JPH03167612A - 安定化電源回路 - Google Patents

安定化電源回路

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JPH03167612A
JPH03167612A JP30869889A JP30869889A JPH03167612A JP H03167612 A JPH03167612 A JP H03167612A JP 30869889 A JP30869889 A JP 30869889A JP 30869889 A JP30869889 A JP 30869889A JP H03167612 A JPH03167612 A JP H03167612A
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current
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JP30869889A
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Kiyoshi Kumada
清 熊田
Hisao Nagao
長尾 久夫
Hironobu Izumi
出水 啓修
Kenji Suzuki
賢司 鈴木
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電圧の制御素子としてPNP型トランジスタ
を用いた直列制御型の安定化電源回路に関するものであ
る. 〔従来の技術〕 従来の直列制御型の安定化電源回路においては、入出力
間の電圧差を小さくするために、直列制御素子としてP
NP型のトランジスタを用いた構或がすでに提案されて
いる。このような安定化電?回路を第2図に基づいて説
明する。
第2図に示すように、安定化電源回路において、PNP
型のトランジスタTrz.は、工ξツタが入力端子■.
に接続され、ベースが駆動回路2lにおけるトランジス
タTrzz−Trzaのコレクタに接続されており、さ
らにコレクタが出力端子Voに接続されるとともに抵抗
Rt.・R2■からなる分圧回路22を介して接地され
ている。駆動回路21は、トランジスタTrz■・Tr
!3がダーリントン接続されてなっており、トランジス
タTrHのベースーエミッタ間にブリーダ抵抗としての
抵抗Rtlが設けられている. 差動アンブ23は、反転入力端子が上記分圧回路22に
おける抵抗R.と抵抗R.との接続点に接続されるとと
もに、非反転入力端子が基準電圧源24に接続され、出
力端子が駆動回路2lにおけるトランジスタTr0のベ
ースに接続されている。また、基準電圧源24は、入力
端子viに接続されるとともに、接地されている。それ
ゆえ、上記差動アンブ23は、分圧回路22により出力
電圧から得られた帰還電圧と、基準電圧源24の基準電
圧とが入力され、これらの電圧差を増幅して出力するこ
とにより、駆動回路21の動作を制御するようになって
いる。
従って、上記安定化電源回路は、分圧回路22により得
られた帰還電圧に基づいてトランジスタTrHの動作を
制御することにより、入力電圧を制御して基準電圧源2
4の基準電圧に応じた一定の出力電圧を得るようになっ
ている。換言すれば、この安定化電源回路においては、
出力電圧が、トランジスタTr.、分圧回路22、差動
アンプ23および駆動回路2lからなるフィードバック
ルーブにより負帰還制御されるようになっている.保護
回路25は、出力短絡時に出力電流を過電流検出時と異
なる値に制限する短絡保護回路25aと、過電流検出時
に出力電流を一定値に制限する過電流保護回路25bと
、短絡保護回路25aおよび過電流保護回路25bの動
作点を設定する動作点設定回路25cとを備えている。
動作点設定回路25cは、抵抗値のほぼ等しい?個の抵
抗R24・Rzsと、NPN型トランジスタのコレクタ
ーベース間を短絡したダイオードDz+との並列回路と
、,この並列回路に直列に接続された抵抗値の小さい抵
抗RZ&とからなる.この動作点設定回路25cは、並
列回路側の一端が駆動回路21におけるトランジスタT
r.のエミッタに接続されるとともに、抵抗R1の一端
が接地されている。
短絡保護回路25aは、PNP型のトランジスタTrz
aとNPN型のトランジスタTr■とからなる。トラン
ジスタTr■は、ベースが駆動回路21におけるトラン
ジスタTr.3のエミッタに接続されるとともに、エミ
ッタが差動アンブ23の反転入力端子に接続されている
。また、トランジスタTrtaは、工ξツターコレクタ
間を介して駆動回路21におけるトランジスタTrzz
のベースを接地するとともに、ベースがトランジスタT
r,のコレクタに接続されている。
過電流保護回路25bは、NPN型のトランジスタTr
ziと、これとは別のNPN型トランジス?のコレクタ
ーベース間を短絡したダイオードD2■とからなる。ト
ランジスタTrzbは、コレクタが駆動回路21におけ
るトランジスタTr2■のベースに接続されるとともに
、エミッタがダイオードD.を介して接地されており、
さらにベースが動作点設定回路25cにおける抵抗RZ
4と抵抗Rzsとの接続点に接続されている。
ここで、上記のように構戒された保護回路25の動作を
説明する。
過負荷によりトランジスタT r..の工ξツターコレ
クタ間に過大な電流が流れると、トランジスタTr■の
ベースに流れる電流が増大する。このベース電流は、′
動作点設定回路25cにおけるダイオードD■と抵抗R
0とを通じて流れるため、過電流保護回路25bにおけ
るトランジスタTrz&のベースには、主として抵抗R
Z&での電圧降下が加わる.この電圧降下が所定値を越
えるとトランジスタTr..がONL、駆動回路21に
おけるトランジスタTroのベースがトランジスタTr
ziとダイオードD2■とを介して接地され、トランジ
?タTrz■のベース電位が接地電位付近まで低下する
。すると、駆動回路21がトランジスタTrz+のベー
ス電流を減少させるので、出力電流は、トランジスタT
rz+によりほぼ一定値に制限される。
このとき、短絡保護回路25aにおけるトランジスタT
rzsのベース電位は、過電流保護回路25bにおける
トランジスタTrzhおよびダイオードD2■の各ベー
スーエミンタ間電圧と動作点設定回路25cにおける抵
抗R24による電圧降下との和になる。そして、抵抗R
 24による電圧降下は、抵抗R24・RZ5がほぼ等
しい抵抗値を有し、これら抵抗R24・RtSにはダイ
オードDZIo順方向に電圧が加わることから、ベース
ーエξツタ間電圧の2分の1の値となる。この結果、ト
ランジスタTr0のベース電位は、ベースーエξツタ間
電圧の2.5倍となる。従って、短絡保護回路25aは
、帰還電圧がベースーエξツタ間の1.5倍以下、すな
わち常温(25゜C)において約1. 0 5 V以下
となったときにトランジスタTrzsがONLて動作す
る。
また、出力短絡時は、差動アンブ23の反転入力端子に
人力される帰還電圧が接地電位まで低下するため、短絡
保護回路25aにおけるトランジスタT r zsのエ
ミッタ電位も同様に接地電位まで低下する。このとき、
トランジスタTr.のへ−ス電流がわずかしか流れない
ために、動作点設定回路25cのダイオードI)z+が
OFF状態となっており、上記ベース電流は、抵抗R2
4・Rzsおよび抵抗R1を通じて流れる。この抵抗R
 zbは抵抗値が小さいため、生じる電圧降下がわずか
である.それゆえ、短絡保護回路25aにおけるトラン
ジスタTrzsのベース電位は、主として抵抗R24・
Risによる電圧降下によって定まり、適当な値に維持
される。
このようにして、出力短絡時には、トランジスタTr.
,のベースーエミッタ間電圧が相対的に増加することに
よりトランジスタTrzsがONL、さらに、トランジ
スタTr.は、ベースが接地電位まで低下した帰還電圧
に引かれてONする。これによって、駆動回路2lにお
けるトランジスタTruのベースがトランジスタTr.
.を介して接地され、トランジスタTr.tのベース電
位が接地電位付近にまで低下する。すると、駆動回路2
lがトランジスタTr.のベース電流を減少させるので
、出力電流は、トランジスタTrz+により過電流検出
時と異なる一定値に制限される。
このように、従来の安定化電源回路では、トランジスタ
Trz+のベース電流のレヘルを検出し制御することに
よって過電流保護および短絡保護を行っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記の安定化電源回路では、トランジスタT
rz+のベース電流がいかに精度良く制御されても、ト
ランジスタTrztの直流電流増幅率のばらつきにより
、出力電流は、短絡保護回路25aおよび過電流保護回
路25bによって一定値に制限されたにも関わらずその
値が大きくばらついてしまい、過電流保護および短絡保
護の精度が低下するという問題点が発生していた。また
、保護回路25においては、短絡保護回路25aおよび
過電流保護回路25bの動作点を設定するために動作点
設定回路25cが必要となり、設計の自由度が狭められ
るという問題が発生していた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る安定化電源回路は、上記の課題を解決する
ために、人力電圧を制御する直列制御素子としてのPN
P型トランジスタと、負帰還させた出力電圧を一定の基
準電圧と等しくなるようにPNP型トランジスタのベー
ス電流を制御する制御手段とを備えた安定化電源回路に
おいて、PNP型トランジスタは、エミッタ−コレクタ
間に流れる電流を検出するように微小抵抗値を有する電
流検出抵抗がエミッタに直列に接続されており、出力電
圧が所定値以上であるか否かを検出する出力電圧検出手
段と、出力電圧が所定値以上であるとき電流検出抵抗の
両端の電位差を検出し、その検出電圧が電流検出抵抗に
過大な電流が流れていることを検出する過電流検出電圧
より高くなると、電流検出抵抗の両端の電位差が所定の
保持電圧以下となるように上記ベース電流を制限する第
lの電流制限手段と、出力電圧が所定値より低いとき電
流検出抵抗の両端の電位差を検出し、その検出電圧が出
力の短絡状態を検出する出力短絡検出電圧より高くなる
と、電流検出抵抗の両端の電位差が過電流検出時の保持
電圧と異なる所定の保持電圧以下となるようく上記ベー
ス電流を制限する第2の電流制限手段とを備えているこ
とを特徴としている。
〔作 用〕
上記の構威によれば、出力電圧検出手段による検出で出
力電圧が所定値以上であると判別された場合、過負荷に
よりPNP型トランジスタのエミッタ−コレクタ間に流
れる電流が増大して、電流検出抵抗の両端の電位差が過
電流検出電圧より高くなると、第1の電流制限手段が、
上記電位差を検出するとともにPNP型トランジスタの
ベース電流を制限することにより、電流検出抵抗の両端
の電位差を所定の保持電圧以下に低下させる.また、出
力電圧検出手段による検出で出力電圧が所定値より低下
していると判別された場合、出力短絡によりPNP型ト
ランジスタのエミッタ−コレクタ間に流れる電流が増大
して電流検出抵抗の両端の電位差が出力短絡検出電圧よ
り高くなると、第2の電流制限手段が、上記電位差を検
出するとともにPNP型トランジスタのベース電流を制
限することにより、電流検出抵抗の両端の電位差を過電
流検出時の保持電圧と異なる所定の保持電圧以下に低下
させる。
上記の動作においては、PNP型トランジスタのエミッ
タに直列に微小抵抗値を有する電流検出抵抗が接続され
ているので、PNP型トランジスタのエミッタ側で電流
検出が行われることになる.それゆえ、PNP型トラン
ジスタの直流電流増幅率にばらつきがあっても、その影
響を受けることなく第1の電流制限手段および第2の電
流制限手段によりPNP型トランジスタのベース電流を
制限することができる。従って、小さい入出力間の電圧
差で電圧制御が可能であるというPNP型トランジスタ
を用いた安定化電源回路の利点を損なうことなく、過電
流保護および短絡保護を高精度に行うことができる。
また、第1の電流制限手段および第2の電流制限手段は
、電流検出抵抗の両端の電位差により動作するので、第
1の電流制限手段および第2の電流制限手段の動作点を
設定するために複雑な回路を構或する必要がな(なり、
保護回路の設計の自由度を大幅に向上させることができ
る。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図に基づいて説明すれば、以下
の通りである. 本実施例に係る安定化電源回路は、第1図に示すように
、PNP型トランジスタとしてのトランジスタTr.を
備えた直流制御素子l、トランジスタTr,のベース電
流を制御する制御手段としての制御回路2および各種の
保護機能を備えた保護回路3により構戒されている。直
列制御素子lのトランジスタT r rは、ベースが制
御回路2における駆動回路7の出力端子および保護回路
3の出力端子に接続されるとともに、コレクタが安定化
電源回路における出力端子V0に接続されている。
直列制御素子1には、トランジスタTr.の他に電流検
出抵抗としての抵抗R.が設けられており、この抵抗R
,は、一端が安定化電源回路における入力端子■1に接
続されるとともに、他端がトランジスタTr.のエミッ
タに接続されている。上記抵抗R,は、トランジスタT
r.と一体に形威されており、入出力間の電圧差を少な
くするように抵抗値の小さいものが用いられている。
制御回路2は、差動アンプ6に出力電圧を負帰還させる
分圧回路4、差動アンプ6に一定の基準電圧を与える基
準電圧源5、分圧回路4によって得られた帰還電圧が基
準電圧と等しくなるように両電圧の差を増幅する差動ア
ンプ6、および差動アンブ6の出力に応じてトランジス
タTr.にベース電流を流す駆動回路7により構威され
ている.この制御回路2において、分圧回路4は、抵抗
R t  −R sが直列に接続されてなっており、抵
抗R2の一端がトランジスタTr,のコレクタに接続さ
れ、抵抗R,の一端が接地されている。差動アンプ6は
、反転入力端子が抵抗R2と抵抗R,との接続点に接続
され、非反転入力端子が基準電圧源5の出力端子に接続
されるとともに、出力端子が駆動回路7の入力端子に接
続されている。そして、基準電圧源5は、入力端子V.
に接続されるとともに接地されており、入力電圧から一
定の基準電圧を得るようになっている。
保護回路3は、第1の電流制限手段としての差動アンプ
8および第2の電流制限手段としての差動アンプ9を備
える他、過電圧保護、過熱保護など必要に応じて各種の
保護機能を備えるとともに、出力電圧検出手段10が設
けられている。差動アンプ8および差動アンブ9は、そ
れぞれ反転入力端子が直列制御素子1におけるトランジ
スタTr1のエミッタと抵抗R1との接続点に接続され
、非反転入力端子が入力端子Vtに接続されるとともに
、出力端子が駆動回路7の入力端子に接続されている。
また、差動アンプ8は、ゲート人力端子に出力電圧検出
手段10における電圧検出回路11が接続される一方、
差動アンプ9は、ゲート入力端子に出力電圧検出手段1
0におけるインバータ12を介して電圧検出回路l1が
接続されており、この電圧検出千段11は、分圧回路4
における抵抗R2と抵抗R3との接続点に接続されてい
る。
上記電圧検出回路11は、分圧回路4により得られた帰
還電圧が規定値以上であるときOFFするとともに、上
記帰還電圧が規定値より低下しているときONLてゲー
ト信号を出力するようになっている。従って、出力電圧
検出手段10は、帰還電圧が規定電圧以上であるとき、
差動アンブ8にゲート信号を送出せず、インバータl2
を介して差動アンプ9にゲート信号を送出する一方、帰
還電圧が規定電圧より低下しているとき、差動アンブ8
にゲート信号を送出し、インバータ12を介して差動ア
ンプ9にゲート信号を送出しないようになっている。な
お、上記規定値は、出力電圧が正常であるか否かを判別
するために予め設けられた所定値に応じた値に設定され
ている。
一方、差動アンブ8は、比較的大きいオフセット電圧を
有しており、出力電圧検出手段10からゲート信号が送
出されないときONLて抵抗R.の両端の電位差を検出
し、この電位差が抵抗Rに過大な電流が流れていること
を検出する過電流検出電圧より高くなると、電流検出抵
抗の両端の電位差が所定の保持電圧以下となるように、
駆動回路7に流れる電流を制限している。このため、差
動アンプ8は、オフセット電圧が上記過電流検出電圧に
設定されている。
また、差動アンブ9は、差動アンプ8のオフセット電圧
より小さいオフセット電圧を有しており、出力電圧検出
手段10からゲート信号が送出されるときONLて抵抗
R1の両端の電位差を検出し、この電位差が出力の短絡
を検出する出力短絡検出電圧より高くなると、電流検出
抵抗の両端の電位差が差動アンプ8により制限される保
持電圧より低い所定の保持電圧以下となるように、駆動
回路7に流れる電流を制限している。このため、差動ア
ンプ9は、オフセ7}電圧が上記出力短絡検出電圧に設
定されている。
上記の構戒において、人力端子■.から入力された入力
電圧がトランジスタTr,を経て出力端子V0に出力電
圧として現れており、この出力電圧は、分圧回路4によ
り分圧されて差動アンブ6に帰還電圧として入力されて
いる。このとき、入力電圧が変動すると上記帰還電圧も
変動するが、差動アンプ6が帰還電圧を基準電圧源5の
基準電圧と等しくするように両電圧の差を増幅するので
、駆動回路7が差動アンプ6の出力に応じてトランジス
タTr+のベース電流を調整する。これにより、トラン
ジスタTr.が入力電圧の変動を打ち消すように入力電
圧を制御するので、出力電圧は一定に保持されることに
なる。
このとき、接続される負荷が定格負荷であれば、出力電
圧は所定値以上であるから、電圧検出回路11は、OF
FLてゲート信号を出力しない。
これにより、差動アンブ8は、ON状態となるが、オフ
セット電圧が大きいため出力しない一方、差動アンプ9
は、出力電圧検出手段10からゲート信号が入力されな
いためOFF状態を維持している。
ここで、過負荷により出力電流が増大すると、抵抗R1
の両端の電位差が増大し、この電位差が過電流検出電圧
すなわち差動アンプ8のオフセット電圧を越えると、差
動アンプ8により差動アンブ6の出力から電流が引き抜
かれる。このため、駆動回路7への人力電流が減少し、
トランジスタTr.のベース電流が制限される。すると
、上記のような差動アンブ8によるフィードバック制御
により、電流検出抵抗の両端の電位差が所定の保持電圧
以下に低下し、出力電流がほぼ一定値に制限される。
そして、上記の場合よりさらに負荷が増すと、差動アン
プ8の作用により出力電流が一定値に保たれているため
、出力電圧が低下する。このため、分圧回路4により得
られる帰還電圧も低下し、やがてこの帰還電圧が規定値
より低下すると、電圧検出回路11がONすることによ
り、差動アンプ9がONするとともに差動アンプ8がO
FFする。
このとき、差動アンブ9のオフセット電圧が小さいため
抵抗R,の両端の電位差がすでに出力短絡検出電圧を越
えている状態であり、差動アンプ9がONすると同時に
、゜差動アンブ6の出力からより多くの電流が引き抜か
れる。このため、駆動回路7の入力電流がさらに減少し
、トランジスタTr.のベース電流が制限される。する
と、上記のような差動アンプ9によるフィードバック制
御により、電流検出抵抗の両端の電位差が過電流検出時
の保持電圧より低い所定の保持電圧以下に低下し、出力
電流が短絡電流としてほぼ一定値に制限される。
上記の差動アンブ9の動作においては、差動アンプ8に
より出力電流が保持された状態で、さらに負荷が増加す
ることにより出力電圧が低下した場合を説明したが、出
力短絡により出力電流が増大した場合でも、ほぼ同様な
動作により出力電流をほぼ一定値に制限することができ
る。すなわち、出力短絡時は、出力電圧が接地電位付近
まで低下するため、電圧検出回路11がONするととも
に差動アンブ9がONする。従って、上記の場合と同様
、差動アンプ9のフィードバンク制御により出力電流が
ほぼ一定値に制限される。
このように、安定化電源回路における過電流保護および
短絡保護は、トランジスタTr.のエミッタに直列に接
続されている抵抗R,の両端の電位差を検出し、この電
位差を過電流保護または短絡保護に応じた保持電圧以下
に低下させることにより行われる。それゆえ、トランジ
スタTr.の直流電流増幅率にばらつきがあっても、そ
の影響を受けることなく過負荷時および出力短絡時の出
力電流の制限を行うことができる。しかも、差動アンブ
8・9の動作は、抵抗R1の両端の電圧により決定され
るので、差動アンブ8・9の動作を設定するために複雑
な回路を設ける必要がなくなる。
なお、本実施例において、差動アンブ8は、差動アンブ
9がONLているときに、OFFするようになっている
が、差動アンブ9とともにONするような構戒でも差し
支えない。なぜなら、差動アンプ9のオフセット電圧が
、差動アンプ8のオフセット電圧より低いので、抵抗R
,の両端の電位差は、出力短絡検出電圧より高くなると
、差動アンプ9のフィードバック制御により瞬時に低下
する。従って、差動アンブ8は差動アンブ9とともにO
Nするようにしても出力することはない。
また、抵抗R1は、トランジスタTr+ と一体に形威
されているが、トランジスタTr+ と独立して工ξツ
タに接続されるものであってもよい。
〔発明の効果] 本発明に係る安定化電源回路は、以上のように、入力電
圧を制御する直列制御素子としてのPNP型トランジス
タと、負帰還させた出力電圧を一定の基準電圧と等しく
なるようにPNP型トランジスタのベース電流を制御す
る制御手段とを備えた安定化it源回路において、PN
P型トランジスタは、エミッタ−コレクタ間に流れる電
流を検出するように微小抵抗値を有する電流検出抵抗が
工くツタに直列に接続されており、出力電圧が所定値以
上であるか否かを検出する出力電圧検出手段と、出力電
圧が所定値以上であるとき電流検出抵抗の両端の電位差
を検出し、その検出電圧が電流検出抵抗に過大な電流が
流れていることを検出する過電流検出電圧より高くなる
と、電流検出抵抗の両端の電位差が所定の保持電圧以下
となるように上記ヘース電流を制限する第1の電流制限
手段と、出力電圧が所定値より低いとき電流検出抵抗の
両端の電位差を検出し、その検出電圧が出力の短絡状態
を検出する出力短絡検出電圧より高くなると、電流検出
抵抗の両端の電位差が過電流検出時の保持電圧と異なる
所定の保持電圧以下となるように上記ベース電流を制限
する第2の11流制限手段とを備えている構戒である。
これにより、安定化電源回路における過電流保護および
短絡保護は、PNP型トランジスタのエミ・ノタに直列
に接続されている電流検出抵抗の両端の電位差を検出し
、この電位差を過電流保護または短絡保護に応じた保持
電圧以下に低下させることにより行われる。それゆえ、
PNP型トランジスタの直流電流増幅率にばらつきがあ
っても、その影響を受けることなく過負荷時および出力
短絡時の出力電流の制限を行うことができる。それゆえ
、小さい入出力間の電圧差で電圧制御が可能であるとい
うPNP型トランジスタを用いた安定化電源回路の利点
を損なうことなく、過電流保護および短絡保護を高精度
に行うことができる。
しかも、第1の電流制限手段および第2の電流制限手段
の動作は、電流検出抵抗の両端の電圧により決定される
ので、第1の電流制限手段および第2の電流制限手段の
動作を設定するために複雑な回路を設ける必要がなくな
り、保護回路の設計の自由度を大幅に向上させることが
できる。
従って、安定化電源回路に、より高度な過電流保護機能
および短絡保護機能を提供することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すものであって、安定化
t源回路の構威を示す回路図である。 第2図は従来例を示すものであって、安定化電源回路の
構戒を示す回路図である。 2は制御回路(制御手段)、8は差動アンプ(第lの電
流制限手段)、9は差動アンプ(第2の電流制限手段)
、10は出力電圧検出手段、R1は抵抗(電流検出抵抗
)−Tr,はトランジスタ(PNP型トランジスタ)で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力電圧を制御する直列制御素子としてのPNP型
    トランジスタと、負帰還させた出力電圧を一定の基準電
    圧と等しくなるようにPNP型トランジスタのベース電
    流を制御する制御手段とを備えた安定化電源回路におい
    て、 PNP型トランジスタは、エミッタ−コレクタ間に流れ
    る電流を検出するように微小抵抗値を有する電流検出抵
    抗がエミッタに直列に接続されており、出力電圧が所定
    値以上であるか否かを検出する出力電圧検出手段と、出
    力電圧が所定値以上であるとき電流検出抵抗の両端の電
    位差を検出し、その検出電圧が電流検出抵抗に過大な電
    流が流れていることを検出する過電流検出電圧より高く
    なると、電流検出抵抗の両端の電位差が所定の保持電圧
    以下となるように上記ベース電流を制限する第1の電流
    制限手段と、出力電圧が所定値より低いとき電流検出抵
    抗の両端の電位差を検出し、その検出電圧が出力の短絡
    状態を検出する出力短絡検出電圧より高くなると、電流
    検出抵抗の両端の電位差が過電流検出時の保持電圧と異
    なる所定の保持電圧以下となるように上記ベース電流を
    制限する第2の電流制限手段とを備えていることを特徴
    とする安定化電源回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000066745A (ja) * 1998-08-26 2000-03-03 New Japan Radio Co Ltd 定電圧レギュレータ回路

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