JPH0316888Y2 - - Google Patents

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JPH0316888Y2
JPH0316888Y2 JP10968385U JP10968385U JPH0316888Y2 JP H0316888 Y2 JPH0316888 Y2 JP H0316888Y2 JP 10968385 U JP10968385 U JP 10968385U JP 10968385 U JP10968385 U JP 10968385U JP H0316888 Y2 JPH0316888 Y2 JP H0316888Y2
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concrete slab
concrete
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concrete structure
hydraulic cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はコンクリート構造物の沈下等により発
生する段差を補修する補修装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、一定形状のコンクリート版を多数並べて
形成された道路等においては、隣接するコンクリ
ート版の目地部に発生する段差或いはクラツク等
によりコンクリート版の中間部に発生する段差を
補修するとき、沈下したコンクリート版に貫通孔
を形成する。
そして、その貫通孔からコンクリート版と該コ
ンクリート版下方の路盤との間に溶解されたスト
レートアスフアルト或いはコンクリートミルク等
の充填材を圧送供給し、この圧力によりコンクリ
ート版を持ち上げ、隣接するコンクリート版との
段差をなくすようにしていた。
また、既設のコンクリート版を新たなコンクリ
ート版と交換するときにも、略同様な作業を行つ
たり、現場にて破損した部分にコンクリートを充
填して固化させるようにしていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来の工法では充填
材の供給圧力を利用してコンクリート版を持ち上
げるようにしているが、供給圧力が低いためコン
クリート版を持ち上げられないことがあつた。ま
た、コンクリート版は該コンクリート版下方の略
盤と密着し、供給圧力を上げても充填材がそれら
の間に注入できず、コンクリート版を持ち上げら
れないことがあつた。さらに、溶解したストレー
トアスフアルトを圧送供給すると貫通孔付近に高
温のストレートアスフアルトが飛散し、作業員等
が火傷する危険性があつた。また、現場にてコン
クリートを固化する方法ではコンクリートの養生
に時間がかかり、交通開放までに長時間(例えば
2週間)を要していた。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたも
ので、コンクリート構造物に発生する段差を確実
でかつ安全に補修できる補修装置を提供すること
を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本考案は、コンクリート構造物の補
修部外方に立設される支持部材と、該支持部材に
昇降自由に取付けられるフレームと、該フレーム
を前記支持部材に対し昇降させる昇降装置と、前
記フレームに取付けられ略水平面内を移動する移
動装置と、該移動装置に取付けられ前記コンクリ
ート構造物単体を上下動させるべく当該コンクリ
ート構造物単体に係止され係止部材と、コンクリ
ート構造物単体と該コンクリート構造物単体の下
方空隙に充填材を注入する注入装置と、を設ける
ようにした。
〈作用〉 これにより、例えば沈下したコンクリート構造
物を隣接するコンクリート構造物と略面一でかつ
最適位置になるまで移動させて支持し、もつてコ
ンクリート構造物単体の下方空隙に充填材を供給
するようにしたものである。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図〜第3図において、長方形状のフレーム
1には、エンジン2が搭載されると共に、前後部
に操向輪3と駆動輪4とが設けられており、車両
が構成されている。また、フレーム1にはエンジ
ン2により、駆動される走行用の駆動装置(図示
せず)と油圧ポンプ(図示せず)とが設けられて
いる。
前記フレーム1の前端部及び後端部の隅部には
フレーム高さ調整用の第1油圧シリンダ5がピス
トンロツドを下方に向けて取付けられている。こ
れら第1油圧シリンダ5のピストンロツドの下端
部には、円板状のアウトリガ6が揺動自在にそれ
ぞれ取付けられている。
前記フレーム1の両側部には、第4図及び第5
図に示すようなブラケツト7がフレームの前後方
向(第4図及び第1図中左右方向)に移動自由に
複数取付けられている。前記フレーム1に対向し
て取付けられたブラケツト7間には、下面開放の
レール8が橋渡して取付けられ、レール8にはブ
ロツク9が第5図中左右方向(車両の進行方向に
対し直角方向)に移動自由に取付けられている。
ブラケツト7及びブロツク9は夫々第3及び第4
油圧シリンダ(図示せず)の操作により移動す
る。
各ブロツク9には、第2油圧シリンダ10が
夫々懸架され、各第2油圧シリンダ10のピスト
ンロツドには鉄筋等の線状部材11が揺動自由に
懸架されている。
前記フレーム1上には、ストレートアスフアル
ト或いはコンクリートミルク等の充填材を圧送供
給する注入装置(図示せず)が設けられている。
前記第1及び第2油圧シリンダ5,10への油供
給量制御は、図示しない制御装置からの信号によ
り為される。
ここでは、第1油圧シリンダ5とアウトリガ6
により支持部材が構成され、第1油圧シリンダ5
と制御装置とにより昇降装置が構成される。ま
た、第2油圧シリンダ10と線状部材11とによ
り、係止部材が構成され、ブラケツト7、レール
8、ブロツク9、第3及び第4油圧シリンダとに
より移動装置が構成される。尚、12は運転席で
ある。
次に、作用を第4図〜第9図に基づいて説明す
る。ここでは、第8図に示すように、並設された
コンクリート構造物単体としてのコンクリート版
13a,13b,13cのうち1つのコンクリー
ト版13aが沈下して隣接するコンクリート版1
3bとの間に段差が発生した場合について説明す
る。
まず、第6図に示すように、沈下したコンクリ
ート版13aにアンカー打込み用の孔14と、充
填材注入用の貫通孔15と、検査用の貫通孔16
とを夫々所定間隔でハンドドリル17にて形成す
る。また、アンカー打込み用の孔14に第7図に
示すようにホールアンカー18を打込み、それら
のネジ部にアイボルト19を螺合する。
そして、コンクリート版13aの上方に第8図
に示すように装置を移動させ、アウトリガ7を隣
接するコンクリート版13b,13c上に載置す
る。また、各線状部材11下部のフツク11aを
第4図に示すように前記アイボルト19のフツク
19aに係止させる。そして、第1油圧シリンダ
5への油供給量を制御することにより、第8図中
実線示の如くフレーム1を上動させ、コンクリー
ト版13aを上動させる。また、各第2油圧シリ
ンダ10への油供給量を制御することにより、コ
ンクリート版13aの高さを微調整する。さら
に、第3及び第4油圧シリンダの操作により、ブ
ラケツト7及びブロツク9を夫々移動させて隣接
するコンクリート版13bとの間隙が適正値にな
るまでコンクリート版13aを略水平面にて移動
させる。
このようにして、沈下したコンクリート版13
aを第8図中実線示の如く隣接するコンクリート
版13b,13cと略面一でかつ所定間隔になる
ように移動させ、最適位置に保持させる。
そして、第9図に示すように、貫通孔15を介
して溶解したストレートアスフアルト或いはコン
クリートミルク等の充填材を前記注入装置からコ
ンクリート版13aと路盤20との空隙に流入さ
せる。さらに、充填材が固化するまでコンクリー
ト版13aを吊り下げた状態に保持させる。充填
材が固化すると、充填材によりコンクリート版1
3aが支持され、コンクリート版13aと隣接す
るコンクリート版13b,13cとの段差をなく
せる。
以上説明したように、沈下したコンクリート版
13aを隣接するコンクリート版13b,13c
と略面一でかつ最適位置になるまで移動させて保
持させ、充填材をコンクリート版13aの下方の
空隙に流入させるようにしたので、沈下したコン
クリート版13aを隣接するコンクリート版13
b,13cと略面一にでき、段差に確実になくす
ことができる。また、コンクリート版13aを吊
り下げた状態で充填材を流入できるので、充填材
の供給圧力を低くできるため、充填材の飛散を抑
制でき、もつて高温のストレートアスフアルトに
よる作業員等の火傷を防止でき、作業の安全性を
向上できる。
また、本装置を用いると車両の幅員を施工巾に
できるため、他方の車線を交通に開放した状態で
一方の車線でコンクリート版の工事が可能とな
る。
さらに、本装置を用いると、従来より施工時間
を短縮できると共に、交通規制区間をも短くでき
るため、交通規制を最小限に抑制できる。
次に、既設のコンクリート版を新たなコンクリ
ート版に交換する作業について説明すると、第1
0図に示すように、第2油圧シリンダ10の操作
により既設のコンクリート版21を上動させた
後、第1油圧シリンダ5の操作によりアウトリガ
6を上動させ、操向輪3及び駆動輪4を接地させ
る。そして、既設のコンクリート版21を他の場
所に搬送した後、新たなコンクリート版22を既
設のコンクリート版21が敷設されていた場所の
上方に持ち来す。そして、新たなコンクリート版
22を第2油圧シリンダ10の操作により下動さ
せると共に、前記実施例と同様に水平面内にて移
動させ、隣接するコンクリート版と略面一でかつ
所定間隙を設けて配設する。
尚、ブラケツト7、ブロツク9及び線状部材1
1は夫々油圧シリンダの代わりにネジ調整機構に
より移動させてもよい。また、第12図に示すよ
うに、第2油圧シリンダ10への油供給通路に電
磁弁23を設け、リミツトスイツチ等のセンサ2
4(フレーム1に取付けられる)が隣接するコン
クリート版13bに設けられた基準高さ設定用の
ゲージ25に当接したときに電磁弁23により油
供給通路を閉路し、コンクリート版13aの下動
を停止させることによりコンクリート版13aの
高さを基準位置に設定するようにしてもよい。ま
た、第13図に示すようにブロツク9を移動させ
る油圧シリンダ26を設けると共に、該油圧シリ
ンダ26への油供給通路に電磁弁27を設け、前
記と同様のセンサ28が横基準位置設定用のゲー
ジ29に当接したときに電磁弁27により油供給
通路を閉路し、コンクリート版13aの横移動を
停止させることにより、コンクリート版13aを
適正位置に配するようにしてもよい。
また、フレーム1と共に、油圧シリンダ10及
び線状部材11を第2図中上下方向に移動させる
ようにしてもよい。
また、本実施例では、コンクリート版に発生す
る段差について説明したが、橋梁、道路等の側溝
に設けられるコンクリート構造物の段差の補修に
も適用できる。
〈考案の効果〉 本考案は、以上説明したように、コンクリート
構造物単体を上下動させると共に、水平面にて移
動させ支持するようにしたので、コンクリート構
造物単体を最適位置に配置してコンクリート構造
物単体下方の空隙に充填材を低い圧力で供給で
き、作業の安全性を図れると共に、段差を確実に
なくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す補修装置の側
面図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図
の右側面図、第4図は第1図の要部拡大図、第5
図は第4図の側面図、第6図〜第9図は作用を説
明するための図、第10図及び第11図は異なる
補修装置を説明するための図、第12図及び第1
3図は本考案の他の変形例を夫々示す図である。 1……フレーム、5……第1油圧シリンダ、6
……アウトリガ、7……ブラケツト、8……レー
ル、9……ブロツク、10……第2油圧シリン
ダ、11……線状部材、13a〜13c……コン
クリート版。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート構造物の補修部外方に立設される
    支持部材と、該支持部材に昇降自由に取付けられ
    るフレームと、該フレームを前記支持部材に対し
    昇降させる昇降装置と、前記フレームに取付けら
    れ略水平面内を移動する移動装置と、該移動装置
    に取付けられ前記コンクリート構造物単体を上下
    動させるべく当該コンクリート構造物に係止され
    る係止部材と、前記コンクリート構造物単体と該
    コンクリート構造物下方の路盤とにより形成され
    る空隙に充填材を注入する注入装置と、を備えた
    ことを特徴とするコンクリート構造物の補修装
    置。
JP10968385U 1985-07-19 1985-07-19 Expired JPH0316888Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10968385U JPH0316888Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

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JP10968385U JPH0316888Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

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Publication Number Publication Date
JPS6221113U JPS6221113U (ja) 1987-02-07
JPH0316888Y2 true JPH0316888Y2 (ja) 1991-04-10

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