JPH0316799Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0316799Y2
JPH0316799Y2 JP2967984U JP2967984U JPH0316799Y2 JP H0316799 Y2 JPH0316799 Y2 JP H0316799Y2 JP 2967984 U JP2967984 U JP 2967984U JP 2967984 U JP2967984 U JP 2967984U JP H0316799 Y2 JPH0316799 Y2 JP H0316799Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
fan
engine
fan cover
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2967984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60142198U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2967984U priority Critical patent/JPS60142198U/ja
Priority to CA000460742A priority patent/CA1218904A/en
Publication of JPS60142198U publication Critical patent/JPS60142198U/ja
Priority to US06/931,881 priority patent/US4692123A/en
Application granted granted Critical
Publication of JPH0316799Y2 publication Critical patent/JPH0316799Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は船外機のエンジン、特にカバー付のエ
ンジンに関する。
このようなエンジンでは、充填効率を高めるた
めに、エンジンの吸入空気は冷却用空気と別個に
取入れることが望まれ、またエンジンの寿命を損
じないように、吸入空気からは海水のしぶきや塵
埃等を分離することが望まれ、さらにエンジンの
運転中は常にその直前に操縦者がいるので、操縦
者の疲労を軽くするためにエンジンの吸気騒音を
できるだけ低く抑えることが望まれる。
本考案は、このような要求を満足させ得る簡単
且つコンパクトな前記エンジンを提供することを
目的とするもので、その特徴は、冷却フアン、エ
ンジン本体及び気化器を上方から通風間隙を存し
て覆い下面を開放したフアンカバーと、このフア
ンカバーの下端より外方へ略水平に延びて立上る
ボトムカバーと、前記フアンカバーを上方より通
風間隙を存して覆い下端を前記ボトムカバーの上
端と結合されるトツプカバーとよりエンジンカバ
ーを構成し、前記トツプカバーの上壁に主空気取
入口を、また前記フアンカバー上壁に前記冷却フ
アンの吸込口を、さらに前記ボトルカバーに副空
気取入口をそれぞれ穿設し、前記フアンカバーと
ボトムカバーとの対向側壁間に吸気チヤンバを配
置し、この吸気チヤンバの入口を前記取入口から
離隔した位置で前記フアンカバーの側壁に対向し
て開口させ、該チヤンバの出口を、前記フアンカ
バーに設けられた透孔を通して前記気化器に接続
したところにある。
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、第1図において船外機のエンジンEは
使用状態でクランク軸1が垂直になるように配置
され、そのクランク軸1の回転トルクは垂直配置
の駆動軸2及び傘歯車伝動装置3を介して水平配
置のプロペラ軸4に伝達し、プロペラ5を回転駆
動する。クランク軸1の上端には冷却フアン6
が、さらにその上部にリコイル式始動装置7が取
付けられる。
クランク軸1を支持するクランクケース8の下
面にオイルパン9が、またクランクケース8の後
面にシリンダブロツク10がそれぞれ粘着され、
これらはエンジン本体Eaを構成する。オイルパ
ン9の下面には、駆動軸2を収容するエクステン
シヨンケース11が結着される。
エクステンシヨンケース11はスイベルケース
12に回動自在に支承され、またスイベルケース
12は、船体Sにクランプして取付けられるスタ
ーンブラケツト13に枢軸14を介して上下方向
チルト可能に連結される。
第1図ないし第4図に示すように、シリンダブ
ロツク10の一側に装着された気化器15には、
その吸気口に連通する空気導管16の出口端がボ
ルト17で結着される。この空気導管16は途中
からL字状に屈曲して入口端を船外機前方へ向け
ており、これに吸気チヤンバ18の出口となる出
口短管18eがゴム製のジヨイント19を介して
接続される。吸気チヤンバ18の入口となる入口
短管18iは、該チヤンバ18の上面に一体に突
設されている。また吸気チヤンバ18の船体S前
方を向いた前壁には該チヤンバ18内部と連通す
る燃料溜18aが形成される。この燃料溜18a
は、プロペラ5のチルトアツプに伴うエンジンE
の船体S側への傾動時、気化器15の燃料ノズル
等より溢流した燃料を受容して入口短管18iか
らの燃料流出を防止する。
気化器15のフロート室には燃料タンク20か
ら燃料管21を通して燃料が供給され、気化器1
5の絞弁はスロツトルレバー22によりリンク、
ワイヤ等よりなる連動機構23を介して開閉操作
されるようになつている。
第1図及び第2図に示すように、エンジンEは
エンジンカバー30を有する。このエンジンカバ
ー30は、前記冷却フアン6、エンジン本体Ea
及び気化器15を上方より通風間隙S2を存して覆
い下面を開放したフアンカバー31と、このフア
ンカバー31の下端より外方へ略水平に延び、そ
してフアンカバー31の中間高さに立上るボトム
カバー32と、フアンカバー31を上方より通風
間隙S1を存して覆い下端をボトムカバー32の上
端と結合されるトツプカバー33とより構成され
る。各カバー31,32,33はいずれも合成樹
脂製であつて、フアンカバー31及びボトムカバ
ー32は、個別に成形してから結合してもよい
が、図示例では一体成形により予め結合されてい
る。
フアンカバー31はエンジン本体Eaにボルト
34により固定され、ボトムカバー32及びトツ
プカバー33の結合はボトム35により行われ
る。
フアンカバー31の上壁には、冷却フアン6の
吸込口36が穿設され、この吸込口36の後方に
おいてトツプカバー33の上壁に主空気取入口3
7mが穿設され、これにグリル38が装着され
る。またボトムカバー32の底壁には副空気取入
口37Sが燃料タンク20の下面に対向して穿設
される。
第2図及び第5図に示すように、前記吸気チヤ
ンバ18の入口短管18iは、主,副両空気取入
口37m,37sから離隔した位置でフアンカバ
ー31の側面に対向して開口するよう、先端部が
屈曲している。
さらに、フアンカバー31の上壁には、始動装
置7を覆うスタータカバー39が吸込口36との
間に通風間隙を存してボルト40により結着され
る。
前記気化器15は、第4図に明示するように、
ボトムカバー32の底壁下に形成された凹所Rに
配置される。前記吸気チヤンバ18は、第3図に
明示するように、上記凹所Rに隣接してフアンカ
バー31の側壁とボトムカバー32の側壁との間
の通風間隙S1を利用して形成された断面三角形状
のチヤンバ収容空間Acに配置される。そして前
記凹所R及び空間Acの間を仕切るフアンカバー
31の一部の側壁31aには透孔41が穿設さ
れ、この透孔41を貫通するように吸気チヤンバ
18の出口短管18eが配置される。
吸気チヤンバ18は、燃料溜18a近傍の上面
に膨大頭部付の支持ピン42が一体に突設されて
おり、この支持ピン42の首部にはフアンカバー
31に軸支43された支片44のU字状切欠45
が係合される。こうして吸気チヤンバ18は支片
44を介してフアンカバー31に支持される。
前記燃料タンク20は、第1図及び第2図に示
すように、フアンカバー31の前壁と、ボトムカ
バー32及びトツプカバー33の前壁との間の通
風間隙S1を利用して形成されたタンク収容空間
Atに配置されると共にボトムカバー32の底壁
上に弾性支持部材46を介して支持される。燃料
タンク20の給油口管20aは、トツプカバー3
3の上壁を貫通して外部に露出され、その開口端
にキヤツプ47が施される。
燃料タンク20から延出される燃料管21は、
第2図、第5図及び第6図に示すように、チヤン
バ収容空間Acを通つてフアンカバー31の側壁
31aを貫通するように配管される。その際、吸
気チヤンバ18との干渉を避けつつ燃料管21の
配管経路を規制するために、吸気チヤンバ18と
フアンカバー31またはボトムカバー32との少
なくとも一方の対向壁面に、燃料管21を受容す
るトンネル状凹部48が形成される。
前記スロツトルレバー22は、燃料タンク20
の直下においてボトムカバー32の底壁に軸支さ
れる。
次にこの実施例の作用を説明すると、エンジン
Eの運転中、主空気取入口37mからトツプカバ
ー33内の通風間隙S1に流入した空気は、エンジ
ンEの吸気作用により吸気チヤンバ18に向つて
斜め前方に進む第1の流れaと、冷却フアン6の
吸込作用により吸込口36に向つて真直ぐ前方へ
進む第2の流れbとの二手に分れる。
そして、第1の流れaの空気は、第5図に示す
ように、フアンカバー31の側面に沿つて下つた
後、水平方向に曲つて入口短管18iから吸気チ
ヤンバ18内に吸入される。このように、第1の
流れaの空気が吸気チヤンバ18内に吸入され
る。このように、第1の流れaの空気が吸気チヤ
ンバ18に吸入される前に進路をクランク状に屈
曲されるとき、その空気中に含まれる海水のしぶ
きや塵埃等は分離され、吸気チヤンバ18への侵
入を阻止される。
吸気チヤンバ18に吸入された空気はその内部
で吸気騒音を消された後、出口短管18eを出、
そして空気導管16を経て気化器15に吸入さ
れ、ここで混合気を生成してエンジンEの燃焼室
に吸入される。
一方、第2の流れbの空気は吸込口36からフ
アンカバー31内の通風間隙S2に吸込まれ、冷却
フアン6によりエンジン本体Ea及び気化器15
の全外表面へ送られ、これらを冷却してフアンカ
バー31の開放下面より外部に排出される。更に
ボトムカバー32内には、外気が副空気取入口3
7sからも流入し、前記第1の流れaの空気と合
流して吸気チヤンバ18の入口短管18iへ吸入
される。こうして、吸気チヤンバ18を収容する
ボトムカバー32の内部は外気により換気されて
常に比較的低温に保持されるため、吸気チヤンバ
18も、エンジンEの発生熱の影響を受けること
なく、比較的低温に保持される。しかも、副空気
取入口37sからボトムカバー32内に流入した
空気の流れは、フアンカバー31の側面に沿つて
上昇した後、水平方向に曲つて吸気チヤンバ18
の入口短管18iに到達するので、その流れが屈
曲されるとき、その空気中の海水のしぶきや塵埃
等は分離され、吸気チヤンバ18への侵入を阻止
される。
以上のように本考案によれば、冷却フアン、エ
ンジン本体及び気化器を上方から通風間隙を存し
て覆い下面を開放したフアンカバーと、このフア
ンカバーの下端より外方へ略水平に延びて立上る
ボトムカバーと、前記フアンカバーと、このフア
ンカバーの下端より外方へ略水平に延びて立上る
ボトムカバーと、前記フアンカバーを上方より通
風間隙を存して覆い下端を前記ボトムカバーの上
端と結合されるトツプカバーとよりエンジンカバ
ーを構成し、前記トツプカバーの上壁に主空気取
入口を、また前記フアンカバー上壁に前記冷却フ
アンの吸込口を、さらにボトムカバーに副空気取
入口をそれぞれ穿設し、前記フアンカバーとボト
ムカバーとの対向側壁間に吸気チヤンバを配設
し、該チヤンバの出口を、前記フアンカバーに設
けられた透孔を通して前記気化器に接続したの
で、主空気取入口に流入した空気はトツプカバー
内でエンジンの吸入空気と冷却用空気とに分けら
れ、また副空気取入口に流入した空気はボトムカ
バー内部を換気しつつ前記冷却用空気と合流して
吸気チヤンバに吸入され、したがつて吸入空気及
び吸気チヤンバはエンジン本体の発生熱の影響を
受けることなく常に比較的低温に保持され、エン
ジンの充填効率、延いてはその出力の向上に寄与
することができる。
また、エンジンの吸気騒音は吸気チヤンバで著
しく減衰され、さらにフアンカバー、ボトムカバ
ー及びトツプカバー間の通風間隙においても減衰
されるから、外部に漏れる吸気騒音は非常に小さ
い。しかも、吸気チヤンバはフアンカバー及びボ
トムカバーの対向側壁間の通風間隙を有効に利用
して設置されるから、エンジンのコンパクト化を
図ることができる。
また、吸気チヤンバの入口は、これを主,副空
気取入口から離間した位置でフアンカバーの側面
に対向して開口させたので、これら空気取入口に
流入した吸入空気は、吸気チヤンバに吸入される
直前に進路の屈曲を余儀なくされ、このとき吸入
空気から海水のしぶき、塵埃等が分離され、した
がつてフアンカバーの側壁に迷路板の機能を持た
せた極めて簡単な構造によつて海水のしぶき等の
エンジン内部への侵入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は要部を縦断した船外機の側面図、第2図は第1
図の−線断面図、第3図は第2図の要部拡大
断面図、第4図、第5図及び第6図は第3図の
−線、−線、−線断面図である。 Ac…チヤンバ収容空間、At……タンク収容空
間、E……エンジン、Ea……エンジン本体、S1
S2……通風間隙、a,b……第1、第2の流れ、
6……冷却フアン、15……気化器、16……空
気導管、18……吸気チヤンバ、18i……入口
としての入口短管、18e……出口としての出口
短管、19……ジヨイント、30……エンジンカ
バー、31……フアンカバー、32……ボトムカ
バー、33……トツプカバー、36……吸込口、
37m……主空気取入口、37s……副空気取入
口、41……透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却フアン、エンジン本体及び気化器を上方か
    ら通風間隙を存して覆い下面を開放したフアンカ
    バーと、このフアンカバーの下端より外方へ略水
    平に延びて立上るボトムカバーと、前記フアンカ
    バーを上方より通風間隙を存して覆い下端を前記
    ボトムカバーの上端と結合されるトツプカバーと
    よりエンジンカバーを構成し、前記トツプカバー
    の上壁に主空気取入口を、また前記フアンカバー
    上壁に前記冷却フアンの吸込口を、さらに前記ボ
    トムカバーに副空気取入口をそれぞれ穿設し、前
    記フアンカバーとボトムカバーとの対向側壁間に
    吸気チヤンバを配置し、この吸気チヤンバの入口
    を前記主、副空気取入口から離隔した位置で前記
    フアンカバーの側壁に対向して開口させ、該チヤ
    ンバの出口を、前記フアンカバーに設けられた透
    孔を通して前記気化器に接続したことを特徴とす
    る、船外機用エンジン。
JP2967984U 1983-08-10 1984-03-01 船外機用エンジン Granted JPS60142198U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2967984U JPS60142198U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 船外機用エンジン
CA000460742A CA1218904A (en) 1983-08-10 1984-08-10 Outboard engine
US06/931,881 US4692123A (en) 1983-08-10 1986-11-17 Outboard motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2967984U JPS60142198U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 船外機用エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60142198U JPS60142198U (ja) 1985-09-20
JPH0316799Y2 true JPH0316799Y2 (ja) 1991-04-10

Family

ID=30528708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2967984U Granted JPS60142198U (ja) 1983-08-10 1984-03-01 船外機用エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60142198U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60142198U (ja) 1985-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5445547A (en) Outboard motor
JPH0491311A (ja) 水平シリンダを備えるエンジンの潤滑油路構造及びそのエンジンを搭載してなる船外機
US4692123A (en) Outboard motor
JP3950204B2 (ja) 空冷エンジンを搭載した船外機
EP0560405A2 (en) Air-cooled internal combustion engine
US6623319B2 (en) Cowling and ventilation system for outboard motor
US6132273A (en) Cowling for outboard motor
US9180950B1 (en) Outboard engine and air intake system
JPH10157693A (ja) 船外機
JP3945665B2 (ja) 船外機のエンジン冷却構造
JP3963291B2 (ja) 船外機
US6095877A (en) Outboard motor
JPH0316799Y2 (ja)
JP4066274B2 (ja) 船外機のオイル通路構造
JPS6333036Y2 (ja)
US4969848A (en) Tank-built-in outboard motor
JPS6038293A (ja) 船外機
JP4172600B2 (ja) 船外機の燃料タンク冷却構造
JP3814060B2 (ja) 船外機
JP3932070B2 (ja) 船外機の燃料供給装置
JP3946810B2 (ja) 船外機の吸気通路構造
JP4112731B2 (ja) 水上オートバイ
JPH10159654A (ja) 船外機
EP1069292B1 (en) Outboard motor
JP4114762B2 (ja) 船外機