JPH03161492A - 有機ゲルマニウム化合物及びその製法 - Google Patents

有機ゲルマニウム化合物及びその製法

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JPH03161492A
JPH03161492A JP1299636A JP29963689A JPH03161492A JP H03161492 A JPH03161492 A JP H03161492A JP 1299636 A JP1299636 A JP 1299636A JP 29963689 A JP29963689 A JP 29963689A JP H03161492 A JPH03161492 A JP H03161492A
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formulas
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chemical
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JP1299636A
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English (en)
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Masatsune Kurono
昌庸 黒野
Yasuaki Kondo
近藤 保昭
Yutaka Baba
豊 馬場
Kiichi Sawai
喜一 澤井
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Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な有機ゲルマニウム化合物及びその製法に
係る. (従来の技術〉 有機ゲルマニウム化合物は種々の薬理活性を示すために
、近年著しい注目を集めるに至っており、種々の研究報
告がなされている. 例えば、式 (式中、Et.はエチル基を意味し、Meはメチル基を
意味する) にて示される化合物(本技術分野においてはr Y−9
577 ,として知られている)は抗炎症作用を有する
ことが報告されており (特開昭56−45492、9
9418、99491及び108708公報)、又式 (式中、Et及びHeは前記の意味を有する)にて示さ
れる化合物(本技術分野においては「スビロゲルマニウ
ム」と称されている)は制癌作用を有していることが報
告されている [ r CancerRes.1、第4
2巻、第2852頁(1982年〉].一方、本発明者
等も従来から有機ゲルマニウム化合物に関する研究を行
ってきており、3−オキシゲルミルブロピオン酸誘導体
が殴れた免疫調整作用を有していることを報告している
 (待開昭61− 151123公報). このように、種々の有機ゲルマニウム化合物について種
々の薬埋活性が報告されているにも拘らず、これらの有
機ゲルマニウム化合物の構造と薬理活性との相関関係乃
至有機ゲルマニウム化合物が薬理作用を発現する作用機
序について充分には解明されるに至っていないのが実情
である.(発明の目的) 上記の従来技術及び本発明者等の経験によれば、有機ゲ
ルマニウム化合物は、その構造が異なると薬理活性の種
類や程度に著しい差異が生じるようである.このことは
、逆説的に云えば、従来のものとは構造の異なる新規な
有機ゲルマニウム化合物を調製し且つその薬理作用を検
討すれば、構造と薬理活性との相関乃至薬埋作用発現の
作用機序解明に寄与するのみならず、新たな薬埋作用や
自体周知の薬理作用であっても活性の増強を期待できる
ことを意味している。
従って、本発明の基本的な目的は、種々の且つ優れた生
理活性を示す新規な有機ゲルマニウム化合物を提供する
ことにある. 本発明の付随的な目的は、このような有機ゲルマニウム
{ヒ合物の製法を提供することにある.(目的を達成す
るための手段及び作用)本発明者等は、優れた生理活性
を示す新規な有機ゲルマニウム化合物を開発するために
鋭意検討を重ねた結果、分子内にスルホンアミド残基を
有する有機ゲルマニウム化合物が好ましいことを見い出
して本発明を完戒する至った。
この有機ゲルマニウム化合物とは、式 (式中、R1、R2、R,、R4、R5及びR6は、そ
れぞれ水素原子、置換基を有していることのできる低級
アルキル基又は置換基を有していることのできるフェニ
ル基を意味し、nは2又はそれ以上の整数を意味する) にて示される化合物である。
上記の化合物に関して、置換基を有していることのでき
る低級アルキル基の具体例としてはメチル、エチル、プ
ロビル、イソブロビル、ブチル、イソブチル、S−ブチ
ル、し−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素数1−
6の直鎖状又は枝鎖状飽和炭化水素残基、フルオロメチ
ル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメ
チル、フルオロエチル、クロロエチル、プロモエチル、
ジフルオロエチル、ジクロ口エチル、トリフルオロエチ
ル、トリクロロエチル、フルオロプロビル、クロロプロ
ビル、ジフルオ口プロピル、トリフルオロプロビル基等
のハロゲノアルキル基、ベンジル基、0−夕ロロベンジ
ル、m−クロロベンジル、Pークロロベンジル、p−ニ
トロベンジル、p−メトキシベンジル基等の置換ベンジ
ル基等を例示することができる.一方、置換基を有して
いることのできるフェニル基の具体例としてはフェニル
、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロ
ロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフエ
ニル、4−フルオロフェニル、2−プロモフエニル、3
−プロモフエニル、4−プロモフエニル、2.3−ジク
ロロフェニル、2.4−ジクロロフエニル、2.5−ジ
クロロフエニル、2.6−:,;クロロフエニル、3.
4−ジクロロフェニル、3.5−ジクロロフェニル、2
,3−ジフルオ口フェニル、2.4−ジフルオ口フエニ
ル、2.5−ジフルオ口フェニル、2.6−ジフルオ口
フエニル、3.4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフ
ルオ口フエニル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロ
キシフエニル、4−ヒドロキシフエニル、2.3−ジヒ
ドロキシフエニル、2.4−ジヒドロキシフエニル、2
.5−ジヒドロキシフェニル、2.6−ジヒドロキシフ
ェニル、3.4−ジヒドロキシフエニル、3.5−ジヒ
ドロキシフエニル、2−メトキシフェニル、3−メトキ
シフエニル、4−メトキシフェニル、2.3−ジメトキ
シフエニル、2.4−ジメトキシフエニル、2,5−ジ
メトキシフエニル、2.6−ジメトキシフエニル、3,
4−ジメトキシフェニル、3,5−ジメトキシフエニル
基等のようにフエニル環上に置換基としてのハロゲン原
子、水酸基、アルコキシ基等を1−3個有するフエニル
基を例示することができる. 本発明の第1方法によれば、上記の有機ゲルマニウム化
合物は、式 〈式中、R1、R2、R3、R4及びnは前記の意味を
有する〉 にて示される2−オキシゲルミルエタンスルホン酸誘導
体又はその塩と、ハロゲン化試薬とを反応させて式 R.R4 (式中、R1、R2、R,及びR4は前記の意味を有し
、Xはハロゲン原子を意味する) にて示される2−トリハロゲルミルエタンスルホニルハ
ライド誘導体になした後に、式 HNRsRa (式中、R,及びR6は前記の意味を有する)にて示さ
れるアミンと反応させ、次いで加水分解することにより
製造することができる.2−オキシゲルミルエタンスル
ホン酸誘導体又はその塩とハロゲン化試薬との反応は、
無溶媒又は適当な溶媒中において室温乃至150℃で容
易に実施することができる.ハロゲン化試薬としては五
塩化燐、オキシ塩化燐、塩化チオニル、クロロ[fli
 .ペンゾトリクロライド等を用いることができる.2
−オキシゲルミルエタンスルホン酸誘導体の塩としては
ナトリウム、カリウム、アンモニア、ビリジン等との塩
が好ましい. 反応終了後に、生戊した2−トリハロゲルミルエタンス
ルホニルハライド誘導体については濃縮し、次いで有機
溶媒にて抽出することにより容易に得ることができ、又
水にて後処理することにより 2−オキシゲルミルエタ
ンスルホニルハライド誘導体となした後に単離すること
もできる.一方、2−トリハロゲルミルエタンスルホニ
ルハライド誘導体とアミン類との反応は、無溶媒又は適
当な溶媒中において0−80℃で容易に実施することが
できる.アミン類の使用量は少なくとも 1当量であり
、通例2−3当量用いるのが好ましい.尚、酸受容体と
して炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、トリエチルアミン
、キノリン、DBU等を反応系に共存させることができ
、この場合には用いるアミン類の量を減ずることができ
る. 反応終了後に、常法により単離すれば、2−トリハロゲ
ルミルエタンスルホンアミド誘導体が得られ、次いで水
、塩基性水溶液又はこれらと有機溶媒との混合物中で加
水分解させれば、所望の2−オキシゲルミルエタンスル
ホンアミド誘導体が生成する.尚,2−トリハロゲルミ
ルエタンスルホンアミド誘導体を単離する必要性は必ず
しもなく、反応混合物を直接的に水、塩基性水溶液又は
これらと有機溶媒との混合物中で加水分解させれば、所
望の2−オキシゲルミルエタンスルホンアミド誘導体が
生戒するので、実際には、この方が好ましい. 本発明の第2方法によれば、上記の有機ゲルマニウム化
合物は、 式 (式中、R,、R2、R,、R4及びXは前記の意味を
有する〉 にて示される2−トリハロゲルミルエタンスルホニルハ
ライド誘導体を加水分解して、式(式中、R1、R2、
R3、R4、X及びnは前記の意味を有する) にて示される2−オキシゲルミルエタンスルホニルハラ
イド誘導体になした後に、式 11NRsR6 (式中、R5及びR6は前記の意味を有する)にて示さ
れるアミンと反応させることにより製造することができ
る. 第2方法において原料として用いられる 2トリ八ロゲ
ルミルエタンスルホニルハライド誘導体は、2−オキシ
ゲルミルエタンスルホン酸誘導体を2−トリ八ロゲルミ
ルエタンスルホン酸誘導体になした後にハロゲン化試薬
と反応させることにより得ることができる.2−トリ八
ロゲルミルエタンスルホン酸誘導体は、2−オキシゲル
ミルエタンスルホン酸誘導体を塩酸、臭化水素酸、沃化
水素酸等と反応させることにより容易に得ることができ
、例えば濃塩酸と反応させれば2−トリクロ口ゲルミル
エタンスルホン酸誘導体が得られる.この2−トリハロ
ゲルミルエタンスルホン酸誘導体の加水分解は、既述の
第1方法におけると同様に、水、塩基性水溶液又はこれ
らと有機溶媒との混合物中で行うことができる.加水分
解生或物である2−オキシゲルミルエタンスルホニルハ
ライド誘導体とアミン類との反応は、第1方法における
ものと全く同様である. 本発明の第3方法によれば、上記の有機ゲルマニウム化
合物は、式 (式中、R1、R2、R3、R4及びnは前記の意味を
有する) にて示される 2−オキシゲルミルエタンスルホンvi
誘導体又はその塩を、式 R.R, 量 (式中、R1、R2、R,、R4及びXは前記の意味を
有する) にて示される無水2−トリハロゲルミルエタンスルホン
酸誘導体になした後に、式 HNR,R6 (式中、R5及びR6は前記の意味を有する)にて示さ
れるアミンと反応させることにより製造することができ
る. この第3方法における第l工程である無水物化は塩化チ
オニル、五酸化燐、DCC (即ち、N,N’−ジシク
ロへキシル力ルポジイミド)等により処理することによ
って行うことができる.この第3方法における第2工程
であるアミンとの反応及び第3工程である加水分解工程
も、既述の第1方法におけると全く同様である.尚、本
発明による有機ゲルマニウム化合物の生理活性について
検討した結果、優れた免疫調整作用、インターフェロン
産生増強作用、抗癌抗腫瘍作用、抗ウイルス作用、肝庇
護作用等を有していることが判明した. (実施例等) 次に、製造例に関連して本発明を更に詳細に且つ具体的
に説明する. 水酸化ゲルマニウム(6.40g)に1』OMHCI/
エーテル溶液100mlを添加し、室温下で攪拌し、次
いで水冷下に硫化エチレン5.4 1gを滴下し、室温
下で70時間攪拌した. 不溶物を濾別し、濾液を減圧下に濃縮させた後に、水6
.0ml及びメタンスルホン酸576mgを添加し、1
00゜Cに加温し、攪拌下に31%過酸化水素水50m
1を2時間かけて滴下し、次いで更に30分間にわたり
加熱した. 放冷後に、ダイヤイオンWA−21により処理し、0.
5Nアンモニア水にて溶出させ,減圧下に濃縮させ、メ
タノールに懸濁させて結晶を濾収した.この結晶を水に
溶解させ、ダイヤイオンPK−216により処理し、流
出液を減圧下に濃縮させることにより無色ガラス状物質
として所望のボリマーを得た(7.41g). }1−NMRスペクトル([120)δ ppm :1
.6 − 2.0 (2H, m, −GeCiCH2
S−)2.9 − 3.3 (2fl, ta, −G
eCH2Cll2,,S−)IRスペクトル(ν杢Cζ
) era−’ :1150. 1030 (SO2)
, 820 (Ge−0−)参考例1により得た2−オ
キシゲルミルエタンスルホン酸ボリマー(1.03g)
を水10m1に溶解させ、l.00N NaOH 5.
Omlを添加した後に減圧濃縮させ、次いで水/メタノ
ールから再結晶させることにより所望のボリマーを得た
(1.08g).融点: > 300℃ 1}1−NMRスペクトル(020)δppm :1.
6 − 2.0 (2}1, m,−GeCHCH2S
−)2.9 − 3.3 (2H. m, −GeCH
2CkS−)IRスペクトル〈ν合!’x> Cm−’
 :1190. 1045 (SO2), 790 (
Ge−0−)参考例2により得たナトリウム2−オキシ
ゲルミルエタンスルホネートボリマー(1.oO+nと
五塩化燐4.57匹との混合物を 100 − 110
゜Cにおいて6時間攪拌した. 減圧濃縮後にクロロホルムに溶解させ、不溶物を濾去し
、濾液を減圧濃縮することにより所望の化合物を 1.
20g得た。
1}!−NMRスペクトル (CDCI3)δ ppm
 :2.45 − 2.75 (2H, ffl,−G
eCHCH2S−)3.75 − 4.05 (2}1
, m,  −GeCH2ChS−)IRスペクトルく
νでだ) cm−’ :1370.  1+80,  
1160  (S02),  890,  870,7
60  (Ge−0−) 参考例2により得たナトリウム2−オキシゲルミルエタ
ンスルホネートボリマー (0.690g)と五塩化燐
3.30gとの混合物を 100 − 110℃におい
て6時間攪拌した. 反応混合物に氷水l5@1を添加して析出する結晶を濾
取し、水洗し、乾燥させることにより所望のボリマーを
0.55g得た. [Rスペクトル(νζ包) cm−’ :1360. 
1180. 1160 (SO2), 905,805
 (Gs−0−) の,テヘ/ 災4』[ユ 参考例1により得た2−オキシゲルミルエタンスルホン
酸ボリマー(3.70g)と塩化チオニル(42.8g
)との混合物を6時間にわたり攪拌還流させた後に、減
圧濃縮することにより所望の化合物を4.51g得た。
’H−NMRスペクトル(CDC I3 )δ ppm
2j5 − 2.65 (2H, m,−GeCHCI
L2S−)3.7  − 4.0  (211, m,
 −GeCH2Cji2−S−)ヱ二二 クロロホルム16.11mlにアンモニアを飽和させた
後に、2−トリクロロゲルミルエタンスルホニルクロラ
イド(製造例lによる) 500mgのクロロホルム2
.0ml溶液を滴下し、室温下に22時間攪拌した. 次いで、水2.0mlを添加した後に、減圧濃縮させ、
メタノールから結晶化させることにより所望のボリマー
を260+ng得た. 融点: > 300゜C 11−NMRスペクトル(D20〉δ ppm :1.
8 − 1−9 (2H, I1, −GeCij71
C}12S−)3.4 − 3.5 (2H, m, 
−GeCH2CH.S−)IRスペクトル(νζ?U)
 el!−’ :1315. 1140 (SO2>,
 910, 800 (Ge−0−)尚、このボリマー
の赤外吸収スペクトル線図は第1図に示される通りであ
った. ヱ二二 濃アンモニア水3.80ml中に2−オキシゲルミルエ
タンスルホニルク口ライドボリマー (製遣例2による
) 224mgを添加し、室温下に24時間攪拌した. 次いで、減圧濃縮させ、メタノールから結晶化させ、そ
の後に水から再結晶させることにより所望のボリマーを
145mg得た. このボリマーの物理化学的特性値は製造例4に示される
値と合致した. ヱ:二 クロロホルムio.Omlにアンモニアを飽和させた後
に、無水2−トリクロロゲルミルエタンスルホン酸(製
造例3による) 307Bのクロロホルムl.Oml溶
液を滴下し、室温下に3,5時間攪拌した. 次いで、水0.5mlを添加した後に減圧濃縮させ、メ
タノーlレから結晶1ヒさせることにより、白色結晶を
213謙g得た. この結晶を水に溶解させた後にダイヤイオンw1−21
にて処理し、水溶出液を減圧濃縮させ、メタノールから
結晶化させることにより所望のボリマーを8 2+ag
得た. このボリマーの物理化学的特性値は製造例4に示される
値と合致した. 数1ユ ヱ二二 製造例4と同様にして得た2−オキシゲルミルエタンス
ルホンアミドボリマ−770+Bを水160ml中に溶
解させ、凍結乾燥させることにより下記の物理化学的特
性値を有する標題化合物を得た. 融点: > 300℃ ’It−NMRスペクトル (ロ20)δ ppm:[
.8 −  1.9 (28, m,  −GeC!i
iC■2S−)3.4  − 3.5  (2H.  
II1.  −GcCH2CkS−)IRスペクトル(
・どξ二)・1lo 1325. 1145 (SO2), 880, 80
5 (Gc−0−)尚、このボリマーの赤外吸収スペク
トル線図は第2図に示される通りであった. クロロホルム16.hlにアンモニアを飽和させた後に
、2−トリクロロゲルミルエタンスルホニルクロライド
(製造例1による> 500mgのクロロホルム2.0
ml溶液を滴下し、室温下に22時間攪拌した. 次いで反応溶液を減圧:a縮させ、濃塩酸を添加し、ク
ロロホルム抽出し、再び減圧濃縮させることにより標題
化合物を365fflg得た.’H−NMRスペクトル
(CDC I3 >δ ppm :2.3 − 2.7
 (2H, m, −GeC!UlCH2S−)3.2
 − 3.6 <2H, m, −GeCH2C!ii
S−)4.6 − 5.1 (2}1, br, −N
H2)(発明の効果) 本発明による化合物は種々の生理活性、即ち免疫調整作
用、インターフェロン産生増強作用、抗癌抗腫瘍作用、
抗ウィルス作用、肝庇護作用等を有している. 従って、本発明による化合物は各種疾患、例えば免疫促
進系及び免疫抑制系の各種免疫疾患、各種のウィルス性
疾患、癌乃至腫瘍性疾患、肝疾患等の治療剤における有
効成分として利用することが期待される. 尚、近年、後天性免疫不全症候群(エイズ)の蔓延が社
会問題となっており、このエイズを惹起させるウイルス
はHumalIImmunodeficiencyVI
rus (旧V)とされている.エイズの治療には、現
在、主として核酸合成阻害剤が用いられているが、この
系統の薬物は殺ウィルス作用を有するも副作用が強く、
正常組織をも破壊する傾向があるので、これに代わるべ
き安全な薬物の開発が急務とされている.ところで、本
発明による化合物は、上記のように、生体内において賦
活を含めて免疫を調整する作用と、強力な抗}11V物
質として既に立証されているインターフェロンの産生を
増強させる作用とを併せ有しているので、エイズ治療用
の新しい薬物として利用し得る可能性が極めて高い.
【図面の簡単な説明】
第1図は製造例4で得られた本発明による有機ゲルマニ
ウム化合物の赤外吸収スペクトルを測定した際に得られ
たスペクトル線図を模写した図面であり、第2図は製造
例7で得られた本発明による有機ゲルマニウム化合物に
関する、第 l 図と同様の模写図である.

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3、R_4、R_5及び
    R_6は、それぞれ水素原子、置換基を有していること
    のできる低級アルキル基又は置換基を有していることの
    できるフェニル基を意味し、nは2又はそれ以上の整数
    を意味する) にて示される有機ゲルマニウム化合物。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3及びR_4は、それぞ
    れ水素原子、置換基を有していることのできる低級アル
    キル基又は置換基を有していることのできるフェニル基
    を意味し、nは2又はそ れ以上の整数を意味する) にて示される2−オキシゲルミルエタンスルホン酸誘導
    体又はその塩と、ハロゲン化試薬とを反応させて式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3及びR_4は前記の意
    味を有し、Xはハロゲン原子を意味する) にて示される2−トリハロゲルミルエタンスルホニルハ
    ライド誘導体になした後に、式 HNR_5R_6 (式中、R_5及びR_6は、それぞれ水素原子、置換
    基を有していることのできる低級アルキル基又は置換基
    を有していることのできる フェニル基を意味する) にて示されるアミンと反応させ、次いで加水分解するこ
    とを特徴とする、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3、R_4、R_5、R
    _6及びnは前記の意味を有する) にて示される有機ゲルマニウム化合物の製法。
  3. (3)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3及びR_4は、それぞ
    れ水素原子、置換基を有していることのできる低級アル
    キル基又は置換基を有していることのできるフェニル基
    を意味し、Xはハロゲン原子を意味する) にて示される2−トリハロゲルミルエタンスルホニルハ
    ライド誘導体を加水分解して、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3、R_4及びXは前記
    の意味を有し、nは2又はそれ以上の整数を意 味する) にて示される2−オキシゲルミルエタンスルホニルハラ
    イド誘導体になした後に、式 HNR_5R_6 (式中、R_6及びR_6は、それぞれ水素原子、置換
    基を有していることのできる低級アルキル基又は置換基
    を有していることのできる フェニル基を意味する) にて示されるアミンと反応させることを特徴とする、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3、R_4、R_5、R
    _6及びnは前記の意味を有する) にて示される有機ゲルマニウム化合物の製法。
  4. (4)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3及びR_4は、それぞ
    れ水素原子、置換基を有していることのできる低級アル
    キル基又は置換基を有していることのできるフェニル基
    を意味し、nは2又はそ れ以上の整数を意味する) にて示される2−オキシゲルミルエタンスルホン酸誘導
    体又はその塩を、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3及びR_4は前記の意
    味を有し、Xはハロゲン原子を意味する) にて示される無水2−トリハロゲルミルエタンスルホン
    酸誘導体になした後に、式 HNR_5R_6 (式中、R_5及びR_6は、それぞれ水素原子、置換
    基を有していることのできる低級アルキル基又は置換基
    を有していることのできる フェニル基を意味する) にて示されるアミンと反応させ、次いで加水分解するこ
    とを特徴とする、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3、R_4、R_5、R
    _6及びnは前記の意味を有する) にて示される有機ゲルマニウム化合物の製法。
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