JPH03163522A - 液晶表示素子及び装置 - Google Patents

液晶表示素子及び装置

Info

Publication number
JPH03163522A
JPH03163522A JP30203889A JP30203889A JPH03163522A JP H03163522 A JPH03163522 A JP H03163522A JP 30203889 A JP30203889 A JP 30203889A JP 30203889 A JP30203889 A JP 30203889A JP H03163522 A JPH03163522 A JP H03163522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
thickness
crystal layer
layer
display element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30203889A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Hoshikawa
潤 星川
Chiyotsugu Hitomi
人見 千代次
Akinari Kaneko
金子 明成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ICI Japan Ltd
Original Assignee
ICI Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ICI Japan Ltd filed Critical ICI Japan Ltd
Priority to JP30203889A priority Critical patent/JPH03163522A/ja
Publication of JPH03163522A publication Critical patent/JPH03163522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示素子に関する。
詳しくは、繊維状集合体に液晶物質を含浸させた液晶層
に種々の電圧を印加しまたは印加せずして、液晶層を通
過する光の散乱、吸収または透過とを利用し、各種情報
表示を行ないまたはシャツター効果を利用する各種表示
板、窓、扉、壁などの一部または全部を構成させる液晶
表示素子に関する. 〔従来の技術〕 従来からの液晶表示素子は、液晶層を透明導電膜をつけ
たガラス等の透明基板によって挟持し,さらにその両外
側に偏光板を付したツイスト・ネマチック方式(TN方
式)が多く用いられている。
このような液晶表示素子は、高価な偏光板を必要とし、
また性能面でも素子の明るさや視野角が不充分であると
いう欠点があった.また、大面積の表示素子にガラス基
板を使用する場合は,素子が壊れ易く、また完全に平坦
ではないガラス板を用いて流動性のある液晶層を10一
内外の均一な厚みに挟持することは、極めて困難である
ので,厚みむらによる外観または特性のむらを生じ易い
ものであった. こうした問題点に対して,偏光板が不要でミかつ液晶物
質の複屈折性を利用し,透明または白濁状態を電気的に
コントロールする方式が提案されている.この方法は,
基本的には液晶分子の常光屈折率と支持媒体の屈折率と
を一致させ、電圧を印加して液晶分子の配向が揃う時に
は、透明状態を表示し、電圧無印加の時には、液晶分子
の配向の乱れによる光散乱状態を表示するものである。
提案されている二つの方式のうち一つは,液晶微小滴を
ポリマー中に分散させて保持する方法である.これはカ
プセル型液晶とも呼ばれ、液晶微小滴は、ポリマー中に
独立して封入されている。
具体的には、特許公表昭和58年501631号,特許
公開昭和59年226322号公報などに記された水溶
性ポリビニルアルコールをポリマー成分として液晶と混
合してエマルジョン化し、これを基板上に塗り拡げて乾
燥し、液晶滴の分散したポリマー層を得る方法、または
特許公開昭和62年2231号公報、米国特許4,68
8,800号明細書等に記載されているエポキシ樹脂ま
たはアクリル系紫外線硬化性樹脂などの未硬化樹脂中に
液晶物質を溶解させ、硬化反応の進行に伴って液晶滴を
析出させる方法などがある. これらの方法では、液晶表示素子の光散乱特性および能
動電圧特性等は、液晶微小滴の粒子径によって変動する
が、概してエマルジョンの作製条件あるいは硬化反応の
制御条件によって粒子径にばらつきを生じ易く、その結
果、駆動電圧が高くなる、あるいは表示コントラストが
低くなるという問題があった. 提案のもう1つの方式は,「アブライド フィジックス
 レター」40巻1号、l982年1月号(Appli
ed Physics Letter Vo1. 40
1 N(11, Jan.1982)、米国特許4,4
11,495号明細書などに報告されている液晶物質を
多孔質層中の微小孔に流し込み、その両側を透明基板で
挟持する方式である。
具体的には、多孔質フィルター中に液晶物質を流し込み
、フィルター壁との屈折率差による光散乱特性を、電圧
印加によりコントロールするもので,偏光板は不要でか
つ多孔質フィルターの厚みを選ぶことによって液晶層の
実質的な厚みをコントロールできるため、大画面の表示
素子も比較的容易に造ることができ、また、特性のばら
つきも小さくなる.しかしこの場合低電圧で応答させる
ための薄い多孔質体を得ることが困難であり,具体的に
は数100ボルトの電圧印加が必要であったために実用
に供されるものでは無かった。
これに対して本発明者等が開発した改良技術,即ち、特
願平1−128000号に記される静電紡糸法により生
成した直径1ミクロン以下の微細繊維を基板上に堆積さ
せて被浸透体である繊維状集合体を形或しこれに液晶物
質を含有させるもので、液晶層の厚みは任意に調整可能
で,実用範囲内の電圧印加による駆動が可能である。
また、この技術により表示素子は、電圧印加時の透明性
、特に斜め方向から観察したときの透明性が、他の光散
乱型表示素子よりも秀れているという長所もある.しか
し上記技術において、ランダムに堆積した繊維から成る
繊維状集合体の厚みは、ばらつきを生じ易く,これによ
って生ずる液晶層の厚みむらは、素子の電圧印加時また
は無印加時の表示むらとなって,表示品位を低下させる
という問題があった.また、液晶をサンドインチする工
程において、基板のラミネート時に繊維状集合体が圧縮
され、実際の液晶層の厚みがプロセス中のラミネート圧
力によって変動し易いという問題があった. 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、従来既知のまた今後、さらに開発される上記
微細繊維状集合体含浸型液晶表示素子に関して,前述の
欠点を解消し、繊維状集合体の厚みまたはラミネート圧
力等による液晶層の厚みの変動を防止し、大面積にわた
っても、均一な外観と良好な表示品質を保つことができ
、実用上好ましい液晶表示素子を提供するものである.
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、前述の課題を解決すべくなされたものであり
、液晶物質およびそれを含有する繊維状集合体よりなる
液晶層を電極を有する基板に挟持した液晶表示素子にお
いて,液晶層中に液晶層の厚みを制御するためのスペー
サー微粒子を含有させたものである. まず,本発明の液晶表示素子の基本的構成を第1図を用
いて説明する。第l図は透明電極4,5をもつ透明基板
6、7の間に、液晶物質3およびそれを含有する繊維状
集合体1およびスペーサー微粒子2を含む液晶層がサン
ドインチされ、さらに駆動電源8が透明電極4、5に接
続された構戊である。なお、l9および20は、液晶層
を外界より遮断して維持するためのシール部であり、適
宜のシーラントにより接着密封される。繊維状集合体の
屈折率に対し,液晶の常光屈折率がほぼ一致する素材を
選択しておくと、第l図(B)のように電圧を印加して
、液晶分子長軸が電界方向に揃った液晶分子9とは屈折
率差がなくなって透明状態を示す。逆に第1図(A)の
ように電圧を除去すると、液晶分子は,繊維方向に配向
し、繊維との屈折率差を生じて入射光を散乱する他に、
複雑に堆積した繊維状集合体中で、無数の微細なドメイ
ンを生じ、さらに強い入射光の散乱,屈折を生ずる。
かくして、電圧印加の有無によって透明および白濁状態
の間をコントロールできる。
また,液晶物質中に二色性染料を溶解させてもよく,こ
の場合は透明および濁った着色状態の間をコントロール
できる. 本発明は、繊維状集合体とは独立して液晶層内に存在す
るスペーサー微粒子をもっことを特徴としており、この
微粒子が液晶層の厚みをコントロールする為のスペーサ
ーの役割を果たすものである.したがって上記微粒子の
大きさは、所望の液晶層厚みと同等或は、やや小さい程
とすることが好ましい.粒子径のばらつきは小さい程度
良いが、±1μm以内がさらに望ましい。
本発明に使用されるスペーサー微粒子の材質は、紡糸液
および液晶物質に侵されることなく,かつ体積抵抗率が
10’Ω・0以上の絶縁物であれば特に制限されない.
また,スベーサー微粒子は粒子状以外にも棒状あるいは
板状でよく、これらの場合、棒の直径あるいは板厚みが
上記液晶層厚みに適合していればよい. スペーサー微粒子は、屈折率が液晶の常光屈折率と近い
、あるいは透明性が高く着色が少ないという場合はさら
に好ましいが、本発明の場合にスペーサー微粒子は基板
平面内で比較的疎に分散しかつ非常に小さいために肉眼
で認められにくく、スペーサー微粒子の基板平面上での
占有面積が特に大きくない限り微粒子が屈折率の不一致
、着色又は不透明等なものであったとしても実用上不都
合は生じにくい。
本発明に用いられるスペーサー微粒子は,ガラスビーズ
、グラスファイバー裁断物、ガラス粉末,シリカ球、カ
ーボランダム粉、アルミナ粉末などの無機物、ポリメチ
ルメタクリレート樹脂ビーズ,アクリル樹脂ビーズ、ジ
ビニルベンゼンースチレン共重合体ビーズ、ポリエチレ
ンビーズ、ポリプロピレンビーズ、ポリウレタンビーズ
,ポリテトラフ口口エチレン球、ポリエーテルスルホン
粉末等があげられるが,これら以外にも上記条件に適合
する場合には使用できる. スペーサー微粒子の液晶層内での分布密度は、液晶層の
厚み保持および外観の点から重要である。
即ちスペーサー微粒子が少なすぎる場合にはセル厚みが
小さくばらつきも大きくなる。逆に多すぎる場合には素
子の光散乱特性が低下する他,粒子が屈折率不一致,着
色または不透明なものである場合に素子のコントラスト
を低下させる要因ともなる.これらのことを考慮して、
スペーサー微粒子の分布密度は単位面積IIII12当
たり0.1〜500個の範囲内がよく、さらに1〜10
0個の範囲内が良好な厚み均一性およびコントラストを
両立できて好ましい. 本発明のスペーサー微粒子を液晶層内に配置するために
は以下の如く各種方法をとることができる. スペーサー微粒子を配置する第工の方法は、微粒子をあ
らかじめアルコール,フロンソルベント、蒸留水等の溶
媒に分散させ、この分散液をスプレーガンにより基板上
に塗布したのち溶媒を蒸発させて基板上に微粒子を配置
し、この基板を用いて素子を組立てる方法である。スペ
ーサー微粒子を配置する第2の方法は、第1の方法での
微粒子の分散液中に基板を浸漬し引き上げて、表面に微
粒子の付着した基板を用いて素子を組立てる方法である
. また、スペーサー微粒子を配置する第3の方法は、基板
上にスペーサー微粒子を乾式噴霧し、これを用いて素子
を組立てる方法である。
上記各方法においては、素子を構戊する2枚の基板のう
ちいずれの基板にスペーサー微粒子を付着させてもよく
、またスペーサー微粒子の付着した上に微細繊維状集合
体を形成する、あるいは微細繊維状集合体を形威した上
に微粒子を付着させるなどの各種方法をとることができ
る。スペーサー微粒子を配置する第4の方法として,微
粒子をあらかじめ液晶物質中に分散させておき、液晶物
質を片側基板にスプレー塗布、ロールコーター塗布、カ
ーテンコーター塗布法などで塗布し素子を組立てる方法
も可能である. 本発明に用いる繊維状集合体は任意の適当な技術、例え
ば静電紡糸法,遠心力紡糸法またはブO−紡糸法によっ
て作った微細繊維を堆積させて得ることができる. 各作製方法のなかでも静電紡糸法を用いて繊維状集合体
を得る方法では、容易に本発明に必要な繊維状集合体を
得ることができ、かつ紡糸時に静電場の強さ、液粘度、
誘電率、導電率などの要因を調節することにより、繊維
経をコントロールすることができ、また紡糸時間を調節
して、任意の繊維状集合体厚みを得ることができる。
具体的には、第2図に概略を示すような静電紡糸装置を
用い、繊維状集合体を構成する物質であるボリマーの溶
液の流れl3をノズルlOへ供給し、紡糸液12を高電
圧印加電極11を有するノズル10から吐出させること
によって、微細繊維15を生或し、繊維状集合体16を
基板17上に得るものである。図中18は接地を、14
は高電圧源を示す.紡糸液は、可溶性ボリマーを有機お
よび/または無機系溶媒に混合したもの、あるいは熱可
塑性ボリマーを加熱溶融したもの、または硬化性ボリマ
ー等、各種形態をとることができるが、紡糸時の粘度が
10cps〜1000cpsの範囲が好適な繊維径のも
のが得易く、また紡糸液の抵抗率は104Ω・■以上で
あることが紡糸状態が安定し好ましい。紡糸時に印加す
る電圧は数100v〜数100kVの範囲で選ぶことが
できるが、本発明に用いる微細繊維を得るためには3k
V〜50kVの範囲が適している。
繊維状集合体を構戒する物質は、分散される液晶の常光
屈折率と,微細繊維の屈折率がほぼ一致しておれば、制
限されないが、素子の明るさや邪動時の透明性を低下さ
せないために、透明性が高く着色の少ないことが望まし
い。また、液晶物質に溶解したり、逆に、イオン性ある
いは非イオン性不純物を液晶物質中に溶出させるものは
、液晶物質の性能を低下させるために望ましくない。液
晶物質の常光屈折率と微細繊維の屈折率とがほぼ一mす
ることは特に重要で、微細繊維中に少量の液晶物質が溶
解含有される場合にも、液晶物質を含む微細繊維と液晶
との間の屈折率とがほぼ一致していればよい.これらの
場合の屈折率の差は、0.1以内であることが望ましく
、さらに好ましくは0.01以内である. また,繊維状集合体を構成する物質と相溶性のある樹脂
、可塑剤、紫外線吸収剤、若干の染料などの化学物質が
混合されていてもよい。
また、繊維状集合体の耐熱性その他特性を向上させるた
めの架橋剤、硬化剤、反応開始剤あるいは屈折率調整の
ための少量の添加剤が混合されていてもよい. 繊維状集合体を構成する物質の具体例としては、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルブ
チラール、ポリエチレン,ポリプロピレン、ポリメチル
メタクリレート、ポリアミド、エチルセルロース,酢酸
セルロース、ヒドロキシプ口ピルセルロース、ポリウレ
タン等があげられるが、これら以外にも、上記条件に適
合する場合には使用できる。
微細繊維の太さは、走査型電子顕微鏡(SEM)写真を
もとに計測されるが、細いほうが、光散乱特性が増加す
るために好ましく、平均太さが、1μ以下がよく,さら
に望ましくは繊維のほとんどが、0.57a以下である
のがよい. また、微細繊維の液晶層中における割合は、容積として
1〜60%の範囲が良いが、小さすぎると光散乱特性が
低下し、また大きすぎると岨動電圧が高くなるために5
〜20%の範囲が実用上好ましい。
本発明においては、透明基板として可視光透過率が高く
、また散乱性の小さいガラス、ポリメタクリレート、エ
ポキシ硬化樹脂など0.1〜4mm厚みの比較的剛直な
基板、あるいはポリエステルフィルム、エポキシ樹脂硬
化フィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリプロ
ピレンフィルム,その他の液晶物質に対して化学的に安
定な、0.01〜0.5+++m厚みのフレキシブルな
フィルム基板が使用できる.なお、基板の表面には、空
気や水蒸気の遮断効果のあるバリア層、あるいは反射層
、反射防止膜、ハードコート層、紫外線吸収層,などが
形成されていてもよい. また、基板には,電圧を印加するための電極が必要で、
透明電極の場合には、酸化スズまたは,酸化インジウム
を主或分とする混合物を蒸着、スパッタリング、CVD
法あるいはパイロゾル法等により20〜5000 A厚
みにコーティングして形成する. 透明電極は、フォトリソグラフィーあるいはフォトレジ
スト印刷法により所定の形状にエッチング加工し、局部
的に表示を行ったり、あるいはセグメントもしくはドッ
トマトリックスを構成することも可能である. 反射電極の場合は、アルミニウムなどを用いる。
また各ドットを独立して駆動させるための多数の導電膜
トランジスタ素子あるいはダイオード素子が基板上に形
或されていてもよい. これらの基板の同じもの2枚、あるいは組合せで液晶層
をサンドインチして表示素子が構或される. なお、液晶表示素子の外周には、液晶物質のにじみ出し
を防止するためのシール部が設けられている方がよい。
シール材料として、エポキシ系接着剤、シリコン系接着
剤,ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、シアノアク
リレート系接着剤その他比較的低温で硬化する接着剤が
簡便に使用できる他,紫外線硬化性をもつアクリル系、
エポキシ系の接着剤、あるいは各種ホットメルト系接着
剤なども使用できる.これらは,作製後の液晶表示素子
の外周にディスペンサー塗布あるいは,スクリーン印刷
法などで塗布して使用できる他,2枚の基板をラミネー
トする前に、片側基板の外周近くに塗布し,その後ラミ
ネートして作製してもよい。これら接着剤には,塗布性
あるいは印刷性,接着性、耐水性、耐熱性、耐紫外線性
を向上させめための各種添加物を使用していてもよい。
また、別のシール方法として,素子作製後に基板の外周
部をヒーター加熱,超音波加熱、高周波加熱、レーザー
加熱等の方法で融着させシールをおこなってもよい。
なお、液晶層の厚みは、電圧を印加して透明化した状態
で分光光度計で透過率の波長依存性を求め、厚みに応じ
た光干渉波長からBrag式によって求めることができ
る。これを一枚の素子に関して数点求めることにより、
厚みばらつきをも知ることができる. なお、このようにして造られた液晶表示素子は、そのま
ま単独で使用できるほか,さらに、ガラス板などで片面
あるいは両面を覆って使用してもよい.この場合には、
全体の平滑性,剛性、表面硬度,#久住、デザイン性な
どが向上する。また,複数の液晶層を設けて,マルチカ
ラー化する,または、高品質、より大容量の表示を行な
わせることもできる.また、素子の片面に反射板を隣接
させ、反射型表示を行なわせることも可能である.(実
施例) 以下に、本発明の実施例を示すが、本発明は、これらに
限定されるものではない。
失盈透上 繊維状集合体を構或する物質としてポリビニルブチラー
/L/ (PVB ; B60T ;屈折率1.50)
 (HOECHST/Co.LTD製)を用い、これを
イソプロビルアルコールに溶解して6%溶液を得た。イ
ンシアネート系架橋剤であるコロネート(Corona
te)HL(NPUとして略称される日本ポリウレタン
工業株式会社製) 0.15gを、50gのポリビニル
ブチラール溶液に加え、一様に溶解するまでかき混ぜて
紡糸液とした。
透明基板としては酸化インジウム及び酸化スズの混合物
(95:5)よりなる透明導電性膜を1007a厚みの
ポリエステルフィルム上に500Aの厚さにスパッタリ
ングし形威し、大きさ7■X7CII+の部片に切断し
たものを用いた。これに、静電紡糸装置を用いて上記ポ
リマー溶液を流量2 . 00cc /時,ノズル電圧
25kV DCで上記の紡糸液を3分間散布し、繊維状
集合体とポリエステルフィルムとの集或体を得た。その
後、この集或体をオーブンに入れ、一週間の間50℃に
維持してポリマーの架橋処理を行わせた. こうして得られた繊維状集合体とポリエステルフィルム
との集或体の繊維を走査型電子顕微鏡を用いてI!察し
たところ、平均直径0.35/I!I1の微細繊維がラ
ンダムに堆積した繊維状集合体が形或されているのがI
l!察された。
次に、スペーサー微粒子としてスチレンージビニルベン
セン共重合体微小球である、積水ファインケミカル曲製
 ミクロパールSP−212(粒子径l2±0.1μ)
0.1gを100gのエタノール中に分散したものを用
意し、これを、ガラス製スプレー霧吹きびんによってエ
アー圧力0.1kg/aJで透明導電膜をもつ別のポリ
エステルフィルム上に約5秒間スプレー散布を行なった
。エタノールの乾燥後に、基板表面を光学顕微鏡で観察
したところ、スペーサー微粒子が基板表面にランダムに
、平均60個/II11の密度で分布しているのが認め
られた。
次に、液晶物質としてネマチック液晶であるメルク社製
ZLI−128(常光屈折率および異常屈折率はおのお
の、■.51及び1.70)を用いこの液晶を繊維状集
合体上に滴下塗布し、繊維状集合体中に充分浸透させた
.こののちにスペーサ微粒子を散布した基板と貼り合わ
せて、40℃に加熱した直径70mm.圧力200g/
cmの2本のゴムローラー間を速度2cm/分で通過さ
せ液晶表示素子を作製した。
液晶層の厚みは平均に12.5μであり、厚みばらつき
は非常に小さかった。この表示素子に50ヘルツの正弦
波交流電流を印加しながら、日立製作所製分光光度計U
−3400を用いて、550nmでの光線透過率を測定
した。電圧無印加時の透過率は4.4%であり、電圧印
加にともなって上昇し30V印加時には82.9%、と
極めて透明な状態となった.液晶層厚みが均一であるこ
とにより、電圧無印加には表示全面積にわたって均一な
光散乱特性が得られ、また電圧印加時の馳動特性も均一
であり、外観上も好ましい素子であった. 生較量よ 実施例1に記載された試料作製方法に準ずるが、液晶層
中に微粒子を介在させることなく,同様の工程で液晶表
示素子を作製した.液晶層の厚みは平均9.5−であっ
たが、8.2〜12.2Itmの範囲でばらついており
,電圧の印加時及び無印加時に外観むらが認められ表示
品位を落としていた.2枚の基板の貼り合わせ圧力や温
度を上げると、液晶層の平均厚みはさらに小さくなり、
逆にばらつきは大きくなり、さらに表示品位が低下した
失凰盟主 実施例1に記載された試料作製方法に準ずるが、基板表
面に散布するスペーサー微粒子として、第1表に示す各
種のものを用い、これをフロン系溶媒であるARCTO
N P(ICI社製)中に0.1重量%添加し、超音波
分散したのちに基板表面にスプレー散布し、以下同様の
工程を経て表示素子を作威した.表示素子のセル厚み及
び外観を第l表中に示すが、いずれも均一なセル厚みお
よび均一な外観・邪動特性をもつものであった。
去JLf2L尤 実施例2に記載された試料作製方法に準ずるが、各種微
粒子をフロン系溶媒であるARCTON P(ICI社
製)500℃中に0.02重量%添加し、超音波分散し
たものを用意し、この液に基板を浸したのち毎秒20で
液面と垂直方向に等速引き上げを行なった.溶媒は直ち
に乾燥し,光学顕微鏡で表面を観察すると、各スペーサ
微粒子は基板表面にランダムに付着しているのが認めら
れた. これを、実施例1と同様に微細繊維状集合体の形成され
た基板に液晶物質を滴下塗布したものと貼り合わせ、ラ
ミネート処理を行なって液晶表示素子を作製した。
各素子にいずれも実施例2の場合と同様に、均一なセル
厚みのものであった. 失鳳舊土 実施例1に記載された試料作製方法に準ずるが、スペー
サ微粒子は乾式散布法によって片側基板上に散布された
.散布に際しては密閉した箱の中で,微粒子を空気流で
吹きとばして浮遊させ、片側基板上に沈降付着させた.
これを用いて以下同様の工程で表示素子を作製した.得
られた素子は実施例1同様に全表示面積にわたって均一
なものであった. 去ffi 実施例1に記載された試料作製方法に準ずるが、あらか
じめスペーサ微粒子を散布した基板上に微細繊維を堆積
させ、液晶物質を滴下塗布した。これに,別の基板をラ
ミネートし,実施例1同様に均一な表示素子を作製した
. 失襄量立 実施例2に記載された試料作製方法に準ずるが,あらか
じめ微細繊維を堆積させた基板上に、微粒子の分散した
ARCTON Pを散布した.溶媒の乾燥後液晶物質を
塗布し、別の基板とラミネートして、以下同様に液晶層
厚みの均一な表示素子を作製した. 矢4L飢1一 繊維状集合体を構成する物質としてポリビニルアルコー
ル(クラレ■製ポバールPVA−224 ;屈折率1.
51)を用い、これを蒸留水に溶解して4%水溶液を作
製した。この水溶液を紡糸液として使用して静電紡糸を
行なった他は実施例1と同様に表示素子を作製した.こ
の素子のセル厚みは約12−と均一で、電圧無印加時及
び30V印加時の透過率はそれぞれ3.7(%)及び8
1.7(%)と高いコントラストを有し、かつ表示のむ
らのないものであった。
失凰監主 実施例lとほぼ同様であるが、液晶物質として第2表に
示す各種液晶物質を使用した.いずれもコントラストが
高くかつ均一性の良い素子が得られた。
〔効 果〕
本、発明は、液晶物質およびこれを含有する繊維状集合
体よりなる液晶層中にスペーサー微粒子が存在している
ため、液晶層の厚みが均一となり、またコントラストも
良好で、かつ表示むらのない表示素子が得られる. 本発明の液晶表示素子は、電卓、時計、ECR、自動車
用インスツルメントパネル表示,その他の情報表示など
従来の液晶表示素子の用途に多く利用することができ、
また、従来のものに比べてより大型の表示装置の製造に
適しているため、透明着色から不透明の間を電気的に適
宜コントロールできる窓、扉、壁、パーティーション、
自動車サンルーフなどの他、大型広告板や時刻表示板な
どに応用することができる.
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)は、本発明の液晶表示素子の基本
的な構或を模型的に示す断面図であり,第1図(A)は
、電圧無印加時の、第1図(B)は電圧印加時の液晶分
子の配向方向の相異を示す図である。第2図は、本発明
の表示素子を製造するための微細繊維状集合体を作る装
置を示す概略図である。 各図中において、各番号は、それぞれ下記の意味を有す
る. 1・・・繊維状集合体    2・・・スペーサ微粒子
3、9・・・液晶物質  4,5・・・透明電極6、7
、17・・・透明基板  8・・・能動電源11・・・
高電圧印加用電極  l2・・・紡糸液13・・・紡糸
液の流れ    14・・・高圧電源15・・・生或過
程の微細繊維 l6・・・繊維状集合体l8・・・接地
      19、20・・・シール部手続補正書印釦 平成3年2月2 1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、少くとも1枚の透明導電性基板を含む2枚以上の導
    電性基板と、その間に挟持された液晶物質及びこれと接
    触して略均一に分散して存在する繊維状集合体を主体と
    する被浸透性物体層とより成る液晶層によって構成され
    る液晶表示素子及び装置において、液晶層中に液晶層の
    厚み制御の為のスペーサー微粒子が存在し、かつ該スペ
    ーサーは繊維状物質に対して独立していることを特徴と
    する液晶表示素子及び装置。
JP30203889A 1989-11-22 1989-11-22 液晶表示素子及び装置 Pending JPH03163522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30203889A JPH03163522A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 液晶表示素子及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30203889A JPH03163522A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 液晶表示素子及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03163522A true JPH03163522A (ja) 1991-07-15

Family

ID=17904158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30203889A Pending JPH03163522A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 液晶表示素子及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03163522A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0651284A (ja) 液晶構成体
JPH06281941A (ja) 液晶表示素子及びその製造方法
TW201624083A (zh) 用於生產柔性電光元件之方法
JPH0223316A (ja) 液晶表示素子及び装置
JP3795598B2 (ja) 液晶表示装置
JP2586529B2 (ja) 液晶表示体
US5474629A (en) Method for manufacturing a liquid crystal device
JPH0372317A (ja) 液晶表示素子及び装置
EP0523256A1 (en) Liquid crystal display device, and manufacture and application thereof
JPH03163522A (ja) 液晶表示素子及び装置
JPH03163519A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法
WO2021200828A1 (ja) 高分子分散型液晶フィルム、エマルションおよび高分子分散型液晶フィルムの製造方法
JPH03161719A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JPH03163520A (ja) 透過型液晶表示素子
JPH03158827A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JPH03161718A (ja) 液晶表示素子及び装置
JPH03163521A (ja) 液晶表示素子及び装置
JPH03163518A (ja) 液晶表示素子及び装置
JP2550629B2 (ja) 液晶光学素子及びその製造方法
JPH08201780A (ja) 液晶表示媒体
JPH03287127A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JPH03245121A (ja) 液晶パネル
JPH03161720A (ja) 液晶表示素子及び装置
JP2586528B2 (ja) 表示体
JPH03161717A (ja) 液晶表示素子及び装置