JPH03169341A - 触媒体 - Google Patents

触媒体

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JPH03169341A
JPH03169341A JP1312325A JP31232589A JPH03169341A JP H03169341 A JPH03169341 A JP H03169341A JP 1312325 A JP1312325 A JP 1312325A JP 31232589 A JP31232589 A JP 31232589A JP H03169341 A JPH03169341 A JP H03169341A
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JP
Japan
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catalyst
catalyst body
manganese dioxide
prepared
oxidation
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JP1312325A
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English (en)
Inventor
Sadao Terui
照井 定男
Yoshiyuki Yokota
善行 横田
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、接触酸化を始めとしてオゾンの分解等の広い
分野で使用することのできる触媒体に関し、殊に触媒自
体に直接通電加熱して触媒温度を高めてその作用能力を
高めることのできる触媒体に関するものである. [従来の技術] 例えば接触酸化用触媒の使用に当たっては、反応温度の
関係上該触媒を加熱するのが一般的である。しかしなが
ら触媒を加熱するためには、ガスバーナーや電気ヒータ
ー等の加熱源を別途設置する必要があり、装置コスト面
で経済的に不利であるばかりか、間接加熱であることに
よる熱効率上の不利益もあり、また加熱源の占有スペー
スを確保する必要上コンパクト化が図れないという欠点
がある。また触媒を上記の様C間接加熱する場合には、
上述の様な熱エネルギーのロスだけでなく、加熱の不均
一性を招くという事態は避けられない。こうしたことか
ら、触媒自体を直接通電加熱することも検討され、導電
性物質である炭素やグラファイトを含有させた通電加熱
触媒も提案されている。しかしながら炭素やグラフデイ
ト等は燃焼し易い物質であり、使用条件によっては発火
する危険があることから、上記の様な触媒は比較的穏や
かな条件でしか使用できないという欠点があった。
一方オゾン分解用触媒やオゾン脱臭用触媒は、加熱せず
に常温で使用するのが一般的であるが、使用条件によっ
てはその性能が十分に発揮されないという事態に遭遇す
ることもある.例えば湿度の高い気体を対象とする場合
には、水分の影響によって触媒の活性が十分に発揮され
ないことがある。これは触媒表面の活性点が水分によっ
て覆われてしまい、対象気体と触媒の接触機会が減少す
るためと考えられる。従ってこの様な場合には、反応装
置にセットされた触媒の機能を長期に亘って高活性に維
持することが困難になる。こうした?都合を回避する手
段としては、湿度の高い気体を予め加熱してから反応装
置に通すことも考えられるが、この様な手段を採用する
ときは別途加熱源を設置する必要が生じ、接触酸化用触
媒を使用する場合と同様の問題が生じる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明はこうした状況のもとになされたものであって、
その目的は、長期に亘って効率よく使用することができ
、コスト的にもスペース的にも有利な触媒体を提供する
ことにある。
[課題を解決する為の千段] 上記目的を達成し得た本発明とは、二酸化マンガン(M
nO■)を一体化成形した触媒体であり、且つ直接通電
加熱し得る点に要旨を有する触媒体である。
また本発明の触媒体として、二酸化マンガンの他、Fe
,Co,Ni,Cu,Ag,Au,Pt,PdおよびR
hよりなる群から選択される1種または2種以上の元素
を含んだものを用いることも有効であり、これによって
触媒体の触媒性能を更に向上することができる。
更に上記各種の触媒体を無機担体に担持させつつ一体化
成形することも有効であり、これ社よって製造時におけ
る成形性を優れたものとすることができる。
[作用] 本発明者らは、長期に亘って効率良く使用することので
きる触媒を開発するという観点から様々な角度より検討
を加えた.その結果、二酸化マンガンを一体化成形した
触媒であれば発火する恐れを伴なわずに直接通電加熱し
得るので、加熱源を別途設けることなく長期に亘って安
定した処理効果が発揮されることを見出し、本発明を完
成した。
本発明者らは上記触媒体の触媒性能を更に向上するとの
観点からも研究を進めた.その結果、二酸化マンガンの
他、Fe.Co,Ni,Cu,Ag,Au,Pt,Pd
およびRhよりなる群から選択される1種または2種以
上の触媒成分を含有させれば、更に優れた触媒性能を発
揮し得ることを見出した。
二酸化マンガンを触媒体に一体成形するに際して、二酸
化マンガン単独あるいは二酸化マンガンと他の触媒成分
との混合物のみでは成型しにくいので、通常、シリカゾ
ル.アルミナゾル等のバインダーやその他成形助剤を使
用する。
また、二酸化マンガンまたは二酸化マンガンと上記触媒
戒分を煉機担体に担持させつつ、一体化成形すれば製造
時における成形性が優れたものとなることを見出した。
金属酸化物は、一般的に非導電性物質であるのC対し、
二酸化マンガンは導電性であり、その比抵抗は、0.1
Ω・cm程度である。また二酸化マンガンは、接触酸化
若しくはオゾンの分解等の化学反応を促進する機能を有
する触媒として有用である。
本発明では、二酸化マンガンの導電特性に着目し、且つ
優れた触媒機能を発揮させるべく、二酸化マンガンまた
は二酸化マンガンと他の触媒戊分を一体化成形して触媒
体として使用するものである。
導電性物質である炭素やグラファイトを含有させた通電
加熱触媒が提案されていることは上述した通りであるが
、炭素やグラファイトは耐熱性に劣り、発火する危険が
あることも既に指摘した通りである。従来の触媒はこう
した不都合があるばかりでなく、例えばオゾンを用いる
反応(オゾン脱臭等)に際しては、オゾンとの反応によ
って炭素やグラフデイトが消耗してしまい、使用時間と
ともに触媒の抵抗値が増大.していくという欠点があっ
た。これに対し本発明の触媒体は、発火する危険性もな
く、耐オゾン性も優れているという利点がある。また本
発明は二酸化マンガン単独の他にも、上記触媒成分を配
合した触媒をも提案するものであり、これらの触媒は二
酸化マンガン車麺の場合に比べ、触媒作用も大幅に向上
する.本発明で無機担体として用いることのできる無機
化合物としては、アルミナ,シリカ,シリカアルミナ,
チタニア,ジルコニア,ゼオライト,ケイソウ土,ケイ
酸マグネシウム等の一般的な化合物があり、これらの1
種または2種以上を任意に使用すれば製造時の成形性を
良好にすることができるが、特にTLおよびSLからな
る二元素複合酸化物、TiおよびZrからなる二元素複
合酸化物、Ti,SLおよびZrからなる三元素複合酸
化物が好ましい。即ち、上記複合酸化物は成形性が良好
であり担体としての機能に優れる他、■吸着性能、■耐
イオウ性、■オゾン分解性能等にも優れ、これらの特性
を触媒に付与することができる。
尚二酸化マンガン(A)、上記触媒成分(B)および無
機担体(C)の組成比は、希望する導電性や触媒機能に
よって決定すればよく特に限定するものではないが、実
用上(^)25〜60重量%、(B)Fe,Co,Ni
,Cu,Agの場合は酸化物としてO〜60重量%、A
u,Pt.Pd,Rhの場合は金属元素としてO〜10
重量%、(C)40〜75重量%程度である. 本発明の触媒体は直接通電加熱する必要上、体化成形す
る必要があるが、形状については特に限定するものでは
ない.但し反応物質と触媒体の接触効率や圧力損失等を
考慮すると、占有する空間が同一であっても幾何学的表
面積が相対的に大きくなるハニカム形状が最適である. 触媒体を直接通電する為の具体的構成としては、例えば
触媒体の両側面に導電性ペースト(例えば、銀ペースト
)を塗布し、各塗布面に金属板を接着し、該金属板心リ
ード線を接続して通電する構成が代表例として挙げられ
る. 本発明の触媒体を使用するに当たって、直接通電加熱の
時期は使用状況によって決定すれば良く、状況に応じて
連続的または間欠的に加熱する。例えば接触酸化触媒と
して使用する場合は、触媒体を連続的に通電加熱する.
また常温で湿度の高い条件下で使用する場合は、活性が
低下しない期間は加熱せずに常温で使用し、吸着水分に
よって活性が低下する時期を見計らって通電加熱して触
媒表面に吸着している水分を蒸発除去し、触媒の再生が
完了した時点で通電加熱を停止して常温で使用する様な
操作の繰り返しを行なうこともできる。
また触媒の通電加熱時における温度制御方法は、触媒の
使用目的に応じて適宜決定すれば良く、例えば温度セン
サーを用いずに電圧または電流を一定にして通電加熱す
る方法、或は温度センサーを用いてON,OFF制御し
て加熱温度範囲を厳密に調整する方法等が挙げられる。
但し、温度制御に当たっては、触媒の抵抗値は温度が上
昇するにつれて小さくなるので、使用温度での抵抗値を
基準にして電圧や電流等の通電条件を設定する必要があ
る。
尚木発明の触媒体を一体化成形するに当たり、二酸化マ
ンガン単独の場合には成形が困難であるが、耐熱性の無
機バインダーを用いることによって容易に戊形できる.
この様な無機バインダーとしては、例えばアルミナゾル
やシリカゾル等が挙げられる。
また二酸化マンガンに前記触媒成分を添加した触媒体を
調製する方法は、次に示す様な方法が挙げられる。
(1)二酸化マンガン粉末にアルミナゾルやシリカゾル
等の無機バインダおよび成形助剤を加え、適量の水を添
加しつつ混合、混練し、押出し成形機でハニカム状に成
形し、乾燥.焼成して二酸化マンガン成形物を得、該成
形物に前記触媒戒分の金属塩水溶液を含浸させて該触媒
成分を担持した後、乾燥.焼成する方法。
(2)二酸化マンガン粉末に、前記触媒戊分の金属塩水
溶液または上記触媒成分の酸化物を成形助剤とともに加
え、混練,成形する方法.更に、無機担体を用いて本発
明の触媒体を調整する方法については、次に示す様な方
法が挙げられる. (1)無機担体粉末に成形助剤を加え、適量の水を添加
しつつ混合、混練し、押出し成形機でハニカム状に成形
し、乾燥,焼成して無機担体成形物を得、該成形物に硝
酸マンガン水溶液を含浸させて乾燥.焼威して二酸化マ
ンガンを担持させるか、或は引続き触媒成分の金属塩水
溶液を含浸させて該触媒成分を担持した後、乾燥.焼成
する方法。
(2)無機担体粉末に硝酸マンガン水溶液または二酸化
マンガン粉末を加えて混練成形するか、或は引続き該成
形物に上記金属塩水溶液を含浸させて担持させた後,乾
燥,焼成する方法。
(3)二酸化マンガン粉末と無機担体粉末の混合粉末に
、前記触媒戒分の金属塩水溶液または酸化物を成形助剤
とともに加え、混練,成形する方法。
以下本発明を実施例によって更は詳細に説明するが、下
記実施例は本発明を限定する性質のものではなく、前・
後記の趣旨に徴して設計変更することはいずれも本発明
の技術的範囲に含まれるものである。
[実施例] 実施例1 β型二酸化マンガン10kgにシリカゾル(S i O
,含有量30重量%) 0.5 kgを加え、更に適当
量の水を添加して二一ダーでよく混合した後、混練機に
よって十分に混練し、均一な混練物を押出成形して外形
が縦50mm,横5 0 an,長さ50n+mの格子
状ハニカム(肉厚0.3 am,目開き1.4 m+o
)を製作し、150℃で5時間乾燥し、その後300℃
で2時間空気乾燥雰囲気下で焼成して本発明の触媒を調
製した.得られた触媒の比抵抗は1.2Ω・cmであっ
た。
調製した触媒のCO酸化性能を次の様にして調査した. SUS製反応管に上記格子状ハニカム触媒を125cc
充填し、常温においてCO1%を含有する空気を流速が
1.25Nm’ / hr (空間速度10000hr
−’)になる様に前記触媒に導入した.このとき触媒温
度が300℃になる様に電圧を調整し、CO酸化除去率
を求めたところ、酸化除去率は87%であった.尚CO
酸化除去率は次式により求めた. CO酸化除去率(%)= 実施例2 シリカゾルの代わりにアルミナゾル( A120,含有
量30重量%〉を用いた以外は、実施例1と同様の方法
で格子状ハニカム触媒を調製した。得られた触媒の比抵
抗はl.5Ω・CII1であった。
調製した触媒のCo酸化性能を、実施例1と同様にして
調査したところ、CO酸化除去率は89%という高い値
を示した。
実施例3 実施例1で調製した触媒を用いて下記の条件でスチレン
酸化性能を調査した。
SUS製反応管に実施例1で得た前記格子状ハニカム触
媒を125cc充填し、常温においてスチレン1 0 
0 0 ppmを含有する空気を流速が1.25Nm’
/hr (空間速度1 0 0 0 0hr−’)にな
る様に前記触媒に導入した.このとき触媒温度が300
℃になる様に電圧を調整し、スチレン酸化除去率を求め
たところ、酸化除去率は80%であった。
実施例4 実施例1で調製した触媒を用いて下記の条件でトリメチ
ルアミン酸化性能を調査した。
SUS製反応管に実施例1で得た前記格子状ハニカム触
媒を125cc充填し、常温においてトリエチルアくン
5 0 ppmを含有する空気を流速が1.25Nm’
/hr (空間速度1 0 0 0 0hr−1)にな
る様に前記触媒に導入した.このとき触媒温度が340
℃になる様に電圧を調整し、トリメチルアミン酸化除去
率を求めたところ、酸化除去率は71%であった。
実施例5 実施例1で調製した触媒を用いて下記の条件でオゾン分
解性能を調査した。
SUS製反応管に実施例1で得た前記格子状ハニカム触
媒を125cc充填し、常温においてオゾン5000p
pn+を含有する水蒸気飽和空気を、流速が1.258
m’/hr (空間速度1 0 0 0 0hr−’)
になる様に前記触媒に導入した。このとき触媒温度が1
00℃になる様に電圧を調整し、100時間後のオゾン
分解率を求めたところ、100%が分解されていた。尚
オゾン分解率は次式により求めた。
オゾン分解率(%)= 実施例6 実施例lで得られた触媒に対し、引き続き硝酸白金水溶
液を含浸せしめ、乾燥・焼威して白金を触媒成分として
含んだ触媒を調製した。得られた触媒は、触媒12当た
り2gのptを含有するものであり、その比抵抗はI.
3Ω・CII1であった.調製した触媒のCo酸化性能
を次の様にして調査した. SUS製反応管に上記格子状ハニカム触媒を125cc
充填し、Cot%を含有する空気を常温社おいて流速が
3.75Nm’ / hr (空間速度30000 h
r−’ )になる様に前記触媒に導入した。このとき触
媒温度が210℃になる様に電圧を調整し、実施例1に
示した式によるてCOの酸化除去率を求めたところ、C
O酸化除去率は99%以上であった。
実施例7 硝酸白金水溶液の代わりに硝酸パラジウム水溶液を用い
た以外は、実施例6と同様の方法で格子状ハニカム触媒
を調整した.得られた触媒は、触媒IJZ当たり2gの
Pdを含むものであり、その比抵抗は1.5Ω・cmで
あった. 調製した触媒のCO酸化性能を、実施例1と同様にして
調査したところ、CO酸化除去率は99%以上という高
い値を示した. 実施例8 硝酸白金水溶液の代わりに硝酸銅と硝酸鉄の混合水溶液
を用いた以外は、実施例6と同様の方法で格子状ハニカ
ム触媒を調製した.得られた触媒は、触媒1℃当たりC
uO15gおよびFe20slOgを夫々含むものであ
り、その比抵抗は2Ω・cmであった。
調製した触媒体のCO酸化性能を実施例1と同様にして
調査したところ、CO酸化除去率は95%であった. 実施例9 実施例6で調製した触媒を用いて下記の条件でスチレン
酸化性能を調査した. SUS製反応管に実施例6で得た前記格子状ハニカム触
媒を125cc充填し、常温においてスチレン1000
ppm+を含有する空気を流速が2.5Nm’/hr 
 (空間速度20000hr−’)になる様に前記触媒
に導入した.このとき触媒温度は200℃になる様に電
圧を調整し、スチレン酸化除去率を求めたところ、酸化
除去率は93%であった。
実施例10 実施例6で調製した触媒を用いて下記の条件でトリメチ
ルア主ン酸化性能を調査した.SUS製反応管に実施例
6で得た前記格子状ハニカム触媒を125cc充填し、
常温においてトリエチルアミン50ppmを含有する空
気を流速が2.58m+3/hr  (空間速度2 0
 0 0 0hr−’)になる様に前記触媒に導入した
.このとき触媒温度が250℃になる様に電圧を調整し
、トリメチルアミン酸化除去率を求めkところ、酸化除
去率は90%であった。
実施例11 まずTiおよびSlからなる複合酸化物を以下の手順で
調製した。
Ti源として、下記組成の硫酸チタニルの硫酸水溶液を
用いた。
TiOS04 250g/j! (TiOz換算)全H
2 S Oa  1 1 0 0 g/j2水400j
Zにアンモニア水(Nl{,,25%)280J2を添
加し、これにスノーテックスーNCS−30 (日産化
学製シリカゾル,Slewとして約30重量%含有)を
24kg加えた溶液を別に準備しておき、これに上記硫
酸水溶液153℃を水3001に添加して希釈したチタ
ン含有硫酸水溶液を攪拌下で徐々に滴下し、共沈ゲルを
生成した.この様にして得られたT i Os−S i
 Oxゲルを濾過、水洗後200℃で10時間乾燥した
.次いで550℃で空気雰囲気下に6時間焼成した.得
られた粉末の組成はTiO1:3iQ,−4:1(モル
比)であり、BET表面積は185m2/gであった。
得られた粉末(以後TS− 1と呼ぶ)を用いて、以下
に述べる手順で本発明に係る触媒を調製した。
上記TS−1粉末10kgに適当量の水を添加して二一
ダーでよく混合した後、混練機によって十分混練し、均
一な混練物を押出成形して外形が縦501llII+,
横50開.長さ50開の格子状ハニカム(肉厚0.3 
0111.目開き1.4 mm)を製作し、150℃で
5時間乾燥し、その後300℃で2時間空気雰囲気下で
焼成してハニカム成形体とした。
引続き硝酸マンガン水溶液を含浸せしめ、乾燥・焼成し
、酸化物としての重量比でTS−1 :MnO2=70
 : 30の触媒を得k.得られた触媒体の比抵抗は1
37Ω・Cllであった。
調製した触媒のCO酸化性能を実施例1と同様にして調
査したところ、CO酸化除去率は94%であった。
実施例12 まずTiおよびZrからなる複合酸化物を以下の手順で
調製した. 水ioonにオキシ塩化ジルコニウム [ZrOC lz  ・8H2 01 1.93kgを
溶解させ、実施例11で用いたのと同じ組成の硫酸チタ
ニルの硫酸水溶液7,81を添加しつつよく混合した.
これを温度30℃に維持しつつよく攪拌しながらアンモ
ニア水を徐々に滴下し、pHが7になるまで加え、その
後15時間静置して、共沈ゲルを生成した.この様にし
て得られたT i O 2−Z r O zゲルを濾通
、水洗後Zoo℃で10時間乾燥した.次いで550℃
で空気雰囲気下に6時間焼威した。得られた粉末の組成
はTi02  :ZrO2−4:1(モル比)であり、
BET表面積は140rtr2/gであった. 得られた粉末(以下TZ−1と呼ぶ)を用いて実施例1
1と同様の手順で二酸化マンガン担持触媒を調製した。
該触媒の組成は、酸化物としての重量比でTZ−1 :
 MnO,=70 : 30であり、比抵抗は130Ω
・cmであった。
調製した触媒のCO酸化性能を、実施例1と同様にして
調査したところ、CO酸化除去率は90%であった。
実施例13 γ型アルミナ粉末に適当量の水を添加してニダーでよく
混合した後、混練機によって十分に混練し、均一な混練
物を押出成形して外形が縦50■,横50mm,長さ5
0mmの格子状ハニカム(肉厚0.3 01m,目開き
1.4 mm)を製作し、150℃で5時間乾燥し、そ
の後300℃で2時間空気雰囲気下で焼成してハニカム
成形体とした。
引続き硝酸マンガン水溶液を含浸せしめ、乾燥・焼成し
、酸化物としての重量比でγ−A12 03  :Mn
Oz’=70 : 30の触媒を得た.得られた触媒体
の比抵抗は150Ω・cmであった. 調製した触媒のCo酸化性能を、実施例1と同様にして
調査したところ、CO除去率は81%であった。
実施例14 γ型アルミナ粉末の代わりにTS−1粉末とゼオライト
粉末の混合粉末を用いた以外は、実施例13と同様の方
法で格子状ハニカム触媒を調製した。得られた触媒の組
成は重量比でゼオライト:TS−1 :MnO2=50
 : 20 : 30であり、その比抵抗は145Ω・
CII1であった。
調製した触媒のCO酸化性能を、実施例1と同様にして
調査したところ、CO除去率は89%であった。
実施例15 実施例11で調製した触媒を用いて実施例3に示した条
件でスチレン酸化性能を調査したところ、酸化除去率は
92%であった。
実施例16 実施例11で調製した触媒を用いて実施例4で示した条
件でトリメチルアよン酸化性能を調査したところ、酸化
除去率は79%であった.実施例17 実施例11で調製した触媒を用いて実施例5に示した条
件でオゾン分解性能を調査したところ、100%が分解
されていた. 実施例18 実施例11で調製した触媒を用いて下記の条件で脱臭分
解性能を調査した. SUS製反応管社実施例11で得た前記格子状ハニカム
触媒を125cc充填し、トリメチルアミン1 ppm
およびメチルメルカブタン1 ppmを含有する空気を
常温において、流速が2.5Nm3/hr  (空間速
度2 0 0 0 0hr−’)となる様に前記触媒に
導入した。このとき1日1回の割合で、触媒を200℃
に30分間加熱し、触媒に吸着しているトリメチルアミ
ンおよびメチルメルカブタンを接触酸化除去した. 脱臭率は、空気を導入してから20日目後の時点を測定
した。その結果を第1表に示す。尚脱臭率は次式により
求めた。
第 l 表 実施例19 実施例11で得られた触媒に更に硝酸白金水溶液を含浸
せしめ、乾燥・焼成して白金をも触媒成分として含む触
媒を調製した.得られた触媒は、触媒IIL当たり2g
のptを含有するものであり、その比抵抗は141Ω・
cmであった.調製した触媒のCO酸化性能を次の様に
して調査した。
SUS製反応管に上記格子状ハニカム触媒を125cc
充填し、常温においてCot%を含有する空気を流速が
3.75N+’ / hr (空間速度3 0 0 0
 0 hr−’ )になる様C前記触媒に導入した。こ
のとき触媒温度は180℃になる様に電圧を調整し、C
O酸化除去率を求めたところ、酸化除去率は99%以上
であった. 実施例20 硝酸白金水溶液の代わりに硝酸パラジウム水溶液を用い
た以外は、実施例19と同様の方法で格子状ハニカム触
媒を調製した.得られた触媒は、触媒1℃当たり2gの
Pdを含むものであり、その比抵抗は143Ω・CII
+であった。
調製した触媒のCO酸化性能を、実施例19と同様にし
て調査したところ、CO除去率は99%以上という高い
値を示した。
実施例21 硝酸白金水溶液の代わりは硝酸銅と硝酸鉄の混合水溶液
を用いた以外は、実施例19と同様の方法で格子状ハニ
カム触媒を調製した。得られた触媒は、触媒1℃当たり
CuO15gおよびFe2 03Logを夫々含むもの
であり、その比抵抗は153Ω・cmであった。
調製した触媒のCO酸化性能を実施例1と同様にして調
査したところ、酸化除去率は99%以上であった。
実施例22 実施例12で得られた触媒に更に硝酸白金水溶液を含浸
せしめ、乾燥・焼成して白金をも触媒成分として含む触
媒を調製した。得られた触媒の組成は、酸化物としての
重量比でTZ−1 :Mn02 =70 : 30であ
り、触媒IJ2当たり2gのptを含有するものであり
、その比抵抗は160Ω・cmであった。
調整した触媒のCO酸化性能を、実施例19と同様にし
て調査したところ、CO酸化除去率は99%以上であっ
た。
実施例23 実施例14で得られた触媒に更に硝酸白金水溶液を含浸
せしめ、乾燥・焼成して白金をも触媒成分として含む触
媒を調製した。得られた触媒は、触媒IIL当たり2g
のptを含有するものであり、その比抵抗は160Ω・
cmであった.調製した触媒のCO酸化性能を、実施例
19と同様にして調査したところ、CO酸化除去率は9
9%以上であった。
実施例24 実施例19で調製した触媒を用いて下記の条件でトリメ
チルアミン酸化性能を調査した。
SUS製反応管に実施例19で得た前記格子状ハニカム
触媒を125cc充填し、常温においてトリエチルアよ
ン50ppmを含有する空気を、流速が2.58m3/
hr  (空間速度2 0 0 0 0hr−’)にな
る様に前記触媒に導入した。このとき触媒温度が250
℃にねる様に電圧を調整し、トリメチルアミンの酸化除
去率を求めたところ、酸化除去率は98%であった。
実施例25 実施例19で調製した触媒を用いて実施例18に示した
条件で脱臭分解性能を調査したところ、実施例18の場
合と同様の結果が得られた。
[発明の効果] 本発明によれば、下記に示す様々な効果が得られる。
■触媒体自体が発熱体であるので、加熱源を別途設置す
る必要がなく、コスト的にもスペース的にも有利である
■触媒を他の加熱源で間接的に加熱する場合に比べて熱
効率的に優れ、ランニングコストも安くなる。
■耐熱性に優れた二酸化マンガン自体が導電性を有する
ものであり、炭素やグラファイト等によって導電性を付
与する必要もなく、加熱時に発火する恐れもなくなる。
■無機担体を用いることによって、製造時の成形性も良
好なものとなる。
■二酸化マンガン以外の触媒戒分を配合することによっ
て、二酸化マンガン単独の場合よりも触媒作用を更に向
上することができた.

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二酸化マンガン(MnO_2)を一体化成形した
    触媒体であり、且つ直接通電加熱し得るものであること
    を特徴とする触媒体。
  2. (2)二酸化マンガン(MnO_2)を含む他、Fe、
    Co、Ni、Cu、Ag、Au、Pt、PdおよびRh
    よりなる群から選択される1種または2種以上の元素を
    含んでなり、一体化成形して直接通電加熱し得るもので
    あることを特徴とする触媒体。
  3. (3)二酸化マンガン(MnO_2)を無機担体に担持
    してなり、一体化成形して直接通電加熱し得るものであ
    ることを特徴とする触媒体。
  4. (4)二酸化マンガン(MnO_2)の他、Fe、Co
    、Ni、Cu、Ag、Au、Pt、PdおよびRhより
    なる群から選択される1種または2種以上の元素を無機
    担体に担持してなり、一体化成形して直接通電加熱し得
    るものであることを特徴とする触媒体。
JP1312325A 1989-05-11 1989-11-30 触媒体 Pending JPH03169341A (ja)

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DE69021267T DE69021267T2 (de) 1989-05-11 1990-05-10 Verfahren zur Reinigung eines Gases mittels eines elektrisch erhitzten MnO2 Katalysators.
EP90108817A EP0399302B1 (en) 1989-05-11 1990-05-10 Process for the purification of a gas using an electrically heated MnO2 catalyst
CA002016576A CA2016576A1 (en) 1989-05-11 1990-05-11 Catalyst and a useful method of using such a catalyst
KR1019900006705A KR950003412B1 (ko) 1989-05-11 1990-05-11 촉매체 및 그 촉매체의 사용방법
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08192054A (ja) * 1995-01-13 1996-07-30 Showa Denko Kk オゾン分解触媒
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