JPH0315866B2 - - Google Patents

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JPH0315866B2
JPH0315866B2 JP58040581A JP4058183A JPH0315866B2 JP H0315866 B2 JPH0315866 B2 JP H0315866B2 JP 58040581 A JP58040581 A JP 58040581A JP 4058183 A JP4058183 A JP 4058183A JP H0315866 B2 JPH0315866 B2 JP H0315866B2
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JP
Japan
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signal
bit
transmission
shift register
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JP58040581A
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Fumio Hamano
Shigeru Obo
Takeshi Hirayama
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS59167151A publication Critical patent/JPS59167151A/ja
Publication of JPH0315866B2 publication Critical patent/JPH0315866B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q9/00Arrangements in telecontrol or telemetry systems for selectively calling a substation from a main station, in which substation desired apparatus is selected for applying a control signal thereto or for obtaining measured values therefrom
    • H04Q9/14Calling by using pulses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、アナログデータの伝送方式に係り、
特に自動車内などでの多重伝送による集約配線シ
ステムに好適なアナログデータ伝送方式に関す
る。
〔従来技術〕
例えば自動車には各種のランプやモータなどの
電装品、それに自動車制御用の各種のセンサやア
クチユエータなどの電気装置が多数配置され、そ
の数は自動車のエレクトロニクス化に伴なつて増
加の一途をたどつている。
このため、従来のように、これら多数の電気装
置に対してそれぞれ独立に配線を行なつていたの
では、配線が極めて複雑で、かつ大規模なものと
なつてしまい、コストアツプや重量、スペースの
増加、或いは相互干渉の発生など大きな問題を生
じる。
そこで、このような問題点を解決する方法の一
つとして、少ない配線で多数の信号の伝送が可能
な多重伝送方式による配線の簡略化が提案されて
いる。
第1図にこのような多重伝送方式による自動車
内集約配線システムの一例を示す。
この第1図のシステムは信号伝送路として光フ
アイバケーブルOFを用い、中央制御装置CCU
(以下、単にCCUという。なお、これはCentral
Control Unitの略)と複数の端末処理装置LCU
(以下、単にLCUという。なお、これはLocal
Control Unitの略)との間の光信号チヤンネル
で共通に結合したもので、光フアイバケーブル
OFの分岐点には光分岐コネクタOCが設けてあ
る。
CCUは自動車のダツシユボードの近傍など適
当な場所に設置され、システム全体の制御を行な
うようになつている。
LCUは各種の操作スイツチSW、メータMなど
の表示器、ランプL、センサSなど自動車内に多
数設置してある電気装置の近傍に、所定の数だけ
分散して配置されている。
CCU及び各LCUが光フアイバケーブルOFと結
合する部分には光信号と電気信号を双方向に変換
する光電変換モジユールO/Eが設けられてい
る。
CCUはマイクロコンピユータを備え、シリア
ルデータによるデータ通信機能を持ち、これに対
応して各LCUには通信処理回路CIM(以下、単に
CIMという。なお、これはCommunication
Interface Adaptorの略)が設けけられ、CCUは
LCUの一つを順次選択し、そのLCUとの間での
データの授受を行ない、これを繰り返えすことに
より1チヤンネルの光フアイバケーブルOFを介
しての多重伝送が可能になり、複雑で大規模な自
動車内配線を簡略化することができる。
ところで、自動車内に設置される電気装置の中
には、アナログデータにより動作するものが含ま
れている。例えば、エンジンの制御に必要な各種
のセンサなどがそれである。
そこで、このようなアナログデータにより動作
する電気装置を外部負荷として備えたLCUでは
アナログ・デイジタル変換器(以下、単にA/D
という)を設け、外部負荷からのアナログデータ
をデイジタルデータに変換してCIMに取込む必
要がある。
このとき、一般に、A/Dの変換動作には、使
用するA/Dに応じて特有の時間遅れが必然的に
存在し、しかもこの時間遅れは動作条件に応じて
或る限度内で種々変化して必ずしも一定にならな
い。
この結果、上記した従来のシステムにおいて
は、CCUからの呼び掛けに応答して自らのデー
タをCCUに伝送しようとしたLCUが、アナログ
データによる外部負荷を含むものであつた場合に
は、上記したA/Dの時間遅れの間はデータを
CCU側に伝送することができず、A/Dの変換
動作に必要な時間だけデータ伝送開始が遅れてし
まうことになり、データ伝送速度が低下してしま
うという欠点があつた。
なお、この種のものとして関連するものには、
例えば特開昭55−47752号公報を挙げることがで
きる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除
き、A/Dに必要な変換時間と無関係にデータ伝
送速度を充分に高く保つことができるようにした
データ伝送方式を提供するにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するため、本発明は、CCUに
よる呼び掛けタイミングとは無関係に、LCUの
A/Dによる変換動作を所定のタイミングごとに
周期的に行ない、これによつて得られたデイジタ
ルデータをレジスタに書込み、上記した呼び掛け
タイミングではこのレジスタに書込んであるデイ
ジタルデータを読み出して伝送すると共に、この
呼び掛けタイミングではA/Dの出力によるレジ
スタの書換が禁止されるようにした点を特徴とす
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明によるデータ伝送方式の実施例を
図面について説明する。
第2図は本発明の一実施例を示す全体ブロツク
構成図で、10は中央処理装置(第1図のCCU
に相当)、20は信号伝送路(第1図の光フアイ
バケーブルOFに相当)、30〜32は端末処理装
置(第1図のLCUに相当)、40はA/D、51
〜58は外部負荷である。なお、この実施例で
は、信号伝送路20として電気信号伝送路を用い
た場合について示してあり、従つて、中央処理装
置10及び端末処理装置30〜32には光電変換
モジユールが不要で、このため、端末処理装置3
0〜32の内容は実質的にCIMだけとなつてい
る。
コンピユータ(マイクロコンピユータ)を含む
中央処理装置10は、伝送路20で各端末処理装
置30〜32と結合され、各種のセンサやラン
プ、アクチユエータ、モータなどの電気装置から
なる外部負荷50〜58に対するデータの送出
と、これらからのデータの取込みを多重伝送方式
によつて行なう。このとき、アナログデータを出
力するセンサなどの外部負荷57,58はA/D
40を介して端末処理装置32に結合され、デイ
ジタルデータによる伝送動作が行なえるようにな
つている。
信号伝送路20は双方向性のものなら何でもよ
く、電気信号伝送系に限らず光フアイバによる光
信号伝送系など任意のものが用いられ、これによ
る通信方式にいわゆる半二重方式(Helf
Puplex)で、中央処理装置10から複数の端末
処理装置30〜32のうちの一つに対する呼び掛
けに応じ、該端末処理装置の一つと中央処理装置
10との間でのデータの授受が伝送路20を介し
て交互に行なわれるようになつている。
このような半二重方式による多重伝送のため、
中央処理装置10から送出されるデータには、そ
の行先を表わすアドレスが付され、伝送路20か
ら受け取つたデータに付されているアドレスが自
らのアドレスであると認識した、各端末処理装置
のうちの一つだけが応答するようになつている。
このように、中央処理装置10からアドレスが
付されて送出されたデータに応じて、そのアドレ
スを理解し、それが自らのものであると判断した
端末処理装置の一つだけがそれに応答して自らの
データを中央処理装置10に送出することによ
り、上記した半二重方式によるデータの伝送動作
が得られることになる。
また、この実施例では、各端末処理装置30〜
32の機能を特定のものに集約し、これら端末処
理装置30〜32のLSI化(大規模集積回路化)
を容易にしている。そして、このときの特定の機
能としては、上記したデータ伝送機能、つまり半
二重方式による多重伝送に必要な機能と、各端末
処理装置に付随しているA/D40などの外部機
器を制御する機能の2種となつている。そして、
この結果、データ伝送機能の専用化が可能にな
り、例えば、自動車内での集約配線システムに適
用する場合には、上記した半二重方式とし、必要
な伝送速度やアドレスのビツト数などをそれに合
わせて決めるなどのことができる。
さらに、この多重伝送方式では、上記したよう
にLSI化した端末処理装置の機能をそのまま活か
し、中央処理装置10にも適用可能にしたもので
あり、この結果、中央処理装置10としてデータ
伝送機能をもたない汎用のコンピユータ(マイク
ロコンピユータなど)を用い、これに上記した
LSI化端末処理装置33を組合わせるだけで中央
処理装置10を構成することができ、中央処理装
置10のコンピユータに必要なソフトウエア面で
の負荷を軽減させることができると共に、端末処
理装置の汎用性を増すことができる。なお、この
場合、中央処理装置側に組合わされた端末処理装
置33では、それが持つ機能の一部については何
ら活かされないままとなるが、これはやむを得な
い。
次に、第3図は各端末処理装置30〜32の一
実施例を大まかなブロツク構成で示したもので、
伝送路20から入力された受信信号RXDは同期
回路102に供給され、クロツク発生器107か
らのクロツクの同期を取り、制御回路101に受
信信号RXDのクロツク成分に調歩同期したクロ
ツクが与えられ、これにより、制御回路101が
制御信号を発生し、シフトレジスタ104に受信
信号のデータ部分をシリアルに読込む。
一方、アドレス比較回路103には、予めその
端末処理装置に割り当てられたアドレスが与えら
れており、このアドレスとシフトレジスタ104
の所定のビツト位置に読込まれたデータとがアド
レス比較回路103によつて比較され、両者が一
致したときだけシフトレジスタ104内のデータ
がI/Oバツフア105に転送され、外部機器に
与えられる。
また、制御回路101はクロツクで歩進するカ
ウンタを含む、シーケンシヤルな制御信号を発生
し、受信信号RXDによるデータをI/Oバツフ
ア105に与えたあと、それにひき続いて今度は
I/Oバツフア105からシフトレジスタ104
にデータをパラレルに取り込み、外部機器から中
央処理装置10に伝送すべきデータをシフトレジ
スタ104の中にシリアルデータとして用意す
る。そして、このデータをシフトレジスタ104
からシリアルに読み出し、送信信号TXDとして
伝送路20に送出する。このときには、受信信号
RXDに付されていたアドレスがそのまま送信信
号TXDに付されて送出されるから、中央処理装
置10は自らが送出したアドレスと一致している
ことによりこの送信信号TXDの取り込みを行な
い、これにより半二重方式による1サイクル分の
データの授受が完了する。
こうして中央処理装置10は次の端末処理装置
に対するデータの送出を行ない、これを繰り返す
ことにより複数の各端末処理装置30〜32との
間でのデータの授受が周期的に行なわれ、多重伝
送が可能になる。
A/D制御回路106は第2図における端末処
理装置32として使用した場合に必要なA/D4
0の制御機能を与えるためのもので、アナログ信
号を発生するセンサなどの外部負荷57,58か
らのデータをA/D40によつてデイジタル化し
てシフトレジスタ104に取り込むために必要な
制御機能を与える働きをする。なお、その詳細に
ついては後述する。
次に第4図は端末処理装置30〜33の一実施
例を示すブロツク図で、第3図と同一もしくは同
等の部分には同じ符号を付してあり、この第4図
において、301は受信信号RXDに調歩同期し
たクロツクを発生させるための同期回路、302
は2相のクロツクφSとφMを発生するカウンタ、
303はシーケンシヤル制御用のカウンタ、30
4はカウンタ303の出力から種々の制御信号を
作り出すシーケンスデコーダ、305は異常検出
器、306はI/Oバツフア105の入出力切換
選択用のアドレスデコーダ、307はアドレス比
較用の4ビツトのコンパレータ、308はエラー
検出回路、310は2個のアンドゲートと1個の
ノアゲートからなる複合ゲート、311はエラー
検出用のエクスクルーシブオアゲート、312は
データ送出用のアンドゲート、313,314は
トライステートバツフア、320は8ビツトのシ
フトレジスタ、321は32ビツトのレジスタ、3
22は32チヤンネルのゲート、323はA/D制
御用のカウンタ、324はA/D制御用信号発生
回路、325はA/Dのチヤンネル選択用のカウ
ンタである。なお、シフトレジスタ104は25ビ
ツト(24ビツト+1ビツト)で、I/Oバツフア
105は14ポート(14ビツト)のものである。
この端末処理装置30〜33(以下、これらを
CIMという)は複数の動作モードの一つを選択
して動作するようになつており、第2図のCIM
30〜31として用いられるときにはDIOモード
が、また、第2図のCIM32として用いる場合
にはADモードが、そして第2図のCIM33に用
いた場合にはMPUモードがそれぞれ選択される。
なお、このモード選択については後述する。
まず、DIOモードに選択された場合には、A/
D制御回路106は動作せず。このときのシフト
レジスタ104データ内容は第5図に示すように
なり、No.0からNo.5までの6ビツト分は使用て
ず、No.6からNo.19までの14ビツトがI/Oバツフ
ア105のデータDIOに割当てられる。そして、
No.20からNo.23までの4ビツトがアドレスデータ
ADDRに割当てられ、No.24はスタートビツトに
割当てられている。なお、DIOデータに割当てら
れてるビツト数が14となつているのは、I/Oバ
ツフア105が14ビツトのものとなつているから
である。また、このため、この実施例による
CIMでは、I/Oバツフア105に接続可能な
外部負荷の最大数が14となつている。
この実施例によるデータ伝送の方式は、調歩同
期、双方向、反転二連送方式と呼ばれるもので、
デイジタルデータをNRZ(nonreturn to zero)
法により伝送するようになつており、その伝送波
形は第6図に示すようになつている。すなわち、
CCU側のCIMからLCU側のCIMにデータを伝送
するフレームを受信フレーム、反対にLCU側か
らCCU側に伝送するフレームを送信フレームと
すれば、受信フレームと送信フレームが共に74ビ
ツトで、従つて1フレームが148ビツトとなつて
いる。そして、受信フレームと送信フレームとは
共に同じフレーム構成となつており、最初に25ビ
ツトの“0”があり、そのあとに調歩同期のため
の1ビツトの“1”からなるスタートビツトが設
けられ、それに続いて24ビツトの受信データ
RXD又は送信データTXDがNRZ信号形式で伝送
され、さらにこれらのデータの反転データ
又はが伝送されるようになつている。なお、
この反転データ又はを伝送しているの
は、伝送エラーチエツクのためである。
既に説明したように、この実施例では、半二重
方式により多重伝送が行なわれるから、受信フレ
ームのデータRXDの先頭の4ビツトには、CCU
がそのとき呼び掛けを行なう相手となるLCUの
アドレスデータADDRが第5図に示すように付
され、これに応答してそのLCUから送出される
送信フレームのデータTXDの先頭4ビツトには
同じアドレスデータADDRが付されて伝送され
る。なお、LCU側から送信フレームが伝送され
るのは、CCU側で呼び掛けたLCUに限られるか
ら、送信データTXDにアドレスが付加されてい
なくてもCCU側ではそのデータがいずれのLCU
からのものであるかは直ちに判断できる。従つ
て、送信フレームのデータTXDには必ずしもア
ドレスを付す必要はなく、データTXDの先頭4
ビツトを(0000)などLCUのいずれのアドレス
とも一致しないデータとしてもよい。
ここで第4図に戻り、CIMのアドレスについ
て説明する。
既に説明したように、この実施例では、LCU
側のCIMにはそれぞれ異なつた4ビツトのアド
レスが割当ててあり、このアドレスをもとにして
半二重方式によるデータの多重伝送が行なわれる
ようになつている。
そして、このアドレスをそれぞれのCIMに割
当てる働きをする入力がコンパレータ307に接
続されている4本の入力20〜23であり、これら
の入力に与えるべきデータADDR0〜ADDR3に
より当該CIMのアドレスが指定される。例えば、
そのCIMのアドレスを“10”に指定するために
は、アドレスデータADDR0=0、ADDR1=1、
ADDR2=0、ADDR3=1とし、入力20〜23
(1010)が入力されるようにすればよい。なお、
この実施例では、データ“0”は接地電位、デー
タ“1”は電源電圧Vccによつて表わされている
から、アドレス“10”に対しては入力20,22
接地し、入力21,23を電源に接続することにな
る。
ところで、この実施例では、アドレス入力20
〜23がアドレスデコーダ306にも入力され、
その出力によりI/Oバツフア105の方向性が
制御されるようになつている。この結果、アドレ
スを指定すると、I/Oバツフア105の14本の
端子のうちのいずれがデータ出力ポートとなるの
かが決定される。そして、この実施例では、アド
レスがそのまま出力ポート数に対応するようにな
つている。従つて、いま、アドレスを“10”と定
めれば、I/Oバツフアの14本の端子のうち10本
が出力ポートとなり、残りの4本が入力ポートと
なるように制御される。
また、第4図では省略してあるが、このアドレ
スデコーダ306の出力は制御回路101のシー
ケンスデコーダ304にも与えられ、これにより
第7図に示すように、このCIMの動作モードが
切換えられるようになつている。すなわち、この
実施例では、アドレスを“0”に設定したCIM
はMPUモードで、アドレスを“1”から“D”
までの間に設定したCIMはDIOモードで、そして
アドレスを“E”、“F”のいずれかに設定した
CIMはADモードでそれぞれ動作するようにされ
る。
次に、制御回路101と同期回路102の機能
について説明する。
この実施例では、第6図に関連して既に説明し
たように、調歩同期方式が採用されており、この
ため、受信フレーム、送信フレーム共にデータ伝
送に際して、その開始前に必ず25ビツトの“0”
が挿入され、その後で1ビツトのスタートビツト
として“1”データが挿入されている(第6図)。
そこで同期回路301は受信フレームの最初に
存在する25ビツトの“0”に続くスタートビツト
の立上りを検出し、内部クロツクのビツト同期を
取る。従つて、次の受信フレームが現われるまで
は、このときのタイミングにビツト同期した内部
クロツクにより動作が遂行されてゆくことにな
る。
カウンタ302は同期回路302で同期が取ら
れた内部クロツクから2相のクロツクφSとφM
作り出す。これによりクロツクφSとφMはその後
入力されてくる受信データRXDに位相同期した
ものとなる。
シーケンスカウンタ303は同期回路302か
らスタートビツトの立上り検出タイミングを表わ
す信号を受け、特定のカウント値、例えばカウン
ト0の状態にセツトされ、その後、クロツクφS
はφMによつてカウントされる。従つて、そのカ
ウント出力によりCIM全体の制御手順を定める
ことができ、カウント値をみることにより、任意
のタイミングにおけるCIMの動作がどのステツ
プにあるのかを知ることができる。
そこで、このカウンタ303のカウント出力を
シーケンスデコーダ304に供給し、このCIM
の動作に必要な制御信号、例えばRXMODO、
TXMODE、READ、SHIFTなど内部で必要と
する全ての制御信号をシーケンスデコーダ304
で発生させるようにしている。つまり、この実施
例は、クロツクφSとφMによるシーケンス制御方
式となつているものであり、従つて、カウンタ3
03の出力をデコードしてやれば、必要な制御が
全て行なえることになるのである。
次に、伝送されて来るデータRXDがそのCIM
向けのデータであるか否か、つまりCCUからの
受信フレームの伝送による呼び掛けが自らに対す
るものであるか否かの判定動作について説明す
る。
既に説明したように、コンパレータ307一方
の入力には、入力20〜23からのアドレスデータ
が与えられており、他方の入力にはシフトレジス
タ104のQ20ビツトからQ23ビツトまでのデー
タが与えられるようになつている。そして、この
コンパレータ307は、両方の入力データが一致
したときだけ、一致信号MYADDRを出力する。
そこで、シフトレジスタ104に受信データ
RXDが入力され、そのQ20ビツトからQ23ビツト
までの部分にデータRXDの先頭に付されている
アドレスデータ(第5図参照)が格納されたタイ
ミングでコンパレータ307の出力信号
MYADDRを調べ、そのときにこの信号
MYADDRが“1”になつていたらそのデータ
RXDは自分宛のもので、CCUからの呼び掛けは
自分に対するものであることが判る。
このため、エラー検出回路308に制御信号
COMPMODEを供給し、上記した所定のタイミ
ングで信号MYADDRを取込み、それが“0”に
なつていたときには出力INITIALを発生させ、
これによりシーケンスカウンタ303をカウント
0にセツトし、CIM全体の動作を元に戻して次
のデータ伝送が入力されるのに備える。一方、信
号MYADDRが“1”になつていたときには、エ
ラー検出回路308によるINITIALの発生がな
いから、そのままCIMの動作はシーケンスカウ
ンタ303のそのときのカウンタト値にしたがつ
てそのまま続行される。
次に、伝送エラー検出動作について説明する。
この実施例では、既に第6図で説明したように
反転二連送方式によるデータ伝送が採用されてお
り、これにより伝送エラーの検出が行なえるよう
になつている。そして、このため、シフトレジス
タ104の最初のQ0ビツトと最後のQ24ビツトか
らエクスクルーシブオアゲート311にデータが
与えられ、このゲート311の出力が信号
ERRORとしてエラー検出回路308に与えられ
るようになつている。
シーケンスデコーダ304はスタートビツトに
続く受信信号RXDと(第6図)に伝送期間
中、制御信号RXMODEを出力して複合ゲート3
10の下側のゲートを開き、これにより伝送路2
0からのデータをシリアル信号SIとしてシフトレ
ジスタ104に入力する。このとき複合ゲート3
10にはノアゲートが含まれているため、伝送路
20から供給されてくるデータは反転されてシフ
トレジスタ104に入力される。
そこで、受信フレーム(第6図)のスタートビ
ツトに続く24ビツト分のデータがシフトレジスタ
104に入力された時点では、このシフトレジス
タ104のQ0ビツトからQ23ビツトまでの部分に
は受信信号RXDの反転データが書込まれる
ことになる。次に、第6図から明らかなように、
24ビツトの受信信号RXDが伝送されたあと、そ
れにひき続いて24ビツトの反転信号が伝送
されてくると、それが複合ゲート310で反転さ
れてデータRXDとなり、シリアル信号SIとして
シフトレジスタ104に入力され始める。この結
果、シフトレジスタ104のQ0の反転信号
の先頭ビツトが反転されて入力されたタイミング
では、その前に書込まれていた受信信号RXDの
先頭ビツトの反転データがシフトレジスタ104
のQ24ビツトに移され反転信号RXDの2番目のビ
ツトのデータがQ0に書込まれたタイミングでは
受信信号RXDの2番目のビツトのデータがQ24
ビツトに移されることになり、結局、反転信号
RXDがシフトレジスタ104に1ビツトづつシ
リアルに書込まれているときの各ビツトタイミン
グでは、シフトレジスタ104のQ24ビツトとQ0
ビツトには受信信号RXDと反転信号の同じ
ビツトのデータが常に対応して書込まれることに
なる。
ところで、上記したようにエクスクルーシブオ
アゲート311の2つの入力にはシフトレジスタ
104のQ0ビツトとQ24ビツトのデータが入力さ
れている。従つて、受信信号RXDと反転信号
RXDの伝送中にエラーが発生しなかつたとすれ
ば、反転信号の伝送期間中に、エクスクル
ーシブオアゲート311の出力は常に“1”にな
る筈である。何故ならば、受信信号RXDとその
反転信号の対応する各ビツトでは必ず“1”
と“0”が反転している筈であり、この結果、ゲ
ート311の入力は必ず不一致を示し、そうなら
ないのは伝送にエラーがあつたときだけとなるか
らである。
そこで、エラー検出回路308は反転信号
RXDが伝送されている24ビツトの期間中、信号
ERRORを監視し、それが“0”レベルになつた
時点で信号INITIALを発生するようにすれば、
エラー検出動作が得られる。なお、このようなデ
ータ伝送システムにおける伝送エラーの処理方式
としては、伝送エラーを検出したらそれを修復し
て正しいデータを得るようにするものも知られて
いるが、この実施例では、伝送エラーが検出され
たらその時点でそのフレームのデータ受信動作を
キヤンセルし、次のフレームのデータ受信に備え
る方式となつており、これにより構成の簡略化を
図つている。
次に、この第4図の実施例のDIOモードにおけ
るデータ伝送の成全体的な動作を第8図のタイミ
ングチヤートによつて説明する。
φS,φMはカウンタ302から出力される二相
のクロツクで、同期回路301内に含まれている
クロツク発振器による内部クロツクにもとづいて
発生されている。
一方、は外部からこのCIMに供給され
る信号で、マイクロコンピユータなどのリセツト
信号と同じであり、第2図における全てのCIM
ごとに供給されるようになつており、電源投入時
など必要なときに外部のリセツト回路から供給さ
れ、伝送システム全体のイニシヤライズを行な
う。
イニシヤライズが終るとシーケンスカウンタ3
03はカウント値が0に設定され、そこからクロ
ツクφMにより歩進してゆく。そしてカウント値
が25になるまでは何の動作も行なわず、カウント
値が25になるとIDLE信号と信号が発生
し、CIMはアイドル状態になつてシーケンスカ
ウンタ303のカウント値によるシーケンシヤル
な制御は停止され、トライステートバツフア31
3が開いて信号受信可能状態となる。なお、この
とき、イニシヤライズ後、シーケンスカウンタ3
03のカウント値が25になるまでは信号受信可能
状態にしないようにしているのは、同期回路30
1による調歩同期のためであり、受信信号RXD
が24ビツトなので最少限25ビツトの“0”期間を
与える必要があるためである。
こうしてアイドル状態に入るとシーケンスカウ
ンタ302はクロツクφS,φMのカウントにより
歩進を続けるが、シーケンスデコーダ304は制
御信号IDLEとINITIALを発生したままにとどま
り、受信信号が入力されるのをただ待つている状
態となる。なお、このために第6図に示すように
各受信フレームと送信フレームの先頭には25ビツ
トの“0”が付加してあるのである。
こうしてアイドル状態に入り、その中でいま、
時刻t0で受信信号RXDが入力されたとする。そ
うすると、この信号RXDの先頭には1ビツトの
スタートビツトが付されている。そこで、このス
タートビツトを同期回路301が検出し、内部ク
ロツクのビツト同期を取る。従つて、これ以後、
1フレーム分の伝送動作が完了するまでのデータ
RXD、とクロツクφMとφSとの同期は内部ク
ロツクの安定度によつて保たれ、調歩同期機能が
得られることになる。
スタートビツトが検出されるとシーケンスカウ
ンタ303はカウント出力0(以下、このカウン
タ303の出力データはSを付し、例えば、この
場合にはS0で表わす)に設定され、これにより
シーケンスデコーダ304は制御信号IDLEを止
め、制御信号RXMODEを発生する。また、これ
と並行してシフトレジスタ104にはシフトパル
スSHIFTがクロツクφMに同期して供給される。
この結果、スタートビツトに続く48ビツトの受
信信号RXDと反転信号(第6図)が伝送路
20から複合ゲート310を通つてシリアルデー
タとしてシフトレジスタ104に順次1ビツトづ
つシフトしながら書込まれてゆく。このとき、最
初の24ビツトの受信信号RXDは複合ゲート31
0によつて反転されたデータとしてシフト
レジスタ104に順次シリアルに書込まれるの
で、スタートビツトに続く24ビツトの期間、つま
りシーケンスカウンタ303がS1からS24に達し
た時点では、シフトレジスタ105のQ0ビツト
からQ23までのビツトに受信信号RXDが反転され
たデータが書込まれることになる。ここで
次のS25のクロツクφMの立上りで制御信号
COMPMODEが出力され、エラー検出回路30
8が機能する。そしてこの状態で続いて反転信号
RXDが入力され始め、この結果、今度は反転信
号が反転されたデータRXDがシフトレジス
タ105のQ0ビツトからシリアルに書込まれて
ゆく。これによりS1からS24でシフトレジスタ1
04に書込まれたデータはその先頭のビツ
トからシフトレジスタ104のQ24ビツト位置を
通り、シーケンスカウンタ303がS25からS48
になるまでの間に順次、1ビツトづつオーバーフ
ローされてゆく。一方、これと並行してシフトレ
ジスタ104のQ0ビツト位置を通つて反転信号
RXDによるデータRXDがその先頭ビツトから順
次、シリアルに書込まれてゆき、この間にエクス
クルーシブオアゲート311とエラー検出回路3
08による伝送エラーの検出が、既に説明したよ
うにして行なわれてゆく。
従つて、シーケンスカウンタ303がS48にな
つた時点では、シフトレジスタ104のQ0ビツ
トからQ23ビツトまでには、受信信号RXDと同じ
データRXDがそのまま書込まれた状態になる。
そこで、このS48のタイミングでコンパレータ3
07の出力信号MYADDRを調べることにより前
述したアドレスの確認が行なわれ、いま受信した
データRXDが自分宛のものであるか否か、つま
り、このときのCCUからの呼び掛けが自分宛の
ものであるか否かの判断が行なわれる。なお、シ
ーケンスカウンタ303がS25からS48の間にあ
る期間中に伝送エラーが検出され、或いはアドレ
スの不一致が検出されるとエラー検出回路308
はS48になつた時点で制御信号INITIALを発生
し、この時点でシーケンスカウンタ303はS0
に設定され、アイドル前25ビツトの状態に戻り、
この受信フレームに対する受信動作は全てキヤン
セルされ、次の信号の入力に備える。
さて、シーケンスカウンタ303がS25から
S48にある間に伝送エラーが検出されず、かつア
ドレスの不一致も検出されなかつたとき、つまり
S48になつた時点でエラー検出回路308が
INITIAL信号を発生しなかつたときには、この
S48になつた時点でシーケンスデコーダ304が
制御信号WRITESTBを発生する。なお、この結
果、S48の時点ではINITIAL信号とWRITESTB
信号のいずれか一方が発生され、伝送エラー及び
アドレス不一致のいずれも生じなかつたときには
前者が、そして伝送エラー及びアドレス不一致の
いずれか一方でも発生したときには後者がそれぞ
れ出力されることになる。
さて、S48の時点で制御信号WRITESTBが出
力されると、そのときのシフトレジスタ104の
データがパラレルにI/Oバツフア105に書込
まれ、この結果、受信したデータRXDによつて
CCUからもたらされたデータがI/Oバツフア
105の出力ポートから外部負荷51〜56のい
ずれかに供給される。なお、このときには、DIO
モードで動作しているのであるから、第5図で説
明したようにQ6ビツトからQ19ビツトまでの最大
14ビツトがデータRXDとして伝送可能であり、
かつ、そのうちの何ビツトがI/Oバツフア10
5の出力ポートとなつているかはアドレスによつ
て決められていることは既に説明したとおりであ
る。
こうしてS48に達すると受信フレームの処理は
全て終り、次のS48から送信フレームの処理に入
る(第6図)。
まず、S49からS72までは何の処理も行なわな
い。これはCCU側にあるCIMの調歩同期のため
で、上記した受信フレームの処理におけるIDLE
の前に設定した期間での動作と同じ目的のための
ものである。
S73に入るとシーケンスデコーダ304から制
御信号PSが出力され、これによりシフトレジス
タ104はパラレルデータの読込み動作となり、
I/Oバツフア105の入力ポートに外部負荷5
1〜56のいずれかから与えられているデータを
並列に入力する。このとき読込まれるデータのビ
ツト数は、14ビツトのI/Oバツフア105のポ
ートのうち、受信フレームの処理で出力ポートと
して使われたビツトを引いた残りのビツト数とな
る。例えば、前述のように、このCIMのアドレ
スを10に設定したときには、出力ポートの数は10
となるから、このときにはデータは4ビツトとな
る。
シフトレジスタ104に対するパラレルデータ
の書込みには、信号PSと共にシフトクロツク
SHIFTを1ビツト分必要とするため、S73のクロ
ツクφSにより信号SPを立上げたあと、S74のクロ
ツクφSに同期したシフトパルスSHIFTを制御信
号TXMODEの立上り前に供給する。
また、このとき、第6図から明らかなように、
送信データTXDの前にスタートビツトを付加し、
さらにデータTXDの先頭4ビツトにはアドレス
を付加しなければならない。このため、第4図で
は省略してあるが、信号PSが発生している期間
中だけシフトレジスタ104のQ24ビツトにはデ
ータ“1”を表わす信号が、そしてQ20ビツトか
らQ23ビツトの部分には入力20〜23からアドレ
スデータがそれぞれ供給されるようになつてい
る。
こうしてS49からS73までのDUMMY状態によ
り調歩同期に必要な25ビツト分のデータ“0”送
出期間が設定されたあと、S74に入ると制御信号
TXMODEが立上り、これによりTX(送信)状態
になる。この信号TXMODEの発生により複合ゲ
ート310の上側のアンドゲートが能動化され、
さらにアンドゲート312が能動化される。これ
によりシフトレジスタ104のQ24ビツトのデー
タ、つまりスタートビツトとなるデータ“1”が
アンドゲート312を通つて伝送路20に送り出
される。そして、これに続くS75以降のクロツク
φMに同期して発生するシフトクロツクSHIFTに
よりシフトレジスタ104の内容は1ビツトづつ
後段にシフトされ、Q24ビツトからアンドゲート
312を通つて伝送路20に送り出され、これに
より送信フレーム(第6図)のスタートビツトを
含む送信信号TXDの伝送が行なわれる。
一方、このようなシフトレジスタ104からの
データ読出しと並行して、そのQ23ビツトのセル
から読出されたデータは複合ゲート310を通つ
て反転され、シフトレジスタ104のシリアル入
力に供給されている。この結果、S75以降、シフ
トレジスタ104のQ0ビツトからQ23ビツトまで
に書込まれていた送信データTXDは、シフトク
ロツクSHIFTによつて1ビツトづつ伝送路20
に送り出されると共に、反転されてシリアルデー
タSIとしてシフトレジスタ104のQ0ビツトか
ら順次書込まれてゆくことになる。
従つて、制御信号PSが発生している期間中に
シフトレジスタ104のQ0ビツトからQ23ビツト
のセルに書込まれた送信データTXDが全て読出
し完了した時点では、このQ0ビツトからQ23ビツ
トまでのセルにはそれまでの送信データTXDに
代つて、反転データが格納されていること
になる。
そこで、この送信データTXDの読出しが完了
した時点以降は、それにひき続いて今度はシフト
レジスタ104から反転データの読出しが
開始し、第6図のように反転データが送信
データTXDに続いて伝送路20に送出されるこ
とになる。
こうしてS122に到ると、シフトレジスタ10
4のQ23ビツトからQ0ビツトまでの反転データは
全部読出し完了するので制御信号TXMODEは立
下り、シフトクロツクSHIFTの供給も停止され
て送信状態を終る。そして、S122に続く次のク
ロツクφMにより制御信号INITIALが発生し、シ
ーケンスカウンタ303はS0に設定され、CIM
はアイドル(IDLE)以前の信号受信準備状態に
戻る。
従つて、この実施例によれば、調歩同期、双方
向、反転二連送方式による半二重方式の多重通信
をCCUとLCUとの間で観実に行なうことができ、
伝送路を集約配線化することができる。
次に、この実施例によるCIMのADモードにお
ける動作について説明する。
前述したように、CIMを介してCCUとデータ
の授受を行なうべき電気装置としては各種のセン
サなどアナログ信号を出力する外部負荷57,5
8(第2図)があり、そのため、本発明の実施例
においては、A/D制御回路106を含み、外付
けのA/D40を制御する機能をも有するものと
なつている。そして、このときのCIMの動作モ
ードがADモードである。
さて、これも既に説明したように、この実施例
では入力20〜23に与えるべきアドレスデータに
よつて動作モードの設定が行なわれるようになつ
ており、ADモードに対応するアドレスデータ
は、第7図に示すように“E”と“F”となつて
いる。
次に、このCIMがADモードによる動作を行な
うように設定された場合のシフトレジスタ104
に格納されるデータの内容は第5図に示すように
なり、No.0からNo.7までの8ビツトがA/D40
を介して外部負荷57,58などから取込んだ
ADデータ格納用で、No.8、No.9の2ビツトが
ADチヤンネルデータ格納用であり、これにより
DIOデータ用としてはNo.10からNo.19の10ビツトと
なつている。なお、その他はDIOモードのときと
同じである。また、このときのADチヤンネルデ
ータとは、マルチチヤンネルのA/Dを使用した
場合のチヤンネル指定用のデータであり、この実
施例ではA/D40として4チヤンネルのものを
用いているので、2ビツトを割当てているのであ
る。
シフトレジスタ320は8ビツトのもので、外
付けのA/D40からシリアルで取込んだデイジ
タルデータ(外部負荷57,58などから与えら
れたアナログデータをA/D変換したもの)を格
納してパラレル読出しを可能にすると共に、A/
D40のチヤンネルを指定するためのカウンタ3
25から与えられる2ビツトのチヤンネル選択デ
ータをパラレルに受入れ、それをシリアルに読出
してA/D40に供給する働きをする。
レジスタ321は32ビツトのもので、A/D4
0が8ビツトで4チヤンネルのものなので、それ
に合わせて8ビツト4チヤンネルのレジスタとし
て用いられ、A/D40から8ビツトで取込まれ
たデータを各チヤンネルごとに収容する。
ゲート322もレジスタ321に対応して32ビ
ツト(8ビツト4チヤンネル)となつており、デ
ータ伝送用のシフトレジスタ104のQ8ビツト
とQ9ビツトのセルから読出したADチヤンネルデ
ータ(第5図)によつて制御され、レジスタ32
1のチヤンネルの1つを選択し、その8ビツトの
データをシフトレジスタ104のQ0ビツトから
Q7ビツトのセルにADデータ(第5図)として書
込む働きをする。
カウンタ323はクロツクφMのカウントによ
り歩進し、A/D制御回路106全体の動作をシ
ーケンシヤルに、しかもサイクリツクに制御する
働きをする。
A/D制御用信号発生回路324はカウンタ3
23の出力をデコードするデコーダと論理回路を
含み、A/D制御回路106全体の動作に必要な
各種の制御信号を発生する働きをする。
次に、このA/D制御回路106全体の動作に
ついて説明する。
この実施例では、カウンタ323のカウント出
力のそれぞれに対応してシーケンシヤルに制御が
進み、そのステツプ数は27で、カウント出力0
(これをS0という)からカウント出力26(これを
S26という)までで1サイクルの制御が完了し、
A/D40の1チヤンネル分のデータがレジスタ
321に取込まれる。
まず、1サイクルの制御が開始すると信号INC
によりチヤンネル選択用のカウンタ325がイン
クリメントされ、これによりカウンタ325の出
力データは、1サイクルごとに順次、(0,0)
→(0,1)→(1,0)→(1,1)→(0,
0)と変化する。
このカウンタ325の出力データはシフトレジ
スタ320の先頭2ビツト位置にパラレルに書込
まれ、ついでシリアルデータADSIとして読出さ
れてA/D40に供給される。
また、これと並行して、カウンタ325の出力
データはデコーダ(図示してない)を介してレジ
スタ321にも供給され、レジスタ321の対応
するチヤンネルの8ビツトを選択する。
続いて、A/D40はシリアルデータADSIと
して入力したチヤンネル選択データに応じてそれ
に対応したアナログ入力チヤンネルを選択し、そ
のアナログデータをデイジタルデータに変換して
から8ビツトのシリアルデータADSOとしてシフ
トレジスタ320のシリアル入力に供給し、この
シフトレジスタ320に格納する。
その後、このシフトレジスタ320に格納され
た8ビツトのデイジタル変換されたデータAD
は、所定のタイミングでパラレルに読出され、カ
ウンタ325の出力データによつて予め選択され
ているレジスタ321の所定のチヤンネルの8ビ
ツトに移され、1サイクルの制御動作を終了す
る。
こうして、例えばカウンタ325の出力データ
が(0,0)となつていたとすれば、A/D40
のチヤンネル0のアナログデータがデイジタル化
され、レジスタ321のチヤンネル0の8ビツト
に格納されたあと、カウンタ323はS0にリセ
ツトされ、次のサイクルの動作に進み、カウンタ
325はインクリメントされてその出力データは
(0,1)となり、今度はチヤンネル1のアナロ
グデータがデイジタル化されてレジスタ321の
チヤンネル1の8ビツトに収容される。
従つて、この実施例によれば、A/D制御回路
106によるA/D40からのデータ取込動作
が、シーケンスカウンタ303とシーケンスデコ
ーダ304によるデータ伝送処理とタイミング的
に独立して行なわれ、レジスタ321の各チヤン
ネルのデータは4サイクルのAD制御動作に1回
の割合でリフレツシユされ、レジスタ321には
A/D40の4つのチヤンネルに入力されている
アナログデータが、それぞれのチヤンネルごとに
8ビツトのデイジタルデータとして常に用意され
ていることになる。
そこで、いま、伝送路から受信信号RXDが入
力され、それに付されているアドレスデータがこ
のCIMに対するものであつたとする。なお、こ
のときのアドレスデータは、既に説明したよう
に、“E”又は“F”である。
そうすると、受信フレームの入力が終つた時点
(第8図のS48)でシフトレジスタ104に書込
まれるデータのフオーマツトは第5図のADモー
ドとなつているため、このシフトレジスタ104
のQ8ビツトとQ9ビツトには2ビツトからなるAD
チヤンネルデータが格納されている。そこで、こ
のADチヤンネルデータはS48で信号
WRITESTBが発生した時点で読出され、これに
よりゲート322の4つのチヤンネルのうちの一
つが選択される。
この結果、S73(第8図)で信号PSとSHIFTが
発生した時点で、レジスタ321の4つのチヤン
ネルのうち、シフトレジスタ104のQ8,Q9
2つのビツトで選ばれたチヤンネルのADデータ
だけが読出され、それがシフトレジスタ104の
Q0ビツトからQ7ビツトまでの8ビツト部分に書
込まれる。
そして、これがS74以降の送信状態で送信信号
TXDに含まれ、CCUに伝送されることになる。
ところで、この実施例では、上記したように受
信信号RXDの受信処理とそれに続く送信信号
TXDの送信処理とは無関係に、常にレジスタ3
21の中にはADデータが用意されている。
従つて、この実施例では、どのようなタイミン
グで自分宛の受信信号RXDが現われても、直ち
にADデータによる送信信号TXDの伝送を行なう
ことができ、A/D40の動作により伝送処理が
影響を受けることがなく、A/D変換動作に必要
な時間のために伝送速度が低下するなどの虞れが
ない。
なお、この実施例では、CIMをLSI化するに際
してA/D40を外付けとし、CIMの汎用化に
際してのコストダウンを図るようになつている。
つまり、第2図で説明したように、この実施例で
はモードの設定により一種類のCIMをLCU30
〜31としても、LCU32としても、或いは
CCU10のCIM33としても使用できるように
している。しかして、このとき、A/Dを内蔵さ
せてしまうとCIM30,31,33として使用
したときに無駄なものとなり、しかも、一般に自
動車の集約配線システムに適用した場合には、
CIM32として使用される個数の方が他のCIM
30,31,33として使用される個数より少な
いため、CIMの全部にA/Dを内蔵させること
によるメリツトがあまりない。そのため、A/D
を外付けとしているのである。
しかして、このA/Dの外付けのため、第4図
から明らかなように、外付けのA/D40に対し
て4本の接続端子が必要になり、LSI化した際に
端子ピン数の増加をもたらす虞れがある。
そこで、本発明の一実施例では、CIMがADモ
ードに設定されたときには、I/Oバツフア10
5の14のポートのうちの4本がA/D40に対す
る接続端子として切換えられるようにしてある。
すなわち、本発明の実施例では、I/Oバツフア
105が14ポートとなつており、これらは第5図
から明らかなように、CIMがDIOモードに設定さ
れたときには全部が入出力ポートとして使用され
る可能性があるが、ADモードのときには最大で
も10ポートしか使用されず、4ポートはDIOデー
タの入出力には使用されないで余つている。そこ
で、この余つた4ポートをADモードで切換え、
A/D40に対する端子ピンとして使用すれば、
A/Dを外付けにしても端子ピン数の増加はな
く、LSI化に際して汎用性が増し、コストダウン
が可能になる。
次に本発明を周知のICによつて具体化した一
実施例を第9図、第10図に示す。
まず、第9図で、この実施例によれば、シフト
レジスタ104と320をHD14035として知ら
れるICで構成し、レジスタ321はHD14175と
して知られているICで構成している。また、ゲ
ート322はMD245と呼ばれるICで構成し、
A/D40はμPD7001Cと呼ばれるICで構成して
ある。なお、シフトレジスタ104に対する配線
の一部及びスタートビツト格納用のセルは省略し
てある。
ADチヤンネル選択用の2ビツトのカウンタ3
25は2個のフリツプフロツプ(以下、FFとい
う)と1個のエクスクルーシブオアゲートで構成
されている。
また、90は2個のFFからなる2ビツトのレ
ジスタで、シフトレジスタ104のQ8,Q9ビツ
トのデータを読出して保持する働きをする。
さらに、91と92は共にHD14556として知
られているICを用いたデコーダで、デコーダ9
1はレジスタ90のデータによりゲート322の
チヤンネルの一つを選択し、レジスタ321から
シフトレジスタ104のQ0〜Q7ビツトに書込む
べきADデータのチヤンネルを決める働きをし、
デコーダ92はシフトレジスタ320から読出し
たADデータのチヤンネルに応じてレジスタ32
1のチヤンネルを選択する働きをする。
93のナンドゲートと94〜97の負論理アン
ドゲートの機能については後述する。
次に第10図はHD14163として知られている
ICで構成したカウンタ323と、デコーダ及び
複数のFFとゲートで構成したA/D制御用信号
発生回路324を示したものである。なお、この
第9図と第10図における制御信号SHIFTは、
データ伝送用のシフトレジスタ104を制御する
ためにシーケンスデコーダ304(第4図)から
発生されるものとは別のもので、第4図では
ADSHIFTと示してある信号のことである。ま
た、その他の信号についても、第4図において
ADが付加されている信号が第9図、第10図で
はADが除いて示してある。
第11図は第9図及び第10図に示した実施例
のADモードにおけるタイミングチヤートで、以
下、この第11図のタイミングチヤートにより動
作の説明を行なう。
既に説明したように、この実施例ではA/D制
御回路106による制御動作がカウンタ323の
カウントデータによりシーケンシヤルに行なわ
れ、その1サイクルはカウンタ323の出力デー
タが0から26になるまでで終了し、これがサイク
リツクに繰返えされている。そこで、以下、この
カウンタ323のカウントデータをS0からS26と
する。
さて、この第11図は最初のリセツト(第8図
の信号によるもの)が終了した時点以降
を示し、リセツト後の最初のクロツクφMにより
カウンタ323の出力状態がS0となつたところ
から始まつている。
このS0になると、信号INCが発生され、これ
によりADチヤンネル選択用のカウンタ325が
インクリメント(1だけ歩進する)される。一
方、これと並行してチツプセレクト信号が発
生される。この信号はA/D40の仕様によ
つて定められ、A/D40の動作モードを切換え
たりするためのもので、この実施例におけるA/
Dでは、信号がハイレベルのときにはA/D
変換が行なわれ、ローレベルとなつたときには
A/D変換動作は停止され、A/D変換結果を読
出したり、チヤンネルの指定をしたりすることが
可能な状態になるようになつている。しかして、
S0で信号がハイレベルになつているのはA/
D40のイニシヤライズのためで、上記の動作と
は特に関係はない。そして、このS0に続く期間
はS7に達するまで何も制御動作は行なわず、
A/D40のイニシヤライズに必要な時間が与え
られるようになつている。
こうしてA/D40のイニシヤライズが終つた
あと、S7に到ると制御信号A/DCHLOADが発
生され、これによりカウンタ323の出力デー
タ、つまりアナログ入力のチヤンネルを指定する
データが、まずシフトレジスタ320の入力D6
D7に並列に入力される。ついで、S8,S9でシフ
トクロツクSHIFTを2個、順次出力し、これに
よりシフトレジスタ320のD6,D7に書込んだ
データをシリアルデータSIとしてQ8ビツトから
読出し、A/D40の中に送り込む。一方、この
ときにはA/D40にシフトクロツクを供
給し、これによりA/D40内のシフトレジスタ
にシリアルデータSIの書込みを行なう。なお、こ
れは、この実施例で使用しているμPD7001Cとい
うA/D40の仕様によるものである。
こうしてS9が終るとA/D40はアナログ入
力のチヤンネルが指定され、そのチヤンネルのア
ナログデータのA/D変換動作が可能になる。
そこで、S10に入ると信号をハイレベルに立
上げ、これによりA/D40にA/D変換動作を
開始させる。こうしてA/D変換動作が開始する
とA/D40からの信号/SOがハイレベル
に立上る。
ところで、このA/D40による変換動作に必
要な期間は、変換条件によつてかなりのバラツキ
を示し、必ずしも一定にならないということは既
に説明したとおりで、この実施例のA/D40で
は変換時間の標準値は140μ秒となつているもの
のその上限と下限については一定の幅があり、不
定となつている。
そこで、この間は信号WAITを発生させ、カ
ウンタ323の出力データのデコード動作をしば
らくの間停止させる。従つて、この間は第11図
から明らかなように信号とWAITがハイレベ
ルになつているだけで、シーケンシヤルな制御は
ここまでで一時停止され、カウンタ323がカウ
ントを進めているだけとなる。
こうしてA/D40とA/D変換条件によつて
決められる所定の時間が経過し、A/D40によ
る変換動作が完了すると信号/SOがローレ
ベルに立下がる。
そこで、A/D制御回路324は信号EOC/
SOの立下りに応じて内部信号EOC1,2を
発生し、信号WAITを立下げてデコード動作を
開始させると共に信号BEGINEを発生してカウ
ンタ323のデータ入力D0,D1,D3に信号EOC
2のハイレベルをロードさせ、このカウンタ32
3のカウント出力をS11に戻す。つまり、第11
図から明らかなように、S10でA/D40の変換
動作が開始すると、信号WAITによりカウンタ
323の出力データのデコード動作が停止されて
A/D40に対するシーケンシヤルな制御は待機
状態となり、制御が次のステツプに進むのが抑え
られ、これにより不定時間となつているA/D4
0の変換時間完了に備え、変換動作完了によりそ
の時点であらためてカウンタ323の出力データ
をS11に設定し直し、次のステツプの制御に進む
ようにしているのである。
A/D40によるアナログデータからデイジタ
ルデータへの変換動作が完了してカウンタ323
の出力データがS11になつたあと、それがS18に
進むまではA/D40に対するデイジタルデータ
の読取り動作に入らない。これは、A/D40の
仕様によるもので、この実施例のA/Dでは信号
EOC/SOが立下つたあと、一定の時間が要求さ
れており、S11からS18までの期間はそれに対応
したものである。
S18以降、クロツクφSとφMに同期してシフトク
ロツクとSHIFを順次8個出力させ、まず、
シフトクロツクによりA/D40内のシフ
トレジスタからデイジタル変換されたデータを順
次1ビツトづつ信号/SOとして出力させ、
次に、これをシフトクロツクSHIFTにより8ビ
ツトのシフトレジスタ320に順次1ビツトづつ
シフトさせながら書込んでゆく。従つて、S26に
達すると、A/D40でアナログ入力から変換さ
れたデイジタルデータはシフトレジスタ320に
全て書込み完了することになる。
こうしてS26に達すると、クロツクφSに同期し
て信号WRITESTAが立上り、ナンドゲート93
からデコーダ92に信号が入力され、これによ
りデコーダ92はその出力0ないし3の4つ
の出力のいずれか1つにだけ信号を発生し、クロ
ツクφM に同期してアンドゲート94ないし97
のいずれか1つに出力を発生させ、シフトレジス
タ320のQ0ないしQ7の8ビツトのデータを4
チヤンネルのレジスタ321のいずれかのチヤン
ネルの入力D0ないしD7に書込む。即ち、デコー
ダ92には2ビツトのカウンタ325によるチヤ
ンネル選択データが与えられ、それにより信号
が与えれたときに出力0ないし3のいずれに
信号が発生するかが決められている。一方、この
カウンタ325のデータはシフトレジスタ320
を介してA/D40に送り込まれ、それによりア
ナログ入力チヤンネルが選択されている。従つ
て、デコーダ92によりアンドゲート94ないし
97のいずれかを介してデータ書込可能に制御さ
れる4チヤンネル・8ビツトのレジスタ321の
各チヤンネルは、常に4チヤンネルのアナログ入
力の対応するデイジタルデータがシフトレジスタ
320に書込まれたときにだけ書込可能に制御さ
れることになる。
この結果、カウンタ323がS0からS26にまで
歩進してゆくたびに、A/D40のアナログ入力
の1つの信号がデイジタルデータに変換され、そ
れがレジスタ321の対応するチヤンネルの8ビ
ツトの部分に書込まれる。そして、S26のあと、
カウンタ323は再びS0に戻り、信号INCの発
生により2ビツトのカウンタ325がインクリメ
ントされ、次のチヤンネルのデータ変換動作が開
始する。
こうして、データ323のS0からS26までの動
作が4回繰返えされると、A/D40の4チヤン
ネルのアナログ入力は全てデイジタルデータ化さ
れてレジスタ321の各チヤンネルに書込まれ、
さらにこれが繰返されることにより、カウンタ3
23が4サイクル動作するごとにリフレツシユさ
れる4チヤンネルのデータが常にレジスタ321
の中に存在するような動作が得られる。
次に、シフトレジスタ104によるレジスタ3
21のデータの読取り動作について説明する。
受信フレーム(第6図)の処理が終ると、シフ
トレジスタ104のQ8,Q9のビツトのデータが
レジスタ90に与えられ、そこに保持される。こ
のレジスタ90のデータはデコーダ91に与えら
れ、その入力が供給されたときに出力0ない
3のいずれに信号が発生するかが決定され
る。そこで制御信号READENAがインバータを
介してデコーダ91の入力に供給されたとき、
4チヤンネルのゲート322のいずれのチヤンネ
ルが開くのかがCCU側からの受信信号RXDの
Q8,Q9のビツトに挿入すべきデータで制御され
ることになる。一方、ゲート322はレジスタ3
21のいずれのチヤンネルのデータがシフトレジ
スタ104のADデータとして格納されるかを制
御するものであるから、結局、CCUは受信信号
RXDのQ8,Q9ビツトに挿入したデータにより、
シフトレジスタ322のQ0ないしQ7に格納して
取込むべきADデータのチヤンネルを指定するこ
とができる。
そして、この実施例では、カウンタ323によ
るシーケンシヤルな動作によりレジスタ321の
中には常にADデータが用意されているため、受
信信号RXDの受信に続く送信信号TXDの送出タ
イミングでのADデータの取込みに遅れを生じる
虞れは全くない。
ところで、この実施例では、受信信号RXDの
受信に伴なうレジスタ321からシフトレジスタ
104へのADデータの取込み動作と、カウンタ
323によるシフトレジスタ320からレジスタ
321へのADデータの書込み動作とが独立に行
なわれているため、これらの動作タイミングが一
致して発生する場合を生じ、このときには、レジ
スタ321のデータに乱れを生じて誤まつたデー
タがADデータとしてシフトレジスタ104に格
納され、CCUに伝送されてしまう虞れを生じる。
そこで、第9図の実施例では、ナンドゲート9
3を設け、信号READENAが発生しているタイ
ミングでは信号WRITEENAがインヒビツトさ
れて信号がデコーダ92に入力されないように
し、これによりレジスタ321からADデータが
シフトレジスタ104に取込まれているタイミン
グでは、シフトレジスタ320によるADデータ
のリフレツシユが禁止されるようにしている。
従つて、この実施例によれば、ADデータのシ
フトレジスタ104への取込みに誤りを生じる虞
れを少くし、さらに確実なADデータの伝送を可
能にすることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、A/D
のアナログデータからデイジタルデータへの変換
動作に必要な時間遅れと無関係に、A/D変換デ
ータの伝送を直ちに行なうことができると共に、
このデータ伝送に伴なうゲートエラー発生の虞れ
がないから、従来技術の欠点を除き、A/Dの変
換動作によるデータ伝送の低下を生じることがな
く、常に充分な伝送速度のもとで確実なデータ伝
送が可能なデータ伝送方式を容易に提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車内集約配線システムの一例を示
す説明図、第2図は本発明によるデータ伝送方式
の一実施例を示すブロツク構成図、第3図は各端
末処理装置の一実施例を示すブロツク図、第4図
は第3図をさらに詳細にしたブロツク図、第5図
はデータ内容の一実施例を示す説明図、第6図は
伝送波形の一実施例を示す説明図、第7図はモー
ド選択の一実施例を示す説明図、第8図はDIOモ
ードにおける本発明の一実施例の動作を説明する
ためのタイミングチヤート、第9図及び第10図
はさらに具体的に構成した本発明の一実施例を示
す回路図、第11図はその動作説明用のタイミン
グチヤートである。 10……中央処理装置、20……信号伝送路、
30〜32……端末処理装置、33……通信制御
装式、40……A/D(アナログ・デイジタル変
換器)、51〜58……外部負荷、101……制
御回路、102……同期回路、103……アドレ
ス比較回路、104……シフトレジスタ、105
……I/Oバツフア、106……A/D制御回
路、107……クロツク発生器、301……同期
回路、302……カウンタ、303……シーケン
スカウンタ、304……シーケンスデコーダ、3
05……異常検出器、306……アドレスデコー
ダ、307……コンパレータ、308……エラー
検出回路、310……複合ゲート、311……エ
クスクルーシブオアゲート、312……アンドゲ
ート、320……シフトレジスタ、321……レ
ジスタ、322……ゲート、323……カウン
タ、324……A/D制御用信号発生回路、32
5……カウンタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アナログ・デイジタル変換器を備え、間欠的
    に発生するデータ伝送要求に応じてデイジタル情
    報化したアナログ情報の伝送を行なうようにした
    データ伝送方式において、上記アナログ・デイジ
    タル変換器の変換動作を所定のタイミングごとに
    周期的に行なわせる制御手段と、上記アナログ・
    デイジタル変換器のデイジタル出力を蓄積するレ
    ジスタと、該レジスタに対する上記アナログ・デ
    イジタル変換器のデイジタル出力の書込みを制御
    する手段とを設け、デイジタル情報化したアナロ
    グ情報の伝送が、上記アナログ・デイジタル変換
    器の変換タイミングと無関係に、上記データ伝送
    要求に応じて直ちに行なわれると共に、このデー
    タ伝送要求の発生タイミングでの上記レジスタに
    対するデータ書換えが禁止されるように構成した
    ことを特徴とするデータ伝送方式。
JP4058183A 1983-03-14 1983-03-14 デ−タ伝送方式 Granted JPS59167151A (ja)

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