JPH03163035A - 新規モノシクロセスキテルペン誘導体 - Google Patents

新規モノシクロセスキテルペン誘導体

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JPH03163035A
JPH03163035A JP2126578A JP12657890A JPH03163035A JP H03163035 A JPH03163035 A JP H03163035A JP 2126578 A JP2126578 A JP 2126578A JP 12657890 A JP12657890 A JP 12657890A JP H03163035 A JPH03163035 A JP H03163035A
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JP
Japan
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water
solvent
methanol
formula
extracted
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Pending
Application number
JP2126578A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Nishimura
西村 浩昭
Tatsunori Ogino
荻野 達則
Takashi Morota
諸田 隆
Hiroshi Sasaki
博 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアルドースリダクターゼ阻害活性を有し、糖尿
病における各種合併症等の治療に有用な新規モノシクa
セスキテルベン誘導体に関するものである。
[従来の技術および課題] 近年、白内障、網膜症、腎障害等の糖尿病における各種
合併症の成因として、グルコースの代謝経路であるポリ
オール経路を介した細胞内ソルビトールの蓄積が注目さ
れている。ボリオール経路は、グルコース、ガラクトー
ス等のアルドースがソルビトール、ガラクチトール等の
ボリオールを介してフルクトース等のケトースに変換さ
れる代謝経路であり、免疫組織化学的手法により全身諸
臓器に広く存在することが明らかになってきた。
この経路の第一段階であるアルドースーボリ才−ル間の
変換を触媒する酵素をアルドースリダクターゼといい、
この酵素がボリ才−ル経路の律速酵素と考えられている
。このアルドースリダクターゼを阻害し、ソルビトール
の生産や蓄積を低下させることが、糖尿病患者における
合併症の治療に有効であるという報告がなされている。
そこで、アルドースリダクターゼ阻害作用を有する薬剤
の開発が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、優れたアルドースリダクターゼ阻害剤を
提供すべく鋭意研究を重ねた結果、臨床的にも広く用い
られている生薬地黄(RehmanniaeRadix
)、その原植物であるアカヤジオウ(Rehmanni
a glutinosa Libosch. var.
 purpureaMak ino)、カイケイジオウ
(Rehmannia rupestrisHems 
ley)またはその他近縁植物(Scrophular
iaceae)の根から、いくつかのアルドースリダク
ターゼ阻害作用を有する化合物を見いだし、本発明を完
成させるに至った。
すなわち、本発明は下記に示すごとくである。
下記式! 【 (ただし、式中R,およびR,は、同じまたは異なって
、カルボキシル基、水素原子若しくは下記基Aを、 R,はβ一D−キノボビラノシル基または水素原子を、 R.およびR,は、同じまたは異なって水酸基または水
素原子を示す。) で表されるモノシク口セスキテルペン誘導体および下記
式■ (ただし、式中Rは、水素原子若しくはアセチル基を示
す。) で表されるモノシクロセスキテルペン誘導体(以下、式
1で表される化合物と式■で表される化合物をまとめて
、本発明の化合物と称する。)である。
本発明の化合物を得るには例えば、次のような方法が挙
げられる。
生薬地黄、その原植物であるアカヤジオウ、カイケイジ
オウまたはその他近縁植物を水、アルコール類、水とア
ルコール類の混合溶媒または水とアセトンの混合溶媒で
抽出し、該抽出液から溶媒を除去した残渣をそのまま、
または必要に応じて水に溶解し、石油エーテル、エーテ
ル、クロロホルムなどの有機溶媒で抽出し、得られた有
機溶媒に移行する脂溶性成分を除去した後、n−ブタノ
ールで抽出し、抽出液から溶媒を除去して得た残渣を水
、メタノール、エタノール、酢酸、クロロホルム、酢酸
エチル、n−ヘキサン、アセトン、ベンゼンから選ばれ
る少なくとも一つを溶出溶媒としてダイヤイオンHP−
20、MCIゲルC H P20P等のボーラスボリマ
ー、セファデックスLH−20等のセファデックス、逆
相系シリカゲル、シリカゲル、ボリアミド、活性炭また
はセルロース等を担体に用いたカラムクロマトグラフィ
ーに1回または数回付し、薄層クロマトグラフィーで目
的成分を確認しながら分画することにより得ることがで
きる。
場合によりメタノール、エタノール等の適当な溶媒を用
いて再結晶することにより精製してもよい。
また必要に応じて、適宜、糖を脱離させる目的で、加水
分解反応を行うことにより本発明の化合物を得ることも
できる。この場合加水分解反応は、常法に従って行うこ
とができ、例えば塩酸、硫酸等の鉱酸を加え、溶媒とし
て水または溶質を溶解する目的で少量のメタノール、ア
セトン、ジメチルホルムアミド等の適当な溶媒を加え、
1〜5時間程度、加温反応を行えばよい。
次に、本発明の化合物がアルドースリダクターゼ阻害作
用を有することを実験例を挙げて説明する。
実験例l くアルドースリダクターゼ活性の測定〉6週齢のウイス
タ−(llistar)系雄性ラットをエーテル麻酔下
に致死させ、直ちに水晶体を摘出し、−20℃にて保存
した。
水晶体は0 . 5 3lMフェニルメチルスルホニル
フロリドを含む135zMナトリウムーカリウムーリン
酸緩衝液(pH7.0)にてホモジナイズして、30,
OQQrpsで30分間遠心した。その上清をアルドー
スリダクターゼ徂酵素液とした。また、以上の操作はす
べて4℃で行い、粗酵素液は20℃で保存した。
アルドースリダクターゼ活性の測定はデュフラン(Du
frane)らの方法[Bioches+ica1 1
i1edicine,32.99−105(1984)
]により行った。すなわち、1 0 0 iM硫酸リチ
ウム、0.03zM NADPH(還元型nicoti
namide adenine dinucleoti
dephosphate)、および基質として20州グ
ルコースを含むように調製した1 3 5 gMナトリ
ウムーカリウムーリン酸緩衝液(p}{7.0)800
Jに、上記の粗酵素液1007Jおよび後記実施例で得
た化合物をそれぞれDMSOにt,oxto−’〜4.
OX10−’Mの終濃度となるように溶解させた薬物溶
解液100成をそれぞれ加え、30℃にて30分間反応
させた。次に、0.5N塩酸0.37を加えて反応を停
止させ、IOIMイミダゾールを含む6N水酸化ナトリ
ウムl一を添加することにより、前記の反応によって生
じたNADP(酸化型nicotinaside ad
eninedinucleotidephosphat
e)を蛍光物質に変換して、30分後にその蛍光強度を
測定した。蛍光強度は、室温で分光光度計F−4000
(日立製作所製)を用いて励起波長360m、蛍光波長
460闇の条件で測定した。また、後記実施例で得た化
合物の溶解液を加えるかわりにDMSOを加える以外は
上記と同様にして反応させて測定した蛍光強度をコント
ロール値とした。
アルドースリダクターゼはNADPHを補酵素として、
DL−グリセルアルデヒドあるいはグルコースをボリオ
ールに変換する酵素であり、この反応にともなってNA
DPHはNADPに変化する。
従ってNADPが少なければ、アルドースリダクターゼ
が阻害されていることになる。
その結果、例えば実施例1で得た化合物は、10mの濃
度でアルドースリダクターゼの活性を36.2%阻害す
ることが認められた,上記の結果より、本発明の化合物
が白内障、網膜障、腎障害等の糖尿病における各種合併
症の治療に有効であることが期待される。
さらに、実施例1〜6で得た化合物をICR系雄性マウ
スに19/&9経口投与したところ、いずれも死亡例は
認められなかった。
このように、本発明の化合物は毒性が低く、安全性の高
いものである。
次に本発明の化合物の投与量および製剤化について説明
する。
本発明の化合物はそのまま、あるいは慣用の製剤担体と
共に動物および人に投与することができる。投与形態と
しては、特に限定がなく、必要に応じ適宜選択して使用
され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤等の経
口剤、注射剤、坐剤等の非経口剤が挙げられる。
経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の年
令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で本発
明の化合物の重量として50119〜5gを、1日敗回
に分けての服用が適当と思われる。
経口剤は、例えばデンブン、乳糖、白糖、マンニット、
カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩
類等を用いて常法に従って製造される。
この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、結合剤、崩
壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着
色剤、香料等を使用することができる。それぞれの具体
例は以下に示すごとくである。
[結合剤] デンブン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、
ヒドロキシプロビルスターチ、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプ口ビ
ルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、マクロゴール。
[崩壊剤] デンプン、ヒドロキシプaピルスターチ、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒ
ドロキシプロビルセルロース。
[界面活性剤] ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、シヨ糖脂肪酸
エステル、ポリソルベー1・ 80。
[滑沢剤] タルク、ロウ類、水素添加植物油、シヨ糖脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコー
ル。
[流動性促進剤] 軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム。
また、本発明の化合物は、懸濁液、エマルジョン剤、シ
ロップ剤、エリキシル剤としても投与することができ、
これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤を含有して
もよい。
非経口剤として所期の効果を発揮するためには,患者の
年令、体重、疾もの程度により異なるが、通常戊人で本
発明の化合物の重量としてl日0.1■〜l9までの静
注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射が適当と思われる。
この非経口剤は常法に従って製造され、希釈剤として一
般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射
用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油ダイズ油、トウモロコ
シ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール
等を用いることができる。さらに必要に応じて、殺菌剤
、防腐剤、安中 釦I 太 hna  プ L  ト 
い    { ナー    ・ 〆ハ 非 東軍 n 
カ1 2号 1μ sビ性の点から、バイアル等に充填
後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を除失し、使
用直前に凍結乾燥物から演剤を再調製することらできる
。さらに、必要に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防腐
剤、無痛化剤等を加えても良い。
その他の非経口剤としては、外用液剤、軟膏等の塗布剤
、直腸内投与のための坐剤等が挙げられ、常法に従って
製造される。
次に実施例を示して、本発明をさらに詳細に説明するが
、本発明はこれにより何等制限されるしのではない。
実施例l アカヤジ才ウ50k9をメタノール10012で抽出し
、得られた抽出液から溶媒を減圧下留去しメタノールエ
キスを得た。このメタノールエキスを水に溶解し、ダイ
ヤイオンHP−20(三菱化威製)カラムクロマトグラ
フィーに付し、水tooQ次いでメタノール25Qで溶
出した。メタノール溶出部から溶媒を減圧下留去した後
、水3Qに溶解l7、ケロロ永ルム30で9同抽出して
tllG社<0を除去し、水層から溶媒を留去して水性
エキス+ 3 59を得た。この水性エキスをセファデ
ックスLH−20(ファルマシア製)カラムクロマトグ
ラフィーに付し、水から始めて順次メタノール含量を増
やして溶出し、20〜30%メタノール水で溶出される
画分を得た。この画分をボーラスボリマーであるMCI
ゲルCHP 2 0 P(三菱化成製)を用いたカラム
クロマトグラフィーに付して、水から順次メタノール含
量を増やして溶出し、35〜45%メタノールー水で溶
出される画分をさらにμBondapak C+@(ウ
ォーターズ製)カラムクロマトグラフィーに付し、最初
は水、逐次メタノール含量を増加し、30〜35%メタ
ノール水で溶出される両分を得た。この画分をCOG(
シリカゲル、草野科学製)カラムクロマトグラフィーに
付し、 クロロホルム:メタノール:水=7:l:0.1で溶出
し、目的成分を含む画分AおよびBを得た。
画分Bはクロロホルムーメタノールの混液から結晶化し
、Rr値0.51[1層プレート;キーゼルゲル6 0
 F xsa、展開溶媒;酢酸エチル:メタノール:水
(2 0 :3 :2 )]の無色柱状晶2 0 2 
Qを得た。
この無色柱状晶の理化学的性質は以下のごとくであり、
これらのデータより式Iにおいて、R,がカルボキシル
基、R,が水素原子、R,がβ−Dキノボピラノシル基
、R4が水素原子、R,が水酸基である化合物と構造を
決定した。
融  点:2 1 3〜215 ℃ 比旋光度:[α]D−104.8゜ (c = 0 .4 3 .MeOll)マススペクト
ル F AH−MS  m/z:4 3 1 [M+ H]
”赤外線吸収スペクトル ν ミ:Sα−l:3464
.1692.1 60B.1 242,1 1 70.
1 1 1 6.1 070.1 058プロトン核磁
気共鳴スペクトル (δ ppIIlin CD,OD):1.04(3H
,s).1.09(3H,s),I .0 5 (l 
H .m). 1.23(3H.d.J=6.1Hz).1  .3 
 8(1  1−1,m).1.7  2(2H,m)
,2 .19(2H,m). 2.3  0(3H,d,J=  l.OHz).3.
00(IH,d,J=1  1.5Hz).3.0  
1(I  H,t,J=8.7Hz).3 .2 〜3
 .4 (3 H ,m),3 .6 4 (I  H
,d ,J =  l  l  .5 Hz),4.4
4(IH,d,J=7.3Hz).5.8  0(1 
 1−1,br  s),6.48(lH.d,J=1
5.9Hz),6.8 4(I H,d ,J = 1
  5.9 }{z)I′C一核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CD,OD): 1 4.5(Q),1 7.9(t),1 8.4(Q
).2 0.5(q).2 1.2(q).3 1.0
(t).3 2.6(t).4 2.2(s),7 2
.0(t).7 2.4(d),7 5.6(d).7
 6.9(d).78.7(d).8 1.9(s).
83.2(s),9 7.8(d),I 1 9.2(
d).1 34.2(d).1 4 0.7(d).1
54.0(s),170.7(s) 実施例2 実施例lで得られた化合物60句をINの塩酸+27と
メタノール!一の混液に溶解し、85℃で1時間加熱撹
拌した。冷却後、反応液をクロロホルム20lI!1で
2回抽出した.得られたクロロホルム移行部は、減圧下
溶媒を留去し、CIGカラムクロマトグラフィーに付し
てクロロホルム:エタ/−ル=23:2で溶出し、Rr
値 0.21[薄層プレート:キーゼルゲル60F25
4、展開溶媒;クロロホルム;メタノール(10:l)
]の白色無晶形粉末8l9を得た。この白色無晶形粉末
の理化学的性質は以下の如くであり、これらのデータよ
り式Iにおいて、RIがカルボキシル基、Rt,R,お
よびR4が水素原子、R,が水Il!!2基である化合
物と構造を決定した。
比旋光度:[α]。−79,4゜ (c = 0 .5 2 .MeOl1)マススペクト
ル FAB−MS  m/z  :2  8  5[M+H
]”赤外線吸収スペクトル ν 苓:α−1:3420
.16B4.l610.l240,1172,l 1 
1 6,1044.980プロトン核磁気共鳴スペクト
ル (δ ppm in CD30D): 1.01(3H.s).1.05(3H,s).1.1
〜2.2(6 H,m). 2.31(3H.d,J=1.0Hz).3.00(I
H.d,J=1 1.0Hz).3.60(lH.d,
J=1 1.0Hz).5.81(IH,br s). 6.5 1(11{.d,J=1 5.9Hz),6.
72(IH,d.J=15.9Hz)l3C〜核磁気共
鳴スペクトル (δ ppm in CD30D): 14.5(q).18.4(t).20.4(q),2
 6.6(q).3 1.5(t).3 6.6(t)
.4 2.1 (s).7 2.0(t),7 5.5
(s),8 2.5(s).1 1 9.9(d).1
 3 5.0(d),l 3 9,7(d)1  5 
 3 .4 (s ), 1  7  0 .9 (s
 )実施例3 実施例lで得られた画分Aをクロ口ホルムーメタノール
混液から結晶化し、Rr値0.27[薄層プレート:キ
ーゼルゲル60F*s−、展開溶媒;酢酸エチル:メタ
ノール:水(2 0 :3 :2 )]の無色柱状晶3
8Mgを得た。この無色柱状品の理化学的性質は以下の
如くであり、これらのデータより式Iにおいて、R,お
よびR4が水素原子、R,がカルボキシル基、R,がβ
−D−キノボピラノシル基、R,が水酸基である化合物
と構造を決定した。
融  点=1 6 3〜169℃ 比旋光度=[α].−92.5゜ (c = 0 . I 3 ,MeOH)マススペクト
ル FAB−MS  m/z:4 3 1 [M十H]’赤
外線吸収スペクトル ν 二Iα−I:3400.16
7B,1 602,l 244,11B4,1062.
1 036.996プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDsOD): 1.04(3H,s),1.0 9(3H,s).1.
0 7(I H,m),1.3 6(I H,m),1
 .7 3 (2 H ,m),2 .2 0 (2 
H ,m),1.22(3H,d,J=6.1Hz),
2.06(3H,d,J=1.2Hz).2.99(I
H,d,J=1 1.OHz).2.9 9(l H,
t .J =8.8Hz).3 .2 〜3 .4 (
3 H ,m).3.68(IH,d,J=1 1.O
Hz).4.43(IH,d,J=7.3Hz)5.6
 8(l H,br s), 6.8 2(I H,d ,J = 1 6.4 Hz
).7.79(IH,d,J=16.4Hz)l″C一
核磁気共鳴スペクトル (δ  ppm  in  CD30D):1 8.0
(t).1 8.5(q)’.2 0.6(q)、2 
1.3(q).2 1.8(q).3 1.2(tl.
3 2.7(t),4 2.3(s).7 2.0(t
),7  2.5(d),7  5.7(d).7  
7.0(d).7  8.8(d).8  2.1(s
),8  3.3(s),9  7.9(d),1  
1  7.4(d),+ 1 7.4(d),1  2
  8.5(d).1  4  2.1(d),l  
5  2,6(S)170.1(s) 実施例4 実施例lのμ Bondapak (.sカラムクロマ
トグラフィーにおいて、35〜40%メタノールー水で
溶出される画分を、さらにセファデックスLH−20カ
ラムクロマトグラフィーに付し、40%メタノールー水
で溶出し、目的成分を含む両分を得た。この画分を続け
てCIGカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホル
ム:メタノール=9二1で溶出して、Rr値0.16 [iii層プレート:キーゼルゲル6 0 F xsa
、展開溶媒:クロロホルム.メタノール:水(8・2・
0 2)〕の白色無晶形粉末31519を得た。この白
色無晶形粉末の理化学的性質は以下の如くであり、これ
らのデータより式Iにおいて、R,が基A,Rt、R,
およびR,が水素原子、R4が水酸基である化合物と構
造を決定した。
比旋光度=[α]D−124.0゜ (c = 0 . 1 0 ,MeOH)マススペクト
ル FAB−MS m/z:6 3 7 [M+Na]”赤
外線吸収スペクトル ν +S cm−’:3420,
1694,1612.1372.1238.1160,
1074.1004プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CD30D): 0.89(3H,s),1.04(3H,s).1 .
1 2(3 H.s),1 .3 8(3 H,s).
1.58(2H.m),1.96(3H,m).2.2
2(lH.dd.J=+4.2/6.4HZ),2 .
3 4 (3 H,d ,J = l .O Hz),
2.54(l H.dd,J=9.3/2.2Hz),
2 .8 8 (l H.dd,J = 9 .0/2
 .4 Hz).3 .2 〜3 .9 (8 H ,
m).4 .6 7 (I H.d .J = 7 .
6 Hz),4 .8 〜5 .0 (l  H ,m
),4.9 8(I H,dd,J=6.4/2.7H
z).5 .4  9 (l  H .d ,J = 
2 .4 1−[z),5 .8  6(l  H,b
r  s),6.2  1(I  H,dd,J=6.
4/2.41−1z),6.39(lH.d,J=1 
 6.IHz).6.7  2(I H.d,J = 
1  6.1  Hz)I30一核磁気共鳴スペクトル (δ ppm+ in CD30D):1 4.5<q
),1 8.0(q).2 2.9(q).26.0(
q),27.0(q).27.7(t),3 5.9(
t),3 9.2(d),4 4.7(s).4 7.
9(t),5 1 .5(d),6 2.9(t).7
 1.7(d).7 4.5(d).7 4.7(d)
.7 5.5(s).7 8.0(d),7 8.1 
(d).7 9.1(s),7 9.7(d).8 2
.2(s),93.4(d),99.4(d),104
.7(d),1 1 9.3(d),1 3 4.4 
(d),1 3 9.9(d).1 4 0.9(d)
,154.2(s).168.6(s) 実施例5 カイケイジオウ(熟地黄)lQO&9を50%エタノー
ルー水50012で抽出し、抽出液から溶媒を減圧下留
去し、50%エタノールー水エキス5 k9を得た。こ
の50%エタノールー水エキスを水5Qに溶解し、最初
エーテル512で3回、続いて酢酸エチル5Qで3回抽
出し、エーテルエキス180g、酢酸エチルエキス80
9を得た。酢酸エチルエキスを水に溶解後、ダイヤイオ
ンHP−20カラムクロマトグラフィーに付し、水5Q
で溶出した後、メタノール5Qで溶出した。このメタノ
ール溶出部から溶媒を減圧下留去して得た残渣をCIG
カラムクロマトグラフィーに繰り返し付し、クロロホル
ム:メタノール=95:5で溶出した後、エタノールで
結晶化して無色奸状晶tOJ+9を得た。この結晶の理
化学的性質は以下に示す如くであり、これらのデータよ
り式■においてRが水素原子である化合物と構造を決定
した。
融  点:6  4  .5 〜6 5.5℃マススペ
クトル F D−MS  a+/z:2  4  3  [M+
  [{コ゛比旋光度:[α]D−30.2゜ (c = 0 , 7 5 JeOII)プロトン核磁
気共鳴スペクトル (δ ppm in CD30D): 0.8 9(31{,s).1.0 5(3H,s).
1 .1 5(3 H,s).1 .5 4 (2 H
,m).1.95(2H.m).2.32(3H,s)
,3 .7 2(I H,dd.J = I l .6
/4 .0 Hz),6.30(IH.d,J=16.
3Hz),7.42(IH,d,J=16.31{Z)
一〇一核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDsOD): 1 8.0(q).2 2.9(q).2 7.0(2
C).2 7.6(t),3 6.1(t).4 4.
5(s),74.3(d),75.3(s),82.1
(s),1 3 1.9(d).1 5 2 .6(d
).2 0 1.0(s)実施例6 実施例5で得られた化合物311gをピリジン0.57
に溶解し、無水酢酸0.31dを加えて窒素気流下、室
温で8時間撹拌した。反応液に水1 rttQを加えて
反応を停止した後、減圧下蒸発乾固して白色粉末3 .
 3 119を得た。この白色粉末を酢酸エチルーn−
ヘキサンで結晶化して無色板状品2 . 0 *9を得
た。この結晶の理化学的性質は、以下に示すごとくであ
り、これらのデータより式■において、Rがアセチル基
である化合物と構造を決定した。
融  点: l 5 3°C マススペクトル FAB−MS  m/z:2 8 5[M+H]”プロ
トン核磁気共鳴スペクトル (δ ppa+ in CDsOD):0.8 1(3
H,s).1.0 6(3H,s).1.2 6(3H
,s).1.5 7(2H,m),2.0 0(2H,
m),2.0 3(3H.s),2.32(3H,s)
, 5.03(IH,dd,J=1 1.8/4.3Hz)
.6.3 3(I H,d,J = 1 6.3Hz)
.7.40(IH,d,J=16.3Hz)3C一核磁
気共鳴スペクトル (δ ppm in CD30D): 1 9.1(q).2 1.2(q),2 2.8(q
).2 4.5(t),2 6.8(Q).2 7.2
(Q).3 5.6(t),4 3.7(s),7 5
.2(s)7 8.0(d),8 21 (s),1 
3 2.3(d),1  5 1 .5(d),! 7
 2.8(s),2 0 1 .1(s)実施例7 実施例5のエーテルエキスを90%メタノールー水11
2に溶解し、n−へキチンIQで3回抽出し、脂肪酸等
を除去した。得られた90%メタノール水可溶部をシリ
カゲルカラムクロマトグラフイーに付し、メタノール:
クロロホルム(3 :9 7および5・95)で溶出し
た。5:95で溶出される両分から減圧下溶媒を留去し
、さらに分取高速肢体クロマトグラフィー[カラム;μ
Bondapak Cp@,8φx300xm)、溶出
溶媒:水:メタノール−9=l]に繰り返し付して白色
粉末36M9を得た。この白色粉末の理化学的性質は以
下に示す如くであり、これらのデータより式fにおいて
、R1がカルボキシル基、R,、R,およびR,が水素
原子、R4が水酸基である化合物と構造を決定した。
比旋光度;[αコD−33.111’ (c = 1 .0 0 ,MeOH)マススペクトル F AB−MS ta/z:2 8 5 [M+ H]
’プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDsOD): 0.89(3H,s),1.04(31−1,s),1
.1 2(3H,s),1.5 3(2H,m),1 
.9 5 (2 H ,m). 2 .3 1 (3 H,d .J = 1 .2 H
z).3.74(IH,dd,J=1 1.8/4.1
Hz),5 .8 1 (l H ,brs).6.4
 0(I H,dd,J = l 6.1/0.8Hz
),6.7 0(l H,dd,J = 1 6.17
0.3Hz)目C−核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDsOD): 1 4.3(Q),1 8.0(q),2 2.9(q
).2  7.0(q).2  7.7(t),3  
5.9(t)4  4 .8(s),7 4.5(d)
,7  5.5(s).8  2.2(s).I  I
  9.7(d).1  3  4.5(d).1  
3  9.5(d),1  5  3.7(s).1 
 7  0.7(s)実施例8 実施例7で得られた化合物8#l9をピリジンIdに溶
解し、無水酢酸0.87dを加えて窒素気流下、室温で
8時間撹拌した。反応液に水2dを加えて反応を停止し
た後、減圧下蒸発乾固して白色粉末8 . 5 jl9
を得た。この白色粉末の理化学的性質は以下に示す如く
であり、これらのデータより式Iにおいて、R,がカル
ボキシル基、R,、R3およびR%が水素原子、R4が
アセトキシル基である化合物と構造を決定した。
マススペクトル FAB−MS  a/z:3 4 9[M十Na〕”プ
ロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDaOD): 0.8 1(3H,s).1.0 5(3H,s),1
.23(3H,s).1.5  5(21{.m),2
.0  2(2H,m).2.0  2(3H,s)2
.30(3H.d,J=1.2Hz),5 .0 4 
(I  H.dd,J =  f  l  .8/4 
.2 Hz),5 .8  2 (I  H ,brs
)6.4  1(lH.dd,J=I  6.1/0.
7Hz),6.67(IH,d,J=16.1Hz)1
3c一核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDaOD):

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I (ただし、式中R_1およびR_2は、同じまたは異な
    って、カルボキシル基、水素原子若しくは下記基Aを、 ▲数式、化学式、表等があります▼ A、 R_3はβ−D−キノボピラノシル基または水素原子を
    、 R_4およびR_5は、同じまたは異なって水酸基また
    は水素原子を示す。) で表されるモノシクロセスキテルペン誘導体。
  2. (2)下記式II ▲数式、化学式、表等があります▼II (ただし、式中Rは、水素原子若しくはアセチル基を示
    す。) で表されるモノシクロセスキテルペン誘導体。
JP2126578A 1989-08-11 1990-05-18 新規モノシクロセスキテルペン誘導体 Pending JPH03163035A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0948701A (ja) * 1994-06-20 1997-02-18 Hee Sul Lee 除草剤のパラコートに対するセーフナー活性を有するアカヤジオウ抽出物及びセーフナー組成物並びにこれらの使用方法
US20100292178A1 (en) * 2003-07-21 2010-11-18 Jeffrey Young Method of treating non-insulin dependent diabetes mellitus and related complications

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