JPH03156029A - 法枠の施工方法とそれに使用する型枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明は、丘や切土の傾斜した法面を土留め保護するた
め、その法面に格子状のコンクリート法枠を施工する方
法と、その施工に使用する型枠とに関する。 ［従来の技術］ 従来、法面な保護する場合、法面にコンクリート法枠を
施工している。その場合、金網状の型枠を２枚平行にか
つ同一高さに配列してその間にモルタル或はコンクリー
トを打設しているが、コンクリート表面が凹凸状になる
とともにコンクリート等が網目から溢れ出すので表面を
美観よく仕上げる必要がある。そのため、特公昭５９−
４２１４６号公報に開示されるように、網目状型枠の上
辺部に断面り字状の定規をボルトを介して取付け、その
定規に仕上板を案内させて移動させることにより、打設
コンクリート等の表面を仕上げていた。このとき使用し
た定規はコンクリート等が硬化した後、取外して網目状
型枠のみを埋め殺している。 ［発明が解決しようとする課題］ 従来の法枠の施工方法では、使用する型枠が金網状であ
るため打設コンクリート等の表面を容易に仕上げるため
にボルト・ナツトを使用して定規を取付け、コンクリー
ト等の硬化後にはその定規を取外すようにしているので
、作業工数が多く、あまり作業性のよいものではなかっ
た。 そこで本発明は、打設コンクリート等の表面仕上げのた
めの定規に相当する案内板を、金網状の型枠と一体に形
成し、それら全体を打設コンクリート中に埋め殺しにす
ることにより法枠を作業性よ（施工できるようにするこ
とを目的とする。また法枠の施工を作業性よ（できる型
枠を経済的に提供する。 ［課題を解決するための手段］ 本発明の法枠の施工方法は、金網の上辺部に案内板を一
体に有する型枠を使用し、２つの型枠を平行かつ同一の
高さにして法面上に格子状に配置する。そして２つの平
行な型枠間にモルタル或いはコンクリートを打設した後
、２つの平行な型枠の案内板の上辺に沿って仕上板を移
動させることによりコンクリート等の表面を仕上げ、型
枠全体を埋め殺しにする。 本発明の法枠施工用型枠は、帯状の金網の長手方向の一
辺部に案内板を一体に形成したものである。 ［作用］ 上記の法枠の施工方法では、格子状に２列に配置した型
枠の上辺部には案内板を有するので、コンクリート等の
表面を仕上げるのに新たに定規等を型枠に取付ける必要
はなく、その案内板上に沿って仕上板を移動させるだけ
でよい。また型枠の案内板の部分は、コンクリート等に
埋め殺されるので、従来の定規を使用した場合のように
その取外しは不要であり、法枠の施工を作業性よ（行え
る。 帯状金網の上辺部に案内板を有する型枠は、薄板金属板
に多数の山形切込みを入れて引き延ばして金網状に作成
されるが、案内板を一体に形成するには、薄板金属板の
一方の長辺部近くに山形切込みを入れずに引き延ばせば
よく、その製造は簡単である。 ［実施例］ 本発明の実施例を第１．２図により説明する。 コンクリート製の法枠を法面上に施工するのにコンクリ
ート打設用の帯状型棒ｌ゛として金網材が使用される。 型枠ｌは、金網部１ａの一方の長辺部が案内板１ｂに形
成され、その案内板１ｂが後記するようにコンクリート
打設表面の仕上げに利用される。なお、金網部１ａは、
金属板に山形切込みを多数人れて引き延ばしたもの、あ
るいは金属板に多数のパンチ孔を設けたもの等を適用で
きる。また型枠の案内板１ｂは強度向上のためリブを設
けであるが、その断面形状のもＣに限ることはなく、長
方形状、三角形状、丸形状等にしてもよく、これら案内
板を溶接で金網部に取付けてもよい。 上記の型枠ｌを使用して法枠を施工するには、初めに案
内板ｔｂを上にした型枠ｌを所定幅の２列にして格子状
に配列する。この場合、２列の型枠ｌの高さが同一とな
るようにし、２列の型枠ｌの間を縦筋と横筋からなる連
結材２で連結させて配置する。 次に２列の型枠１間にコンクリート或いはモルタルを打
設し、その後、２列の型枠ｌの上面すなわち案内板ｌｂ
上に、コテ又は長板状仕上板の直線部を当てて移動させ
ることにより打設コンクリートの上側表面を仕上げる。 コンクリートを２列の型枠間に打設したとき、型枠の金
網部１ａからコンクリートが外側に漏れ出しており、そ
のため型枠ｌの側面部も案内板１ｂに沿って前記仕上板
を移動させれば側面の仕上げをすることができる。 以上により法枠の施工が完了し、金網部１ａと案内板１
ｂとからなる型枠全体がコンクリート中に埋め殺される
。 ［発明の効果］ 本発明の法枠の施工方法では、型枠に仕上板の移動を案
内する案内板を一体に形成し、型枠全体を埋め殺しにし
て施工するので作業工数が低減して、作業性のよいもの
となる。 また金網部と案内板とを一体にした型枠は、型枠作成時
に一方の長辺部に切込みや、パンチ孔を設けないように
すればよいので作成は簡単であり、従来のように金網部
に仕上用の定規を別個にボルト・ナツトで取付けるもの
に比較して経済的になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の法枠の施工方法を示す説明図、第２図
は本発明の型枠を使用してコンクリートを打設した状態
の断面図である。 ｌ；型枠　　　１ａ；金網部　　　ｌｂ；案内板２；連
結材

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）法面上に金網で構成した型枠を格子状に配置固定
   し、型枠内にモルタルやコンクリートを打設して法枠を
   施工する方法において、型枠は、金網の上辺部に案内板
   を一体に有する構成のものを使用して、２つの型枠を平
   行かつ同一の高さにして法面上に格子状に配置し、２つ
   の平行な型枠間にモルタル或はコンクリートを打設した
   後、２つの平行な型枠の案内板上辺に沿ってコテ又は仕
   上板を移動させることによりコンクリート等の打設表面
   を仕上げ、型枠全体を埋め殺しにすることを特徴とする
   法枠の施工方法。
2. （２）法面上に格子状のモルタルやコンクリートを打設
   して法枠を施工する場合に使用する金網状の型枠におい
   て、帯状の金網の長手方向の一辺部を、金網状にするこ
   となく案内板に形成したことを特徴とする法枠施工用型
   枠。