JPH03166768A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置Info
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- JPH03166768A JPH03166768A JP1308005A JP30800589A JPH03166768A JP H03166768 A JPH03166768 A JP H03166768A JP 1308005 A JP1308005 A JP 1308005A JP 30800589 A JP30800589 A JP 30800589A JP H03166768 A JPH03166768 A JP H03166768A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、読出しを高速に行うことができる?揮発性
半導体記憶装置に関するものである。
半導体記憶装置に関するものである。
第4図は従来の不揮発性半導体記憶装置の1つである、
MNOS構造のFET (以下、rMNoSFETJと
いう。)のMNOSキャパシタ部を示す断面図である。
MNOS構造のFET (以下、rMNoSFETJと
いう。)のMNOSキャパシタ部を示す断面図である。
同図に示すように、P型の半導体基板1上に、膜厚がト
ンネリング可能なW。XのSiO■膜2が形成され、こ
のSIO2膜2上に、膜厚がW のSi3N4膜3が形
成されていN る。このSi8N4膜3上にAI2等の金属から成るゲ
ート電極4が形成されている。
ンネリング可能なW。XのSiO■膜2が形成され、こ
のSIO2膜2上に、膜厚がW のSi3N4膜3が形
成されていN る。このSi8N4膜3上にAI2等の金属から成るゲ
ート電極4が形成されている。
このような構成において、ゲート電極4に正の高電圧v
Moを与えると、後述するトンネリングが起こり、不揮
発な書込みが行われる。なお、第4図において、E ,
Eoxは高電圧vト1。をゲート電N 極4に印加した場合1.1:Si8N4膜3 ,S t
O 2膜2中にそれぞれ生じる電界であり、破線は空
欠層の伸びを示している。このような構成のMNOSキ
ャパシタにおける、半導体基板1と3 1 0 2If
!I2との界面の表面電位を考慮した電荷注入理論が、
”IEE PROCEEDINGS. Vol.l33
pt.1.No.l pp6−12”のIl.Yag
+asaki他の論文r Analysis o『.
optlcaI vr1t1ng mode 1
n solid−state imaging
devices vlth 1nherent MNO
S mcvory Jに記載されている。
Moを与えると、後述するトンネリングが起こり、不揮
発な書込みが行われる。なお、第4図において、E ,
Eoxは高電圧vト1。をゲート電N 極4に印加した場合1.1:Si8N4膜3 ,S t
O 2膜2中にそれぞれ生じる電界であり、破線は空
欠層の伸びを示している。このような構成のMNOSキ
ャパシタにおける、半導体基板1と3 1 0 2If
!I2との界面の表面電位を考慮した電荷注入理論が、
”IEE PROCEEDINGS. Vol.l33
pt.1.No.l pp6−12”のIl.Yag
+asaki他の論文r Analysis o『.
optlcaI vr1t1ng mode 1
n solid−state imaging
devices vlth 1nherent MNO
S mcvory Jに記載されている。
第5図(a) . (b)はそれぞれ上記論文に開示さ
れたトンネリングを示すバンド図であり、同図(a)が
修正Fowler−Nordheim }ン,ネリング
(以下、「修正F−N}ンネリング」という。)を示す
バンド図であり、同図(b)が直接的なband to
l)andトンネリング(以下、「直接トンネリング
」という。)を示すバンド図である。同図(a) .
(b)において、φ .φ2はそれぞれ半導体基板1,
Sil 3N4膜2により決定する固有の値であり、voXはS
i O 2膜2の表面から裏面にかけてかかる電位(
−E −W )である。また、φBはox
ox φ3− φ1−φ2 − V ox ”’ (
1)で定義される指標である。
れたトンネリングを示すバンド図であり、同図(a)が
修正Fowler−Nordheim }ン,ネリング
(以下、「修正F−N}ンネリング」という。)を示す
バンド図であり、同図(b)が直接的なband to
l)andトンネリング(以下、「直接トンネリング
」という。)を示すバンド図である。同図(a) .
(b)において、φ .φ2はそれぞれ半導体基板1,
Sil 3N4膜2により決定する固有の値であり、voXはS
i O 2膜2の表面から裏面にかけてかかる電位(
−E −W )である。また、φBはox
ox φ3− φ1−φ2 − V ox ”’ (
1)で定義される指標である。
指標φ,>0となる場合、第2図(a)で示すような、
修正F−N}ンネリングが起こり、半導体基板1中の電
子がS i0 2膜2を介してS t 3N4膜3の伝
導帯に注入される。この場合のトンネル電流密度J。X
は次の(2)式で表わされる。
修正F−N}ンネリングが起こり、半導体基板1中の電
子がS i0 2膜2を介してS t 3N4膜3の伝
導帯に注入される。この場合のトンネル電流密度J。X
は次の(2)式で表わされる。
2
J 陶C ●(E ) ●P ●P ・・・(2
)OX PN OX
OX Nなお、(2〉式において、CPNは
F−N}ンネリングの特性定数、PoXはS i O
2膜2を通過する電子のトンネル確率、P はS 1,
N4M3を通過N する電子のトンネル確率である。
)OX PN OX
OX Nなお、(2〉式において、CPNは
F−N}ンネリングの特性定数、PoXはS i O
2膜2を通過する電子のトンネル確率、P はS 1,
N4M3を通過N する電子のトンネル確率である。
一方、指標φ8く0の場合、第2図(b)で示すような
直接トンネリングが起こり、半導体基板1中の電子がS
l02膜2をトンネルしてS l 3 N4膜3の伝導
体に注入される。
直接トンネリングが起こり、半導体基板1中の電子がS
l02膜2をトンネルしてS l 3 N4膜3の伝導
体に注入される。
上記したトンネリングにより、Si3N4膜3中に注入
された電子はSi3N4膜3にかかる電界ENによりド
リフト運動を起こし、S i a N 4膜3中にトラ
ップされる。このSt3N4膜3中のトラップ電荷によ
りゲート電極4をゲートとしたMNOSFETの閾値電
圧が高くなる。
された電子はSi3N4膜3にかかる電界ENによりド
リフト運動を起こし、S i a N 4膜3中にトラ
ップされる。このSt3N4膜3中のトラップ電荷によ
りゲート電極4をゲートとしたMNOSFETの閾値電
圧が高くなる。
このように、ゲート電極4に正の高電圧v,16を印加
し、トンネリングによってMNOSFETの閾値電圧を
高く設定することにより書込みが行われる。一方、消去
は負の高電圧をゲート電極4に印加し、s la N
4膜3中にトラップされた電子を半導体基板1にデイト
ラッピングさせ、閾値電圧を下げることにより行われる
。
し、トンネリングによってMNOSFETの閾値電圧を
高く設定することにより書込みが行われる。一方、消去
は負の高電圧をゲート電極4に印加し、s la N
4膜3中にトラップされた電子を半導体基板1にデイト
ラッピングさせ、閾値電圧を下げることにより行われる
。
上記した書込み,消去によりMNOSFETの閾値電圧
はそれぞれV ,V (V >Till
T■2 7111 ■ )に設定されることになる。したがって、TH2 読出しは、 V<V<V TH2 R Till を満足する読出し電圧VRをゲート電極4に与えMNO
SFETのオン,オフに基づき変化するドレイン電流等
を検出することにより行われる。
はそれぞれV ,V (V >Till
T■2 7111 ■ )に設定されることになる。したがって、TH2 読出しは、 V<V<V TH2 R Till を満足する読出し電圧VRをゲート電極4に与えMNO
SFETのオン,オフに基づき変化するドレイン電流等
を検出することにより行われる。
従来のMNOSFETは以上のようにFM成されており
、基本的にはMOSFETと同じ構造であるため、MO
SFET同様、微細化する際に、ホットエレクトロンの
発生,バンチスルー現象の誘発等の短チャネル効果が生
じるという問題点があった。
、基本的にはMOSFETと同じ構造であるため、MO
SFET同様、微細化する際に、ホットエレクトロンの
発生,バンチスルー現象の誘発等の短チャネル効果が生
じるという問題点があった。
また、MNOSFETのスイッチング動作は、さ程高速
でないため、高速な読出し動作を実現することはできな
かった。
でないため、高速な読出し動作を実現することはできな
かった。
スイッチング動作が高速で、短チャネル効果が生じない
MOSFETとして、”IEFF.E Interna
tlonal Electron Devices M
eetlng. Digest or Teehnic
al Papers. pp402−405”のE.T
AKEDA氏他の論文rA band to band
tunnel1ng MOS device Jに記
載されたバンド間トンネリングMOSFET(以下、r
B2T−MOSFETJという。)がある。
MOSFETとして、”IEFF.E Interna
tlonal Electron Devices M
eetlng. Digest or Teehnic
al Papers. pp402−405”のE.T
AKEDA氏他の論文rA band to band
tunnel1ng MOS device Jに記
載されたバンド間トンネリングMOSFET(以下、r
B2T−MOSFETJという。)がある。
第6図はB2T−MOSFETの断面図である。
同図に示すようにP一基板10表面にP1ドレイン領域
11とN ソース領域12とがそれぞれ形成されている
。このP ドレイン領域11の中心部上からN ソース
領域12の端部上にかけて膜厚がlO〜15niの酸化
膜13が形成され、この酸化膜13上にゲート電極l4
が形成されている。
11とN ソース領域12とがそれぞれ形成されている
。このP ドレイン領域11の中心部上からN ソース
領域12の端部上にかけて膜厚がlO〜15niの酸化
膜13が形成され、この酸化膜13上にゲート電極l4
が形成されている。
また、P ドレイン領域11,ゲート電極14及びN
ソース領域12はそれぞれドレイン端子15,ゲート端
子16及びソース端子17に接続されている。
ソース領域12はそれぞれドレイン端子15,ゲート端
子16及びソース端子17に接続されている。
なお、第6図において、Lo■はゲート電極14とP+
ドレイン領域11との重複した領域(以下、「ゲート,
ドレインオーバラップ領域」という。)の長さ(以下、
「ゲート,ドレインオーバラップ長」という。)であり
、LsPはP ドレイン領域11とn ソース領域12
との間の長さ(以下、「ドレイン,ソース間長」という
。)である。
ドレイン領域11との重複した領域(以下、「ゲート,
ドレインオーバラップ領域」という。)の長さ(以下、
「ゲート,ドレインオーバラップ長」という。)であり
、LsPはP ドレイン領域11とn ソース領域12
との間の長さ(以下、「ドレイン,ソース間長」という
。)である。
このような構戊において、ドレイン端子15ソース端子
17にソース側が高電圧になるようにそれぞれ電圧を印
加し、ゲート端子16を介してゲート電極14に正の電
圧を印加すると、P ドレイン領域11とN ソース領
域12との間のP一基板10表面に深い空乏領域10a
が形成されるとともに、ゲート,ドレインオーバラップ
領域にあるP+ドレイン領域11の表面領域11aにお
いて、第7図のバンド図に示すように、バンド間トンネ
リングが生じ、電子(erectlon).正孔(ho
le)がそれぞれ伝導帯,価電子帯に発生する。
17にソース側が高電圧になるようにそれぞれ電圧を印
加し、ゲート端子16を介してゲート電極14に正の電
圧を印加すると、P ドレイン領域11とN ソース領
域12との間のP一基板10表面に深い空乏領域10a
が形成されるとともに、ゲート,ドレインオーバラップ
領域にあるP+ドレイン領域11の表面領域11aにお
いて、第7図のバンド図に示すように、バンド間トンネ
リングが生じ、電子(erectlon).正孔(ho
le)がそれぞれ伝導帯,価電子帯に発生する。
そして、電子が空間電荷伝導により、空乏領域10aを
介してN+ソース領域12に流入し、正孔がP+ドレイ
ン領域11に流入することにより、次の(3)式に示す
電流Itが流れる。
介してN+ソース領域12に流入し、正孔がP+ドレイ
ン領域11に流入することにより、次の(3)式に示す
電流Itが流れる。
I −q−Nt・μ。f『・E ・・・(8)t
なお、(3)式において、N,は正孔一電子対の数、q
は電荷素量、μ はドレイン,ソース間長er『 L8,により決定される空乏領域10aの実効的な移動
度、Eはゲート,ドレインオーバラップ領域における酸
化膜13にかかる電界強度である。
は電荷素量、μ はドレイン,ソース間長er『 L8,により決定される空乏領域10aの実効的な移動
度、Eはゲート,ドレインオーバラップ領域における酸
化膜13にかかる電界強度である。
上記したように82T−MOSFETは2つのキャリア
の移動により電流が流れるため、高速スイッチング動作
が可能となる。また、ドレイン,ソースの導電形式が異
なっているため、ドレイン,ソース間にPN ポテン
シャル障壁が生じるため、ドレイン.ソース間長L を
0.1μm以下にSp する等の微細化しても短チャネル効果は生じない。
の移動により電流が流れるため、高速スイッチング動作
が可能となる。また、ドレイン,ソースの導電形式が異
なっているため、ドレイン,ソース間にPN ポテン
シャル障壁が生じるため、ドレイン.ソース間長L を
0.1μm以下にSp する等の微細化しても短チャネル効果は生じない。
しかしながら、.上記B2T−MOSFETは不揮発な
記憶を行うことができない。
記憶を行うことができない。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、読出し動作が高速に行え、微細化しても短チ
ャネル効果が生じない不揮発性半導体記憶装置を得るこ
とを目的とする。
たもので、読出し動作が高速に行え、微細化しても短チ
ャネル効果が生じない不揮発性半導体記憶装置を得るこ
とを目的とする。
この発明にかかる不揮発性半導体記憶装置は、第1の導
電型の半導体基板と、前記半導体基板表面に選択的に形
成された第1の導電型のドレ・rン領域と、前記半導体
基板表面に選択的に形成された第2の導電型のソース領
域と、前記ドレイン領域上から前記ソース領域の端部上
にかけて形成された、トンネリングが可能な膜厚の絶縁
膜と、前記絶縁膜上に形成された、キャリアをトラップ
することにより不揮発な情報の記憶を行う不揮発情報記
憶層と、前記不揮発情報記憶層上に形成されたゲート電
極とを備えて構威されている。
電型の半導体基板と、前記半導体基板表面に選択的に形
成された第1の導電型のドレ・rン領域と、前記半導体
基板表面に選択的に形成された第2の導電型のソース領
域と、前記ドレイン領域上から前記ソース領域の端部上
にかけて形成された、トンネリングが可能な膜厚の絶縁
膜と、前記絶縁膜上に形成された、キャリアをトラップ
することにより不揮発な情報の記憶を行う不揮発情報記
憶層と、前記不揮発情報記憶層上に形成されたゲート電
極とを備えて構威されている。
この発明においては、書込みは、ゲート電極に所定の高
電圧を与え、ゲート電極直下のドレイン領域の表面部に
バンド間トンネリングを生じさせ、さらに、バンド間ト
ンネリングにより発生した電子を、絶縁膜中にトンネリ
ングさせ不神発情報記憶層中にトラップさせることによ
り行える。
電圧を与え、ゲート電極直下のドレイン領域の表面部に
バンド間トンネリングを生じさせ、さらに、バンド間ト
ンネリングにより発生した電子を、絶縁膜中にトンネリ
ングさせ不神発情報記憶層中にトラップさせることによ
り行える。
一方、読出しは、ゲート電極に所定の読出し電圧を与え
、ゲート電極直下のドレイン領域の表面部にバンド間ト
ンネリングが生じることによりオンするか否かを検出す
ることにより行える。
、ゲート電極直下のドレイン領域の表面部にバンド間ト
ンネリングが生じることによりオンするか否かを検出す
ることにより行える。
第1図はこの発明の一実施例であるMNOSFETを示
す断面図である。同図に示すように、P一基板20表面
にP+ドレイン領域21とN+ソース領域22とがそれ
ぞれ形成されている。このP ドレイン領域21の中心
部上からN ソース領域22の端部上にかけて膜厚が7
0〜100人のトンネリングが可能なs l0 2 M
2 3が形成されている。このS i0 2膜23上
にSi3N4膜24が形成され、S i a Na膜2
4上にゲート電極25が形成されている。また、P+ド
レイン領域21,ゲート電極25及びN ソース領域2
2上にはそれぞれドレイン端子26,ゲート端子27及
びソース端子28が接続されている。なお、L ,L
は従来例でも述べたように、それぞれov
sp ゲート,ドレインオーバラップ長,ドレイン,)一ス間
長を示している。
す断面図である。同図に示すように、P一基板20表面
にP+ドレイン領域21とN+ソース領域22とがそれ
ぞれ形成されている。このP ドレイン領域21の中心
部上からN ソース領域22の端部上にかけて膜厚が7
0〜100人のトンネリングが可能なs l0 2 M
2 3が形成されている。このS i0 2膜23上
にSi3N4膜24が形成され、S i a Na膜2
4上にゲート電極25が形成されている。また、P+ド
レイン領域21,ゲート電極25及びN ソース領域2
2上にはそれぞれドレイン端子26,ゲート端子27及
びソース端子28が接続されている。なお、L ,L
は従来例でも述べたように、それぞれov
sp ゲート,ドレインオーバラップ長,ドレイン,)一ス間
長を示している。
このような構成において、不揮発な書込みは尼下のよう
にして行われる。ソース側をドレイン狽1より高電位に
した状態で、ゲート電極25に所丸の正の高電圧を印加
すると、P ドレ・Cン21とN+ソース領域22間の
P一基板2′0表面に深ち空乏領域20aが形或される
。そして、ゲート翔極25直下にあるP+ドレイン領域
21の表面付域21aにおいて、バンド間トンネリング
が起こり、電子,正孔対がそれぞれ伝導帯と価電子帯に
発生し(以下、この現象を「水平トンネリング」という
。)、その後、電子は空間電荷伝導により空乏領域20
aを介してN+ソース領域22に諦入し、正孔はP ド
レイン領域21に向って流れ出す。
にして行われる。ソース側をドレイン狽1より高電位に
した状態で、ゲート電極25に所丸の正の高電圧を印加
すると、P ドレ・Cン21とN+ソース領域22間の
P一基板2′0表面に深ち空乏領域20aが形或される
。そして、ゲート翔極25直下にあるP+ドレイン領域
21の表面付域21aにおいて、バンド間トンネリング
が起こり、電子,正孔対がそれぞれ伝導帯と価電子帯に
発生し(以下、この現象を「水平トンネリング」という
。)、その後、電子は空間電荷伝導により空乏領域20
aを介してN+ソース領域22に諦入し、正孔はP ド
レイン領域21に向って流れ出す。
この時、書込み電圧が高電圧であり、ゲート酸化膜23
にかかる電界強度が十分高いため、ゲート酸化膜23に
トンネリングが生じ、N+ソース領域22に向って走行
中の電子は、ゲート酸化膜?3中をトンネリングし、S
i3N4膜24中にトラップされる(以下、この現象を
「垂直トンネリング」という。)。このS L 3 N
4 III 2 4中のトラップ電荷によりMNOS
FETの閾値電圧がV に上昇する。
にかかる電界強度が十分高いため、ゲート酸化膜23に
トンネリングが生じ、N+ソース領域22に向って走行
中の電子は、ゲート酸化膜?3中をトンネリングし、S
i3N4膜24中にトラップされる(以下、この現象を
「垂直トンネリング」という。)。このS L 3 N
4 III 2 4中のトラップ電荷によりMNOS
FETの閾値電圧がV に上昇する。
thl
第2図は、上記した水平トンネリングと垂直トンネリン
グを示したバンド図である。同図(a)は垂直トンネリ
ングが修正F−N}ンネリングの場合、同図(b)は垂
直トンネリングが直接トンネリングの場合を示している
。第2図において、T1が水平トンネリングを、T2が
垂直トンネリングを示している。また、φ ,φ はそ
れぞれP+11 12 ドレイン領域2 1 ,s t 3 N 4膜24によ
り決定する固有の値であり、V ハS L 0 2
lbI 2 3 ノOx 表面から裏面にかけてかかる電位である。
グを示したバンド図である。同図(a)は垂直トンネリ
ングが修正F−N}ンネリングの場合、同図(b)は垂
直トンネリングが直接トンネリングの場合を示している
。第2図において、T1が水平トンネリングを、T2が
垂直トンネリングを示している。また、φ ,φ はそ
れぞれP+11 12 ドレイン領域2 1 ,s t 3 N 4膜24によ
り決定する固有の値であり、V ハS L 0 2
lbI 2 3 ノOx 表面から裏面にかけてかかる電位である。
また、φ は
B
φ ′一 φ1■一φ1■−vox ・・・(4)
B で定義される指標である。
B で定義される指標である。
第2図に示すように、指標φ 〉0となる場B
合に水平トンネリングとして修正F−N}ンネリングが
起こり、φBく0となる場合に、水平トンネリングとし
て直接トンネリングが起こる。
起こり、φBく0となる場合に、水平トンネリングとし
て直接トンネリングが起こる。
一方、消去は負の高電圧をゲート電極25に印加し、S
L s Nt,膜24中にトラップされた電子を、P
一基板20方向にデイトラッピングさせることにより行
われる。上記した書込み,消去によりMNOSFETの
閾値電圧(水平トンネリングが生じる電圧)はそれぞれ
V,■ thl th2 (V >V )に設定されることになる。
L s Nt,膜24中にトラップされた電子を、P
一基板20方向にデイトラッピングさせることにより行
われる。上記した書込み,消去によりMNOSFETの
閾値電圧(水平トンネリングが生じる電圧)はそれぞれ
V,■ thl th2 (V >V )に設定されることになる。
thl th2
また、読出し動作は、
V<V<V
th2 R thl
を満足し、かつ垂直トンネリングが生じない程度の読出
し電圧VRをゲート電極25に与え、水平トンネリング
が生じることによりMNOSFETがオンするか、オフ
するかを、ドレイン電流を検出する等により行われる。
し電圧VRをゲート電極25に与え、水平トンネリング
が生じることによりMNOSFETがオンするか、オフ
するかを、ドレイン電流を検出する等により行われる。
上記したように、この実施例のMNOSFETは、水平
トンネリングが生じると2つのキャリアの移動により電
流が流れるため、高速スイッチング動作が可能となる。
トンネリングが生じると2つのキャリアの移動により電
流が流れるため、高速スイッチング動作が可能となる。
従って、読出し時のスイッチング動作が高速になるため
、高速に読出しを行うことができる。また、ドレイン,
ソースの導電形式が異なっているため、ドレイン,ソー
ス間にPN ポテンシャル障壁が生じるため、ドレイ
ン,ソース間長LsPを0.lμm以下にする等の微細
化を行っても短チャネル効果は生じない。
、高速に読出しを行うことができる。また、ドレイン,
ソースの導電形式が異なっているため、ドレイン,ソー
ス間にPN ポテンシャル障壁が生じるため、ドレイ
ン,ソース間長LsPを0.lμm以下にする等の微細
化を行っても短チャネル効果は生じない。
第3図は、この発明の他の実施例であるフローティング
ゲート型MNOSFETを示す断面図である。同図にお
いて、P一基板30表面にP+ドレイン領域31とN
ソース領域32とがそれぞれ形成されている。このP
ドレイン領域31の中心部上からN ソース領域32の
端部上にかけて、トンネリングが可能な薄い膜厚の酸化
膜33が形成されている。この酸化膜33上にポリシリ
コン等から成るフローティングゲート34が形戊され、
こフローティングゲート34上に酸化膜35を介してコ
ントロールゲート電極36が形成されている。また、P
ドレイン領域31,コン1・ロールゲート電極36及
びN+ソース領域32上にはそれぞれドレイン端子37
,コントロールゲ−ト端子38及びソース端子3つが接
続されている。
ゲート型MNOSFETを示す断面図である。同図にお
いて、P一基板30表面にP+ドレイン領域31とN
ソース領域32とがそれぞれ形成されている。このP
ドレイン領域31の中心部上からN ソース領域32の
端部上にかけて、トンネリングが可能な薄い膜厚の酸化
膜33が形成されている。この酸化膜33上にポリシリ
コン等から成るフローティングゲート34が形戊され、
こフローティングゲート34上に酸化膜35を介してコ
ントロールゲート電極36が形成されている。また、P
ドレイン領域31,コン1・ロールゲート電極36及
びN+ソース領域32上にはそれぞれドレイン端子37
,コントロールゲ−ト端子38及びソース端子3つが接
続されている。
このような構成のフローティングゲ−1・型MOSFE
Tは、フローテイングゲート34中の電荷の蓄積の有無
により不揮発な記憶を行っており、ブローティングゲー
ト34が第■図のMNOSFETのS i a N 4
膜24の機能を果たしている。
Tは、フローテイングゲート34中の電荷の蓄積の有無
により不揮発な記憶を行っており、ブローティングゲー
ト34が第■図のMNOSFETのS i a N 4
膜24の機能を果たしている。
したがって、コントロールゲート36に適当な電圧を与
えることにより、第1図で示したMNOSFET同様、
書込み,消去,読出しが行え、同様な効果を得ることが
できる。また、MONOS(Ifetel Oxide
Nltrlde Oxide Semiconduc
tor) 構造の不揮発性半導体装置についても、この
発明を適用することができる。
えることにより、第1図で示したMNOSFET同様、
書込み,消去,読出しが行え、同様な効果を得ることが
できる。また、MONOS(Ifetel Oxide
Nltrlde Oxide Semiconduc
tor) 構造の不揮発性半導体装置についても、この
発明を適用することができる。
以上説明したように、この発明によれば、書込みは、ゲ
ート電極に所定の高電圧を与え、ゲート電極直下のドレ
イン領域の表面部にバンド間1・ンネリングを生じさせ
、さらに、バンド間トンネリングにより発生した電子を
、絶縁膜中にトンネリングさせ不揮発情報記憶層中にト
ラップさせることにより行えるため、不揮発な情報記憶
が行える。
ート電極に所定の高電圧を与え、ゲート電極直下のドレ
イン領域の表面部にバンド間1・ンネリングを生じさせ
、さらに、バンド間トンネリングにより発生した電子を
、絶縁膜中にトンネリングさせ不揮発情報記憶層中にト
ラップさせることにより行えるため、不揮発な情報記憶
が行える。
一方、読出しは、ゲート電極に所定の読出し電圧を与え
、ゲート電極直下のドレイン領域の表面部にバンド間ト
ンネリングが生じることによりオンするか否かを検出す
ることにより行え、このバンド間トンネリングによるス
イッチング動作は高速であるため、読出し動作を高速に
行うことができる。
、ゲート電極直下のドレイン領域の表面部にバンド間ト
ンネリングが生じることによりオンするか否かを検出す
ることにより行え、このバンド間トンネリングによるス
イッチング動作は高速であるため、読出し動作を高速に
行うことができる。
また、ドレイン領域とソース領域の導電形式が異なって
いるため、両領域間に生じるPN陣壁により、短チャネ
ル効果は生じない。
いるため、両領域間に生じるPN陣壁により、短チャネ
ル効果は生じない。
第1図はこの発明の一実施例であるMNOSFETを示
す断面図、第2図は第1図で示したMNOSFETの書
込み動作を示すバンド図、第3図はこの発明の他の実施
例であるブローティングゲート型MOSFETを示す断
面図、第4図は従来のMNOSFETのゲート部分を示
す断面図、第5図は第4図で示したMNOSFETの書
込み動作を示すバンド図、第6図はB2T−MOSFE
Tを示す断面図、第7図は第6図で示したB2T−MO
SFETの動作を示したバンド図である。 図において、20はP一基板、21はP ドレイン領域
、22はN+ソース領域、23はSiO2膜、24はS
1 s N 4膜、25はゲート電極である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
す断面図、第2図は第1図で示したMNOSFETの書
込み動作を示すバンド図、第3図はこの発明の他の実施
例であるブローティングゲート型MOSFETを示す断
面図、第4図は従来のMNOSFETのゲート部分を示
す断面図、第5図は第4図で示したMNOSFETの書
込み動作を示すバンド図、第6図はB2T−MOSFE
Tを示す断面図、第7図は第6図で示したB2T−MO
SFETの動作を示したバンド図である。 図において、20はP一基板、21はP ドレイン領域
、22はN+ソース領域、23はSiO2膜、24はS
1 s N 4膜、25はゲート電極である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- (1)第1の導電型の半導体基板と、 前記半導体基板表面に選択的に形成された第1の導電型
のドレイン領域と、 前記半導体基板表面に選択的に形成された第2の導電型
のソース領域と、 前記ドレイン領域上から前記ソース領域の端部上にかけ
て形成された、トンネリングが可能な膜厚の絶縁膜と、 前記絶縁膜上に形成された、キャリアをトラップするこ
とにより不揮発な情報の記憶を行う不揮発情報記憶層と
、 前記不揮発情報記憶層上に形成されたゲート電極とを備
えた不揮発性半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1308005A JP2957615B2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1308005A JP2957615B2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03166768A true JPH03166768A (ja) | 1991-07-18 |
JP2957615B2 JP2957615B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=17975745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1308005A Expired - Fee Related JP2957615B2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2957615B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5359554A (en) * | 1991-08-27 | 1994-10-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor memory device having an energy gap for high speed operation |
JP2007149947A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Nec Electronics Corp | 不揮発性メモリセル及びeeprom |
-
1989
- 1989-11-27 JP JP1308005A patent/JP2957615B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5359554A (en) * | 1991-08-27 | 1994-10-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor memory device having an energy gap for high speed operation |
JP2007149947A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Nec Electronics Corp | 不揮発性メモリセル及びeeprom |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2957615B2 (ja) | 1999-10-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |