JPH03158904A - 電子式カムスイツチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の分野〉 この発明は、例えば牛乳などの飲料を瓶に自動的に連続
的に注入し充填する飲料自動充填機などのように、設定
された角度範囲、速度、方向などの設定内容にもとづい
て断続的に回転駆動される各種の回転作業機器（以下、
負荷と称す）の動作を制御する場合に用いられる電子式
カムスイッチに関するものである。

〈従来技術とその課題〉 従来の電子式カムスイッチにおいては、負荷への出力を
停止させた状態でその負荷の動作ＯＮ角度および動作Ｏ
ＦＦ角度などの動作内容を設定する設定モードと、設定
された動作内容と負荷に装着されたエンコーダなどの動
作検出器からの入力情報との比較により負荷への出力を
制御する運転モードとの２モードに切替可能に構成され
ていた。

しかし、上記のような従来の電子式カムスイッチにおい
ては、負荷への出力を停止する設定モードと負荷へ出力
する運転モードとに画然と区別されており、設定と負荷
への出力とを同時におこなうことができないため、設定
内容にもとづいて実際にシステムを動作させて、その動
作状況を判断し、動作に不具合などがあった場合に設定
内容を変更してシステム動作を微調整するといったこと
ができず、もし、動作に不具合があった場合は、動作を
いったん停止して、再度設定をやり直ししなければなら
ないという不便があった。

また、このような不便をなくするために、設定および運
転モードの区別をなくして、設定と負荷への出力とを任
意におこなえるようにすることか考えられるけれども、
この場合は、運転中に誤って設定用のキーなどに触れた
とき、設定内容が不測に変更されて誤出力、誤動作する
可能性が大きい。

さらに、負荷の種類などによっては設定の段階で出力さ
れると困る場合があり、このような場合は、負荷との接
続をおこなう前に、つまり、負荷に対して非接続の状態
で設定をおこない、設定完了後に負荷に接続するといっ
た非常に面倒な取扱い操作を必要とする欠点がある。

〈発明の目的〉 この発明は上記のような従来の問題点を解消するために
なされたもので、設定モードと運転モードとを画然と区
別して誤出力、誤動作を防止することかできるばかりで
なく、簡単な操作にてシステム動作を微調整することが
できる電子式カムスイッチを提供することを目的として
いる。

〈発明の構成と効果〉 この発明に係る電子式カムスイッチは、負荷への出力を
停止させた状態でその負荷の動作内容のみを設定可能な
設定モードと、設定された動作内容にもとづいて負荷へ
の出力を制御可能な運転モードと、負荷の動作内容の設
定およびその設定内容にもとづいて負荷への出力を制御
しながら設定内容を変更可能な試運転モードとの３モー
ドに切替可能なモード切替手段を備えたものである。

この発明によれば、負荷の動作内容のみを設定する設定
モートと負荷への出力を制御する運転モートと負荷への
出力を制御しながら設定内容を変更する試運転モードと
の３モードが区別されており、これら３モードを負荷の
種類などに応じて任意に切替えることができる。

従って、設定の段階で出力させたくない場合は設定モー
ドを選択することにより、面倒な操作を要することなく
、負荷への不測の出力をなくして所定の設定を簡単に、
かつ正確におこなうことができるとともに、実際の運転
にあたっては運転モードをｉｌ釈することにより、運転
中に誤って設定用のキーに触れたとしても、設定内容の
不測の変更にともなう誤出力、誤動作を防止して初期の
設定内容どおりの運転を確保することができる。

しかも、設定完了後に試運転モードを選択することによ
り、システムを実際に動作させて、その動作状況を設定
内容に照らして判断し確認しながら、不具合があった場
合、動作をいったん停止することなく、動作状態のまま
で設定内容を変更しシステム動作を微調整することがで
きる。

また、初期設定においても、試運転モードを選択するこ
とにより、実際の動作ＯＮ角度およびＯＦＦ角度の位置
をその場で確認しながら設定することができる。

以上のように、この発明によれば、設定モード、運転モ
ード以外に試運転モードを付加することにより、設定の
やり直しや負荷への接続・非接続の切替えといった面倒
な操作を要することなく、また、誤出力、誤動作をまね
くことのない所定どおりの設定を簡単迅速におこなうこ
とができるという効果を奏する。

〈実施例の説明〉 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図はこの発明に係る電子式カムスイッチの外観を示
す斜視図、第２図は正面図であり、これら各図において
、１はカムスイッチ本体で、その背部には複数の入出力
端子２およびエンコーダ接続用コネクタ３を備えている
とともに、前面にはＬＣＤ表示画面４を備えており、こ
のＬＣＤ表示画面４の側部および下側部に多数のキース
イッチ群が配置されている。

上記コネクタ３には、２５６分解能のアブソリュートタ
イプのエンコーダ５が接続されており、このエンコーダ
５は負荷６の回転軸に取付けられている。

上記キースイッチ群は、設定モードＰＲＧ、試運転モー
ＦＴＳＴおよび運転モートＲＵＮの３モードに切替える
モート切替スイッチ７と、設定モードを負荷６の実動作
からのならいにより晧定するティーヂモートＴｃＨおよ
び後述する角度キーを介して手動により角度設定するマ
ニュアルモートＭＡＮに切替える設定モード指定スイッ
チ８と、回転方向の切替えおよび回転速度を高低二段に
切替える機能切替スイッチ９と、０〜２５５／回転の表
示および０〜３５９°／回転の表示を切替える２　５６
／３６０切替スイツヂ１ｏと、上記マニュアル設定モー
トＶＡＮにおいて角度値をインクリメントおよびディク
リメントする＋。

の角度キー１１Ａ、ＩＩＢと、負荷６の任意の角度位置
を原点、すなわち、０にする原点指定キー１２と、設定
内容をすべて消去する消去キー１３と、設定内容をセッ
トするセットキー１４と、ＯＮ角度およびＯＦＦ角度の
選択・指定をおこなうＯＮ１０　Ｆ　Ｆキー１５と、多
チャンネル、具体的には８チヤンネルのカム番号の動作
ステップＳＴＰ　１．５ＴＰ２を選択・指定するステッ
プキー１６と、カム番号の選択・指定をおこなうカムＮ
ｏ、キー１７と、設定内容なＬＣＤ表示画面４上に呼び
出して確認する確認キー１８とからなる。

上記ＬＣＤ表示画面４には、上記各キースイッチ群に対
する人力操作にともない、第３図で明爪したように、Ｐ
ＲＧ−ＴＳＴ−ＲＵＮ（７）いずれかの設定モードを表
示するモード表示部７ａ。

ＴＣＨ−ＭＡＮのいずれかの設定モードを表示する設定
モード表示部８ａ、２５６／３６０の表示角を表示する
表示角表示部１０ａ、現在角度を表示する角度表示部１
１　ａ、５ＴＰＩ　・５ＴＰ２（７）いずれの動作ステ
ップであるかを示す動作ステップ表示部１６ａ１設定時
に選択される１〜８のカム番号を表示する設定カムＮｏ
、表示部１７ａ、運転モー下において出力状態にある１
〜８のカム番号を表示する出力カムＮｏ、表示部１９ａ
、ＯＮ角度およびＯＦＦ角度の設定が完了してセットキ
ー１４の抑圧によりそれら設定値が確定したときならび
に確認キー１８の抑圧により設定内容を呼び出したとき
にその設定ＯＮ角度およびＯＦＦ角度をそれぞれ各別に
表示するＯＮ角度表示部１４ａ１およびＯＦＦ角度表示
部１４ａ２からなる出力タイミング角度表示部１４Ａ、
設定モード時にＳＶを点灯表示する設定値表示部２０ａ
ｌ、運転モート時にｐｖを点灯表示する現在値表示部２
０ａ２、上記出力タイミング角度表示部１４ＡのＯＮ角
度表示部１４ａ１およびＯＦＦ角度表示部１４ａ２にそ
れぞれ対応して付された点滅式の立上り矢符記号１５ａ
１および立下り矢符記号１５ａ２の表示部を有している
とともに、回転角度位置、回転方向、回転速度を目安と
して表示する回転表示モニタ２１が映出されるように構
成されている。

第４図は上記電子式カムスイッチのシステム構成を示す
ブロック図であり、同図において、２２はワンチップ・
マイコンで、ＲＯＭ２２Ａ、ＲＡＭ２２Ｂ、ＬＣＤドラ
イバ２２Ｃを備えている。２３は入力回路で、ＬＥＤ５
Ａ、ＬＥＤ駆動回路５Ｂからなるコンコーダ５から上記
エンコーダ接続用コネクタ３を経て伝送される回転角度
情報および電源回路２４から定電圧回路２５Ａ２５Ｂを
経て送給される１２Ｖ、５Ｖの各電圧を上記マイコン２
２に入力する。

２６はリセット回路で、上記消去キー１３の操作情報や
停電検出回路２７の検出情報などを受けて上記マイコン
２２にリセット信号を入力する。

２８はバックアップ用の電池、２９はシステムクロック
発生回路、３０はＬＣＤ基準電位発生回路で、バックア
ップ信号、システムクロック、ＬＣＤ基準電位をマイコ
ン２２に供給する。

３１は出力回路で、設定モードＰＲＧ時には出力を停止
し、運転モードＲＵＮおよび試運転モードＴＳＴ時には
負荷６に設定どおりの制御信号を出力する。７は上記し
たモート切替スイッチ、８は設定モード指定スイッチで
、モード切替情報、設定モード指定情報をマイコン２２
に入力する。

３２はプログラム設定用のキースイッチで、このキース
イッチ３２は上記した機能切替スイッチ９．２５６／３
６０切替スイッチ１０．角度キー１１Ａ、１１Ｂ、原点
指定キー１２、セットキー１４．０Ｎ１０ＦＦキー１５
、ステップキー１６、カムＮｏ、キー１７などを代表す
るものである。

つぎに、上記構成の動作のうち、上記モード切替スイッ
チ７による干−ト切替情報が人力されたマイコン２２で
の処理フローを中心にして、第５図のフローチャートを
参照しながら説明する。

上記モード切替スイッチ７によるモード切替情報が人力
されると、まず、その入力情報が設定モードであるか否
かを判定する（ステップ５３０）。その判定結果かＹｅ
ｓの場合、カムＮｏ、キー１７によるカムＮＯの選択、
ステップキー１６による動作ステップの選択０Ｎ１０Ｆ
Ｆキー１５によるＯ　Ｎ１０　Ｆ　Ｆ角度の表示の選択
、角度キー１１Ａ、ＩＩＢとセットキー１４によるＯ　
Ｎ１０　Ｆ　Ｆ角度の設定およびＬＣＤ表示画面４上で
のそれらの表示ならびに機能切替スイッチ９による回転
方向、回転速度の設定などという設定内容の人力処理を
おこない（ステップ５３１）、設定が完了したか否かを
判定する（ステップ５３２）。なお、上記ステップＳ３
１では負荷６への出力が停止されている。

このステップＳ３２の判定結果がＹｅｓの場合と上記ス
テップＳ３０での判定結果がＮＯの場合、つぎに試運転
モードであるか否かを判定する（ステップ５３３）。そ
の判定結果がＹｅｓの場合、上記と同様に設定内容の人
力処理をおこなう（ステップ５３４）とともに、その設
定内容とエンコーダ５からの入力角度など負荷６の実際
の動作情報とを比較しながら、出力回路３１を介して負
荷６を設定内容どおりに動作させるように出力制御する
（ステップ５３５）。

このとき、負荷６が設定内容どおりに動作しているか否
かを負荷６の動作状況から判断し、もし、動作状況に不
具合がある場合は、ステップＳ３４において設定内容を
変更して動作の微調整をおこない、最終的に所定どおり
の設定が完了したか否かを判定する（ステップ５３６）
。

１ このステップＳ３６の判別結果がＹｅｓの場合と上記ス
テップＳ３３での判定結果がＮｏの場合、つぎに運転モ
ードであるか否かを判定する（ステップ５３７）。その
判定結果がＹ　ｅ　ｓの場合、最終的な設定内容とエン
コーダ５から人力される実際の負荷６の動作情報とを比
較しながら、出力回路３１を介して負荷６に出力し、設
定内容どおりの動作状況に制御する（ステップ３３８）
。一方、ステップＳ３７での判定結果がＮｏの場合は、
ステップＳ３０に戻って上記の動作を繰り返す。

なお、上記実施例では、システム全体のローコスト化を
図るために、分解能が２５６のエンコーダを使用し、Ｒ
ＯＭテーブルにより、Ｏ〜２５５のデータを人間の感覚
にマツチするＯ〜３５９のデータに変換して出力し表示
することのできる２　５６／３６０の切替スイッチ１０
を用いるように構成したもので示したが、分解能が３６
０のエンコーダを使用してもよい。

また、試運転モードの選択時には、負荷６の回　２ 板速度を自動的に低速に切替れるようにすれば、試運転
動作を一層安全かつ適確におこなえる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る電子式カムスイッチの一例の外
観を示す斜視図、第２図は第１図の正面図、第３図は表
示装置の拡大正面図、第４図はシステム構成のブロック
図、第５図は３モ一ド選択動作を示すフローチャートで
ある。 ６・・・負荷、７・・・モード切替スイッチ、１１Ａ。 １１Ｂ・・・角度キー　１４・・・セットキー　１５・
・・０Ｎ１０ＦＦキー　１７　・・・カムＮｏ、キー２
２・・・マイコン。 特許　出願人　　　立石電機株式会社 循λ、”・ド′ １１Ａ ７： １１Ｂ： ］４： ］５： 毛−トｔ７）習スイ・ノｉ 角虐六− ４＝ニ　ッ　トＡ− ＯＮ１０ＦＦ’ｒ− −Ｎ ；り 図 手続補正書 （自発） １、事件の表示 特願平１−２９９４０２号 ２゜ 発明の名称 電子式カムスイッチ ３゜ 補１Ｆをする者 事件との関係 住所 名称

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）負荷への出力を停止させた状態でその負荷の動作
   内容のみを設定可能な設定モードと、設定された動作内
   容にもとづいて負荷への出力を制御可能な運転モードと
   、負荷の動作内容の設定およびその設定内容にもとづい
   て負荷への出力を制御しながら設定内容を変更可能な試
   運転モードとの３モードに切替可能なモード切替手段を
   備えたことを特徴とする電子式カムスイッチ。