JPH03160916A - 生姜等の収穫機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、生妥等の作物を圃場より引抜いて収穫する収
穫機に関する。

（従来の技術） 圃場に植生する作物を収穫する技術として例えば、特開
昭６０−１３７２０７号公報に開示の技術がある。

この従来技術の１は、走行機体の一側部に、後上り傾斜
状の引抜きベルトよりなる引抜き装置を設け、球根野菜
の茎葉を挟んで地面より引抜いて後上方に搬送させると
ともに、搬送後半に備えた切断刃で茎葉を切断するよう
にしたのであった。

また、生妾、玉ねぎなどの収穫機として、実開昭６３−
１７３０２１号公報の開示の技術がある。

この従来技術の２は、茎葉部を扶持して上方に引張る引
抜コンベアを備え、該コンヘアの上部に茎葉部切断用カ
ソタを設けるとともに、前記力・７タの後部に茎葉部放
出用シュートを設けたものであった。

（発明が解決しようとする課題） ところで、作物には長短があり、これに対応するための
引抜き装置（引抜きヘルト）の引抜き位置を高さ方向に
調整（調節）する必要がある。

しかしながら、前述従来技術１、２では、引抜き位置を
調節することはできないものであった。

そこで、装置全体を支える走行装置（車輪）を上下位置
調節して引抜き高さ位置を調節するようにすると、走行
装置は全体荷重を受けているものであるから、容易に調
節することは困難であった。

本発明は、斯る従来技術の問題点に鑑み、走行装置を有
する主粋に、引抜き装置を有する架台を、上下揺動固定
自在に備えることで、引抜き装置の引抜き高さ位置に簡
単かつ容易に調節可能にしたことを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、左右一対の走行装置と、生委等の作物を挟ん
で後方に搬送しながら引抜く左右一対の引抜きベルトよ
りなる引抜装置と、操縦ハンドルと、を備えている生委
等の収穫機において、前述の目的を達戒するために、次
の技術的手段を講している、。

すなわち、本発明は、左右一対の主枠１１の下部に、前
記左右一対の走行装置２を設け、前記主枠１１間の上部
を支点に上下揺動自在に支持した架台１９を設け、この
架台１９に、前記引抜装置３と操縦ハンドル４１とを備
え、前記架台１９に対して左右一対の主枠１１をそれぞ
れ独立して上下揺動を許容しかつ固定する連結手段３０
を設けていることを特徴とするものである。

（作　用） 本発明によれば、引抜装置３の引抜き高さ位置を調節す
るには、第１６図で示す連結手段３０におけるナット３
３を弛め、しかる後、第１５図の矢示Ａの如く操縦ハン
ドル４ｌを操作すると、架台１９が矢示Ａの如く揺動支
点である駆動軸１２を中心に揺動され、架台１９に引抜
装置３が備えられているから、引抜き高さ位置は走行装
置２でしっかりと支えたままで調節される。調節後は、
ナソト３３を締め上げると固定される。また、連結千段
３０は左右一対の主枠１１を独立して連結しているので
、第１２図に示す如く走行装置２の一方の車輪を浮かせ
ることもできる。

（実施例） 以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳述する。

第３図及び第５図並びに第ｌ４図は作物Ｓとして生姿を
対象とする収Ｎ機が例示されており、該収穫機は、機体
１と、該機体１を圃場と略平行に支持する左右一対の走
行装置２と、作物Ｓを挟んで後方に搬送しながら引抜く
左右一対の引抜ベルト３Ａ，３Ｂよりなる引抜き装置３
と、をそれぞれ備えている。

機体１の上部に、エンジン４、ミソション装置５等より
なる原動手段６が搭載され、ここに、機体１の腹部には
、前後方向に貫通された空間部７が形威され、この空間
部７の上下略中央部（実質的に下方寄り）に、搬送方向
を前後方向として引抜き装置３が収められている。

走行装置２は、その前方に配置された左右一対の補助車
輪８を含み、また、エンジン４はボンネット９で、ごツ
ション装置５は燃料タンク９Ａで、引抜ベルト３＾，３
Ｂはベルトカバー１０でそれぞれおおわれており、機体
１全体の重心位？＆Ｇが走行装置２の駆動部近傍上に設
定されている。

機体１は一対の引抜ベルｌ−　３Ａ，　３Ｂによる作業
状態が確認できるように側面視三角形状で窓１１＾を有
して構成された主枠１１を左右に一対備え、該主枠１１
は内部が中空状であって、チェーンケース（伝動ケース
）を兼用している。

この主枠１１の内部には、その上頂部に駆動軸１２の駆
動スブロケット１３が、前後各頂部に車軸１４，１５の
従動スプロケット１６．　１７が夫々配置されると共に
、これら各スプロケット１３，　１６．　１７に跨って
チェーンで示す巻掛け伝動体ｌ８が巻掛けられている。

左右一対の主枠１ｌ間の上頂部に、駆動手段６の架台１
９が備えられ、この架台１９上に、エンジン４を前部に
、ミッション装置５を後部にそれぞれ配置しており、エ
ンジン４の出力軸上のプーＩＪ２０とミソション装Ｗ５
の入力軸上のプーＩＪ２１とにベルト２２を巻掛けてお
り、エンジン４を覆うボンネソト９は、その前部の支点
軸２３を中心に開閉自在であるとともに、止具２４で閉
位置を確保しており、ここに、エンジン４の補器、例え
ばプラグ、キャブレタ等のメンテナンスを容易としてい
る。

架台１９の前部には、正背面視においてアーチ形状とさ
れていて、前下り状に傾斜する前フレーム２５が備えら
れていて、架台１９の後部左右には、左右一対の支柱を
有するアーチ状の後フレーム２６が下設されて、この後
フレーム２６の下部は、引抜き装置３における左右フレ
ーム２７に連結され、該左右フレーム２７は前後方向に
延びる中柱箱形とされていて、該フレーム２７の前部側
に、前フレーム２５の下端側が連結され、ここに、主枠
１１、架台１９、前フレーム２５、後フレーム２６、左
右フレーム２７で機体１を構威している。なお、前フレ
ーム２５と左右フレーム２７は左右一対のターンバソク
ル２５八で連結されている。

走行装置２は機体１を圃場と略平行に支持するように、
前輪２８と後輪２９を備えた二輪四輪型であって、前輪
２日は前頂部の車軸１４に、後輪２９は後頂部の車軸ｌ
５に夫々主枠１１の外側で取付けられている。

駆動軸ｌ２は主枠１１の上頂部から内側に突出する軸受
ケース１１八に支持され、かつ操向クラソチを介してご
ツション装置５内の伝動軸に連動連結されている。

機体１における左右一対の主枠１１に対して駆動手段６
および引抜き装置３は主枠１１の上頂部における駆動軸
１２を支点として第１５図の矢示Ａで示す如く揺動自在
に吊持状として支持されており、これによって、引抜き
高さ位置を調整自由としており、このため、主枠１ｌに
おける左右一対の前後脚と左右フレーム２７には、第１
６図〜第ｌ８図で示す連結手段３０で連結されている。

すなわち、連結手段３０は、駆動軸１２を支点とする円
弧状の取付孔３１八を有するブラケソト３１を、左右フ
レーム２７の上下でかつ、主枠１１における前後脚１１
Ｂ，ＩＩＣと相対する位置に固着し、一方、前後脚１１
Ｂ，　ＩＩＣに備えた取付けボルト３２を前記各取付孔
３１八に挿通してナソ１・３３で締結してなり、従って
、ナソト３３の締結を弛めることによって矢示Ａの揺動
を許容し、調整後にナッＩ・３３を締め上げて調整位置
を固定保持するようにしてある。

このように、引抜き高さ位置を調整する際、その調整量
は、左右フレーム２７の側面に後脚１１Ｇにそう目印２
７Ａを設けることで視覚的に確認可能とされている。

また、主枠１１は独立して上下動され、故に、第１２図
の如く走行装置２の一方を浮かせることができ、これは
傾斜地での作業に有利となる。なお、連結手段３０とし
ては、左右フレーム２７と主枠１１とをターンバックル
１２７で連結したものでもよい。

補助車輪８は各走行装置２の前方に左右に一対配置され
ており、この各補助車輪８はベルクランク形状の揺動ア
ーム３４の下端に支軸３５を介して回転自在に支持され
、また揺動アーム３４は、補助車輪８が走行装置２と共
に機体ｌを圃場に対して略平行に支持する下降位置Ｄと
、これから上方の上昇位置Ｕとの間で上下動すべく支軸
３５により前フレーム２５に取付けられている。

また、揺動アーム３４はこれに連結されたターンバンク
ル構造のロンド３６を介して操作レバー３７に連動連結
され、この操作レバー３７により上下に操作可能である
。

操作レバー３７は、左右の主枠１ｌの上部間にわたって
架設した軸心回りに回動自在な連結軸３８の両端部に固
設され、該操作レバー３７の中途にロソド３６の他端が
枢支され、ここに、上下に操作可能であり、更に、操作
レバー３７、ロソド３６等は左右一対あって、いずれか
一方の操作レバー３７を上下動することで、補助車輪８
を下降位ｆｉＤと上昇位置Ｕとに操作可能であ−る。

なお、揺動アーム３４はストソパ３４Ａを上部に有し、
このストンバ３４Ａは、前フレーム２５の後部に当接可
能とされていて、ここに、補助車輪８が障害物等に遭遇
してその衝撃がロンド３６の屈折等を招かないようにし
ており、３９は引き上げ用等のためのバネを示している
。

なお、前後輪２８．２９間の間隔、補助車輪８と前輪２
８との間隔は、圃場の畝の間の溝４０の溝幅Ｗよりも大
である。

後フレーム２６の上端部には、後方に突出するように、
左右一対のハンドル４１が取付けられていて、この各ハ
ンドル４１には作業用クランチレバー４２および主クラ
ンチレバー４３が設けられている。なお、４４は前後進
切換レバーである。

ベルトカバー１０は左右一対の引抜ベルト３Ａ，３Ｂに
対応して左右に一対あり、この各ベルト力バー１０は、
左右一対のフレーム２７にポル１・等で取Ｉりけられて
いる。

前記引抜ベルｌ−３Ａ，３Ｂは圃場に植生する生委等の
作物Ｓの茎桿を左右両側から挟んで後方に搬送しながら
圃場から引抜くためのものであって、左右各引抜ベルト
３Ａ，３Ｂはゴム等の弾性材料で形威され、前端部の従
動プーＩＪ４５と後部の駆動プーリ４６とに巻掛けられ
ると共に、作物Ｓの茎桿を左右から挟持すべく第６図に
示している多数の案内ブ−Ｉ７４７により案内されてお
り、全体として第３図で示すように後上がり状に若干傾
斜して回動自在に設けられている。

各引抜ベル｝３Ａ，３Ｂは、第７図および第８図で示す
如くベルト本体の内周面に３本の係合突条４８を、外周
面に中心から上下にずれた位置に２本の突条部４９．５
０を夫々備え、前記係合突条４８はプー１ １ リ４５，　４６．　４７の周溝に喰込みぎみに嵌まり、
また外周の突条部４９．５０は、一対の引抜ベル｝３Ａ
，３Ｂの対向部、即ち、作物扶持部分で互いに若干の間
隙をおいて咬合うようになっている。

前記両引抜ヘル｝　３Ａ　，　３Ｂの係合突条４８及び
突条４９，５０は、一体或形又はベルト本体に別途形威
した山形部材を、例えば平ベルトにＶベルトを焼付けし
て形成されており、夫々１本以上複数本有れば良く、引
抜ベルト３Ａ４こおける係合突条４８と突条部４９との
位置関係は、引抜ヘルト３Ｂのそれらの位置関係と同一
であり、引抜ベルｌ−３Ａ．３Ｂは同一形状に形成され
、引抜ベルト３Ｂは引抜ベルト３＾に対して上下逆に巻
掛けられている。

両引抜ヘルト３Ａ，３Ｂ間に扶持された作物Ｓは、両者
の咬合した突条部４９．　５０の弾性変形及び間隙の存
在によって、第８図に示す如く、葛折状に折曲挟持され
、引抜ベル｝３Ａ，３Ｂの後上がり移動によって強力な
引抜き力を受ける。

このため、案内プーＩＪ４７は、コ字形支持枠５ｌにビ
ン軸５２によって回動自在に備えるとき、引抜き１２ 力Ｆの反作用で上面側が第８図の矢示Ｂで示す如く狭ま
り状に移動しても引抜ベルト３Ａ，３Ｂが外れないよう
に、第８図に示す如くピン軸５２の軸心間隔が上面側が
広く下面側が狭くなるようにピン軸５２が傾斜されてい
る。また、案内プーリ４７は第６図に示す如く千鳥状に
配置されていて、引抜ベル１−３Ａ，３Ｂで茎桿Ｓを扶
持したとき、波打状の弾性変形を容易としている。

従動プーり４５はテンション調整機構５３を介して前端
部に設けられた従動軸５４に取付けられ、またこの従動
軸５４には、作物の茎桿の上部側を左右一対の引抜ベル
ｌ−３Ａ，３８間に掻込むための左右一対の掻込ホイー
ル５５，５６，５７，５８，５９，６０．６１を有する
掻込み装置６２を備えている。

掻込み装置６２は、第９図に示す如く、左右の各従動ブ
ーり４５上に、高さが異なる筒体６２＾，６２Ｂを介し
て掻込ホイール５５．５９をボルＩ−６３．６４で取付
け、掻込ホイール５５．５８の各ボス部６５．６６に形
威した雌ネジ部６５Ａ，６６Ａに、縦軸６７．６８の下
端に形成した雄ネジ部６７Ａ，６８Ａをねし込んで取付
けている。

すなわち、第１図において、縦軸６７で代表して示すよ
うに、縦軸６７の下端面を掻込みホイール５５の扶持板
５５Ｂに押当てて位置決めし、雌ネジ部６５Ａに雄ネジ
部６７Ａをねじ込んで縦軸６７をその軸心廻りに回転す
べく連結しており、この場合、第２図、第３図の矢印Ｃ
方向の掻込み方向に回転するホイール５５．５９の回転
方向と互いにネジ部６９．７０は逆方向のねじとされて
、ここに、ホイール５５，５９が回転してもネジ部６９
．７０は弛まないようにされている。ここで、筒体６２
Ａ　，　６２Ｂは引抜装置３における伝動系とされてい
る。

前記縦軸６７．６８は互いに平行とされて立設され、こ
の縦軸６７．６８のうち一方には掻込みホイール５６５
７．５８を上下方向に間隔を有して止ボル｝７１，７２
．７３で取付けており、他方の縦軸６Ｂには、掻込みホ
イール６０．６１を止ボルト７４．７５で取付けており
、ここに、各掻込みホイール５５〜６１は高さ方向に間
隔を有して備えられていて、しかも、左右のホイールは
高さ方向に位置ずれされている。

１４ 従って、下部で左右において対応する掻込みホイール５
５．５９の掻込み爪、中段で左右において対応ずる掻込
みホイール５６．　６０の掻込み爪および上段で左右に
おいて対応する掻込みホイール５８．６１の掻込み爪並
びに縦軸６７に設けた掻込みホイール５７の爪によって
、茎桿Ｓを第２図の矢示Ｃで示す回転により、順次、引
抜装置３の引抜ベルトの始端に向って掻込み可能として
いる。

ここで、左右で相対するホイールの各爪を、高さ方向に
位置ずれさせることによって、掻込み中に茎桿Ｓを圧縮
して折れたりするのを防止しており、これにより、茎桿
Ｓの切断を確実にしている。

なお、掻込みホイール５５〜６１のうち、ホイール５５
．５Ｂ，５９．６１はいずれも硬質合戒樹脂よりなり、
スプロケソト形状とされ、また、ホイール５６．５７．
６０は金属製であり、スプロケッ１・形状とされていて
、第２図に示す実施例では掻込みホイール５５〜６Ｉの
各爪はいずれも矢印Ｃ方向の回転のとき作物に対して喰
込む形状とされ、第４図に示す実施例では切断具８３側
の各ホイール爪は作物に対して喰１５ 込む形状とされ、他側の各ホイール爪は作物をなでるよ
うな形状とされ、ここに、他側すなわち、切断具８３よ
り作物Ｓが離れるのを防止している。

なお、７６Ａ，　７６Ｂはディスクンスカラーであって
、ホイールの上下間隔を保持するとともに、縦軸６７６
８の回転によって、該縦軸６７　．　６１１１に作物等
が絡みつくのを防止すべく、縦軸６７．６８に遊嵌され
ている。

第２図に示す如く、機体ｌの前部側には取付けフレーム
７７が連結軸７８によって取付けられていて、連結軸７
８は、機体１側のボス７９と取付けフレーム７７側のポ
ス８０とにわたって抜差し自在とされ、それぞれ止ポル
｝　８１　．　８２によって着脱自在とされている。

取付けフレーム７７は平面視で略Ｖ字状とされていて、
この取付けフレーム７７に、切断具８３と、掻込みホイ
ール５６〜５８および６０〜６１を備えた縦軸６７．６
８が設けられていて、縦軸６７．　６８は軸受８４　，
　８５によって取付けフレーム７７の先端に支持されて
いる。

取付けフレーム７７は、掻込装置によって掻込ま１６ れた茎を、引抜ベルト３Ａ，　３Ｂの扶持始端に案内す
べく案内部８６．８７を有している。

切断具８３は、上・下２段の円板カッタ９Ｌ９２よりな
り、引抜きセンターラインＬ−Ｌより実施例では右側に
ずらされて配置されていて、円板の外周に刃先８３Ａを
有している。

切断具８３における円板カッタ９Ｌ９２は、第９図で示
す如く、支軸８９に固定されていて、支軸８９は取付け
フレーム７７のアーム８８に、軸受装置９０を介して回
転自在に取付けられている。

第２図、第９図で示す如く、支軸すなわちカッター軸８
９は、ベルト伝動装置９３によって第２図の矢示Ｅ方向
に駆動され、ベルト伝動装置９３は、縦軸６８に固定し
たプーＩ７９３Ａと、カッター軸８９に固定したプーＩ
３９３Ｂと両プーりに巻掛けたベル｝・９３Ｃよりなり
、プーＩ７９３Ａに対してプーＩ７９３Ｂが小径とされ
ていてカッター軸８９を高速回転ずるようにしている。

切断具８３の切断部分９４．９５は、上下２段であり、
引抜ベルト３Ａ，３Ｂの引抜き始端９６よりも前にあり
、１７ ここに、引抜ベルト茎を扶持する前で、茎Ｓを切断する
ようにされている。

切断部分９４　．　９５は、切断具８３の刃先８３八と
掻込みホイール５６．５７の爪５６Ａ，５７Ａの咬合部
分で構戒されていて、下部切断部分９４は、架台１９よ
りや一下方で引抜装置３の始端上方に位置し、この切断
部分９４より上方に上部切断部分９５が同軸心上として
位置している。

ホイール５６．５７の爪５６八，５７Ａは、茎Ｓを切断
部分９４．９５に押込むようにされていて、円板カツタ
９１．９２の外周下面に爪５６Ａ，５７Ａの上面が摺接
するようにされている。

従って、ホイール５６．５７で掻込まれてかつ押込まれ
た茎Ｓは、円板カソタ９１．９２との協働で、上下２段
に切断され、切断茎を図では右側に支えながら放出可能
としている。

また、下部切断部分９４と対応するアーム８８の部分に
は、第２図に示す如く、切矢部９６を形或することによ
って、茎の切断完了点まで下部開放されて作物（茎）の
切断部分９４への侵入を容易とし、ｌ８ 完全切断を可能としている。

９６は茎案内装置であって、円板カソタ９１の上面を覆
う底板９７を取付けフレーム７７上にステ−９８を介し
て固定し、この底板９７に、掻込みホイール６０６１間
に位置して縦軸６８を覆う第１案内板９９を立設し、こ
の第１案内板９９の形状を床板９７で保形しており、該
第１案内板９９は、第５図で示す如く左前部が最前端に
あって湾曲部９９八とされて、この部分より右側に後方
傾斜状とされた案内部９９Ｂを有していて、切断部分９
４．９５に向って延びており、掻込みホイール５９〜６
１は、湾曲部９９Ａより露出しており、掻込みホイール
５５〜５８の外周縁は平面視において案内部９９Ｂとラ
ンプしており、ここに、掻込装置で掻込まれた茎を右方
へと掻込み案内するようにされている。

第１案内板９９の上方に、第２案内板１００がホイール
６１の上方に配置されていて、この第２案内板１００は
平面視で前記第１案内板９９と略同一形状の湾曲部１０
０Ａ、案内部１００Ｂを有し、ステ−１０１によって取
付けられている。

１９ 掻込装置におけるホイール５６．５７問および５７，５
８間には、縦軸６７の外周を囲む平面視略卵形の第３案
内板１０２が取付けフレーム７７の前端より外側方に突
出したステ−１０３とこのステーより立設されたステ−
１０４とによって取付けられていて、ここに、第ｌ・２
案内板９９，　１００の湾曲部９９Ａ，ＩＯＯＡと第３
案内板１０２の湾曲部１０２八とで、掻込み始端が前方
開放で後方先細状の第１案内路１０３を形威して、切断
部分９４　．　９５に向って屈曲され、切断部分９４　
．　９５より外側方が外方拡開状の第２案内通路１０３
Ａとされていて、この第２案内通路１０３八の底に、放
出シュート１０４が下方傾斜状として取付けフレーム７
７に、ボルトで取付けられている。

１０５は左右一対のデバイダであり、棒材を側面視三角
形状に折曲してなり、このデバイダ１０５は取付けフレ
ーム７７の左右ポス１０６に上端が抜差し自在に装着さ
れ、下端が左右フレームのボス１０７に抜差し自在に装
着され、止ネジ１０８で固定されている。

ここで、切断具、掻込装置、茎案内装置は、第２０ １３図で示す如くユニソト１０９にされていて、掻込装
置における下段のホイール５５．　５９を残してユニッ
トで着脱自在とされている。

このユニット１０９の着脱は、連結軸７８の引抜きで、
機体ｌと取付けフレーム７７との連結を解き、縦軸６７
．６８のネジ部６９　．　７０を弛めるとともに、デバ
イダの止ネジ１０８を外すことによって、第１３図に示
す如く取外され、取付けは逆手順でなされる。

このように、切断具８３を含むユニット１０９を取外す
ことにより、ワゴン車等への収穫機の積込みを容易にす
るとともに、格納スペースに有利となるし、また、作物
によっては、その植生高さが低いものもあり、この低い
作物の引抜き収穫に適応するためである。

第５図において、駆動プーり４６は、後輪の近傍に配置
されていて、第５図、第１０図、第１ｌ図に示す如く、
ミソション装置の出力軸の両端にベベルギャ機構を介し
て連動される縦方向の伝動軸１１０．１１１の下端に取
付けてあり、この伝動軸１１０，　１１１には筒カラー
１１２，　１１３が遊嵌されている。

従って、駆動プーり４６の第１１図の矢示Ｇ方向の回転
により、引抜ベルト３Ａ，３Ｂは第１ｌ図の矢示Ｈ方向
に循環回走されるようになっている。

伝動軸１１０，　１１１のうち、左側の伝動軸１１１に
は、上下２段の掻出しホイール１１４，１１５が取付け
られていて、このホイール１１４，　１１５は略スプロ
ケット形状とされていて、その外周爪の先端は、引抜ベ
ルトの扶持面（引抜センターライン）に近傍する位置と
されている。

上下の掻出しホイール１１４，１１５は同一形であって
、板金製であり、ホイール１１４の上方には、後フレー
ムに一端が連結された線材よりなる案内部材１１６が備
えられている。

案内部材１１６は、掻出しホイール１１４，　１１５の
爪底に平面視でラフブしており、その後半は、外側方に
作業方向と直交して延びており、後輪における主枠１１
の内側近傍で終わっている。

１１７は掻出しシュートであり、切断茎を前記掻出しホ
イール１１４，１１５　、案内部材１１６並びにガイド
板１１８とともに後輪内側に放出するものであり、２２ 右側の引抜ベルト３八のフレームに、平面視で略Ｌ形の
ステ−１１９を取付け、このステ−１１９にボルトによ
って取付けられている。

第６図において、１２０は後部切断装置であり、ピン軸
５２を利用してナソト１２１により、直線刃１２２＾，
　１２３Ａを有する一対の平板状切断具１２２，１２３
を、直線刃がハサミ形状となるように着脱自在に取付け
ており、直線刃はその途中において交差し、この交差部
が引抜きセンターライン上に位置するようにされている
。

従って、前述した切断具８３で、茎葉の中間部分を上下
２段に切断し、球根部を有する茎は引抜ベル｝３Ａ，３
Ｂで引抜かれつつ後方に搬送される過程で、切断装置１
２０の直線刃にて再度寸断され、引抜かれた球根部は落
下され、引抜ベルｌ−３Ａ，３１１で挟持された茎はシ
ュート１１７等を介して左方に放出される。

ここに、球根部は走行装置間において圃場に順次落下さ
れ、切断茎はまず、上部部分は右側へ、中間部分は左側
へと分散放出されることになる。

２３ 平板状切断具１２２，　１２３での切断抵抗等によって
、引抜ベル｝　３Ａ　，　３Ｂはこれが拡開方向に所謂
口開き現象を起こすが、これを防止するために、切断具
１２２，　１２３の後部において、左右一対の支持枠５
１を連結部材１２５と締結具１２６によって互いに連結
している。

また、第１９図は前部切断装置の他の例であって、切断
具８３の軸が鉛直ではなく切断開始側が開き加減で、切
断終端側にて切断具８３とホイールとが摺接するように
されたものであり、これにより、ホイールの爪が円滑に
切断具８３に導入される。

ベルトカバーｌＯは引抜ベル｝３Ａ，３Ｂの内周側に葉
や茎がたれ込んで巻込みを生じるのを阻止する。

以上の実施例において、生委等の作物Ｓを引抜く際には
、低床畝上を直交方向に走行して行う。

即ち、各部を駆動した状態で前進走行すると、左右一対
の掻込みホイール５５〜６ｌが作物の茎桿の上部を後方
に掻込み、後方側の左右一対の引抜ベル｝３Ａ，３Ｂ間
に送込むので、この一対の引抜ベルト３Ａ，３Ｂが作物
の茎桿を左右両側から挟む。

２４ この茎を挟む前に、切断具８３の上下２段のカソタ９１
．９２と掻込みホイール５６．５７との作用で、茎を架
台１９よりや一下方と底板９７より上方位置にて切断し
、切断茎は右側外方に放出される。

中間部は切断された球根付の茎は、取付けフレーム８８
の案内部によって引抜き始端に相対的に送り込まれる。

そして引抜装置３は走行装置２と同調した速度で作物を
相対的に後方に搬送しながら、作物を上方に引抜いて行
く。

すなわち、直立状に植生していて、上部が切断された作
物Ｓを引抜装置の前半部、つまり、補助車輪８と前輪２
８との間で球根のうもうを引きちぎり、重心Ｇ付近で球
１’ｌｓＡを圃場より浮上るように引抜き、このように
作物の球根ＳＡを引抜いた後、引抜ベルＩ−３Ａ，３Ｂ
の後端部における切断装置１２０で、更に、茎を切断し
てから掻出しホイール１１４，１１５で茎桿を後方左方
に掻出して行く。

前記の切断装置８３を含むユニット１０９を第１３図に
示す如く取外したときは、茎を切断しない茎は、２５ 前フレーム２５、架台１９等に当り、搬送力を受けてい
るので曲折されて、後部切断装置１２０で切断されるこ
とになる。

機体１等の重心Ｇが前輪２８の近くにあり、この付近で
大きな引抜き力が必要となるが、この引抜き力は重心Ｇ
との関係から走行装置２で確実に支えられることになる
。

また、主枠１１が側面視で内部を視認できる窓１１Ａを
有することから、搬送中の作業状況を外側から確認でき
る。

低床畝上を直交方向に走行する場合、走行装置２の前輪
２８及び後輪２９と、その前方の補助車輪８とで機体ｌ
を圃場と略平行な一定の姿勢に保持する。即ち、前後輪
２８．２９が献上にある時には、補助車輪８が溝上にあ
っても前後輪２８．２９で機体１を支持し、また前輪２
８が溝にある時には、補助車輪８と後輪２９で機体１を
支持し、更に後輪２９が溝上にある時には、補助車輪８
と前輪２８で機体１を支持する。従って、溝の有無に関
係なく機体１を圃場と略平行に支持できる。

２６ また機体１全体の重心位置Ｇが前輪２８の上方近傍にあ
るため、ハンドル４ｌを軽く持上げ勝手に支持する程度
で良く、作業者の負担も軽くできる。

上述において、次のように設計変更できる。

■円板力フタ９１．９２はいずれか一方にすること。

■円板カソタ９２を省略し、ホイール５７はそのまま備
えること。

■ホイール５５〜６１のすべてを樹脂製にすること。

■円板カソタ９Ｌ９２は、これを強制駆動させずに切断
抵抗で回転するようにすること。

（発明の効果） 本発明は以上の通りであり、左右一対の主枠１ｌの下部
に、前記左右一対の走行装置２を設け、前記主枠ｌｌ間
の上部を支点に上下揺動自在に支持した架台１９を設け
、この架台１９に、前記引抜装置３と操縦ハンドル４ｌ
とを備え、前記架台１９の上下揺動を許容しかつ固定す
る連結手段３０を設けているので、引抜装置の引抜高さ
位置を調節するには、連結手段を弛めハンドルを操作す
ると、走行装置で荷重を支えた状態でも架台が上下揺動
できて引２７ 抜き高さ位置を簡単かつ容易に調節できる。

また、この調節中、走行装置で荷重を支えているので、
調節作業は安定であるし、調節後は、連結手段を固定す
ればよく、ここに、作物の長短に合わせて適正な位置に
できる。

また、左右一対の主枠１１は独立して上下動自在である
ので、走行装置２の一方を浮かせることもでき、これは
、傾斜地において有利となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は要部の立面断面
図、第２図と第４図は同じく２つの例を示す平面図、第
３図は全体の側面図、第５図は全体の平面図、第６図は
引抜ベルトと後部切断装置を示す底面図、第７図は第６
図Ｘ−Ｘ線断面図、第８図は第６図Ｙ−Ｙ線断面図、第
９図は前処理部の前面立面図、第１０図は後処理部を示
す背面図、第１１図は同じく平面図、第１２図は全体の
背面図、第１３図は切断ユニソト等を外したときの側面
図、第１４図は全体の斜視図、第１５図は主枠部分を示
す側面図、第１６図は第１５図の２−２断面図、第１７
図２８ と第１８図は連結用ブラケットの正面図と側面図、第１
９図は切断具の他の例を示す立面図である。 １・・・機体、２・・・走行装置、３・・・引抜装置、
１１・・・主枠、１９・・・架台、３０・・・連結手段
。 特　許　出　願　人　　久保田鉄工株式会社１ 〕 ツ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）左右一対の走行装置と、生姜等の作物を挟んで後
   方に搬送しながら引抜く左右一対の引抜きベルトよりな
   る引抜装置と、操縦ハンドルと、を備えている生姜等の
   収穫機において、 左右一対の主枠（１１）の下部に、前記左右一対の走行
   装置（２）を設け、前記主枠（１１）間の上部を支点に
   上下揺動自在に支持した架台（１９）を設け、この架台
   （１９）に、前記引抜装置（３）と操縦ハンドル（４１
   ）とを備え、前記架台（１９）に対して左右一対の主枠
   （１１）をそれぞれ独立して上下揺動を許容しかつ固定
   する連結手段（３０）を設けていることを特徴とする生
   姜等の収穫機。