JP4147372B2 - プログラマブル表示器およびその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プログラマブルロジックコントローラ(以下、PLCという)とパーソナルコンピュータとを選択的に接続可能な汎用シリアル通信ポートを有するプログラマブル表示器に関し、特に、PLCとの間で通信を行う第1の通信モードとパーソナルコンピュータとの間で通信を行う第2の通信モードとの間の切り換え操作を容易にしたプログラマブル表示器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のプログラマブル表示器は、シリアル通信ポートを介してPLCとの間で通信を行うことにより、PLCの各種動作状態のモニタ表示を行うとともに、操作画面上でPLCに対する各種操作入力を行うことができる。
【0003】
プログラマブル表示器の操作画面を変更等するときは、プログラマブル表示器のシリアル通信ポートからPLCを切り離し、その空のシリアル通信ポートにパーソナルコンピュータを接続するとともに、プログラマブル表示器とパーソナルコンピュータとの間で、シリアル通信ポートを介して画面データの転送を行なっている。
【0004】
上記のようにプログラマブル表示器のシリアル通信ポートにパーソナルコンピュータを接続し、パーソナルコンピュータとプログラマブル表示器との間で通信を行う場合は、プログラマブル表示器の画面メニュー上で通信モードの切換え操作が必要になり、この通信モード切換え操作は、具体的にはPLCとの間で通信を行う第1の通信モードから、パーソナルコンピュータとの間で通信を行う第2の通信モードに切り換える操作である。
【0005】
図5は、プログラマブル表示器の画面メニュー上で通信モードを切り換える場合の画面メニュー例を示したものである。
【0006】
ここで、プログラマブル表示器の表示画面はタッチパネルから構成され、プログラマブル表示器の画面メニュー上で通信モードを切り換える場合は、プログラマブル表示器の表示画面に図5に示すような通信モード設定画面100が表示され、この通信モード設定画面100上の「オンラインモード」ボタン若しくは「オフラインモード」ボタンを押すことにより通信モードが切り換えられる。
【0007】
なお、「オンラインモード」とは、PLCとの間で通信を行う第1の通信モードを意味し、「オフラインモード」とは、パーソナルコンピュータとの間で通信を行う第2の通信モードを意味する。
【0008】
ところで、図6に示したように、この種のプログラマブル表示器210はPLC211、211に接続されるが、そのPLC211、211が工場200に設置されていることから、プログラマブル表示器210もまた同じ工場に設置される。一方、パーソナルコンピュータ310は、プログラマブル表示器210の操作画面を変更する手段であるだけでなく、その操作画面を新規に作成する手段でもあり、その操作画面の作成作業等は事務所向きの作業であることから、パーソナルコンピュータ310は通常、工場200から離れた事務所300に配置されている。
【0009】
したがって、たとえば、プログラマブル表示器210の操作画面を変更する場合は、予め事務所300でパーソナルコンピュータ310により新しい操作画面を作成した後、そのパーソナルコンピュータ310を工場200へ持ち込む。そして、プログラマブル表示器210のシリアル通信ポートからPLC212を切り離し、その空のシリアル通信ポートにパーソナルコンピュータ310を接続するとともに、図5に示した通信モード設定画面100を開き、この通信モード設定画面100上で「オフラインモード」ボタンを押すことにより、パーソナルコンピュータ310との間で通信を行う第2の通信モードに切り換えた後、プログラマブル表示器210とパーソナルコンピュータ310との間で、必要な画面データの転送を行う。
【0010】
そして、画面データの転送が終了した後は、パーソナルコンピュータ310を接続する前の状態に戻す作業、すなわち(1)プログラマブル表示器210のシリアル通信ポートからパーソナルコンピュータ310を切り離し、そのシリアル通信ポートにPLC212を元通りに接続する作業と、(2)図5に示した通信モード設定画面100を開き、この通信モード設定画面100上で「オンラインモード」ボタンを押すことにより、PLCとの間で通信を行う第1の通信モードに復帰させる作業を行なう。
【0011】
しかし、上記従来の構成においては、プログラマブル表示器210とパーソナルコンピュータ310との間で画面データの通信を行うに際して、プログラマブル表示器210における操作とパーソナルコンピュータ310における操作との両者が必要になり、ユーザの操作は複雑になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、パーソナルコンピュータ側の操作だけで通信モードを切り換えることができるようにして操作性の向上を図ることを目的とする。
【0013】
また、この発明は、パーソナルコンピュータ側の操作だけで通信モードを切り換えることができるようにして操作性の向上を図ったプログラマブル表示器を提供することを目的とする。
【0014】
また、この発明は、パーソナルコンピュータ側の操作だけで通信モードを切り換えることができるようにして操作性の向上を図ったプログラマブル表示器の制御方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明のプログラマブル表示器は、プログラマブルロジックコントローラとパーソナルコンピュータとを選択的に接続可能な少なくとも1個の汎用シリアル通信ポートを有し、上記プログラマブルロジックコントローラとの間で通信を行う第1の通信モードと上記パーソナルコンピュータとの間で通信を行う第2の通信モードとを有するプログラマブル表示器において、上記汎用シリアル通信ポートの特定の信号ラインを一定時間LowまたはHighにすることにより得られる上記パーソナルコンピュータからの設定信号の受信に応答して上記第1の通信モードから上記第2の通信モードに切り換える通信モード切り換え手段を具備することを特徴とする。
【0016】
ここで、上記第1の通信モードは、以下の実施形態に示す「PLCとの通信モード」に対応する。また、上記第2の通信モードは、以下の実施例に示す「パーソナルコンピュータとの通信モード」に対応する。上記パーソナルコンピュータからの設定信号は、以下の実施形態に示すパーソナルコンピュータからの「通信設定」信号に対応する。
【0017】
また、この発明のプログラマブル表示器は、上記プログラマブルロジックコントローラとの間の通信を制御するプログラマブルロジックコントローラ通信プログラムおよび画面データの転送を制御する画面転送プログラムおよび画面表示を制御する画面表示プログラムおよび画面データを格納する画面ファイルを内蔵し、上記通信モード切り換え手段による通信モードの切り換えは、このプログラマブル表示器に内蔵された通信ミドルウエアにより行われる。
【0018】
上記第2の通信モードは、上記パーソナルコンピュータとの間で上記画面転送プログラムを用いて画面データの転送を行い、上記通信ミドルウエアは、上記画面データの転送の終了後に行われる上記パーソナルコンピュータでの確認操作に基づき上記第2の通信モードから上記第1の通信モードに復帰させるように構成することもできる。
【0019】
上記汎用シリアル通信ポートについては、例えば、RS232C、RS−422A等のポート、その他これに類するポートを適用することができる。
【0020】
上記パーソナルコンピュータからの設定信号については、例えば、▲1▼パーソナルコンピュータの汎用シリアル通信ポートの特定の信号ラインを一定時間LowまたはHighにすること、あるいは▲2▼パーソナルコンピュータから送信される通信コマンドデータなどにより実現できる。
【0021】
また、この発明のプログラマブル表示器の表示方法は、プログラマブルロジックコントローラとパーソナルコンピュータとを選択的に接続可能な少なくとも1個の汎用シリアル通信ポートを有し、上記プログラマブルロジックコントローラとの間で通信を行う第1の通信モードと上記パーソナルコンピュータとの間で通信を行う第2の通信モードとを有するプログラマブル表示器の制御方法において、上記汎用シリアル通信ポートの特定の信号ラインを一定時間LowまたはHighにすることにより得られる上記パーソナルコンピュータからの設定信号の受信に応答して上記第1の通信モードから上記第2の通信モードに切り換えることを特徴とする。
【0022】
ここで、上記第2の通信モードは、上記パーソナルコンピュータとの間で画面データの転送を行い、上記画面データの転送の終了後に行われる上記パーソナルコンピュータでの確認操作に基づき上記第2の通信モードから上記第1の通信モードに復帰させるように構成することもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わるプログラマブル表示器とその制御方法の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
図1は、この発明に係わるプログラマブル表示器の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【0025】
図1において、このプログラマブル表示器10は、画面ファイル11および画面表示プログラム12、PLC通信プログラム13、画面データ転送プログラム14を内蔵するとともに、2つの通信ミドルウエア15、16を内蔵し、更に2つの汎用シリアル通信ポート17、18を備えている。
【0026】
上記2つの汎用シリアル通信ポート17、18は別々に存在するが、いずれも同じ機能を有している。なお、図1には、右の汎用シリアル通信ポート18にパーソナルコンピュータ30を接続した状態が示されているが、これは右の汎用シリアル通信ポート18を介してパーソナルコンピュータ30との通信を行なうためであり、通常の運用状態では、右の汎用シリアル通信ポート18にも左の汎用シリアル通信ポート17と同様にPLC20が接続される。また、左の汎用シリアル通信ポート17を介してパーソナルコンピュータとの通信を行なうこともでき、この場合は左の汎用シリアル通信ポート17からPLC20を切り離し、その左の汎用シリアル通信ポート17にパーソナルコンピュータを接続するものとする。要するに、本実施形態のプログラマブル表示器10は、いずれの汎用シリアル通信ポート17、18にもPLC20とパーソナルコンピュータ30を選択的に接続できるように構成される。
【0027】
画面ファイル11は、このプログラマブル表示器10で表示される各種モニタ画面および操作画面の画面データを格納する。
【0028】
画面表示プログラム12は、画面ファイル11に格納された画面データに基づき、プログラマブル表示器10の表示画面に表示される各種モニタ画面および操作画面を制御する。
【0029】
PLC通信プログラム13は、通信ミドルウエア15(もしくは16)および汎用シリアル通信ポート17(もしくは18)を経由してPLC20との間の通信を制御する。
【0030】
画面データ転送プログラム14は、通信ミドルウエア16(もしくは15)および汎用シリアル通信ポート18(もしくは17)を経由してパーソナルコンピュータ30との間での通信(画面データの転送等)を制御する。
【0031】
2つの通信ミドルウエア15、16は別々に存在するが、その機能は同一であり、その双方とも「PLCとの通信モード」と「パーソナルコンピュータとの通信モード」のいずれかの通信モードに切り換える機能を有している。なお、「PLC20との通信モード」とは、プログラマブル表示器10とPLC20との間での通信を可能とするモードであり、「パーソナルコンピュータとの通信モード」とは、パーソナルコンピュータ30からの「通信設定」信号に基づき、プログラマブル表示器10とパーソナルコンピュータ30との間での通信を可能とするモードである。
【0032】
図1では、左の汎用シリアル通信ポート17にPLC20を接続し、かつ右の汎用シリアル通信ポート18にパーソナルコンピュータ30を接続した状態を示したが、本実施形態のプログラマブル表示器10の場合、通常運用時は、図示は省略するが、その右の汎用シリアル通信ポート18にも左の汎用シリアル通信ポートと同様にPLCが接続され、この図示しないPLCとの間でも通信が行なわれる。この場合、左の汎用シリアル通信ポート17に接続されているPLC20との間の通信においては、PLC通信プログラム13、そのPLC20が接続されている汎用シリアル通信ポート17、および左の通信ミドルウエア15が使用され、右の汎用シリアル通信ポート18に接続した図示しないPLCとの間の通信においては、PLC通信プログラム13、そのPLCが接続されている汎用シリアル通信ポート18、および右の通信ミドルウエア16が使用される。
【0033】
要するに、本実施形態のプログラマブル表示器10の場合、汎用シリアル通信ポート17(もしくは18)にPLC20が接続されている通常運用時は、そのPLC20との間で通信が行なわれるが、その汎用シリアル通信ポート18(もしくは17)からPLC20を切り離し、この空の汎用シリアル通信ポート18(もしくは17)にパーソナルコンピュータ30を接続すれば、そのパーソナルコンピュータ30との間で通信を行なうことができる。
【0034】
上記のようにPLC20との通信を行なう場合には、PLC通信プログラム13、そのPLC20が接続されている汎用シリアル通信ポート17(もしくは18)、および通信ミドルウエア15(もしくは16)が使用され、また、上記のようにパーソナルコンピュータ30との通信を行なう場合には、画面データ転送プログラム14、そのパーソナルコンピュータ30が接続されている汎用シリアル通信ポート18(もしくは17)、および通信ミドルウエア16(もしくは15)が使用される。
【0035】
すなわち、図1に示したように、右の汎用シリアル通信ポート18にパーソナルコンピュータ30を接続した場合には、右の通信ミドルウエア16は、パーソナルコンピュータ30から送信される「通信設定」信号に応答して、画面データ転送プログラム14に接続され、パーソナルコンピュータ30との間で画面ファイル11の通信を行なう。ここで、パーソナルコンピュータ30に代えて、PLC20を右の汎用シリアル通信ポート18に接続した場合には、右の通信ミドルウエア16はPLC通信プログラム13と接続されるとともに、画面表示プログラム12が、画面ファイル11に格納されている画面データに基づき、このプログラマブル表示器10で表示される各種モニタ画面および操作画面を制御する。
【0036】
また、図1に示したように、左の汎用シリアル通信ポート17にPLC20が接続されている場合には、左の通信ミドルウエア15はPLC通信プログラム13と接続されるとともに、画面表示プログラム12が、画面ファイル11に格納されている画面データに基づき、このプログラマブル表示器10で表示される各種モニタ画面および操作画面を制御する。ここで、PLC20に代えて、パーソナルコンピュータ30を左の汎用シリアル通信ポート17に接続した場合には、左の通信ミドルウエア17は、パーソナルコンピュータ30から送信される「通信設定」信号に応答して画面データ転送プログラムに接続され、パーソナルコンピュータ30との間で画面ファイル11の通信を行なう。
【0037】
図2は、図1に示したパーソナルコンピュータ30の通信設定画面40の一例を示す図である。
【0038】
図2において、「通信設定」ボタン41を、パーソナルコンピュータ30の図示しないマウス等を用いてクリックすると、パーソナルコンピュータ30からプログラマブル表示器10の汎用シリアル通信ポート18を経由して通信ミドルウエア16に「通信設定」信号が送信される。そして、通信ミドルウエア16はこの「通信設定」信号を受信すると、「PLCとの通信モード」から「パーソナルコンピュータとの通信モード」ヘの切り換えを行う。このとき通信ミドルウエア16は上述の通り画面データ転送プログラム14と接続される。これにより画面データ転送プログラム14、汎用シリアル通信ポート18、および通信ミドルウエア16を使用して、プログラマブル表示器10とパーソナルコンピュータ30との間での通信が可能となる。
【0039】
次に、図2のボタン42若しくはボタン43を図示しないマウス等を用いて選択的にクリックすることにより画面データの通信方向の選択を行う。ここで、ボタン42がクリックされた場合は、パーソナルコンピュータ30側の画面データをプログラマブル表示器10側に送信するように設定され、ボタン43がクリックされた場合は、プログラマブル表示器10側の画面データをパーソナルコンピュータ30側に送信するように設定される。
【0040】
図3は、上記図2の通信設定画面40での設定に基づき画面データの転送が終了した場合に、パーソナルコンピュータ30の表示画面上に表示される通信モード切り換え確認画面50の一例を示す図である。
【0041】
図3において、通信モード切り換え確認画面50には、画面データの転送が終了した旨の表示と「PLCとの通信モード」に復帰してよいかの確認を行う確認表示がなされている。
【0042】
ここで、「はい」のボタン51を、図示しないマウス等を用いてクリックすると、パーソナルコンピュータ30からプログラマブル表示器10の汎用シリアル通信ポート18を経由して、通信ミドルウエア16に「はい」のクリック信号、すなわち「PLCとの通信モード設定」信号が送信される。そして、その通信ミドルウエア16はこの「PLCとの通信モード設定」信号を受信すると、「パーソナルコンピュータとの通信モード」から「PLCとの通信モード」ヘの通信モードの切り換えを行う。このとき通信ミドルウエア16は上述の通りPLC通信プログラム13と接続される。この時点で、汎用シリアル通信ポート18からパーソナルコンピュータ30を切り離すとともに、その空の汎用シリアル通信ポート18にPLC20を接続すれば、PLC通信プログラム13、汎用シリアル通信ポート18、通信ミドルウエア16を使用して、プログラマブル表示器10とPLC20との通信が復帰される。
【0043】
図4は、図1に示したプログラマブル表示器10の動作を示すフローチャートである。
【0044】
このフローチャートの制御が開始されると、まず「PLCとの通信モード」を実行する(ステップ61)。この「PLCとの通信モード」において、プログラマブル表示器10では、画面表示プログラム12が画面ファイル11に格納された画面データに基づきこのプログラマブル表示器10で表示される各種モニタ画面および操作画面を制御するとともに、PLC通信プログラム13、PLC20が接続されている汎用シリアル通信ポート17、および通信ミドルウエア15を経由してPLC20との間の通信を制御する。このとき、汎用シリアル通信ポート18にもPLCが接続されている場合、このプログラマブル表示器10は、PLC通信プログラム13と、その汎用シリアル通信ポート18、および通信ミドルウエア16を経由して、当該汎用シリアル通信ポート18に接続されているPLCとの間の通信も制御する。
【0045】
次に、パーソナルコンピュータ30から「通信設定」信号が入ったかが調べられる(ステップ62)。ここで、パーソナルコンピュータ30から「通信設定」信号が入っていないと判断されると(ステップ62でNO)、ステップ61に戻り、PLC20との間の通信を継続する。
【0046】
また、ステップ62でパーソナルコンピュータ30から「通信設定」信号が入ったと判断されると(ステップ62でYES)、「PLCとの通信モード」から「パーソナルコンピュータとの通信モード」ヘ設定を切り換え(ステップ63)、パーソナルコンピュータ30との通信モードに入る(ステップ64)。
【0047】
このようにして「パーソナルコンピュータとの通信モード」に入ると、プログラマブル表示器10は、画面データ転送プログラム14、パーソナルコンピュータ30が接続されている汎用シリアル通信ポート18、および通信ミドルウエア16を使用して、パーソナルコンピュータ30との間で画面データを転送する通信を行なう(ステップ65)。
【0048】
そして、上記のような通信による画面データの転送が完了すると(ステップ66)、パーソナルコンピュータ30から「PLCとの通信モード設定」信号が入ったかが調べられる(ステップ67)。
【0049】
ここで、「PLCとの通信モード設定」信号が入っていないと判断されると(ステップ67でNO)、ステップ64に戻り、「パーソナルコンピュータとの通信モード」を継続する。
【0050】
しかし、ステップ67で、「PLCとの通信モード設定」信号が入ったと判断されると(ステップ67でYES)、「PLCとの通信モード」に設定し(ステップ68)、ステップ61に戻る。
【0051】
なお、上記実施形態では汎用シリアル通信ポート17、18を2個備える例について説明したが、本発明はそのような汎用シリアル通信ポートが1つしかないプログラマブル表示器にも適用できる。この場合も、上記実施形態と同様に、通常運用時は当該1つの汎用シリアル通信ポートにPLCが接続されており、パーソナルコンピュータとの通信を行なうときにのみ、その汎用シリアル通信ポートからPLCが切り離され、この空の汎用シリアル通信ポートにパーソナルコンピュータが接続される。そして、パーソナルコンピュータとの通信終了後は、上記通常運用時の接続状態に戻される。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、プログラマブルロジックコントローラとパーソナルコンピュータとを選択的に接続可能な少なくとも1個の汎用シリアル通信ポートを有し、上記プログラマブルロジックコントローラとの間で通信を行う第1の通信モードと上記パーソナルコンピュータとの間で通信を行う第2の通信モードとを有するプログラマブル表示器において、上記汎用シリアル通信ポートに接続されたパーソナルコンピュータからの設定信号の受信に応答して上記第1の通信モードから上記第2の通信モードに切り換えるように構成したので、パーソナルコンピュータ側の操作だけでプログラマブル表示器の通信モードを切り換えることができ、これによりプログラマブル表示器の操作性を大幅に向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるプログラマブル表示器の一実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したパーソナルコンピュータ30の通信設定画面の一例を示す図である。
【図3】図2に示した通信設定画面での設定に基づき画面データの転送が終了した場合に、パーソナルコンピュータの表示画面上に表示される通信モード切り換え確認画面の一例を示す図である。
【図4】図1に示したプログラマブル表示器の動作を示すフローチャートである。
【図5】従来のプログラマブル表示器の画面メニュー上で通信モードを切り換える場合の画面メニュー例を示す図である。
【図6】従来のプログラマブル表示器の第1の問題点を説明するための図である。
【図7】従来のプログラマブル表示器の第2の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
10 プログラマブル表示器
11 画面ファイル
12 画面表示プログラム
13 PLC通信プログラム
14 画面データ転送プログラム
15 通信ミドルウエア
16 通信ミドルウエア
17 汎用シリアル通信ポート
18 汎用シリアル通信ポート
20 PLC(プログラマブルロジックコントローラ)
30 パーソナルコンピュータ
40 通信設定画面
41 「通信設定」ボタン
50 通信モード切り換え確認画面

Claims (5)

  1. プログラマブルロジックコントローラとパーソナルコンピュータとを選択的に接続可能な少なくとも1個の汎用シリアル通信ポートを有し、上記プログラマブルロジックコントローラとの間で通信を行う第1の通信モードと上記パーソナルコンピュータとの間で通信を行う第2の通信モードとを有するプログラマブル表示器において、
    上記汎用シリアル通信ポートの特定の信号ラインを一定時間LowまたはHighにすることにより得られる上記パーソナルコンピュータからの設定信号の受信に応答して上記第1の通信モードから上記第2の通信モードに切り換える通信モード切り換え手段を具備すること
    を特徴とするプログラマブル表示器。
  2. 上記プログラマブルロジックコントローラとの間の通信を制御するプログラマブルロジックコントローラ通信プログラムおよび画面データの転送を制御する画面転送プログラムおよび画面表示を制御する画面表示プログラムおよび画面データを格納する画面ファイルを内蔵し、上記通信モード切り換え手段による通信モードの切り換えは、内蔵された通信ミドルウエアにより行われることを特徴とする請求項1記載のプログラマブル表示器。
  3. 上記第2の通信モードは、上記パーソナルコンピュータとの間で上記画面転送プログラムを用いて画面データの転送を行い、上記通信ミドルウエアは、上記画面データの転送の終了後に行われる上記パーソナルコンピュータでの確認操作に基づき上記第2の通信モードから上記第1の通信モードに復帰させることを特徴とする請求項2記載のプログラマブル表示器。
  4. プログラマブルロジックコントローラとパーソナルコンピュータとを選択的に接続可能な少なくとも1個の汎用シリアル通信ポートを有し、上記プログラマブルロジックコントローラとの間で通信を行う第1の通信モードと上記パーソナルコンピュータとの間で通信を行う第2の通信モードとを有するプログラマブル表示器の制御方法において、
    上記汎用シリアル通信ポートの特定の信号ラインを一定時間LowまたはHighにすることにより得られる上記パーソナルコンピュータからの設定信号の受信に応答して上記第1の通信モードから上記第2の通信モードに切り換えること
    を特徴とするプログラマブル表示器の制御方法。
  5. 上記第2の通信モードは、上記パーソナルコンピュータとの間で画面データの転送を行い、上記画面データの転送の終了後に行われる上記パーソナルコンピュータでの確認操作に基づき上記第2の通信モードから上記第1の通信モードに復帰させることを特徴とする請求項4記載のプログラマブル表示器の制御方法。
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