JPH03161465A - ジニトロベンズアニリド化合物の製造方法 - Google Patents

ジニトロベンズアニリド化合物の製造方法

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JPH03161465A
JPH03161465A JP30279389A JP30279389A JPH03161465A JP H03161465 A JPH03161465 A JP H03161465A JP 30279389 A JP30279389 A JP 30279389A JP 30279389 A JP30279389 A JP 30279389A JP H03161465 A JPH03161465 A JP H03161465A
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JP
Japan
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dinitrobenzanilide
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reaction
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JP30279389A
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Toshiki Sasaki
俊樹 佐々木
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ジアミノベンズアニリド誘導体の前駆体等と
して有用なジニトロベンズアニリド化合物の製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
ジアミノベンズアニリド類は、ポリイミド、ポリアミド
、染料等の製造原料として有用であり、これはジニトロ
ペンズアニリド類を還元することにより得ることができ
る。
ジニトロベンズアニリド化合物の製造方法として、先に
ピリジン溶媒を使用して4−ニトロアニリン誘導体と4
一二トロ安息香酸/Sライド誘導体とを反応させる方法
が知られている(特開昭63−239. 257号公報
)。また、一般的に、酸ノ\ライドとアミンによるアミ
ドの合或方法としては、活性水素を有しない溶媒を用い
、反応系内に発生する/’%ロゲン化水素を系外に除去
するために、反応を減圧下に又は三級アミン等を共存さ
せて行うことが知られている。
しかしながら、前者の製造方法では、反応終了後にピリ
ジン溶媒の反応液を多量の水中に注ぎ、目的物を結晶と
して析出させて得ており、実際に工業的に製造するため
には多量の廃液が発生し、しかも目的物中に取り込まれ
たピリジンを完全に除去できないという問題があった。
また、本発明の原料の1つである4−ニトロアニリン誘
導体はベンゼン、トルエン等の一般にアミドの製造に使
用される溶剤に対して難溶であるため、この様な溶媒を
使用して反応を行うと反応系がスラリーとなり、製造工
程管理や製造時のハンドリング等に問題があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで、本発明者は、これらの問題を解決すべく鋭意研
究を重ねた結果、非プロトン性極性溶媒を使用し、塩基
性含窒素芳香族化合物を反応系内で発生するハロゲン化
水素の捕捉剤とすることにより、工業的製造に有利なジ
ニトロペンズアニリド化合物の製造方法を見出し、本発
明に到 達したものである。
従って、本発明の目的は、ポリイミド、ポリアミドイミ
ド、染料等の製造原料中間体等として有用なジニトロベ
ンズアニリド化合物を安価かつ容易にしか も工業的に
有利に製造することができる方法を提供することにある
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で表される二ト
ロアニリン誘導体と下記一般式(2)で表されるニトロ
安息香酸ハライド誘導体 (但し、一般式(1)及び(2)中R,−R.は水素、
低級アルキル基、低級アルコキシル基又はハロゲンを示
し、このうちすくなくとも1つはアルコキシル基であり
、Xはハロゲンを示す)とを、非プロトン性極性溶媒中
、反応系内で発生するノ\ロゲン化水素の捕捉剤として
塩基性含窒素芳香族化合物を使用して反応させ、下記一
般式(3) (但し、式中R l− R 4は上記一般式(1)及び
(2)の場合と同じである)で表されるジニトロベンズ
アニリド化合物を製造する方法である。
本発明において、R1〜R4としては水素、低級アルキ
ル基、低級アルコキシル基又はハロゲンから選択可能で
あり、また、低級アルキル基及び低級アルコキシル基と
は炭素数10未満のものをいう。
さらに本発明において、R1〜R4の内の少なくとも1
つが低級アルコキシル基である。より好ましくはR1又
はR!のいずれか1つがアルコキシル基である。
上記ジニトロベンズアニリド化合物の合成原料として用
いられる一般式(2)のニトロ安息香酸ハライド誘導体
については、任意のハロゲンを選択することが可能であ
るが、好ましくはニトロ安息香酸ハライド、より好まし
くは4−ニトロ安息香酸クロライドである。
また、一般式(1)で示されるニトロアニリン誘導体に
ついては、好ましくは2−アルコキシーニトロアニリン
であり、より好ましくは2−アルコキシ−4ニトロアニ
リンである。
また、本発明において反応溶媒として使用する非プロト
ン性極性溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミド
(DMF) 、N,N−ジメチルスルフォキサイド(D
MSO)、ヘキサメチルホスホルアミド(HMPA)、
テトラヒド口フラン(THF) 、アセトニトリル等を
挙げることができ、その使用量は反応原料の4−ニトロ
アニリン誘導体及び4−ニトロ安息香酸ハライド誘導体
がそれぞれ室温で溶解し得る量であるのがよい。
さらに、本発明において、反応系内で発生するハロゲン
化水素を捕捉するためにその捕捉剤として使用する塩基
性含窒素芳香族化合物としては、ピリジン、メチルピリ
ジン類ジメチルピリジン類、キノリン、イソキノリン等
を挙げることができ、これらはその1種のみを単独で使
用できるほか、その2種以上を組み合わせて混合物とし
て使用することもできる。また、その使用量は発生する
ハロゲン化水素と等モル以上であればよいが、あまり多
く使用すると目的物のジニトロペンズアニリド化合物中
に取り込まれてその分離除去が困難になるので好ましく
ない。
反応は、4−ニトロアニリン誘導体を所定の溶媒に溶解
し、攪拌下に4一二トロ安息香酸ハライド誘導体を添加
するか、あるいは、所定の溶媒に溶解した4−ニトロ安
息香酸ハライドを滴下して行うのがよく、反応温度は室
温下でよいが、必要により加熱してもよい。また、この
反応は、副反応を防止するために好ましくは窒素ガス等
の不活性ガス雰囲気下で行うのがよい。
本発明方法によれば、反応系内に析出したジニトロペン
ズアニリド化合物は、これを濾取し、溶媒で洗浄するだ
けで充分に精製された状態で得ることができる。
〔実施例〕
以下、実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが
、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1 滴下ロート、温度計、還流冷却器及び攪拌機を備えた5
00一反応器に2−メトキシー4−ニトロアニリン25
.2g(0.15モル)を仕込み、窒素雰囲気下にアセ
トニトリル126gを加えて溶解し、次にピリジン1 
4.  2 g(0.18モル)を加えた。4ニトロ安
息香酸クロライド3 3.  8 g(0.18モル)
をアセトニトリル67.6gに溶解して滴下ロ一トに仕
込み、窒素雰囲気下に35〜45℃の温度でl時間かけ
て反応系内に滴下し、滴下終了後引続き室温で3時間攪
拌しながら反応を継続した。
反応終了後、反応混合物中に析出した結晶を濾取し、1
00gのアセトニトリルで洗浄し、次いで90°Cで減
圧乾燥し、融点217.6〜2■8.7°Cの純粋な2
′−メトキシー4,4゛−ジニトロベンズ7−−’) 
F 4 5.  2 g(0.142 モル、収率94
. 7X)を得た。
実施例2 粉末滴下ロート、温度計、還流冷却器及び攪拌機を備え
た5007nl反応器に2−メトキシー4−ニトロアニ
リン2 5.  2 g(0.15モル)を仕込み、窒
素雰囲気下にアセトニトリル126gを加えて溶解し、
次にピリジン1 4.  2 g(0.18モル)を加
えた。
4−ニトロ安息香酸クロライド3 3.  8 g(0
.18モル)を粉末滴下ロートに仕込み、これを35〜
45°Cの温度で1時間かけて反応系内に添加し、添加
終了後引続き室温で攪拌下に3時間反応させた。
反応終了後、反応混合物中に析出した結晶を濾取し、3
0gのア七トニトリルで洗浄し、次いで90℃で減圧乾
燥し、融点217.6〜2l8.7°Cの純粋な2゜−
メトキシー4,4゜−ジニトロペンズアニリド4 5.
  5 g(0.143モル、収率95.3X)を得た
実施例3 滴下ロート、温度計、還流冷却器及び攪拌機を備えた5
00rd反応器に2−メトキシー4−ニトロアニリン2
 5.  2 g(0.15モル)を仕込み、窒素雰囲
気下にアセトニトリル126gを加えて溶解させ、さら
に2−メチルピリジン16.7g(0.18モル)を加
えた。4−ニトロ安息香酸クロライド33.8g(0.
 18モル)をア七トニトリル67.6gに溶解して滴
下ロートに仕込み、窒素雰囲気下に35〜45°Cの温
度で1時間かけて反応系内に滴下し、滴下終了後引続き
室温で3時間攪拌しながら反応を継続した。
反応終了後、反応混合物中に析出した結晶を濾取し、1
00gのアセトニトリルで洗浄し、次いで90℃で減圧
乾燥し、融点217.6〜218.7°Cの純粋な2゜
−メトキシー4,4゜−ジニトロペンズアニリド4 3
.  1 g(0.136 モル、収率90. 7X)
を得た。
実施例4 粉末滴下ロート、温度計、還流冷却器及び攪拌磯を備え
た500d反応器に2−メトキシー4−ニトロアニリン
25、2g(0.15モル)を仕込み、窒素雰囲気下に
DMF 1 5 0 gを加えて熔解させ、さらにピリ
ジン14.2g(0.18モル)を加えた。4一二トロ
安息香酸クロライド3 3.  8 g(0.18モル
)を粉末滴下ロートに仕込み、これを35〜45°Cで
1時間かけて反応系内に添加し、添加終了後引続き室温
で3時間攪拌して反応させた。
反応終了後、反応混合物中に析出した結晶を濾取し、3
0gのDMFで洗浄し、次いで90°Cで減圧乾燥し、
融点217.6〜218.7゜Cの純粋な2゛−メトキ
シー4,4′−ジニトロベンズアニリド4 2.  0
 g(0.132モル、収率88x)を得た。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、反応終了後の後処理の際に多量の
廃液が発生することがなく、しかも、反応系がスラリー
となって製造工程管理や製造時のハンドリング等が困難
になることもなく、ポリイミド、ポリアミドイミド、染
料等の製造原料中間体等として有用なジニトロベンズア
ニリド化合物を安価か つ容易にしかも工業的に有利に
製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式(1)で表されるニトロアニリン誘導
    体と下記一般式(2)で表されるニトロ安息香酸ハライ
    ド誘導体 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (但し、一般式(1)及び(2)中R_1〜R_4は水
    素、低級アルキル基、低級アルコキシル基又はハロゲン
    を示し、このうちすくなくとも1つはアルコキシル基で
    あり、Xはハロゲンを示す)とを、非プロトン性極性溶
    媒中、反応系内で発生するハロゲン化炭化水素の捕捉剤
    として塩基性含窒素芳香族化合物を使用して反応させ、
    下記一般式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) (但し、式中R_1〜R_4は上記一般式(1)及び(
    2)の場合と同じである)で表されるジニトロベンズア
    ニリド誘導体を製造することを特徴とするジニトロベン
    ズアニリド化合物の製造方法。
  2. (2)下記一般式(4)で表される2−アルコキシ−ニ
    トロアニリンと下記一般式(5)で表されるニトロ安息
    香酸ハライド ▲数式、化学式、表等があります▼(4)▲数式、化学
    式、表等があります▼(5) (但し、一般式(4)及び(5)において、R_5はア
    ルキル基であり、Xはハロゲンを示す)とを、非プロト
    ン性極性溶媒中、反応系内で発生するハロゲン化水素の
    捕捉剤として塩基性含窒素芳香族化合物を使用して反応
    させ、下記一般式(6) ▲数式、化学式、表等があります▼(6) (但し、式中R_5は一般式(4)の場合と同じである
    )で表される2’−アルコキシ−ジニトロベンズアニリ
    ドを製造する請求項1記載のジニトロベンズアニリド化
    合物の製造方法。
JP30279389A 1989-11-21 1989-11-21 ジニトロベンズアニリド化合物の製造方法 Pending JPH03161465A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112500310A (zh) * 2020-11-06 2021-03-16 上海应用技术大学 一种2-甲氧基-4,4’-二硝基苯酰替苯胺的制备方法

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CN112500310A (zh) * 2020-11-06 2021-03-16 上海应用技术大学 一种2-甲氧基-4,4’-二硝基苯酰替苯胺的制备方法

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