹脂などを用い
て上記第1反転モデル5から第2反転モデル6、すなわ
ち電鋳母型を作製する。
しかして、この工程まではレザー2における合わせ縫い
部分2aのシャープな形状は、それぞれ5a,6aとし
て第1反転モデル5および第2反転モデル6に対して比
較的忠実に転写することができる。
しかしながら、その後図(d)に示すように、電気めっ
きの導通処理を行うべく第2反転モデルである電鋳母型
6の表面にスプレーなどにより銀鏡処理を行って銀層7
を析出させ、続いて図(e)に示すように、電気めっき
を行って電鋳母型6の銀層7上に電気めっき層8を形成
する。
そして、図(f)および図(g)に示すように、銀層7
が表面に形成された電気めっき層8を電鋳母型6から脱
型するのであるが、その際、銀層7の表面硬度は35H
νと弱いため、図(f)に示す如く合わせ縫い部分2a
となるシャープな形状の部分7aは7′として一部電鋳
母型6側に残留してしまい、そのミ1・−プ形状が破壊
されてしまう(図(h)参照)。
また、電鋳母型6側に残った銀層7′もスラッシュ成形
中に徐々に摩耗するため、初期のシャープな形状6aを
失ってしまうこととなる。
《問題点を解決するための手段) この発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもので
あり、請求項1記載の発明の如く、表面に合わせ縫いな
どの縫製デザインを有する表皮材を、スラッシュ成形用
電鋳型として製造する方法において、 合わせ縫いなどの縫製デザインを施したマスターモデル
から反転して得られる第2反転モデルである電鋳母型に
、硬度が400〜1200HVとなる無電解めっき層を
2〜15μm前後の厚さに層形戊し、かつこの無電解め
っき層」二に電気ニッケルを2〜5mm前後の厚さまで
バッキングして電気めっき層を形成した電鋳型により、
−L記表皮材を得ることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明の如く、無電解めつき層は、
ニッケル、ニッケル−リン、ニッケル−コバルトなどの
ニッケル系めっき液を用いることを特徴とする。
さらに、請求項ス“巳載の発明の如く、電鋳母型は、ポ
リアミド系硬化剤とフルフリルアルコールなどの可塑剤
を混合してなるエポキシ樹脂により成形されることを特
徴とする。
《実施例) 以下、この発明に係る実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図はこの発明を用いて作製された成形品を示す斜視
図であり、第2図(a)乃至(j)はこの発明に係る製
造方法の各工程を示す説明用断面図である。
■電鋳Lリ型の製作 第4図(a)に示すように、実際にミシンを用いて合わ
せ縫いしたレザー10を、第3図に示すように木型マス
ターモデル111に接着剤12を介して貼り付ける。
その際、木型マスターモデル11には溝11aを加工し
ておき、レザー10の合わせ縫い部分lOaを、図(b
)に示すように、その溝11a内に入れて原型13を製
作した(第3図参照)。
そして、このようにして得られた原型13に対して、第
2図(a)5・ら(b)に示すように、型取り用のシリ
コンゴL、14を用いて、第1反転モデル15を作製し
た。
次いで、図(C)に示すように、この第1反転モデル1
5の表面に、可塑剤としてフルフリルアルコール10%
を含有するボリアミド系硬化剤の液状エポキシ樹脂16
を塗布した。
そして、この液状エポキシ樹脂16が半硬化状態になる
まで放置し、さらにその上に同]一のエポキシ樹脂16
を塗布し、総厚みが5mm程度となるまで硬化と塗布を
・,:1;り返してエポキシ樹脂塗布層17を形戊した
その後、図(d)に示すように、エポキシ樹脂塗布層1
7上に同」二のエポキシ樹脂16を含浸したガラスクロ
ス18を積層しバッキングした。
次いで、これを室温で48時間硬化後、第1反転モデル
15を脱型し、図(e)に示すような第2反転モデルで
ある電鋳母型19を得た。
■無電解めっき 上記の電鋳母型1つを、40℃に調整したクリーナーコ
ンディショナー(日立化戊工業■製;商品名rCLC−
301J’)を20倍に希釈した溶液に4分間浸漬し、
次に流水浴に5分間浸漬し水洗した。
その後、30℃に調整したバラジュウム付与剤であるア
ルカリ増感剤(日立化成工業■製;商品名rHAs−1
01J)を20倍に希釈した溶液中に5分間浸漬し、緩
かな流水浴で5分間水洗した。
次に、30℃に調整した還元剤(日立化成工業■製;商
品名rRDP−101J)を10倍に希釈した溶液に5
分間浸漬し、上記と同様に水洗した。
そして、図(f)::示すように、45℃に調整した無
電解ニッケル液20(日本カニゼン株製;商品名「シュ
ーマ−6804 )を5倍に希釈した溶液中で30分間
滓清処理し、電鋳母型1つ上に無電解めっき層21を形
成させた。
■電気めっき 図(g)に示すように、無電解めっき層21を形戊させ
た電鋳1ミ上型19を、ニッケル電極とともに40℃に
調整されたスルファミン酸二・フケル浴槽22に浸漬し
、電流密度0.5〜5A/dm2で通電し、電気めっき
層23を析出させ、所定の厚みに析出後取り出して水洗
した。
■脱型 電鋳1;上型19と、一の電鋳母型19上に形成される
とともに無電解めっき層21および二・ノケル系の電気
めっき屑23が所定厚みとなった電鋳型24とを、80
℃に調整した恒温槽で30分間加熱し、熱軟化した電鋳
母型1つを図(h)に示すように電鋳型24よりゆっく
り剥離させた。
以1−のようにして得られる電鋳型24である成形品は
、図(i)および図(j)に示すよう{こ、表面冶の形
成に無電解めっきを直接施すこと;こより次のような改
良がなされる。
■ 無電解めっき処理は全て低粘度の液体で処理される
ために、電鋳母聖19のシャープ形状の細部にまで液体
が入り込むことかができ、転写性がよい。
■ 無電解めっきに硬度が400〜1200HVとなる
ものを用いることにより、従来の銀鏡処理法と比較し型
の摩耗が大幅に改善できる。
■ 無電解めっきにニッケル系のめっき液を用い、また
電気めっきもニッケル系を用いることにより、無電解め
っき@21と電気めっき層23の密着性を強固なものに
改良することができる。
よって、得られた電鋳型24は、合わせ縫い部分10a
のシャープ形状が、その表面に図(i)および図(j)
に示すように24aとして忠実に転写されるとともに、
型の耐久性も明待できるものである。
なお、上記の如き製造方法によって得られた表皮材であ
る成形品25を第1図に示す。
この成形品25には、電鋳型24におけるシャープ形状
24aである合わせ縫い部分25aが表現されているが
、この合わせ縫い部分25aに近接する部位に、実際の
飾り縫製25bを施すことにより合わせ縫い部分25a
も本物の縫製加工をしたように表現することができる。
《発明の効果) 以−1−説門したように、請求項1記載の発四によれば
、電鋳flJ型に直接表面硬度が400〜120QHV
となる無電解めっきを行うことにより、合わせ縫い部分
のシャープ形状を忠実に転写した電鋳型を得ることがで
きるため、従来に比して転写性を向」二させることがで
きるとともに、転写された電鋳型の表面硬度が高いため
スラッシュ成形時の14’耗を防止し、表皮材となる成
形品のシャープ形状の維持を確保することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、無電解めっきにニ
ッケル系のめっき液を用いかつ電気めっきもニッケル系
を用いることにより、無電解めっき層と電気めっき層と
の密着性を強固なものに改良することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、電鋳母型に熱軟化
性エポキシ樹脂の塗布層を用いることにより、電鋳型と
電鋳母型との脱型時におけるシャプ形状部分の破j±こ
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1記載の発明を用いて作製された成形晶
を示す斜視図、第2図(a)乃至(j)は請求項1記載
の発明に係る製造方法の各王稈を示す説明用断面図、第
3図は木型マスターモデルにレザーを貼着した原型を示
す斜視図、第4図(a)は第3図のレザーを示す斜視図
であり、図(b)は第3図中のA−A線断面図、第5図
は従来のスラッシュ式形用電鋳型の製造方法の谷工程を
示す説明用断面園(ある。 10・・・レザー 11・・・マスターモデル 15・・・第1反転モデル 1 9 ・・・電鋳1二上型 12・・・電鋳型

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面に合わせ縫いなどの縫製デザインを有する表皮
    材を、スラッシュ成形用電鋳型として製造する方法にお
    いて、 合わせ縫いなどの縫製デザインを施したマスターモデル
    から反転して得られる第2反転モデルである電鋳母型に
    、硬度が400〜1200HVとなる無電解めっき層を
    2〜15μm前後の厚さに層形成し、かつこの無電解め
    っき層上に電気ニッケルを2〜5mm前後の厚さまでバ
    ッキングして電気めっき層を形成した電鋳型により、上
    記表皮材を得ることを特徴とする表面に縫製デザインを
    有するスラッシュ成形用電鋳型の製造方法。 2、無電解めっき層は、ニッケル、ニッケル−リン、ニ
    ッケル−コバルトなどのニッケル系めっき液を用いるこ
    とを特徴とする請求項1記載の製造方法。 3、電鋳母型は、ポリアミド系硬化剤とフルフリルアル
    コールなどの可塑剤を混合してなるエポキシ樹脂により
    成形されることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
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