JPH03166018A

JPH03166018A - 放電加工機

Info

Publication number: JPH03166018A
Application number: JP30282489A
Authority: JP
Inventors: Shinichi Murayama; 眞一村山
Original assignee: Sodick Co Ltd
Current assignee: Sodick Co Ltd
Priority date: 1989-11-21
Filing date: 1989-11-21
Publication date: 1991-07-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、放電加工機に関する．［従来の技術］例えば各種電化製品におけるプラスチックのキャビネッ
ト等には、裏側に多数の補強用リブが形成されている．そして、このようなプラスチック部品の成型用金型を作
威する場合、上記補強用リブを成型するための溝加工を
行う必要がある．そこで、このような溝加工の方法として、従来より型彫
り放電加工が広く採用されている．すなわち、この型彫
り放電加工では、予め加工する溝の形状に応じた電極を
形成し，金型コアを被加工物として型彫り放電加工を行
う．［発明が解決しようとする課題］しかしながら、型彫り放電加工によって溝加工を行う場
合には、加工する溝の形状に応じて電極を形威する必要
があることから、加工する対象が変る毎に、新たな電極
を形威する必要があり、しかも加工する製品の大きさに
応じて大きな電極を形威する必要も生じることから、コ
ストが大きいという欠点がある．また、型彫り放電加工では、ワイヤーカット放電加工に
比べて電極の消耗が大きく、また加工速度の向上も容易
でないという問題があった．本発明は、特に溝加工を低
コストかつ高速で行うことができる放電加工機を提供す
ることを目的とする．［課題を解決する手段］本発１３１は、円盤形の電極を回転して被加工物に放電
加工を行うことを特徴とする。

［作用］本発明では、円盤形の電極を回転して被加工物に族電加
工を行うことから、」二記電極の位置を加工形状に応じ
て移動することにより、連続する溝を右効に加工するこ
とができる．したがって、異なる加工形状毎に電極を作
成する必要がな〈、コストの低減を図ることができる。

また、電極を回転しながら加工することから、′屯極の
消耗が少なく、かつ加工速度が大幅に改善できる．［実施例］第１図は、木）ＡＩｌｌの一実施例を説明する構成図で
ある。

この実施例の放′准加工機は、円盤型の回転電極ｌと、
この回転電極ｌを支持するフレーム２と、回転電極１の
回転機構３とを右している．回転電極１は、輔芯部をフ
レーム２の先端部に設けた支持機構に片持ち構造で回動
自在に取り付けられており、回転電極１の周縁部は、直
径の約１／３がフレーム２の先端部より被加工物側に突
出した構造となっている，また、この実施例における回転電極ｌは、第２図に示す
ように、キャビネット威形用の金型コア３０に、リブ形
成用の溝３０ａを形成するものである．溝３０ａは、型
抜を容易にするためのテーパを有するものであり，回転
電極ｌは、溝３０ａのテーバ形状に対応して外周方向に
徐々に肉薄に形威されている．７Ｌ／−ム２は、ユニバーサルジョイント等を介してサ
ーボへッド４に支持されており、溝３０ａの加工形状に
基き、回転電極１の加工速度に応じて変位する．また、回転機構３は、制御モータ２０の回転をベルト２
１を介して回転電極ｌ側のプーり８に伝えるものである
．第３図は、フレーム２の先端部における回転電極１の支
持機構を示す断面図である．この支持機構は、フレーム２に、回転電極１と同軸状に
組み込まれるほぼ円盤状のユニットであり、回転電極１
の回転軸に対して径方向に分割された内輪５と外輪６と
により軸受部を構成している。すなわち、内輪５と外輪
６とは、互いの対向而に形成したＶ溝に、鋼球等のガイ
ド部材７を介することにより，相互に回転自作に結合さ
れており，内輪５にプーり８を介して回転電極ｌを取り
付けるとともに、外輪６をフレーム２側に固定すること
により、回転電極ｌを回転自イＥに支持している。なお
、詳しくは、内輪５は組立を容易にするため、肉厚方向
に２分割されており、まず、内輪５の各分；鵡体と上記
プーり８とを３枚重ねにしてネジ９で結合するとともに
、上記ブーり８に回転電８ｉ１をネジｌＯで結合するこ
とにより、内輪５と回転電極１とを結合している．以ヒのような構成により、支持機構の形状を薄型にでき
るので、特に回転電極１を狭い領域内で変位させる必要
がある場合に、支持機構が邪魔にならず、極めてイｉ効
に作業を行うことができる。

また、この実施例では、内輪５を介して回転電ｌｊＡｌ
に通電を行うようになっている．すなわち、フレーム２
には、回転電極ｌの軸芯に対向して通電用の固定ｉｌｌ
が設けられ，この固定軸１１に、シール部材１２、ガイ
ド部材ｌ３およびＶリングｌ４を介在させて内輪５が回
転自在に取り付けられている．そして、上記固定軸１１
、シール部材ｌ２およびプーり８によって１！蔽された
室内には、水銀が貯留されており、フレーム２側の通電
部材１５および通電ケーブルｌ６を介して固定軸１１に
通電を行うことにより、水銀およびプーリ８を介して回
転電極ｌが通電されるようになっている．なお、プーり
８には水銀注入用のネジ孔が形成され、このネジ孔には
、シールリングを介してネジｌ７が装着される．また、
固定軸１１の先端には水銀がノ１効に貯留するよう、四
部が形或されている．一方，外輪６には、第４図にも示すように、内輪５との
間隙部分に圧縮したオイルミストエアーを供給するため
の連通路１８が形威され、この連通路ｌ８にオイルミス
トエアーが送り込まれるようになっている。また、外輪
６の両側壁には、内輪５側に突出して外輪６と内輪５と
の間隙部分を覆うカバー１９が取り付けられている。す
なわち、このカバー１９は、基端部が外輪６の壁面に密
着するとともに、先端側が断面コ字型に形成されて内輪
５側に突出し、先端縁が内輪５の壁面に対して僅かな間
隙を有して位置している．したがって、上記連通路ｌ８
からのオイルミストエアーは、外輪６と内輪５との間隙
部分を通ってカバー１９に至り、このカバー１９と内輪
５との間隙から外部に放出される．このため、放電加工
作業中に、回転電極ｌに伴って支持機構が加工液中に浸
漬した場合にも、加工液中のゴミ等が外輪６と内輪５と
の間隙から内部に侵入するのを有効に防止することがで
きる．以上の構成により、極めて薄型の支持機構における十分
な防塵対策を行うことができる。

なお、本発明は上記実施例に限定されず、さらに変形が
可能である．例えば、上記実施例では水銀によって通電したかは、既
存の通電コマ等を応用してもよい。また、防塵のための
オイルミストエアーの代りに、例えばオイルとエアーの
混合流体を用いてもよい。

さらに、第５図に示すように、複数枚の回転電極１を設
けて、一度に複数の溝を加工してもよい．また、回転電
極１の支持機構としては、片持ち構造に限らず、アーム
等で両側から挟持する構造であってもよいし、他のスピ
ンドル軸受を用いてもよい。

［発明の効果］本発明によれば、円盤形の電極を回転して被加工物に放
電加工を行うことにより、連続する溝を有効に加工する
ことができ、異なる加工形状毎に電極を作或する必要が
なく、コストの低減を図ることができる．また、電極を回転しながら加工することから、電極の消
耗が少な〈、かつ加工速度が大幅に改善できる．

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を説明する構戊図である。第２因は，同実施例における回転電極と被加工物を示す
要部断面図である．第３図は、同実施例における回転電極の支持機構を示す
断面図である．第４図は、第３図に示す支持機構の要部を示す拡大断面
図である．第５図は、本発明の他の実施例を説明する要部構成図で
ある．ｌ・・・回転電極、２・・・フレーム、３・・・回転機構，４・・・サーボへ７５・・・内輪、６・・・外輪７・・・ガイド部材，ド、８・・・ブーリ、２０・・・制御モータ、２ｌ・・・ベルト、３０・・・金型コア、３０ａ・・・溝．

Claims

【特許請求の範囲】

円盤形の電極を回転して被加工物に放電加工を行うこと
を特徴とする放電加工機。