JP4364430B2 - 潤滑経路を有するジェロータモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧装置の潤滑の技術分野に属する。
【0002】
油圧装置は、比較的小さいユニットから高いトルクを効率よく発生させる機器である。低速で高いトルクを出すその能力は、多くの応用を可能にしている。米国特許第3,572,983号, 第4,285,643号, 第4,357,133号, 第4,697,997号及び第5,173,043号は、油圧モータに関する例である。
【0003】
これらの装置において、 入力/出力機構、典型的には軸受と揺動スティックを具えた駆動軸は、熱及びスラッジ(熱による)や金属粒子(摩耗による)のような残留物を発生させる。従って、これらの装置の多くは、そのような入力/出力機構に絶えず流体を流すため、潤滑循環経路を含んでいる。その例として、米国特許第4,533,302号(それぞれ加圧された容積室の外側に流体を寄生的に排出する もの)、第4,390,329号(自然に起きる漏れを使用するもの),第3,749,195号及 び第4,480,972号(不活性シールを使用するもの)、第3,572,983号及び第4,362,479号(ボール式逆止弁を使用するもの)、第4,285,643号(2つの主要流体ポートの1つを使用するもの)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来技術のユニットは、大規模な加工を必要とするか、或いは、圧力機構において使用される前に流体を汚染してしまう。本発明は、これらの課題を解決するものである。
【0005】
本発明の目的は、回転するバルブを具えた油圧モータを得ることである。
【0006】
本発明の他の目的は、油圧モータの回転駆動部の潤滑と冷却を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、油圧モータのために別途ケースドレイン(排出部)を設ける必要をなくすることである。
【0008】
本発明の他の目的は、回転バルブ型の油圧モータの効率を向上させることである。さらに、本発明の他の目的は油圧モータの適応性を拡大させることである。
【0009】
【発明の概要】
本発明は、ジェロータ構造とは別に回転バルブを具えたジェロータ圧力装置の好適な実施形態で説明されるであろう。理解されるように、流体及び機械的結合の性質によって、この装置はモータ又はポンプとして作動する。
【0010】
このジェロータ圧力装置10は、軸受ハウジング20、駆動軸30、ジェロータ構造40、マニホルド60、バルブ部80及びポートプレート110を含む。軸受ハウジング20は、ジェロータ圧力装置10をその意図された用途(コンクリートミキサー、芝刈り機、巻上げ機又は他のアプリケーション等)に応じて取付けるとともに、駆動軸30を物理的に支持している。
【0011】
図1の軸受ハウジングは、駆動軸30をその中に回転可能に支持する2つのローラテーパー軸受21を有する中央キャビティ25を含む。軸シール22は、軸受ハウジング20中に作動流体を封じ込めるように、軸受ハウジング20と駆動軸30の間に組込まれている。キャビティ25には、軸受ハウジング20中に後述する一体化ケースドレインがあることにより、この軸シール22は比較的低圧力用のシールでよい。この理由は、後述のドレインが、キャビティ25中の流体圧力を、最大作動圧力である、通常、2000-4000PSIから、操作可能な大きさである、通常、100-200PSIに低下させるということである。圧力装置におけるテーパーローラ軸受21の使用は、軸受は、本来、小径部から大径部に流体を移動させるものであるという事実によって、キャビティ25中の流体の移動を促す。これは、装置中の主要な回転部材の潤滑及び冷却を容易にする。軸受21の間の2つの大径孔23(直径およそ5/8インチ)は、流体を、後述する揺動スティック36への駆動連結部に至るまで駆動軸30の内部を流過させる。上記に加えて、駆動軸のヘッド端部側の一連の径方向の穴32は、さらに、軸受21を横切るキャビティ25中の流体の動きを容易にする。(詳しくは米国特許第4,285,653号参照)。
【0012】
摩耗プレート(wear plate)27は、軸受ハウジング20を完成させる。この摩耗プレートは、軸受ハウジング20とは別の部材である。故に、ハウジング本体とは異なる材質で作ることができる。さらに、摩耗プレート27は、その内側に摩耗プレート27が挿入されているキャビティ28より僅かに長い軸方向長さを有している(開示された実施形態では0.003インチだけ大きい)。この距離は、後述のジェロータ構造40のステータ41が、装置10を保持している軸方向ボルト10にトルクが作用したとき、摩耗プレート27の外側で軸受ハウジング20に接触するように選択されている。このことは、摩耗プレート27が後述のジェロータ構造40と軸受ハウジング20の残りの部分の間で軸方向にクランプされることを可能にし、かくして、ジェロータ構造の圧力セルからの漏洩を減少させる。これはジェロータモータの効率を改善する。さらに、摩耗プレート27は、軸受ハウジング20とともに軸受21を所定の位置に保持している。
【0013】
開示された特定の実施形態では、軸受ハウジング20は鋳造物が加工されたものであり、一方、摩耗プレート27は粉末金属がダイプレスされたものである。この摩耗プレートには、本来、気孔があり、そこに油が含浸されるので、摩擦が低減され、装置の寿命が向上する。
【0014】
駆動軸30は、軸受21によって軸受ハウジング20の中に回転可能に支持される。この駆動軸は、後述のジェロータ構造40をジェロータ圧力装置10の外部と連結する。これは、回転動力の発生(装置がモータとして使用される場合)或いは圧力流体の発生(装置がポンプとして使用される場合)をもたらす。前述のように、径方向の孔23と駆動シャフト30の表面に径方向に開けられた孔32は、キャビティ25を通る流体の動きを容易にし、その中に含まれる部材の潤滑と冷却をさらに増大させる。
【0015】
駆動軸30は、内歯35が切られ軸方向中心に配置された空洞を含む。この空洞は、揺動スティック36のための空間を与え、内歯35は駆動軸30と揺動スティック36を駆動的に連結する。揺動スティック36の他端に追加された歯37は、揺動スティック36を後述のジェロータ構造のロータ45に駆動的に連結し、それによって、装置の動力系統が完結する。揺動スティック36の軸方向全長に開けられた中央孔は、さらに、装置の流体移動を容易にする。
【0016】
ジェロータ構造40は、圧力装置10の主な動力発生装置である。
開示された特定のジェロータ構造40は、協働してジェロータセル47を画定するステータ41とロータ45を含む。
【0017】
これらのセル47に、後述のバルブによって変動する圧力差がかると、圧力装置10に力が発生する。このことは、ロータの回転軸46がステータの中心軸42からずれていることによって起きる(揺動スティック36がこの間の変位に対応する)。
【0018】
本発明によると、ロータの少なくとも一平面に沿う、及び/又は、少なくとも1つの比較的圧力がかかったジェロータセルと装置の中央領域、すなわち、キャビティとの間に隣合う部分に沿う、コントロールされた漏洩経路(leakage path)を具える(「比較的圧力がかかっている」とは、流体圧力が装置の中心部分より十分に大きいために流体がセルからそこに流入するということである)。この漏洩経路は、隣合う面の一方、又は両方に配置することができる。ステータの中心軸42の周りの軌道旋回(orbiting)運動によってロータ45が動くと、ロータローブの間の内側の谷48は、隣合う部分の内側限界円49を画定する(図21参照)。好適な実施形態の主な図1乃至―20中のこの内側限界円49は、摩耗プレート27の中心開口51の直径と実質的に同一であることに注目されたい。これは図1に最も良く示されている。この理由は、実施形態に開示された2つの間の実際の違いは、僅かに0.018インチであるということである(1.298イン チに対して1.280インチ)。他の装置では、2つの数字はより顕著に異なるであ ろう。より明らかな相違については、図21を参照されたい。この内側円49は、谷48によって(従って、ジェロータセル47によって)スイープ(sweep)さ れる、ロータローブの間の最も内側の延長部を画定する。
【0019】
本発明には、少なくともこの内側円49から圧力装置10の中央領域52まで延びる流体流路スロット50がある。これは、比較的高圧のセル47から或る量の流体が寄生的に抽出されて中央領域52に流入することを許す。これは、冷却機能に加えて、圧力装置10の重要な可動部品を潤滑することに役立つ。
【0020】
好適には、少なくとも1つの比較的高圧ジェロータセル47(さらに好適には、複数のものが順次)からこの内側円49より大きくない開口への漏洩経路がある。どの高い圧力セルを選択してもよいが、好適には、デッドセルに隣合うセル47が使用される(デッドセルは、いずれのポートにも接続されておらず、以前、より高い圧力に連結されていたなら より低い圧力に連結されるまでそのままの状態を維持するセルである)。このことは、容積効率の重大な損失なしに、デッドセルからより多い流量をもたらす。
【0021】
もし、漏洩コントロール経路が静止部分(摩耗プレートのような)に配置されると、その経路は、少なくとも、上死点に位置するロータのデッドセルまで外側に延びていなければならない(図7参照)。理想的には、この漏洩経路の外側の延長部は、装置の最大圧力をシールするため、ロータローブの外端部によってスイープされる距離よりも小さい距離で延びており、装置中の殆どの高圧に対してシールをもたらす。その理由は、すべてのセルが流体的に装置の中心領域(そして、他の漏洩経路を経由して互いに)に接続される場合に発生する容積効率の損失を低減するということであるが、或る状況の下では、そのような接続が望ましいこともあろう(例えば、小さい漏洩経路、及び/又は、より大きい流体流量の必要性)。
【0022】
比較的高圧の潤滑流体の連続的な供給を確実にするため、漏洩経路は、隣合うセル中にも延びていることが好適である(図1と図7の双方向圧力装置において次に加圧されると想定した場合、10時30分の位置にあるセル−公知の一方向圧力装置では、1つだけが必要とされるであろう)。さらに好適には、この経路は、ロータが下死点(図6参照)に位置する状態で隣合う経路が過渡状態54にあるセル(図6の11時の位置)中に延び、さらに、漏洩が始まろうとしているセル(図6の9時30分の位置)にもクロスオーバーして延びる(再度、次に加圧がなされると想定)。これらの追加接続は、必須ではないが、装置の潤滑機能を容易にする。静止部分中にある漏洩経路が内側へ延びることは、漏洩経路がアクティブの状態において圧力装置の中心キャビティ中に延びる限り、重要でないことに注意されたい。追加的内部延長は、装置の操作を損なうものではないであろう。
この好適な実施形態では、1分当たり、僅か0.5galが使用される。漏洩経 路を具えたセルの数は、このようにして、連続した流れを与えるのための最小限度に保たれる。この連続した流れは、定常的な潤滑機能をもたらす。
【0023】
この漏洩経路の背後にあるパラメータは、図21中に例示される。この図は図7に似ているが、説明を簡単にするため、中央領域52の直径51Aが小さくされている。第1のパラメータは、ロータローブ44間にある谷48によって画定される内側限界円の半径1である。この半径1は、ジェロータ圧力装置10の中心軸42に向かうジェロータセル47の内側延長を定める。第2のパラメータは、中心領域52の外側延長を定める中心開口51の半径2である。この半径2は、領域52の潤滑のために漏洩経路50が延びるべき位置を定める。この半径2は、装置によってかなり異なるであろう。漏洩経路50自体は、距離3(すなわち、半径1マイナス半径2)を横切って、49から51(図21の51A)まで延びている。内側限界円49からのさらなる外側の延びは、その漏洩経路を、それぞれのジェロータセルに、より早く、そしてより長時間接続する(もしロータローブ44の外側位置を越えて延びると、連続的漏洩にさらされる)。この一例は、ベクトル4に沿った経路50の延びであろう。この延びがあると、各ジェロータセルは、デッドポケットになる前に、中央領域52に連結され、そして、このベクトル4に沿った延びが内側限界円で止まった場合より長い間、連結されるであろう。
【0024】
容積効率を甚だしく害しないで潤滑するためには、さらなる外側への適度の延びとともに、横方向の延び56の拡張(又は、1つのセル当たり多くの流路を使用すること)が好ましい(同様のファクタが、各ジェロータセルのための流路を具えないことによって調整されるであろう)。
【0025】
設計技術は、後述のロータ中の漏洩流路(図8と9参照)の場合と同様である。唯一の相違は、経路がロータ谷48から中央開口51(51A)に接触すべくロータの内部に延びていることである。好適には、対称な双方向操作を与えるため、これは谷48の中心で実現される。
【0026】
図1の好適な実施形態において、漏洩経路50は、ジェロータポケットの中心と整列した静止摩耗プレートに切込まれた「T」スロットである(図6と7参照)。スロットがそのように配置されていると、第2のよりアクティブなスロット53とともに、上死点にあるロータのデッドポケットに連結された1つのスロットがあり、同時に、圧力装置の中心領域52に漏洩する第2のよりアクティブなスロットがある(このスロットは、その中の流体圧力に依存するが、例として再度53を選択した)。対応する下死点において(図6参照)、デッドポケットへの過渡状態54にあるセルに延びる1つのスロットと、よりアクティブな第2のセル55へ接続され始めた第2のスロットがある(再度、例として54と55をそれぞれ選択した)。両方の例において、セルへの相対圧力によっては、中央領域より低圧のセルに、小さな逆漏洩があるであろう。しかし, ケースドレインがあるため、この漏洩は最小のはずである。
【0027】
経路50の外側端における径方向の延長56は、まっすぐ横方向に延びる流路の場合より、より長期にわたり、特定のセルへの漏洩量の増大をもたらす(すなわち、径方向の延び56なしに)。これは、装置の中央領域52への潤滑流体の流れを連続的にする。この延長部の長さは、特定のセルへの接続時間と接続されるセルの数を変更し、漏洩量を変更するために調整することができる。
【0028】
摩耗プレート27中の経路50の位置は、バルブ部80の回転バルブ中にある後述の圧力解放ケース排出機構からの軸方向の分離、及び、ジェロータ圧力装置10の回転部との相対的な近接のために、後述のマニホルドの位置が好ましい。他の装置(前部ケースドレインを有するもの等)では、マニホルドが好適であろう。
【0029】
開示された特定の摩耗プレートは、直径が3インチ、厚さが0.65インチである。これは、直径およそ1.280インチの中央開口を含み、それに加えて、直径およそ2インチの軸受クリアランス溝を含む。直径0.375インチで、0.030から0.040インチまでの深さで、ジェロータ構造40のロール43の中心軸に並んだ直径2.3インチの円の円周上に等間隔に配置された7つの凹所29がある。それに加えて、幅およそ0.40インチ、深さ0.25インチで、凹所29と同じ直径の摩耗プレートの周囲に等間隔に配置された7つのバランス凹所30がある。これらのバランス凹所30の深さは、凹所29と同じである。上記に加えて、流路スロット50は、およそ0.020インチの幅で、0.020から0.025インチの深さで、摩耗プレートの中央開口から延びる。これらの流路スロット50の上部にある「T」部56は、径方向に0.260インチの幅で、軸方向に0.020インチの幅で延びている。これらの流路スロット50の深さは、0.020から0.025インチである。異なるパラメータを有する異なる装置については、これらの寸法は変更されるであろう。
【0030】
図示されたようなジェロータ油圧装置では、ジェロータセルの中に3つの基本的な圧力レベルがある。すなわち、1セットのジェロータセルはより高い圧力に接続されており、もう1セットのジェロータセルはより低い圧力に接続されており、1つのジェロータセル(デッドセル)は、より高い、或いはより低い圧力に接続されていない。この発明では、流路スロット50が、中央の領域より高い圧力がかけられているジェロータセル47から高い圧力流体を寄生的に排出するのであるが、その結果、必要な潤滑と冷却液を装置の残りの部分にもたらすことになる。開示される好適実施形態では、この漏洩は高い圧力にさらされるとともに付加的に最大容積に近付きつつあるジェロータセルから起き、かくして、圧力装置の容積効率をひどく犠牲にしないで所望の潤滑をもたらすことができる。この例は図6に見ることができ、ここでは、例えば、11時の位置にあるセル54は流路スロット50に接続されているが、その他の7時30分と9時30分の位置にある高圧セルはそうではない(但し、既に述べたように、9時30分の位置にある55は丁度そのように接続されようとしている。)これらのセルは、全作動圧力、すなわち、2000〜4000PSIに加圧されているが、ジェロータ装置の中央領域52はより低い圧力、すなわち、200 PSIにあるということにより、流体は容易にこのジェロータセルから流路52を通じて流れ、かくして、所望の潤滑と冷却が得られることになる。
【0031】
図7は、流路スロット50の先端における「T」状部56の目的を端的に示す本発明をさらに図示している。具体的には、実質的に10時30分の位置にあるセル53から分かるように、「T」状部56のために、この装置が放射状に延びる流路スロット50のみを利用した場合よりも早く、高圧ジェロータセルへの内部接続が起きることになる。こうして、「T」の頂部は、高い圧力ジェロータセルとジェロータ装置の中央の領域52との連通のために滞留時間を増加させ、その結果、より連続的な潤滑と冷却液の流れを確実にする。図6におけるように、12時と1時30分の間の接続はジェロータモータの容積効率を大きく低下させるものではないが、これは、これらのセルがデッドである(12時のセル)か、又は比較的低い圧力(1時30分のセル)の領域と接続されるという事実のためである。ケースドレインを別個に具えない装置においては、ジェロータ圧力装置10の中央の領域52は、これらの縮小中のジェロータセルを通して比較的低い圧力ポートと接続されるであろう、すなわち、そこに接続された漏洩流路スロット50を通してセルに戻り方向の流れが生じることに注意されたい。いくつかのアプリケーションでは、関連する問題(より短いジェロータ構造の寿命のように)にも拘らず、これは役に立つかもしれない。
【0032】
流路スロット50は静止した箇所、摩耗プレート27にあると図示されているが、流路スロット50は同じ条件が充たされる限り、代わりに、或いは付加的に、ロータ45に位置されてもよく、同じ条件とは、少なくとも1つの比較的高い圧力のジェロータセル47から装置の中央領域52への漏洩流路があるということである。このことは、小さな内側に延びる流路スロット50Aをロータ45に、好適にはそのローブ48の谷に、少なくとも1つが中央領域52(図示した摩耗プレート27の開口51)に延びるような十分な長さで設け、かくして、所望の漏れをもたらすことで達成できよう。好ましくは、静止した実施形態について述べたような理由により、少なくとも2つを接続するのがよい。
【0033】
この後者の構造が図8と9に、図6と7の場合と類似のロータの位置関係を利用して示されている。このユニットでは、流路スロット50Aは摩耗プレート27の代わりにロータ45に位置付けられている。この実施形態では、流路スロット50Aは2個の隣接するロータローブの間の谷48から内部に設定距離だけ延びている。この設定距離は、各セル47が比較的高い圧力を維持する間、少なくとも1つの流路スロット50Aが中央の領域とジェロータ圧力装置の中央領域52と接続するように選択される。さらに、流路スロット50Aの長さを内側に延ばすと、より多くのセル47を中央の領域52と接続するであろう。これらの代替的流路スロット50Aは、図示されたように方向付けられ、図6と7の場合と同じような総合的な作動を提供することが好適である。さらに、流路の幅と深さを増加させると、どのセル47からも中央の領域52までの流体流量を増加させるであろう。開示された実施形態では、流路スロット50Aは長さが約0.20インチで、幅が約0.02インチで、深さが約0.20−0.25インチである。
【0034】
装置を通る有効な潤滑の流れをもたらすために、或る種のケースドレインを設置することが望ましい。このケースドレインは、特に設置したケースドレインに後で説明する内側、外側流路に一連のバルブ付き流路を設けることによってなすことができ(バルブは比較的低い圧力のポートへの接続を確実にする)又はその他の知られた方法でもよい。好適な実施形態では、このケースドレインは、装置の主要バルブ81における流路によってもたらされている(後述する流路)。
【0035】
ポートプレート100のマニホルド60は、後述するバルブをジェロータ構造40のジェロータセル47に流体的に接続し、かくして、圧力装置10に動力を発生させる機能をしている。
【0036】
開示された特定の実施形態では、バルブが回転しないので、位相補償は必要ない。そういうものとして、バルブ通路62は、まっすぐマニホルド60を通って延びることができる。開示された特定のマニホルドは、直接、ステータ41のロール43の中心に置かれた凹み64を含む。これらは、そのようなロール43にかかる軸方向の圧力を減少させるように機能する(摩耗プレート27の対応する凹み29はロール43の反対側で同様に機能する)。さらに、マニホルド開口63は、ジェロータセル47との接続部において、マニホルドの他の側におけるバルブ流路62の開口61に対して広げられている(図10を図11と対比されたい)。(摩耗プレート27のバランス凹み30はロータ45の他の側における圧力を部分的に等しくする機能を果たす。)摩耗プレート27の場合のように、マニホルド60の軸方向長さはポートプレートのキャビティ65の軸方向長さより大きく、好適実施形態では、約0.003インチである。このことは、ジェロータ構造40を両側で実質的に等しい圧力でクランプすることに役立ち、かくして、漏れを減少させて、圧力装置の総合的効率を改良することができる。同様に、マニホルド60は、既に説明した理由のため、粉末金属構造のものである。
【0037】
バルブ部80は、ジェロータ構造を選択的に圧力及び戻りポートに接続する。 開示された特定のバルブは、5枚の異なったプレート(図13−17、20)の選択された集まりを含む多板のものである。特定のバルブ81は、11枚の板の集まりで、2枚のコミュニケーションプレート82、5枚のトランスファプレート83−84、1枚の径方向トランスファプレート85、及び3枚のバブルプレート86からなる。この多板構造の使用により、流体の流路として利用できる各開口の断面積は単一の板構造の場合より大きくできる。
【0038】
コミュニケーションプレート82は区画化された内部領域88を含み、これはポートプレート110の内側ポート111に直接連通する。また、このコミュニケーションプレート82は、6つの外側領域89を含み、これらは、外側ポート113と連通する。その結果、このプレートは、主として、ジェロータ圧力装置10の圧力及びリターンポートとバルブ81とを接続する機能を果たす。
【0039】
バルブプレート86における必要な交番(alternating)流路105、106を 具えるために、第1と第2のトランスファプレート83,84は内側領域88と外側領域89から流体をシフトさせる。
【0040】
第1のトランスファプレート83は、一連の3つの第1中間流路90を含み、これらが内側の領域88から流体を外方向へ移し始める。また、それは一連の6つの外側流路91を含み、これらがコミュニケーションプレートにおける外側領域89と連通し横方向に流体を移す。外側のポート113が直接バルブ81を囲んでいるので、これらの外側流路91は外側ポート113と連通する機能もある。
【0041】
2番目のトランスファプレート84は、コミュニケーションプレート82の内側と外側の領域からの流体の動きを完了させる。それはコミュニケーションプレート82の内側領域88からの流体の径方向の運きを終了するように機能する一連の3つの第2の中間的通路93によってこれを終了させる。1セットの第3の外側の通路94は、そこから流体の横方向の動きを終了させるためにトランスファプレート83の第2の外側流路91と連通する。再び、外側のポート113がバルブを囲んでいるので、第3の外側の流路94も直接外側ポート113と連通する。
【0042】
径方向のトランスファプレート85は、バルブプレート86において通路を交番的にバルブ切換えすることに備えるために2番目の中間的な流路93を区分する。これは、カバー部分96によってそのような通路93の中央にもたらされる。これは、その交互のプレースメントを開始するために2つの通路97,98を切り離す。
【0043】
バルブプレート86は、一連の交番流路105,106を有し、これらがコミュニケーションプレート82の内側領域88と外側領域89を終端させ、装置におけるバルブ開口の正確なプレースメントに必要な流路を完成させる。バルブプレート86において、交互のバルブ流路の最初のもの105がかくして内側のポート111に接続され、その間、交互のバルブ流路の第2のもの106が上述した流路によって外側のポート113に接続される。
【0044】
4つのバルブプレート86を使用することは、バルブ81を回転させるバルブスティックに、確実で信頼できる接続をもたらす。
【0045】
既に述べたように、上記の機能に加えて、バブル部80は、ジェロータ圧力装置の中央の領域52のための圧力解放/ケースドレイン機構を含む。
【0046】
特定の圧力解放機構は、3つの貫通穴100,101,102を含み、このうち、100と102がボール式逆止弁を伴う。穴100,101,102はコミュニケーションプレート82と2つのトランスファプレート83,84を貫通している。これらの穴は、穴100にある2つのボール式逆止弁107に物理的位置をもたらすことに加えて、バルブ流路に8lに流体が流れることを許容する(後述するバランスリング120はそれぞれの穴にボール107を保持する。)。穴100,102は、選択的に、中央の領域52を、最も低い相対圧力をボール式逆止弁に有する内側のポート111か外側ポート113に接続する。バルブ100,102が径方向と周方向に延びていることは、ボールがプレート84に着座していない時においてボール107をバイパスさせることによって後述するバランスリング120に対するボールのチャタリングを減少させる。このことは、中央領域52と油圧装置のキャビティ25のための自己充足的なケースドレインとなり、その中での流体の循環と圧力低下をもたらすことになる。
【0047】
3つの穴のうちでは、最も外の102は外側のポート113と接続され、中央穴101は後述するバランスピストンのランドでカバーされる領域をスイープし、その間、最も内側の穴100は内側のポート111に接続される。穴100,101,102がすべて流路103、104によってそれぞれ中央領域に接続されるという事実(図16)のために、中央の領域52にある流体は最も低い相対圧力を持っているポートに自由に流れる。中央穴101それ自体は、後述するバランスピストン120を、中央領域52と、それを通してケースドレインに接続すべく、バランスピストン120の表面のランドの間で常にバルブ作用なしの連通をしている。
【0048】
これらの圧力解放バルブを回転するバルブと統合することによって, ジェロータ圧力装置の総合的な複雑さとコストが削減される。この発明には、他のタイプのケースドレインを利用することができる。
【0049】
バルブ81自体は、ロータ45に接続されたバルブスティックによって、その結果、駆動軸の揺動スティック36を通して、回転させられる。これは、バルブ81の正確なタイミングと回転をもたらす。
【0050】
バルブ81のポートプレート110側にあるバランスピストン120は、外側のポート113と内面のポート111を切り離して、その結果、装置の効率的な操作をもたらす。このバランスリングは、「流体作動モータ」と題する米国特許第3,572,298号に示されるものと実質的に同じである。バランスピストンの後ろ のポケットに位置する一連のスプリングがバルブ81に対してピストンを付勢し、マニホルド60かピストン120のどちらかからのバルブ81の軸方向の分離の危険を減少させている。
【0051】
ポートプレート110は、圧力と戻りポート(図示せず。)に位置をもたらすことに加えて、バルブ作用部8Oへの物理的な位置付けとして機能する。その結果、それはジェロータ圧力装置10を完成させる。
【0052】
或る程度の具体性で好適な実施形態について本発明を記述したが、特許請求の範囲から逸脱することなく、多くの変更を行うことができることが理解されるべきである。
【0053】
この例が図2に示されており、ここでは、軸受ハウジング20とジェロータ構造40は、ホワイトのモデルRSモータで使用されているものと実質的に同じである。主要な違いは、ホワイトのモデルRSモータでは、駆動軸30が軸受ハウジング20の角度付き穴と組合わされて回転弁として利用されるが、図2のものは図1のバルブを使用することである。ホワイトのモデルRSモータの重要な作用は、「回転式流体圧力装置」と題する、米国特許第4,285,643号に記載されて いる。主要な違いは、バルブとして回転軸を使用せず、軸受ハウジング20における、或る一定の加工ステップの排除である。
【0054】
また、この発明は、他の隣接している領域より高い相対的圧力の室又はセルを持つ如何なる流体装置にも組込まれることができる。油圧ジェロータモータの例としては、ホワイトのモデルRS(米国特許第4,285.643号)、ホワイトのモデル RE(米国特許第4,357,133号、第4,877,383号)、TRW社のMシリーズ (米国特許第3,452,680号)、イートンの装置 (この明細書の従来技術の箇所で述べた)及び、回転するロータユニット、回転するステータユニット、軌道旋回するステータユニット、その他の装置があり、この発明は、バルブ作用のタイプやその他の構造上の相違には関係がない。
また、特許請求の範囲に記載された発明から逸脱することなく他の変更も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した油圧装置の軸方向断面図。
【図2】 本発明による油圧モータの代替実施形態の軸方向断面図。
【図3】 図1の油圧ジェロータの3−3線に沿った横断面図。
【図4】 図1の実施形態の摩耗プレートの4−4線での側面図。
【図5】 図4の摩耗プレートの5−5線での横断面図。
【図6】 下死点のロータ位置で図4の摩耗プレートの上に重ねた、図3のジェロータ装置の概念図。
【図7】 上死点のロータ位置で図4の摩耗プレートの上に重ねた、図3のジェロータ装置の概念図。
【図8】 摩耗プレートの代わりにロータに潤滑流体流路を具えた図3のジェロータ構造の図6図に似た概念図。
【図9】 摩耗プレートの代わりにロータに潤滑流体経路を具えた図3のジェロータ構造の図7に似た概念図。
【図10】 図1の実施形態のマニホルドプレートの10−10線での側面図。
【図11】 図12中の11−11線に沿った図10のマニホルドプレートの側面図。
【図12】 図10のマニホルドプレートの12−12線での側部の横断面図。
【図13】 図1のジェロータ装置の回転バルブのプレートの選択的な横断面図。
【図14】 図1のジェロータ装置の回転バルブのプレートの選択的な横断面図。
【図15】 図1のジェロータ装置の回転バルブのプレートの選択的な横断面図。
【図16】 図1のジェロータ装置の回転バルブのプレートの選択的な横断面図。
【図17】 図1のジェロータ装置の回転バルブのプレートの選択的な横断面図。
【図18】 図1の装置のバイアスピストンの18−18線に沿った正面図。
【図19】 図18のバイアスピストンの19―19線に沿った横断面図。
【図20】 適切な順番と数で分離されたバルブプレートの斜視図。
【図21】 本発明の好適なパラメータを強調した、図7を変形した拡大図。

Claims (17)

  1. 潤滑経路を有するジェロータモータであって、
    該ジェロータモータは、ハウジングの表面に接触する表面を具え軌道を旋回するロータ、実質的にその長手軸に沿ったハウジングの中の中央領域、及び前記中央領域より相対的に高い圧力の少なくとも1つのジェロータセルを有し、
    前記潤滑経路は流路スロットからなり、該流路スロットは、前記ロータの面の1つ又は前記ハウジングの表面に位置し、該流路スロットが、すべてのジェロータセルではなく、前記相対的に高い圧力のジェロータセルを前記中央領域に連結していることを特徴とする、
    潤滑経路を有するジェロータモータ。
  2. 前記ジェロータ装置が、前記中央領域より相対的に高い圧力のデッドセルを有し、前記流路スロットが少なくとも前記デッドセルを前記中央領域に連結する、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  3. 前記ロータが前記ハウジングの中の静止した表面に隣合って位置し、前記流路スロットが前記ハウジングの静止した表面に位置する、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  4. 前記ロータが駆動開口とその間に谷があるローブとを有し、前記流路スロットが前記ロータの面において前記谷から前記駆動開口に延びていることを特徴とする、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  5. 前記ロータがその間に少なくとも1つの谷を具えたローブを有し、前記ロータの軌道旋回が前記谷に内側限界円を描かせ前記谷が前記ジェロータモータに関してデッドセル位置を有し、前記流路スロットが前記ハウジングにおいて少なくとも前記デッドセルにおける内側限界円から前記中央領域に延びることを特徴とする、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  6. 前記流路スロットが外端を有し、該外端が径方向に延びる延長部を有する、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  7. 前記流路スロットが外端を有し、該外端が径方向に延びる延長部を有する、請求項5の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  8. 前記ジェロータモータがバルブを有し、ケースドレインが付加され該ケースドレインが前記バルブを貫通する流路を含む、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  9. 複数のジェロータセルと複数の流路スロットがある、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  10. 前記ジェロータモータがデッドセルを有し、前記流路スロットが前記デッドセルに隣合うジェロータセルに少なくとも接続する、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  11. 潤滑経路を有するジェロータモータであって、
    該ジェロータモータは、ステータと、ハウジングの表面に接触する表面を具えた軌道を描くロータを有し、
    前記ロータがその間に少なくとも1つの谷を具えたローブを有し、前記ロータの軌道旋回が前記谷に内側限界円を描かせ、
    前記ハウジング内の中央領域が実質的に前記ハウジングの長手軸に沿う開口を具え、少なくとも1つのジェロータセルが前記中央領域より相対的に高い圧力を有し、前記潤滑経路が流路スロットからなり、該流路スロットが前記ロータの表面又は前記ハウジングの表面に位置し、前記流路スロットが少なくとも前記内側限界円から前記中央領域に延び、さらに、前記流路スロットが、すべてのジェロータセルではなく、前記相対的に高い圧力のジェロータセルを前記中央領域に連結していることを特徴とする、
    潤滑経路を有するジェロータモータ。
  12. 前記モータがデッドセルを有し、前記流路スロットが前記デッドセルに隣合
    うジェロータセルに少なくとも接続する、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  13. 前記ロータが前記ハウジングの静止表面に隣合って位置付けられ、前記流路スロットが前記ハウジングの前記静止表面に位置している、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  14. 前記流路スロットが前記ロータの表面において谷から延びている、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  15. 前記流路スロットが外端を有し、該外端が径方向に延びる延長部を有する、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  16. 前記モータがバルブを有し、前記バルブを通る流路を具えたケースドレインが付加されていることを特徴とする、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
  17. 複数のジェロータセルと複数の流路スロットを有することを特徴とする、請求項1の潤滑経路を有するジェロータモータ。
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