JPH03168438A - 制御式パワーユニットマウント - Google Patents

制御式パワーユニットマウント

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JPH03168438A
JPH03168438A JP30419589A JP30419589A JPH03168438A JP H03168438 A JPH03168438 A JP H03168438A JP 30419589 A JP30419589 A JP 30419589A JP 30419589 A JP30419589 A JP 30419589A JP H03168438 A JPH03168438 A JP H03168438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable plate
fluid
power unit
vibration
orifice
Prior art date
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Pending
Application number
JP30419589A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Aihara
相原 敏彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両に搭載されるパワーユニットを車体に支
持するのに用いられる制御式パワーユニットマウントに
関する。
(従来の技術) 従来、パワーユニットマウントとしては、例えば特開昭
57−138422号公報に記載されたものが知られて
いる。
この従来出典には、パワーユニット側の基板と車体側の
基板との間にゴム弾性体が装填され、該ゴム弾性体の変
形に伴って容積変化する主流体室にオリフィスを介して
副流体室が連通され、かつ前記主流体室内に弾性壁で仕
切られた空気室が形成された液体封入式のパワーユニッ
トマウントが示されている。
ところで、液体封入式のパワーユニットマウントでは、
入力振動が高周波微振動の場合、主流体室の容積変化が
小きざみに高速で行なわれる為、流体がオリフィスを通
過するときの流動抵抗が大きくなり、オリフィスが閉塞
状態となる。この結果、主流体室と副流体室との間の流
体移動が拘束され、ゴム弾性体の変形が不可能になって
動バネ定数が著しく高くなってしまう。
そこで、主流体室に弾性壁で仕切られた空気室を形成し
、流体移動が拘束されていても、弾性壁の変形によって
主流体室の容積変化を許容し、ゴム弾性体の変形を可能
にして動バネ定数の低下が得られるようにしていた。
即ち、第6図の動バネ定数特性に示すように、弾性壁無
しの実線特性に対して弾性壁を加えることで点線特性の
ように動バネ定数が低下する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の制御式パワーユニットマウン
トでは、弾性壁により常に主流体室の容積変化を許容す
る構成である為、高周波微振動領域においては低動バネ
定数により高い防振効果が得られて好ましいものの、低
中周波数振動領域においては、主流体室の容積変化量が
弾性壁により小さく抑えられることでオリフィスを介し
ての流体移動量が少なく、第6図のロスファクター点線
特性に示すように、動バネ定数低下に伴なってロスファ
クターのレベルが低減し、流体がオリフィスで受ける縮
流抵抗による振動減衰効果やオリフィス内流体を質量と
して形成される流体ダイナミックダンパによる吸振効果
が十分に発揮されないという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題に着目してなされた
もので、外部からの指令により支持特性を変更可能な制
御式パワーユニットマウントにおいて、運転状態や走行
状態等に応じて発生する高周波微振動と低中周波数振動
とを有効に低減することを課題としている。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明の制御式パワーユニッ
トマウントでは、封入流体を電気粘性流体とすると共に
、主流体室の容積変化を許容する可動板を電気粘性流体
による粘度変化で固定可能とする手段とした。
即ち、パワーユニット側に結合される基板及び車体側に
結合される基板と、前記両基板の間に装填されるゴム弾
性体と、前記ゴム弾性体の変形に伴って容積変化する主
流体室と、前記主流体室にオリフィスを介して連通され
る副流体室と、前記主副流体室及びオリフィス内に封入
され、電圧印加により粘度変化する電気粘性流体と、前
記主流体室の容積変化を許容するように板厚方向にガタ
をもって支持された絶縁体による可動板と、前記可動板
の外周部分を間に挟んで対向配置された電極板と、前記
電極板が対向する可動板の外周部分に埋設された通電部
材と、を備えている事を特徴とする。
(作 用) まず、パワーユニットマウントに高周波微振動が作用す
る運転状態では、電極間に電圧を印加させない制御を行
なう。この状態では、電気粘性流体に粘度変化がないた
め、可動板はガタの範囲で移動可能となっている。
従って、高周波微振動が入力したときに生じるオリフィ
スの閉塞時には、可動板のガタによって主流体室の容積
変化が許容され、ゴム弾性体の変形が可能となって動バ
ネ定数の低下を図ることができる。
又、低中周波数振動が作用する運転状態では、電極間に
電圧を印加させる制御を行なう。この状態では、電圧の
印加によって電気粘性流体の粘度が高粘度になり、可動
板のガタによる移動が拘束される。この場合、電極板は
可動板を間に挟んで対向し、かつ、可動板には電極に対
向する部分に通電部材が配設されているため、電極と通
電部材との間で印加された高粘度の電気粘性流体によっ
て可動板が扶持される状態となり、可動板のガタが確実
に拘束される。
従って、低中周波数振動か入力すると、ゴム弾性体の変
形に応じた主流体室の容積変化量が確保されるため、オ
リフィスを介して主流体室と副流体室との間で大量の流
体移動が行なわれ、流体がオリフィスで受ける縮流抵杭
による振動減衰作用やオリフィス内流体を質量とする流
体ダイナミックダンバによる吸振作用が十分に発揮され
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
第1図は本発明の実施例の制御式パワーユニットマウン
トを示している。
この制御式パワーユニットマウントは、パワーユウニッ
ト側に結合される基板1と、車体側に結合される基板2
との間にゴム弾性体3が装填され、このゴム弾性体3を
介してパワーユニットの静荷重が受けられる。
前記ゴム弾性体3の内部には上面に開放して凹部30が
形成され、この凹部30は、オリフィス40を有する仕
切板4によって上部が塞がれ、その内部が主流体室41
に形成されている。また、前記仕切板4の上側にはダイ
ヤフラム5が配設され、このダイヤフラム5と仕切板4
との間の空間が前記オリフィス40を介して主流体室4
1に連通ずる副流体室50に形成されている。尚、前記
仕切板4及びダイヤフラム5は周縁が押え板6によって
基板1に固定され、かつ該押え板6にはダイヤフラム5
との間に空気室6oが形成されるようにカバ一部61が
形成されている。
又、前記ゴム弾性体3の外周にはリング31が埋め込ま
れており、このリング31によってゴム弾性体3の膨出
が抑えられ、ゴム弾性体3が変形するときの主流体室4
1の容積変化が確保されている。
前記仕切板4は、固定板4aと合成樹脂による可動板4
bとで形成されている。前記固定板4aは板材を2枚重
ねて、その板材間に前記オリフィス40が形成され、か
つ中央部には開口部42が形成され、この開口部42の
内周には内向きに開口した環状溝43が形成されている
。前記可動板4bは周縁が前記環状溝43の内部にガタ
を持って嵌合されることによって、前記主流体室41の
容積を拡縮するように、板厚方向(上下方向)に移動可
能となっている。
前記主流体室41,副流体室50及びオリフィス40に
は電気粘性流体7が封入されており、この電気粘性流体
Yは、電圧が印加されることにより、その粘度が電圧に
応じて上昇する性質を有していて、この電気粘性流体7
の性質を利用して前記可動板4bのガタによる移動を拘
束又は解除するようにしている。
即ち、第2図及び第3図で示すように、可動板4bの周
縁部を間に挟んで対向するように、環状溝43の上下内
側面に電極板80.81が配設され、かつ、該電極板8
0.81に対向する可動板4bの周縁部に導電性金属に
よる通電部材9が複数埋め込まれている。
尚、82は制御部で、振動ビックアップやエンジン回転
数等により低中周波数振動が発生する運転状態であると
検出された時には前記電極板80.81に電圧を印加す
る。
又、前記可動板4bは、その比重が電気粘性流体7と見
かけ上においてほぼ同一になるように、合成樹脂を素材
として形成すると共に、前記通電部材9を設けたことに
よる重量増加分を軽減するために、その肉厚内に空洞部
44が形成されている。
次に実施例の作用を説明する。
(イ)高周波微振動入力時 パワーユニットマウントに高周波微振動が作用する運転
状態では、制御部82から電極扱80,81に電圧が印
加されないために、電気粘性流体7の粘度は低粘度であ
り、可動板4bは環状溝43とのガタの範囲で移動可能
となる。
この状態で、パワーユニットマウントに高周波微振動が
入力した場合、ゴム弾性体3の変形に伴って主流体室4
1が小きざみに高速で容積変化することになるため、流
体7がオリフィス40を通過するときの流動抵抗が大き
くなり、オリフィス40が閉塞状態になる。このため主
流体室41と副流体室50との間の流体移動が拘束され
てゴム弾性体3の変形が不可能になり、動バネ定数が高
くなろうとする。しかし、可動板4bがガタの範囲で移
動可能であることにより可動板4bの移動に伴なって主
流体室41の容積変化が許容され、ゴム弾性体3の変形
が可能になるため、動バネ定数の低下を図ることができ
る。
尚、可動板4bの比重が電気粘性流体7と見かけ上にお
いてほぼ同一であることで、主流体室41の容積拡大及
び容積縮小に対し同様の応答により可動板4bが移動追
従する。
この結果、高周波微振動は、第6図A部分の低動バネ定
数特性により有効に低減される。
(口)低中周波数振動入力時 パワーユニットに低中周波数振動が作用する運転状態で
は、制御部82から電極板80.81に電圧が印加され
、電極板80.81間において電気粘性流体7の粘度が
高粘度になり、可動板4bのガタによる移動が拘束され
る。この場合、電極板80.81は可動板4bの周縁部
を間に挟んで対向し、その可動板4bの周縁部には通電
部材9が埋め込まれているため、第4図のように環状溝
43の奥部において電極板80.81同士の間で電気粘
性流体Yが印加された高粘度部分70と、可動扱4bの
周縁部上下面と環状溝43の上下内側面との間において
電極板80と通電部材9及び電極板81と通H部材9の
間で電気粘性流体7が印加された高粘度部材71.72
とで、可動板4bが扶持される状態となり、可動板4b
のガタによる移動が確実に拘束される。
尚、第5図に示すように、仮に、可動板4bに通電部材
9を設けない場合には、可動板4bは環状溝43の奥部
において高粘度部分70のみにより固定されることにな
り、これでは可動板4bの拘束が確実に行なえないとい
う不具合が生じる。
そして、パワーユニットマウントに低中周波数振動が入
力した場合、可動板4bの移動による主流体室41の容
積変化が無く、ゴム弾性体3の変形量に対応する主流体
室41の容積変化量が確保されることになり、オリフィ
ス40を介して主流体室41と副流体室50との間で大
量の流体移動が行なわれ、このとき流体7がオリフィス
40で受ける縮流抵抗によって振動が減衰されるし、ま
た、オリフィス40内の流体を質量とし、両流体室41
.50の拡縮弾性をバネとして構成される流体ダイナミ
ックダンバによる共振周波数域での高い吸振作用も発揮
される。
この結果、低中周波数振動入力時には、第6図のB部分
に示すロスファクターの高レベル特性により有効に低減
される。
以上のように、本実施例では、電気粘性流体7を高粘度
とすることによって可動板4bを確実に拘束する構成と
した為、高周波微振動と低中周波数振動とを共に有効に
低減することができる。
又、可動板4bの比重を電気粘性流体7と見かけ上にお
いてほぼ同一とした為、可動板4bの拘束解除時には確
実に動バネ定数低減効果が発揮される。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明にあっては、外部から
の指令により支持特性を変更可能な制御式パワーユニッ
トマウントにおいて、封入流体を電気粘性流体とすると
共に、主流体室の容積変化を許容する可動板を電気粘性
流体による粘度変化で固定可能とする手段とした為、運
転状態や走行状態等に応じて発生する高周波微振動と低
中周波数振動とを有効に低減することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の制御式パワーユニットマウント
を示す断面図、第2図は可動板支持部の拡大断面図、第
3図は可動板の一部平面図、第4図及び第5図は可動板
拘束作用説明図、第6図は振動周波数に対する動バネ定
数特性及びロスファクター特性である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)パワーユニット側に結合される基板及び車体側に結
    合される基板と、 前記両基板の間に装填されるゴム弾性体と、前記ゴム弾
    性体の変形に伴って容積変化する主流体室と、 前記主流体室にオリフィスを介して連通される副流体室
    と、 前記主副流体室及びオリフィス内に封入され、電圧印加
    により粘度変化する電気粘性流体と、前記主流体室の容
    積変化を許容するように板厚方向にガタをもって支持さ
    れた絶縁体による可動板と、 前記可動板の外周部分を間に挟んで対向配置された電極
    板と、 前記電極板が対向する可動板の外周部分に埋設された通
    電部材と、 を備えている事を特徴とする制御式パワーユニットマウ
    ント。 2)請求項1規制の制御式パワーユニットマウントにお
    いて、 前記可動板の素材を合成樹脂とし、可動板の肉厚内に空
    洞部を形成することで、通電部材が埋設された可動板の
    見かけの比重を電気粘性流体とほぼ同じにした事を特徴
    とする制御式パワーユニットマウント。
JP30419589A 1989-11-22 1989-11-22 制御式パワーユニットマウント Pending JPH03168438A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170036525A1 (en) * 2015-08-03 2017-02-09 Ford Global Technologies, Llc Decoupler for a hydraulic engine mount

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170036525A1 (en) * 2015-08-03 2017-02-09 Ford Global Technologies, Llc Decoupler for a hydraulic engine mount
US10589615B2 (en) * 2015-08-03 2020-03-17 Ford Global Technologies, Llc Decoupler for a hydraulic engine mount

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