JPH03158380A - エレベータ用ドア制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータ用ドア制御装置に係り、特に、異常
時におけるドアの制御装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のエレベータ用ドア制御装置は、ドアを駆動する直
流電動機に電源の交流が流れたとき、時限リレー、及び
、故障検出リレーを用いて電動機を電源から切り放すよ
うにすることによって、制御整流素子が導通故障しても
電動機が回転してドアを開くことがないようにしていた
。

〔発明が解決しようとする課題〕

異常が発生した場合、エレベータ走行中にドアが開くな
どの異常動作が起こらないようにするため、ドア駆動用
の電源を遮断する手段を設けるという方法がある。

従来技術は、電源遮断手段の故障検出の点について考慮
がされておらず、信頼性及び安全性の面で問題があった
。

本発明の目的は、エレベータ用ドア制御装置において、
電源遮断手段の故障の有無の検出を行い、もし、故障が
検出されれば、エレベータの運転制御を規制するように
して、安全性を高めることにある。

さらに、異常が発生し、電源を遮断した場合には、乗客
の救出を容易にするため、所定の階まで運転後に休止す
るようにして、安全性を高めている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、エレベータ制御装置から所
定時間呼びが無い時、電源遮断指令を発生させ、電源遮
断手段を動作させる。そして、故障検出手段により電源
遮断手段の故障の有無を検出し、エレベータ制御装置に
検出信号を送る。さらに、このとき、電源遮断手段が故
障していることが検出されれば、エレベータ制御装置は
、エレベータの運転を制御し、故障発生の警報を発する
。

これらにより、異常発生時における電源遮断手段の信頼
性を高くすることができ、故障検出時にエレベータの運
転を制御することから、安全性を高めることができる。

〔作用〕

エレベータ制御装置は、所定時間呼びが無い時、電源遮
断指令を発生させ、電源遮断手段を動作させる。

その結果、電源が遮断され、電源遮断検出信号をエレベ
ータ制御装置に出力する。以上の動作により、エレベー
タ制御装置は、電源遮断手段が正常に動作することを検
出する。

一方、電源遮断指令を発生させたにもかかわらず、電源
が遮断せず故障検出信号が出力さ九た場合にはエレベー
タ制御装置は、電源遮断手段の故障であると判定する。

その結果、エレベータ制御装置は、エレベータの運転制
御を規制し、警報を発する様にする。

また、平常運転中に電源遮断指令が発生し、電源が遮断
された場合には、エレベータ制御装置は、エレベータの
運転制御を規制するようにする。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図により説
明する。

第１図は、本発明の全体の構成を示すブロック図である
。

第１図より、ドア制御装置８は、ドアを駆動する電動機
９と電動機駆動素子６と平滑用コンデンサ５と、交流を
直流に変換する全波整流用ダイオードブリッジ４と、電
動機駆動素子６に直流電源を供給するための交流電源３
と、電源遮断指令を受けて電源を遮断する電源遮断手段
１．電源遮断手段の故障の有無を検出する故障検出手段
２で構成する。

第２図は、第１図における電源遮断手段１と故障検出手
段２の詳細を示す図である。

第２図より、電源遮断手段１は電源遮断用スイッチング
素子１２からなり、故障検出手段２は故障検出用スイッ
チング素子１３と、論理ゲート１４から成る。

第２図より、所定時間呼びが発生しないと、エレベータ
制御装置７から電源遮断指令ＳＱＬを出力する。その結
果、電源遮断用スイッチング素子１２がオフし、電源を
遮断する。次に、電源が遮断されると、故障検出用スイ
ッチング素子１３がオンし、電源遮断検出信号Ｓ０２を
出力する。そして、論理ゲート１４で電源遮断指令ＳＱ
Ｌと電源遮断検出信号ＳＯ３の論理演算をし、故障検出
信号ＳＯ３を出力する。

第３図は、第２図における各種信号波形を示したもので
ある。

第３図より、■の場合は、電源遮断指令ＳＱＬが出力さ
れず「０」の状態となる。これより電源遮断手段１は正
常に動作するため、電源遮断用スイッチング素子１２の
両端の電圧ｖ１は、はとんど零電圧となる。そのため、
故障検出用スイッチング素子１３は、電流が流れないた
めに動作せず。

電源遮断検出信号ＳＯ２は「１」の状態となる。

その結果、論理ゲート１４の出力信号ＳＯ３はｒＯＪを
保ち、故障検出信号を出力しない。

次に■の場合は、電源遮断指令ＳＱＬを出力し、「１」
の状態となる。これより電源遮断用スイッチング素子１
２は不動作となり、交流電源電圧は故障検出用スイッチ
ング素子１３に印加する。そのため故障検出用スイッチ
ング素子１３に電流が流れ、動作するので、電源遮断検
出信号ＳＯ２は「Ｏ」の状態となる。その結果、論理ゲ
ート１４の出力信号ＳＯ３は「Ｏ」を保ち、故障検出信
号を出力しない。

一方、■の場合は、■の場合と同様に、電源遮断指令Ｓ
０１を出力するため「１」の状態となるが、電源遮断手
段１は動作したままである。従って、■の場合と同様に
、故障検出用スイッチング素子１３は電流が流れないた
め動作せず、電源遮断検出信号ＳＯ２は「１」の状態と
なる。これにより、論理ゲート１４の出力信号ＳＯ３は
「１」となり、故障検出信号を出力する。

また、■の場合は、■の場合と反対に、電源遮断指令Ｓ
０１が出力されず「０」の状態となるが、電源遮断用ス
イッチング素子が不動作の状態となってしまう。従って
５■の場合と同様に故障検出用スイッチング素子１３に
交流電源電圧が印加され、電流が流れるので、故障検出
用スイッチング素子１３は動作する。その結果、電源遮
断検出信号ＳＯ２は「０」の状態となる。これにより、
論理ゲート１４の出力信号ＳＯ３は「１」となり。

故障検出信号を出力する。

第４図は１本発明の動作のフローチャートを示したもの
である。

第４図より、ステップＮαの順にその動作を説明する。

（１）エレベータは走行中でなく、かつ、所定時間呼び
が無い場合は、電源遮断指令を発する。その結果、電源
遮断手段が動作すれば、平常運転に復帰するが、動作し
なければ、故障検出を知らせる警報を発してから平常運
転に復帰する。

（ステップＮα■〜■） （２）エレベータが走行中であるか、または、所定時間
内に呼びが発生している時、電源遮断指令が発生した場
合、エレベータの位置が開扉許容可範囲外であれば、そ
の場で運転休止して、故障発生の警報を発する（ステッ
プＮａ■、■、（Φ。

■、■、［相］）。反対に開扉許可範囲外であれば、所
定の階まで運転してから運転休止とし、故障発生の警報
を発する（ステップＮα■、■、（〕〜■））。

〔発明の効果〕

本発明によれば、異常が発生した場合だけ、電源を遮断
するのではなく、所定時間呼びが無い時に、′電源遮断
手段を動作させろことにより、電源遮断手段の信頼性を
高くすることができる。

また、異常が発生して、電源が遮断した場合。

エレベータの運転を制御することにより、安全性を高く
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の全体の構成図を示す系統図。 第２図は本発明の特徴部分の系統図、第３図は第２図に
おける各種信号波形図、第４図は本発明の動作のフロー
チャートである。 １・・・電源遮断手段、２・・・故障検出手段、７・・
・エレ第 １ 図 冥２図 纂３　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エレベータを運転制御するエレベータ制御装置と、
   ドアを駆動する電動機と、前記電動機を駆動制御するド
   ア制御装置とを含むエレベータにおいて、 前記ドア制御装置の電源遮断手段と、前記電源遮断手段
   の故障を検出する手段とを備え、前記故障検出手段の検
   出信号により、エレベータの運転制御を規制する様に構
   成したことを特徴とするエレベータ用ドア制御装置。 ２、請求項１において、前記電源遮断手段を所定時間呼
   びが無い時に動作させ、前記故障検出手段の検出信号に
   より、前記電源遮断手段の故障の有無を判別してなるエ
   レベータ用ドア制御装置。 ３、請求項１において、前記電源遮断手段が動作した場
   合、前記エレベータが開扉許容可範囲外にある時は、エ
   レベータを所定の階まで運転後に、また、開扉許可範囲
   内にあれば、その場で運転を休止させ、異常が発生した
   ことを発報してなるエレベータ用ドア制御装置。