JPH03155241A - マルチメディアlan方式 - Google Patents

マルチメディアlan方式

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JPH03155241A
JPH03155241A JP29594989A JP29594989A JPH03155241A JP H03155241 A JPH03155241 A JP H03155241A JP 29594989 A JP29594989 A JP 29594989A JP 29594989 A JP29594989 A JP 29594989A JP H03155241 A JPH03155241 A JP H03155241A
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Hiroyoshi Yuasa
湯浅 啓義
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像、音声、データ等の稲々のメディアを伝
送するマルチメディアLAN方式に関するものであり、
例えば、インテリジェントビルや工場などの情報通信ネ
ットワークに利用されるものである。
[従来の技術] 従来、公知の多重化技術を用いて、防災、セキュリティ
、ビルオートメーションの総合管理システム、分散型監
視制御システムあるいはオフィスオートメーションの分
散処理オンラインシステム等において、画像、音声、デ
ータのマルチメディア多重化が進んでいる。このために
、情報量の大きな画像を高速ディジタル回線で同期伝送
し、データ伝送・音声伝送と多重化するマルチメディア
多重化装置が製品化されている。
公知の多重化技術は、周波数多重化技術と時分割多重化
技術の2つに大別することができる。また、伝送技術の
違いから同期伝送と非同期伝送に分けることができる。
さらに、アクセス方式の違いから、制御アクセス方式と
ランダムアクセス方式に分けることができる。
(i)周波数多重化技術と時分割多重化技術まず、周波
数多重化技術は、伝送すべき信号でキャリア(搬送波)
を変調し、伝送すべき信号の帯域に対応する側帯波をバ
ンドパスフィルタで取り出し、側帯波の帯域が重ならな
いように、異なるキャリア周波数を用いて複数のチャン
ネルの信号を周波数軸上で多重化させて同時に伝送する
技術であり、CATVなどの画像伝送およびマイクロ波
通信に広く用いられている。この周波数多重化技術を用
いてマルチメディア伝送を行うためには、画像、音声、
データ等のマルチメディアの1チヤンネルごとに異なる
キャリア(副搬送波)を用意し、変調された信号をキャ
リアの周波数順に並べて多重化し、この周波数多重化さ
れた信号をベースバンドの信号として再び主搬送波を変
調して伝送すれば良い、この場合、画像、音声、データ
等のマルチメディアは、テレビ放送における複数のチャ
ンネルのように、周波数軸上に配列されるものである。
なお、周波数多重化技術はアナログ変調をベースとする
技術であり、パルス変調には適さない。
一方、時分割多重化技術は、時間軸上で分割された複数
のスロットについて、1スロツトごとに1チヤンネルの
データをパケットとして伝送することにより複数のチャ
ンネルを多重化するものであり、パルス変調でも多重化
が可能であり、ディジタル回線のパケット交換網を始め
、LANにも広く用いられている。そして、伝送する際
にはベースバンドの時分割多重化信号をそのまま強度変
調すれば良く、周波数変復調を必要としないので、光フ
ァイバーでの伝送においても、安価にシステムを構築す
ることが可能である。伝送媒体としてメタリックケーブ
ルを使用すると、ベースバンド伝送では16 M b/
 s程度までが実用化されているが、光フアイバー伝送
ではGHzオーダーの高速度のパルス伝送を行っても不
要輻射の発生や電磁誘導による障害の恐れがなく、広帯
域の光LANに適している。
通常の電話回線では、交換局間の幹線には周波数多重化
伝送方式が用いられるが、加入者回線への交換は、ベー
スバンドの加入者回線毎に行われ、周波数軸上で交換す
ることはない0周波数多重化信号をチャンネル交換する
技術は、最近実用化が進みつつある衛星通信で試みられ
ている。衛星通信では、ディジタル信号を電波で伝送す
るため、衛星に広帯域の周波数多重化装置及びチャンネ
ル交換スイッチを搭載している。このチャンネル交換ス
イッチには、「電子情報通信ハンドブック」等に記載さ
れているように、中間周波数帯で交換する中間周波スイ
ッチ(IFSW)と、−旦ベースバンドに復調してから
交換するベースバンドスイッチ(BBSW)がある0周
波数多重化信号で1チャンネル単位の信号を交換又はア
クセスすることは、電話網のようなスター型のトポロジ
ーのネットワークにおいて、交換又はアクセス機能を交
換網に集中させる場合に適している。
一方、交換又はアクセス機能が個々のステーションに分
散されるネットワークでは、周波数多重化信号を用いる
には、キャリア周波数を変換する広帯域交換機能を個々
のステーションのコントローラに持たせ、しかも広帯域
の同軸ケーブルを個々のステーションまで配線する必要
が生じるので、高価になる。また、周波数多重化信号を
光ファイバーで伝送するためには、コヒーレントな単一
周波数成分の光発振器と光アナログ変調器及び光フィル
ターを必要とするが、これらは高価となる。そこで、ア
ナログ変調により多重化された信号をA/Dコンバータ
でディジタル化し、2値符号でシリアル伝送することに
なるが、この場合には高速のA/D −D/Aコンバー
タを必要とするので、広帯域め同軸ケーブルを使用する
場合よりもさらに高価となる。したがって、交換又はア
クセス機能が個々のステーションに分散されるネットワ
ークでは、時分割多重化が適している。
(ii)同期伝送と非同期伝送 また、公知の多重化技術は、伝送技術の違いから同期伝
送と非同期伝送に分けることができる。
同期伝送は、クロックを交換機から供給する回線交換の
ようなPCM伝送に適し、1チヤンネルごとに全2重の
双方向の伝送線路が必要となるが、非同期伝送では、ク
ロックを交換機から供給しない蓄積交換のようなパケッ
ト伝送に適し、1チヤンネルごとに半2重の片方向の伝
送線路があれば良い。
(iii)アクセス方式 さらに、公知の多重化技術は、アクセス方式の違いから
、制御アクセス方式とランダムアクセス方式に分けるこ
とができる0時分割多重化技術を用いた光LANの国際
標準規格であるFDD I規格(F 1ber D 1
stributed Data I nterface
)や■EEE802.5規格では、アクセス方式として
、各ノードのローカルステーションを受は渡すトークン
・パッシング方式またはトークンをスロットに分割する
TDMA方式などの制御アクセス方式が一般的である。
配線トポロジーはリング型で、通信形態は1:Nあるい
はN:Nである。この制御アクセス方式では、リング上
のノード・ステーションの数を制限すると、アクセスの
待ち時間を成る値以下に保証できる。この代表例が、「
大規模構内光伝送方式J(NTTの研究実用化報告第3
4巻第5号<1985)の861頁からの論文)に記載
されており、同期伝送を必要とする回線交換データをT
DMA方式で伝送し、非同期伝送でも良いパケット交換
データをトークン・パッシング方式で伝送し、優れた性
能を得ている。ところが、トークン・リング型のネット
ワークは、トークンを受は取って解析し、送り出すとい
う中継のための複雑で高速度の処理を必要とし、ノード
・ステーションの数が増加すると、トークンがリングを
巡回する時間が増えるので、アクセス時間が増えるとい
う問題がある。しかも、ノード・ステーションの拡張時
に伝送線路を切断する必要があり、断線などの故障がシ
ステム全体に影響を及ぼすという問題がある。そこで、
予めリングを2重化しておいて、障害発生時には障害部
分を除いて折り返し、新たなリングを形成するループバ
ック方式を用いる必要があり、高価となる。
一方、IEEE802.3規格(= E tberne
L)のように、C3MA/CD方式(Carrier 
S enseMu目1ple Access with
 Co11ision Detection)を用いた
ランダム・アクセス方式の光LANでは、各ステーショ
ンに中継機能を必要とせず、アクセスに必要な回路が比
較的簡単で済み、安価になる。
また、バス型あるいはスター型の分岐のためには、分岐
点に予め方向性結合器やカップラなどを挿入しておくこ
とによって伝送路を切断しなくてもステーションの追加
・削除を容易に行える。その反面、ランダム・アクセス
方式においては、アクセスの遅延時間が保証されていな
いので、画像、音声などのリアルタイムまたは同期型の
伝送ができないという問題があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、アクセスの遅延時間が保証さ
れていないランダムアクセス方式のLANにおいて、音
声、画像などの同期が必要なリアルタイムのデータを非
同期のデータと共にマルチメディア伝送することが可能
なマルチメディアLAN方式を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明にあっては、上記の課題を解決するために、ラン
ダムアクセス方式のLANにおいて、LANコントロー
ラが、第3図及び第4図に示すように、LANシステム
全体のタイミングを制御するマスターコントローラMC
と、マスターコントローラMCに同期したタイミングで
動作するスレーブコントローラSCから成り、伝送され
る信号フォーマットが、第1図又は第2図に示すように
、マスターコントローラMCからの同期制御スロット、
各コントローラからの同期転送スロット及び非同期転送
スロットから成るフレーム・ユニットで構成されること
を特徴とするものである。
なお、同期転送スロットにおけるコネクションの設定要
求及び解除要求は各スレーブコントローラSCからマス
ターコントローラMCに非同期転送スロットを用いて伝
送すれば良い。
[作用] 本発明にあっては、マスターコントローラMCでLAN
システム全体のタイミングを制御し、マスターコントロ
ーラMCからの同期制御スロットでスレーブコントロー
ラSCをマスターコントローラMCに同期したタイミン
グで動作させ、同期転送スロットで同期を必要とするデ
ータを伝送し、非同期転送スロットで同期を要さないデ
ータを伝送するようにしたから、ランダムアクセス方式
のLANにおいて、音声、画像などの同期が必要なリア
ルタイムのデータを非同期のデータと共にマルチメディ
ア伝送することが可能となるものである。
[実施例] 第1図及び第2図は本発明に用いる時分割多重化のフレ
ームフォーマットの2通りの構成例を示す図である。ま
た、第3図は本発明の一実施例の全体構成図であり、第
4図は本実施例に用いるマスターコントローラMC及び
スレーブコントローラSCの構成を示すブロック図であ
る。
本実施例のネットワークは、第3図に示すように、全シ
ステムのタイミングベースとなるヘッドのマスターコン
トローラMCと、ネットワークの分岐点であるノードの
スレーブコントローラSCから構成されている。伝送線
路媒体りとしては、ツイストペア線、同軸ケーブル、光
ファイバーなどを自由に組み合わせて使用することがで
きる。
配線トポロジーは、バックボーンLANの分岐を容易に
するスター型またはバス型として、階層的なネットワー
ク構成を用いている。そして、マスターコントローラM
Cがヘッドに位置し、各スレーブコントローラSCへの
伝送距離が短くなるようにしている。スレーブコントロ
ーラSCはユーザーコンソールUCの通信チャンネルを
提供すると共に、マルチボートリピータとして、下位の
スレーブコントローラSCに対する物理信号の中継機能
を果たしている。また、ゲートウェイGを介してネット
ワークアーキテクチャの異なる異種類のネットワークN
をスレーブコントローラSCに接続しても良い、ユーザ
ーコンソールUCは、計算機データを取り扱う他に、ウ
ィンドウ制御により画像データを表示したり、音声通信
機能を付加できる。また、スレーブコントローラSCに
は計算機データを受信して出力するプリンタPRを接続
しても良い、このように、本システムは、画像データ、
音声データ、計算機データを1つの伝送線路媒体りを用
いて伝送するマルチメディアLANを構成している。
伝送線路媒体り上を伝送される信号フォーマットは、第
1図(a)又は第2図(a)に示すように、マスターコ
ントローラMCからの同期制御スロット、各コントロー
ラからの同期転送スロット及び非同期転送スロットから
成るフレーム・ユニットで構成され、このフレームユニ
ットを周期的に繰り返すものである。1つのフレームユ
ニットは、時間軸上で同期制御スロットタイムとパケッ
ト交換スロットタイムに分割されており、同期制御スロ
ットタイムにマスターコントローラMCからの同期制御
スロットを設け、パケット交換スロットタイムに音声デ
ータや画像データのようなリアルタイム情報用の同期転
送スロットと計算機データ用の非同期転送スロットの2
種類を持たせている。同期制御スロットタイムとパケッ
ト交換スロットタイムとは交互に繰り返され、同期制御
スロットタイムでは、全てのスレーブコントローラSC
が受信状態になる。
以下、■同期制御スロット、■同期転送スロット、■非
同期転送スロットについて詳しく説明する。
■マスターコントローラMCは、システム全体の同期が
確保されるように、同期制御スロットを一定の時間間隔
で繰り返し設定し、同期制御スロットでマスターコント
ローラMCからのフレーム同期信号としてのマスターク
ロック、同期転送スロットの割当・転送ルート設定とし
ての同報情報、及びネットワーク機器の設定・制御とし
ての個別情報を伝送する。スレーブコントローラSCは
、同期制御スロットのフレーム同期信号を用いてマスタ
ーコントローラMCのマスタークロックと自己のクロッ
クを同期させる。すなわち、同期制御スロットのフレー
ム同期信号としてのマスタークロックをスレーブコント
ローラSC内のサンプリングクロックを基準に計測し、
スレーブコントローラSC内に疑似マスタークロックを
再生発振させ、スレーブクロックを疑似マスタークロッ
クの位相に同期させ、同期制御スロットのフレーム同期
信号をトリガーとして疑似マスタークロックを分周して
フレーム同期をとる。マスターコントローラMCのクロ
ックに対して、各スレーブコントローラSCのスレーブ
クロックは、マスターコントローラMCから各スレーブ
コントローラSCまでの伝送遅延時間分だけ遅れている
。そこで、各スロットの間にはマスターコントローラM
Cから各スレーブコントローラSCまでの往復の最大伝
送遅延時間より長いスロット間ギャップを設けている。
また、各フレーム・ユニットの間にも同様のユニット間
ギャップを設けている。
■同期転送スロットでは、音声データ、画像データ等の
同期を必要とするリアルタイム情報が転送される。ただ
し、衝突を回避するためにコネクション(論理的通信路
)を設定し、マスターコントローラMCからのセレクテ
ィングにより割り当てられなスレーブコントローラSC
に送信権が与えられる。
■非同期転送スロットでは、計算機データ等の同期を必
要としない情報がIEEE802規格などの標準方式と
互換性があるランダムアクセス方式を使用して転送され
る。また、同期転送スロットにおけるコネクションの設
定要求や解除要求は、この非同期転送スロットを用いて
マスターコントローラMCに伝送される。
次に、マスターコントローラMC及びスレーブコントロ
ーラSCの構成について第4図を参照しながら詳しく説
明する。マスターコントローラMCでは、゛送信信号を
伝送路符号化・復号化回路12によりマンチェスタ符号
などの伝送路符号に符号化し、得られた送信符号を送信
受信回路11により伝送線路媒体りに光信号などの物理
信号として送信すると共に、伝送線路媒体りから送信受
信回路11により受信された受信符号を伝送路符号化・
復号化回路12により復号化し、受信信号として出力す
る。スレーブコントローラSCも同様の送信受信回路2
1及び伝送路符号化・復号化回路22を備えている。伝
送方式はベースバンドの時分割多重方式で良いが、送信
及び受信で異なった波長を使用する周波数多重の全2重
通信方式でも同様である。
マスターコントローラMCでは、時分割多重スロットを
設けるために、マスター同期制御回路13がマスターク
ロック発生回路14からのマスタークロツタを分周して
システム全体のフレーム同期制御を取る。すなわち、マ
スター同期制御回路13からの同期制御信号によりスロ
ット割当・転送制御回路15及び同期制御パケット編集
回路16がフレーム同期を取って同期制御パケットのデ
ータをi集し、リンク制御回路17で第1図(b)又は
第2図(b)に示すフォーマットの同期制御パケットを
作成し、伝送路符号化・復号化回路12でマンチェスタ
符号などの伝送路符号に変換し、送信受信回路11で光
信号などの物理信号として伝送線路媒体りに送信する。
スレーブコントローラSCは、物理信号を送信受信回路
21で受信し、伝送路符号化・復号化回路22で復号化
し、同期制御スロットのフレーム同期信号のキャリア信
号をスレーブ同期制御回路23に入力し、疑似マスター
クロックを再生し、スレーブクロック発生回路24でス
レーブクロックを疑似マスタークロックの位相に同期さ
せ、スレーブクロックをスレーブ同期制御回路23に入
力し、同期制御スロットのフレーム同期信号をトリガー
としてフレーム同期を取る。
なお、マスターコントローラMCのマスター同期制御回
路13及びスレーブコントローラScのスレーブ同期制
御回路23は、各スロットの間にマスターコントローラ
MCから各スレーブコントローラSCまでの往復の最大
伝送遅延時間よりも長いスロット間ギャップを設け、各
フレーム・ユニットの間にも同様のユニット間ギャップ
を設ける。
以上の構成によりLANシステム全体の同期が確保され
るものである0次に、同期転送スロットにおける同期転
送パケットの伝送について説明する。
ユーザーコンソールUSからの同期転送要求があると、
スレーブコントローラSCの同期転送制御回路25は、
非同期転送スロットで同期転送スロット割当要求を出す
、スレーブコントローラSCからの同期転送スロット割
当要求に対して、マスターコントローラMCのスロット
割当・転送制御回路15は、同期転送スロット割当およ
び転送ルート制御を行い、同期制御パケットに同期転送
割当/転送ルート制御の指令を付加し、全スレーブコン
トローラSCに対して同報メツセージとして伝送する。
さらに、マスターコントローラMCにネットワーク管理
上位層プロトロル制御回路10を経由して接続されるネ
ットワーク管理コントローラMMCによるネットワーク
機器の設定・制御指令を同期制御パケットに付加して同
報メツセージとして伝送することもできる。スレーブコ
ントローラSC及びマスターコントローラMCは、衝突
を回避するためにリンク制御回路17.27を備えてお
り、このリンク制御回路17.27には、非同期転送ス
ロットで使用されるI EEE802規格などの標準方
式と互換性があるランダムアクセス制御部と、マスター
コントローラMCへの予約方式によるコネクション制御
部が含まれている。同期転送スロットでの回線交換に際
しては、スレーブコントローラSCのリンク制御回路2
7におけるランダムアクセス制御部が、非同期転送スロ
ットにマスターコントローラMCへのコネクションの設
定・解放要求を出す、すると、マスターコントローラM
Cのリンク制御回路17におけるコネクション制御部が
、コネクションの設定要求に対して同期転送スロットに
予約方式でコネクションを設定する0通常、双方向伝送
の場合、衝突を回避するために往復の2スロツトを割り
当てる。このスロット割り当ては、マスターコントロー
ラMCからの同期制御パケットで行われる。そして、ス
ロットを割り付けられたスレーブコントローラSCのリ
ンク制御回路27が、同期転送スロットに同期転送パケ
ットを伝送する。つまり、スレーブコントローラSCの
同期転送制御回路25の制御下で、同期転送パケット編
集回路26が同期転送スロットデータを同期転送パケッ
トに編集して、リンク制御回路27で第1図(c)又は
第2図(c)に示したリンクレイヤのフォーマットで同
期転送パケットを伝送する。
次に、非同期のパケット交換では、標準のランダムアク
セス方式のLANプロトコル、例えばIEEE802.
3規格のC8MA/CD方式との互換性を有することが
できる。スレーブコントローラSCのリンク制御回路2
7におけるランダムアクセス制御部が、非同期転送スロ
ットの期間内で非同期パケット交換を行い、非同期転送
パケットを伝送する。
ここで、第1図及び第2図に示す2通りのフォーマット
の違いについて説明する。第1図に示すフォーマットは
、アクセス方式にC8MA/CD方式、リンクレイヤに
IEEE802.2規格または米国ゼロックス社のE 
thernetのフレームフォーマットを用いる例であ
り、既存のE thernet上でマルチメディアLA
Nを構築できる。
第2図に示すフォーマットは、アクセス方式に時分割ラ
ンダムアクセス方式を用いて、同期制御スロットおよび
同期転送スロットのアクセス方式をDA−TDMA方式
(要求割当時分割多重アクセス方式)の変形方式とする
例である。すなわち、同期転送スロットの予約を、DA
−TDMA方式の予約チャンネルの代わりに、非同期転
送スロットを用いて行う、そして、リンクレイヤに独自
のフォーマットを使用し、非同期転送スロットのアクセ
ス方式をC3MA/CD方式とし、リンクレイヤにIE
EE802.2規格またはゼロックス社のE ther
netのフレームフォーマットを用いる例であり、第1
図の場合と比べて同期転送の効率が上がる。
第1図(a)に示すフォーマットを用いる場合には、基
本アクセス方式をC3MA/CD方式とし、各パケット
の先頭にプリアンプルを付加して、リンク制御回路17
.27内のランダムアクセス制御部及び伝送路符号化・
復号化回路12.22にC3MA/CD方式のLAN用
コントロールICを使用できるので、比較的簡易なマル
チメディアLANが構築できる。そして、時分割多重化
のフレーム同期により、同期制御スロットタイムとパケ
ット交換スロットタイムとを交互に繰り返し、同期制御
スロットタイムでは、すべてのスレーブコントローラS
Cが受信状態になるので、同期制御スロット及び同期転
送スロットの衝突が回避されており、リンクレイヤにI
EEE802.2規格または米国ゼロックス社のE t
hernetのフレームフォーマットを用いることがで
きる。この実施例では、同期制御スロットに第1図(b
)に示すフォーマットの同期制御パケット、同期転送ス
ロットに第1図(e)に示すフォーマットの同期転送パ
ケット、非同期転送スロットに第1図(d)に示すフォ
ーマットの非同期転送パケットを使用する。
第2図に示すフォーマットを用いる場合には、基本アク
セス方式をDA−TDMA方式(要求割当時分割多重ア
クセス方式)を変形した方式とし、同期制御パケットの
先頭にフレーム同期を付加して、リンク制御回路17.
27内の変形TDMA制御部で同期制御パケットおよび
同期転送パケットのアクセス制御およびリンク制御を行
い、非同期転送パケットについては、リンク制御回路1
7゜27内のランダムアクセス制御部を使用するので、
同期転送の効率が高くなる。しかも、非同期転送では標
準的なC3MA/CD方式のLANと互換性を持たせる
ことができるので、比較的簡易で実用的な性能のマルチ
メディアLANが構築できる。
この実施例では、同期制御スロットに第2図(b)のフ
ォーマットの同期制御パケット、同期転送スロットに第
2図(c)のフォーマットの同期転送パケット、非同期
転送スロットに第2図(d)のフォーマットの非同期転
送パケットを使用する。
なお、スレーブコントローラSCのリンク制御回路27
を、マルチチャンネルリンク制御回路に置き換え、複数
のユーザーコンソールUC及び非同期転送上位プロトコ
ル制御回路20を上記マルチチャンネルリンク制御回路
に接続することにより、第3図に示したように複数のユ
ーザーコンソールUCをスレーブコンソールSCに接続
できる。
また、スレーブコントローラSCの伝送路符号化・復号
化回路22をマルチボート伝送路符号化・復号化回路に
置き換え、このマルチボート伝送路符号化・復号化回路
に複数の送信受信回路を接続することにより、マルチメ
ディア伝送のマルチボートリピータとして動作し、第3
図に示したように下位のスレーブコントローラSCを階
層的接続またはチェーン接続することができる。
[発明の効果] 上述のように、本発明のマルチメディアLAN方式は、
広く普及しているランダムアクセス方式のLANにおい
て、一定の時間間隔で同期制御スロット、同期転送スロ
ット、非同期転送スロットを設けてシステム全体の同期
を取る制御方式を付加することにより実現できるので、
比較的簡易で安価なシステムでありながらリアルタイム
のマルチメディア伝送が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる時分割多重化のフレームフォー
マットの構成例を示す図、第2図は本発明に用いる時分
割多重1ヒのフレームフォーマットの他の構成例を示す
図、第3図は本発明の一実施例の全体構成図、第4図は
同上に用いるマスターコントローラ及びスレーブコント
ローラの構成を示すブロック図である。 MCはマスターコントローラ、SCはスレーブコントロ
ーラである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ランダムアクセス方式のLANにおいて、LAN
    コントローラが、LANシステム全体のタイミングを制
    御するマスターコントローラと、マスターコントローラ
    に同期したタイミングで動作するスレーブコントローラ
    から成り、伝送される信号フォーマットが、マスターコ
    ントローラからの同期制御スロット、各コントローラか
    らの同期転送スロット及び非同期転送スロットから成る
    フレーム・ユニットで構成されることを特徴とするマル
    チメディアLAN方式。
  2. (2)同期転送スロットにおけるコネクションの設定要
    求及び解除要求は各スレーブコントローラからマスター
    コントローラに非同期転送スロットを用いて伝送される
    ことを特徴とする請求項1記載のマルチメディアLAN
    方式。
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