JPH0316595A - 洗濯機の防振装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭に釦いて使用する洗濯機の防振装置
に関するものである。

従来の技術 従来の構或について、第４図卦よび第５図によって説明
する。１は本体で、その内部に洗濯受槽２を支持杆３に
よりサスペンンヨン４を介して垂下防振支持していた。

６は洗濯受槽２の側壁の下部に固着、あるいは一体的に
構或された支持体で、洗濯受槽２はこの支持体５にてサ
スペンション４の上部に弾性支持される，，６は水槽で
、その内部で衣類の洗濯作用を行いかつ高速回転させて
脱水作用を行うものである。この脱水時に水槽らの内部
に衣類が均一に分布されることは１れで、不均一分布を
なしたｉｔ脱水作用が行なわれ、この衣類の不均一は、
回転物のアンバランスとなって、振動を発生させる原因
となっていた。

いま支持杆３およびサスペンション４等の防振系により
支持された構或を振動系と称し、この振動系訟よび防振
系にて必然的に構威されるものに固有振動数というもの
がある、もし、脱水時にふ・いて、振動系に生ずる振動
数と、前記固有振動数とが合致した場合、振動系の振幅
は極めて太き〈なシ、例えば上下にはね上った９、外槽
１に衝突したうあるいは回転軸が危険速度時の破損を招
くという通常共振点と称する状態となる。これを防振す
るためには減衰機構によって振幅を抑えねばならない。

従来の減衰方法として用いられるものに第６図に示すよ
うに支持杆３の下端に配し、外周にシール部を有するゴ
ム製のキャップ７と、支持杆３を中央部で貫通し、前記
ゴム製のキャップ７に内周で接触するような円筒部を有
するスライダー８により形或され、水槽６の振動により
スライダー８の内部の空気が外部へ流出入する際の抵抗
、及びキセッデ７とスライダー８の接触摩擦力によって
減衰効果を奏するものである。

発明が解決しようとする課題 ところが上記のように構成された減衰装置は主にキャッ
プ７とスライダー８の摩擦によ９減衰力を得るものであ
り、双方の部品精度が極めて良くないと安定した減衰力
が得られなかった。特に摩擦力の場合、静摩擦力と動摩
擦力の大きさにかなシの差があシ、一般的に静摩擦力が
極めて大きい。

従って第６図に示すようにスライダー８に対するキャノ
プ７の振動の上死点Ａ，下死点Ｂに釦いては相対速度が
０となシ、その時に急激な静摩擦力が作用して騒音の原
因となっていた。

筐た、洗濯受槽２は支持体６を介してスライダー８上に
載っているだけであるため、脱水振動時に洗濯受樗２の
振動と、スライダー８の振動に位相差が生じて、支持体
６と前記スライダー８が衝突し合い、音を発するという
課題があった。これは、スライダー８とキャンプ７の間
に摩擦力が発生するためであり、洗濯受槽２と一体的な
支持体６の動きに、スライダー８の動きが追従できない
からである。

本発明は上記課題に鑑み、安定した減衰特性を得るとと
もに低騒音化を図ることを目的とする。

課題を解決するための手段 そして上記の目的を達成するために本発明は、洗濯受槽
を本体の上部から支持杆によシサスペンションを介して
垂下防振支持し、支持杆下端部にキャップを配し、この
キャップ外周部と若干の隙間を有する略円筒体からなる
スライダーを有し、このスライダーの上部ボス部に球面
スライダーを摺動可能に遊嵌し、前記スライダーと球面
スライダーの間にバネ等の弾性体を設けるとともに、ス
ライダー内部にオイノレ等の流体を封入しＪ部にスライ
ダー蓋、上部にスライダーシールを液密的に固着した減
衰機構を有するものである。

作　　　用 本発明の減衰装置は、上記構成によりオイルの粘性抵抗
により減衰力を得るものであジ、摩擦力のように静摩擦
力と動摩擦力の大きさに大きな差が生じることはなく部
品精度も厳しいものは必要としない。筐た、摩擦接触時
に生じるきしみ音等も防止できるとともに、球面スライ
ダーとスライダーの間に設けたバネで常に球面スライダ
ーを支持体に押圧しているため、双方の当り音が生じる
こともない。

実施例 以下、本発明の実施例を第１図にもとづいて説明する。

図に訃いて、３は振動系を吊り下げ支持している支持杆
であう、この支持杆３の下端にはキャップ７と、支持杆
３を中央部で貫通し、前記キャップ７外周と隙間Ｘを持
つ円筒部を有するスライダー８を設けている。４はサス
ペンションであり、キャップ７上面とスライダー８間に
配している。スライダー８内方にぱオイ／Ｉ／９を封入
しスライダー８下部内周面と嵌合するスライダー蓋１０
を液密的に超音波溶着してスライダー８下部に固定して
いる。このスライダー蓋１０は、オイルが下部に漏れな
いように液密的に固定していればよく、超音波溶着以外
の固定方法，例えば、接着，螺着，熱溶着等でも良い。

スライダー８上部にはボス８ａを形或し、このボス８ａ
には上下摺動可能な球面スライダー１２が遊嵌している
。前記スライダー８と球面スライダー１２の間にはコイ
ルパネ１３を設け、このコイノレバネ１３により球面ス
ライダー１２がスライダー８に対して弾性的に摺動可能
となっている。

前記ボス８ａ上端部には、蛇腹部を有するゴム等の弾性
体であるスライダーシーノレ１１を液密的に嵌合させて
いる。また、この上端部は支持杆３に緊合させて、オイ
ル９の上端部からの漏れを防止している。

次に、この実施例の構成にかける作用を説明する。封入
されたオイノレ９ぱキャップ了の上下振動の時に前記隙
間Ｘ間を流出入し、その時の粘性により減衰力を得る。

一般的にオイルの粘性による減衰力はキャップ７の速度
に比例するため、その減衰力の時間変化は第２図のよう
に滑らかなサインカーブとなシ、急激な減衰力の増大等
はない。

１た、内部のオイルは、下部はスライダー蓋１ｏにより
、上部はスライダーシーノレ１１によって液密的に封入
されているため、外部への漏れはない。

さらに、前記スライダーシール１１ぱ蛇腹部によりスラ
イダーの上下振動に追従していくため、シー／レ部の摩
耗等も発生しない。

第３図に、コイルバネ１３の効果を表わす周波数分析を
示す。図中の縦軸は球面スライダー１２を上下に動かそ
うとする振動による交番荷重と、それによう運動する球
面スライダー１２の変位の位相を表わし、横軸は交番荷
重の周波数を表わす。

図中■の線はコイノレバネ１３を設けたものであシ、図
中＠の線はコイルバネ１３の無いもの、つ１り球面スラ
イダー１２とスライダー８が固定されているものである
。図からわかるように、コイノレバネ１３を設けた■の
方が全体に位相が小さく、支持体５からの交番荷重に対
して球面スライダー１２が比較的良く追従している。従
って、このコイノレパネ１３を入れることにより球面ス
ライダー１２と支持体５の当シ音が極めて発生しにくく
なる。

発明の効果 以上のように本発明は、減衰力をオイルの粘性により発
生させているため、摩擦力特有の、静摩擦と動摩擦の力
の差が生じることがなく、安定した減衰特性を得られる
とともに、摩擦接触のキ７ミ音や、支持体と球面スライ
ダーの位相差により発生する当シ音を防止することがで
き、騒音の小さな減衰装置が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す減衰装置の縦断面図、第
２図は同減衰力の時間的変化を示すグラフ、第３図は同
支持体と球面スライダーの位相を示すグラフ、第４図は
従来の洗濯機の振動系を示す縦断面図、第５図は同減衰
装置の縦断面図、第６図は同減衰力の時間的変化を示す
グラフである。 １・・・・・・本体、２・・・・・洗濯受槽、３・・・
・・・支持杆、４・・・・・サスペンション、７・・・
・・・キャップ、８・・・・・・スライダー、９・・・
・・・オイル、１０・・・・・・ヌフィダー蓋、１１・
・・・・・スライダーシール、１２・・・・・・球面ス
ライダー、１３・・・・・・コイルバネ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗濯受槽を本体の上部から支持杆によりサスペンション
   を介して垂下防振支持し、支持杆下端部にキャップを配
   し、このキャップ外周部と若干の隙間を有する略円筒体
   からなるスライダーを有し、このスライダーの上部ボス
   部に球面スライダーを摺動可能に遊嵌し、前記スライダ
   ーと球面スライダーの間にバネ等の弾性体を設けるとと
   もに、スライダー内部にオイル等の流体を封入し、下部
   にスライダー蓋、上部にスライダーシールを液密的に固
   着した減衰機構を有する洗濯機の防振装置。