JPH0316326A - 無線通信装置および無線通信システム - Google Patents

無線通信装置および無線通信システム

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JPH0316326A
JPH0316326A JP2062584A JP6258490A JPH0316326A JP H0316326 A JPH0316326 A JP H0316326A JP 2062584 A JP2062584 A JP 2062584A JP 6258490 A JP6258490 A JP 6258490A JP H0316326 A JPH0316326 A JP H0316326A
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清志 和賀井
Tatsuaki Sekikawa
関川 達明
Mitsushi Shiono
塩野 光志
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば選択呼出受信機のように、情報提供者
から無線回線を介して送られた伝達情報を受信し表示器
に表示する機能を有した無線通信装置およびこのような
装置を有する無線通信システムに関する。
(従来の技術) 近年、新しいタイプの選択呼出システムとして、基地局
からメッセージ情報を伝送して選択呼出受信機で表示す
る方式が開発されている。この種の選択呼出システムに
おいて使用される選択呼出信号は、例えば第12図に示
すように構成されている。すなわち、1フレームが複数
のグループ(nグループ)に時分割され、これらのグル
ープはさらに同期ワードと複数の呼出ワード(mワード
)とに時分割されている。またこれらの呼出ワードには
、IDコードとメッセージコードとがそれぞれ挿入され
る。
選択呼出受信機を呼出す場合、発呼者はこの選択呼出受
信機に対応する電話番号をダイヤルして基地局を呼出し
、この基地局へメッセージ情報を送る。そうすると、基
地局は上記選択呼出受信機に対応して予め設定されたI
Dコードと、上記メッセージ情報を符号化したメッセー
ジコードとを発生する。そして、1フレームの複数のグ
ループのうち上記選択呼出受信機が所属するグループの
空きの呼出ワードに、上記IDコードおよびメッセージ
コードをそれぞれ挿入して送信する。
一方選択呼出受信機は、例えば第13図に示す如く構威
される。同図において、基地局から送られた選択呼出信
号は、アンテナ1を介して無線回路2で受信されたのち
復調回路3で復調されて制御回路4へ入力される。この
制御回路4では、上記復調された選択呼出信号に含まれ
るIDコードが、ID−ROM5に予め記憶されている
自己のIDコードと照合される。そして、この照合によ
り両符号の一致が検出されると、自己への呼出しが発生
したものと認識され、鳴音信号が出力される。この鳴音
信号は駆動回路6を介してスビーカ7に供給される。し
たがってスビーカ7からは呼出音が発生される。このた
め、所有者には呼出しが発生した旨が報知される。
また、上記IDコードの一致が検出されると、上記制御
回路4ではIDコードに続いて受信されたメッセージコ
ードの誤り訂正処理が行なわれ、さらにデコードされる
。そして、このデコードにヨリ得られたメッセージデー
タは、制御回路4から例えば液晶表示器(LCD)8に
供給にされ、このLCD8に受信メッセージが表示され
る。したがって所有者は、呼出発生時に上記LCD8を
見ることにより、発呼者からのメッセージを知ることが
できる。尚、上記受信メッセージコードは制御回路4に
よりメッセージメモリCM−ARM)9に記憶される。
そして、上記LCD8の表示終了後に、所有者が必要に
応じて入力操作部10の表示スイッチを操作すると、上
記受信メッセージコードはM−RAM9から読み出され
てLCD8に再表示される。
ところで、最近この種の選択呼出システムを利用した新
たな情報伝達方式として、特定の選択呼出受信機に対し
情報提供者から為替レートや株価等のサービス情報を伝
達する方式が考えられている。この種の方式は、例えば
サービス情報の受信を希望する選択呼出受信機に、先に
述べた通常の呼出しを行なうために使用する第1のID
コードとは別の第2のIDコードを所有させる。この第
2のIDコードは、サービス情報の受信を希望する全て
の選択呼出受信機に対し共通に与えられる。
そして、サービス情報を伝達する場合には、サービス情
報の提供者が基地局に対し発呼を行ない、サービス情報
を送る。そうすると基地局は、上記第2のIDコードと
、上記サービス情報を符号化したサービスコードとを発
生する。そして、これらのコードを選択呼出信号の全て
のグループの空きの呼出ワードにそれぞれ挿入し、選択
呼出受信機に向けて送信する。
これに対し、サービス情報の受信を希望する選択呼出受
信機では、第1のIDコードの照合とともに、上記第2
のIDコードの照合が行なわれる。
そして、この第2のIDコードが検出されると、この第
2のIDコードとともに受信されたサービスコードが制
御回路4でデコードされ、しかるのちLCD8に供給さ
れて表示される。したがって、所有者はこのLCD8を
見ることによりサービス情報の内容を確認することがで
きる。尚、上記受信サービスコードは制御回路4からサ
ービス情報メモリ(S−RAM)11に転送され記憶さ
れる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この様なシステムには次のような問題点があっ
た。すなわち、サービス情報を含む呼出ワードが受信さ
れた場合、選択呼出受信機は例えば必ず鳴音を発生して
サービス情報の受信を所有者に報知′するようにしてい
る。しかし、そのために所有者が通常の呼出しとサービ
ス情報の受信とを識別し難くくなる問題があった。また
、所有者にとってはそれ程重要ではないサービス情報が
受信されたときでも必ず鳴音等による報知が行なわれる
ため、その都度鳴音の発生を停止させる操作を行なわな
ければならなくなり、その操作が非常に面倒だった。
一方、通常の呼出しとサービス情報の受信とを識別し易
くするするために、サービス情報が受信された場合には
鳴音を発生しないようにすることも考えられている。し
かしこの様にすると、所有者はサービス情報が受信され
てもこ゜れに気付かないことが多くなる。このため、サ
ービス情報の確認が遅れ、これにより例えば株価の急落
や為替レートの急変に対し迅速に対応することができな
くなる問題があった。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは、重要な伝達情報が受信された場合にの
み報知が行なわれるようにし、これにより面倒な操作を
不要にしかつ重要な伝達情報については遅滞なく受信時
点で即時確認することができる無線通信装置を提供する
ことである。
また本発明の他の目的は、重要な伝達情報であるか否か
を情報提供側が主体的に決めることができ、これにより
伝達情報の種類に拘らず重要な伝達情報についてはその
受信を無線通信装置で確実に報知することができる無線
通信システムを提供することである。
[発明の構戊] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の無線通信装置は、基
地局から送信された伝達情報を含む信号を受信して、そ
の復調された信号を出力する受信手段と、第1の判定手
段と、検出手段と、第2の判定手段と、報知手段とを備
える。そして、上記第1の判定手段により、上記受信手
段から出力された復調信号中に自己宛ての伝達情報が含
まれているか否かを判定し、自己宛ての伝達情報が含ま
れていると判定された場合に、上記検出手段により、こ
の新たに受信された伝達情報と過去に受信された伝達情
報とを比較してその変化量を検出する。そして、この検
出手段により検出された変化量が所定量以上であるか否
かを上記第2の判定手段により判定し、この第2の判定
手段により上記変化量が所定量以上と判定された場合に
、上記報知手段により伝達情報が受信された旨を報知す
るようにしたものである。
一方上記他の目的を達成するために本発明の無線通信シ
ステムは、情報供給装置と、この情報供給装置に対し通
信回線を介して接続された無線送信装置と、この無線送
信装置に対し無線チャネルを介して接続される無線通信
装置とを備える。このうち、上記情報供給装置は、伝達
情報およびこの伝達情報の報知指示情報をそれぞれ入力
する入力手段と、送信手段とを備え、入力手段により入
力された伝達情報および報知指示情報を含む信号を、上
記送信手段により上記通信チャネルへ出力する。また上
記無線返信装置は、上記情報供給装置から送られた信号
を上記無線チャネルへ送信する。一方無線通信装置は、
上記無線送信装置から送信された信号を受信してその復
調された信号を出力する手段と、第1らおよび第2の判
定手段と、報知手段とを備える。そして、上記第1の判
定手段により、上記受信手段から出力された復調信号中
に自己宛ての伝達情報が含まれているか否かを判定し、
また上記第2の判定手段により、上記受信手段から出力
された復調信号に含まれる報知指示+7J報に基づいて
、上記伝達情報が受信された旨を報知するべきか否かを
判定する。そして、上記第1の判定手段で自己宛ての伝
達情報が含まれていると判定され、かつ上記第2の判定
手段で上記伝達情報が受信された旨を報知するべきだと
判定された場合に、上記報知手段によって、上記伝達情
報が受信された旨を報知するようにしたものである。
(作 用) この結果上記本発明によれば、伝達情報が受信された場
合、この伝達情報の内容が過去に受信された伝達情報の
内容に比べて所定量以上変化1一ている場合のみ、伝達
情報が受信された旨が報知されることになる。すなわち
、受信された伝達情報が重要な場合のみ報知が行なわれ
ることになる。
したがって、重要な伝達情報が受信された場合、所有者
は上記報知により伝達情報の受信を即時知ることができ
、必ずその場で伝達情報の内容を確認することができる
。このため、所有者は例えば株価や為替レートの急変に
対して迅速に対応することが可能となる。
これに対し、重要ではない伝達情報が受信された場合に
は、鳴音等による報知が行なわれない。
このため、所有者は伝達情報の全ての受信について伝達
情報の内容を確認する必要がなくなり、また報知動作を
停止させるための操作も不要にできる。
また、受信された伝達情報が重要なものであるか否かが
この伝達情報の内容に基づいて無線通信装置で判断され
るので、情報提供側からは伝達情報以外の報知に係わる
特別な付加情報を送信する必要がない。このため、伝達
情報の情報長が上記特別な付加情報によって制限される
ことはなく、これにより伝達情報の伝送効率を高めるこ
とができる。
一方、上記他の本発明によれば、重要と認められる伝達
情報を送信する場合には、情報提供側でこの伝達情報に
報知を行わせる旨の報知指定情報を付加すればよい。こ
の様にすれば、無線通信装置では上記伝達情報が受信さ
れた場合に、例えば鳴音により必ず報知が行なわれるこ
とになる。このため、重要な伝達情報が受信された場合
、所有者は上記報知により伝達情報の受信を即時知るこ
εができ、その場で伝達情報の内容を確認することがで
きる。このため、所有者は例えば株価や為替レートの急
変に対して迅速に対応することが可能となる。
反対に、重要でない伝達情報を送信する場合には、情報
提供側で伝達情報に報知を行わない旨の報知指定情報を
付加する。この様にすれば、無線通信装置では上記伝達
情報が受信されても鳴音等による報知は一切行なわれな
い。このため、所有者は伝達情報の全ての受信について
伝達情報の内容を確認する必要がなくなり、また報知動
作を停止させるための操作も不要にできる。
また、伝達情報が重要であるか否かを情報提供側で主体
的に設定することができるので、例えば数値以外の情報
のように、伝達情報の内容からでは重要か否かを判別し
難い場合でも、重要な伝達情報が受信された旨を無線通
信装置で確実に報知することができる。
(実施例) 第1の実施例 先ず、本発明を選択呼出受信機に適用した場合の実施例
を説明する。第1図は、この実施例における選択呼出受
信機の構成を示すものである。
尚、同図において前記第12図と同一部分には同一符号
を付して詳しい説明は省略する。
制御回路40は、マイクロプロセッサ(C P U)を
主制御部として有しており、バッテリセービングを伴う
受信制御手段、第1の個別番号符号(第1のIDコード
)および第2の個別番号符号(第2のIDコード)の照
合手段、通常の呼出制御手段等に加えて、サービス情報
の呼出しに係わるサービス情報比較手段41および報知
制御手段42をそれぞれ備えている。
サービス情報比較手段41は、第2のIDコードが受信
された時に、この第2のIDコードとともに受信された
サービス情報を、サービス情報メモリ(S−RAM)1
1に記憶されている前回受信のサービス情報と比較し、
その差情報を検出するものである。報知制御手段42は
、上記サービス情報比較手段41により検出された差情
報が予め設定したしきい値以上か否かを判定し、しきい
値以上のときに駆動回路6を介してスピーカ7へ鳴音信
号を供給し、これによりサービス情報が受信されたこと
を鳴音により報知するものである。
この場合鳴音信号は、通常の呼出発生時に使用する鳴音
信号とは周波数または断続周期が異ならせてある。
次に、以上のように構威された選択呼出受信機の動作を
制御回路40の制御手順に従って説明する。呼出待機状
態において制御回路4oは、第2図に示す如くステップ
2aで表示スイッチの操作監視を行なうとともに、ステ
ップ2bでバッテリセービング制御による自機が属する
グループの受信期間の監視を行なっている。この状態で
、入力操作部10の表示スイッチが操作されると、制御
回路40はメッセージ表示制御に移行する。そして、上
記表示スイッチの操作内容に従ってメッセージメモリ9
またはサービス情報メモリ11からメッセージコードま
たはサービス情報を選択的に読み出し、これらのメッセ
ージコードまたはサービス情報を復号したのちLCD8
に表示させる。
一方自機が属するグループの受信期間になると、制御回
路40はステップ2bからステップ2cに移行してここ
で無線回路2および復調回路3に図示しない電池の出力
電圧を供給し、これにより受信機を受信動作状態に設定
する。そして、以下次のような手順で制御動作を実行す
る。すなわち、先ず無線回路2および復調回路3により
受信復調されたIDコードを、ステップ2dでID−R
OM5に記憶してある目機の第1のIDコードおよび第
2のIDコードと各々照合する。続いて、ステップ2e
およびステップ2fにより、受信されたIDコードが自
機の第1のIDコードと一致したか否か、受信されたI
Dコードが自機の第2のIDコードと一致したか否かを
それぞれ判定する。この判定の結果、受信されたIDコ
ードが自機の第1のIDコードと一致すると判定された
場合は通常の呼出制御へ移行し、一方受信されたIDコ
ードが自機の第2のIDコードと一致すると判定された
場合はサービス情報呼出制御へ移行する。尚、受信され
たIDコードが自機の第1のIDコードでもまた第2の
IDコードでもなかった場合には、呼出待機状態に戻る
通常の呼出制御に移行すると制御回路40は、第3図に
示す如《先ずステップ3aで受信された第2のIDコー
ドに続いて受信されるメッセージコードを導入したのち
、ステップ3bで通常呼出用の鳴音信号を駆動回路6を
経てスビーカ7に供給し、これにより所持者に対し自機
への呼出しが発生した旨を鳴きにより報知する。またス
テップ3cで上記メッセージコードをメッセージメモリ
9に格納するとともに、ステップ3dでこのメッセージ
コードを解読したのちステップ3eにょりLCD8に供
給して表示させる。かくして、所持者は自己への呼出し
の発生を知り、さらに発呼者からのメッセージを確認す
ることができる。そうして鳴音の発生およびメッセージ
の表示を開始すると、制御回路40はステップ3fおよ
ヒステップ3gで鳴音の終了監視および表示の終了監視
をそれぞれ実行する。この状態で、所持者が入力操作部
10の鳴音停止スイッチを操作するかまたはTS1の時
間が経過すると、制御回路4oはステップ3hに移行し
てここで鳴音の発生を停止させる。
また、同様に所持者が入力操作部10の表示停止スイッ
チを操作するかまたは第2の時間が経過すると、制御回
路40はステップ31に移行してここでLCD8に表示
中のメッセージを消去する。
尚、通常上記第2の時間は第1の時間よりも長く設定さ
れる。
一方、サービス情報の呼出制御に移行すると制御回路4
0は、第4図に示す如く先ずステップ4aで第2のID
コードに続いて受信されたサービス情報を導入する。そ
して、ステップ4bでこの受信サービス情報と、サービ
ス情報メモリ11に記憶されている前回受信のサービス
情報とを比較し、その差を検出する。例えば、いまサー
ビス情報こして株価の情報を受信しているとすると、い
ま受信した最新の株価と前回受信した株価とを比較し、
その差を算出する。尚、サービス情報が為替レートの場
合にも同様である。
そうして差情報が検出されると制御回路40は、続いて
ステップ4Cで上記差情報の値が予め設定した一定値以
上であるか否かを判定する。そして、例えば差情報の値
が一定値以上だったとすると、いま受信されたサービス
情報は前回受信のサービス情報に対する変化が大きく重
要であると判断し、ステップ4cからステップ4dに移
行してここで駆動回路6を介してスピーカ7へ鳴音信号
を供給し、これにより鳴音を発生させる。このとき発生
される鳴音は、通常の呼出しに使用する鳴音とは周波数
または断続周期が異ならせてある。このため、所持者は
上記鳴音により重要なサービス情報が受信されたことを
通常の呼出しと区別して明確にしかも即時知ることがで
きる。また制御回路40は、上記鳴音の発生に続いてス
テップ4eに移行し、ここでサービス情報メモリ11の
記憶内容を前回受信の古いサービス情報から上記最新の
サービス情報に書換える。そして、ステップ4fで上記
最新のサービス情報を解読したのち、ステップ4gでL
CD8へ供給して表示させる。これに対し上記差情報の
値が一定値未満だった場合には、いま受信されたサービ
ス情報はそれほど重要なものではないと判断し、ステッ
プ4dを飛越してステップ4eに移行する。しかして、
この場合鳴音は発生されない。そして、以後上記受信サ
ービス情報は、上記鳴音を発生させた場合と同様に、ス
テップ4e〜ステップ4gによりサービス情報メモリ1
1に格納されるとともにLCD8に表示される。
尚、上記鳴音およびサービス情報の表示は、ステップ4
h〜ステップ4kにより所持者による鳴音または表示の
終了操作がなされるかまたは一定時間が経過した時点で
停止される。
このように本実施例であれば、サービス情報が受信され
た場合に、この受信サービス情報と前回受信のサービス
情報との差を検出し、この差が一定値以上の時に鳴音に
より報知を行なうようにしたので、変化の大きい重要な
サービス情報が受信された場合には、サービス情報が受
信された旨を所持者に対し即時報知することができ、こ
れにより所持者は迅速な対応を行なうことができる。ま
た、その際鳴音の信号形態を通常の呼出時の形態と異な
らせたことにより、所持者はサービス情報の到来を通常
の呼出しと区別して明確に知ることができる。一方、受
信サービス情報と前回受信のサービス情報との差が一定
値未満の場合には、鳴音を発生させないようにしたので
、サービス情報が受信される毎に鳴音が発生されること
はなくなり、この結果通常の呼出しを識別し易くするこ
とができる。また、その都度鳴音の停止操作を行なう必
要がなくなるので、面倒な操作をできる限り少なくする
ことができる。
また本実施例であれば、受信されたサービス情報が重要
なものであるか否かが、このサービス情報の内容に基づ
いて選択呼出受信機で判断されるので、情報提供側から
はサービス情報以外の特別な付加情報を送信する必要が
ない。このため、サービス情報の情報長が上記特別な付
加情報によって制限されることはなく、これにより伝達
情報の伝送効率を高めることができる。
第2の実施例 次に、本発明を選択呼出システムに適用した場合の実施
例を説明する。第5図はこの実施例に係わる選択呼出シ
ステムの構成を示すブロック図である。
このシステムは、情報提供者が保有する電話装置100
と、この電話装置100が加入電話回線20を介して接
続される交換機30と、この交換機30に通信線路40
0を介して接続される基地局50と、複数の選択呼出受
信機61〜6nとを備えている。
電話装置100には、基地局に対し発呼するための回路
と、メッセージ情報およびサービス情報等の伝達情報を
送出するための回路とが備えられている。伝達情報を送
出するための回路は、ダイヤルキーの操作に応じてDT
MF信号を発生する。
基地局50は、無線呼出装置51と、符号化装置52と
、送信機53と、送信アンテナ54とを備えている。無
線呼出装置51は、トランク55と、レジスタ56と、
電話番号照合装置57とを有する。トランク55は通信
線路400の監視制御を行なう。レジスタ56は上記電
話装置100から交換機30を経由して送られた゜選択
呼出受信機の電話番号と、メッセージ情報またはサービ
ス情報をそれぞれ蓄積する。電話番号照合装置57は、
上記電話番号と、予め記憶されている各選択呼出受信機
61〜6nの電話番号との照合を行なう。そして、該当
する電話番号があれば、この電話番号に対応するID番
号を発生し、さらに符号化装置52を起動して、この符
号化装置52へ所定のタイミングで上記ID番号と、上
記メッセージ情報またはサービス情報をそれぞれ出力す
る。
符号化装ffi52は、上記ID番号と、メッセージ情
報またはサービス情報をそれぞれ符号化する。
この符号化装置52から出力されたIDコードと、メッ
セージコードまたはサービスコードは、送信機53によ
り変調されたのち送信アンテナ54から各選択呼出受信
機61〜6nへ向けて送信される。
尚、第6図は通常の呼出しの場合に上記基地局50から
送信される呼出ワードの構成を示すもので、この呼出ワ
ードは第1のIDコードとメッセージコードとから構成
される。このうち第1のIDコードは、各選択呼出受信
機61〜6n毎に固有のもので、全ての選択呼出受信機
61〜6nにそれぞれ割り当てられている。一方、第7
図はサービス情報を伝達する際に上記基地局50から送
出される呼出ワードの構或を示すもので、この呼出ワー
ドは第2のIDコードと付加コードとサービスコードと
から構威される。このうち第2のIDコードは、上記各
選択呼出受信機61〜6nのうちサービス情報の受信を
希望する選択呼出受信機のみに共通に割り当てられてい
る。また付加コードは、選択呼出受信機に対しサービス
情報の受信を鳴音により報知するか否かを指定するため
のもので、例えば1ビットからなる。
一方、上記各選択呼出受信機61〜6nのうち、サービ
ス情報の受信機能を有する選択呼出受信機は次のように
構或される。第8図はその構成を示す回路ブロック図で
ある。
基地局50から送信された選択呼出信号は、アンテナ7
1を介して無線回路72で受信されたのち、復調回路7
3で復調されて制御回路74に導人される。.この制御
回路74は、例えばマイクロコンピュータにより横戊さ
れる。このマイクロコンピュータは、CPU91と、入
力ボート92と、出力ボート93と、プログラムROM
94と、メッセージメモリ(M−RAM)95と、サー
ビス情報メモリ(S−RAM)96と、2個のタイマ9
7.98とを有している。CPU41は、上記プログラ
ムROM94に予め記憶されているプログラムに従って
所定の制御動作を実行する。またCPU9 1には、I
 D−ROM7 5が接続されている。このID−RO
M75には、通常呼出用の第1のIDコードと、サービ
ス情報受信用の第2の!Dコードとがそれぞれ予め書き
込まれている。
入力ポート92には、上記復調回路73、停止スイッチ
80および表示スイッチ81がそれぞれ接続されている
。停止スイッチ80および表示スイッチ81はそれぞれ
押ボタンスイッチからなり、押ボタンが押されたときに
操作信号を発生して上記入力ボート92に供給する。出
力ボート93には、スビーカ駆動回路76およびLCD
駆動回路78がそれぞれ接続されている。スビーカ駆動
回路76は、上記CPU71から出力ポート93を介し
て出力された駆動信号に応じて鳴音信号を発生し、この
鳴音信号をスピーカ77に供給してスピーカ77から鳴
音を発生させるものである。上記LCD駆動回路78は
、上記CPU91から上記出力ポート93を介して出力
されたメッセージ表示データまたはサービス情報表示デ
ータに従って、液晶表示器(LCD)79に上記メッセ
ージ表示データに対応するメッセージあるいはサービス
情報表示データに対応するサービス情報を表示させるも
のである。
上記メッセージメモリ95およびサービス情報メモリ9
6はRAMからなる。これらのRAMは、各々複数のメ
ッセージコードおよびサービス情報コードを記憶する複
数のメモリエリアを有する。
上記タイマ97.98は、各々例えばカウンタにより構
成される。これらのカウンタには、各々異なるカウント
上限値が予め設定されている。上記タイマ97.98は
、CPU91からカウント開始信号が供給された時点で
カウント動作を開始し、カウント値が上記予め設定され
たカウント上限値に達した時点でタイムオーバ信号を発
生する。
次に、以上のように構成された選択呼出システムの動作
を説明する。
■ 通常の呼出しを行なう場合 いま例えばある加入者が、選択呼出受信機61の所有者
を呼出すために、自身の電話装置100において上記選
択呼出受信機61の電話番号により発呼を行なったとす
る。そうすると、上紀電話装置]00は交換機30を介
して基地局50に接続される。そして、この状態で上記
選択呼出受信機61の電話番号が交換機30を経由して
基地局50の無線呼出装置51へ伝送される。この伝送
された電話番号は無線呼出装置51内のレジスタ56に
蓄積される。次に上記電話装置100において、上記加
入者がダイヤルキーを操作して連絡先の電話番号等のメ
ッセージ情報を入力したとする。そうすると、電話装置
100からは上記メッセージ情報に対応するDTMF信
号が発生され、このDTMF信号は交換機を30を介し
て基地局50に伝送される。そして、このDTMF信号
からなるメッセージ情報は基地局50の無線呼出装置5
1で受信され、レジスタ56に記憶される。
上記電話番号が伝送されると基地局50では、電話番号
照合装置57で上記伝送された電話番号と予め記憶され
ている各選択呼出受信機61〜6nの電話番号との照合
が行なわれる。そして、該当する電話番号が見付かると
、上記電話番号に対応する第1のID番号と、上記レジ
スタ56に記憶されているメッセージ情報とが符号化装
置52に送られ、それぞれ符号化される。そして、この
符号化装置52から出力された第1のIDコードおよび
メッセージコード(第6図)は、送信機53で変調され
たのち送信アンテナ54から選択呼出受信機61〜6n
に向けて送信される。
これに対し各選択呼出受信機61,〜6nでは、呼出待
機動作が行なわれている。すなわち、制御回路74のC
PU91において、例えば第9図に示す如く表示スイッ
チ81がオンされたか否か(ステップ6a)と、自磯が
属するグループの受信明間になったか否か(ステップ6
b)とが繰り返し監現されている。
この状態で自機が属するグループの受信期間になると、
制御回路74では選択呼出信号を受信するための制御が
行なわれる。すなわち、先ずステップ6cにより無線回
路72が起動される。そうすると、無線回路72では選
択呼出信号が受信され、この選択呼出信号は復調回路7
3で復調される。次にステップ6dにより、上記復調回
路74から出力された復調選択呼出信号の中のIDコー
ドがCPU91に取り込れる。またステップ6eにより
、ID−ROM75から第1のIDコードが読出される
。そして、ステップ6fにおいて上記受信IDコードと
第1のIDコードとの’j.a 合が行なわれる。この
照合の結果両!Dコードの一致が検出されると、制御回
路74では自機に対する通常の呼出しが発生したと判断
され、通常呼出制御が実行される。
すなわち、第10図に示すように先ずステップ7aによ
りスピーカ駆動回路76に対し駆動信号が出力される。
このため、スピーカ駆動回路76からは鳴音信号が出力
され、この鳴音信号によりスビーカ67から鳴音が発生
される。したがって、所有者はこの鳴音により呼出しが
発生したことを知ることができる。次にステップ7bで
は、上記復調選択呼出信号中のメッセージコードが取り
込まれる。このメッセージコードは、CPU91内のレ
ジスタに一時保持されるとともに、ステップ7CでM−
RAM9 5に格納される。続いてステップ7dでは上
記メッセージコードのデコードが行なわれる。このデコ
ードにより得られたメッセージ表示データは、ステップ
7eによりLCD駆動回路78へ出力される。このため
、LCD79にはいま受信されたメッセージが表示され
る。したがって、所有者はLCD79を見ることにより
、いま受信されたメッセージを確認することができる。
上記鳴音の発生およびメッセージの表示が開始されると
、制御回路74はこれらの鳴音の発生およびメッセージ
の表示を停止するための制御を実行する。すなわち、第
10図に示す如く先ずステップ7fおよびステップ7g
により、それぞれタイマ(TM1)97およびタイマ(
TM2)98にカウント開始信号が出力される。このた
めタイマ97.98はそれぞれカウント動作を開始する
続いてステップ7hおよびステップ71では、それぞれ
停止スイッチ80が押されたか否かと、上記タイマ97
からタイムオーバ信号が発生されたか否かとが繰り返し
監視される。この状態で、いま例えば所有者が停止スイ
ッチ80を押したとする。そうすると、ステップ7jで
スビーカ駆動回路76に対し鳴音停止信号が出力される
。このため、スピーカ77からの鳴音の発生は停止され
る。
また、たとえ上記停止スイッチ80が押されなくても、
上記鳴音の発生が開始されてから第1の時間tl(例え
ば5秒)が経過すると、上記タイマ97からはタイムオ
ーバ信号が発生され、これに応じて上記ステップ7jに
より鳴音停止信号が出力される。このため、鳴音の発生
は自動的に停止される。
上記鳴音の発生が停止されると、続いてステップ7kお
よびステップ7lにより、それぞれ停止スイッチ80が
押されたか否かと、上記タイマ98からタイムオーバ信
号が発生されたか否かとが繰り返し監視される。この状
態で、所有者が停止スイッチ80を押すか、または上記
メッセージの表示が開始されてから第2の時間t2(例
えば20秒)が経過すると、ステップ7mにより表示駆
動回路78に対し表示停止信号が出力される。このため
、LCD79におけるメッセージの表示は終了される。
尚、先に述べた呼出待機状態で、例えば表示スイッチ8
1が押されると、制御回路74ではメッセージメモリ9
5からメッセージコードを選択的に読出してLCD79
に表示させるための制御が実行される。したがって、L
CD79においてメッセージの表示が消えた後でも、表
示スイッチ81を押すことにより同メッセージを再表示
することができる。
■ サービス情報を伝達する場合 例えばサービス情報の提供者が、サービス情報の受信を
希望する選択呼出受信機に対し、株価や為替レート等の
サービス情報を伝達するために、電話装置100を用い
て特定の電話番号により発呼を行なったとする。そうす
ると、上記電話装置100は交換機30を介して基地局
50に接続される。そして、この状態で上記特定の電話
番号が交換機30を経由して基地局50の無線呼出装置
51へ伝送される。この伝送された電話番号は無線呼出
装置51内のレジスタ56に蓄積される。
次に上記電話装置100において、上記情報提供者はダ
イヤルキーを操作することにより、鳴音を発生させるか
否かを指定するための付加情報と、サービス情報とを入
力する。そうすると、電話装置100からは上記付加情
報およびサービス情報に対応するDTMF信号が発生さ
れ、このDTMF信号は交換機を30を介して基地局5
0に伝送される。そして、このDTMF信号からなる付
加情報およびサービス情報は基地局50の無線呼出装置
51で受信され、レジスタ56に記憶される。
上記電話番号が伝送されると基地局50では、電話番号
照合装置57で上記伝送された電話番号と予め記憶され
ている各選択呼出受信機61〜6nの電話番号との照合
が行なわれる。そして、上記伝送された電話番号が特定
の電話番号と一致すると、上記特定の電話番号に対応す
る第2のID番号と、上記レジスタ56に記憶されてい
る付加情報およびサービス情報とが符号化装置52に送
られ、それぞれ符号化される。そして、この符号化装置
52から出力された第2のIDコード、付加コードおよ
びサービスコード(第7図)は、送信機53で変調され
たのち送信アンテナ54から選択呼出受信機61〜6n
に向けて送信される。
これに対し各選択呼出受信機61〜6nでは、制御回路
74により第9図に示す手順に従って呼出待機制御が行
なわれている。尚、この第9図に示す制御手順のうち、
ステップ6aからステ・ソブ6gまでの手順は、先に説
明した通常呼出しの場合と同じである。
ステップ6fによる受信IDコードと第1のIDコード
との照合の結果、ステップ6gで両IDコードが不一致
と判定されると、制御回路74では次にステップ6hに
よりID−ROM75から第2のIDコードが読出され
る。そして、ステップ61で上記受信IDコードと第2
のIDコードとの照合が行なわれる。この照合の結果に
基づいて、ステップ6jでは上記各IDコードが一致し
たか否かが判定され、一致するとサービス情報の呼出制
御が実行される。
すなわち、第11図(a)に示す如くステップ8aでは
、IDコード゛に続いて復調回路73から出力される付
加コードおよびサービスコードがそれぞれ取り込まれる
。そして、ステップ8bで付加コードは“H゜レベルで
あるかまたは“L” 1ノベルであるかが判定される。
もしいま付加コードが“H#レベルであったとすれば、
制御回路74は情報提供者から鳴音の発生指示が受信さ
れたと判断して、ステップ8fに移行する。このステッ
プ8fでは、スビーカ駆動回路76に対し駆動信号が出
力される。このため、スビーカ77からは鳴音が発生さ
れる。したがって所有者は、選択呼出受信機を例えばポ
ケットや鞄等に収容した状態で携帯していたとしても、
上記鳴音によりサービス情報の受信を確実に知ることが
できる。
これに対し、付加コードが″L”レベルであったとする
と、制御回路74はステップ8Cに移行する。このステ
ップ8CではS−RAM96から前回受信されたサービ
スコードが読み出される。
次にステップ8dでは、今回受信された上記サービスコ
ードと、上記前回受信されたサービスコードとの比較が
行なわれ、その差が検出される。例えば、いまサービス
情報が株価を表わしているとすれば、前回受信された株
価と今回受信された株価との差が検出される。続いてス
テップ8eでは、上記各サービスコードの差が予め設定
されている所定量以上であるか否かが判定される。そし
て、差が所定量以上と判定されるとステップ8fに移行
される。このステップ8Cでは、先に述べたようにスビ
ーカ駆動回路76に対し駆動信号が出力される。このた
めスビーカ77からは鳴音が発生され、所有者にサービ
ス情報が受信された旨が報知される。したがってこの場
合にも、所有者はサービス情報の受信を確実に知ること
ができる。すなわち、情!!提供者が鳴音を発生させる
ための指示を行なわなくても、サービス情報の変化量か
所定量以上の場合には、自動的に鳴音が発生される。
続いてステップ8gでは、上記今回受信されたサービス
コードがS−RAM96に記憶される。
次にステップ8hでは、上記サービスコードがデコード
される。このデコードにより得られたサービス情報表示
データは、ステップ81によりLCD駆動回路78に供
給される。このため、LCD79には上記サービス情報
が表示される。
したがって所有者は、上記LCD79を見ることにより
サービス情報の内容を確認することができる。
一方、上記ステップ8eで差が所定量に満たないと判定
されると、上記ステップ8fを飛び越l,てステップ8
gに移行される。そして、このステップ8gにより上記
サービスコードがS−RAM96に格納される。また、
ステップ8hおよびステップ81により、上記受信サー
ビス情報をLCD79に表示するための制御が行なわれ
る。
すなわち、この場合には、サービス情報の変化量が小さ
いため、鳴音を発生させてサービス情報の受信を所有者
に知らせる必要はないと判断され、サービス情報のS−
RAM96への格納とLCD7つへの表示のみが行なわ
れる。したがって、サービス情報の変化が小さい場合、
つまりサービス情報の重要性が低い場合には、所有者は
鳴音により呼び出されずに済む。
そうしてサービス情報の表示が行なわれると、制御回路
74では表示の停止制御と、鳴音が発生されていればそ
の停止制御とが行なわれる。すなわち、第11図(b)
に示す如く先ずステップ8sにより鳴音を発生している
か否かが判定される。鳴音を発生している場合には、ス
テップ8jおよびステップ8kでそれぞれタイマ97.
98に対しスタート信号が出力される。これにより各タ
イマ97.98はそれぞれカウント動作を開始する。次
にステップ8lおよびステップ8mでは、それぞれ停止
スイッチ80が押されたか否かと、上記タイマ97から
タイムオーバ信号が出力されたか否かとが繰り返し監視
される。この状態で、上記鳴音の発生開始時点から第1
の時間t1が経過して、これにより上記タイマ97から
タイムオーバ信号が出力されるか、またはこの第1の時
間が経過する以前に停止スイッチ80が押されると、ス
テップ8nによりスビーカ駆動回路76へ鳴音停止信号
が出力される。このためスビーカ77からの鳴音の発生
は停止される。
次にステップ8oおよびステップ8pでは、それぞれ停
止スイッチ80が押されたか否かと、上記タイマ98か
らタイムオーバ信号が出力されたか否かとが繰り返し監
視される。この状態で、上記鳴音の発生開始時点から第
2の時間t2が経過して、これにより上記タイマ98か
らタイムオーバ信号が出力されるか、またはこの第2の
時間が経過する以前に停止スイッチ80が押されると、
ステップ8qによりLCD駆動回路78へ表示停止信号
が出力される。このためLCD79におけるサービス情
報の表示は停止される。
一方上記ステップ8Sで鳴音信号が発生されていないと
判定された場合には、ステップ8rでタイマ98に対し
てのみスタート信号が供給される。
そして、ステップ80に移行され、以後上記したように
LCD79におけるサービス情報の表示を停止するため
の制御が行なわれる。
このように本実施例では、前記第1の実施例と同様に、
選択呼出受信機において、サービス情報が受信された場
合に、この今回受信されたサービス情報と、S−RAM
96に記憶しておいた前回受信のサービス情報との差が
検出され、この差が所定量以上の場合に鳴音が発生され
る。このため、重要なサービス情報が受信された場合に
は、選択呼出受信機がたとえ所有者のポケットや鞄の中
に収容されていても、サービス情報の受信が所有者に鳴
音によって確実に報知される。したがって、所有者は重
要なサービス情報を常に受信時点で即時確認することが
でき、これにより迅速な対応が可能となる。また、差が
所定量に満たない場合、つまり重要ではないサービス情
報が受信された場合には、鳴音は発生されない。このた
め、所有者は重要ではないサービス情報が受信された場
合には、その都度LCD79を見る必要がなくなり、ま
た鳴音を停止させるための操作を行なう必要もなくなる
。したがって、所有者の負担は軽減される。
さらに本実施例は、情報提供側がサービス情報を送る際
に、選択呼出受信機において鳴音を発生させるか否かを
指定するための付加情報を付加している。そして、選択
呼出受信機でサービス情報が受信された場合に、付加情
報の内容から鳴音を発生させるか否かを判定し、この判
定結果に従って鳴音の発生を制御するようにしている。
このため、例えば文字情報からなるニュースのように、
選択呼出受信機では定量的な判定が困難なサービス情報
を送る場合でも、情報提供側で重要なサービス情報には
鳴音を発生させるための付加情報を付加して送信するこ
とにより、選択呼出受信機では鳴音を発生させることが
できる。したがって所有者は、サービス情報の種類に拘
らず重要なサービス情報が受信された場合には、このサ
ービス情報の受信を即時知ることができ、これにより重
要なサービス情報の内容を遅滞なくその場で確認するこ
とができる。
尚、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、
次のような各種変形が可能である。すなわち、選択呼出
受信機において、通常の呼出しが発生した場合に発生さ
せる鳴音と、重要なサービス情報が受信された場合に発
生させる鳴音とを異ならせるようにしてもよい。鳴音を
異ならせるための方式としては、例えば音色(周波数)
や断続周期を異ならせる方式が考えられる。また、鳴音
の代わりに、音声合成回路を用いて、通常の呼出しが発
生した旨の音声メッセージム、重要なサービス情報が受
信された旨の音声メッセージとをそれぞれ発生させるよ
うにしてもよい。さらに、サ一ビス情報が受信された場
合には、鳴音や音声メッセージの発生に加えて、発光ダ
イオード等の発光素子を点灯または点滅させるようにし
てもよい。
また、サービス情報の受信をバイブ1ノ−ションにより
報知するようにしてもよい。
サービス情報を伝送するために異なる2個のIDコード
を用意し、一方のIDコードを選択した場合には選択呼
出受信機で鳴音が発生されるようにし、他方のIDコー
ドを選択した場合には選択呼出受信機で鳴音が発生され
ないように構成してもよい。この様にすれば、付加情報
が不要となり、その分サービス情報のビット長を長くす
ることができる。
サービス情報を伝送するために異なる複数個のIDコー
ドを用意し、異なるi類のサービス情報を上記各!Dコ
ードにそれぞれ対応させて伝送するようにしてもよい。
この場合には、各所有者毎に各々希望するサービス情報
に対応するIDコードを記憶したI D−ROMを選択
呼出受信機に内蔵させておくことにより実現できる。
選択呼出受信機において、受信したサービス情報は、重
要と判断した場合にのみS−RAMに記憶するようにし
てもよい。またS−RAMには、常に最新のサービス情
報のみを記憶しておくようにしてもよく、また受信順に
複数の(例えば3個)のサービス情報を記憶するように
してもよい。この様に複数のサービス情報を記憶させる
ようにすると、過去に受信された複数のサービス情報を
順次S−RAMから読み出してLCDで見ることができ
る。このため、例えば株価や為替レートの変動の推移を
細かく検討することが可能となる。
選択呼出受信機において、受信されたサービス情報が重
要か否かを判定するためのしきい値を複数設定し、今回
受信されたサービスコードと前回受信されたサービスコ
ードとの差を上記各しきい値と各々比較する。そして、
これらの比較結果に基づいてサービス情報の重要度を判
定し、この判定結果に基づいて報知を制御するようにし
てもよい。例えば、しきい値を2つ設定し、これにより
重要度を3段階で判定する場合には、重要度が最も高い
と判定された場合には連続音を出力し、重要度が中程度
と判定された場合には通常呼出しの場合の鳴音とは異な
る断続周期の断続音を出力し、さらに重要度が低いと判
定された場合には鳴音を発生しないようにしてもよい。
またこの場合、重要度のランクをサービス情報とともに
L C Dに表示するようにしてもよい。この様にすれ
ば、所有者がサービス情報の重要度をさらに細か< ’
I’l1断ずることができる。また、上記しきい値を所
有者が任意に設定するための機能を選択呼出受信機に設
ナてもよい。この様にすれば、サービス情報の重要性の
判断基準を各所有者が自由に設定することができる。
また本発明はサービス情報を伝達する場合に限らず、メ
ッセージ情報を伝達する場合に適用してもよい。すなわ
ち、メッセージ提供側、つまり呼出者は、鳴音を発生さ
せるか否かを指定する指定情報をメッセージ情報に付加
または神人して基地局へ送信する。基地局は、上記指定
情報およびメッセージ情報をそれぞれ符号化して選択呼
出受信機に向け送信する。選択呼出受信機は、上記指定
情報が鳴音を発生させることを表すものであるか否かを
判定する。そして、鳴音を発生させるものであると判定
されれば、鳴音の発生を行なう。
また、メッセージ情報が定量的に表されるものである場
合にも適用できる。すなわち、選択呼出受信機において
、受信されたメッセージ情報の変化量を検出するdそし
て、この変化量が所定量以上の場合に鳴音を発生するよ
うに制御する。
さら、複数のIDコードを用いて鳴音の発生を制御する
ようにしてもよい。すなわち、1台の選択呼出受信機に
ついて、鳴音を発生させることに対応する電話番号と、
鳴音を発生させないことに対応する電話番号とを予め設
定しておく。そしてメッセージ提供者、つまり呼出者は
、メッセージの重要性に応じて上記電話番号を選択して
発呼を行なう。これに対し基地局では、上記呼出者によ
り選択された電話番号に応じたIDコードを発生してメ
ッセージコードを送信する。これらのコードを受信した
選択呼出受信機は、上記IDコードが鳴音を発生させる
ことに対応するものであるか否かを判定し、鳴音を発生
させることに対応するものであった場合に鳴音を発生す
る。
その他、本発明は選択呼出システム以外に、自動車電話
システムや携帯電話システム等の他の無線通信システム
にも適用可能である。また、伝達する情報の種類や内容
などについてもどのようなものを使用してもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明の無1!通信装置は、基地局
から送信された伝達情報を含む信号を受信して、その復
調された信号を出力する受信手段と、第1の判定手段と
、検出手段と、第2の判定手段と、報知手段とを備える
。そして、上記第1の判定手段により、上記受信手段か
ら出力された復調信号中に自己宛ての伝達情報が含まれ
ているか否かを判定し、自己宛ての伝達情報が含まれて
いると判定された場合に、上記検出手段により、この新
たに受信された伝達情報と過去に受信された伝達情報と
を比較してその変化量を検出する。そして、この検出手
段により検出された変化量が所定量以上であるか否かを
上記第2の判定手段により判定し、この第2の判定手段
により上記変化量が所定量以上と判定された場合に、上
記報知手段により伝達情報が受信された旨を報知するよ
うにしたものである。
したがってこの本発明によれば、重要な伝達情報が受信
された場合にのみ報知が行なわれるようになり、これに
より面倒な操作が不要で、かつ重要な伝達情報について
は遅滞なく受信時点で即時確認することができる無線通
信装置を提供することができる。
また別の本発明の無線通信システムは、情報供給装置と
、この情報供給装置に対し通信回線を介して接続された
無線送信装置と、この無線送信装置に対し無線チャネル
を介して接続される無線通信装置とを備える。このうち
、上記情報供給装置は、伝達情報およびこの伝達情報の
報知指示情報をそれぞれ入力する入力手段と、送信手段
とを備え、入力手段により入力された伝達情報および報
知指示情報を含む信号を、上記送信手段により上記通信
チャネルへ出力する。また上記無線送信装置は、上記情
報供給装置から送られた信号を上記無線チャネルへ送信
する。一方無線通信装置は、上記無線送信装置から送信
された信号を受信してその復調された信号を出力する手
段と、第1らおよび第2の判定手段と、報知手段とを備
える。そして、上記第1の判定手段により、上記受信手
段から出力された復調信号中に自己宛ての伝達情報が含
まれているか否かを判定し、また上記第2の判定手段に
より、上記受信手段から出力された復調信号に含まれる
報知指示情報に基づいて、上記伝達情報が受信された旨
を報知するべきか否かを判定する。そして、上記第1の
判定手段で自己宛ての伝達情報が含まれていると判定さ
れ、かつ上記第2のi1定手段で上記伝達情報が受信さ
れた旨を報知するべきだと判定された場合に、上記報知
手段によって、上記伝達情報が受信された旨を報知する
ようにしたものである。
したがってこの別の本発明によれば、重要な伝違情報で
あるか否かを情報提供側が主体的に決めることができ、
これにより伝達情報の種類に拘らず重要な伝達情報につ
いてはその受信を無線通信装置で確実に報知することが
できる無線通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係わる選択呼出受信機
の構成を示す回路ブロック図、第2図乃至第4図は同受
信機の制御回路の制御手順および制御内容を示すフロー
チャート、第5図乃至第11図は本発明の第2の実施例
に係わる選択呼出システムを説明するためのもので、第
5図は同システムの構威を示すブロック図、第6図およ
び第7図は第5図に示されるシステムで使用される信号
の構戊を示す図、第8図乃至第11図は選択呼出受信機
のCPUの制御手順および制御内容を示すフローチャー
ト、第12図は選択呼出信号の構成の一例を示す図、第
13図は従来の選択呼出受信機の構成の一例を示す回路
ブロック図である。 1.71・・・アンテナ、2.72・・・無線回路、3
,73・・・復調回路、5・・・個別番号符号メモリ(
ID−ROM)  6・・・スビーカ駆動回路、7・・
・スビーカ、8.79・・・液晶表示器(LCD)9・
・・メッセージメモリ (M−RAM)   10・・
・入力操作部、11・・・サービス情報メモリ(S−R
AM) 、20・・・加入者線、30・・・交換機、4
0,74・・・制御回路、41・・・サービス情報比較
手段、42・・・報知制御手段、50・・・凰地局、5
l・・・無線呼出装置、52・・・符号化装置、53・
・・送信機、54・・・送信アンテナ、55・・トラン
ク、56・・・レジスタ、57・・・電話番号照合装置
、61〜6n・・選択呼出受信機、78・・・LCD駆
動回路、97,98・・・タイマ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基地局から送信された伝達情報を含む信号を受信
    し、復調された信号を出力するための受信手段と、 この受信手段から出力された復調信号中に、自己宛ての
    伝達情報が含まれているか否かを判定するための第1の
    判定手段と、 この第1の判定手段により自己宛ての伝達情報が含まれ
    ていると判定された場合に、この新たに受信された伝達
    情報と過去に受信された伝達情報とを比較し、その変化
    量を検出するための検出手段と、 この検出手段により検出された変化量が所定量以上であ
    るか否かを判定するための第2の判定手段と、 この第2の判定手段により前記変化量が所定量以上と判
    定された場合に、伝達情報が受信された旨を報知するた
    めの報知手段とを具備したことを特徴とする無線通信装
    置。
  2. (2)情報供給装置と、 この情報供給装置に対し通信回線を介して接続された無
    線送信装置と、 この無線送信装置に対し無線チャネルを介して接続され
    る無線通信装置とを備え、 前記情報供給装置は、 伝達情報およびこの伝達情報の報知指示情報をそれぞれ
    入力するための手段と、 この手段により入力された伝達情報および報知指示情報
    を含む信号を前記通信チャネルへ出力するための手段と
    を有し、 前記無線送信装置は、 前記情報供給装置から送られた信号を前記無線チャネル
    へ送信するための手段を有し、 前記無線通信装置は、 前記無線送信装置から送信された信号を受信し、復調さ
    れた信号を出力するための手段と、この受信手段から出
    力された復調信号中に、自己宛ての伝達情報が含まれて
    いるか否かを判定するための第1の判定手段と、 前記受信手段から出力された復調信号に含まれる報知指
    示情報に基づいて、前記伝達情報が受信された旨を報知
    するべきか否かを判定するための第2の判定手段と、 前記第1の判定手段により自己宛ての伝達情報が含まれ
    ていると判定され、かつ前記第2の判定手段により前記
    伝達情報が受信された旨を報知するべきだと判定された
    場合に、前記伝達情報が受信された旨を報知する報知手
    段とを有したことを特徴とする無線通信システム。
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