JPH0316821Y2 - - Google Patents

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JPH0316821Y2
JPH0316821Y2 JP1988150403U JP15040388U JPH0316821Y2 JP H0316821 Y2 JPH0316821 Y2 JP H0316821Y2 JP 1988150403 U JP1988150403 U JP 1988150403U JP 15040388 U JP15040388 U JP 15040388U JP H0316821 Y2 JPH0316821 Y2 JP H0316821Y2
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temperature
exhaust gas
powder
introduction pipe
heater
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JP1988150403U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は微粉炭などの危険性粉粒体をエンジン
排気ガスを利用して圧送する粉粒体運搬車におけ
る危険性粉粒体の輸送装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に粉じん爆発においては酸素濃度が低くな
れば爆発圧力や圧力上昇速度は小さくなり、遂に
は爆発性を失うようになる。また浮遊炭じんの電
気スパークによる発火を防止するための限界酸素
濃度は16%以下といわれている。
この意味から危険性粉粒体を圧送するには車両
のエンジン排気ガスを利用するのが有効である。
しかしながら排気ガス中には黒鉛などのダスト
が含有されており、これらのダストを含有したま
まの状態で粉粒体の圧送空気源に利用すると、微
粉炭がダストによつて劣化し、品質が低下する恐
れがある他、エアスライド用キヤンバスを用いて
圧送する場合にはキヤンバスが目詰りを起して使
用不能となり、頻繁にキヤンバスを交換しなけれ
ばならないことになる。
ところで、実公昭46−5846号公報には排気ガス
を用いた粉粒体排出装置が開示され、管8の途中
に油気を吸収除去する清浄器20が設けられてい
るが、1つの清浄器のみでは大量に流通する排気
ガス中のダストを十分に除去できないし、300℃
以上もある排気ガスを高温のままでタンク内に導
入るため積載物が微粉炭等の危険性粉粒体である
場合、タンク内で燃焼する危険性がある。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、エ
ンジン排気ガス中より確実にダストを捕獲すると
同時に、安全で円滑な圧送作業を行うことを目的
とするものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により説明する
と、Vは粉粒体運搬車で、車体1上に粉粒体収容
タンク2が搭載され、該粉粒体収容タンク2の前
部と車体1間にはダンプシリンダ3が介装されて
いる。
4は前記粉粒体収容タンク2の後端下部に形成
された吐出部であつて、該吐出部4には特にキヤ
ンバスは設けられていない。5は前記粉粒体運搬
車Vのエンジンで、このエンジン5の排気管6の
途中には導入管7の一端が連結され、この導入管
7の他端は一次空気供給管8及び二次空気供給管
9を介して前記吐出部4に連結されている。
10はウオータスクラバで、導入されたエンジ
ン排気ガスをウオータタンク11内の水に接触さ
せて、その排気ガス中のカーボン、オイルミスト
などの不純物を取り除くとともに水との熱交換に
より80℃以下に冷却することができるようになつ
ている。
17は背圧空気供給管で、一端を前記導入管7
に、他端を粉粒体収容タンク2の上部に連結さ
れ、その途中には開閉弁18及びチエツク弁19
がそれぞれ介装されている。
なお20は前記導入管7の途中に介装されたク
ーラ、23,24,25,26は開閉弁、27,
28はチエツク弁、29はマンホール、30はサ
イクロン、31はヒータである。
第2図には前記ウオータスクラバ10とヒータ
31の具体的実施例が示されており、ウオータタ
ンク11内にヒータ31としての熱交換器が設置
されており、ウオータタンク11内の水温(常時
80〜85℃)を利用したものである。
従つて前記クーラ20、前記サイクロン30及
びヒータ31内へ流入した排気ガス(約40℃)は
ヒータ31により昇温(約80℃)されて前記吐出
部4へ流入する。
次に本考案の作用について説明すると、まず微
粉炭をマンホール29より粉粒体収容タンク2内
に投入した後、目的地まで輸送する。次に粉粒体
収容タンク2より微粉炭を排出する場合において
は、ダンプシリンダ3を伸長して、粉粒体収容タ
ンク2を傾倒し、しかる後に開閉弁24,25を
開き、一方開閉弁23を閉じてエンジン5よりの
排気ガスを排気管6、導入管7、一次空気供給管
8を介して吐出部4内へ流入させ、微粉炭を排気
ガス内に混入させて外部に排出する。この時導入
管7の途中にはウオータスクラバ10、クーラ2
0、サイクロン30及びヒータ31が順次介装さ
れているため、まずエンジン排気ガス中に含まれ
る粗粒ダストはウオータスクラバ10により除去
される。そして、排気ガスはウオータスクラバ1
0にて降温(350℃→80℃)された後、中温・高
湿度状態でクーラ20に流入されて外気温近くま
で冷却(80℃→40℃)される結果、微粒ダストを
核として結露し、続いてサイクロン30にて水分
と微粒ダストが捕獲される。その後ヒータ31に
て昇温(40℃→80℃)されるため、クーラ20よ
り流出して自然空冷によつて過飽和状態となつて
いる排気ガス中の水分はヒータ31にて蒸発され
る。従つて、吐出部4内壁が漏れて微粉炭が付
着・凝固し、吐出部4が閉塞する恐れがない。
なお粉粒体収容タンク2内の圧が低下した場合
は開閉弁18を開いて排気ガスを粉粒体収容タン
ク2内へ流入させ、粉粒体収容タンク2内のタン
ク圧の低下を防止できる。
以上説明した様に本考案によれば微粉炭などの
危険性粉粒体の排出時においてエンジン排気ガス
中のダストをウオータスクラバにより除去すると
同時にエンジン排気ガスを降温し、さらにクーラ
20にて冷却し、水分の絶対量を低下させた後、
ヒータにて昇温させて、排気ガスの水分を蒸発さ
せるため、吐出部内壁が濡れて閉塞することがな
く、排気ガスを浄化するとともに適温まで降温し
て圧送作業を安全、かつ円滑に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体構成図、
第2図は本考案のウオータスクラバ及びヒータの
具体的構成図である。 1……車体、2……粉粒体収容タンク、4……
吐出部、5……エンジン、6……排気管、7……
導入管、8……一次空気供給管、10……ウオー
タスクラバ、20……クーラ、30……サイクロ
ン、31……ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体上に搭載された粉粒体収容タンクの吐出部
    に導入管の一端を連結し、該導入管の他端をエン
    ジンからの排気管に連結するとともに、前記導入
    管の途中に高温の排気ガス中の粗粒ダストを除去
    し、かつ降温し、中温・高湿度状態とするウオー
    タスクラバ、外気温近くまで冷却するクーラ、水
    分と微粒ダストを補集するサイクロン及び再び中
    温まで昇温するヒータを順次介装し、高温の排気
    ガスを浄化降温して圧送流体としてなる粉粒体運
    搬車における危険性粉粒体の輸送装置。
JP1988150403U 1988-11-18 1988-11-18 Expired JPH0316821Y2 (ja)

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JP1988150403U JPH0316821Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18

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JPH0175026U JPH0175026U (ja) 1989-05-22
JPH0316821Y2 true JPH0316821Y2 (ja) 1991-04-10

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JP1988150403U Expired JPH0316821Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4421427Y1 (ja) * 1968-12-28 1969-09-10
JPS5648325A (en) * 1979-09-27 1981-05-01 Kobe Steel Ltd Transportation method of pulverized coal through gas duct

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4421427Y1 (ja) * 1968-12-28 1969-09-10
JPS5648325A (en) * 1979-09-27 1981-05-01 Kobe Steel Ltd Transportation method of pulverized coal through gas duct

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Publication number Publication date
JPH0175026U (ja) 1989-05-22

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