JPH03163255A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH03163255A
JPH03163255A JP29909389A JP29909389A JPH03163255A JP H03163255 A JPH03163255 A JP H03163255A JP 29909389 A JP29909389 A JP 29909389A JP 29909389 A JP29909389 A JP 29909389A JP H03163255 A JPH03163255 A JP H03163255A
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Setsuo Tokoro
節夫 所
Mitsuru Takada
充 高田
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、複数の変速段間の切換えを自動的に行うよう
に構成した自動変速機の変速制御装置の改良に関する.
【従来の技術】
歯車変速撮楕と複数個の摩擦係合装置とを備え、油圧制
御装置を作動させることによって前記摩擦係舎装置の係
合を選択的に切換え、複数個の変速段のうちのいずれが
達成されるように構成した車両用の有段自動変速機は既
に広く知られている.このような車両用有段自動変速機
は、一般に、運転者によって操作されるシフトレバーと
、車速を検出する車速センサと、エンジン負荷を反映し
ていると考えられるスロットル開度を検出するスロット
ルセンサとを備え、シフトレバーのレンジに応じ、予め
設定された車速及びスロットル開度の変速マップに従っ
て前記摩擦係台装置の係合状態を選択的に切換えるよう
に構戒してある.前記変速マップは、例えば、第22図
に示されるようにして設定されている.現在、車速n1
、スロットル開度θ1のA地点(第4速段)で走行して
いるときに、アクセルペダルが踏込まれてスロットル開
度がθ2になると、マップ上の位置がB地点にまで移動
し、自動変速機は第3速段に変速されることになる(4
→3の破線参照).従来の有段自動変速機の変速は、こ
のような利戒を基本とし、該変速マップにおける変速点
(夕速ラインのマップ上の位置)を走行条件に応じI適
宜移動するようにしていた.この変速マッ1グ変更(あ
るいは補正)に関する開示は従来多数fわれている. 例えば、特開昭62−63251において、C動変速機
の油温を検出し、車速センサからの信月を該油温によっ
て補正し、低油温時は同一スロ゛ントル開度に対して変
速ラインを高速側に移動(11!正)し、逆に高油温時
は低速度側に移動するような技術が開示されている.こ
れにより、エンジンのamがあまり進んでいないような
状況下にお〜゛てはエンジンを比較的高回転状態に維持
させるような変速を行うことができ、wm促進と円滑な
梵行を行うことができる. 又、特公昭48−9729においては、操舵角によって
変速マップを切換える技術が提案されている.これによ
り、操舵角が大きいときはダウンシフトの発生を抑え、
運転者の意図せぬ駆動力の増強が行われないように椙戒
することができる.更に、特開昭62−37549にお
いては、路面傾斜を検出し、該路面傾斜の程度に応じた
変速走行ができるように変速マップを変更・補正する技
術が開示されている. しかしながら、このような従来の変速制御にあっては、
種々の走行条件(上記技術の場合、油温、操舵角、ある
いは路面傾斜)とドライバーの要求とを考慮した最適な
変速段を得るため、その都度スロットル開度と車速とに
よる変速マップを補正しなければならないという問題が
あった.即ち、考慮する走行条件の入力信号に相当する
分だけ最適な変速段を得るための別の変速マップを持つ
か、あるいは該入力信号の補正等によって基本変速マッ
プの内容を補正するかしなければならず、そ.のための
記憶容量の増大、あるいは変更・補正分の制御フローの
増大により装置が複雑化するという問題があったもので
ある, 又、基本概念があくまで車速及びスロットル開度の変速
マップをベースとし、この変速マップから変速段を得る
ものであったため、直接目標の変速段を制御フローに組
込むことができず、多くの補正の結果、得られた変速マ
ップ(=該変速マップによって決定される変速段)が必
ずしも運転者の要望する変速段と合っていないことがあ
るという問題があった. 具体的に言うと、前述したように油温が低いときには自
動変速機の変速点は高ir(p!Iに移動され、エンジ
ンが高回転状態で始めてアップシフトが行われるように
補正される.又、路面傾斜が急なときも動力性能を確保
するために同様な補正が行われる.従って、もし油温が
低く、且つ路面傾斜がきついときは、これらの補正が相
乗され、エンジンがかなり高回転状態とならないと変速
を行わないという状態が発生することになる, 又、例えば前記操舵角が所定値以上のときに不意の駆動
力増強を防止するためにダウンシフトを禁止するという
制御と前記路面傾斜が急なときに駆動力を増強するため
にダウンシフトさせるというfFJIlとが重なった場
合は、どのように対処したらよいかと(1うような問題
も発生する,この種の相互干渉は、走行条件による補正
制御が多種複雑化する程、無視できなくなるが、実現的
には全ての干渉を円滑に解消するのは至難である,近年
、自動変xiにおける変速制御をより高度化するめに種
々の走行条件による変速マップの補正制御を多く取入れ
るようになった.しかしながら、このような補正制御を
多く取入れれば取入れるほど、結果として実際に行われ
る変速制御が運転者の現に要望する変速制御からずれて
しまうという皮肉な結果をもたらすことも見出されるよ
うになって来たのである.
【発明が解決しようとする課rl1】 このような問題に鑑み,出願人は従来の変速段の決定の
方法を抜本的に改め、目標とする運転状態(運転者が直
接感じとる走行フィーリング、例えば駆動力あるいは加
速感を)をパラメータとし、いかに多くの走行条件を考
慮したとしても、これらが総合的にバランス良く考慮さ
れ、現時点における最適な変速段を簡単なフローで達成
することのできる新規な有段自動変速機の変速制御方法
を提供した(特願昭63−121230:未公知).こ
の出願には、知識光学を応用し、ドライバーの要求・意
思《変速段の決定)を直接「制御ルール」として表現す
る技術が開示されており、更にその中で、制御ルールを
複数のサブルール《走行特性条件〉から構成し、制御ル
ールの満足《成立)の度合の判定を、該制御ルールを構
成するサブルールの成立の度合の判定から予め定められ
た論理式に従って論理演算することによって行う技術が
開示されている.これにより、そのときの走行条件をど
れほど多く考慮したとしても、それらを非常にバランス
良く考慮した上で最適な変速段を決定することができる
ようになっている.しかしながら、この制御方法によれ
ば、例えば各変速段の「制御ルール』の満足の度合が等
しかった場合、そのうちのいずれをとるかについては各
変速段の満足の度合をグラフ化したときの重心を求める
方法が開示されている程度に過ぎなかつた. 本発明は、このような点に鑑みて更に改良を加えたもの
であり、各変速段の制御ルールの満足の度合の最大値が
、全部又は一部の変速段で同じ場合(零を含む)、ある
いはほとんど同じ場合に、これに適切に対処し、より簡
易な方法でより最適な変速段を得ることのできる自動変
速機の変速制御装置を提供することを目的とする.
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の変速段間の切換えを自動的に行うよう
に構成した自動変速機の変速制御装置において、変速後
の各変速段毎に予め設定した制御ルールの満足の度合を
ファジー推論によって求め、該制御ルールの満足する度
合の高い変速段を目標変速段とすることを基本とすると
共に、各変速段の制御ルールの満足の度合の最大値が、
全部又は一部の変速段で同一又は略同一となった場合に
は、現変速段により近い変速段を最終的な目橿変速段と
することにより、上記目的を達成したものである.
【作用】
最適な変速段を決定するのは、基本的にはドライバーの
意思であり、自動変速制御は、ドライバーの意思を推論
して自動的に変速段を決定する作業であると言える. 従来の方法、即ち車速及びスロットル開度の二次元の変
速マップを用いた方法、あるいは走行条件によりこれを
補正する方法は、あくまでドライバーの意思を間接的に
推論するものであった.即ち、変速マップの中にドライ
バーの意思が間接的に表現されていると捉え、あくまで
この変速マップを基本として変速が行われたのである.
即ち、第22図を用いて既に説明したように、例えばス
ロットル開度が01から02に増強され、車速が01で
あった場合に第4速段から第3速段へのダウンシフトが
行われるが、これはドライバーから直接4→3のダウン
シフトが要求されているわけではなく、そのときの走行
条件での種々の要素が考慮された結果選択された変速マ
ップによれば、4→3のダウンシフトを行えば最もドラ
イバーの要求に合致していると判断するわけである.ド
ライバーの意思を判断・推論する条件が少なければ、例
えば車速及びスロットル開度だけならば、この2つの条
件によって決定される変速マップにより該ドライバーの
意思をある程度推論できるが、定行条件による補正・変
更によって該変速マップ自体が不確定に変更されるよう
になってくると、この方法により種々の走行条件とドラ
イバーの要求との関係をマッチングさせるのは極めて困
難になる. これは、ベースとなる変速マップが、元々、ドライバー
の意思を「間接的』にしか表現していないためである. 本発明では、前述したように知識工学( K nowl
ege E ngineering :人間の行う知的
な情報処理をコンピュータ上で実現しようとする人工知
能研究の一分野)を応用し、ドライバーの要求・意思(
変速段の決定)を直接「制御ルール』として表現する.
制御ルールは例えば複数のサブルール(走行特性条件)
から構成される.制御ルールの満足の度合の判断は、該
制御ルールを構成する複数のサブルールの満足の度合の
状態を予め定められた論理式に従って論理演算すること
によって行われる.変速段は制御ルールの満足の度合に
従って決定される.その結果、ドライバーの要求・意思
はあくまで直接的に新たな変速段の要求として反映され
るようになり、且つ、多くの走行条件による補正は例え
ばサブルールの設定の仕方やその論理演算の設定の仕方
によって個々の優劣が考慮され、全体としてそのときに
採用されるべき最も適した変速段が直接的に決定される
ことになる.なお、本発明においては各変速段での制御
ルールの満足の度合を、具体的にどのようにファジー演
算して求めるかについてはこれを限定するものではない
. ところで、このようにして各変速段の満足の度合を求め
た場合に、基本的には満足の度合が最大である変速段が
目標変速段とされるのであるが、各変速段の満足の度合
の最大値が、全部又は一部の変速段で同一(零を含む)
になったときは、現変速段により近い変速段(現変速段
を含む)が最終的な目標変速段とされる.又、完全同一
でなくても全部又は一部の変速段でその満足の度合が略
同一であったときでも、その中で現変速段により近い変
遠段(現変速段を含む)が最終的な目標変速段とされる
. その結果、十分な満足度を維持した上で、ギヤ比間隔の
大きな変速が実行されるのを防止できるようになり(場
合によっては変速自体を回避することができるようにな
り)、変速ショックを低減できると共に、ビジーシフト
(頻繁なシフト)を防止できるようになる.
【実施例】
以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する
. 第1図〜第3図に本発明の実施例のシステム構戒図の概
略を示す.主となる制御対象は自動変速8!i内の(複
数の)変速制御弁202(第3図〉である.変速制御弁
202とは、複数の摩擦係台装置203の特定の組合わ
せに対して選択的に油圧を供給し、特定の変速段を達成
するための切換え弁のことである.この変速制御弁20
2は、従来、マイクロコンピュータ4によってオンーオ
フが制御される電磁弁(図示せず)によって切換え制御
されるようになっていた.この変速制御弁202の切換
えにより、所定の摩擦係合装W203に選択的に係合油
圧が供給され、意図する変速段が達成される. 本発明においては、変速段が決定された後に該決定され
た変速段を達成するための具体的な#l戒については、
従来のものをそのまま用いることができる. 自動変速機の変速段3!戒のメカメズムとしては、遊星
歯車装置と摩擦係合要素とを組合わせたタイプやマニュ
アルトランスミッションの変速機構を自動的に行わせる
ようにしたもの等があるが、本発明の適用に関しては、
自動変速機の変速段達戒のメカニズムのタイプについて
は特に限定されることはなく、従来採用されている多く
の自動変速機のメカニズムに適用できる. クラッチ2(第1図)は、自動変速Illとエンジン3
との動力伝達を断続するものである.このクラッチ2は
、例えば電磁粉体クラッチのように、電気的に制御可能
なものであれば、変速段の決定と共に総合的に制御する
こともできるが、本発明においてはクラッチ2の制御は
不可欠な要素と言うわけではない.特にクラッチ2が例
えば流体クラッチ、あるいはトルクコンバータ(図の例
)のようなものであった場合は、本発明の制御対象から
は当然外されることになる.但し、該流体クラッチ、あ
るいはトルクコンバータ2にロックアップクラッチ2A
が付設されているときは、該ロックアップクラッチ2人
の係合については本発明により、変速段の制御と共に総
合的に制御するようにすると良好である《後述). エンジン3についても、変速段等との関係において本発
明に付随して総合的に制御するシステムも考えられるが
、エンジン3との一体制御は本発明に不可欠な要素では
ない. 又、第1図には図示していないが、サスペンシヨン制御
、4輪操舵制御、4輪駆動制御、トラクション制御、あ
るいはブレーキ制御等を本発明と組合わせるのは当然可
能である. 第2図はこの実施例のマイクロコンピュータ4の入出力
信号の例を示している.図示されていない他の信号の例
としては、舵角、路面傾斜、車重、タイヤ回転数、車軸
駆動トルク、車両加速度、タイヤ空気圧、路面摩擦係数
等があるが、いずれも本発明に不可欠な信号ではない. 本発明の趣旨は、与えられたシステムの中で、いかに良
好に変速段を選択・制御するかを呈示する点にあるため
、上述のような公知の信号を種々組合わせて利用するこ
とは全く差支えない.第3図は変速段及びトルクコンバ
ータ2のロックアップクラッチ2Aを制御する場合のブ
ロック図を示す. ブロック200は、車速、アクセル開度等の信号により
、変速段及びロックアップクラッチ2人の制御信号を出
力する部分(マイクロコンピュータ4の一部)を示して
いる.このブロック200は、従来の方法では、変速マ
ップに基づいて変速段を決定計算していたが、本発明で
はこれから述べるよう制御ルールに基づいたファジー論
理演算でこの作業を行うようにしている. ブロック202はトルクコンバータ2内のロックアップ
クラッチ2Aの制御弁を示している.ブロック204は
、変速制御弁を示している.この制御弁202及び20
4(或いはこれらを制御する電磁弁)は、従来用いられ
ているものと同一である. なお、ブロック200においては、入力信号として車速
、アクセル開度のみが示されているが、前述したような
種々の入力信号が実際には入力されている. 第4図では、第3図のシステムの発展例を示している. この第4図では、変速段、ロックアップクラッチ2Aの
制御の他に、エンジンスロットル(エンジン出力)を制
御するようにしている.一般に、エンジンの出力は、ア
クセルペダルにリンクしてエンジンのスロットルバルブ
の開度が変えられることにより制御されるようになって
いる.しかしながら、ドライバーがどういう要求をして
いるかを直接エンジン及び自動変速機の制御に反映させ
るには、アクセルペダルにリンクしてスロットル開度を
オープン制御するだけでは不充分である.即ち、ドライ
バーはアセルペダルを踏む場合、より加速することを望
んでいると考えられるが、その代表的な物理量は駆動ト
ルクであると考えられる.従って、アクセルの踏み方か
ら目標駆動トルクを確定し、この目標駆動トルクとなる
ようにエンジンのスロットルバルブの開度を(アクセル
ペダルとは独立した)スロットルアクチュエー夕によっ
て制御するのが最も効果的である.第4図のブロック図
は、これを具現化するシステムのブロック図を示してい
るものである.第4図において、ブロック300は車速
V及びアクセル開度θaCCから目標車両駆動トルクT
口゜をマツプ又は演算によって求める.このマップの例
としては、例えば第6図に示されるようなものが採用で
きる. ブロック302では、求められた目標車両駆動トルクT
o゜と、車速V等の信号により、変速段及びロックアッ
プクラッチの制御信号を出力する.この実施例では種々
の条件に対応した制御ルールの論理演算によりこの変速
段を選択するようにしている.この具体的な選択方法に
ついては後に詳述する.なお、このブロック302にお
いて、車速V、目標車両駆動トルクTO゜の他に前述し
たような種々の入力信号を用いてもよいことは言うまで
もない. ブロック304では、目原車両駆動トルクTO゜を出力
するための目標スロットル開度θ゜を該目標車両駆動ト
ルクTO 、エンジン回転速度Ne、当該変速段のギヤ
比ρ、及びロックアップクラッチの係合信号等により求
める.即ち、目標車両駆動ドルクTo゜をギャ比ρで割
るとエンジントルクTeを求めることができる(ロック
アップクラッチが係合している場合).あるエンジン回
転速度Neで、あるエンジントルクを出力できるスロッ
トル開度(目標スロットル開度θ゜)はエンジンの出力
特性から事前に求めておくことができる.従って目標車
両駆動トルクT口゜から目標スロットル開度θ0が求め
られる.なお、ロックアップクラッチ2Aが係合してい
ないときは、該ロックアップクラッチ2Aのスリップ率
が考慮される. 合算点306においては、目原スロットル開度θ0と実
際のスロットル開度θとの偏差が演算される. ブロック308では、この偏差に基づいてスロットルア
クチュエータが制御される. このようなシステムを採用することにより、ドライバー
の意思を目原車両駆動トルクTO゜の形で具現すること
ができ、且つ、この目標車両駆動トルクTO゜を達成す
べく、アクセルペダルとは独立したスロットルアクチュ
エー夕によりエンジン3が積極的に制御されることにな
る.なお、前述したように、本発明においては、基本的
には前記第3図で説明したシステムで充分であり、この
エンジン出力をスロットルアクチュエー夕によってフィ
ードバック制御する梢戒は必ずしも必要ではない. 又、ブロック300の目標車両駆動トルクTロ0の計算
においても、前述第3図のブロック200と同様に、車
速、アクセル開度の他に種々の入力信号を用いたり、あ
るいは入力信号を変換したもの、例えばアクセル変化速
度、車速の微分値等を用いるようにしてもよいのは言う
までもない.第5図に、前記ブロック200又は300
において、変速段を決定するために゛制御ルールの戒立
度台を判定するときの手順を示す. 第5図において、Nは現在の変速段を示し、ΔNはこの
変速段Nからの変化段数を示し、Nshは目標変速段を
それぞれ示している.例えば4速の自動変速機の場合、
Nとしては1、2、3、4がある.第2速段から第3速
段ヘアツプシフトする場合のNは2、ΔNは1、又、第
4速段から第2速段ヘダウンシフトする場合のNは4、
ΔNは一2である. 以下、各ステップ毎に順に説明する. ステップ600: 変速できる変化段数ΔNの最少値ΔNstnと最大値Δ
N llaXを計算する. ステップ602: ΔNをΔNIIinにセット. ステップ604: 変化段数がΔNのとき(即ち目標の変速段NshがN+
ΔNのとき)の制御ルールを満している「度合」γ《Δ
N)を計算する.この場合、O≦γ(ΔN〉≦1であり
、全く満していなければ、γ(ΔN)=0、完全に満し
ていればγ(ΔN)=1、とされ、その他はその満して
いる「度合」に応じてO〈γ(ΔN)く1の特定の値が
求められる. なお具体的な制御ルールの例は後に詳述する.ステップ
606: 変化Fi数ΔNがΔN llaXに達していればステッ
プ610へ進む.達していなければステップ608へ進
む, ステップ608: 変化段数ΔNを+1アップさせてステップ604を繰返
す. ステップ610: 可能な変化段数ΔNの全てについて制御ルールを満して
いる「度合」を比較し、最も大きい「度合」を示す変化
段数ΔNに対応する変速段を目標変速aNshとして選
択する.その際、複数の変速段で制御ルールを満たして
いる「度合』が同一又はほぼ同一となったときには、現
変速段Nにより近い変速段が目標変速段Mailとされ
る.これを第7図を用いてより詳細に説明する.ステッ
プ610A: 「度合」γ(ΔN)の最大値γIlaXとそのときのΔ
N=JllaX,及びカウンタぶ《ΔNmtn≦ぶ≦Δ
Niax)を初期化する.711aX , JlaXは
、ぶ=0、即−ち、変速段を維持するときを初期値とし
て与える.これにより、・・・γ(−1)、γ《O)、
γ《1》、・・・が全て零であったり、あるいは同じ値
であるときは、現変速段の維持、即ち変速なしの出力が
出される. ステップ610B: ぶとΔNminの値が比較される.当初はステップ61
0Aにおいて1=0に初期化されているため、具体的に
は最初は零とΔNIIinとが比較されることになる, ステップ610C. 今、ΔNninが零よりも小さい《現変速段より低速段
がある)と判定されたときには、ステップ610Cでぶ
=1−1とされる.即ち、ぶ=−1と置かれる. ステップ610D: rlaX+Δγとγ(フ)とが比較される.ここで、Δ
γは、比較するときの余裕度で、Δγ≧Oの小さい値と
されている.これは、Δγより大きい差がでない場合に
は、γ+iaxを更新させないためのものである. 今、ステップ610Dで、rnax+Δγ≧γ(1)で
あったときには、γ+taXを更新することなくステッ
プ610Bに戻って再びぶとΔNiinの大小が比較さ
れる. ステップ6 1 0E : このようにして、γ+taX+Δγが、γ<i>より小
さくなったと判断された場合は、ステップ610Bに進
んで7max =7 (J ) 、J!Wax =Jl
と更新され、再びステップ610Bに戻る.ステップ6
10F: ステップ610F以降は、現変速段より高速段側へのシ
フトを検討している.まず、ステップ610Fにおいて
1が零にリセットされる.ステップ610G: 1とΔN IlaXの大小が比較される.ぶはステップ
610Fにおいて零にリセットされているため、現変速
段より高速段が存在する場合にはぶくΔN旧×と判定さ
れ、ステップ610Hに進む.ステップ610H: ぶがぶ+1に更新される. ステップ610I : γ旧×に余裕度Δγを足した値とγ(フ)との大小が比
較される.ここでのγIIa×は、ステップ610Eに
おいてγnaxがγ(フ)に更新されているときにはそ
の値、ステップ610Bにおいて更新されていない場合
にはステップ610Aで初期化されたγ(0)である.
この結果、γmax +Δγがγ《フ〉より大きかった
場合にはγWaXは更新されずステップ610Gに戻り
、小さかった場合にはステップ610Jに進む. ステップ610J: γWaXがγ(J2)に更新され、47 waxが1に
更新され、ステップ610Gに戻る. やがて、ステップ610Gにおいてぶ≦ΔNnaXが成
立すると、ステップ610Kに進む.ステップ610K
: iがぶ−aXと置かれる. この結果、現変速段よりiだけ変速段をシフトさせれば
良いことになる.即ち、ここから第5図の制御フローの
ステップ612に進み、目標変速段NShが選択される
. ステップ612(第5図): 目標の変速段NShをN+iとしてセットする.以上の
フローの結果、今N《現変速段)が例えば3(第3速段
)であったときに、制御ルールを満す度合が第8図(A
)、あるいは(B)のように全て同じになったり零にな
ったりした場合には、現変速段(第3速段)が維持され
ることになる(i =Oが選択される). 又、第8図(C)に示されるように、全てΔγより小さ
い範囲で略同一となった場合も現変速段(第3速段)が
維持される. 又、第8図(D>に示されるように、現変速段が第3速
段であり、γ(−2)=0.9、γ(−1)=0.9、
γ(0)=0.5、γ(1)=0.3のようになった場
合には、より現変速段に近いγ(−1)が選択され、第
2速段にシフトされることになる.Δγの導入により、
複数の変速段で僅かな差(Δγより小さい差)しかなか
った場合には、シフト変化の小さいほうが選択されるた
め、第8図(E)、(F)に示されるような場合には、
現変速段により近い第3速段、あるいは第2速段が選択
されることになる. 次に、前記ステップ604における制御ルールの例を示
す. (11)ΔN=O (現変速段維持)のときの満すべき
制御ルール. サブルールAx= 〔目椋車両駆動トルクTo゜を出力できる〕このサブル
ールA×は、前述の(1)のサブルーノレAに相当して
いるものである.このサブルールAを満す度合γ^は、
目標回転速度To゛の関数f^(To’ )(このよう
に「度合い」を表わす関数をメンバーシップ間数という
)として第9図のように定められる. サブルールBx= 〔エンジン回転速度Neが目標回転速度Ne”に近い〕 このサブルールBxは前述の(1)サブルールBに相当
しているものである.このサプルールBXを満す度合γ
Bは、目標エンジン回転速度Ne9の関数fB (Ne
 ’ )として、第10図のように決定されている. なお、目標エンジン回転速度Ne”は、この実施例では
目椋馬力(目標車両駆動トルク’rD’ X車速Vに比
例}をパラメータとして求めるようにしている.その例
を第11図に示す.ここでは、与えられた目標馬力PS
0に対して、燃費率、エンジンの安定状態、ノツキング
等を考慮してこれらを最適に満すNe”をマップ化して
いる.サブルールCx: 〔エンジン回転速度Neが許容範囲内にある〕このサプ
ルールCxは、前述の(1)のサブルールCに相当して
いるものである.このサブルールC×を満す度合γCは
、エンジン回転速度Neの関数fc(Ne )として第
12図に示されるように定められる. 変化段数ΔNがOのときの制御ルールにおけるサブルー
ルは以上のように決定されており、総合的に満すべき制
御ルールはR=Ax and Bx andCxで表わ
される. あいまい工学によれば、rand」は代数積《通常の掛
算)と定義されたりミニマム演算と定義されたりするが
、今、このrand」を代数積と定義した場合、変化段
数N=Oのときのi#I御ルールを総合的に満す度合γ
(ΔN=O)は次式のように表わされる. γ(ΔN=O)=γ^×γ日XγCゝゝ1゜3101+
( x i )(12)ΔN=+1のときの満すべき制
御ルール.サブルールAx= 〔目標車両駆動トルクTO0を出力できる〕このサブル
ールAXは(1l)のサブルールAXと同様である. サブルールB’x: 〔エンジン回転速度Neが目標回転速度Ne”に近い〕 このサブルールB’Xは、前述の(11〉のサブルール
Bxと同様であり、ダッシュを付けた趣旨は前述の実腫
例においてサプルールBとサブルールB′とを説明した
趣旨と同一である.サブルールCx: 〔エンジン回転速度Neが許容範囲内にある〕このサブ
ルールCXは《11)のサブルールCXと同様である. サプルールDx: 〔アクセルが定常〕 このサブルールDxは前述の(2)のサブルールDと同
様である.このときのサブルールDXを満す度合γ0は
、アクセル踏み込み速度dθaCC/dtの関数fo 
( dθaCC /dt)として第13図に示されるよ
うに決定されている. サプルールEx: 〔前回シフト時からの時間経過が長い〕このサブルール
Exの趣旨は前述の(2)のサブルールEに相当してい
る,このサブルールExの満す度合γεは、経過時間T
bSの関数fE(Tbs)として第14図に示されるよ
うに決定されている. サプルールFx: 〔アクセルを戻す〕 このサブルールFxの趣旨は、前述の(2)におけるサ
ブルールFと同一である.このサブルールFxを満す度
合γFは、アクセル踏み込み速度dθacc/dtの間
数fF(  doacc /dj)として第13図に示
されるように決定されている.サブルールG×: 〔カーブでない〕 このサブルールGxの趣旨は、前述の(2)におけるサ
ブルールGと同一である.このサブルールGxを満す度
合γ0は、操舵角θSの間数fO(θS)として第15
図に示されるように決定されている. 変化段数ΔNが+1のときの制御ルールRはAx an
d B’ x and C and( (Dx and
 Ex )or(Fx and GX ) )と表わす
ことができる.ここで、「あいまい工学」の「0『(論
理和)」をマキシマム演算と定義した場合、変化段数Δ
Nが+1のときの制御ルールを総合的に満す度合γ(Δ
N=+1)は次式のように表すことができる.γ(ΔN
=+1> =γ^×γ日′×γ(,x(nax(γD×γE、γF
×γo)l       ・・・・・・・・・(xii
)(13)ΔN=+2、+3、・・・のときの満すべき
制御ルール. サブルールAx: 〔目標車両駆動トルクTo゜を出力できる〕このサブル
ールAXは(11)のサブルールAX  (11)のサ
ブルールAxと同様である.サブルールB′x: 〔エンジン回転速度Neが目標回転速度Ne’に近い〕 このサブルールB’x  (12)のサブルールB′X
と同様である. サブルールC×; 〔エンジン回転速度Neが許容範囲内にある〕このサブ
ルールCxは(11)のサブルールC×と同様である. サブルールFx= 〔アクセルを戻す〕 このサブルールはFxは(12)のサブルールF×と同
様である. サブルールGx: 〔カーブでない〕 このサブルールGXは(12)のサブルールG×と同様
である. このようなサブルールから成るΔNが+2、+3、・・
・のときの制御ルールRは、Ax and B’ x 
and CX and Fx and Gxとして表わ
され、rand」を代数積と定義すると、変化段数ΔN
が+2、+3、・・・のときの制御ルールを総合的に満
す度合γ(ΔN=+2、+3、・・・)は次式のように
なる. γ(ΔN=+2、+3、・・・) =γ^Xγ日′XγC×γF×γG・・・・・・( x
 iii )(l4)ΔN=−1、−2、・・・のとき
の満すべき制御ルール. サブルールAx: 〔目標車両駆動トルクto”を出力できる〕このサブル
ールAXは(11)のサブルールAXと同様である. サブルールB’x: 〔エンジン回転速度Neが目標回転速度Ne’に近い〕 このサブルールB′xは(12〉のサブルールB”Xと
同様である. サブルールC×= 〔エンジン回転速度Neが許容範囲内にある〕このサブ
ルールC×は(11)のサブルールCXと同様である. サブルールDx: 〔アクセルが定常〕 このサブルールDxは(12)のサブルールD×と同様
である. サブルールHx= 〔アクセルを踏み込む〕 このサブルールH×は前述の(2)におけるサブルール
Hと同様である.このサプルールHXを満す度合γHは
、アクセル踏み込み速度dθaCC/dt<7)関数f
H( dθaCC /dt)として第13図のように決
められている. 変化段数ΔNが−1、−2、・・・のときの制御ルール
RはAx and B ’ x and Cx and
  ( DxorHx)として表わされ、この制御ルー
ルを総台的に満す度合γ(ΔN=−1、−2、・・・)
は次式のように表わされる. γ(ΔN=−1、−2、・・・) =r^×re’  XycX  (wax  (γo,
7H)1・・・・・・・・・( x iv ) なお、この(11)〜(14)の制御ルールにあっては
、rand」を代数積、「O『」をマキシマム演算と定
義していたが、「あいまい工学」における他の定義を用
いてもよい.例えばrand」をミニマム演算と定義す
るよにしてもよい.以上、変速段のllFIfJlにつ
いて本発明を適用した制御について述べてきたが、ロッ
クアップクラッチ2人の係合制御についても本発明の概
念を適用することは可能である.その一例を第17図に
示す. ステップ700: ロックアップクラッチ2人を係合させた場合の制御ルー
ルを満している度合rx  (ロックアツプオン)を計
算する(1&述). ステップ702: ロックアップクラッチ2人を解放させたときの制御ルー
ルを満しているときの度合γ× (ロツクアツプオフ〉
を計算する(後述). ステップ704〜710: γX (ロックアツプオン)〉γX (ロツクアツプオ
フ)であれば、ステップ706でロックアップクラッチ
2人を係合させ、逆ならばステップ708でロックアッ
プクラッチ2人を解放する.又γ×(ロックアツプオン
)=γ×(ロツクアツプオフ》ならば、現状のロックア
ップ状態が雌持される.この場合前述のフローのように
Δγなる余裕度を設けるようにしてもよい.Δフ・はロ
ツクアップ制御に関してヒステリシスのような機能を果
すことになる. 以下に、ステップ700,702の制御ルールの例を示
す. くステップ700(ロツクアップクラッチ2Aを係合さ
せるとき〉の制御ルール〉 サブルールI×: 〔エンジンが安定領域にある〕 このサブルール■xは前述の実施例におけるサブルール
Iと同一である.このサブルールIxを満す度合γ1は
、ロックアップクラッチ2Aを係合させた後の推定エン
ジン回転速度Neの問数ft(Ne)として第18図に
示されるように決定されている. サブルール■x: 〔アクセルを踏み込む〕 このサブルール[Xは前記(14)のサプルールHXと
同様である. サブルールl[x : [アクセルを戻す] このサブルールi[xは、(12)のサプルールFxと
同様である. サプルール■x: [捩り振動が生じにくい] このサブルールfqxの趣旨は前記実施例におけるサブ
ルール■と同様である.具体的には、シフト位置が3速
又は4速であればサブルール■xを満す度合γ4が1に
設定され、そうでなければγ4はOに設定される. サプルールvx: [シフトレバーの位置がドライブレンジ]このサブルー
ルVXの趣旨は、前述のサブルールVと同一である.こ
の場合、ドライブレンジであればサブルールVを満す度
合γ5は1に設定され、そうでなければγ5は0設定さ
れる.サブルール■x: [アクセルが定常] この条件は、(12)のサブルールD×と同様である. ロックアップクラッチ2人を係合させるときの制御ルー
ルにおけるサブルールは以上のような構成とされ、該制
御ルールRは次式のように表わされる. R=工x and  [ ( (I[x orlIc 
)and 7vx }or Vlx ] and Vx ロックアップクラッチ2人を係合させるときの制御ルー
ルを満す度合は γ× (ロックアツプオン) =γ1 ×旧× {旧× (γ3、γ2 〉 ×γ4、
γ6 } ×γ5 となる. くロツクアップクラッチ2Aを解放するときの制御ルー
ル〉 サブルールエ’x: エンジンが不安定領域にある.このサブルールI’xは
前記サブルールエxの反対の意義を有するもので、この
サブルールI′xを満す度合γ1′はエンジン回転速度
Neの関数f+’(Ne)として第18図のように決定
される.なお、第18図で間値C20は、前述した実施
例と同様にスロットル間度等の関数として設定すればよ
い.サブルール■x: 〔アクセルを踏み込む〕 このサブルール■×は前述のサブルール■×と同様であ
る. サブルール■×: 〔アクセルを戻す〕 このサブルールlaxは前記サブルールmxと同様であ
る. サブルールTV’X: [捩り振動が生じ易い] このサブルールTV’xは、前述のサプルール■×の反
対の意義を有するもので、シフト位置が1速又は2速で
あったときには、サブルール■′を溝す度合γ4′は1
に設定され、そうでなければγ4′はOに設定される. サブルールV’X: [シフトレバーの位置がドライブレンジでない]このサ
ブルールV’xは、前述のサプルールVXの反対の意義
を有するもので、もしドライブレンジでなかった場合は
サプルール1/’xを満す度合γ5′は1に設定され、
そうでなければγ5は0に設定される. ロックアップクラッチが開放させるときのサブルールは
以上のような構戒とされ、制御ルールRは次式のように
なる. R=4’ x or( (f[[x orix ) a
nd IV’ x )orV”x ?ックアップクラッチ2人を解放させるときの制御ルー
ルを満す度合γX (ロツクアツプオフ)は次のように
なる. γX (ロックアツプオフ) =Ila×{γ1、Ilax(γ2、rs ) X7”
*γ5′} 以上の説明では、入力信号(Ne 、θS等)あるいは
目標値(Ne ” 、T■’等)については、特定の正
確な値として扱ったが、論理式がもともとあいまいであ
るから、必ずしも正確である必要はない、極端な場合、
あいまいな値のままでもよい.即ち、あいまい工学を応
用しているため特に問題が生じないのである.例えば、
目標車両駆動トルクTo゜が「大きい」 「中位」 「
小さい」・・、舵角θSが「およそ5゜」というように
してもよい(第20図及び第21図参照).従って、検
出センサはそれほど高性能のものが要求されず、又計算
式もラフであってよいためシステムによっては低コスト
化も可能である.なお、上述の実施例におけるメンバシ
ツプ関数はO〜1の間で連続的な値を取るように設定し
ていたが、このメンバシツプ関数は当然に不連続であっ
てもかまわない,例えば、サブルールを満すかどうかが
明確に分けられる場合はOか1だけを値として取るよう
にしてもよい.例として、サブルールexの場合につい
て2値化された様子を第21図に示す.このように、あ
いまい工学を応用した論理演算基本としながら、その中
で1又は0に2値化されたサブルールを組入れるのは全
く自由である. このように本発明においては、各変速段で満すべき制御
ルールが現実にどの程度満されているかについてファジ
ー推論を行う際に、具体的にどのように行うかについて
はこれを限定するものではない.
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば考慮すべき走行条件
が多くなってもこれらをバランスよく考慮すことができ
、且つ、変速比差の大きな変速や、しなくともよい変速
(ロツクアップクラッチの係合状態の変更を含む〉が実
行されたりするのを極力防止して変速ショックを低減す
ることができるようになるという優れた効果が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例が採用された車両用エンジン
及び自動変速機の全体概略図、第2図は、マイクロコン
ピュータの入出力関係を示すブロック図、 第3図は制御系の概略ブロック図、 第4図は、制御系の他の例を示す概略ブロック図、 第5図は、制御系において実行される制御フローを示す
流れ図、 第6図は、アクセル開度と目標車両駆動トルクとの関係
を示す線図、 第7図は、第5図のステップ610の更に詳細なフロー
を示す流れ図、 第8図は、上記第5図の制御フローによって得られたγ
(ΔN)の例を示す線図、 第9図は、目標車両駆動トルクを出力できる度台を示す
メンバシツプ関数を表した線図、第10図1よ、目標エ
ンジン回転速度Ne’を満足する度合を示すメンバシッ
プ関数を表わした線図、 第11図は、目標車両馬力から目標エンジン回転速度N
e’を求める際のマップの例を示す線図、第12図は、
エンジン回転速度Neが許容範囲にある度合を示すメン
バシツプ間数を表わした線図、 第13図は、アクセル踏み込み速度に関するメンバシツ
プ関数を表わした線図、 第14図は、前回シフト時からの経過時間を満足する度
合を示すメンバシツプ関数を表わした線図、 第15図は、カーブでない度合を示すメンバシツプ間数
を表わした線図、 第16図は、各変化段数における満足の度合が求められ
たときに、それぞれの度合の中心に最も近い変速段を選
択する方法を説明するための線図、第17図は、ロック
アップクラッチの係合、解放をあいまい工学を応用した
論理計算によって決定する手順を示す流れ図、 第18図は、エンジン回転速度が安定領域にあるかにつ
いての度合を示したメンバシツプ関数を表わした線図、 第19図は、サブルールの閾値の要素となる目椋車両駆
動トルクを出力できるかの度合をあいまいに決定した例
を示す線図、 第20図は、同じく操舵角を満足する度合をあいまいに
決定した例を示す線図、 第21図は、エンジンが許容範囲内にあるか否かの度合
を2値的に決定した例を示す線図、第22図は、従来の
変速段の決定方法を説明するための変速マップを示すR
図である.1・・・自動変速機、 2・・・クラッチ、 2人・・・ロックアップクラッチ、 3・・・エンジン、 N・・・現変速段、 ΔN・・・変化段数、 Nsh・・・目標変速段、 γ《ΔN〉・・・ΔNのときの制御ルール(あいまい論
理).

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の変速段間の切換えを自動的に行うように構
    成した自動変速機の変速制御装置において、変速後の各
    変速段毎に予め設定した制御ルールの満足の度合をフア
    ジー推論によつて求め、該制御ルールの満足する度合の
    高い変速段を目標変速段とすることを基本とすると共に
    、 各変速段の制御ルールの満足の度合の最大値が、全部又
    は一部の変速段で同一又は略同一となつた場合には、現
    変速段により近い変速段を最終的な目標変速段とするよ
    うに構成したことを特徴とする自動変速機の変速制御装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05263903A (ja) * 1992-03-19 1993-10-12 Mitsubishi Motors Corp 車両用自動変速機の変速制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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