JPH03163127A - 内部離型剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、内部離型剤組成物に係るものである．ポリウ
レタン樹脂成形品は、その物理的性状に応じて、座席の
クッション、自動車用部品、電子・電気機器用部品など
に利用されており、近年、自動車部分として、内装材、
外装材への応用が進んでいる． 発泡した中心部分と、非発泡のあるいは微細な気泡を有
する表皮部分とを持つポリウレタン樹脂成形品が、自動
車のバンパー　アームレスト、ハンドルなどに用いられ
ている．

【従来の技術】

ポリウレタン樹脂成形品は、ポリイソシアネート、イソ
シアネート基と反応性の水素原子を少なくとも２個含有
する化合物（以下、活性水素含有化合物という．）およ
び触媒などの添加剤からなる反応性混合物を密閉できる
型に導入する方法（以下、反応射出成形法という．）に
よって製造されている．反応射出成形法については、特
開昭５１−１１９７９６号公報、特開昭５２−１４２７
９７号公報、特公昭５５−２７０９８号公報などに記載
されている。 ボリイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリ（フェニルイソシアネート）、これらのポリ
イソシアネートを化学的に変性したもの、さらにこれら
のポリイソシアネートとボリオールなどとの反応物、ま
たはこれらのポリイソシアネートの混合物が用いられて
いる。 活性水素含有化合物としては、分子量が８００ないし１
２，０００のポリエーテルポリオール、ポリマーポリオ
ールまたはポリエステルボリオールなどと、分子量が６
２ないし５００のジオール、トリオール、さらに多官能
性のポリオールあるいはジアミン、さらに多官能性のポ
リアミンなどとの混合物が用いられている。 触媒としては、第３級アミンや有機金属化合物が用いら
れている。 その他の添加剤としては、発泡剤、整泡剤、変色防止剤
、着色剤などが用いられている。 ボリイソシアネート、活性水素含有化合物および触媒な
どの添加剤からなる反応性混合物は、型内で反応・硬化
して、成形品として取り出される。 型は、反応温度を制御するため、熱伝導性の高い素材で
作られ、一般に金属製の型が用いられている。 〔発明が解決しようとする課ｒａ］ 通常、ポリウレタン！Ｍ脂成形品が金型表面に固着する
のを防ぐため、金型表面にワックス、金属石鹸、油など
の雌型剤を塗布する方法がとられている。 一方、離型性を有する化合物をポリウレタン樹脂成形品
の原料に添加する方法も開発されている。 金型表面に塗布する離型剤を外部離型剤と呼び、ポリウ
レタン樹脂成形品の原料に添加する離型剤を内部離型剤
と呼んでいる。 内部離型剤としてシリコン化合物や高級脂肪酸エステル
などを単独で用いたり、カルボン酸金属塩と溶解補助剤
とを併用する方法が知られている。 特開昭５８−１５５９３号公報には、ステアリン酸亜鉛
とエポキシ化された植物油との組み合わせが、特表昭６
０−５００４１８号公報には、有機金属塩と反応性アミ
ノ化合物との組み合わせが記載されている。 外部離型剤は、成形を行うたびに新たに離型剤を塗布し
、さらに、一定の回数ごとに金型表面に残留する古い離
型剤を取り除かなければならない。 一方、内部離型剤として種々の化合物が提案されている
が、必ずしも有効とは言えない。 特開昭５８−１５５９３号公報に記載のステアリン酸亜
鉛は、離型性において優れているが、ポリウレタン樹脂
成形品の原料との相溶性が悪く、沈澱が生成しやすい。 高級脂肪酸金属塩の溶解性を改良し、貯蔵安定性の良い
ポリウレタン樹脂成形品の原料をもたらす化合物につい
て種々検討し、本発明を完成した．ｃ問題点を解決する
ための手段］ 本発明は、２０〜５０重量％の高級脂肪酸金属塩、２０
〜５０重量％の第３級アミン含有ポリオキリアル謳レ゛
ノ℃一千ルボｌ　ｆ　−　７レお上１Ｆ’）Ｏ〜５０重
量％の高級脂肪酸エステルあるいは植物油からなる内部
離型剤組成物に係るものである。 本発明で用いられる高級脂肪酸金属塩は、一般に、活性
水素含有化合物などへの溶解性が悪く、常温で放置する
と沈降し分離するため溶解補助剤とともに用いられる。 溶解補助剤である第３級アミン含有ボリオキシアルキレ
ンエーテルボリオール、高級脂肪酸エステルあるいは植
物油の使用量は、高級脂肪酸金属塩２０〜５０重量％当
り、それぞれ２０〜５０重量％である。 高級脂肪酸金属塩としては、ステアリン酸亜鉛が、第３
級アミン含有ボリオキシアルキレンエーテルポリオール
としては、エチレンジアミンのプロピレンオキシド付加
物が、植物油としては、ひまし油が好ましい。 高級脂肪酸金属塩の使用量は、成形品重量に対して、０
．　　２〜５重量％が好ましい。 本発明で用いられるポリイソシアネートとしてけ　２１
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タンジイソシアネートとその同族体との混合物、これら
のポリイソシアネートを多官能性水酸基含有化合物と反
応させたりあるいはカルボジイミド化した変性ポリイソ
シアネートなどが好ましい。 活性水素含有化合物としては、グリセリンなどの多官能
性水酸基含有化合物に、エチレンオキサイドおよびプロ
ピレンオキシドを付加した分子量３０００ないし８００
０のポリエーテルポリオールが好ましい。その他の活性
水素含有化合物としては、芳香族ポリアミンなどがある
。 触媒としては、一ａに、トリエチレンジアミン、ジメチ
ルエタノールアミンなどの第３級アミンやオクタン酸錫
、ジブチルチンジラウレートなどの有機金属化合物が用
いられる。 発泡剤としては、水あるいはハロゲン化炭化水素、窒素
などが用いられる。 ［実施例］ 本発明の内部離型剤組成物の実ｈ例と、これを用いたポ
リウレタン樹脂成形品の参考例を示す。 部は、重歌部である。 実施例ｌ ステアリン酸亜鉛２部、水酸基価６３０であるエチレン
ジアミンのプロピレンオキシド付加物２部、ひまし油２
．５部の混合物を９０ないし１００゜Ｃに加熱し、均一
に溶解した。 室温で一ケ月間放置したが、濁りや沈澱は見られなかっ
た。 実施例２ ステアリン酸亜鉛２部、水ｅＩ１基価６３０であるエチ
レンジアミンのプロピレンオキシド付加物２部、オレイ
ン酸とペンタエリスリトールとの反応物２．５部の混合
物を９０ないし１００℃に加熱し、均一に溶解した。 室温で一ケ月間放置したが、濁りや沈澱は見られなかっ
た。 実施例３ ステアリンｌＩ！亜鉛−２部、水酸基価５００であるト
リエタノールアミンのプロピレンオキシド付加物２部、
ひまし油２．５部の混合物を９０ないしｌ００℃に加熱
し、均一に溶解した。 室温で一ケ月間放置したが、わずかに濁りが見られた。 参考例１ 水酸基ａｉ２８である分岐ポリオキシアルキレンエーテ
ルポリオール７７．５部、ジアミノジエチルトルエン１
６部、実施例１に示した内部離型剤組成物６．５部、ト
リエチレンジアシン０．　　１部およびジブチルチンジ
ラウレート０．１部を均一に混合した。 この配合液を室温で２週間放置したところ、濁りはわず
かで、沈澱は生成してぃなかった．上記配合液に対し、
ウレタン変性ジフェニルメタンジイソシアネート（イソ
シアネート含有率２３％）の配合量が４８．８部となる
ように調整し、反応射出成形法により板状のポリウレタ
ン樹脂成形品（１，１００ｍｍｘ３００ｓ＋ｍｘ３ｍｓ
）を得た。 物理的性質は、密度１．　　１ｇ／ｃｃ、　曲げモジュ
ラス２，　　７　０　０　ｋｇ／　ｃ１　　引張強度２
　６　５　ｋｇ／Ｃ■２　伸び２５０％であった。 上記の原料配合で、Ｕ字型モールドを用い、ポリウレタ
ン樹脂成形品を成形したが、容易に脱型できた． 参考例２ 水ｌｉ！基価２８である分岐ポリオキシアルキレンエー
テルポリオール７７．５部、ジアミノジエチルトルエン
ｌ６部、実施例２に示した内部離型剤組成物６．５部、
トリエチレンジアミン０．　　１部およびジブチルチン
ジラウレート０．　　１部を均一に混合した． この配合液を室温で２週間放置したところ、濁りも沈澱
も見られなかった。 上記配合液に対し、ウレタン変性ジフェニルメタンジイ
ソシアネート（イソシアネート含有率２３％〉の配合量
が４７．０部となるように調整し、反応射出成形法によ
り板状のポリウレタン樹脂成形品（１，１００ｍｓｘ３
００＋＊ｍｘ３ｍｍ）を得た。 物理的性質は、密度１．　　１ｇ／ｃｃ一　曲Ｌず千ジ
１ス２・　７　０　０　ｋｇ／　ａｍ’　　引弘強度２
　２　０　ｋｇ／　ｃ＊２伸び２１０％であった。 上記の原料配合で、Ｕ字型モールドを用い、ポリウレタ
ン樹脂成形品を或形したが、容易に脱型できた。 ［発明の効果コ 本発明の内部離型剤組或物は、離型性が優れており、貯
蔵安定性も良好である。この組或物を配合したポリウレ
タン樹脂或形品の原料は、貯蔵安定性も改善され、ポリ
ウレタン樹脂成形品の製造方法が合理化される。 以　　上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、２０〜５０重量％の高級脂肪酸金属塩、２０〜５０
   重量％の第３級アミン含有ポリオキシアルキレンエーテ
   ルポリオールおよび２０〜５０重量％の高級脂肪酸エス
   テルあるいは植物油からなる内部離型剤組成物 ２、高級脂肪金属塩がステアリン酸亜鉛である特許請求
   の範囲第１項に記載の内部離型剤組成物 ３、第３級アミン含有ポリオキシアルキレンエーテルポ
   リオールがエチレンジアミンのプロピレンオキシド付加
   物である特許請求の範囲第１項または第２項に記載の内
   部離型剤組成物 ４、植物油がひまし油である特許請求の範囲第１項ない
   し第３項に記載の内部離型剤組成物