JPH03158616A

JPH03158616A - 油燃焼器の制御装置

Info

Publication number: JPH03158616A
Application number: JP29650589A
Authority: JP
Inventors: Shinji Miyauchi; 伸二宮内
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1989-11-15
Filing date: 1989-11-15
Publication date: 1991-07-08
Anticipated expiration: 2012-12-17
Also published as: JP2692305B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、石油等の油燃料を使用する油燃焼器の着火性
能向上を図ったものである。

従来の技術従来この種の制御装置は、第４図の石油給湯機を例とし
て示すと、熱交換器ｌと、熱交換器ｌを加熱するバニナ
２と、バーナ２へ気化油を送る気化部３と、気化部３に
内蔵され、油を気化させるヒータ４と、気化部３へ燃料
油を供給する送油ポンプ（電磁ポンプ等）５と、気化部
３の温度を検出する気化部温度検出手段６と、出湯温度
を検出する出湯温度検出手段７と、運転、停止および出
湯温度の設定を行う運転調節器８と、バーナ２へ燃焼用
空気を送る送風機９と、運転調節器８からの運転、停止
信号及び出湯温度設定値信号と、気化部温度検出手段６
からの気化部温度検出信号と、出湯温度検出手段７から
の出湯温度検出信号とを入力し、ヒータ４へ通電出力制
御信号を送油ポンプ５．送風機９へ燃焼量に応じた出力
制御信号をそれぞれ出力する燃焼制御手段１０とにより
構成されていた。

従って、第５図の（ａ）〜（ｄ）に示すタイムチャート
に従って動作していた。ａ、ｂ、ｃ、ｄはそれぞれ運転
、停止信号、気化部温度、送風機出力信号、給水量の時
間特性であり、【＝【１で運転停止状態から運転開始へ
、１＝１．で給ｌ易開始を表わしている。気化部３は１
＝１．で直ちに気化可能温度（ＫＴ２）に達する（ｔ＝
Ｌｚ　）までヒータ４を燃焼制御手段１０により通電制
御させる０次に、１＝１！で通水開始とともに、送風［
９へ燃焼制御手段１０により初期制御出力（Ｆ”ｌｌ）
、次に緩点火出力（ＦＴ２）が出力される。このあき点
火装置（図示せず）、送油ポンプ５を順次駆動させて、
着火後、燃焼量に応して送風機９と送油ポンプ５へ、そ
れぞれ送風機出力制御信号と送油出力制御信号を出力し
ていた。

発明が解決しようとする課題しかしながら上記のような構成では、運転開始時、気化
部はもとより、バーナの表面温度が低い場合、気化部の
みをヒータ通電し、気化可能温度に達しても、直ちに開
栓され着火動作に移行させた場合、気化部がバーナ表面
で結露する可能性が高（、特に寒冷期においてはこの傾
向が強く、所定の時間点火動作をさせても着火しにく（
、かつバーナ全体への火移り性も悪く、立上りの出湯特
性が悪化し、最悪時には不着火停止に陥いるという課題
を有していた。

本発明は、かかる従来の課題を解消するもので、油燃焼
器の着火性能を向上させ、安全で、信頼性の高い油燃焼
器を堤供することを目的とする。

課題を解決するための手段上記課題を解決するため番こ、本発明の油燃焼器の制御
装置は、気化部温度検出手段からの温度検出信号を人力
し、第１および第２の気化部温度設定値と比較し、比較
判定信号を出力する温度比較部と、この温度比較部から
の比較判定信号を入力し、ヒータに第２の気化部温度設
定値を保持する通電制御信号を出力し、かつ運転開始時
、第１の気化部温度設定値に達しない場合のみ、第２の
気化部温度設定値に達するまで、送風機に送風機出力制
御Ｂ信号を出力する気化燃焼制御手段とを備えたもので
ある。

作用本発明は上記した構成により、油燃焼器の気化部の温度
が低く、第１の気化部設定温度に達しない場合、例えば
運転開始時等、長時間運転を休止した場合、あるいは、
寒冷期、短時間の運転休止でも第１の気化部設定温度を
大幅に下まわった場合等、気化燃焼制御手段は第２の気
化部設定値、すなわち燃焼時の気化可能温度設定値に達
するまで、送風機に送風機出力制御信号を出力する。こ
のため、バーナには送風機より送られた空気が気化部の
ヒータ熱を受熱し、温風となって供給される。従ってバ
ーナ表面温度は上昇し、通常燃焼時の給湯休止中と同様
の状態に移行され、この状態にて給湯開始され、着火動
作に入れば、確実にバーナ全域に火移りし、給湯開始時
の湯温特性、すなわち立上り応答性が向上する。

実施例以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。なお、従来例の第４図と同一部材には同一符号を付し
て詳細な説明を省略し、異なる部分を中心に説明してい
る。

第１図は、石油瞬間給湯機の制御構成図である。

１１は、第１の気化部温度設定部（例えば、ＫＴＬ＝２
００″Ｃとする。）、１２は、第２の気化部温度設定部
（例えば、ＫＴ２＝３００″Ｃとする。Ｌｉ２は、気化
部温度検出手段６からの温度検出信号と、第１、第２の
気化部温度設定部１１及び１２の信号を入力し、比較判
定信号を出力する温度比較部、１４は、温度比較部１３
からの比較判定信号と、出湯温度検出手段７からの出湯
温度検出信号と、運転調節器８からの運転、停止信号と
を入力し、ヒータ４へ通電出力制御信号を、そして送油
ポンプ５．送風機９へ燃焼量に応じた送油出力制御信号
と送風機出力制御信号とを出力する気化燃焼制御手段で
ある。

上記構成において、動作を説明すると、第２図の（ｅ）
〜（ロ）に示すタイムチャートに示すようになる。

ｅ、　　ｆ、　　ｇ、　　ｈは第５図と同様の各制御信
号、給水量の時間特性を示し、１−１．で運転停止状態
から運転開始へ、１＝１．で給湯開始される。また、第
３図に制御ｎ動作を説明するフローチャートを示す、第
３図において、 ■・・・運転調節２Ｓ８からの運転、停止信号を入力し
、運転オフの場合、ヒータ４．送風機９ヘオフ出力制御
信号を出力する。

■・・・■で運転オンの場合、温Ｊ度比較部１３からの
比較判定信号を入力し、気化部３の温度検出信号ＫＴが
第１の気化部温度設定部１１の（３号より低い場合は■
へ、高い場合は■へ移行する。

■・・ＫＴ＜ＫＴＬの場合、送風機９．ヒータ４ヘオン
出力制御信号を気化燃焼制御手段１４は出力する。この
場合、送風レベルは、最少回転数で最少出力側′４ｉｌ
ｌが出力され、ヒータ４からの受熱後の温風温度は最高
となるように設定されている。（第２図の（ｆ）、　（
ｇ）の１＝１で送風機出力信号がＦＴ＝ＦＴ、にて出力
される。） ■・・・■でＫＴ≧ＫＴＬの場合、さらに比較判定信号
によりＫ　Ｔ　＜　Ｋ　Ｔ　ｚか否かを判定する。ＫＴ
＜ＫＴ□の場合、ヒータ４へはヒ、−タオン出力制御信
号を出力する。ＫＴ≧ＫＴ２の場合、送風機９．ヒータ
４へそれぞれオフ出力制御信号を出力する。（第２図の
（ｆ）、　（（至）のｔ＝１．の特性） ■・・・■でＫＴ≧ＫＴ２の場合、装置スイッチ（図示
せず）等により、通水か否かを検知し、通水の場合、点
火動作（点火器、送風機９．送油ポンプ５に順次出力制
御信号を出力する。）を行う、（第２図の（６）、（５
）の１＝１．の特性）■・・・■で点火動作後、燃焼検
知手段（図示せず、フレームロンド等）により着火か否
かをチエツクする０着火を検知した場合、送風機９゜送
油ポンプ５へそれぞれ燃焼量に応じた出力制御信号を出
力する０着火を検知しなかった場合、不着火エラーとみ
なしエラー処理（ポストパージ、警告表示等）を行う。

従って、運転開始時に、気化部温度が第１の気化部設定
温度に達しない場合に、第２の気化部設定温度（気化可
能温度）に達するまで、送風機９とヒータ４にオン出力
制御信号を出力することにより、バーナ２の表面が加温
され、通常燃焼時の非通水時の休止期間とほぼ同等の状
態に移行される。

よって、この後、通水開始における点火動作において、
油の結露等の発生が低減され確実に着火し、バーナ全域
に火移りする。

なお、上記バーナ加熱動作は、運転開始時に限定される
ものでなく、運転調節器等がなく運転停止信号でなく制
御装置の電源の大切によるものでも同等の動作が可能で
ある。また、第１の気化部温度設定値を第２の気化部温
度設定値と同じ値としても同等の効果を有することは言
うまでもない。

発明の効果以上のように本発明の油燃焼器の制御装置によれば、次
の効果が得られる。

（１）　　運転開始時等、バーナ表面温度が低い場合で
も、通常燃焼時の再使用時の着火特性と同等の着火、火
移り特性が得られる。

（２）着火失敗等を低減し、立上り加熱特性の良好な油
燃焼器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を石油瞬間給湯機に採用した例
の制御構成図、第２図は同制御装置の動作特性を示すタ
イムチャート、第３図は同制御装置の動作を説明するフ
ローチャート、第４図は従来の油燃焼器の制御装置の制
御構成図、第５図は同制御装置の動作特性を示すタイム
チャートである。２・・・・・・バーナ、３・・・・・・気化部、４・・
・・・・ヒータ、６・・・・・・気化燃焼制御手段、９
・・・・・・送風機、１１・・・・・・第１の気化部温
度設定部、１２・・・・・・第２の気化部温度設定部、
１３・・・・・・温度比較部、１４・・・・・・気化燃
焼制御手段。

Claims

【特許請求の範囲】

油をヒータで気化させる気化部と、前記気化部によって
気化された気化油を燃焼させるバーナと、前記バーナへ
燃焼用空気を送る送風機と、前記気化部の温度を検出す
る気化部温度検出手段と、前記気化部温度検出手段から
の温度検出信号を入力し、第１および第２の気化部温度
設定部の値と比較し、比較判定信号を出力する温度比較
部と、前記温度比較部からの比較判定信号を入力し、前
記ヒータに前記第２の気化部温度設定値を保持する通電
制御信号を出力し、かつ前記第１の気化部温度設定値に
達しない場合に、前記第２の気化部温度設定値に達する
まで、前記送風機に送風機出力制御信号を出力し、前記
バーナへ送風する気化燃焼制御手段とを備えた油燃焼器
の制御装置。