JPH03152238A - 合成繊維織物およびその織物で作った製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、非導電性糸と電気伝導性糸とを有する合成繊
維あるいは合成糸から成る織物に関する。この電気伝導
性糸は、これらの糸の中に電気伝導性カーボンなどが分
散されていることか好ましい。さらに、本発明は、この
合成繊維織物で作られたばら荷用容器と搬送用吊り紐に
も関する。

［従来の技術〕 天然のあるいは合成の繊維または糸から成る織物は、静
電気を帯びる傾向が多く、特に、低大気湿度状態で摩擦
される場合には静電気を帯び易い。疎水性繊維織物、す
なわち、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリル、ポ
リアクリロニトリルおよびポリオレフィンのような完全
合成重合体繊維において、特に静電気を蓄積する傾向が
あると言われている。

静電気は、特に、衣類や敷物にとって厄介なものであり
、この静電気が時には非常に強くなり、接地物と接触し
た人が、強い電気ショックを受けることがある。さらに
、感度のよい電子回路付近では、もっと厄介なことが生
じる。最後に、このような織物が、起爆性物質の近くで
使用されたり、および／または、爆発する恐れがある環
境で使用される時には、静電気が非常に危険なものと成
ることがある。

合成繊維織物で作られたばら荷用容器は、多（の種類の
ばら荷用製品に使用される。しかし、容器の織物の内部
抵抗がわずかに１０４オームては、容器の注入または放
出時に帯びる静電気から、結果として生じる起爆の危険
を無（すには不十分である。例えば、採鉱場において、
ガスまたは蒸気による起爆の危険かある地域内にあるば
ら荷用容器の注入または放出時に生じる静電気により起
爆するのを防ぐために、今までは、ばら荷用容器は、静
電気を放散する金属系を組み込んでいる繊維から作られ
ていた。

この方法による解決の不利な点は、これらの金属系は、
多くの場合、ただ縦糸として織物に織り込まれているだ
けなので、放散力に限界がある。さらに、この金属繊維
または金属系の伸びは、織物の金属繊維まはた糸を織り
込んでいない部分の伸びと大きく異なる。この伸びの差
異により、金属系を破損させることになり、従って、静
電気の放散力を遮ることになる。この静電気の放散を遮
断することにより、静電気の帯電が生じる場合、スパー
クや爆発の危険性が大きく増大する。

静電気を帯びないように特別に化学的な織物用糊を塗る
ことによって、電気伝導性にしたり、または、電気を帯
電しないようにした合成繊維織物を使用することも周知
である。しかしながら、この静電防止の糊付けは、永久
的に織物に塗ることは不可能である。

静電気の帯電を防止するべく２種類の異なる繊維の材質
から成る織物は、ドイツ特許公開第１、９２８．３３０
号に開示されている。これらの材質の一つは、繊維全体
に分散されている電気伝導性カーボンブラックを含み、
もう一つの材質は、カーボンブラックが含まれていない
。この織物の不利な点としては、この織物はカーボンブ
ラックが繊維全体に分散されている糸を有しているので
、電気伝導性を達成するのに十分なカーボンブラックの
量を繊維中に含ませると、この織物の強度や伸長度が減
少されることである。

逆に、繊維中に含まれているカーボンブラックの量が少
なすぎると、十分な電気伝導性を達成することかできな
い。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の目的は、非導電性合成繊維織物に織り込まれて
いる伝導性材質の糸が、伸びの特性において、従来の合
成織物に大いに類似しており、かつ、静電気を永久的に
除去する合成繊維織物を提供することにある。

［課題を解決するための手段、作用および発明の効果］ 上述のドイツ特許公開公報第１．９２８．３３０号に開
示されている説明と対比すると、電気伝導性糸が、（１
）ポリオレフィンを有し、および、（２）分散されたカ
ーボンブラックおよび／またはグラファイトを有し、か
つ、（３）織物の縦糸と横糸とに織り込まれているので
、上述の目的が、上記の種類の強力織物によって達成さ
れる、という驚くべきことが発見されたことである。本
発明による織物は、並外れた物理学的強度を有するとと
もに、永久的に確実に静電気を放散する。

［その他の特徴］ 電気伝導性糸の弾性係数６が、縦糸と横糸とに織り込ま
れている非導電性糸の弾性係数より低い場合において有
利である。この状態が、織物が物理学的に大きい応力を
受ける場合、電気伝導性繊維が破損するのを防ぐ。

有利な点としては、電気伝導性糸が、ポリプロピレンを
有することである。この材質の一般的な特質、特に伸び
は、織物を作るために使用される合成糸と同じである。

電気伝導性糸が、縦糸と横糸の両方に基部織物として織
り込まれている。縦糸と横糸の各々への織り込みおよび
縦糸と横糸との交差とにより、この基部織物は、電気伝
導性糸により直角格子状に織られている。

これらが、適正に接地されている場合、これらの糸は、
この織物が使用される時に形成される静電気を永久に放
散する。電気伝導性糸を織物に織り込むことによって、
１０”から１０”オームの散逸抵抗が達成される（ドイ
ツ工業規格第５３４８２号による測定協定）。

上記の既定の値は、変化することがある。それよりも低
い値でも達成される。この目的を達成するためために、
合成繊維の縦糸と横糸の両方で約８０本につき１０本の
割合で、電気伝導性糸とする必要がある。格子中の個々
の糸間の距離は、要求に応じて変えることが可能である
が、１０センチメートル以下であることか好ましく、ま
た、ある実施態様においては、２センチメートル以下で
あることが好ましい。はぼ９×９センチメートルの格子
の他に、ドイツ工業規格第５３４８２号により一般に使
用されている測定電極が、この格子の糸の一つと常に接
触しているので、４．５−５ｘ４．５−５ｃｍの格子も
特によい大きさである。

電気伝導性糸は、単繊維であることか好ましいが、伝導
性のポリプロピレン製の繊維や糸あるいは多繊維を使用
することか可能である。

１、０００から１．５００　ｄｔｅｘＯ力価を有する電
気伝導性の糸を使用することが好ましい。

本発明による織物は、物理学的に高い強度および静電気
の確実な散逸が重要となるすべての製品に適している。

例えば、採鉱場あるいは粉塵爆発の恐れかあるその他の
場所で使用されることが有利である。

さらに、本発明は、ばら荷用容器、いわゆる、可撓性の
ある媒介ばら荷用容器（ＦＩＢＣ）に関しており、この
容器は、搬送用ループあるいはアイレット、吊り紐のよ
うな固定されているハンドルを有する可撓性のキャリア
ーバッグから成っており、本発明によるキャリアーは、
この種の合成繊維織物で作られている。

このキャリアーの頂部や首部のような一部において、お
よび、注入口や放出口の部分において、縦糸と横糸との
交差の数を増加するために、電気伝導性糸の格子を収縮
している。このように、搬送用ループなどが、使用され
る時には、これら搬送用ループは、少なくとも一部を電
気伝導性物質で作られていることが有利な点である。

別の実施例において、ばら荷用容器の袋の部分は、中間
バッグを備えている。ばら荷用容器のその他の部分の材
質と同様に、この中間バッグも、縦糸と横糸とに電気伝
導性糸を織り込むことによって、約１０１オームの散逸
抵抗を有する織物で作られているので、適切な接地を通
して電荷を放散可能であり、糸を損傷しない。

被膜されたばら荷用容器は、種々な実施態様に欠かせな
いものであり、かつ、継目に特別のシールを行うことも
可能なので、ポリプロピレンあるいはポリエチレンの導
電性被膜を電気伝導性織物自体に与えることも可能であ
る。すなわち、頂部にだけでなく、注入および／または
放出口にも被膜することが可能である。

さらに、適切な被膜を内側と外側に有する電気伝導性織
物のばら荷用容器を作るために、ポリエチレン製のバッ
グのライナーを付けることも望ましい。このために、こ
のライナーは、カーボンブラックあるいはグラファイト
が放散されている電気伝導性のポリエチレンから作られ
る。

導電性および安全性の改良としては、縫合糸などの接合
物質を導電性にすることによって行うことが可能であり
、この導電性糸で、ばら荷用容器の個々の部分を接合す
る。

特別のデザインあるいはばら荷用容器では、中間バッグ
として湿り防壁を必要とする。この中間バッグは、現在
では、アルミニウムのサンドイッチ状被膜から作られる
のが好ましい。また、別の方法として、本発明により、
ライナーバッグは、アルミニウムの積層被膜から作られ
ることも可能であり、内側および／または外側に導電性
表面を与える。このような被膜は、いわゆる、積層バッ
グとして使用されることもある。積層バッグのデザイン
としては、外側バッグは、散逸の合成織物で作られ、内
側バッグは、導電性ポリエチレンから作られる。これら
外側バッグと内側バッグの間に、湿り防壁を形成するア
ルミニウム積層がある。その他の実施例において、段ボ
ール紙あるいは波形の木質などのその他の媒介物質が、
使用されることか可能である。本発明は、搬送用具に荷
を固定する吊り紐にも関する。この吊り紐の材質は、本
発明による合成糸織物で作られている。

吊り紐は、鎖の代わりに使用され、例えば、金属あるい
はプラスティック管のような荷を損なう事なく荷を持ち
上げるために使用される。

吊り紐は、バッグやばら荷キャリアーなどに固定するた
めに使用され、溶接やセメント、縫合によって固定され
る。

その他、本発明の好ましい実施例は、添付の図面により
明らかにされる。

［実施例］ 第１図には、合成繊維織物が、図示されており、ポリプ
ロピレン製の電気伝導性糸２は、１００ｍあるいはそれ
よりも短い間隔て織り込まれているのが好ましい。縦糸
３と横糸４とに電気伝導性糸２を使用して、合成繊維織
物は、電気伝導性糸２の格子網織物に織り上げられる。

この方法によって、この織物は、静電気を十分に放散す
ることが可能となる。

第２図に示されている実施例は、ばら筒用容器１てあり
、このばら筒用容器ｌは、吊り紐を存するバッグ５から
成り、この吊り紐は、通常、搬送用ループ７．７”で構
成される。バッグ５は、頂部１０に、注入口８を有し、
底部１１に、放出口９を有している。このバッグ５は、
強力合成繊維織物で作られており、この合成繊維織物に
は、電気伝導性糸２が、縦糸３と横糸４とに織り込まれ
ている。これら電気伝導性糸２がら成る縦糸３および横
糸４は、電気伝導性が弱いポリオレフィンを有するが、
ポリプロピレンを有するのが好ましい。このように縦糸
３と横糸４とを織り込むことによって、合成繊維織物は
、格子網状に交差する電気伝導性糸２を有することにな
るので、適切に接地されている場合、ばら筒用容器ｌを
使用する時に、すなわち、主に、ばら筒用容器１に注入
したりまたはそれを空にしたりする時に生じる静電気が
放散される。

電気伝導性糸２から成るこの格子網織物において、個々
の糸２の間隔は、１０センチメートル以下が好ましいが
、要求される導電率によって変えることかできる。

電気伝導性糸２から成る格子網織物が、このバッグの首
部６と頂部１０および注入口８と放出口９部分において
、収縮されているので、放散を最も効果的に行うことが
可能である。このような導電性物質が、搬送用ループ７
．７゛　の材質にも織り込まれているので、放散を確実
なものとする。

起こり得るすべての静電気を放散する必要があるため、
注入と放出時にギャップを生じない接地が、安全性にと
っては重要なことである。

上述の実施例において、既存しているライナーバッグ本
体の織物あるいは繊維をコーティングすることも可能で
ある。一般に、コーティング自体には、特に導電性が無
いので、コーテイング後の繊維裏側の導電性が、特に重
要となる。

その他の実施例では、バッグ本体の織物を導電性被膜で
コーティングしており、この導電性被膜は、１０７およ
び１０”オームの表面抵抗あるいは散逸抵抗を有してい
る。この場合、コーティングの厚さは、重要ではない。

さらに、別の実施例では、上述のバッグ本体の織物で作
られたＦＩＢＣ容器は、被膜された中間バッグから成り
、この被膜は、上述と同一に１０７および１０”オーム
の適した表面抵抗値と散逸抵抗とする。第３図は、積層
バッグ使用の可能性を示し、この積層バッグにおいて、
外側バッグ１２は、電気伝導性繊維から成り、内側バッ
グ１３は、電気伝導性あるいは静電気を帯電しないポリ
エチレンから成っている。また、内側および／または外
側とに散逸コーティングを施し電気伝導性織物の外側バ
ッグ１２を作ることも可能である。最後に、外側バッグ
１２と内側バッグ１３との間に、例えば、アルミニウム
ホイル製の散逸中間バッグ１４を置くことも可能である
。

上述の被膜された内側バッグ１３は、標準の管状である
が、望む場合には、特殊な構成によって、この内側バッ
グ１３に、注入口と放出口とを組み込んだ外側容器の形
を与えることが可能である。−殻内に、注入する時、ま
たは、放出する時には、内側バッグ１３と外側バッグ１
２とを、接地する必要がある。

吊り紐７，７°は、本発明による合成糸繊維から成る。

このような吊り紐は、注文に応じて、例えば、吊り上げ
られる時、パイプまたはその他の物の回りにひっかけ易
いように、個々に、あるいは、異なる形に作ることが可
能である。

この吊り紐は、第４図に図示されている。

このように、新規な合成繊維織物とその織物から作られ
た製品とを図示するとともに説明しており、そのための
目的と有利な点すべてが説明されている。それについて
の実施例を開示している本明細書や添付図面を考慮する
と、本発明の多くの変更、修正、変形およびその他の使
用や応用は、当業者には明らかである。このようなすべ
ての変更、修正、変形およびその他の使用や応用は、本
発明の精神と範囲に反しない限り、特許請求範囲のみに
限定されている本発明によって保護されるべきものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の織物の織布の構造図、第２図は、本
発明のばら荷用容器および吊り紐の斜視図、第３図は、
内側バッグ、中間バッグおよび外側バッグを有するばら
荷用容器の断面図、第４図は、搬送用吊り紐の斜視図で
ある。 （１）・・・・・・ばら荷用容器、（２）・・・・・・
電気伝導性糸、（３）・・・・・・縦糸、（４）・・・
・・・横糸。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、合成繊維から形成された糸で作る織物であって、前
   記織物が、縦糸（３）と横糸（４）とを有するとともに
   、電気伝導性糸（２）と非導電性糸とを有し、前記電気
   伝導性糸（２）が、ポリオレフィンを有し、カーボンブ
   ラックまたはグラファイトを有するグループから選択さ
   れた少なくとも一つの物質が前記電気伝導性糸（２）に
   分散されており、かつ、前記電気伝導性糸（２）が、前
   記縦糸（３）と横糸（４）とに組み込まれている織物。 ２、前記電気伝導性糸（２）の弾性係数∈が、前記縦糸
   （３）と横糸（４）とに織り込まれている前記非導電性
   糸の弾性係数よりも低い請求項１に記載の織物。 ３、前記電気伝導性糸（２）が、基材としてポリプロピ
   レンを含む請求項１に記載の織物。 ４、８０本につき１０本の割合で前記縦糸（３）あるい
   は横糸（４）が、電気伝導性糸（２）である請求項１に
   記載の織物。 ５、前記縦糸（３）と横糸（４）の各々において、前記
   電気伝導性糸（２）の間隔が、１０ｃｍ以下である請求
   項１に記載の織物。 ６、前記縦糸（３）と横糸（４）の各々において、前記
   電気伝導性糸（２）の間隔が、２ｃｍ以下である請求項
   １に記載の織物。 ７、前記電気伝導性糸（２）が、単繊維である請求項１
   に記載の織物。 ８、前記電気伝導性糸（２）が、１，０００から１，５
   ００ｄｔｅｘの力価を有する請求項１に記載の織物。 ９、前記織物が、１０＾７オームから１０＾９オームの
   散逸抵抗を有する請求項１に記載の織物。 １０、可撓性の搬送バッグと前記搬送バッグに固定され
   ている搬送手段から成るばら荷用容器（１）であって、
   前記搬送バッグが、合成繊維から形成された糸で作られ
   た織物で構成され、前記織物が、縦糸（３）と横糸（４
   ）とを有し、かつ、電気伝導性糸（２）と非導電性糸と
   を有しており、前記電気伝導性糸（２）が、ポリオレフ
   ィンを有し、カーボンブラックまたはグラファイトを有
   するグループから選択された少なくとも一つの物質が前
   記電気伝導性糸（２）に分散されており、前記電気伝導
   性糸（２）が、前記縦糸（３）と横糸（４）とに組み込
   まれているばら荷用容器。 １１、前記ばら荷用容器（１）が、頂部（１０）と首部
   （６）とを有し、前記頂部（１０）と首部（６）が、前
   記織物で作られており、前記二つの部分（１０、６）が
   、前記織物の他の部分よりも多くの電気伝導性繊維を有
   している請求項１０に記載のばら荷用容器。１２、前記
   ばら荷用容器（１）が、搬送用ループ（７、７′）を有
   し、前記搬送用ループ（７、７′）が、少なくとも、部
   分的に、電気伝導性織物あるいは電気伝導性糸から作ら
   れている請求項１０に記載のばら荷用容器。 １３、前記ばら荷用容器（１）が、注入口（８）と放出
   口（９）とを有し、前記口（８、９）が、電気伝導性で
   ある請求項１０に記載のばら荷用容器。 １４、前記ばら荷用容器（１）が、内側バッグ（１３）
   と外側バッグ（１２）とを有し、少なくとも前記内側バ
   ッグ（１３）と外側バッグ（１２）の一つが、電気伝導
   性織物から成る請求項１０に記載のばら荷用容器。 １５、前記外側バッグ（１２）が、電気伝導性織物で作
   られ、前記内側バッグ（１３）が、電気伝導性あるいは
   電気を帯電しないポリエチレンから成る請求項１４に記
   載のばら荷用容器。 １６、前記外側バッグ（１２）が、電気伝導性織物から
   成り、かつ、内側と外側とに散逸の被膜を有する請求項
   １４に記載のばら荷用容器。 １７、中間バッグ（１４）が、前記内側バッグ（１３）
   と外側バッグ（１２）の間に配置されている請求項１４
   に記載のばら荷用容器。 １８、前記中間バッグ（１４）が、アルミニウムホイル
   で作られている請求項１７に記載のばら荷用容器。 １９、搬送具に荷を固定する搬送用吊り紐であって、前
   記吊り紐が、合成繊維から形成された糸で作られた織物
   で構成され、前記織物が、縦糸（３）と横糸（４）とを
   有するとともに、電気伝導性糸（２）と非導電性糸とを
   有しており、前記電気伝導性糸（２）が、ポリオレフィ
   ンを有し、カーボンブラックまたはグラファイトを有す
   るグループから選択された少なくとも一つの物質が前記
   電気伝導性糸（２）に分散されており、前記電気伝導性
   糸（２）が、前記縦糸（３）と横糸（４）とに組み込ま
   れている搬送用吊り紐。