JPH0315672A - ラジアルピストンポンプ - Google Patents
ラジアルピストンポンプInfo
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- JPH0315672A JPH0315672A JP1334021A JP33402189A JPH0315672A JP H0315672 A JPH0315672 A JP H0315672A JP 1334021 A JP1334021 A JP 1334021A JP 33402189 A JP33402189 A JP 33402189A JP H0315672 A JPH0315672 A JP H0315672A
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Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発リ1は、ピストンの往復運動による容積変化を利用
したラジアルピストンポンプに関する.[従来の技術] 従来より、ポンプの吸入通路を作動液体が高速で流入す
る場合に、液体の圧力が局部的に低下して気泡を発生す
るキャビテーション現象が問題となる. そこで、このキャビテーションの発生を防止する技術が
、特開昭61−11471号公報に開示されている. この公報に開示されたボンブは、ピストンを収納したロ
ータとモータの出力軸とを連結するプレート部材に、作
動液体の通過するフィードホールを設け、このフィード
ホールの端面が、ある迎え角を有するように形成されて
いる. ロータが高速で回転した場合、フィードホールを形成し
たプレート部材が、ロータと・一体に回転するため、作
動液体がフィードホールを通過して吸入通路に送り込ま
れる際に、フィードホールのポンプ作用によって、作動
液体にエネルギが付与される. この結果、吸入通路内の液体圧力が減圧されず、従って
、キャビテーションの発生が防止されるものである. また、特開昭48−63302号公報に開示されたラジ
アルピストンポンプでは、カムリングの摩耗を低滅する
技術が提案されている. これは、カムリングの内周面に形成されたカム面に対す
るボール(鋼球)の接触点がランダムになるようにシリ
ンダを配設したものである.[発明が解決しようとする
課題] しかるに、上記した特開昭61−11471号公報に開
示されたポンプでは、ロータを始めとするポンプ内部の
回転体の回転により、ポンプハウジング内に導入された
作動液体に遠心力が作用する.従って、ポンプハウジン
グ内では、回転中心部と外周部とで作動液体の圧力が異
なり、中心部から外周部に向かって次第に高圧となる圧
力分布が生ずる.この結果、ロータを回転自在に支持す
るビントル内の吸入通路近傍では、作動液体が負圧とな
り、上記とは別のキャビテーション発生要因となる。
したラジアルピストンポンプに関する.[従来の技術] 従来より、ポンプの吸入通路を作動液体が高速で流入す
る場合に、液体の圧力が局部的に低下して気泡を発生す
るキャビテーション現象が問題となる. そこで、このキャビテーションの発生を防止する技術が
、特開昭61−11471号公報に開示されている. この公報に開示されたボンブは、ピストンを収納したロ
ータとモータの出力軸とを連結するプレート部材に、作
動液体の通過するフィードホールを設け、このフィード
ホールの端面が、ある迎え角を有するように形成されて
いる. ロータが高速で回転した場合、フィードホールを形成し
たプレート部材が、ロータと・一体に回転するため、作
動液体がフィードホールを通過して吸入通路に送り込ま
れる際に、フィードホールのポンプ作用によって、作動
液体にエネルギが付与される. この結果、吸入通路内の液体圧力が減圧されず、従って
、キャビテーションの発生が防止されるものである. また、特開昭48−63302号公報に開示されたラジ
アルピストンポンプでは、カムリングの摩耗を低滅する
技術が提案されている. これは、カムリングの内周面に形成されたカム面に対す
るボール(鋼球)の接触点がランダムになるようにシリ
ンダを配設したものである.[発明が解決しようとする
課題] しかるに、上記した特開昭61−11471号公報に開
示されたポンプでは、ロータを始めとするポンプ内部の
回転体の回転により、ポンプハウジング内に導入された
作動液体に遠心力が作用する.従って、ポンプハウジン
グ内では、回転中心部と外周部とで作動液体の圧力が異
なり、中心部から外周部に向かって次第に高圧となる圧
力分布が生ずる.この結果、ロータを回転自在に支持す
るビントル内の吸入通路近傍では、作動液体が負圧とな
り、上記とは別のキャビテーション発生要因となる。
つまり、プレート部材に形成したフイードホールは、軸
方向にポンプ作用を行なわせる働きを有するものであり
、遠心力に起因する負圧によるキャビテーションの発生
を防止することができない課題を有していた. また、特開昭48−63302号公報に開示されたボン
ブでは、ボールとカム面との接触点が分散することによ
るカムリングの摩耗低減には効果があるが、例えば、吐
出区間におけるボールがカム面に作用する力による摩耗
等の特定部位の摩耗低減には、その効果は不十分である
.さらには、吸入工程から吐出工程に移行する際のボー
ル運動に起因する騒音の発生等の課題を有していた. 請求項1ないし請求項3の発明は、上記事情に基づいて
なされたもので、その目的は、遠心力に起因する負圧に
よるキャビテーションの発生を防止したラジアルピスト
ンポンプを提供することにある. また、請求項4の発明では、カムリング内周面(カム面
〉の特定部位における摩耗の低減およびボール運動に起
因する騒音の低減を目的としたラジアルピストンポンプ
を提供することにある.[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、請求項1では、内
部に作動液体が導入されるハウジングと、前記ハウジン
グ内に回転自在に保持されたリングと、前記リング内で
、該リングの中心と曙心して回転自在に設けられるとと
もに、外周側が開放された複数のシリンダ穴を放射状に
形成したシリンダブロックと、前記シリンダ穴に液密か
つ摺動自在に挿入され、前記シリンダブロックの回転に
応じて前記シリンダ穴内を往復動するピストンと、前記
ハウジング内の外周寄りに開口して設けられ、前記シリ
ンダブロックの回転により、前記シリンダ穴内で前記ピ
ストンの底部側に形成されるシリンダ室と選択的に連通
して、該シリンダ室内に作動液体を吸入する吸入通路と
、前記シリンダブロックの回転により、前記シリンダ室
と選択的に連通して、該シリンダ室内より作動液体を吐
出する吐出通路とを備えたことを技術的手段とする.請
求項2では、内部に作動液体が導入されるハウジングと
、前記ハウジング内に回転自在に保持されたリングと、
前記リング内で、該リングの中心と偏心して回転自在に
設けられるとともに、外周側が開放された複数のシリン
ダ穴を放射状に形成したシリンダブロックと、前記シリ
ンダ穴に液密かつ摺動自在に挿入され、前記シリンダブ
ロックの回転に応じて前記シリンダ穴内を往復動するピ
ストンと、前記シリンダブロックの回転により、前記シ
リンダ穴内で前記ピストンの底部側に形成されるシリン
ダ室と選択的に連通して、該シリンダ室内に作動液体を
吸入する吸入通路と、前記シリンダブロックの回転によ
り、前記シリンダ室と選択的に連通して、該シリンダ室
内より作動液体を吐出する吐出通路と、前記シリンダブ
ロックと一体に回転し、回転軸方向に対して半径方向お
よび回転方向に所定の傾きを有する連通孔を形成し、該
連通孔より前記ハウジング内に導入された作動液体を前
記吸入通路に導くドライブプレートとを備えたことを技
術的手段とする. 請求項3では、内部に作動液体が導入されるハウジング
と、前記ハウジング内に回転自在に保持されたリングと
、前記リング内で、該リングの中心と偏心して回転自在
に設けられるとともに、外周側が開放された複数のシリ
ンダ穴を放射状に形成したシリンダブロックと、前記シ
リンダ穴に液密かつ摺動自在に挿入され、前記シリンダ
ブロ・ンクの回転に応じて前記シリンダ穴内を往復動す
るピストンと、前記シリンダブロックの回転により、前
記シリンダ穴内で前記ピストンの底部側に形成されるシ
リンダ室と選択的に連通して、該シリンダ室内に作動液
体を吸入する吸入通路と、前記シリンダブロックの回転
により、前記シリンダ室と選択的に連通して、該シリン
ダ室内より作動液体を吐出する吐出通路と、前記ハウジ
ング内の外周部から前記シリンダブロックの回転中心部
に向かって設けられ、前記ハウジング内に導入された作
動液体の回転方向の流れを妨げるじゃま板とを備えたこ
とを技術手段とする. 請求項4では、ハウジング内に回転自在に保持されたカ
ムリングと、該カムリング内で、該カムリングの回転中
心と偏心して回転自在に設けられるとともに、外周側が
開放された複数のシリンダ六を放射状に形成したシリン
ダブロックと、前記シリンダ穴に液密かつ摺動自在に挿
入され、前記シリンダブロックの回転に応じて、前記カ
ムリングの内周面と当接しながら前記シリンダ穴内を往
復動するピストンと、前記シリンダブロックの回転によ
り、前記シリンダ穴内で前記ピストンの底部側に形成さ
れるシリンダ室と選択的に連通して、該シリンダ室内に
作動液体を吸入する吸入通路と、前記シリンダブロック
の回転により、前記シリンダ穴内で前記ピストンの底部
側に形成されるシリンダ室と選択的に連通して、該シリ
ンダ室内より作動液体を吐出する吐出通路とを備えたこ
とを技術的手段とする. [作用および発明の効果コ 上記mtcよりなる本発明は、請求項1では、吸入通路
がハウジング内の外周寄りに開口して設けられている.
このため、シリンダブロックの回転により、ハウジング
内の作動液体に遠心力が作用して、ハウジング内の回転
中心部で低圧、外周部で高圧となる圧力分布が生じた場
合に、吸入通路に高圧の作動液体が流入される. 請求項2では、ハウジング内の作動液体が、ドライブプ
レートに形成した連通孔を通って吸入通路に導かれる.
この連通孔は、回転軸方向に対して、半径方向および回
転方向に所定の傾きを有して形成されていることから、
連通孔を通って吸入通路に導かれる作動液体に、外側か
ら回転中心へ向かう向心方向の速度を付与することがで
きる.請求項3では、ハウジング内に設けたじゃま板に
よって、作動液体の回転方向の流れが妨げられる.従っ
て、シリンダブロックが高速で回転した場合に、作動液
体に作用する遠心力を減少させて、ハウジング内におけ
る中心側と外周側との圧力差を小さくすることができる
. 従って、上記各作用を有する請求項1ないし請求項3の
発明によれば、遠心力に起因する負圧によるキャビテー
ションの発生を防止することができる. また、請求項4の発明では、内周面がピストンと当接す
るカムリングを、ハウジング内に回転自在に保持させた
ことにより、シリンダブロックの回転によってピストン
がカムリングの内周面に当接しながら回転する際に、カ
ムリングは、吐出区間においてピストンに作用する力の
回転方向分力によって微速回転することになる.従って
、ピストンとカムリング内周面との間の摩耗を分散低減
させることができ、従来より、ピストンとカムリング内
周面との特定部位での摩耗を減少させることができる. さらには、上記のようにカムリングが微速回転すること
で、吸入工程から吐出工程に移行する際に、シリンダ室
が吐出区間に開口した瞬間におけるピストンとカムリン
グとの反発力がM和されるため、これに起因する騒音も
低減することができる. [実施例] 次に、本発明のラジアルピストンポンプを図面に示す一
実施例に基づき説明する. 第1図はラジアルピストンポンプの断面図である. 本実施例のラジアルピストンボンプ1は、モータ部2と
ポンプ部3とから構戒され、ハウジング4内に一体に収
納されている. ハウジング4は、モータ部2の外周を覆う円筒状のモー
タハウジング4aと、該モータハウジング4aの一方側
端部(第1図左側)を液密に閉塞するモータカバー4b
および他方側端部を液密に閉塞するポンプ力バー4Cと
から成る. モータカバー4bには、ハウジング4の内部に燃料(作
動液体)を導入するための導入孔5が形成されている. モータ部2は、モータハウジング4aの内周壁に配設さ
れた複数の永久磁石6と、該永久磁石6の内周で、出力
軸7と一体に回転するアーマチュア8とから構成される
周知の直流モータである.ポンプ部3は、3つのピスト
ン9を放射状に収納するとともに、中央部に貫通孔10
を形成したシリンダブロック11を有し、該シリンダブ
ロック11が、後述するドライブプレート12とともに
、出力軸7の一端側〈第1図右側〉に連結されている.
シリンダブロック11は、前記貫通孔10が、ポンプ力
バー4Cの略中央部に形成された軸部13に油密に嵌め
合わされて、回転可能に支持されている.なお、シリン
ダブロック11と反対側である出力軸7の他端は、ボー
ルベアリング14を介してモータカバー4bによって回
転自在に支持されている.シリンダブロック11には、
円周上を3等分する箇所に、プランジャ型ピストン9を
収納するシリンダ穴15が形成されている. 各シリンダ穴15は、シリンダブロック11の外周側が
開放されて形成されるとともに、それぞれの底部中央に
開口する連通路16を介して、シリンダブロック11の
貫通孔10と連通して設けられている.ピストン9は、
先端が半球状に形成されるとともに、底部側が開放する
中空状に形成され、シリンダ穴15に油密かつ摺動自在
に収納されている.ピストン9の中空状の内部には、シ
リンダ穴15の底部との間に、ピストン9をシリンダブ
ロック11の中心側より外側に付勢するスプリング17
が配設されている. ピストン9の外周上には、モータハウジング4aとポン
プ力バー4Cとで保持されたラジアルボールベアリング
(本発明のリング〉18が配設されている. ラジアルボールベアリング18は、外側リング18a、
内側リング18b、および外側リング18aと内側リン
グ18bとの間に配設された複数の鋼球18cより構成
され、ハウジング4に保持された外側リング18aに対
して、内側リング18bが回転自在に設けられている. 各ピストン9の先端部には、ラジアルボールベアリング
18の内側リング18bと摺接するシュ一部材19が配
設されている. ラジアルボールベアリング18の中心点obは、第2図
に示すように、シリンダブロック11の回転中心点Os
より、所定量eだけ偏心して設けられている.なお、第
2図は第1図のA・一A断面図である. 従って、シリンダブロック11の外周面と内側リング1
8bの内周面との間隔が一定でなく増減する.このため
、シリンダブロック11が軸部13を中心に回転した際
に、スプリング17および遠心力によって外側へ付勢さ
れているピストン9がシリンダ穴15内を往復動じ、シ
リンダ穴15内でピストン9の底部側に形成されるシリ
ンダ室20の容積が変化する. 前記したドライブプレート12は、シリンダブロック1
1と一体に形成され、出力軸7の一端に嵌め合されて出
力軸7と一体に回転する. このドライブプレート12は、出力軸1側からシリンダ
ブロック11側に向かって拡がり、内部に、シリンダブ
ロック11の貫通孔10に連なる中空部21が形成され
ている.また、ドライブプレート12の周壁面には、周
壁面を貫通してドライブプレート12の外部と中空部2
1とを連通ずる3か所の連通孔22が形成されている. この連通孔22は、第3図および第4図に示すように、
シリンダブロック11の回転方向および半径方向に、そ
れぞれ所定の傾きを有して形成されている.なお、第3
図は第1図のB−B断面図であり、第4図は第3図のD
視図である. 貫通孔10が嵌め合される軸部13には、連通路16と
軸方向の同位置に、吸入用切欠き23および吐出用切欠
き24が、軸部13の径方向に対向して形成されている
. この吸入用切欠き23および吐出用切欠き24は、第2
図に示すように、それぞれ軸部13の円周上約173に
亘って形成され、軸方向の幅が連通路16の直径とほぼ
同じに設けられている. 軸部13には、シリンダブロック11の回転により、連
通路16および吸入用切欠き23を介してシリンダ室2
0と選択的に連通ずる吸入通路25と、連通路16およ
び吐出用切欠き24を介してシリンダ室20と選択的に
連通ずる吐出通路26とが形成されている.吸入通路2
5は、第1図に示すように、軸部13の端面に開口し、
吸入用切欠き23と連絡して設けられている. 吐出通路26は、吐出用切欠き24と連絡して設けられ
、ポンプ力バー4Cの外側端面に開口している.モータ
ハウジング4aには、第1図および第5図に示すように
、ドライブプレート12の外周上の位置で、モータハウ
ジング4aの内周壁面から、回転中心部に向かって突出
する3枚のじゃま板27が設けられている. 3枚のじゃま板27は、周方向に一定の厚みt(第5図
参照)を有するとともに、軸方向に所定の幅W(第1図
参照)を有した平板状で、周方向に等間隔に設けられて
いる.じゃま板27の先端部は、ドライブプレート12
の周壁面に沿って形成されている. 次に、上記ラジアルピストンボンブ1の作動について説
明する. モータ部2への通電により、出力軸7とともにアーマチ
ュア8が回転する. 出力軸7の回転力が、ドライブプレート12を介してシ
リンダブロック11に伝わるため、シリンダブロック1
1が、軸部13の回りを回転する.ここで、シリンダブ
ロック11の回転中心点Osと、ラジアルボールベアリ
ング18の中心点obとが、所定Jieだけ偏心して設
けられているため、シリンダブロック11の回転によっ
て、シリンダ穴15内をピストン9が往復動する. シリンダブロック11の外周面と内側リング18bの内
周面との間隔が増大するにつれて、ピストン9がシリン
ダ穴15内を外側へ移動し、その結果、シリンダ室20
の容積が増大する.このとき、シリンダ室20は、連通
路16および吸入用切欠き23を介して吸入通路25と
連通ずる. すなわち、この場合は、吸入通路25より吸入された燃
料が、連通路16を介してシリンダ室20に流入する吸
入工程となる. 一方、シリンダブロック11の外周面と内側リング18
bの内周面との間隔が減少するにつれて、ピストン9が
シリンダ穴15内を内側へ移動し、その結果、シリンダ
室20の容積が減少する.このとき、シリンダ室20は
、連通路16および吐出用切欠き24を介して吐出通路
26と連通ずる. すなわち、この場合は、シリンダ室20内の燃料が、連
通路16を介して吐出通路26に流出する吐出工程とな
る. モータカバー4bに形成された導入孔5よりハウジング
4内に導入された燃料は、出力軸7、アーマチュア8、
ドライブプレート12、およびシリンダブロック11な
どの回転に伴って、回転方向の速度を付与される.従っ
て、ハウジング4内の燃料には、回転中心から外側へ向
かう遠心力が作用し、回転中心部から外周部に向かって
次第に高圧となる圧力分布を生ずる. ところが、本実施例では、ドライブプレート12の外周
上にじゃま板27を設けたことにより、ドライブプレー
ト12の近傍では、燃料の回転方向の流れが妨げられ、
キャビテーションの発生要因である遠心力の発生を防止
することができる。
方向にポンプ作用を行なわせる働きを有するものであり
、遠心力に起因する負圧によるキャビテーションの発生
を防止することができない課題を有していた. また、特開昭48−63302号公報に開示されたボン
ブでは、ボールとカム面との接触点が分散することによ
るカムリングの摩耗低減には効果があるが、例えば、吐
出区間におけるボールがカム面に作用する力による摩耗
等の特定部位の摩耗低減には、その効果は不十分である
.さらには、吸入工程から吐出工程に移行する際のボー
ル運動に起因する騒音の発生等の課題を有していた. 請求項1ないし請求項3の発明は、上記事情に基づいて
なされたもので、その目的は、遠心力に起因する負圧に
よるキャビテーションの発生を防止したラジアルピスト
ンポンプを提供することにある. また、請求項4の発明では、カムリング内周面(カム面
〉の特定部位における摩耗の低減およびボール運動に起
因する騒音の低減を目的としたラジアルピストンポンプ
を提供することにある.[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、請求項1では、内
部に作動液体が導入されるハウジングと、前記ハウジン
グ内に回転自在に保持されたリングと、前記リング内で
、該リングの中心と曙心して回転自在に設けられるとと
もに、外周側が開放された複数のシリンダ穴を放射状に
形成したシリンダブロックと、前記シリンダ穴に液密か
つ摺動自在に挿入され、前記シリンダブロックの回転に
応じて前記シリンダ穴内を往復動するピストンと、前記
ハウジング内の外周寄りに開口して設けられ、前記シリ
ンダブロックの回転により、前記シリンダ穴内で前記ピ
ストンの底部側に形成されるシリンダ室と選択的に連通
して、該シリンダ室内に作動液体を吸入する吸入通路と
、前記シリンダブロックの回転により、前記シリンダ室
と選択的に連通して、該シリンダ室内より作動液体を吐
出する吐出通路とを備えたことを技術的手段とする.請
求項2では、内部に作動液体が導入されるハウジングと
、前記ハウジング内に回転自在に保持されたリングと、
前記リング内で、該リングの中心と偏心して回転自在に
設けられるとともに、外周側が開放された複数のシリン
ダ穴を放射状に形成したシリンダブロックと、前記シリ
ンダ穴に液密かつ摺動自在に挿入され、前記シリンダブ
ロックの回転に応じて前記シリンダ穴内を往復動するピ
ストンと、前記シリンダブロックの回転により、前記シ
リンダ穴内で前記ピストンの底部側に形成されるシリン
ダ室と選択的に連通して、該シリンダ室内に作動液体を
吸入する吸入通路と、前記シリンダブロックの回転によ
り、前記シリンダ室と選択的に連通して、該シリンダ室
内より作動液体を吐出する吐出通路と、前記シリンダブ
ロックと一体に回転し、回転軸方向に対して半径方向お
よび回転方向に所定の傾きを有する連通孔を形成し、該
連通孔より前記ハウジング内に導入された作動液体を前
記吸入通路に導くドライブプレートとを備えたことを技
術的手段とする. 請求項3では、内部に作動液体が導入されるハウジング
と、前記ハウジング内に回転自在に保持されたリングと
、前記リング内で、該リングの中心と偏心して回転自在
に設けられるとともに、外周側が開放された複数のシリ
ンダ穴を放射状に形成したシリンダブロックと、前記シ
リンダ穴に液密かつ摺動自在に挿入され、前記シリンダ
ブロ・ンクの回転に応じて前記シリンダ穴内を往復動す
るピストンと、前記シリンダブロックの回転により、前
記シリンダ穴内で前記ピストンの底部側に形成されるシ
リンダ室と選択的に連通して、該シリンダ室内に作動液
体を吸入する吸入通路と、前記シリンダブロックの回転
により、前記シリンダ室と選択的に連通して、該シリン
ダ室内より作動液体を吐出する吐出通路と、前記ハウジ
ング内の外周部から前記シリンダブロックの回転中心部
に向かって設けられ、前記ハウジング内に導入された作
動液体の回転方向の流れを妨げるじゃま板とを備えたこ
とを技術手段とする. 請求項4では、ハウジング内に回転自在に保持されたカ
ムリングと、該カムリング内で、該カムリングの回転中
心と偏心して回転自在に設けられるとともに、外周側が
開放された複数のシリンダ六を放射状に形成したシリン
ダブロックと、前記シリンダ穴に液密かつ摺動自在に挿
入され、前記シリンダブロックの回転に応じて、前記カ
ムリングの内周面と当接しながら前記シリンダ穴内を往
復動するピストンと、前記シリンダブロックの回転によ
り、前記シリンダ穴内で前記ピストンの底部側に形成さ
れるシリンダ室と選択的に連通して、該シリンダ室内に
作動液体を吸入する吸入通路と、前記シリンダブロック
の回転により、前記シリンダ穴内で前記ピストンの底部
側に形成されるシリンダ室と選択的に連通して、該シリ
ンダ室内より作動液体を吐出する吐出通路とを備えたこ
とを技術的手段とする. [作用および発明の効果コ 上記mtcよりなる本発明は、請求項1では、吸入通路
がハウジング内の外周寄りに開口して設けられている.
このため、シリンダブロックの回転により、ハウジング
内の作動液体に遠心力が作用して、ハウジング内の回転
中心部で低圧、外周部で高圧となる圧力分布が生じた場
合に、吸入通路に高圧の作動液体が流入される. 請求項2では、ハウジング内の作動液体が、ドライブプ
レートに形成した連通孔を通って吸入通路に導かれる.
この連通孔は、回転軸方向に対して、半径方向および回
転方向に所定の傾きを有して形成されていることから、
連通孔を通って吸入通路に導かれる作動液体に、外側か
ら回転中心へ向かう向心方向の速度を付与することがで
きる.請求項3では、ハウジング内に設けたじゃま板に
よって、作動液体の回転方向の流れが妨げられる.従っ
て、シリンダブロックが高速で回転した場合に、作動液
体に作用する遠心力を減少させて、ハウジング内におけ
る中心側と外周側との圧力差を小さくすることができる
. 従って、上記各作用を有する請求項1ないし請求項3の
発明によれば、遠心力に起因する負圧によるキャビテー
ションの発生を防止することができる. また、請求項4の発明では、内周面がピストンと当接す
るカムリングを、ハウジング内に回転自在に保持させた
ことにより、シリンダブロックの回転によってピストン
がカムリングの内周面に当接しながら回転する際に、カ
ムリングは、吐出区間においてピストンに作用する力の
回転方向分力によって微速回転することになる.従って
、ピストンとカムリング内周面との間の摩耗を分散低減
させることができ、従来より、ピストンとカムリング内
周面との特定部位での摩耗を減少させることができる. さらには、上記のようにカムリングが微速回転すること
で、吸入工程から吐出工程に移行する際に、シリンダ室
が吐出区間に開口した瞬間におけるピストンとカムリン
グとの反発力がM和されるため、これに起因する騒音も
低減することができる. [実施例] 次に、本発明のラジアルピストンポンプを図面に示す一
実施例に基づき説明する. 第1図はラジアルピストンポンプの断面図である. 本実施例のラジアルピストンボンプ1は、モータ部2と
ポンプ部3とから構戒され、ハウジング4内に一体に収
納されている. ハウジング4は、モータ部2の外周を覆う円筒状のモー
タハウジング4aと、該モータハウジング4aの一方側
端部(第1図左側)を液密に閉塞するモータカバー4b
および他方側端部を液密に閉塞するポンプ力バー4Cと
から成る. モータカバー4bには、ハウジング4の内部に燃料(作
動液体)を導入するための導入孔5が形成されている. モータ部2は、モータハウジング4aの内周壁に配設さ
れた複数の永久磁石6と、該永久磁石6の内周で、出力
軸7と一体に回転するアーマチュア8とから構成される
周知の直流モータである.ポンプ部3は、3つのピスト
ン9を放射状に収納するとともに、中央部に貫通孔10
を形成したシリンダブロック11を有し、該シリンダブ
ロック11が、後述するドライブプレート12とともに
、出力軸7の一端側〈第1図右側〉に連結されている.
シリンダブロック11は、前記貫通孔10が、ポンプ力
バー4Cの略中央部に形成された軸部13に油密に嵌め
合わされて、回転可能に支持されている.なお、シリン
ダブロック11と反対側である出力軸7の他端は、ボー
ルベアリング14を介してモータカバー4bによって回
転自在に支持されている.シリンダブロック11には、
円周上を3等分する箇所に、プランジャ型ピストン9を
収納するシリンダ穴15が形成されている. 各シリンダ穴15は、シリンダブロック11の外周側が
開放されて形成されるとともに、それぞれの底部中央に
開口する連通路16を介して、シリンダブロック11の
貫通孔10と連通して設けられている.ピストン9は、
先端が半球状に形成されるとともに、底部側が開放する
中空状に形成され、シリンダ穴15に油密かつ摺動自在
に収納されている.ピストン9の中空状の内部には、シ
リンダ穴15の底部との間に、ピストン9をシリンダブ
ロック11の中心側より外側に付勢するスプリング17
が配設されている. ピストン9の外周上には、モータハウジング4aとポン
プ力バー4Cとで保持されたラジアルボールベアリング
(本発明のリング〉18が配設されている. ラジアルボールベアリング18は、外側リング18a、
内側リング18b、および外側リング18aと内側リン
グ18bとの間に配設された複数の鋼球18cより構成
され、ハウジング4に保持された外側リング18aに対
して、内側リング18bが回転自在に設けられている. 各ピストン9の先端部には、ラジアルボールベアリング
18の内側リング18bと摺接するシュ一部材19が配
設されている. ラジアルボールベアリング18の中心点obは、第2図
に示すように、シリンダブロック11の回転中心点Os
より、所定量eだけ偏心して設けられている.なお、第
2図は第1図のA・一A断面図である. 従って、シリンダブロック11の外周面と内側リング1
8bの内周面との間隔が一定でなく増減する.このため
、シリンダブロック11が軸部13を中心に回転した際
に、スプリング17および遠心力によって外側へ付勢さ
れているピストン9がシリンダ穴15内を往復動じ、シ
リンダ穴15内でピストン9の底部側に形成されるシリ
ンダ室20の容積が変化する. 前記したドライブプレート12は、シリンダブロック1
1と一体に形成され、出力軸7の一端に嵌め合されて出
力軸7と一体に回転する. このドライブプレート12は、出力軸1側からシリンダ
ブロック11側に向かって拡がり、内部に、シリンダブ
ロック11の貫通孔10に連なる中空部21が形成され
ている.また、ドライブプレート12の周壁面には、周
壁面を貫通してドライブプレート12の外部と中空部2
1とを連通ずる3か所の連通孔22が形成されている. この連通孔22は、第3図および第4図に示すように、
シリンダブロック11の回転方向および半径方向に、そ
れぞれ所定の傾きを有して形成されている.なお、第3
図は第1図のB−B断面図であり、第4図は第3図のD
視図である. 貫通孔10が嵌め合される軸部13には、連通路16と
軸方向の同位置に、吸入用切欠き23および吐出用切欠
き24が、軸部13の径方向に対向して形成されている
. この吸入用切欠き23および吐出用切欠き24は、第2
図に示すように、それぞれ軸部13の円周上約173に
亘って形成され、軸方向の幅が連通路16の直径とほぼ
同じに設けられている. 軸部13には、シリンダブロック11の回転により、連
通路16および吸入用切欠き23を介してシリンダ室2
0と選択的に連通ずる吸入通路25と、連通路16およ
び吐出用切欠き24を介してシリンダ室20と選択的に
連通ずる吐出通路26とが形成されている.吸入通路2
5は、第1図に示すように、軸部13の端面に開口し、
吸入用切欠き23と連絡して設けられている. 吐出通路26は、吐出用切欠き24と連絡して設けられ
、ポンプ力バー4Cの外側端面に開口している.モータ
ハウジング4aには、第1図および第5図に示すように
、ドライブプレート12の外周上の位置で、モータハウ
ジング4aの内周壁面から、回転中心部に向かって突出
する3枚のじゃま板27が設けられている. 3枚のじゃま板27は、周方向に一定の厚みt(第5図
参照)を有するとともに、軸方向に所定の幅W(第1図
参照)を有した平板状で、周方向に等間隔に設けられて
いる.じゃま板27の先端部は、ドライブプレート12
の周壁面に沿って形成されている. 次に、上記ラジアルピストンボンブ1の作動について説
明する. モータ部2への通電により、出力軸7とともにアーマチ
ュア8が回転する. 出力軸7の回転力が、ドライブプレート12を介してシ
リンダブロック11に伝わるため、シリンダブロック1
1が、軸部13の回りを回転する.ここで、シリンダブ
ロック11の回転中心点Osと、ラジアルボールベアリ
ング18の中心点obとが、所定Jieだけ偏心して設
けられているため、シリンダブロック11の回転によっ
て、シリンダ穴15内をピストン9が往復動する. シリンダブロック11の外周面と内側リング18bの内
周面との間隔が増大するにつれて、ピストン9がシリン
ダ穴15内を外側へ移動し、その結果、シリンダ室20
の容積が増大する.このとき、シリンダ室20は、連通
路16および吸入用切欠き23を介して吸入通路25と
連通ずる. すなわち、この場合は、吸入通路25より吸入された燃
料が、連通路16を介してシリンダ室20に流入する吸
入工程となる. 一方、シリンダブロック11の外周面と内側リング18
bの内周面との間隔が減少するにつれて、ピストン9が
シリンダ穴15内を内側へ移動し、その結果、シリンダ
室20の容積が減少する.このとき、シリンダ室20は
、連通路16および吐出用切欠き24を介して吐出通路
26と連通ずる. すなわち、この場合は、シリンダ室20内の燃料が、連
通路16を介して吐出通路26に流出する吐出工程とな
る. モータカバー4bに形成された導入孔5よりハウジング
4内に導入された燃料は、出力軸7、アーマチュア8、
ドライブプレート12、およびシリンダブロック11な
どの回転に伴って、回転方向の速度を付与される.従っ
て、ハウジング4内の燃料には、回転中心から外側へ向
かう遠心力が作用し、回転中心部から外周部に向かって
次第に高圧となる圧力分布を生ずる. ところが、本実施例では、ドライブプレート12の外周
上にじゃま板27を設けたことにより、ドライブプレー
ト12の近傍では、燃料の回転方向の流れが妨げられ、
キャビテーションの発生要因である遠心力の発生を防止
することができる。
また、ドライブプレート12に形成した3が所の連通孔
22は、回転方向および半径方向に、それぞれ所定の傾
きを有しているため、連通孔22を通過する燃料に、外
側から回転中心へ向かう内心方向の速度を付与すること
ができる. これらのことから、燃料の回転に起因する遠心力による
キャビテーションの発生を防止することができる. また、本実施例のラジアルピストンボンブ1は、ドライ
ブプレート12の連通孔22に所定の傾きを持たせると
ともに、ハウジング4内にじゃま板27を設けるのみで
あるため、横造が簡単である.なお、上記実施例では、
ドライブプレート12の周壁面に設けた連通孔22を3
か所としたが、3か所に限定する必要はない。
22は、回転方向および半径方向に、それぞれ所定の傾
きを有しているため、連通孔22を通過する燃料に、外
側から回転中心へ向かう内心方向の速度を付与すること
ができる. これらのことから、燃料の回転に起因する遠心力による
キャビテーションの発生を防止することができる. また、本実施例のラジアルピストンボンブ1は、ドライ
ブプレート12の連通孔22に所定の傾きを持たせると
ともに、ハウジング4内にじゃま板27を設けるのみで
あるため、横造が簡単である.なお、上記実施例では、
ドライブプレート12の周壁面に設けた連通孔22を3
か所としたが、3か所に限定する必要はない。
同様に、ハウジング4内に設けたじゃま板27を3枚と
したが、3枚に限定する必要はない.また、じゃま板2
7は、ハウジング4内で半径方向に突設する平板状とし
たが、ハウジング4の内周壁より、回転中心部に向って
渦巻き状に形成してもよい.シリンダ穴15を、シリン
ダブロック11の円周上で3等分した箇所に設けたが、
3等分以外で、2等分または4等分などの複数に等分し
た箇所に設けてもよい。
したが、3枚に限定する必要はない.また、じゃま板2
7は、ハウジング4内で半径方向に突設する平板状とし
たが、ハウジング4の内周壁より、回転中心部に向って
渦巻き状に形成してもよい.シリンダ穴15を、シリン
ダブロック11の円周上で3等分した箇所に設けたが、
3等分以外で、2等分または4等分などの複数に等分し
た箇所に設けてもよい。
本実施例では、キャビテーションの発生を防止する手段
として、第2の発明の構成要素である連通孔22を形成
したドライブプレート12と、第3の発明の構成要素で
あるじゃま板27とを組み合わせて示したが、連通孔2
2を形成したドライブプレート12とじゃま板27とを
それぞれ単独で使用した場合でも、キャビテーションの
発生を防止できることは言うまでもない. 第6図に本発明の第2実施例を示す. 本実施例では、第6図に示すように、吸入通路25aが
、軸部13からポンプ力バー4Cの肉厚部を半径方向に
通って形成され、一端25bが軸部13の端面に開口し
て設けられるとともに、他端25cがハウジング4内の
外周寄りに開口して設けられている. これにより、燃料への遠心力の作用によって、ボンブ部
3を形成するハウジング4内で圧力分布が生じた場合で
も、ハウジング4内の外周寄りに開1コする吸入通路2
5aから、高圧の燃料が吸入される.その結果、遠心力
に起因した負圧によるキャビテーションの発生を防止す
ることができる.また、本実施例では、吸入通路25a
が、ハウジング4内の高圧側(ハウジング4内の外周寄
り)と低圧側(回転中心寄り)とに開口して設けられて
いるため、吸入通路25aを通って燃料の流れが生じる
.従って、燃料の澱みが解消され、各摺動部より生じる
摩耗粉がポンプ部3内に滞留して生じる焼き付けを防ぐ
ことができる. なお、吸入通路25aを、軸部13とボンアカバー40
に形成したが、吸入通路25aの一部を、ポンプ力バー
4Cの外部に形成してもよい.また、軸部13の端面を
閉じて、ハウジング4内の外周寄りのみ開口するように
形成してもよい. 本実施例の場合も、第1実施例と同様に、必ずしも、じ
ゃま板27および連通孔22を形成したドライブプレー
ト12と併用する必要はない.第7図および第8図に本
発明の第3実施例を示す. なお、第1実施例および第2実施例と同様の作用または
機能を有する部品については同符号とし、説明を省略す
る. 本実施例のラジアルピストンボンプ1は、モータ部2を
冷却する燃料(以下冷却用燃料と言う)の流通経路と、
ボンブ作用によって吸入および吐出される燃料の流通経
路とを別々に形成した構造を有する. モータ部2を冷却する冷却用燃料の流通経路を形成する
ために、ポンプ力バー4Cの側壁には、ハウジング4内
でボンブ部3を収容するポンプ室28内より、冷却用燃
料を流出させるための流出孔29が形成されている。
として、第2の発明の構成要素である連通孔22を形成
したドライブプレート12と、第3の発明の構成要素で
あるじゃま板27とを組み合わせて示したが、連通孔2
2を形成したドライブプレート12とじゃま板27とを
それぞれ単独で使用した場合でも、キャビテーションの
発生を防止できることは言うまでもない. 第6図に本発明の第2実施例を示す. 本実施例では、第6図に示すように、吸入通路25aが
、軸部13からポンプ力バー4Cの肉厚部を半径方向に
通って形成され、一端25bが軸部13の端面に開口し
て設けられるとともに、他端25cがハウジング4内の
外周寄りに開口して設けられている. これにより、燃料への遠心力の作用によって、ボンブ部
3を形成するハウジング4内で圧力分布が生じた場合で
も、ハウジング4内の外周寄りに開1コする吸入通路2
5aから、高圧の燃料が吸入される.その結果、遠心力
に起因した負圧によるキャビテーションの発生を防止す
ることができる.また、本実施例では、吸入通路25a
が、ハウジング4内の高圧側(ハウジング4内の外周寄
り)と低圧側(回転中心寄り)とに開口して設けられて
いるため、吸入通路25aを通って燃料の流れが生じる
.従って、燃料の澱みが解消され、各摺動部より生じる
摩耗粉がポンプ部3内に滞留して生じる焼き付けを防ぐ
ことができる. なお、吸入通路25aを、軸部13とボンアカバー40
に形成したが、吸入通路25aの一部を、ポンプ力バー
4Cの外部に形成してもよい.また、軸部13の端面を
閉じて、ハウジング4内の外周寄りのみ開口するように
形成してもよい. 本実施例の場合も、第1実施例と同様に、必ずしも、じ
ゃま板27および連通孔22を形成したドライブプレー
ト12と併用する必要はない.第7図および第8図に本
発明の第3実施例を示す. なお、第1実施例および第2実施例と同様の作用または
機能を有する部品については同符号とし、説明を省略す
る. 本実施例のラジアルピストンボンプ1は、モータ部2を
冷却する燃料(以下冷却用燃料と言う)の流通経路と、
ボンブ作用によって吸入および吐出される燃料の流通経
路とを別々に形成した構造を有する. モータ部2を冷却する冷却用燃料の流通経路を形成する
ために、ポンプ力バー4Cの側壁には、ハウジング4内
でボンブ部3を収容するポンプ室28内より、冷却用燃
料を流出させるための流出孔29が形成されている。
そして、ハウジング4内でモータ部2を収容するモータ
室30と、前記ポンプ室28との間には、モータ室30
からボンフ゜室28へ流入する冷却用燃t1を枦過する
ためのノイルタ31が配設されている.従って、モータ
カバー4bの導入孔5よりモータ室30内に導入された
冷却用燃料は、モータ部2を冷却した後、フィルタ31
で枦過されてポンプ室28内に流入し、そのまま、ボン
ブカバー4Cに形成された流出孔29より流出する. モータ部2は、モータハウジング4aの内周壁に配設さ
れた複数の永久磁石6と、該永久磁石6の内周で、出力
軸7と一体に回転するアーマチュア8と、コンミテータ
32およびブラシ33等から構成される周知の直流モー
タである. 出力軸7は、ボールベアリング14、34を介してモー
タカバー4bおよびモータハウジング4aに回転自在に
支持され、一端側(第7図右側)が、ボング室28内で
シリンダブロック11と連結されている.シリンダブロ
ック11に形成された3か所のシリンダ穴15内には、
球形を呈するピストン9が、ボンブ室28を形成するハ
ウジング(モータハウジング4aとポンプ力バー4C)
4の内周面に内接した状態で、それぞれ油密かつ摺動自
在に収納されている. このポンプ室28を形成するハウジング4の内周中心点
obは、第8図(第7図のE − F,断面図〉に示す
ように、ポンプ力バー4Cの軸部13に油密に嵌め合わ
されたシリンダブロック11の回転中心点Osより所定
量eだけ偏心して設けられている.ポンプ力バー40の
軸部13には、シリンダブロック11の回転により、連
通路16および吸入用切欠き23を介して各シリンダ室
20と選択的に連通ずる吸入通路25と、連通路16お
よび吐出用切欠.き24を介して各シリンダ室20と選
択的に連通ずる吐出通路26とが形成されている. この啜人通路25は、第1実施例および第2実施例のよ
うに、燃料の吸入口がハウジング4内に開口するもので
はなく、吐出通路26とともに、ポンプ力バー4Cの外
側端面に開口している.従って、本実施例では、モータ
部2を冷却した冷却用燃料が吸入通路25より吸引され
る構造ではなく、ポンプ作用によって吸入通路25より
吸引されて吐出通路26より吐出される燃料の流通経路
と、上記したモータ部2を冷却するための冷却用燃料の
流通経路とは異なる. 次に、本実施例の作動とともに、効果について説明する
. モータ部2によってシリンダブロック11が回転駆動さ
れると、ポンプ室28を形成するハウジング4の内周中
心点obと、シリンダブロック11の回転中心点OSと
の偏心作用により、シリンダ穴15内を各ピストン9が
往復運動を行う.これにより、ポンプ作用が行われ、吸
入通路25より吸引された燃料が吐出通路26より高圧
で吐出される.吐出された燃料の余剰燃料は、モータ部
2を冷却するための冷却用燃料として、モータカバー4
bに形成された導入孔5に導かれ、モータ室30内に流
入する.モータ部2を冷却した冷却用燃料は、フィルタ
31で枦過されてポンプ室28に流入し、ボンブカバー
4Cに形成された流出孔2つより流出して燃料タンク(
図示しない)へ戻される.このように、本実施例では、
第1実施例および第2実施例と異なり、モータ部2を冷
却した冷却用燃料を吸入通路25に吸引させるものでな
く、直接吸入通路25より燃料を吸引する構造であるた
め、吸入通路25に至るまでの吸入経路が単純である.
従って、吸入抵抗が低減され、容易にキャビテーション
の発生を防止することができる.また、モータ部2の冷
却を行った冷却用燃料を、フィルタ31で枦過してボン
ブ室28内に流入させるため、ブラシ33とコンミテー
タ32との摺動により生じる摩耗粉がボンブ室28内に
流入するのを防止することができる。さらには、ポンプ
部3の各摺動部より生じる摩耗粉がポンプ室28内に滞
留するのを防いで、ポンプ部3での焼き付け等の問題も
防止することができる. なお、吐出された燃料の余剰燃料を、モータ部2を冷却
するための冷却用燃料として使用したが、ポンプ作用を
行うための燃料と、モータ部2を冷却するための冷却用
燃料とを別経路で構成しても良い. また、冷却用燃料の導入孔5をモータカバー4bに、流
出孔29をポンプ力バー40に形成したが、冷却用燃料
の流通経路を逆にして、ポンプ力バー4Cに導入孔5を
形成し、モータカバー4bに流出孔29を形成しても良
い.この場合、ポンプ室28内に流入する冷却用燃料を
枦過するため、導入孔5の上流側にフィルタを配設する
必要が生じる.第9図および第10図に本発明の第4実
施例を示す。
室30と、前記ポンプ室28との間には、モータ室30
からボンフ゜室28へ流入する冷却用燃t1を枦過する
ためのノイルタ31が配設されている.従って、モータ
カバー4bの導入孔5よりモータ室30内に導入された
冷却用燃料は、モータ部2を冷却した後、フィルタ31
で枦過されてポンプ室28内に流入し、そのまま、ボン
ブカバー4Cに形成された流出孔29より流出する. モータ部2は、モータハウジング4aの内周壁に配設さ
れた複数の永久磁石6と、該永久磁石6の内周で、出力
軸7と一体に回転するアーマチュア8と、コンミテータ
32およびブラシ33等から構成される周知の直流モー
タである. 出力軸7は、ボールベアリング14、34を介してモー
タカバー4bおよびモータハウジング4aに回転自在に
支持され、一端側(第7図右側)が、ボング室28内で
シリンダブロック11と連結されている.シリンダブロ
ック11に形成された3か所のシリンダ穴15内には、
球形を呈するピストン9が、ボンブ室28を形成するハ
ウジング(モータハウジング4aとポンプ力バー4C)
4の内周面に内接した状態で、それぞれ油密かつ摺動自
在に収納されている. このポンプ室28を形成するハウジング4の内周中心点
obは、第8図(第7図のE − F,断面図〉に示す
ように、ポンプ力バー4Cの軸部13に油密に嵌め合わ
されたシリンダブロック11の回転中心点Osより所定
量eだけ偏心して設けられている.ポンプ力バー40の
軸部13には、シリンダブロック11の回転により、連
通路16および吸入用切欠き23を介して各シリンダ室
20と選択的に連通ずる吸入通路25と、連通路16お
よび吐出用切欠.き24を介して各シリンダ室20と選
択的に連通ずる吐出通路26とが形成されている. この啜人通路25は、第1実施例および第2実施例のよ
うに、燃料の吸入口がハウジング4内に開口するもので
はなく、吐出通路26とともに、ポンプ力バー4Cの外
側端面に開口している.従って、本実施例では、モータ
部2を冷却した冷却用燃料が吸入通路25より吸引され
る構造ではなく、ポンプ作用によって吸入通路25より
吸引されて吐出通路26より吐出される燃料の流通経路
と、上記したモータ部2を冷却するための冷却用燃料の
流通経路とは異なる. 次に、本実施例の作動とともに、効果について説明する
. モータ部2によってシリンダブロック11が回転駆動さ
れると、ポンプ室28を形成するハウジング4の内周中
心点obと、シリンダブロック11の回転中心点OSと
の偏心作用により、シリンダ穴15内を各ピストン9が
往復運動を行う.これにより、ポンプ作用が行われ、吸
入通路25より吸引された燃料が吐出通路26より高圧
で吐出される.吐出された燃料の余剰燃料は、モータ部
2を冷却するための冷却用燃料として、モータカバー4
bに形成された導入孔5に導かれ、モータ室30内に流
入する.モータ部2を冷却した冷却用燃料は、フィルタ
31で枦過されてポンプ室28に流入し、ボンブカバー
4Cに形成された流出孔2つより流出して燃料タンク(
図示しない)へ戻される.このように、本実施例では、
第1実施例および第2実施例と異なり、モータ部2を冷
却した冷却用燃料を吸入通路25に吸引させるものでな
く、直接吸入通路25より燃料を吸引する構造であるた
め、吸入通路25に至るまでの吸入経路が単純である.
従って、吸入抵抗が低減され、容易にキャビテーション
の発生を防止することができる.また、モータ部2の冷
却を行った冷却用燃料を、フィルタ31で枦過してボン
ブ室28内に流入させるため、ブラシ33とコンミテー
タ32との摺動により生じる摩耗粉がボンブ室28内に
流入するのを防止することができる。さらには、ポンプ
部3の各摺動部より生じる摩耗粉がポンプ室28内に滞
留するのを防いで、ポンプ部3での焼き付け等の問題も
防止することができる. なお、吐出された燃料の余剰燃料を、モータ部2を冷却
するための冷却用燃料として使用したが、ポンプ作用を
行うための燃料と、モータ部2を冷却するための冷却用
燃料とを別経路で構成しても良い. また、冷却用燃料の導入孔5をモータカバー4bに、流
出孔29をポンプ力バー40に形成したが、冷却用燃料
の流通経路を逆にして、ポンプ力バー4Cに導入孔5を
形成し、モータカバー4bに流出孔29を形成しても良
い.この場合、ポンプ室28内に流入する冷却用燃料を
枦過するため、導入孔5の上流側にフィルタを配設する
必要が生じる.第9図および第10図に本発明の第4実
施例を示す。
本実施例のラジアルピストンボンプ1は、第9図および
第10図に示すように、ポンプ部3を形成するハウジン
グ4の内周に、ハウジング4に対して回転自在に保持さ
れたカムリング35が設けられている.このカムリング
35は、その内周中心点Obが、第10図〈第9図のF
−F断面図)に示すように、ポンプ力バー4Cの軸部1
3に油密に嵌め合わされたシリンダブロック11の回転
中心点Osより所定量eだけ偏心して設けられている.
なお、ハウジング4に回転自在に保持されたカムリング
35以外のボンブ部3の基本的なm造は、上記した第3
実施例と同様であるため、その構成および作用について
の説明は省略する.本実施例では、カムリング35をハ
ウジング4に対して回転自在に保持させたことにより、
球形を呈するピストン9がカムリング35の内周面(カ
ム面)に当接しながら回転する際に、カムリング35は
、吐出区間においてピストン9に作用する力の回転方向
分力によって微速回転することになる.従って、ピスト
ン9とカムリング35内周面との間の摩耗は分散低減し
、従来より、ピストン9とカムリング35内周面との特
定部位での摩耗を減少させることができる. また、カムリング35が微速回転することにより、吸入
工程から吐出工程に移行する際に、シリンダ室20が吐
出区間に開口したw4間における吐出圧力によるピスト
ン9とカムリング35との反発力が緩和されるため、こ
れに起因する騒音も低減することができる. 第11図および第12図に本発明の第5実施例を示す. 本実施例は、上記第4実施例の変形例で、第11図およ
び第12図(第11図のG−G断面図〉に示すように、
ハウジング4とカムリング35との間に弾性材より成る
環状体36を介在させたものである.この場合、カムリ
ング35は、環状体36に対して回転自在に保持されて
おり、環状体36は、ハウジング4に対して固定されて
いても良いし、回転自在に保持されていても良い. このように、ハウジング4とカムリング35との間に弾
性材より戒る環状体36を介存させたことで、ピストン
9とカムリング35内周面との接触および反発に起因す
る振動を緩和することができ、第4実施例で示したラジ
アルピストンボンプ1と比較して、さらに、ピストン9
とカムリング35内周面との特定部位での摩耗の減少お
よび騒音低減を可能にすることができるとともに、脈動
の低減効果を得ることができる. なお、上記した第3実施例ないし第5実施例においては
、ピストン9を球形としたが、第1実施例および第2実
施例で示したブランジャ型ピストンでも良い.
第10図に示すように、ポンプ部3を形成するハウジン
グ4の内周に、ハウジング4に対して回転自在に保持さ
れたカムリング35が設けられている.このカムリング
35は、その内周中心点Obが、第10図〈第9図のF
−F断面図)に示すように、ポンプ力バー4Cの軸部1
3に油密に嵌め合わされたシリンダブロック11の回転
中心点Osより所定量eだけ偏心して設けられている.
なお、ハウジング4に回転自在に保持されたカムリング
35以外のボンブ部3の基本的なm造は、上記した第3
実施例と同様であるため、その構成および作用について
の説明は省略する.本実施例では、カムリング35をハ
ウジング4に対して回転自在に保持させたことにより、
球形を呈するピストン9がカムリング35の内周面(カ
ム面)に当接しながら回転する際に、カムリング35は
、吐出区間においてピストン9に作用する力の回転方向
分力によって微速回転することになる.従って、ピスト
ン9とカムリング35内周面との間の摩耗は分散低減し
、従来より、ピストン9とカムリング35内周面との特
定部位での摩耗を減少させることができる. また、カムリング35が微速回転することにより、吸入
工程から吐出工程に移行する際に、シリンダ室20が吐
出区間に開口したw4間における吐出圧力によるピスト
ン9とカムリング35との反発力が緩和されるため、こ
れに起因する騒音も低減することができる. 第11図および第12図に本発明の第5実施例を示す. 本実施例は、上記第4実施例の変形例で、第11図およ
び第12図(第11図のG−G断面図〉に示すように、
ハウジング4とカムリング35との間に弾性材より成る
環状体36を介在させたものである.この場合、カムリ
ング35は、環状体36に対して回転自在に保持されて
おり、環状体36は、ハウジング4に対して固定されて
いても良いし、回転自在に保持されていても良い. このように、ハウジング4とカムリング35との間に弾
性材より戒る環状体36を介存させたことで、ピストン
9とカムリング35内周面との接触および反発に起因す
る振動を緩和することができ、第4実施例で示したラジ
アルピストンボンプ1と比較して、さらに、ピストン9
とカムリング35内周面との特定部位での摩耗の減少お
よび騒音低減を可能にすることができるとともに、脈動
の低減効果を得ることができる. なお、上記した第3実施例ないし第5実施例においては
、ピストン9を球形としたが、第1実施例および第2実
施例で示したブランジャ型ピストンでも良い.
第1図ないし第5図は本発明の第l実施例を示すもので
、第1図はラジアルピストンポンプの断面図、第2図は
第1図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B断面図
、第4図は第3図のD視図、第5図は第1図のC−C断
面図である.第6図は本発明の第2実施例を示すラジア
ルピストンポンプの断面図である. 第7図および第8図は本発明の第3実施例を示すもので
、第7図はラジアルピストンポンプの断面図、第8図は
第7図のE・−E断面図である.第9図および第10図
は本発明の第4実施例を示すもので、第9図はラジアル
ピストンボンブの断面図、第10図は第9図のF−F断
面図である。 第11図および第12図は本発明の第5実施例を示すも
ので、第11図はラジアルピストンポンプの断面図、第
12図は第11図のG−G断面図である.図中
、第1図はラジアルピストンポンプの断面図、第2図は
第1図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B断面図
、第4図は第3図のD視図、第5図は第1図のC−C断
面図である.第6図は本発明の第2実施例を示すラジア
ルピストンポンプの断面図である. 第7図および第8図は本発明の第3実施例を示すもので
、第7図はラジアルピストンポンプの断面図、第8図は
第7図のE・−E断面図である.第9図および第10図
は本発明の第4実施例を示すもので、第9図はラジアル
ピストンボンブの断面図、第10図は第9図のF−F断
面図である。 第11図および第12図は本発明の第5実施例を示すも
ので、第11図はラジアルピストンポンプの断面図、第
12図は第11図のG−G断面図である.図中
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)(a)内部に作動液体が導入されるハウジングと、 (b)前記ハウジング内に回転自在に保持されたリング
と、 (c)前記リング内で、該リングの中心と偏心して回転
自在に設けられるとともに、外周側が開放された複数の
シリンダ穴を放射状に形成したシリンダブロックと、 (d)前記シリンダ穴に液密かつ摺動自在に挿入され、
前記シリンダブロックの回転に応じて前記シリンダ穴内
を往復動するピストンと、 (e)前記ハウジング内の外周寄りに開口して設けられ
、前記シリンダブロックの回転により、前記シリンダ穴
内で前記ピストンの底部側に形成されるシリンダ室と選
択的に連通して、該シリンダ室内に作動液体を吸入する
吸入通路と、 (f)前記シリンダブロックの回転により、前記シリン
ダ室と選択的に連通して、該シリンダ室内より作動液体
を吐出する吐出通路と を備えるラジアルピストンポンプ。 2)(a)内部に作動液体が導入されるハウジングと、 (b)前記ハウジング内に回転自在に保持されたリング
と、 (c)前記リング内で、該リングの中心と偏心して回転
自在に設けられるとともに、外周側が開放された複数の
シリンダ穴を放射状に形成したシリンダブロックと、 (d)前記シリンダ穴に液密かつ摺動自在に挿入され、
前記シリンダブロックの回転に応じて前記シリンダ穴内
を往復動するピストンと、 (e)前記シリンダブロックの回転により、前記シリン
ダ穴内で前記ピストンの底部側に形成されるシリンダ室
と選択的に連通して、該シリンダ室内に作動液体を吸入
する吸入通路と、 (f)前記シリンダブロックの回転により、前記シリン
ダ室と選択的に連通して、該シリンダ室内より作動液体
を吐出する吐出通路と、 (g)前記シリンダブロックと一体に回転し、回転軸方
向に対して半径方向および回転方向に所定の傾きを有す
る連通孔を形成し、該連通孔より前記ハウジング内に導
入された作動液体を前記吸入通路に導くドライブプレー
トと を備えるラジアルピストンポンプ。 3)(a)内部に作動液体が導入されるハウジングと、 (b)前記ハウジング内に回転自在に保持されたリング
と、 (c)前記リング内で、該リングの中心と偏心して回転
自在に設けられるとともに、外周側が開放された複数の
シリンダ穴を放射状に形成したシリンダブロックと、 (d)前記シリンダ穴に液密かつ摺動自在に挿入され、
前記シリンダブロックの回転に応じて前記シリンダ穴内
を往復動するピストンと、 (e)前記シリンダブロックの回転により、前記シリン
ダ穴内で前記ピストンの底部側に形成されるシリンダ室
と選択的に連通して、該シリンダ室内に作動液体を吸入
する吸入通路と、 (f)前記シリンダブロックの回転により、前記シリン
ダ室と選択的に連通して、該シリンダ室内より作動液体
を吐出する吐出通路と、 (g)前記ハウジング内の外周部から前記シリンダブロ
ックの回転中心部に向かつて設けられ、前記ハウジング
内に導入された作動液体の回転方向の流れを妨げるじや
ま板とを備えるラジアルピストンポンプ。 4)(a)ハウジング内に回転自在に保持されたカムリ
ングと、 (b)該カムリング内で、該カムリングの回転中心と偏
心して回転自在に設けられるとともに、外周側が開放さ
れた複数のシリンダ穴を放射状に形成したシリンダブロ
ックと、 (c)前記シリンダ穴に液密かつ摺動自在に挿入され、
前記シリンダブロックの回転に応じて、前記カムリング
の内周面と当接しながら前記シリンダ穴内を往復動する
ピストンと、 (d)前記シリンダブロックの回転により、前記シリン
ダ穴内で前記ピストンの底部側に形成されるシリンダ室
と選択的に連通して、該シリンダ室内に作動液体を吸入
する吸入通路と、 (e)前記シリンダブロックの回転により、前記シリン
ダ穴内で前記ピストンの底部側に形成されるシリンダ室
と選択的に連通して、該シリンダ室内より作動液体を吐
出する吐出通路と を備えるラジアルピストンポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1334021A JPH0315672A (ja) | 1989-03-27 | 1989-12-22 | ラジアルピストンポンプ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-74450 | 1989-03-27 | ||
JP7445089 | 1989-03-27 | ||
JP1334021A JPH0315672A (ja) | 1989-03-27 | 1989-12-22 | ラジアルピストンポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0315672A true JPH0315672A (ja) | 1991-01-24 |
Family
ID=26415606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1334021A Pending JPH0315672A (ja) | 1989-03-27 | 1989-12-22 | ラジアルピストンポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0315672A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8033447B2 (en) | 2004-12-22 | 2011-10-11 | Ricoh Company, Ltd. | Container storage box for deformable container containing fine particles for image formation |
DE102017128104A1 (de) * | 2017-11-28 | 2019-05-29 | Hoerbiger Automotive Komfortsysteme Gmbh | Hydraulisches System |
-
1989
- 1989-12-22 JP JP1334021A patent/JPH0315672A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8033447B2 (en) | 2004-12-22 | 2011-10-11 | Ricoh Company, Ltd. | Container storage box for deformable container containing fine particles for image formation |
DE102017128104A1 (de) * | 2017-11-28 | 2019-05-29 | Hoerbiger Automotive Komfortsysteme Gmbh | Hydraulisches System |
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