JPH03163568A

JPH03163568A - 摩擦帯電付与部材

Info

Publication number: JPH03163568A
Application number: JP1303529A
Authority: JP
Inventors: Toshiki Minamitani; 俊樹南谷; Masanori Suzuki; 政則鈴木
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1989-11-22
Filing date: 1989-11-22
Publication date: 1991-07-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は電子写真法、静電印刷法などに用いられる静電
荷像現像用トナーに対し、摩擦帯電を付与するための機
能を有する摩擦帯電付与部材に関し、トナーに摩擦帯電
を付与するキャリアやスリーブ、ドクターブレード等の
搬送規制部材、あるいはその他の摩擦帯電付与部材に関
する。

［従来の技術］従来から、特願昭６１−１４７２６１号公報に開示ざれ
ているように静電荷像をトナーを用いて現像する方法は
大別して、トナーとキャリアとが混合ざれてなるいわゆ
る二成分系現像剤を用いる方法と、キャリアと混合ざれ
ずにトナニ単独で用いられる一或分系現像剤を用いる方
法とがある。

前者の方法は、トナーとキャリアとを撹拌摩擦すること
により、各々を互いに異なる極性に帯電せしめ、この帯
電したトナーにより反対極性を有する静電荷像が可視化
ざれるものであり、トナーとキャリアの種類により、鉄
粉キャリアを用いるマグネットブラシ法、ビーズキャリ
アを用いるカスケード法、ファーブラシ法等がある。

後者の一成分系現像法には、トナー粒子を噴霧状態にし
て用いるパウダークラウド法、トナー粒子を直接的に静
電潜像面に接触させて現像する接触現像法（タッチダウ
ン現像ともいう〉、磁性の導電性トナーを静電潜像面に
接触させる誘導現像法等がある。

これらの各種の現像方法に適用ざれるトナーとしては、
天然樹脂あるいは合成樹脂からなる結着樹脂に、カーボ
ンブラック等の着色材を分散させた微粉末が用いられて
いる。例えば、ポリスチレン等の結着樹脂中に、着色剤
を分敗させたものを１〜３０μｍ程度に微粉砕した粒子
がトナーとして用いられている。また、これらの或分に
さらにマグネタイト等の磁性材料を含有せしめたものは
磁性トナーとして用いられる。

前述のごとく、種々の現像方法に用いられるトナーは、
現像される静電荷像の極性に応じて、正または負の電荷
が保有せしめられるが、トナーに電荷を保有せしめるた
めには、トナーの戒分である樹脂の摩擦帯電性を利用す
ることもできるが、この方法ではトナーの帯電性が小さ
いので、現像によって得られる画像はカブリ易く、不鮮
明なものとなる。そこで、所望の摩擦帯電性をトナーに
付与するために、帯電性を付与する染料、顔料、あるい
は荷電制御剤なるものを添加することが行なわれている
。

しかしながら、これらのトナーに添加ざれる染顔料ある
いは荷電制御剤は、帯電性を付与するため、ある程度ト
ナー表面に出ていなければならない。そのため、トナー
同志の摩擦、キャリアとの衝突、静電潜像保持体との摩
擦などによりトナ表面からこれらの添加剤が脱落し、キ
ャリア等の汚染、静電潜像保持体、例えば感光体ベルト
あるいはドラムなどの汚染等が生じる。その結果、帯電
性が悪くなり、さらに耐久枚数が増すに従って劣化が進
み、画像濃度が低下し、細線再現性、カブリ性などが実
用上問題になってくる。

そこで、トナーの結着樹脂と帯電性を付与する染顔料あ
るいは荷電制御剤との親和性、分敗性を向上ざせること
によって上記問題点を改善することが行われている。例
えばこれらの添加剤を、親和性を高めるため表面処理す
る方法があるが、表面処理をすると帯電付与性が低下す
る場合が多い。

また、分故性向上のため、機械的剪断力を強くして、細
かく分散させる方法もあるが、トナー表面に出る添加剤
の割合が減少し、帯電性が十分に付与ざれない傾向とな
る。

これらのことから、実用に十分満足する帯電付与のため
の添加剤は非常に限られていて、実用化ざれているもの
は少ない。

また゛、白黒画像だけでなくカラー画像を得るためには
、トナーに添加ざれるものは無色であることが好ましい
が、従来用いられている染料、顔料あるいは荷電制御剤
の多くが暗色であり、そうなると、実用化しているもの
はほとんど無いのが現状であり、鋭意研究が続けられて
いる。

そこで、帯電付与をトナーの添加剤で行なうのではなく
、キャリアやスリーブ、ドクターブレード等の搬送規制
、あるいはその他の摩凍帯電付与部材で行なうことが提
案ざれている。

ここで、摩擦帯電付与部材とは、トナーに接触して、現
像のために必要な電荷を付与もしくは補助的に付与し得
る部材を意味し、以下、これらを総称して摩擦帯電付与
部材と称する。

［発明が解決しようとする課題］本発明は、従来の欠点を克服した、優れた正帯電性を付
与する摩擦帯電付与部材を提供することを目的とし、更
に他の目的は、鮮やかなカラートナーの帯電に適した摩
擦帯電付与部材を提供すること並びに、連続複写後も初
期画像と同等の画像品質を与える摩擦帯電付与部材を提
供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、下記一般式（１）
および（２）からなる群より選ばれたビスフェノール系
化合物を少なくとも表面に有することを特徴とする摩擦
帯電付与部材を提供することによって前記目的が達成で
きることを見出した。

（但し、Ｘ，Ｙ，Ｚ　：　Ｈ　，　ＯＨ，　ＣＯＯＨ，
炭素数１〜１０の低級アルキル基〉Ｒｌ，Ｒ２，ｆ？３，Ｒ４　　：ｌｌ　，炭素数１〜１
０の低級アルキル基〉 ■ （但し、Ｒ５：Ｈ，炭素数１〜１０の低級アルキル基Ｑ
　，　Ｌ　：　Ｈ　，　ＯＨ，　ＣＯＯＨ，　ＮＯ２　
，　ＣＮＴ　：　Ｈ　，　ＯＨ，　ＣＯＯＨ，炭素数１
〜１０の低級アルキル基〉上記化合物は、そのまま溶剤ヤ分敗媒中に分散して用い
てもよく、また、樹脂中に分敗して用いてもよい。この
ような樹脂としては、一般的なものが使用でき、それら
は、例えば、ポリスチレン、ポリアクリル酸エステル、
ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリロニトリル、ポ
リイソプレンやポリブタジエンなどのゴム系樹脂、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタ
ン、ボリアミド、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ロ
ジン、フェノール樹脂、塩素化パラフィン、シリコーン
樹脂、テフロン、及びこれらの誘導体、あるいはこれら
の共重合体、及びこれらの混合物である。

上記塗液を摩擦帯電付与部材の母材にディッピング、ス
プレー法、ハケ塗りなどにより塗布し、乾燥させれば、
本発明の摩擦帯電付与部材が得られる。また、上記化合
物を分散させた樹脂をそのまま成形して摩擦帯電付与部
材としてもかまわない。この場合、補強・摩耗防止効果
を上げるため、シリカ、カーボン、カーボン繊維、ガラ
ス４Ｉ維等の無機フィラーを含有させてもよい。キャリ
ア形態の摩擦帯電付与部材の母材としては、公知のキャ
リアがすべて使用可能であり、鉄、ニッケル、アルミニ
ウム等の金属または合金、金属酸化物等金属化合物の粒
子等、さらには、ガラス、炭化ケイ素等のセラミック粒
子が用いられる。さらに、スリーブやドクターブレード
形態の摩擦帯電付与部材の母材としては、鉄、アルミニ
ウム、ステンレス等の金属または合金、プラスチック、
ゴム等の非金属化合物等、従来使用されているスリーブ
、ドクターブレードが使用できる。

本発明は各種の実験を繰り返した結果、摩家帯電付与部
材に上記一般式の化合物を使用することにより高い正帯
電を得、良好な複写物を得ることを確かめたという知見
に基づくものである。

本発明で用いられる前記一般式（１）の化合物には、以
下のようなものがある。

じＮ３［−［；４ｌ′ｌ９また、一般式（２）の化合物には、以下のようなものがある。

Ｈ（２−５’）ＣＨ３Ｈ３Ｃ−Ｃ−ＣＨ３Ｃ｝１３ＣＨ３ＣＨ３ｎ−（；４１１Ｇ前述のような摩擦帯電付与部材に補助的に添加する帯電
付与剤の例としては次のようなものがある。例えば、モ
ノアゾ染料の金属錯塩、ニトロフミン酸及びその塩、サ
リチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸のＣｏ，Ｃｒ，Ｆ
ｅ等の金属錯体、スルホン化した銅フタ口シアニン顔料
、ニトロ基、ハロゲンを導入したスチレンオリゴマー、
塩素化パラフィン、メラミン樹脂等がある。

前記のような本発明の摩擦帯電付与部材と組み合わせて
使用されるトナーは、従来の電子写真用トナーとして用
いられているものが使用できる。

すなわち、トナーは磁性、非磁性いずれでもよいさらに
詳しくは、トナーは結着樹脂中に着色剤を含有させた着
色微粒体であり、必要に応じて磁性粉を含有してもよい
。また、ざらにこれらのトナーは、より効率的な帯電付
与を与えるために、少量の帯電付与剤、例えば、染顔料
、荷電制御剤等を含有してもよいが、従来よりかなり少
なくてよい。帯電付与剤としては、例えばニグロシン、
炭素数２〜１６のアルキル基を含むアジン系染料（特公
昭４２ｉ６２７　Ｎ公報）、塩基性染料、塩基性染料の
レーキ頷料、Ｃ．　Ｉ．ソルベントブラック３、ハンザ
イエローＧ，Ｃ．Ｉ．モルデラントブラック１１、Ｃ．
■．ピグメントブラック１、ギルソナイト、アスファル
ト、４＠アンモニウム塩、高級脂肪酸の金属塩、アセチ
ルアセトンの金属錯体、アミノ基を含有するビニル系ポ
リマー、アミノ基を含有する綜合系ポリマ一等のポリア
ミン樹脂等がある。

また、必要に応じて、コロイダルシリ力のような流動化
剤、酸化チタン、酸化アルミニウム等の金属酸化物や、
炭化ケイ素等の研磨剤、脂肪酸金属塩等の滑剤等を含有
させてもよい。

［実施例］以下本発明を下記の実施例によってさらに具体的に説明
するが、本発明はこれに限定ざれるものではない。なお
、部数はすべて重量部である。

実施例１トルエン１リットル中に例示化合物（１−１）を３００
とスチレン−ＭＭＡ共重合体７０ＣＪを溶解分散し、こ
れを球形フエライトキャリア（平均粒径１００μｍ＞５
ｋｑに、流動床型コーティング装置でコートした。

トナーは下記組成物より作製した。

スチレン−ｎ−プチルメタクリレート　１００部ポリプ
ロピレン　　　　　　　　　　　　５部Ｃ．　Ｉ．ピグ
メントブル−１５　　　　　　　　５部上記組成の混合
物を混練、冷却、粉砕、分級し、５〜２０μｍの粒径の
青色トナーを得た。

このトナー２．５部に対し、前記キャリア９７，５部を
ボールミルで混合し、現像剤を得た。

次に上記現像剤をリコー’ｌ　ＦＴ４８２０にセットし
、画像テストを行なったところ、良好な画像が１ｑられ
た。その画像は１０万枚画像出し後も変わらなかった。

また、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ
、初期の帯電量は＋１８、８μＣ／ＣＩであり、１０万
枚ランニング後におけるトナーの帯電量は＋　１８．　
１μＣ／Ｃｌと、初期値とほとんど差がなかった。また
３５゜Ｃ９０％Ｒ口という高湿環境下、及び１０゜Ｃ１
５％Ｒ口という低湿環境下でも、常湿と同等の画像が得
られた。

実施例２前記例示化合物（１−２）を使用し、実施例１と同様に
、コートキャリアを作製した。

トナーは下記組或物より作製した。

スチレンーｎ−プチルメタクリレート　１００部ポリプ
ロピレン　　　　　　　　　　　　５部力一ボンブラッ
ク　　　　　　　　　　　１０部上記組或の混合物を混
練、冷却、粉砕、分扱し、５〜２０μｍの粒径の黒色ト
ナーを得た。

このトナー３部に対し、前記キャリア９７部をボールミ
ルで混合し、現像剤を得た。

次に上記現像剤をリコー％Ｊ　ＦＴ４８２０にセットし
、画像テストを行なったところ、良好な画像が得られ、
その画像は１０万枚画像出し後も変わらなかった。

また、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ
、初期の帯電量は＋１８．３μＣ／Ｃ＋であり、１０万
枚ランニング後におけるトナーの帯電量は＋１７．１μ
Ｃ／Ｑと初期値とほとんど差がなかった。

また、３５゜Ｃ９０％Ｒ口という高湿環境下、及び１０
’Ｃ１５％Ｒ口という低湿環境下でも、常湿と同等の画
像が１ｑられた。

実施例３トルエン１リットル中にシリコーン樹脂１００ｑを溶解
し、これにざらに前記例示化合物（１−４）を５０Ｃｌ
混合した。これを実施例１と同様に、球形フエライトキ
ャリアにコートした。

トナーは下記組或物より作製した。

スチレン−２−エチルヘキシルアクリレート共重合体　　　　　１００部Ｃ．Ｉ．ビグ
メントブルー１５　　　　　　　２部Ｃ．Ｉ．ピグメン
トイエロー１７　　　　　　５部上記組成の混合物を混
練、冷却、粉砕、分級し、５〜２０μｍの粒径の緑色ト
ナーを得た。

この１ヘナー２．５部に対し、前記キャリア９７部を加
えボールミルで混合し、現像剤を得た。

次に上記現像剤をリコー製ＦＴ４８２０にセットし、画
像テストを行なったところ、良好な画像が得られ、その
画像は１０万枚画像出し後も変わらなかった。

また、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ
、初期の帯電量は＋２０．０μＣ／Ｃｌであり、１０万
枚ランニング後におけるトナーの帯電量は＋１９．３μ
Ｃ／ｑと、初期値とほとんど差がなかった。また３５゜
Ｃ９０％Ｒ口という高湿環境下、及び１０’Ｃ１５％Ｒ
目という低湿環境下でも、常湿と同等の画像が得られた
。

実施例４トルエン１リットル中にＭＭ八樹脂１００　Ｃｌを溶解
し、これにざらに前記例示化合物（１−８）を５０Ｃｌ
混合した。これを実施例１と同様に、球形フエライトキ
ャリアにコートした。

トナーは下記組或物より作製した。

ポリエステル樹脂　　　　　　　　　ｉｏｏ部Ｃ．Ｉ．
ピグメン１〜レッド５７　　　　　　５部Ｃ．Ｉ．ピグ
メントレッド４８　　　　　　３部上記組成の混合物を
混練、冷却、粉砕、分級し、５〜２０μｍの粒径の赤色
トナーを得た。

次に上記現像剤をリコー製ＦＴ４８２０にセットし、画
霞テストを行なったところ，良好な画像が得られ、その
画像は１０万枚画像出し後も変わらなかった。

また、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ
、初明の帯電量は＋１６．１μＣ／ｑであり、１０万枚
ランニング後におけるトナーの帯電量は＋１５．４μＣ
／ｇと初期値とほとんど差がなかった。

また、３５℃９０％Ｒ口という高湿環境下、及び１０℃
１５％Ｒ口という低湿環境下でも、常湿と同等の画園が
得られた。

実施例５トルエン１リットル中に前記例示化合物（１−１）３０
Ｃ］とスチレン−ＭＭＡ共重合体７０ｇを溶解分散し、
これに第１図に示されているトナー搬送部材２をデイツ
ピングでコートし、現像部にセットした。

実施例１のトナー１００部に対し、炭化ケイ素（粒径２
μｍ＞３部、疎水性コロイダルシリ力０．１部をスピー
ドニーダーで十分贋拌混合してトナーとした。

このトナーを第１図に示すような現像装置に装入し、連
続複写を行ない、画像テストを行なったところ、良好な
画像．が得られた。その画像は５万枚画像出し後も変わ
らなかった。

この現像方法について説明すると、第１図に示すように
、トナータンク７に内蔵ざれているトナー６は撹拌羽根
５によりスポンジローラ４に強制的に奇ぜられ、トナー
はスポンジローラ４に供給ざれる。そして、スポンジロ
ーラ４に取り込まれたトナーはスポンジローラが矢印方
向に回転することにより、トナー搬送部材２に運ばれ、
摩擦ざれ、静電的あるいは物理的に吸着し、トナー搬送
部材２が矢印方向に強く回転し、弾性ブレード３により
均一なトナー薄層が形或されるとともに摩隙帯電する。

その後、トナー搬送部材２と接触もしくは近接している
静電潜像担持体１の表面に運ばれ、潜像が現像ざれる。

静電潜像は有機感光体に８００　ＶのプラスＤＣ帯電を
した後、露光し、潜像を形成し、現像ざれるのである。

また、トナー搬送部材上のトナーの比電荷量二〇／Ｍを
測定するために、出口側に゛フィルター層を具備したフ
ァラデーケージを介してトナー搬送部材上のトナーを吸
引し、ファラデーケージ内にトラップざれたトナーの比
電荷を測定する吸引法比電荷量測定装置により、Ｑ／Ｍ
を測定したところ＋８．４μＣ／ＣＪと充分な帯電がな
されているのが確められた。

また５万枚ランニング後における帯電量は＋７．５μＣ
／ｇと初期値とほとんど差がなかった。

また、高湿、低湿下でも、常湿と同等の画像品質が得ら
れた。また、感光体へのトナーフィルミングもなかった
。

実施例６トルエン１リットル中にシリコーン樹脂ｉｏｏ　ｇを溶
解し、これにさらに前記例示化合物（１−２）を５０ｇ
混合した。これを第１図に示されているトナー搬送部材
２にスプレーでコートし、現像部にセットした。トナー
は下記組成物より作製した。

スチレン−２−エチルへキシルアクリレート共重合体　
　　　　　　　　　　ｉｏｏ部ポリエチレン　　　　　
　　　　　　　５部Ｃ．　Ｉ．ピグメントレッド５７　
　　　　　５部Ｃ．Ｉ．ピグメントレッド４８　　　　
　　３部上記組成の混合物を混棟、冷却、粉砕、分級し
、５〜２０μｍの粒径の赤色トナーを得た。

このトナー１００部に対し、炭化ケイ素（粒径２μｍ＞
２部、疎水性コロイダルシリ力０．１部をスピードニー
ダーで十分攪拌混合してトナーとした。

このトナーを第１図の現像部に入れ、実施例５と同様に
画像テストを行なったところ、鮮明かつ良好な赤色画像
が得られた。

また、実施例５と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初期
が＋９．０μＣ／ｇで、５万枚後が＋８．４μＣ／Ｑで
あり、ほとんど変化がなかった。

また、高湿、低湿下でも常湿と同等の画像品質が得られ
た。

実施例７トルエン１リットル中に前記例示化合物（１−３）３０
ＣｌとスチレンーＭＭＡ共重合体７０ｑを溶解分敗し、
これを第１図に示ざれている弾性ブレ〜ド（ステンレス
製）にスプレーコートし、現像部にセットした。

実施例６のトナーを使い、実施例５と同様に画像テスト
を行なったところ、鮮明かつ良好な赤色画像が得られた
。

また、実施例５と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初期
が＋１０．７μＣ／Ｑで、５万枚後が＋９．３μＣ／ｇ
であり、ほとんど変化がなかった。

実施例８トルエン１リットル中にシリコーン樹脂１００ｇを溶解
し、これにざらに前記例示化合物｛１−２）を５０ｐ混
合した。これを第１図に示ざれている弾性ブレード（ス
テンレス製｝にスプレーコートし、現像部にセットした
。実施例６のトナーを使い、実施例５と同様に画像テス
トを行なったところ、鮮明かつ良好な赤色画像が得られ
た。

また、実施例５と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初期
が＋７．４μＣ／ｇで、５万枚後が＋６．４μＣ／９で
あり、ほとんど変化がなかった。

実施例９前記例示化合物（１−１１）５０部とシリコーン樹脂１
００部とを混合し、加熱溶融し、成形した樹脂ブレード
を第１図に示ざれる弾性ブレード３に取り付けた。

トナーは下記組或物より作製した。

エポキシ樹脂　　　　　　　　　　　１００部ポリプロ
ピレン　　　　　　　　　　　５部Ｃ．Ｉ．ピグメント
ブル−１５　　　　　　　２部Ｃ．　Ｉ．ピグメントイ
エロー１７　　　　　　５部上記組成の混合物を実施例
１と同様に混練、冷却、粉砕、分級し、５〜２０μｍの
粒径の緑色トナーを得た。

このトナー１００部に対し、炭化ケイ素（粒径２μｍ）
２部とステアリン酸亜鉛微粉末０．１部をスピード二一
グーで十分攪拌混合してトナーとした。

このトナーを使い、実施例５と同様に画像テストを行な
ったところ、鮮明かつ良好な緑色画像が得られた。

また、実施例５と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初期
が＋８．３μＣ／ＣＩで、５万枚後が＋７，８μＣ／Ｃ
ｌであり、ほとんど変化がなかった。

実施例１０前記例示化合物（１−２）を使い、実施例９と同様に樹
脂ブレードを作製した。

また、実施例５と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初期
が＋７．７μＣ／ＣＩで、５万枚後が＋７．２μＧ／（
］であり、ほとんど変化がなかった。

実施例１１前記例示化合物（１−１５）５０部、ポリスチレン樹脂
１００部、及びカーボンブラック３０部を混合し、それ
を加熱溶融し、或形し、樹脂ブレードを作製した。

トナーは下記組成物より作製した。

スチレン一〇一プチルメタクリレート１００部ポリプロ
ピレン　　　　　　　　　　　５部力一ボンブラック　
　　　　　　　　１０部荷電制御剤｛ニグロシン染料｝
０．５部上記組戒の混合物を混練、冷却、粉砕、分級し
て、５〜２０，ｕｎの粒径の黒色トナーを得た。

このトナー１００部に対し、炭化ケイ素（粒径２μｍ＞
３部、酸化チタン微粉末０．５部をスピードニーダーで
十分攪拌混合してトナーとした。

このトナーを使用し、実施例５と同様に画像テストを行
なったところ、鮮明かつ良好な黒色画像が得られた。

また、実施例５と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初期
が＋１１．６μＣ／ＣＪで、５万枚後が＋１０．７μＣ
／ｇであり、ほとんど変化がなかった。

実施例１２前記例示化合物（１−９）　５０部、ＭＭＡ樹脂１００
部、及び炭酸カルシウム３０部を混合し、実施例１１と
同様にして、樹脂ブレードを作製した。

トナーは下記組或物より作製した。

ポリエステル樹脂　　　　　　　　　１００部ポリエチ
レン　　　　　　　　　　　　７部Ｃ．Ｉ．ピグメント
ブル−１５　　　　　　５部上記組成の混合物を混練、
冷却、粉砕、分級し、５〜２０μｍの粒径の青色トナー
を得た。

このトナー１００部に対し、炭化ケイ素（粒径２μｍ＞
３部、酸化チタン微粉末０．５部をスピードニーダーで
十分滑拌混合してトナーとした。

このトナーを使用して、実施例５と同様に画像テストを
行なったところ、鮮明かつ良好な青色画像が得られた。

また、実施例５と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初期
が＋１０．２μＣ／ｇで、５万枚後が＋９．５μＣ／ｇ
であり、ほとんど変化がなかった。

実施例１３トルエン１リットル中に前記例示化合物（２−１）３０
ＣｌとスチレンーＭＭ八共重合体７０ｇを溶解分散し、
これを球形フエライトキャリア（平均粒径１００μｍ）
５ｋＯに、流動床型コーティング装置でコートした。

トナーは下記組成物より作製した。

スチレンーｎ−プチルメタクリレート　１００部ポリプ
ロピレン　　　　　　　　　　　　５部Ｃ．　Ｌピグメ
ントブル−１５　　　　　　　　５部上記組成の混合物
を混線、冷却、粉砕、分級し、５〜２０μｍの粒径の青
色トナーを得た。

このトナーを２．５部に対し、前記キャリア９７．５部
をボールミルで混合し、現像剤を得た。

次に上記現像剤をリコー１ｕＦＴ４８２０にセットし、
画像テストを行なったところ、良好な画像が得られ、そ
の画像は１０万枚画像出し後も変わらなかった。

また、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ
、初期の帯電量は＋１８．４μＣ／ｇであり、１０万枚
ランニング後におけるトナーの帯電量は＋１７．８μＧ
−／ｇと、初期値とほとんど差がなかった。また、３５
゜Ｃ９０％Ｒ口という高湿環境下、及び１０℃１５％Ｒ
日という低湿環境下でも、常湿と同等の画像が得られた
。

実施例１４前記例示化合物（２−２）を使用し、実施例１３と同様
に、コートキャリアを作製した。

トナーは下記組或物より作製した。

スチレン−〇一プチルメタクリレ−１−　　１００部ポ
リプロピレン　　　　　　　　　　　　５部カーボンブ
ラック　　　　　　　　　　１０部上記組成の混合物を
混練、冷却、粉砕、分級し、５〜２０μｍの粒径の黒色
トナーを得た。

次に上記現像剤をリコー製Ｆ１４８２０にセットし、画
像テストを行なったところ、良好な画像が得られ、その
画像は１０万枚画像出し後も変わらなかった。

また、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ
、初期の帯電量は＋１９．３μＣ／ＣＪであり、１０万
枚ランニング後におけるトナーの帯電量は＋１８．２Ｃ
／ＣＩと初期値とほとんど差がなかった。

また、３５℃９０％ＲＨという高湿環境下、及び１０’
Ｃ１５％Ｒ日という低湿環境下も、常湿と同等の画像が
得られた。

実施例１５トルエン１リットル中にシリコーン樹脂１００　Ｃｌを
溶解し、これにざらに前記例示化合物（２−５）を５０
ＱＲ合した。これを実施例１３と同様に、球形フエライ
トキャリアにコートした。

トナーは下記組戒物より作製した。

スチレン−２−エチルヘキシルアクリレート共重合体　　　　　１００部Ｃ．　Ｉ．ピ
グメントブルー１５　　　　　　　２部ｃ．ｒ．ピグメ
ントイエロー１７　　　　　　５部上記組成の混合物を
混線、冷却、粉砕、分級し、５〜２０μｍの粒径の緑色
トナーを得た。

このトナー２、５部に対し、前記キャリア９７部をボー
ルミルで混合し、現像剤を得た。

次に上記現像剤をリコー製ＦＴ４８２０にセットし、画
像テストを行なったところ、良好な緑色画像が１ｑられ
、その画像は１０万枚画像出し後も変わらなかった。

また、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ
、初期の帯電量は＋２０．５μＧ／（Ｊであり、１０万
枚ランニング後におけるトナーの帯電量は＋１９．４μ
Ｃ／ｇと、初期値とほとんど差がなかった。また、３５
℃９０％Ｒ日という高湿環境下、及び１０℃１５％Ｒ日
という低′／５Ａ環境下でも、常湿と同等の画像が得ら
れた。

実施例１６トルエン１リットル中にＭＭ八樹脂１００　Ｃｌを溶解
し、これにさらに前記例示化合物（２−１１）を５０ｇ
混合した。これを実施例１３と同様に、球形フエライト
キャリアにコー１〜した。

トナーは下記組戒物より作製した。

ポリエステル樹脂　　　　　　　　　１００部Ｃ．Ｉ．
ピグメントレッド５７　　　　　　５部Ｃ．Ｉ．ピグメ
ントレッド４８　　　　　　３部上記組成の混合物を混
練、冷却、粉砕、分級し、５〜２０μｍの粒径の赤色ト
ナーを得た。

また、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ
、初期の帯電量は＋１６．８μＣ／ｇであり、１０万枚
ランニング後におけるトナーの帯電邑は＋１６．　１μ
ｃ／ｇと初期値とほとんど差がなかった。

また、３５℃９０％Ｒ日という高湿環境下、及び１０℃
１５％Ｒ日という低湿環境下でも、常湿と同等の画像が
得られた。

実施例１７トルエン１リットル中に前記例示化合物（２−１）３０
Ｃ］とスチレンーＭＭＡ共重合体７０ｑを溶解分散し、
これに第１図に示されているトナー搬送部材２をディッ
ピングでコートし、現像部にセットした。

実施例１３のトナー１００部に対し、炭化ケイ素（粒径
２μｍ＞３部、疎水性コロイダルシリ力０．１部をスピ
ードニーダーで十分攪拌混合してトナーとした。

このトナーを第１図に示すような現像装置に装入し、連
続複写を行ない、画像テストを行なったところ良好な画
像が得られた。その画像は５万枚画像出し後も変わらな
かった。

また、実施例５ど同様にＱ／Ｍを測定したところ＋８．
９μＧ／（Ｊと十分な帯電がなされているのが確められ
た。

また５万枚ランニング後における帯電量は＋８．１μＣ
／ＣＪと初期値とほとんど差がなかった。

また、高湿、低湿下でも、常湿と同等の画像品質が得ら
れた。また、感光体へのトナーフイルミングもなかった
。

実施例１８トルエン１リットル中にシリコーン樹脂ｔｏｏ　ｇを溶
解し、これにさらに前記例示化合物（２−２）を５０ｇ
混合した。これを第１図に示されているトナー搬送部材
２にスプレーでコートし、現像部にセットした。トナー
は下記組戒物より作製した。

スチレン−２−エチルへキシルアクリレート共重合体　
　　　　　　　　　　１００部ポリエチレン　　　　　
　　　　　　　５部ｃ．ｒ．ピグメン１〜レッド５７　
　　　　　５部Ｃ．Ｉ．ビグメントレッド４８　　　　
　　３部上記組成の混合物を混線、冷却、粉砕、分級し
、５〜２０μｍの粒径の赤色トナーを得た。

このトナーを第１図の現像部に入れ、実施例１７と同様
に画像テストを行なったところ、鮮明かつ良好な赤色画
像が得られた。

また、実施例１７と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初
期が＋９、２μＣ／ｇで、５万枚後が＋８，６μＣ／Ｃ
Ｉであり、ほとんど変化がなかった。

実施例１９トルエン１リットル中に前記例示化合物（２−５）３０
ｑとスチレン−ＭＭＡ共重合体７０Ｃ］を溶解分敗し、
これを第１図示されている弾性ブレード（ステンレス製
）にスプレーコートし、現像部にセットした。

実施例１８の１〜ナーを使い、実施例１７と同様に画像
テストを行なったところ、鮮明かつ良好な赤色画像が得
られた。

また、実施例１７と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初
期が＋１０、５μＣ／ｑ，５万枚後が＋９．３μｃ／ｇ
とほとんど変化がなかった。

実施例２０トルエン１リットル中にシリコーン樹脂１００　ｇを溶
解し、これにざらに前記例示化合物（２−２）を５０Ｃ
］　ｉ合した。これを第１図に示ざれている弾性ブレー
ド〈ステンレス製〉にスプレーコートし、現像部にセッ
トした。実施例１８のトナーを使い、実施例１７と同様
に画像テストを行なったところ、鮮明かつ良好な赤色画
像が得られた。

また、実施例１７と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初
期が＋７．２０／ＣＩで、５万枚後が＋６．６μＣ／Ｃ
Ｉであり、ほとんど変化がなかった。

実施例２１前記例示化合物（２−１１）５０部とシリコーン樹脂１
００部とを混合し加熱溶融し、或形した樹脂ブレードを
第１図に示される弾性ブレード３に取り付けた。

トナーは下記組或物より作製した。

エポキシ樹脂　　　　　　　　　　　ｉｏｏ部ポリプロ
ピレン　　　　　　　　　　　５部ｃ．ｒ．ピグメン１
〜ブルー１５　　　　　　　２部Ｃ．！．ピグメントイ
エロー１７　　　　　　５部上記組成の混合物を実施例
１３と同様に混練、冷却、粉砕、分級し、５〜２０μｍ
の粒径の緑色トナーを得た。

このトナー１００部に対し、炭化ケイ素（粒径２μｍ）
２部とステアリン酸亜鉛微粉末０．１部をスピードニー
ダーで十分攪拌混合してトナーとした。

このトナーを使い、実施例１γと同様に画像テストを行
なったところ、鮮明かつ良好な緑色画像が得られた。

また、実施例１７と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初
期が＋８，４μｃ／ｇで、５万枚後が＋６．２μＣ／Ｑ
であり、ほとんど変化がなかった。

実施例２２前記例示化合物（２−２）を使い、実施例２１と同様に
樹脂ブレードを作製した。

実施例１８のトナーを使い、実施例１７と同様に画像テ
ストを行なったところ、鮮明かつ良好な赤色画像が得ら
れた。

また、実施例１７と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初
期が＋７．６μｃ／ｇで、５万枚後が＋７．１μＣ／ａ
であり、ほとんど変化がなかった。

実施例２３前記例示化合物（２−１５）５０部、ポリスチレン樹脂
１００部、及びカーボンブラック３０部を混合し、それ
を加熱溶融し、或形し、樹脂ブレードを作製した。

。トナーは下記組戊物より作製した。

スチレンーｎ−プチルメタクリレート１００部ポリプロ
ピレン　　　　　　　　　　　５部カーボンブラック　
　　　　　　　　１０部荷電制御剤（ニグロシン染料）
０．５部上記組成の混合物を混練、冷却、粉砕、分級し
、５〜２０μｍの粒径の黒色トナーを得た。

この１ヘナー１００部に対し、炭化ケイ素（粒径２μｍ
）３部、酸化チタン微粉末０．５部をスピードニーダー
で十分晴拌混合してトナーとした。

このトナーを使用して、実施例１７と同様に画像テスト
を行なったところ、鮮明かつ良好な黒色画像が得られた
。

また、実施例１７と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初
期が＋１２．６μＣ／Ｑで、５万枚後が＋１１，４μＣ
／Ｃｌとほとんど変化がなかった。

実施例２４前記例示化合物（２−１７）５０部、ＭＭＡ樹脂ｉｏｏ
部、及び炭酸カルシウム３０部を混合し、実施例２３と
同様にして、樹脂ブレードを作製した。

トナーは下記粗戒物より作製した。

ポリエステル樹脂　　　　　　　　　ｉｏｏ部ポリエチ
レン　　　　　　　　　　　　７部Ｃ．Ｉ．ビグメント
ブル−１５　　　　　　５部上記組或の混合物を混練、
冷却、粉砕、分級し、５〜２０μｍの粒径の青色トナー
を得た。

このトナー１００部に対し、炭化ケイ素（粒径２μｍ）
３部、酸化チタン微粉末０．５部をスピードニーダーで
十分攪拌混合してトナーとした。

このトナーを使用して、実施例１７と同様に画像テスト
を行なったところ、鮮明かつ良好な青色画像が得られた
。

また、実施例１７と同様にＱ／Ｍを測定したところ、初
期が＋１０、４μＣ／ｇで、５万枚後が＋９．７μＣ／
Ｑであり、ほとんど変化がなかった。

［発明の効果］以上の説明で明らかなように、本発明によれば、連続複
写後も初明画像と同等の品質の画像が得られ、正帯電量
の変化もなく、環境変動も少なく、鮮明なカラ一画像が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例で使用した現像装置の概略図で
ある。

Claims

【特許請求の範囲】　下記一般式（１）および（２）からなる群より選ばれ
たビスフェノール系化合物を少なくとも表面に有するこ
とを特徴とする摩擦帯電付与部材。 ▲数式、化学式、表等があります▼（１）（但し、Ｘ、Ｙ、Ｚ：Ｈ、ＯＨ、ＣＯＯＨ、炭素数１〜
１０の低級アルキル基）Ｒ＿１、Ｒ＿２、Ｒ＿３、Ｒ＿４：Ｈ、炭素数１〜１０
の低級アルキル基） ▲数式、化学式、表等があります▼（２）（但し、Ｒ＿５：Ｈ、炭素数１〜１０の低級アルキル基
Ｑ、Ｌ：Ｈ、ＯＨ、ＣＯＯＨ、ＮＯ＿２、ＣＮＴ：Ｈ、
ＯＨ、ＣＯＯＨ、炭素数１〜１０の低級アルキル基）