JPH03155725A - 岩虫の孵化および稚虫飼育方法 - Google Patents
岩虫の孵化および稚虫飼育方法Info
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- JPH03155725A JPH03155725A JP1293909A JP29390989A JPH03155725A JP H03155725 A JPH03155725 A JP H03155725A JP 1293909 A JP1293909 A JP 1293909A JP 29390989 A JP29390989 A JP 29390989A JP H03155725 A JPH03155725 A JP H03155725A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は岩虫の孵化および稚虫飼育方法に関する。
〔従来の技術]
本発明者らは先に、特公昭63−32418号公報に記
載の「岩虫の卵の精製方法」および特開昭60−212
8号公報に記載の「釣用餌虫の孵化および稚虫飼育装置
」を提案した。
載の「岩虫の卵の精製方法」および特開昭60−212
8号公報に記載の「釣用餌虫の孵化および稚虫飼育装置
」を提案した。
[発明が解決しようとする課題]
岩虫の産卵、孵化、成虫への成長を人工的に管理する工
業的規模の養殖において、孵化および稚虫飼育の収率を
高めることは、養殖事業の成否を分ける極めて重要な課
題である。岩虫の舞化および稚虫飼育を通常の方法で行
うと、たとえ特公昭63−32418号公報の受精卵の
精製方法を採用したとしても、その収率は高々10%で
あった。
業的規模の養殖において、孵化および稚虫飼育の収率を
高めることは、養殖事業の成否を分ける極めて重要な課
題である。岩虫の舞化および稚虫飼育を通常の方法で行
うと、たとえ特公昭63−32418号公報の受精卵の
精製方法を採用したとしても、その収率は高々10%で
あった。
孵化水槽に海水を供給すると、孵化水槽には海水からミ
ジンコ、ハルバクティクスなどの小形原生動物がもたら
される。このような小形原生動物は岩虫の受精卵を食べ
たり、孵化した岩虫の稚虫を食べたりするので収率を減
少させる。したがって、孵化水槽から小形原生動物を除
去しなければならないが、同時に郷化した稚虫の成育に
は海水中に存在する微小のプランクトン、藻類が養分と
して必要である。小形原生動物のうちでも、底棲動物で
非常に成長の早い種類が岩虫の卵や稚虫を食べている。
ジンコ、ハルバクティクスなどの小形原生動物がもたら
される。このような小形原生動物は岩虫の受精卵を食べ
たり、孵化した岩虫の稚虫を食べたりするので収率を減
少させる。したがって、孵化水槽から小形原生動物を除
去しなければならないが、同時に郷化した稚虫の成育に
は海水中に存在する微小のプランクトン、藻類が養分と
して必要である。小形原生動物のうちでも、底棲動物で
非常に成長の早い種類が岩虫の卵や稚虫を食べている。
WI化氷水槽の飼育期間は高々30日以内であるが、岩
虫はこの間体長が2〜3mmに成長するのに比べ、底棲
動物で成長の早い種類はこの間10〜15mmの体長に
成長し、繁殖する。
虫はこの間体長が2〜3mmに成長するのに比べ、底棲
動物で成長の早い種類はこの間10〜15mmの体長に
成長し、繁殖する。
従来の工業的に使用できる濾過装置を使用して海水を卿
化水槽に供給すると、例えば150umで濾過した場合
、濾過装置と卿化水槽の間の海水送水管の管壁に150
μm以下の小形原生動物が付着、成長し、卿化水槽の中
に流入し岩虫の卵や稚虫を食べる。従って、卿化水槽に
供給する直前に海水を濾過し、卿化水槽に供給すること
が必要であり、装置は途中に濾過海水が滞留しない構造
にすることが好ましい、卿化水槽での飼育期間は有害な
底棲動物と岩虫の成長の早さにより決定される。
化水槽に供給すると、例えば150umで濾過した場合
、濾過装置と卿化水槽の間の海水送水管の管壁に150
μm以下の小形原生動物が付着、成長し、卿化水槽の中
に流入し岩虫の卵や稚虫を食べる。従って、卿化水槽に
供給する直前に海水を濾過し、卿化水槽に供給すること
が必要であり、装置は途中に濾過海水が滞留しない構造
にすることが好ましい、卿化水槽での飼育期間は有害な
底棲動物と岩虫の成長の早さにより決定される。
本発明者らは、上述の実情に鑑み、工業的規模の養殖に
おける孵化および稚虫飼育の工程の収率(孵化率、生残
率)を高めることを目的に、卿化水槽へ供給する海水は
どのようなものが良いか、餌を与える時期および餌の種
類などについて鋭意検討した結果、本発明に到達した。
おける孵化および稚虫飼育の工程の収率(孵化率、生残
率)を高めることを目的に、卿化水槽へ供給する海水は
どのようなものが良いか、餌を与える時期および餌の種
類などについて鋭意検討した結果、本発明に到達した。
[課題を解決するための手段]
本発明は、
150μm以上の小形原生動物を除去した海水が供給さ
れている卿化水槽に受精卵を入れ、受精卵を孵化させ、
卿化した稚虫の遊泳期には餌を与えず着床期以降には餌
を与えながら、卿化水槽に受精卵を入れた日から約20
日の間、受精卵と稚虫を卿化水槽の中で飼育することを
特徴とする岩虫の孵化および稚虫飼育方法、 に関する。
れている卿化水槽に受精卵を入れ、受精卵を孵化させ、
卿化した稚虫の遊泳期には餌を与えず着床期以降には餌
を与えながら、卿化水槽に受精卵を入れた日から約20
日の間、受精卵と稚虫を卿化水槽の中で飼育することを
特徴とする岩虫の孵化および稚虫飼育方法、 に関する。
本発明の方法に使用する卿化水槽は、特開昭60−21
28号公報が提案する卿化水槽、すなわちその特許請求
の範囲の記述から「底部で各室が連通している海水供給
室、培地収容室および排水室からなる容器の培地収容室
の底部に海水流通用の溝を有する板を配設し、該板上に
培地収容用の網または多孔板を設け、溝に酸素供給用の
多孔管を配設し、排水室に溢流排水管を設けたことを特
徴とする釣用餌虫の孵化および稚虫飼育装置」が利用で
きる。この卿化水槽は海水が卿化水槽の下部から供給さ
れるが、海水を上部から供給するようにしても良い。
28号公報が提案する卿化水槽、すなわちその特許請求
の範囲の記述から「底部で各室が連通している海水供給
室、培地収容室および排水室からなる容器の培地収容室
の底部に海水流通用の溝を有する板を配設し、該板上に
培地収容用の網または多孔板を設け、溝に酸素供給用の
多孔管を配設し、排水室に溢流排水管を設けたことを特
徴とする釣用餌虫の孵化および稚虫飼育装置」が利用で
きる。この卿化水槽は海水が卿化水槽の下部から供給さ
れるが、海水を上部から供給するようにしても良い。
海水は150μm以上の小形原生動物を除去するような
濾過装置を通して供給する。海水を卿化水槽の上部から
供給する場合には、卿化水槽全体を合成樹脂製例えばナ
イロン製の目開き150μmの網を被せ、この網を通し
て海水を供給するようにすると、特別の濾過装置を必要
とせず簡便である。この場合、海水送水管からの海水を
受ける部分は、鉄枠などで下部から網を保持しなければ
ならないが、海水送水管と鉄枠の位置を適宜移動させる
ことによって、150μm以上の小形原生動物及び海藻
類などによる網の目詰まりを防止することができる。
濾過装置を通して供給する。海水を卿化水槽の上部から
供給する場合には、卿化水槽全体を合成樹脂製例えばナ
イロン製の目開き150μmの網を被せ、この網を通し
て海水を供給するようにすると、特別の濾過装置を必要
とせず簡便である。この場合、海水送水管からの海水を
受ける部分は、鉄枠などで下部から網を保持しなければ
ならないが、海水送水管と鉄枠の位置を適宜移動させる
ことによって、150μm以上の小形原生動物及び海藻
類などによる網の目詰まりを防止することができる。
卿化水槽へ供給する海水は、約20日間の受精卵の孵化
および稚虫飼育期間を通じて、150μm以上の小形原
生動物が除去されたものがでなければならない。
および稚虫飼育期間を通じて、150μm以上の小形原
生動物が除去されたものがでなければならない。
産卵水槽で産卵した受精卵をスポイトで採卵し、直ちに
淡水中で精製した後、通常は細砂である稚虫の巣となる
培地の上部にある水位約1〜3cmの海水中へ散布して
卿化水槽へ入れる。受精卵は、採卵し、卿化水槽へ入れ
ると遊泳期は培地上部の海水中を遊泳するが、3日目頃
よりの着床期に順次着床し、孵化する。
淡水中で精製した後、通常は細砂である稚虫の巣となる
培地の上部にある水位約1〜3cmの海水中へ散布して
卿化水槽へ入れる。受精卵は、採卵し、卿化水槽へ入れ
ると遊泳期は培地上部の海水中を遊泳するが、3日目頃
よりの着床期に順次着床し、孵化する。
稚虫には遊泳期に餌を与えず、着床期以降に餌を与えな
ければならない、遊泳期の稚虫は受精卵の養分で生存し
成育することができる。また、遊泳期は稚虫の顎歯が生
える以前であるので稚虫は餌を摂取することができず、
餌は残餌となって培地上あるいは培地中に堆積し、腐敗
し、酸素欠乏の原因となり、稚虫の生活環境を劣化させ
る。したがって、遊泳期の稚虫には餌を与えない方が良
い。
ければならない、遊泳期の稚虫は受精卵の養分で生存し
成育することができる。また、遊泳期は稚虫の顎歯が生
える以前であるので稚虫は餌を摂取することができず、
餌は残餌となって培地上あるいは培地中に堆積し、腐敗
し、酸素欠乏の原因となり、稚虫の生活環境を劣化させ
る。したがって、遊泳期の稚虫には餌を与えない方が良
い。
給餌は、受精卵10000粒あたり海藻粉末2〜8gと
配合飼料0.5〜1.5gを適宜混合し、濾過海水で懸
濁状にしたものを1日1〜3回スポイトで培地上に散布
する。海藻粉末の成分は粗蛋白質3〜25重量%、粗脂
肪1〜12重量%、粗灰分13〜50重量%が好ましい
。粉末度は200メツシュ通過90重量%以上が好まし
い、配合飼料粉末は、粗蛋白質30〜50重量%、粗脂
肪3〜9重量%、粗繊維1〜3重量%、粗灰分10〜2
0重量%、カルシウム1〜3重量%、リン1〜3重量%
が好ましく、粉末度は200メツシュ通過75重量%以
上が好ましい。
配合飼料0.5〜1.5gを適宜混合し、濾過海水で懸
濁状にしたものを1日1〜3回スポイトで培地上に散布
する。海藻粉末の成分は粗蛋白質3〜25重量%、粗脂
肪1〜12重量%、粗灰分13〜50重量%が好ましい
。粉末度は200メツシュ通過90重量%以上が好まし
い、配合飼料粉末は、粗蛋白質30〜50重量%、粗脂
肪3〜9重量%、粗繊維1〜3重量%、粗灰分10〜2
0重量%、カルシウム1〜3重量%、リン1〜3重量%
が好ましく、粉末度は200メツシュ通過75重量%以
上が好ましい。
卿化水槽における受精卵と稚虫の飼育期間は採卵日から
約20B間が好ましい。靜化水槽で生存している受精卵
と稚虫の合計の数は、採卵日から飼育期間の20日の間
に漸次減少するが、本発明の方法を使用すると、20日
目には採卵日に卿化水槽へ入れた受精卵数の約50%と
なる。すなわち博化率、生残率は約50%となる。20
日目における稚虫の平均の体長は2〜3mmであり、卿
化水槽における飼育期間が20日を過ぎると体長は大き
くなるが生存区数は減少する。飼育期間を過ぎた稚虫は
、商品として出荷する体長20〜30cmの成虫にまで
成長させるための飼育水槽に移される。この水槽は、成
虫への成長に適するように培″地の深さ、粒度、種類が
選択され、培地表面積あたりの飼育する岩虫の数は少な
く、また水槽の大、きさははるかに大きく、受精卵と稚
虫を飼育する卿化水槽とは通常異なるものである。
約20B間が好ましい。靜化水槽で生存している受精卵
と稚虫の合計の数は、採卵日から飼育期間の20日の間
に漸次減少するが、本発明の方法を使用すると、20日
目には採卵日に卿化水槽へ入れた受精卵数の約50%と
なる。すなわち博化率、生残率は約50%となる。20
日目における稚虫の平均の体長は2〜3mmであり、卿
化水槽における飼育期間が20日を過ぎると体長は大き
くなるが生存区数は減少する。飼育期間を過ぎた稚虫は
、商品として出荷する体長20〜30cmの成虫にまで
成長させるための飼育水槽に移される。この水槽は、成
虫への成長に適するように培″地の深さ、粒度、種類が
選択され、培地表面積あたりの飼育する岩虫の数は少な
く、また水槽の大、きさははるかに大きく、受精卵と稚
虫を飼育する卿化水槽とは通常異なるものである。
受精卵と稚虫を飼育する卿化水槽へ供給する150μm
以上の小形原生動物を除去した海水の供給量は、培地表
面積1000crrfあたり0.3〜0゜62/分が適
当である。海水供給量が0.31/分より少ないと弄化
水槽への酸素の供給量が少なくなる場合があり、0.6
fl1分を超えると受精卵が卿化水槽から流出する場合
がある。
以上の小形原生動物を除去した海水の供給量は、培地表
面積1000crrfあたり0.3〜0゜62/分が適
当である。海水供給量が0.31/分より少ないと弄化
水槽への酸素の供給量が少なくなる場合があり、0.6
fl1分を超えると受精卵が卿化水槽から流出する場合
がある。
以下、本発明を実施例により説明する。
[実施例]
1隻斑
80cmX80 cmX培地(細砂)層2cm、培地表
面積6400ctaの卿化水槽の上面全体に目開き15
0μmのナイロン製網を被せ、上部から海水を常時3.
Of/分供給した。培地上部の水位を2cmに保ち、排
水を卿化水槽下部から行った。
面積6400ctaの卿化水槽の上面全体に目開き15
0μmのナイロン製網を被せ、上部から海水を常時3.
Of/分供給した。培地上部の水位を2cmに保ち、排
水を卿化水槽下部から行った。
産卵水槽からスポイトで採卵した受精卵を淡水で精製後
、約45000粒を培地上部の海水に供給した。この日
から遊泳期は餌を与えず、3日目以降の着床期には餌を
与えた。
、約45000粒を培地上部の海水に供給した。この日
から遊泳期は餌を与えず、3日目以降の着床期には餌を
与えた。
給餌量の目安は体重XIO%である。飼料として海藻粉
末と配合飼料粉末を重量比で2対1に自家配合し給餌し
た。使用した海藻粉末と配合飼料粉末の成分を第1表と
第2表に示す。
末と配合飼料粉末を重量比で2対1に自家配合し給餌し
た。使用した海藻粉末と配合飼料粉末の成分を第1表と
第2表に示す。
20日間の飼育期間を通じて、目開き150μmのナイ
ロン製網を通して上部から海水を常時3゜02/分供給
し、培地上部の水位を2cmに保った20日目に培地を
す(い、稚虫を成虫にまで飼育する飼育水槽に移した。
ロン製網を通して上部から海水を常時3゜02/分供給
し、培地上部の水位を2cmに保った20日目に培地を
す(い、稚虫を成虫にまで飼育する飼育水槽に移した。
成育した稚虫の数を算出したところ、23000匹であ
り、生残率(収率)は51%であった。
り、生残率(収率)は51%であった。
第1表、海藻粉末の成分
第2表、配合飼料粉末の成分
北1日1L
実施例と同一の卿化水槽を使用し、卿化水槽の上面全体
に目開き150μmのナイロン製網を被せず、上部から
海水を常時3.01/分供給した。
に目開き150μmのナイロン製網を被せず、上部から
海水を常時3.01/分供給した。
培地上部の水位を2cmに保ち、排水を卿化水槽下部か
ら行った。
ら行った。
このような卿化水槽の培地上部の海水に、産卵水槽から
スポイトで採卵した受精卵を淡水で精製後、約4000
0粒供給した。
スポイトで採卵した受精卵を淡水で精製後、約4000
0粒供給した。
20日間の飼育期間を通じて餌を与えなかったところ、
成育した稚虫の数は1900匹であり、生残率は5%で
あった。
成育した稚虫の数は1900匹であり、生残率は5%で
あった。
止較皿又
実施例と同一の;浮化水槽を使用し、卿化水槽の上面全
体に目開き150μmのナイロン製網を被せず、上部か
ら海水を常時3.01.7分供給した。
体に目開き150μmのナイロン製網を被せず、上部か
ら海水を常時3.01.7分供給した。
培地上部の水位を2cmに保ち、排水を卿化水槽下部か
ら行った。
ら行った。
このような卿化水槽の培地上部の海水に、産卵水槽から
スポイトで採卵した受精卵を淡水で精製後、約4200
0粒供給した。
スポイトで採卵した受精卵を淡水で精製後、約4200
0粒供給した。
20日間の飼育期間を通じて実施例と同様に給餌したと
ころ、成育した稚虫の数は4000匹であり、生残率は
10%であった。
ころ、成育した稚虫の数は4000匹であり、生残率は
10%であった。
止較皿主
実施例と同一の卿化水槽を使用し、卿化水槽の上面全体
に目開き150μmのナイロン製網を被せ、上部から海
水を常時3.Of/分供給した。培地上部の水位を2c
mに保ち、排水を卿化水槽下部から行った。
に目開き150μmのナイロン製網を被せ、上部から海
水を常時3.Of/分供給した。培地上部の水位を2c
mに保ち、排水を卿化水槽下部から行った。
このような卿化水槽の培地上部の海水に、産卵水槽から
スポイトで採卵した受精卵を淡水で精製後、約4100
0粒供給した。
スポイトで採卵した受精卵を淡水で精製後、約4100
0粒供給した。
20日間の飼育期間を通じて餌を与えなかったところ、
成育した稚虫の数は3000匹であり、生残率は7%で
あった。
成育した稚虫の数は3000匹であり、生残率は7%で
あった。
[発明の効果]
本発明の方法は、受精卵や醇化したばかりの稚虫に対す
る、海水中のミジンコ、ハルバクティクスなどの小形原
生動物の害を防ぎながら、卿化したばかり稚虫が必要と
する微小のプランクトン、藻類などの養分を稚虫に与え
ており、更に好ましい餌を与える時期、飼育期間を規定
している。この結果、右上の醇化および稚虫飼育の工程
の収率(生残率)を従来の5〜10%から約50%へと
高めることができた。右上の工業的規模の養殖に与える
本発明の効果は大きい。
る、海水中のミジンコ、ハルバクティクスなどの小形原
生動物の害を防ぎながら、卿化したばかり稚虫が必要と
する微小のプランクトン、藻類などの養分を稚虫に与え
ており、更に好ましい餌を与える時期、飼育期間を規定
している。この結果、右上の醇化および稚虫飼育の工程
の収率(生残率)を従来の5〜10%から約50%へと
高めることができた。右上の工業的規模の養殖に与える
本発明の効果は大きい。
Claims (1)
- (1)150μm以上の小形原生動物を除去した海水が
供給されている孵化水槽に受精卵を入れ、受精卵を孵化
させ、孵化した稚虫の遊泳期には餌を与えず着床期以降
には餌を与えながら、孵化水槽に受精卵を入れた日から
約20日の間、受精卵と稚虫を孵化水槽の中で飼育する
ことを特徴とする岩虫の孵化および稚虫飼育方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1293909A JPH0740846B2 (ja) | 1989-11-14 | 1989-11-14 | 岩虫の孵化および稚虫飼育方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1293909A JPH0740846B2 (ja) | 1989-11-14 | 1989-11-14 | 岩虫の孵化および稚虫飼育方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03155725A true JPH03155725A (ja) | 1991-07-03 |
JPH0740846B2 JPH0740846B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=17800724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1293909A Expired - Lifetime JPH0740846B2 (ja) | 1989-11-14 | 1989-11-14 | 岩虫の孵化および稚虫飼育方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740846B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103651216A (zh) * | 2013-12-18 | 2014-03-26 | 华中农业大学 | 一种采用人工饲料培育黑斑原鮡鱼苗和鱼种的方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59232033A (ja) * | 1983-06-16 | 1984-12-26 | 宇部興産株式会社 | 釣用餌虫の養殖方法 |
-
1989
- 1989-11-14 JP JP1293909A patent/JPH0740846B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59232033A (ja) * | 1983-06-16 | 1984-12-26 | 宇部興産株式会社 | 釣用餌虫の養殖方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103651216A (zh) * | 2013-12-18 | 2014-03-26 | 华中农业大学 | 一种采用人工饲料培育黑斑原鮡鱼苗和鱼种的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740846B2 (ja) | 1995-05-10 |
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