JPH03160368A - 成人型t細胞性白血病関連抗体の測定方法 - Google Patents

成人型t細胞性白血病関連抗体の測定方法

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JPH03160368A
JPH03160368A JP30055489A JP30055489A JPH03160368A JP H03160368 A JPH03160368 A JP H03160368A JP 30055489 A JP30055489 A JP 30055489A JP 30055489 A JP30055489 A JP 30055489A JP H03160368 A JPH03160368 A JP H03160368A
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JP
Japan
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adult
htlv
antibody
antigen
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JP30055489A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Maeda
前田 義章
Hiroshi Shiraki
洋 白木
Yukiko Sagiya
鷺谷 由紀子
Tadayoshi Kuroda
直敬 黒田
Hiroyuki Ide
博之 井出
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IDE JIMUSHO KK
NIPPON SEKIJIYUUJISHIYA
Original Assignee
IDE JIMUSHO KK
NIPPON SEKIJIYUUJISHIYA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、戒人型T細胞性白血病関連抗体の測定方法、
特に合成ペプチドを用いた成人型T細胞性白血病関連抗
体の測定方法に関する。
〔従来の技術〕
成人型T細胞性白血病ウィルス■型(HTLV一1)は
成人型T細胞性白血病、すなわちT細胞の悪性化による
疾病と密接に関連したレトロウィルスであり、このウィ
ルスは母親から乳児に、夫から妻に、また輸血によって
感染することが知られている。そして、輸血による感染
を防止するために、供血者の抗HTLV−1抗体スクリ
ーニングを行なってHTLV−1キャリアー患者の確認
作業が実施されている。従来、HTLV−1に対する抗
体スクリーニングは、粒子免疫測定法(PA法)、酵素
免疫測定法(ELISA法)あるいは間接免疫蛍光測定
法(IF法)で行われていた。
また、近年、抗HTLV−1抗体と反応するHTLv−
1のgag(コア)蛋白質の特定の領域に相応するペプ
チドを合威し、この合成ペブチドを用いたHTLV−1
に対する抗体スクリーニングが報告されている(The
 Journ!l OFImmunoLolY,Mo1
、H6.No,  7,Apti1  1.I9116
PP.2393〜2397 T[IOMAS J. P
ALKER ett1、 )。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来行われていたPA法、EL I S
A法においては、細胞膜面の蛋白質がウィルス粒子と絡
み合っているため抗原陽性率の変動が避けられず、しば
しば偽陽性になるという問題があり、またIF法におい
ては、ウィルスを産生ずる細胞系を維持することが難し
いという問題があった。
また、上述のパーカーらの合戒ペプチドを用いたHTL
V−1に対する抗体スクリーニングでは、IF法により
陰性と判定された血清を100%陰性と判定するために
は、2種類の合成ペプチド、すなわちgag蛋白質のC
末端から102番目乃至115番目までのアミノ酸配列
に相当する合成ペプチドと、gag蛋白質のC末端から
120番目乃至130番目までのアミノ酸配列に相当す
る合成ペプチドとについて、それぞれ別個にHTLV−
1に対する抗体スクリーニングを行なう必要があり、操
作が繁雑であるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑み創案されたものであり
、面倒な細胞培養を必要とせず、抗HTLV−1抗体の
検出精度が高くtかつ操作が簡便な成人型T細胞性白血
病関連抗体の測定方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、成人型T細胞性白血病ウィルスの構成蛋白質
の成分ペプチドを合成し、該合成ペプチドの少なくとも
1種を不溶性担体に固定化した不溶化抗原を用いるよう
に構威した。
本発明で用いる合成ペブチドは、成人型T細胞性白血病
ウィルスの構成蛋白質の成分ペブチドであり、成人型T
細胞性白血病ウィルス■型(HTLV−1)のgag 
(コア)蛋白質のC末端から100番目乃至130番目
までのアミノ酸配列に相当する合成ペプチド、gag蛋
白質のC末端から100番目乃至119番目までのアミ
ノ酸配列に相当する合成ペプチドおよびHTLV−1の
env (エンベロープ)蛋白質のC末端から175番
目乃至199番目までのアミノ酸配列に相当する合成ペ
プチドである。
このような合成ペブチドは、HTLV−1のgag遺伝
子およびenv遺伝子の核酸配列を基に予測したアミノ
酸配列に従って合成される。ペプチド合成は、公知の固
相法、縮合法、この画法を組み合わせた方法、液相法等
により行うことができ、例えば段階的固相法( Mcr
riftelt R. B( 1963) J.AlI
I, Chew.Sac. 85. 2149 〜21
54)により、固相としてt−ブトキシカルボニルアミ
ノアシル−4−(オキシメチル)一パム樹脂を用いて行
ってもよい。この場合、合成ペプチドの前記樹脂からの
解離は、例えばフッ化水素水を用いて凍結乾燥操作によ
って行うことができる。このようにして得られた合成ペ
プチドは、低分子量の副生成物を取り除いて精製した後
、高速液体クロマトグラフィーにより純度検定が行われ
、単一ピークが認められた合成ペプチドが本発明に用い
られる。
合戊ペプチドを固定化するための不溶性担体としては、
物理的吸着法または化学的結合法、もしくは両法同時に
用いられるボリスチレン、ボリカーボネート、ガラス、
ボリプロビレン等の多孔性担体、あるいは赤血球、ラテ
ックス、ゼラチン、寒天等の微細粒子等を用いることが
できる。そして、不溶性担体への合威ペプチドの固定化
、すなわち不溶化抗原の調製は、物理的吸着法において
は接触、化学的結合法では架橋剤を用いて結合すること
により行うことができる。合戒ペプチドの固定化後、不
溶性担体の残存する吸着部位はヤギ血清等によってブロ
ッキングされる。
本発明は、上述の不溶化抗原と成人型T細胞性白血病関
連抗体との抗原抗体反応により生成された抗原一抗体反
応物を公知の酵素免疫測定法(ELISA法)あるいは
間接免疫蛍光測定法(IF法)により標識化し、この標
識活性を測定することによって実施される。また、凝集
反応像、沈降線、濁度等を観察することによっても実施
される。
本発明で対象とする成人型T細胞性白血病関連抗体は、
HTLV−1に対する抗体である。また、測定試料血清
は、被検者から常法に従って採血した血液から分離され
た血清、あるいは、この血清をリン酸緩衝溶液(P B
 S)等の緩衝溶液で希釈したものを用いることができ
る。測定試料血清は、またトウイーン系界面活性剤、動
物血清、動物蛋白質、ゼラチン、デキストラン等が添加
されていてもよい。
不溶化抗原と抗HTLV−1抗体との抗原抗体反応は、
通常4〜40℃で5分〜48時間の条件で行われる。
生成された抗原一抗体反応物の標識化は、抗f{ T 
L V − 1抗体と特異的に結合しうる物質と酵素標
識物質または蛍光標識物質とが結合した結合体を抗原一
抗体反応物と混合して反応させることにより行われる。
抗HTLV−1抗体と特異的に結合しうる物質としては
、抗ヒト免疫グロブリンG(抗ヒトIgG)ヤギ抗体、
抗ヒトIgGウサギ抗体、抗ヒトIgGヒツジ抗体、抗
ヒトIgGマウス抗体、抗ヒトIgGウマ抗体、抗ヒト
IgGモルモット抗体、抗ヒトIgGブタ抗体等の抗ヒ
トIgG抗体、あるいは上記各動物の抗ヒト免疫グロブ
リンM(抗ヒトIgM)抗体等を用いることができる。
酵素標識物質としては、ベルオキシダーゼ、アルカリホ
スファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、キモトリプシノ
ーゲン、プロカルボキシペプチダーゼ、グリセロアルデ
ヒド−3−リン酸脱水素酵素、アミラーゼ、ホスホリラ
ーゼ、テキサスレッド等を用いることができる。また、
蛍光標識物質としては、フルオレセイン・イソチオシア
ネート、テトラメチルローダミン・イソチオシアネート
、置換ローダミン・イソチオシアネート、ローダミンB
・イソチオシアネート、ジクロロトリアジンフルオレセ
イン等を用いることができる。
抗HTLV−4抗体と特異的に結合しうる上記の物質と
上記の酵素標識物質または蛍光標識物質との結合体は、
公知の方法によって作成することができ、また市販のこ
のような各種結合体を用いてもよい。
このような結合体と抗原一抗体反応物との反応は、通常
4〜40℃で5分〜48時間の条件で行われる。この反
応終了後は充分に洗浄することが好ましい。また、上述
した凝集反応像、沈降線、濁度等を観察する場合は、反
応終了後すみやかに観察することが好ましい。そして、
標識化された抗原一抗体反応物の標識活性(酵素活性ま
たは蛍光活性)の測定等は公知の方法に従って行うこと
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を示して本発明を更に詳細に説明
する。
実施例1(ペプチド合成) HTLV−1のgag遺伝子およびenv遺伝子の核酸
配列を基に想定した27種類(gag蛋白質23種類、
env蛋白質4種類)のアミノ酸配列(第1表参照)の
ペプチドを合威した。
第  1  表 ペプチドの合成は、上述したMe口i1ieldの段階
的固相法に従って、固相としてt−プトキシカルボニル
アミノアシル−4−(オキシメチル)一パム樹脂を用い
て行った。原料アミノ酸にはアミノ酸保護剤(蛋白工学
研究所製)を添加した。この結果、αアミノ基は固相中
のt−ブトキシカルボニル基によって保護され、側鎖は
各アミノ酸において下記の保護基によって保護された。
(アミノ酸)      (保護基) リシン(LYS) システイン(C▼$) 二N−2−クロロベンゾ オキシカルボニル基 :S−4−メチル ベンジル基 ・トリプトファン(Tap)    : N−ホルミル
基固相としてのt−ブトキシカルボニルアミノアシル−
4−(オキシメチル)一パム樹脂からの合成ペブチドの
解離は、液体フッ化水素を用いて凍結乾燥操作によって
行った。このようにして得られた合成ペプチドを5%酢
酸水溶液の溶解し、ファルマシア社製Sephadex
 G−25等のゲルロ過カラムを用いて低分子量の副生
成物を取り除いて精製した。その後、逆相カラム(オク
タデシルシランC18)を用いた高速液体クロマトグラ
フイーにより純度検定を行って、単一ピークが認められ
た合成ペプチドを本発明に用いる合成ペプチドとした。
実施例2(ELISA法) 実施例lにおいて合成した27種類の合成ペプチド50
0ngを各々0.  1mlの0.01M炭酸水素ナト
リウム緩衝液( pH9. 55)に溶解したものを、
不溶性担体である96穴EIAプレート(Nunc社製
)に塗布し、4℃で一晩放置して固定化し不溶化抗原と
した。この不溶化抗原の不溶性担体の残存する吸着部位
は20%ヤギ血清によつてブロッキング処理した。
一方、被検者から常法に従って採血した血液から分離さ
れた血清をリン酸緩衝溶液(P B S)で8倍希釈し
て測定試料血清とした。この測定試料血清は、トゥイー
ン20界面活性剤を0.05▼t%、ヤギ血清を101
1%それぞれ含有する。なお、採血した血液から分離さ
れた血清は、PA法(富士レビオ製セロディアALTA
を使用)およびIF法(MT−1細胞をアセトンで固定
したスライドを使用)により検査し、測定値の評価は日
本赤十字の標準判定法に従って行った。
つぎに、前記不溶化抗原と前記測定試料血清とを37℃
で1時間反応させた後、酵素標識物質としてベルオキシ
ダーゼで標識化した抗ヒトIgGヤギ抗体を添加して3
7℃で0.5時間反応させた。そして、トゥイーン20
界面活性剤を0.05v+%含有したリン酸緩衝溶液を
用いて洗浄を6回行った後、過酸化水素を0.1vt%
、O−フェニレンジアミンを0.04v+%含有した0
.1Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pll5.5)を1
50μl添加して37℃で0.5時間反応させ、更に2
.5M過酸化水素を50μl添加して37℃で5分反応
させた後、反応を停止した。
ツキに、O−フエニレンジアミンを基質として492n
mの吸光度を測定することによって、標識化された抗原
一抗体反応物の標識活性(ベルオキシダーゼ活性)を算
出した。4 9 2 amでの吸光度測定はプレートリ
ーダー( SLT−Lxbinsjrumeロ【S(オ
ーストリア)製)を用い、陽性血清を判定するためのカ
ットオフ値は統計処理を施して算出した。すなわち、上
記PA法およびIF法においてともに陰性と判定された
血清31例の平均吸光度値に標準偏差を加えたものと、
PA法およびIF法でともに陽性と判定された血清31
例の平均吸光度値の10%とを加算した値をカットオフ
値とした。また、確認試験として、合成ペプチド抗原に
よる抗体吸収前処理血清を用いる競合反応を利用したE
L I SA法を行った。すなわち、測定試料血清と、
合威ペプチドまたは溶媒のみを反応させて上述のEL 
I SA法を行い、合成ベブチドを用いた場合の吸光度
が溶媒を用いた場合の吸光度に対して30%以上減少し
た場合に陽性とした。
上述の測定結果を第2表に示した。
第2表には、PA法およびIF法でともに陽性と判定さ
れた31例の血清中の抗体と反応性を示した合威ペプチ
ド8種類が示されている。第2表から明らかなように、
PA法およびIF法でともに陽性と判定された31例の
血清中の抗体と全て反応したのはgag蛋白質のC末端
から100番目乃至130番目までのアミノ酸配列に相
当する合威ペブチドP19−too nであった。また
、gag蛋白質のC末端から100番目乃至119番目
までのアミノ酸配列に相当する合成ペプチドであってP
l9−10O nよりアミノ酸数の少ない合成ペプチド
P19−1[10 Iでも31例中22例に反応性(7
1%)が認められた。さらに、env蛋白質のC末端か
ら175番目乃至199番目までのアミノ酸配列に相当
する合成ペブチドでは31例中26例に反応性(84%
)が認められた。
他方、合成ペプチドPl9−IH IIとのみ反応した
9例は、合戒ペプチドPl9−100 IIを用いた確
認試験で吸光度の減少が認められたが、合成ペプチドP
I9−100 Iを用いた確認試験では吸光度の減少が
認められなかった。これに対して、合成ペプチドP19
−100 Iと合成ペプチド[9−10fl IIの双
方と反応した21例は、合成ペプチドPl9−100 
Iおよび合成ペプチドPl9−10[1 nのいずれを
用いた確認試験でも吸光度の減少が認められた。このこ
とより、合成ペプチドPl9−100 IIには2つ以
上の強い抗原決定基領域が存在すると考えられる。
実施例3(合成ペプチドP19−100 Itを用いた
スクリーニング) 合成ペプチドP19−100 Iを輸血者のHTLV−
■抗体検出用抗原として使用し得ることを確認するため
に、合成ペプチドPl9−100 nのみを用いて不溶
化抗原を作成したこと、および測定試料血清の範囲を拡
大して下記の4種の供血者からの血清を用いた他は実施
例2と同様にしてEL I SA法を実施した。
・PA陰性、IF陰性の供血者 (対照血清)・PA陽
性、IF陰性の供血者 (中位血清)・PA陰性、IF
陽性の供血者 ( pros++ne血清)この血清は
IITLV−1抗体過剰のため凝集阻害を示している。
・PA陽性、IF陽性の供血者 (陽性血清)陽性血清
を判定するカットオフ値を0.522とした場合の49
2nmでの吸光度測定の結果を図に示した。図から明ら
かなように、陽性血清は94例中94(100%) 、
pto!oae血清は9例中9(100%)において抗
HTLV−I抗体が検出され、かつ、その陽性例(10
3例)中約80%がELISA値2以上を示している。
これに対して、中位血清は96例全てにおいてカットオ
フ値11.522を下回るEL I SA値が検出され
た。また対照血清は96例中1例を除いてカットオフ値
0.522を下回るEL I SA値が検出され、合威
ペプチドP19−100 nとの反応が認められた1例
についても、上述の競合反応を利用したELISA法に
よる測定の結果は陰性と判定された。
すなわち、合成ペブチドPl9−IN mを用いた本発
明によるEL I SA法測定結果は、従来から抗HT
LV− I抗体の信頼できる検出法とされているIF法
による結果と完全に一致しており、従来のPA法に比べ
て精度が高い。また、本発明によるEL I SA法の
測定操作は、従来のPA法と同様に簡便なものであり、
IF法に比べて操作が大幅に簡便なものとなっている。
〔作用〕
HTLV−Iのgag蛋白質のC末端から100番目乃
至130番目までのアミノ酸配列に相当する合成ペプチ
ドPI9−fOG n, g a g蛋白質のC末端か
ら100番目乃至119番目までのアミノ酸配列に相当
する合成ペプチドであってP.l9−IQO nよりア
ミノ酸数の少ない合成ペプチドP19−100 Iおよ
びenv蛋白質の175番目乃至199番目までのアミ
ノ酸配列に相当する合成ペプチドは、抗HTLV−1抗
体と高い反応性を示す。特に、合成ペプチド[’l9−
100 nには2つ以上の強い抗原決定基領域が存在す
ると考えられる。
そして、上記の合成ペプチドを固定化抗原として健全者
であるHTLV− Iキャリャーの血清中抗体の検出に
用いると、抗HTLV−I抗体を効率よく検出し得る。
〔発明の効果〕
上記のように構成した本発明によれば、IF法における
ウィルスを産生ずる細胞系の維持といった繁雑な操作を
行うことなく、従来のPA法、ELISA法と同様の簡
便な測定操作によって、高精度な抗HTLV−I抗体の
検出が可能であり、かつ用いる合成ペプチドの種類また
は組み合わせを選定することによって、一回の操作で抗
HTLV−I抗体スクリーニングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図は、合成ベブチドI’l9−IN nを用いたELI
SA法の吸光度測定結果を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、成人型T細胞性白血病ウィルスの構成蛋白質の成分
    ペプチドを合成し、該合成ペプチドの少なくとも1種を
    不溶性担体に固定化した不溶化抗原を用いることを特徴
    とする成人型T細胞性白血病関連抗体の測定方法。 2、前記合成ペプチドが、成人型T細胞性白血病ウィル
    スI型(HTLV−1)のgag(コア)蛋白質のC末
    端から100番目乃至130番目までのアミノ酸配列に
    相当する合成ペプチド、該gag蛋白質のc末端から1
    00番目乃至119番目までのアミノ酸配列に相当する
    合成ペプチドおよび成人型T細胞性白血病ウィルスI型
    (HTLV−1)のenv(エンベロープ)蛋白質のC
    末端から175番目乃至199番目までのアミノ酸配列
    に相当する合成ペプチドであることを特徴とする請求項
    1記載の成人型T細胞性白血病関連抗体の測定方法。 3、前記合成ペプチドが、2つ以上の強い抗原決定基領
    域を有することを特徴とする請求項2記載の成人型T細
    胞性白血病関連抗体の測定方法。
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