JPH0316530Y2 - - Google Patents

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JPH0316530Y2
JPH0316530Y2 JP1985004297U JP429785U JPH0316530Y2 JP H0316530 Y2 JPH0316530 Y2 JP H0316530Y2 JP 1985004297 U JP1985004297 U JP 1985004297U JP 429785 U JP429785 U JP 429785U JP H0316530 Y2 JPH0316530 Y2 JP H0316530Y2
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JP
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pile
fibers
length
divided
yarn
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JP1985004297U
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JPS61121180U (ja
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Carpets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈利用分野〉 本考案はカツトパイルカーペツトに関するもの
である。
〈従来技術〉 パイル織物として、50デニール以上のモノフイ
ラメントをパイル糸として用い、その先端を房状
に裂開したものが実公昭50−7334号公報に記載さ
れている。しかしながら、このような織物は、な
おパイルが粗硬であり、室内用のカーペツトとし
ては適さず、しかも、該モノフイラメントの先端
を簡単に戻状に裂開することは不可能である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案は紡績糸からなるパイルにおいて、その
一部の繊維の先端を簡単に分割して細繊化し、パ
イル層の腰があり、しかも表面ソフトタツチの室
内用カーペツトを提供せんとするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、長さ方向に沿つてくびれ部を有し、
2〜5本に分割可能な5〜15デニールの合成繊維
を20〜60%(重量)含む混紡糸がパイル糸として
タフトされたカツトパイルを有し、該パイル糸先
端部において、前記分割可能な繊維が先端から
0.1mm以上、パイル長の1/3以下の長さにわたつて
分割されていることを特徴とするカーペツトにあ
る。
本考案で用いる分割可能な繊維とは、基本的に
は後工程でのブラツシング、ビーテイングなどの
処理によりフイブリル化しやすい断面扁平(中空
繊維の場合も押圧したときの扁平度として考え
る)な繊維であるが、そのより最適な繊維は第2
図A〜Fに示すように、長さ方向に沿つてくびれ
部aを有し、この部分で分割可能な繊維である。
この繊維は、カーペツトのパイルとして腰の強さ
を出すために、5〜15デニール程度の太さを有す
る。これと混紡される他の繊維も同様の理由によ
り、5〜20デニールのものが用いられる。なお、
本考案では、分割可能な繊維は2〜5本程度に分
割可能であるものを選択するが、5本以上になる
と、分割された先端が細くなりすぎて、弱くなり
かつパイルの毛先が乱れて商品価値が低下する。
さらに、該繊維として、扁平なものを用いると
き、パイルの毛さばき性が向上する利点がある。
該分割可能繊維の混紡比率は20〜60%(重量)
とするが、20%以下ではカーペツトの表面のソフ
トタツチ化が十分に達成されず、60%以上では可
紡性の点で問題がある。
本考案は、前述例のような分割可能な繊維を含
む混紡糸をパイル糸として用いたもので、第1図
に示すように、分割可能な繊維1と他の繊維2と
からなる混紡糸3をパイル糸として基布4にタフ
トしたカーペツトであり、分割可能な繊維1の先
端部を分割して細繊維5化したものである。第4
図は分割された部分の拡大図である。分割されて
いる部分の長さは、繊維先端部より0.1mm以上、
パイル長の1/3以下、好ましくは1/5以下とする。
表面のソフトタツチを得るためには、分割部分の
長さが0.1mm以上であることが必要で、パイル長
の1/3を越えると、パイル層の腰の強さ、弾力性
が低下するので好ましくなく、より好適には2mm
以下とすることがよい。
第3図に示すものは、本考案の他の例であり、
パイルの先端部を分割され細繊維化されたものの
みからなるカーペツトである。なお、図中6はバ
ツキングである。これは、他の繊維2として例え
ば熱収縮性の大きい繊維、捲縮発現性の高い繊維
を用い、タフト後熱処理等を行なうことによつて
得られる。この場合、分割された繊維のみからな
る部分の長さはパイル長の1/3以下、好ましくは
1/5以下とすることが有効であり、それ以上では
パイル層の腰、弾力性等において満足するものが
得にくい。
本考案において、パイル糸の分割可能繊維の先
端を分割は、タフト、バツキング後の通常のブラ
ツシング等によつて簡単に行なわれるが、この前
に予備的なレージング、ブラツシング、ポリツシ
ングしておいてもよい。
〈作用および効果〉 本考案によれば、パイルの端部において、一部
の繊維の先端のみが分割して細繊維化しているた
め、表面がソフトタツチでしかも腰のあるカツト
パイルカーペツトを提供することができるもので
あり、その製造はきわめて簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図は本考案のカーペツトを示す側
面拡大図、第2図A〜Fは分割可能繊維例の断面
例図、第4図は分割可能繊維の分割部を示す拡大
図であり、1は分割可能繊維、2は他の繊維、3
はこれらの混紡糸、5は分割された細繊維化部分
を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長さ方向に沿つてくびれ部を有し、2〜5本に
    分割可能な5〜15デニールの合成繊維を20〜60%
    含む混紡糸がパイル糸としてタフトされたカツト
    パイルを有し、該パイル糸端部において分割可能
    な繊維の先端が該先端から0.1mm以上、パイル長
    の1/3以下の長さにわたつて分割されていること
    を特徴とするカーペツト。
JP1985004297U 1985-01-16 1985-01-16 Expired JPH0316530Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985004297U JPH0316530Y2 (ja) 1985-01-16 1985-01-16

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Publication Number Publication Date
JPS61121180U JPS61121180U (ja) 1986-07-30
JPH0316530Y2 true JPH0316530Y2 (ja) 1991-04-09

Family

ID=30479730

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5583784U (ja) * 1978-12-04 1980-06-09
JPS6110545Y2 (ja) * 1980-10-31 1986-04-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61121180U (ja) 1986-07-30

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