JPH03167579A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は画像形成装置に関し、特に感光体上のトナー像
が自身若しくはその上に支持された転写材上に転写され
る転写体を備えた画像形成装置に関するものである。

（従来の技術） 従来から、静電潜像を現像して形威されたトナー像を担
持する感光体と、転写紙を載置して感光体に近接した転
写部を通るように移送する転写ベルトと、転写ベルトを
帯電する帯電手段とを備え、感光体上のトナー像を帯電
手段にて帯電された転写ベルト上の転写紙に転写するよ
うにした画像形成装置は、例えば特開昭６３−１６３４
７７号公報や特開昭６３−１６３４７８号公報等により
知られている。

又、感光体上のトナー像を中間転写ベルトに転写し、こ
の中間転写ベルト上のトナー像を転写材に再転写するよ
うに構威し、多色合或画像を形成したり、１回の通祇で
感光体と中間転写ベルトから転写紙の両面に同時に画像
形威したりできるようにしたものも知られている。

（発明が解決しようとする課題） ところが、感光体から転写ベルト上の転写紙や転写ベル
ト自身にトナー像を転写する際に、転写ヘルトが感光体
より高い電位に帯電されているため、感光体上のトナー
汚れ等も転写ベルトに転写され、転写ベルトに汚れが発
生し、転写紙を汚すようになる。また、現像器からのト
ナーこぼれや粉塵等によっても転写ベルトに汚れを発生
する。

そのため、転写ベルトに摺接してクリーニングするクリ
ーナを設ける必要があるが、そのため構或が複雑になり
、また転写ベルトの寿命がクリーナの摺接によって短く
なるという問題があった。

本発明は上記従来の問題点に鑑み、転写体の汚れを防止
でき、クリーナによるクリーニングを不必要にできて転
写体の長寿命化を図ることのできる画像形或装置の提供
を目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明の画像形或装置は、上記目的を達戒するため、静
電潜像を現像して形威されたトナー像を担持する感光体
と、感光体上のトナー像が自身若しくはその上に支持さ
れた転写材上に転写される転写体と、この転写体の帯電
手段とを備えた画像形或装置において、前記転写体上の
トナー等の粉塵を感光体上に逆転写させるように転写体
を逆極性に帯電させる逆極性帯電手段を設け、帯電手段
と逆極性帯電手段を選択的に動作状態に切り換える切換
手段を設けたことを特徴とする。

（作　用） 本発明の上記構或によると、感光体上のトナー汚れの転
写や現像器等からのトナーこぼれや粉塵等のために転写
体に汚れが発生しても、非作像動作時に切換手段にて逆
極性帯電手段を作動状態とすることによって転写体上の
汚れが感光体上に逆転写され、この感光体上の汚れは感
光体に設けられているクリーナによってクリーニングさ
れ、従って転写体に汚れを生じずそのクリーニングが不
要となるため、構威を簡略化できるとともに、転写体が
長寿命となる。

（実施例） 以下、本発明の各実施例を第１図〜第８図を参照しなが
ら説明する。

第１図〜第３図に示す第ｌ実施例において、工は原稿を
載置する原稿台ガラスである。２は原稿を照明する光源
、３は原稿の像を感光体ドラム５上に投影する移動型の
光学系である。

感光体ドラム５の周囲には投影像の露光部４から感光体
ドラム５の回転方向に、現像器６、感光体クリーナ７、
イレーサ８及び帯電チャージャ９等が配設されている。

前記現像器６と感光体クリーナ７との間において、感光
体ドラム５と近接して転写部１０を構威するように、光
導電性を有する無端状の転写ヘルト１１が配設されてい
る。また、前記現像器６と転写部ｌＯの間において、感
光体ドラム５に残留している電荷を消去してトナーの転
写性を向上させるために転写前イレーサ２５が配設され
ている。更に前記転写ベルト１１の上面は通紙経路の一
部を構或している。

前記転写ベルト１１は、第２図に示すように、導電性支
持体１２上に光導電体１３が積層されて光導電特性を有
する転写ベルトとされている。又、単一層からなる光導
電体１３に代えて、第３図に示すように、電荷発生層１
４と電荷輸送層１５とを導電性支持体１２上に積層して
光導電体１３を構威してもよい。

前記転写ベルトｌ１は、接地された排紙側の駆動ローラ
１６と給紙側の従動ローラ１７の間に巻回されて駆動可
能に支持され、この転写へルト１１の周囲には、従動ロ
ーラ１７の下部に位置してヘルト帯電チャージャ１８が
配設され、従動ローラ１７の上部の転写紙２０の通紙経
路上に位置して非転写部用ベルトイレーサ１９が配設さ
れている。

前記ベルト帯電チャージャ１８のグリッドには双方向性
のバリスタ２ｌが接続されており、チャージワイヤには
切換手段としての高圧リレー２２を介して負極性高圧電
源２３と正極性高圧電源２４が接続されている。

又、前記転写ベルト１１の排出側には、通祇経路を挟ん
で各々ヒータランプ２８を内藏した上部定着ローラ２６
と下部定着ローラ２７が配置されている。

次に、動作を説明する。原稿台ガラス１上の原稿に対し
て移動型光学系３が図の左から右に移動し、帯電チャー
ジャ９にて−６００Ｖに帯電された感光体ドラム５上に
原稿の鏡像が投影され、静電潜像が形威される。感光体
ドラム５上の潜像は、現像バイアスが−１５０Ｖの現像
器６にてプラスに帯電されたトナーによって現像される
。

一方、転写ベルト１ｌは高圧リレー２２にて負極性高圧
電源２３に接続されたベルト帯電チャージャ１８にて−
１０００Ｖに帯電され、転写祇２０が感光体ドラム５上
の像と同期して吸着搬送される。この転写紙２０が転写
部１０に到達する前に、転写祇２０上から光導電性を有
する転写ベルト１１に非転写部用ベルトイレーサ１９に
て光照射され、転写紙２０の載置部分以外の部分で転写
ベルト１１上の電荷が略Ｏ■とされる。そのため、転写
祇２０が感光体ドラム５と接する転写部１０に到達した
ときに、転写祇２０上には感光体ドラム５上のトナー像
が転写されるが、転写紙２０に対応する部分以外の部分
のトナーが転写ベルト１１上に転写されることはなく、
転写ベルト１１のトナーによる汚れは生じない。

しかし、その場合でも現像器６からのトナーが粉煙とな
って飛散したり、トナーこぼれを生じたりして転写ベル
ト１１がトナーで汚れることが多い。そこで、作像動作
時以外の空回転時に、高圧リレー２２にてベルト帯電チ
ャージャ１８を正極性高圧電源２４に接続する。そうす
ると、この転写ベル｝１１が正極性に帯電されるととも
に、その上に付着しているトナー等の汚れ粒子も正極性
に帯電されるため、この汚れ粒子が負極性に帯電されて
いる感光体ドラム５上に再転写されやす《なり、転写ベ
ルト１１のクリーニングが良好に行われる。この場合、
現像器６はトナーが感光体ドラム５に付着しないように
、第１図に白抜き矢印で示す如く感光体ドラム５から離
しておく必要がある。

なお、トナー像を転写された転写祇２０は、上部定着ロ
ーラ２６によりトナーの定着が行われて排出される。

次に、本発明の第２実施例を第４図を参照しながら説明
する。尚、以下の各実施例において、第ｌ実施例で説明
したものと同一の構成要素については、同一の参照番号
を付してその動作を含めて説明を省略する。

第４図において、ベルト帯電チャージャ１８は図示しな
い通常の負極性の高圧電源に接続されている。そして、
転写ベルト１１の転写部１０に対向する部分において、
その導電性支持体１２に当接するように導電性ローラ３
１が配設され、この導電性ローラ３１がリレー３２を介
して選択的に正極性電源３３又は接地に接続できるよう
に構成されている。また、現像器６と転写部１ｏとの間
には感光体ドラム５の表面と転写ベルトエ１の表面に対
して光照射可能に構成された兼用イレーサ３４が配設さ
れている。更に、排祇側の駆動ローラ１６と給紙側の従
動ローラ１７は電気的に浮動の状態で支持されている。

次に、以上の構成による動作を説明する。作像動作時に
おいては、リレー３２を介して導電性ローラ３１が接地
されており、第１実施例と同様に動作する。

作像動作時以外の空回転時には、リレー３２を切換えて
導電性ローラ３１にトナーと同極性の正極性電源３３を
接続する。そうすると、バイアス印加電極として機能す
る転写ベルト１１の導電性支持体１２にトナーを転写ベ
ルｌ−１１表面上から反撥させるためのバイアスが印加
され、転写ベルト１１上のトナーが感光体ドラム５に再
転写される。かくして、転写ベルトｌ１がクリーニング
され、一方感光体ドラム５上に再転写されたトナーはク
リーナ７にてクリーニングされる。

なお、この第２実施例では導電性ローラ３ｌを転写部１
０に対向する部分に配設したが、転写ベルｌ−１１の導
電性支持体１２にバイアスを印加できれば良いので、転
写部１０に対向する部分に配設しなくても良い。又、導
電性ローラ３ｌを設けずに駆動ローラｌ６と従動ローラ
１７のいずれか又は両方にバイアスを印加するようにし
ても良い。

又、導電性ローラ３１に代えて導電性ブラシ等を用いる
こともできる。

次に、本発明の第３実施例を第５図及び第６図を参照し
ながら説明する。

この実施例では、半導体から或る転写ベルト４１が用い
られ、かつベルト帯電チャージャ１８に代えて転写ベル
ト４１裏面の転写部１０に対向する部分に転写チャージ
ャ４２が配設されている。

そして、この転写チャージャ４２が切換手段としての高
圧リレー２２を介して負極性高圧電源２３と正極性高圧
ｔ６２４に接続されている。前記半導体タイプの転写ベ
ルト４１は、第６図に示すように、約６００μｍ厚のポ
リテトラフルオルエチレン層（電気抵抗１０１０〜１０
ｌｚΩｃＩＩｌ）からなる半導体４０にて構成されてい
る． 本実施例では、転写時には高圧リレー２２にて転写チャ
ージャ４２をトナーと逆極性の負極性高圧電源２３に接
続し、クリーニング時にはトナーと同極性の正極性高圧
電源２４に接続してトナー等を感光体ドラム５に再転写
させる。

上記第３実施例では、転写チャージャ４２を用いたが、
第７図に示す本発明の第４実施例の如く転写チャージャ
４２に代えて転写ローラ４３を用いることもできる。

次に、本発明の第５実施例を第８図を参照しながら説明
する。この実施例は上記第３実施例と同様に半導体ベル
トから或る転写ベルト４１を用いた実施例であるが、本
実施例では現像器６と転写部１０の間に感光体ドラム５
に対する転写前チャージャ５２を配設している。このよ
うに転写前チャージャ５２を設けると、ネガーポジ作像
時に特に有効であり、そのため本実施例では光学系とし
てレーザビーム光学系５１と固定短ラー光学系３′を用
いている。

本実施例では、ネガーポジ作像であるため、感光体ドラ
ム５は負極性に帯電されてネガの静電潜像が形成され、
かつ負極性のトナーにて現像されるが、転写ベルト４１
上への転写前に転写前チャージャ５２にて正極性に帯電
される。その後は、第３実施例と同様に転写時には転写
チャージャ４２が高圧リレー２２により負極性高圧電源
２３に接続されて転写が行われる。次に、クリーニング
時には転写チャージャ４２が正極性高圧電源２４に接続
されるとともに転写前チャージ中５２が非動作状態とさ
れて負極性に帯電された感光体ドラム５上にトナー等の
汚れ分が再転写される。

上記第１及び第２実施例では、光導電性転写体として、
導電性支持体上に光導電体を積層した転写ベルトを用い
た例を示したが、光導電性転写ローラを用いてもよく、
さらに導電性支持体上に誘電体を積層した誘電体ベルト
から或る転写ベルトや誘電体転写ローラを用いてもよい
。また、これら実施例では非転写部用ベルトイレーサｌ
９や兼用イレーサ３４を設けて感光体ドラム５上の転写
部以外のトナーが転写ベルト１１に転写されないように
したが、本発明では転写ベルトｌｌ上のトナーは感光体
ドラム５に再転写させるのでこの非転写部用ベルトイレ
ーサ１９は必ずしも設けなくてもよい。

一方、第３〜第５実施例では転写体として半導体ベルト
を用いた例を説明したが、誘電体ベルトを用いても良い
。

又、本発明は上記各実施例に示したように転写材をその
上に支持する転写体に限らず、感光体からトナー像が転
写され、さらに転写材にトナー像を再転写するために設
けられた中間転写ベルトや中間転写ローラ等にも同様に
適用できる。

（発明の効果） 本発明の画像形戒装置によれば、以上の説明から明らか
なように、感光体上のトナー汚れの転写や現像器等から
のトナーこぼれや粉塵等のために転写体に汚れが発生し
ても、非作像動作時に切換手段にて逆極性帯電手段を作
動状態に切り換えることによって、転写体上の汚れが感
光体上に逆転写され、この感光体上の汚れは感光体に設
けられているクリーナによってクリーニングされ、従っ
て転写体に汚れを生じずそのクリーニングが不要となる
ため、構或を簡略化できるとともに、転写体が長寿命と
なるという効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の第１実施例を示し、第１図は
全体概略構威図、第２図は光導電性転写ベルトの断面図
、第３図は光導電性転写ベルトの他の構戒例の断面図、
第４図は本発明の第２実施例の全体概略構或図、第５図
は本発明の第３実施例の全体概略構或図、第６図は半導
体ベルトの断面図、第７図及び第８図はそれぞれ本発明
の第４及び第５実施例の全体概略構或図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）静電潜像を現像して形成されたトナー像を担持す
   る感光体と、感光体上のトナー像が自身若しくはその上
   に支持された転写材上に転写される転写体と、この転写
   体の帯電手段とを備えた画像形成装置において、 前記転写体上のトナー等の粉塵を感光体上 に逆転写させるように転写体を逆極性に帯電させる逆極
   性帯電手段を設け、 帯電手段と逆極性帯電手段を選択的に動作 状態に切り換える切換手段を設けた ことを特徴とする画像形成装置。