JPH0315928Y2 - - Google Patents

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JPH0315928Y2
JPH0315928Y2 JP1986037159U JP3715986U JPH0315928Y2 JP H0315928 Y2 JPH0315928 Y2 JP H0315928Y2 JP 1986037159 U JP1986037159 U JP 1986037159U JP 3715986 U JP3715986 U JP 3715986U JP H0315928 Y2 JPH0315928 Y2 JP H0315928Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、遠赤外線調理用オーブンに関し、特
に、パン、洋菓子等の生地、食肉、魚介類、その
他調理品の焼成用の遠赤外線調理用オーブンに関
する。
(ロ) 従来の技術 従来、パン、洋菓子等の生地、食肉、魚介類、
その他調理品の焼成に使用されるオーブンとして
は、電気、都市ガス、オイル等の熱源が使用され
ている。しかし、遠赤外線加熱は、迅速かつ効率
のよい加熱が行われるので、抵抗加熱に比して加
熱時間が短縮でき、しかも、設備費及び所要面積
が少くてすむ上に、加熱操作及び温度調節が簡単
かつ容易であるところから広く使用されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、パン及び洋菓子等の生地、食肉、魚介
類、その他調理品の焼成においては、均一に焼色
を付けるために、被加熱物を保持する棚板が設け
られている。このような遠赤外線加熱の場合、棚
板の存在は、遠赤外線を遮断するために、遠赤外
線の照射箇所と陰の箇所とでは温度が均衡しない
ことになる。また、照射箇所にあつても、このよ
うな棚板上の加熱は、遠赤外線の照射が遠赤外線
ランプで行われているために照射むらを生じて、
加熱温度が均一になり難い。このような焼成温度
の不均衡は、パン、洋菓子等の生地の焼成の場合
はもとより、食肉、魚介類の焼成の場合において
も焼きむらとなつて現われ、外観、品質の上で問
題である。
本考案は、このような従来の遠赤外線調理用オ
ーブンにおける棚板による加熱温度分布の不均一
に係る問題点を解消することを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、棚板を設けても、遠赤外線加熱にお
ける温度差が解消できる遠赤外線調理用オーブン
を提供するものである。
すなわち、本考案は、断熱壁で囲まれた加熱領
域内に、加熱棚が設けられ、加熱棚の上方及び下
方に、夫々、遠赤外線平面ヒータを備える遠赤外
線調理用オーブンにおいて、断熱壁の内側に該断
熱壁に対して間隔を設けて内壁が設けられ、この
内壁により焼成室が形成されており、焼成室内に
は、上下方向に複数段に加熱棚が設けられ、上部
加熱棚と内壁天井部の間及び下部加熱棚と内壁床
部の間に、夫々、遠赤外線平面ヒータが設けられ
ており、断熱壁と内壁の間に形成されている空間
は、内壁天井部に形成された開口及び内壁床部に
形成された開口を介して焼成室内に通じて加熱用
気体循環路を形成しており、前記遠赤外線平面ヒ
ータは、夫々、ステンレス板の面上に平面状に遠
赤外線放射被覆層が形成され、該ステンレス板の
反対面上に耐熱性電気絶縁材料層を介して平面状
抵抗発熱体層が形成されると共に、遠赤外線放射
面から背面に貫通する直径8mm乃至30mmの複数の
孔を有して形成されており、内壁天井部開口上方
にフアンが設けられていることを特徴とする遠赤
外線調理用オーブンにある。
本考案における遠赤外線放射平面ヒータは、抵
抗発熱体上に絶縁層を介して、遠赤外線放射材
料、例えば、ZrO2,ZrO2−SiO2,Al2O3,TiO2
等の遠赤外線放射材料を塗装或は溶射することに
よつて形成することができる。
この遠赤外線放射平面ヒータには、室内の気体
の流れを遮らないように、遠赤外線放射面から背
面に抜ける貫通孔が形成されている。この貫通孔
は、抵抗発熱体の形状及び配置並びにこの遠赤外
線放射平面ヒータの形状及び大きさに応じて、適
宜の形状で、適宜の個数設けられる。この貫通孔
の大きさは、気体の流れ易さ及び抵抗発熱体の抵
抗値を所定の範囲に保つように設定され、例え
ば、円状の孔で直径約8mmないし30mmである。こ
の場合、孔径を約8mmより小さくすると気体の流
れ抵抗が大きくなり、好ましくなく、また、これ
に応じて孔の数を増すと、加工費が高くなつて、
好ましくない。また、孔径が約30mmを越えると、
抵抗発熱体の抵抗値を上げることとなり好ましく
ない。
本考案における遠赤外線放射平面ヒータは、貫
通孔が形成されているので、オーブン焼成室内の
気体の対流は盛んになるが、フアン等即ち回転
翼、フアン、送風機等を設けて気体を強制的に撹
拌できるようにするのが好ましい。
(ホ) 作用 本考案の遠赤外線調理用オーブンは、遠赤外線
放射面から背面に貫通する孔が設けられているの
で、パン、洋菓子等の生地焼成炉、食肉、魚介類
の焼き上げ用の加熱炉内の気体の対流を盛んにす
ることになる。更にフアン等の気体撹拌装置を併
設すると、貫通孔の作用と協働して、温度の均一
化が容易に達成でき、焼成物に加熱むらを生じな
い。
(ヘ) 実施例 以下、添付図面により、本考案の実施の態様の
例を説明するが、本考案は、以下の説明及び例示
によつて何ら制限されるものではない。
第1図は、本考案の遠赤外線調理用オーブンの
一実施例における遠赤外線放射平面ヒータ部の平
面図であり、第2図は、そのA−A線断面図であ
る。また、第3図は、第1図の遠赤外線放射平面
ヒータを設けた本考案の調理用オーブンの一実施
例を示す側断面図である。
遠赤外線放射平面ヒータ1は、表面2に遠赤外
線放射被覆層3が形成されている。この遠赤外線
放射被覆層3は、ステンレス板4上に例えば、チ
タニア系、ジルコニア系、アルミナ系、β−スポ
ンジユメン系等の遠赤外線放射性セラミツク材料
をプラズマ溶射して被着形成されている。このス
テンレス板4の背面には、耐熱性電気絶縁層とし
て例えばホワイトアルミナ被覆層5がプラズマ溶
射により形成されており、通電開始時の湿気等に
よる絶縁低下を避けるために、他の被覆絶縁層6
が更に形成されている。この電気絶縁塗料の背後
には、抵抗発熱体7が、厚膜抵抗材料を塗布し、
焼成することにより形成されており、さらに、こ
の抵抗発熱体7に接して電極部材8が設けられて
いる。なお、本例第2図においては、抵抗発熱体
7の背部に被覆絶縁層が示されていないが、小滴
等の付着による短絡を防止するために、抵抗発熱
体7の背部には、被覆絶縁層が適宜設けられる。
この遠赤外線放射平面ヒータは、周縁9の破損を
避けるために、その周縁9は、シリコンゴム等の
耐熱性絶縁材料10を介して、金属包囲枠11に
より、被覆保護されている。
本例の遠赤外線放射平面ヒータ1は、表面2か
ら背面12に抜けて、貫通孔13が形成されてい
る。
本例の遠赤外線調理用オーブンにおける遠赤外
線放射平面ヒータ1は、以上のように構成されて
いるので、焼成室内に気体の対流が生じても、平
面ヒータの貫通孔13によつて、対流が妨げられ
ないので、対流による焼成室内全体の気体の加熱
が容易に行われることとなる。したがつて、焼成
室内の気体によつても、パン、洋菓子等の生地、
食肉、魚介類等の被加熱焼成物の加熱焼成が行わ
れることになるので、加熱効率を高くすることが
できる。しかも、フアン等を設けた場合、気流の
流れが盛んに行われることとなり、気体による加
熱を増加させることができる。
第3図において、遠赤外線調理用オーブン14
には、ハウジング15が形成されており、このハ
ウジング15の内面を覆つて、断熱材製の断熱壁
16が設けられている。断熱壁16で囲われた空
間は加熱領域17を形成する。この加熱領域17
には気流案内の為に内壁18が設けられている。
内壁18は、天井部19において大きな開口20
を有しており、また、内壁底部21には、気体噴
出用の孔22が複数個形成されている。内壁側部
23は、断熱壁側24に対して、撹拌用気体の通
路25を形成するように、一定の間隔で設けられ
ている。
内壁天井部19の開口20上には気体撹拌用の
フアン26が設けられている。図中左側は開閉用
の扉27が形成されている。
内壁18の天井部19及び底部21に近接して
第1図及び第2図に示される構造の遠赤外線放射
平面ヒータ28及び29が設けられており、両ヒ
ータ間には被加熱物を載置する加熱棚30,31
及び32が形成されている。
本例の遠赤外線調理用オーブンは、このように
形成されているので、加熱棚30,31及び32
に被加熱物を載置して、遠赤外線放射平面ヒータ
28及び29の電源(図示されていない。)を入
れ、フアン26を回転させると、加熱領域内の気
体は撹乱されて、図中矢印33に示される方向に
流れて、平面ヒータ28及び29の孔34及び3
5を通過して、加熱されるので、被加熱物は遠赤
外線放射平面ヒータから放射される遠赤外線と、
循環する気体によつて加熱されることになり、棚
間の加熱温度は概略均一となつて、加熱が急速に
行われることになる。
(ト) 考案の効果 本考案の遠赤外線調理用オーブンは、遠赤外線
放射面から背面に貫通して孔が設けられているの
で、パン、洋菓子等の生地の焼成炉、食肉、魚介
類等の加熱炉等に使用されている遠赤外線ランプ
と比較して、平面による均一な輻射効果が得られ
ると共に、気体の加熱作用の増加をはかることが
でき、パン、洋菓子等の生地の焼成及び食肉、魚
介類の加熱が均一かつ短時間に行うことができ
る。しかも、本考案の遠赤外線放射平面ヒータに
よると、従来の遠赤外線ヒータに比較して、加
熱、焼成の均一性にすぐれ、品質及び外観が良好
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の遠赤外線調理用オーブンの
一実施例における遠赤外線放射平面ヒータ部の平
面図であり、第2図は、そのA−A線断面図であ
る。また、第3図は、第1図の遠赤外線放射平面
ヒータを設けた本考案の調理用オーブンの一実施
例を示す側断面図である。 図中の符号については、1,28及び29は遠
赤外線放射平面ヒータ、2は遠赤外線放射平面ヒ
ータの表面、3は遠赤外線放射被覆層、4はステ
ンレス板、5はホワイトアルミナ被覆層、6は電
気絶縁塗料、7は抵抗発熱体、8は電極部材、9
は周縁、10は耐熱性絶縁材料、11は金属包囲
枠、12は背面、13は貫通孔、14は遠赤外線
調理用オーブン、15はハウジング、16は断熱
壁、17は加熱領域、18は内壁、19は天井
部、20は開口、21は内壁底部、22は気体噴
出用の孔、23は内壁側部、24は断熱壁側、2
5は撹拌用気体の通路、26は気体撹拌用のフア
ン、27は開閉用の扉、30,31及び32は加
熱棚、33は矢印、34及び35は孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断熱壁で囲まれた加熱領域内に、加熱棚が設け
    られ、加熱棚の上方及び下方に、夫々、遠赤外線
    平面ヒータを備える遠赤外線調理用オーブンにお
    いて、断熱壁の内側に該断熱壁に対して間隔を設
    けて内壁が設けられ、この内壁により焼成室が形
    成されており、焼成室内には、上下方向に複数段
    に加熱棚が設けられ、上部加熱棚と内壁天井部の
    間及び下部加熱棚と内壁床部の間に、夫々、遠赤
    外線平面ヒータが設けられており、断熱壁と内壁
    の間に形成されている空間は、内壁天井部に形成
    された開口及び内壁床部に形成された開口を介し
    て焼成室内に通じて加熱用気体循環路を形成して
    おり、前記遠赤外線平面ヒータは、夫々、ステン
    レス板の面上に平面状に遠赤外線放射被覆層が形
    成され、該ステンレス板の反対面上に耐熱性電気
    絶縁材料層を介して平面状抵抗発熱体層が形成さ
    れると共に、遠赤外線放射面から背面に貫通する
    直径8mm乃至30mmの複数の孔を有して形成されて
    おり、内壁天井部開口上方にフアンが設けられて
    いることを特徴とする遠赤外線調理用オーブン。
JP1986037159U 1986-03-14 1986-03-14 Expired JPH0315928Y2 (ja)

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JPS62149186U JPS62149186U (ja) 1987-09-21
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JPS4970764A (ja) * 1972-11-08 1974-07-09
JPS5737436U (ja) * 1980-08-13 1982-02-27

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