JPH03167343A - 電気毛布およびその生布 - Google Patents

電気毛布およびその生布

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JPH03167343A
JPH03167343A JP1306437A JP30643789A JPH03167343A JP H03167343 A JPH03167343 A JP H03167343A JP 1306437 A JP1306437 A JP 1306437A JP 30643789 A JP30643789 A JP 30643789A JP H03167343 A JPH03167343 A JP H03167343A
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俊博 山本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はアクリル繊維の電気毛布用生布としての用途お
よびそれを使用した電気毛布に関する。 更に詳しくは、耐熱染色堅牢度に優れたアクリル繊維の
電気毛布用生布としての用途およびそれを使用した電気
毛布に関する。 (従来の技術) 従来、アクリル繊維は、その鮮明な発色性、柔軟で暖か
味のある風合および良好な保温性を生かして毛布に広く
用いられて来た。一方、ヒータを内装した電気毛布もま
た広く用いられているが、従来のアクリル繊維は耐熱染
色堅牢度が不充分でありまた高温度下での伸度が大きい
ため、電気毛布の生布として使用すると、変色したりあ
るいはヘタリを生じたりする欠点があり、これを改善す
るためにはポリエステル、羊毛などと混用する必要があ
った。 アクリル繊維は、よく知られているとおり、優れた発色
性、風合あるいはボリューム感等を有している。それ故
上記の如き欠点を解消できれば、アクリル繊維は電気毛
布の生布として単独使用しても、上記の優れた特性を生
かすことができる。 しかしながら、従来上記の如き欠点を解消したアクリル
繊維は開発されていずまた知られてもいない。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的はアクリル繊維を電気毛布用生布の素材と
して提供することにある。 本発明の他の目的は、耐熱染色堅牢度および耐ヘタリ性
に優れたアクリル繊維を含有する電気毛布用生布を提供
することにある. 本発明のさらに他の目的は、本発明の上記生布を用いた
電気毛布を提供することにある。 本発明のさらに他の目的および利点は以下の説明から明
らかとなろう。 (問題点を解決するための手段および作用)本発明によ
れば、本発明の上記目的および利点は、第1に、 (A)、(a)  下記式(1) で表わされる重合単位および 下記式(2) −+CH,−CB)− CHI ここでMは水素原子又は一当量のカチオンである、 で表わされる重合単位から実質的になり、(b)  上
記重合単位(1)と重合単位(2)の合計に対し上記重
合単位(2)が0.4〜1.5モル%を占め、そして (C)  重合度が600−1.500の範囲にある、 アクリロニトリル系共重合体からなり、(B)  昇温
下で測定しt;温度と伸び率との関係において、260
℃における伸び率が10%以下である、 アクリル繊維を含有することを特徴とする電気毛布用生
布lこよって達成される。 本発明の生布に使用されるアクリル繊維は、上記のとお
り、それを形或する重合体を特定する要件(A)および
その高温度の伸び率を特定する要件(B)によって特徴
づけられる新規なアクリル繊維である。 要件(A)に関し、重合体はアクリロニトリルに由来す
る上記式(1)の重合単位および2〜アクリルアミドー
2−メチループロパンスルホン酸(以下、AMPSと略
記する)又はその塩に由来する上記式(2)の重合単位
から実質的になる。 重合単位(1)と重合単位(2)の割合は、両重合単位
の合計を基準にしてit合単位(2)が0.4〜1.5
モル%(重合単位(1)が99.6〜98.5モル%)
を占める割合である。重合単位(2)は、同じ基準に対
し、好ましくは0.6〜1.2モル%(重合単位(1)
が99.4〜98.8モル%)を占める。 重合単位(2)の割合が0.4モル%未満では重合工程
でのゲル化が起り易く、また染着座席が不足するため濃
色染めができ難くなる。また1.5モル%を越えると、
後述する耐熱特性が劣化する.さらに要件(A)に関し
、上記重合体は重合度が600−1.500の範囲にあ
る。好ましい重合度は800−1.100である。60
0未満では通常のアクリル繊維としての強度が得られず
、1.500を越えると重合工程でのゲル化が起り易く
、通常の湿式紡糸を行うには、粘度が高過ぎる。 本発明の生布に使用される上記アクリル繊維は、要件(
A)に特定されているように、重合単位(1)と重合単
位(2)とを、これらの合計に基づいて、重合単位(2
)を0.64〜1.5モル%の割合で含有する。本発明
者の研究によれば、重合単位(1)および重合単位 (
2)の上記劃合を保持する条件において、他の重合単位
(3)をさらに若干量含有しても本発明の上記目的およ
び利点が保持しうろことが明らかとされた。 すなわち、かかる他の重合単位(3)を含むアクリロニ
トリル系共重合体は、要件(A)に代えて下記要件(A
’): (A’)(a’)  上記式(1)の重合単位、上記式
(2)の重合単位およびアクリロニトリルと共重合可能
な単量体に由来する上記式(2)の重合単位とは異なる
重合単位(3)で表わされる重合単位から実質的になり
、 (b′)上記重合単位(1)と重合単位(2)の合計に
対し上記重合単位(2)が0.4〜1.5モル%を占め
そして上記重合単位(3)が上記重合単位(1)に基づ
いて5重量%以下を占め、そして(c)  重合度が6
00 〜1.500の範囲にある、 を充足する。 要件(A′)に関し、重合単位(1)と重合単位(2)
の割合はこれら両重合単位の合計に対して重合単位(2
)が0.4〜1.5モル%(同基準に対し重合単位(1
)が99.6〜98.5モル%)である点については要
件(A)と同様である。要件(A′)に関し、重合単位
(1)および(2)の他に、アクリロニトリルと共重合
可能な単量体に由来する重合単位(2)とは相違する他
の重合単位(3)が、重合単位(1)に基づいて、5重
量%以下で存在する。重合単位(3)は好ましくは同基
準に基づいて、3重量%以下で存在する。 重合単位(3)としては、好ましくは、例えば下記式(
3) R ここで、Rは水素厚子又はメチル基であり、そしてYは
式一coox(ここでXは水素原子、ナトリウム原子又
はメチル基である)で表わされる基、−0COCH,、
−CONH,、−C,H,、−CH2SO3Naおよび
−C,H4SO3Naよりなる群から選らばれる基であ
る、 で表わされる単位を挙げることができる。 本発明で使用される上記アクリロニトリル系重合体、二
重結合の開裂によって上記重合単位(1)を与える単量
体、上記重合単位(2)を与える単量体及び必要により
上記重合単位(3)を与える単量体を、それぞれ所定量
で用いて、重合せしめることによって製造することがで
きる。 アクリロニトリル系重合体の重合方法は水系重合、乳化
重合、溶液重合など公知のいずれの方法でもよい。 また、本発明で使用される上記いずれのアクリル繊維も
、要件(B)に関し、昇温下で測定した温度と伸び率と
の関係において、260”Oにおける伸び率がlO%以
下の値を有する。好ましい同伸び率は6%以下である。 本発明の生布に使用するアクリル繊維は、従来のアクリ
ル繊維と比較して、このように耐熱性に優れ、高温環境
下におけるいわゆるヘタリが小さい特徴を備えている。 また本発明の生布に使用されるアクリル繊維は、耐熱染
色堅牢度に関しても一般に好ましい性質を有し、耐熱染
色堅牢度(乾熱120゜C×48時間)が好ましくは少
くとも3級、より好ましくは少くとも3、5級を示す。 本発明の生布に使用されるアクリル繊維は、従来のアク
リル繊維と比較して、このように優れた耐熱性を示す点
でさらに特徴的である。 本発明の生布に使用されるアクリル繊維はさらに好まし
くは下記の特性を備えている。210℃の乾熱弛緩収縮
率は好ましくは3%以下であり、さらに好ましくは1%
以下である。ヤング率は好ましくは400〜700kg
f/開2であり、さらに好ましくは500〜6 0 0
 kgf/ a+w”である。引張強度は好ましくは2
〜5 g/ dsさらに好ましくは3〜4g/dである
。引張伸度は、好ましくは35%以上、さらに好ましく
は35〜60%である。 本発明の生布に使用されるアクリル繊維は、上記(A)
又は(A′)で特定されたアクリロニトリル系重合体か
ら、例えば (1)  上記(A)又は(A′)に特定したアクリロ
ニトリル系共重合体の紡糸原液を紡糸口金のオリアイス
から押出して紡糸原液の細流を生威し、(2)該細流を
凝固させつつ5〜10倍に延伸して延伸糸を生威し、 (3)該延伸糸を加熱して3〜25%収縮させ、そして (4)得られた収縮糸を乾燥工程に付す、ことを特徴と
する方法によって製造することができる。 上記工程(1)で用いられる紡糸原液は、アクリロニト
リル系重合体を溶媒に溶解して準備し得ることは当然で
あるが、重合の結果として得られる重合体を含む重合溶
液であることもできる。後者の場合には、重合溶液から
未反応の七ノマーを回収するのみで、湿式紡糸の紡糸原
液としうる重合反応系を採用するのが望ましい。 上記工程(1)における紡糸方法は湿式紡糸、乾湿式紡
糸、乾式紡糸、半溶融紡糸など公知のいずれの方法でも
良い。とりわけ湿式紡糸あるいは乾式紡糸が好ましい。 これらの紡糸方法はそれ自体公知であり、例えば湿式紡
糸については特公昭57−167.410号公報、特開
昭57−167.411号公報、特開昭57−210,
011号公報、特開昭57−112410号公報あるい
は特開昭58−132107号公報に開示された方法が
採用される。また乾式法については例えば特公昭49−
1.665号公報あるいは特開昭59−21,711号
公報に記載された方法並びに乾湿式法については特開昭
51−92316号公報に記載された方法等が採用され
る。 いずれの紡糸方法を採用しても、紡糸原液は工程(1)
において、紡糸口金から押出され紡糸原液の細流を形成
する。湿式紡糸においては細流は凝固液中に押出され、
乾式紡糸では細流は高温気体雰囲気中に押出され、そし
て乾湿式法では細流は気体雰囲気に押出されたのち凝固
液中に導かれる。 次に工程(2)において、細流は上記の如く凝固を受け
つつ5〜10倍に延伸される。延伸は一段で又は多段で
行うことができる。多段延伸における各段の延伸倍率は
全倍率が5〜lO倍となる範囲で適宜選定される。好ま
しい延伸倍率は6〜8倍である。延伸倍率が5倍未満で
は、繊維の引張強度が不足して、lO倍を越えると単糸
切れを発生し易くなりまたフィプリル化し易くなる。 工程(2)で得られた延伸糸は、次いで必要により、洗
浄工程(湿式および乾湿式紡糸の場合)に付され、或い
はオイリングをされt;のち、工程(3)の加熱工程に
導かれる。 工程(3)では延伸糸を加熱して3〜25%収縮される
。この収翰が3%未満では繊維の引張伸度が不足し、2
5%を越えると高温乾燥が必要となり経済的でない。 この収縮は、工程(1)の紡糸が湿式紡糸で行われた場
合、延伸糸をクリンバーに付す前のいわゆる前乾燥工程
の前に熱水あるいは温熱を用いて実施することができ、
あるいは前乾燥工程において実施することもできる。 得られた収縮糸は、次いで工程(4)において乾燥せし
められる。収縮が上記の如く、いわゆる前乾燥工程にお
いてあるいはその前において実施された場合には、この
工程(4)は、必要に応じクリンプを付された後に実施
されるいわゆる後乾燥に相当する。かくして得られた本
発明の生布に使用されるアクリル繊維はカッターにより
所定の長さに切断される。 本発明の電気毛布用生布は、上記新規な優れた性能を備
えたアクリル繊維が含有される点で特徴的である。かか
るアクリル繊維は、生布に、好ましくは少くとも50t
量%、より好ましくは少くとも70重量%使用される。 アクリル繊維を少くとも50重量%含有する生布にあっ
ては、アクリル繊維の持つ鮮明な発色性と柔軟な風合を
生かすことができるので有利である。アクリル繊維と混
用する繊維としては、例えばポリエステル、羊毛、ナイ
ロン、他のアクリル繊維などを挙げることができる。 本発明によれば、本発明の上記生布を用いた電化毛布が
同様に提供される。 生布の構造は、例えば起毛布、不織布など公知の如何な
るものでも良い。 (実施例) 以下、実施例により本発明を詳述する。なお特にことわ
らない限り、部および%は重量部および重量%である。 本発明および下記実施例における種々の物性値の分析法
一測定法あるいは定義は、下記のとおりである。 〔重合体組或I I) 重合単位式(3)が−SO,Mを有しない場合は
以下の方法によった。 i)  + CHsCH } 1 NH−C−CH,−So,M I CH, 定、計算により求めた。まず重合体Aug](約Ig)
を精秤し、ジメチルホルムアミド(JIS特級)に溶解
した。次に強酸型カチオン交換樹脂{50−100メッ
シュ、3 [gl }と、1時間混合撹拌した後ガラス
フィルターを用い上記#III#を口別した。さらに上
記ロ液を電位差滴定装置(平沼産業 COM− 1 0
 1型)で’/..NのNaOHを用いて滴定した。ま
た同一条件で空試験を行なって補正をした。 AH 但し A,;重合体量[gl、 B,t八。NNaOH試料滴定量[mllC1;1八e
N  NaOH空試験滴定量[mllD1:重合単位式
(2)の分子量 fl;l八.NのNaOHの力価 ii) 式(3) R ;水素原子又はメチル基 Y .−COOX,−OCOCH3、 −CONH.、 −C.H. X;水素原子、ナトリウム、 又はメチル基 の重合体に占める割合β1[Ii量%1は以下の測定、
計算により求めた。まず重合体0.5gをジメチルスル
ホキシド(JIS特級)に溶解し、50g/Iの溶液を
作った。CaF,製の液体セルを使用し、対照としてジ
メチルスルホキシドを用いて赤外分光光度計(島津製作
所IR−430型)で2.500〜1.850cm−’
および1.850〜1.500cm−’の領域の赤外ス
ペクトルを記録した。ベースライン補正をして求めた重
合体単位式(3)の吸光度(Yが−co−を有する場合
は1.500”1.800cm−’のc一〇伸縮振動吸
収帯、−C .H ,を有する場合は1.500〜1.
700cm−’の一〇−H面外変角振動吸収帯を用いる
)と重合単位式(1)の2.240cm−’吸収帯の吸
光度との比率を、予め重合単位式(1)、(3)の単一
重合体を各種の割合に混合して、上記方法により求めて
おいた吸光度比率の検量線より求めた。 iii)  重合単位式(1)の重合単位に占める割合
[重量%1は γ.−100−(σ,十β,)となり、これらを用いて
重合体組威〔モル比率】 次式により計算した。 γ1/βr ’/ a 1 ’ − ( K 1γ./
53.06)/(K II t/ E +) / K 
l# t/ D+)但しγ,′およびγ,;重合体に占
める重合単位式(1)の割合[モル%]お よび
【重量%] β1′およびβ,二重合体に占める割合単位式(3)の
割合【モル%]お よび【重量%】 α1およびα,;重合体に占める重合単位式(2)の割
合[モル%]お よび
【重量%】
El:重合単位式(3)の分子量 Dl;重合単位式(2)の分子量 K+il/{(γ./5 3.0 6) + (βs/
’E+)+(gI/Ds)) 2) 重合単位式(3)のYが−CH.SO,Naある
いは−CaHsSOsNaである場合は、以下の方法に
よった。 i) 重合単位式(2)の重合体に占める割合az[重
量%]は以下の測定、計算によって求めた。 l)のn)の方法によって測定、計算を行なった。但し
重合単位式(2)の吸光度は1.666cm−’吸収帯
を用い検量線作成には重合単位式(3)の代りに重合単
位式(2)の単一重合体を用いた。 U) 重合単位式(3)の重合体に占める割合β,[重
量%]は以下の測定、計算によって求めl二 。 l)の1)の方法によって測定、計算を行なりた。 β![重量%] − [((1/.。)×f !×(B
 !  C z)[ml]XE ,X l O −”)
/ A *]x 1  0 0但しA,;重合体量[g
l、 B!i’八.N  NaOH試料滴定量[mllCx;
’/s*N  NaOH空試験適定量[m l]E,;
重合単位式(3)の分子量 f s ; ’/s*NのNaOHの力価in)  l
)のm)の方法により重合体組rR
【モル比率]を計算
した。 γ2′/β //, !1−(K2γ,/53.06)
/(K!βl/E!)/ (K!α, /D,) 但しγ,およびγ,;重合体に占める重合単位式(1)
の割合Eモル%】およ び
【重量%1 β1およびβ,;重合体に占める重合単位式(3)の割
合[モル%】およ び
【重量%】
a,′およびa,;重合体に占める重合単位式(2)の
割合【モル%]およ び[重量%] E.;重合単位式(3)の分子量 D,;重合単位式(2)の分子量 Kt:1/((γ./53.06)+(β!/ E !
)+( a !/ D x)) [重合度1 まず重合体約0.2gをジメチルホルムアミド(JIS
特級)約50mlに溶解してC’[g/I]の溶液を作
った。30℃に保った恒温槽中でオストワルド型粘度計
を用いて、上記溶液の落下秒数Aとジメチルホルムアル
デヒドの落下秒数Bを測定した。 重合度Pは以下の計算によって求めた。 相対粘度 ηrel=A/B 比粘度ηsp=ηrel−1 粘度平均分子量 Mη一(ηsp/C)/1.5Xlo
−’ P−Mη/m 但し、平均重合単位分子量晶一(53.06Xγ+EX
β+DXff)/100 C[モル/l]=c’/m ここにγ;重合体に占める重合単位式(1)の割合Eモ
ル%] β:重合体に占める重合単位式(3)の割合[モル%] a;重合体に占める重合体単位式(2)の割合〔モル%
〕 E:重合単位式(3)の分子量 D;重合単位式(2)の分子量 [昇温下で測定した温度と伸び率の関係]使用した装置
を第2図に示した。トータル約30dの繊維で長さ80
mmのループ(2つ折りで40mm,2)を作り、これ
を上下大気開放された加熱筒l内にクリップ3を使用し
て保持し、針金を使用して加熱筒の下に荷重2 5 m
 g / d(約1 −5 0 0 m gs 4 )
を掛けた。次に30℃付近より平均40℃/分で昇温し
、荷重位置をカメラ5で追跡し温度と共に記録した。第
1図には、この方法で測定した関係を、いくつかのアク
リル繊維について示した。伸び率[%1は(荷重の変位
[mml / 4 0 [mml ) XI 0 0に
より計算した。 [耐熱染色堅牢度J l)アクリル繊維 30〜150mmにカットした繊維を約60℃の温水、
浴比1 : 200で3回脱脂した。酢酸一酢酸ソーダ
で約4.5にpH調整した染料溶液(染料銘柄、owf
を第1表に示した)、浴比1:l00に約60℃で上記
繊維を投入し、85℃昇i(約25分)−85℃維持(
約lO分)−98℃昇温(約15分)−98℃維持(約
10分)で処理した。 次に上記繊維を、約40℃に冷却した後、常温水、浴比
1:200で3回水洗した後、遠心脱水〜オイリング(
約40℃、浴比1:200、上記繊維の製造工程油剤)
〜脱水(前記油剤owfo.3%)〜乾燥約80’OX
3時間した。室温冷却後ハンドカード開繊した繊維を乾
熱120℃×48時間処理した。室温冷却後、変退色用
カラースケールを補助として変退色用グレースケール(
JISLO804)により変退色を判定し、最も良いも
のと最も悪いものの範囲で示した。 第 l 表 2)電気毛布用生布 20cm角に切取りt;生布を乾熱120℃×48時間
処理した。次いで室温冷却後、変退色用カラースケール
を補助として、変退色グレースケール(J Is  L
O804)により、変退色を判定した。 [弛緩収縮率] トータル約9000dの繊維で約600mmの繊維束を
作り室温でO.lg/d(約9 0 0 g)の荷重を
掛けて500mm間隔にマークを付けた。 荷重をはずした上記繊維束を乾熱210℃で30分張力
を掛けることなく処理した。室温冷却した上記繊維束に
再び900gの荷重を掛けてマーク間隔A [mm]を
測定した。 弛緩収縮率[%1は{(500−A)/500)XIO
Oにより計算した。 [引張強伸度.ヤング率J JIS  L  1015に基づき定速伸張形試験機(
東洋ボールドウインUTM−II型)を用いて測定した
。 実施例1〜3および比較例1, 2 (1)第2表に示した組或および重合度のアクリル系重
合体をジメチルホルムアミド(以下DMFと略称する。 )に溶解し、重合体濃度を26.5重量%に調整した紡
糸原液を直径0.06+a+mの円形断面を有する5万
ホールの紡糸口金のオリフイスから20℃の凝固浴(D
MF/水−6 0/4 0(重量比))中に押し出し、
紡糸ドラフト0.4で引き取った後、DMF/水−30
/70(重量比)85℃で8倍延伸した。 引き続き、水洗一前オイル付与した後、15%収縮を与
えながら150℃でローラー乾燥した。 さらに後オイル付与一クリンプ付与−クリンプセット(
温熱120℃)一後乾燥を行ない、単糸3dのアクリル
繊維を得た。 76mm定長カットした上記繊維を第1表に示した茶(
濃色)に染色した後、紡毛紡績を行ない、一八番手の紡
績糸を得た。 上記アクリル紡績糸を緯糸として用い、ポリエステル紡
績糸(1八。番手)を経糸としで用いて二重織組織(密
度:緯l8本/インチ、経32本/インチ)の織物を作
り、起毛5回、シャーリング2回して、電気毛布の生布
を得た。次いで、上記生布を用い常温により電気毛布を
得た。 得られたアクリル繊維および電気毛布用生布は第2表に
示す特性値を有していた。 なお、上記第2表中の各註の意味は下記のとおりである
。 11 2−アクリルアミドー2−メチルプロパンスルホ
ン酸ソーダの略号、 *2メチルアクリレートの略号、 *3昇温下で測定した温度と伸び率との関係において2
60°Cにおける値、 ネ4乾熱120℃×48時間処理、 ネ5乾熱210℃×30分処理、 *6 SAMPSに代えてメタリルスルホン酸ソーダを
使用した。 *7乾熱210℃×30分間処理後の生布表面状態を目
視して評価した。 (効果) 新規なアクリル繊維を含む本発明の電気毛布用生布およ
びそれを用いた本発明の電気毛布は、アクリル繊維が本
来もつ鮮明な発色性と、ボリューム感を有した従来にな
い生布および電気毛布である。
【図面の簡単な説明】
第l図は、本発明で使用したアクリル繊維および従来の
アクリル繊維相当品についての、温度と伸びとの関係を
示している。 第2図は、第1図の関係を測定するために使用した装置
の概略図である。 ほかl名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)、(a)下記式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) で表わされる重合単位および 下記式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(2) ここでMは水素原子又は一当量のカチオンである、 で表わされる重合単位から実質的になり、 (b)上記重合単位(1)と重合単位(2)の合計に対
    し上記重合単位(2)が0.4〜1.5モル%を占め、
    そして (c)重合度が600〜1,500の範囲にある、 アクリロニトリル系共重合体からなり、そして(B)昇
    温下で測定した温度と伸び率との関係において、260
    ℃における伸び率が10%以下である、 アクリル繊維を含有することを特徴とする電気毛布用生
    布。 2、(A′)(a′)上記式(1)の重合単位、上記式
    (2)の重合単位およびアクリロニトリルと共重合可能
    な単量体に由来する上記式(2)の重合単位とは異なる
    重合単位(3)で表わされる重合単位から実質的になり
    、 (b′)上記重合単位(1)と重合単位(2)の合計に
    対し上記重合単位(2)が0.4〜1.5モル%を占め
    そして上記重合単位(3)が上記重合単位(1)に基づ
    いて5重量%以下を占め、 (c)重合度が600〜1,500の範囲にある、 アクリロニトリル系共重合体からなり、そして(C)昇
    温下で測定した温度と伸び率との関係において、260
    ℃における伸び率が10%以下である、 アクリル繊維を含有することを特徴とする電気毛布用生
    布。 3、請求項第1項の生布を有する電気毛布。 4、請求項第2項の生布を有する電気毛布。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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