JPH0315876Y2 - - Google Patents

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JPH0315876Y2
JPH0315876Y2 JP4342185U JP4342185U JPH0315876Y2 JP H0315876 Y2 JPH0315876 Y2 JP H0315876Y2 JP 4342185 U JP4342185 U JP 4342185U JP 4342185 U JP4342185 U JP 4342185U JP H0315876 Y2 JPH0315876 Y2 JP H0315876Y2
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button
shift lever
knob
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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、変速機のシフトレバー装置に関する
ものである。
(従来の技術) シフトレバー装置の一例を示すものとしては、、
一般に第4図に示すように、パイプ状のシフトレ
バー30に中空のノブ31を一体に固定し、シフ
トレバー30内には、ノブ31側にばね部材32
によつてばね付勢されて、その長手方向に沿つて
移動できるレリーズロツド33が、挿入されてい
る。レリーズロツド33の上端には、傾斜面34
aを有する当接部材34が設けられており、この
傾斜面34aに対して、当接する孔35の加圧部
35aを有するボタン36が、ノブ31の開口端
から摺動自在に嵌入され、当接部材34の上部が
孔35に挿入されて傾斜面34aを加圧部35a
に当接させてある。そして操作時にはボタン36
を押圧することによつて、レリーズロツド33に
ばね付勢力に抗してボタン36に対して直角方向
の移動動作を与えることになる。押圧を解除する
とボタン36の加圧部35aが、ばね部材32の
付勢力による傾斜面34aからの押圧力によつ
て、ノブ31の開口端側へ押し戻されて元の位置
へ復帰する。
(考案が解決しようとする問題点) このようなシフトレバー装置では、ボタン36
とレリーズロツド33とは別体で、レリーズロツ
ド33の上端に設けられた傾斜面34aとボタン
36の加圧部35aとが互いに摺動するように設
けてあることから、傾斜面34aと加圧部35a
の精密さが要求される。またボタン36の水平移
動はその摺動によつて、直交するレリーズロツド
33の垂直移動に変換されて伝達されるために、
その構造が複雑となり、組付の工数が多く、煩雑
であり、また故障が起きやすいという問題点があ
つた。
本考案の目的は上記問題点を解決した、一つの
部品からなるデテントレリーズボタンを用いるこ
とによつて操作が確実で組付が簡単となり安価に
なる変速機のシフトレバー装置を提供することで
ある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本考案では、筒状
のシフトレバーの上端に該シフトレバーと交差す
る方向にノブを取り付け、該ノブの一端から突出
させたデテントレリーズボタンと前記シフトレバ
ー内のレリーズロツドとを連係させた変速機にお
いて、前記デテントレリーズボタンと一体に、か
つ連続して形成される可撓部を設け、該可撓部の
先端を前記レリーズロツドに接続させた構成にし
たものである。
(作 用) このような構成とすることにより、デテントレ
リーズボタンが押圧されると、このデテントレリ
ーズボタンと連続する帯状の可撓部は、ノブ内の
壁部を摺動して操作方向と直角な方向のレリーズ
ロツド側へ移動し、レリーズロツドをばね付勢に
抗して移動させ、変速操作が行なわれる。デテン
トレリーズボタンが押圧から解除されるとデテン
トレリーズボタンは、レリーズロツドのばね付勢
によつて上記とは逆に元の位置に復帰することに
なる。本考案はこのように、傾斜面を全く設けず
に、傾斜面を摺動させる従来のものと同様の機能
を得ることができる。そして構造が簡単となるか
ら、組付け作業性が向上する。
(実施例) 以下に、本考案を四輪駆動車の副変速機に適用
した実施例を、図面に基づいて詳述する。まず、
第1図は、変速機のシフトレバー装置1の第一実
施例で角筒状のシフトレバー2内にレリーズロツ
ド3が挿入されている。シフトレバー2の上端に
はノブ4が嵌入して固定されている。ノブ4は、
筒状で両端の開口5,6の面が互いに交差するよ
うに略L字形状であつて、かつノブ4の一端の開
口5からレリーズロツド側の開口6に向けて概ね
四分の一円弧のように湾曲角筒内面7が形成され
ている中空部材8と、中空部材8のレリーズロツ
ド側の開口6の端に接続されて、筒状のシフトレ
バー2を内嵌させるスリーブ9と、この中空部材
8およびスリーブ9を補強するために囲む、例え
ば、射出成形等によつて形成されるグリツプ10
とからなる。中空部材8内に形成された、湾曲角
筒内面7の断面形状は、後述する一体に形成され
たデテントレリーズボタン11の可撓部12の断
面形状に合致するもので、平面または曲面等に形
成される。
上記のように形成されたノブ4の中空部材8の
内部には、デテントレリーズボタン11が嵌入さ
れている。このデテントレリーズボタン11は、
射出成形等で形成されたものでありノブ4の一端
の開口5の端面に対して進退自在に摺動できるよ
うにボタン部13を嵌合させ、このボタン部13
からは、連続して一体に形成された、可撓性を有
する材料からなる帯状の可撓部12を中空部材8
内部の湾曲角筒内面7に沿つて位置し、湾曲角筒
内面7が真つ直ぐになる面の付近に、帯状に延び
る可撓部12の先端を同じ材料からなる脹らみを
形成して、しかもノブ4のレリーズロツド側の開
口6の内部に摺動できるように端部14を嵌合さ
せてなるものである。
この端部14の先端には、窪み部15が形成さ
れて、レリーズロツド3の一端が嵌入している。
シフトレバー2に挿入されたレリーズロツド3の
他端には、シフトレバー2内を案内するように案
内部材16が固定されている。案内部材16に
は、図示省略されている周知のデテントプレート
に対して係脱動作を行うデテントピン17が、レ
リーズロツド3に直交するように設けられて、シ
フトレバー2の側壁に貫通して形成されたスリツ
ト18に遊嵌することによつて、また案内部材1
6の下方からばね部材19によつて付勢されて、
レリーズロツド3がその長手方向に沿つて移動可
能となつている。このことによつて、上記のボタ
ン部13、可撓部12および端部14からなる一
体のデテントレリーズボタン11が、湾曲角筒内
面7に沿つて摺動可能となつている。
このような構造であるシフトレバーは、第2図
に示すように、下方へ延びて、図示されていない
自動変速機に連結される。そして自動変速機から
上方へ延びている連結部材に、ブラケツト24に
よつて回動自在に軸支されている。従つて、例え
ば自動車の室内側に設けたコンソール25にギヤ
ーシフトレバー26と共に位置している本考案の
変速機のシフトレバー装置1は、コンソール25
に形成された空間27に、回動することによつ
て、倒すことができ、この部分に内蔵するように
設けることができる。
第3図は、第二実施例を示しており、筒内形状
の略L字形状に形成されたノブ4の一端の開口5
とレリーズロツド側の開口6の中間で、かつ内角
をなす位置において、グリツプ10と中空部材8
を貫通するガイド孔20が形成されて、このガイ
ド孔20からは、ガイド部材21が中空部材8内
の湾曲角筒内面7に対向して挿入されている。湾
曲角筒内面7に対向するガイド部材21の先端面
は、凸状の湾曲面22に形成されて、湾曲角筒内
面7と同じ曲率を有することによつて、中空部材
8内の湾曲角筒内面7とガイド部材21の凸状の
湾曲面22との間に形成される間隙に沿つて、デ
テントレリーズボタン11の帯状の可撓部12が
摺動できるように形成されている。
さらに、ガイド部材21の凸状の湾曲面22に
対向した中空部材8の湾曲角筒内面7に面して、
その内部には一体でなるデテントレリーズボタン
11の可撓部12と端部14の摺動を滑めらかに
することから潤滑油を施するための複数の溝23
が形成されている。第2図に示す、この溝23
は、概略を示しており、外部から注油できるよう
にニツプル等に通じている。第二実施例に示した
デテントレリーズボタン11は、ボタン部13に
可撓部12を溶着等によつて固定したものであ
る。またその他の構成は第一実施例に示したもの
と同様である。
次にその作用を説明する。第1図および第3図
に示す変速機のシフトレバー装置1は、レリーズ
ロツド3がばね部材19によつてばね付勢されて
いるので、ボタン部13がノブ4の一端の開口5
の端面から突き出た状態である。まず、第1図に
示す第一実施例では、ボタン部13が指によつて
一端の開口5内を摺動するように押圧されると、
その押圧力による水平方向の力は、可撓部12に
伝達され、この可撓部12は湾曲角筒内面7に沿
つて形成しているので、可撓性のある材料でなる
ものであつても、上記の押圧力は、可撓部12か
ら延びて形成されている端部14が、移動する変
位となつて伝達される。さらに、端部14に連結
されたレリーズロツド3は、ばね部材19の付勢
力に抗して下方へ移動することができる。ボタン
部13の指による押圧を解除すると、ばね部材1
9の付勢力によつて、レリーズロツド3に連結さ
れている端部14から、ボタン部13を指によつ
て押圧した時とは逆に垂直方向の力が、水平方向
の力に伝達されて、ボタン部13はノブ4の一端
の開口5から突き出るように元に戻る。この第一
実施例に示すデテントレリーズボタン11の可撓
部12は、レリーズロツド3を移動するために十
分な強度を有するものである。
一方、第3図に示す、第二実施例では、デテン
トレリーズボタン11の可撓部12がレリーズロ
ツド3を移動するための強度に限界がある場合、、
例えばボタン部13が押圧された時の水平方向の
力に可撓部12が耐えられず、可撓部12が湾曲
角筒内面7から離れるような変位を生ずる場合、
可撓部12が湾曲角筒内面7に沿つて摺動しやす
いように、ガイド部材21の先端面である凸状の
湾曲面22との間隙が、可撓部12の断面から見
た厚味よりも小さくなつているので、可撓部12
は、湾曲角筒内面7と凸状の湾曲面22に沿つて
摺動できるのである。さらに湾曲角筒内面7に
は、溝23から潤滑油が供給されるので、可撓部
12の摺動が容易なものとなり、レリーズロツド
3は、ばね部材19の付勢力に抗して下方へ移動
でき、また上記したと同様に、ボタン部13の押
圧を解除すると、ボタン部13はノブ4の一端の
開口5から突き出るように元に戻る。
このように、ボタン部13の押圧による水平方
向の力は、ボタン部13を含んで一体に形成され
たデテントレリーズボタン11によつて、少なく
とも水平方向に直交する方向へ変位が生ずるよう
に伝達できるので、組付が極めて簡単な構造を実
現できる。 以上述べた実施例では、ノブ4の一
端の開口5とレリーズロツド側の開口6の端面
が、互いに直交するように位置しているが、両端
面を横切る中心軸が形成する角度は、直角よりも
大きく、また小さく形成することもできる。
(考案の効果) 以上述べた構成により、デテントレリーズボタ
ンとこの力を受ける部材との一体化がはかれるの
で、その組付工数が減少し、このことによつて作
業性が向上すると共に安価で、故障の少ない構造
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の変速機のシフトレバー装置
を示す第一の実施例を示す縦断面図、第2図は、
本考案の変速機のシフトレバー装置の使用例を示
す斜視図、第3図は、本考案の変速機のシフトレ
バー装置を示す第二の実施例を示す縦断面図、第
4図は、従来のシフトレバー構造を示す縦断面図
である。 1……変速機のシフトレバー装置、2……シフ
トレバー、3……レリーズロツド、4……ノブ、
11……デテントレリーズボタン、12……可撓
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状のシフトレバーの上端に該シフトレバーと
    交差する方向にノブを取り付け、該ノブの一端か
    ら突出させたデテントレリーズボタンと前記シフ
    トレバー内のレリーズロツドとを連係させた変速
    機において、前記デテントレリーズボタンと一体
    に、かつ連続して形成される可撓部を設け、該可
    撓部の先端を前記レリーズロツドに接続させたこ
    とを特徴とする変速機のシフトレバー装置。
JP4342185U 1985-03-26 1985-03-26 Expired JPH0315876Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4342185U JPH0315876Y2 (ja) 1985-03-26 1985-03-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4342185U JPH0315876Y2 (ja) 1985-03-26 1985-03-26

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Publication Number Publication Date
JPS61160521U JPS61160521U (ja) 1986-10-04
JPH0315876Y2 true JPH0315876Y2 (ja) 1991-04-05

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ID=30555075

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JP4342185U Expired JPH0315876Y2 (ja) 1985-03-26 1985-03-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4765360B2 (ja) * 2005-03-23 2011-09-07 日産自動車株式会社 シフト格納構造

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JPS61160521U (ja) 1986-10-04

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