JPH03152106A - アクリルシラップの硬化方法 - Google Patents

アクリルシラップの硬化方法

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JPH03152106A
JPH03152106A JP28882689A JP28882689A JPH03152106A JP H03152106 A JPH03152106 A JP H03152106A JP 28882689 A JP28882689 A JP 28882689A JP 28882689 A JP28882689 A JP 28882689A JP H03152106 A JPH03152106 A JP H03152106A
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JP
Japan
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curing
accelerator
added
acrylic syrup
cured
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JP28882689A
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English (en)
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Yoshimine Ikeda
池田 善峯
Kazuo Matsuyama
一夫 松山
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアクリルシラップを使用した透明注型板、建築
材料、キッチンカウンター等に使用される人工大理石等
の硬化方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、アクリルシラップの硬化は、低温分解型の硬化剤
を単独で使用するか、もしくはレドックス処方による硬
化剤と硬化促進剤との組み合わせで行なわれていた。
具体的には ■低温分解型の硬化剤としては、例えばジイソプロピル
ペルオキシジカーボネート(以下、パーロイルIPPと
略す)を促進剤を用いずに単独で使用する。
また、レドックス処方としては ■メチルエチルケトンペルオキシド(以下、 MEKP
と略す)とコバルトの有機酸塩との組み合わせ、 ■ベンゾイルペルオキシド(以下、BPOと略す)とジ
メチルアニリン(以下、DMAと略す)等の第3級アミ
ンとの組み合わせ、 ■アルミナ水和物の存在下、マレイン酸のへミーパーエ
ステルの金属塩、硫黄活性剤のオキソ酸塩を組み合わせ
る方法(特公昭59年第53282号公報)等が使用さ
れていた。
(発明が解決しようとする課題) 従来の硬化剤単独もしくは硬化剤と硬化促進剤との組み
合わせでアクリルシラップを常温ないし80℃程度まで
の温度で硬化した場合、それぞれ次のような問題点があ
る。
■硬化剤を単独使用する方法は、アクリルシラ・ンブに
硬化剤としてバーロイルIPPの1%を加え、40℃程
度の温度で注型硬化させると1.5時間程度で硬化させ
つる。しかし、微小クラックが含まれた不満足な注型品
が得られるのみである。したがって、好ましい外観の注
型品を得るためには硬化温度を20〜30℃程度まで下
げ、また、硬化剤の添加量を減らして5〜6時間かけて
ゆっくり硬化させる必要がある。
■MEKPとコバルトの有機酸塩との組み合わせは、ア
クリルシラップの硬化においてMEKPとコバルトの有
機酸塩とを組み合わせた場合、コバルト金属による黄色
ないし赤紫色の着色が起こり、無色透明な注型品を得る
ことは出来ない、また、硬化作業時に発泡が起こり、気
泡を含んだ硬化物を与える。
■口POとDMAとの組み合わせにより、アクリルシラ
ップを硬化させた場合、硬化の程度は完全ではなく、ま
た、黄色に着色した注型機しか得られない。
■マレイン酸のへミーパーエステルの金属塩、硫黄オキ
ソ酸塩、アルミナ水和物の組み合わせは、マレイン酸の
へミーパーエステル誘導体を使用することを特徴として
いる。このマレイン酸のへミーパーエステルはペルオキ
シエステルの一種であるが一般的な化合物ではなく、ま
た一般に汎用されるペルオキシエステル類を使用するこ
とができない。
本発明は、アクリルシラップの硬化方法において、硬化
剤と硬化促進剤を併用することにより、工業的生産に好
適な無色透明の品質の良い硬化物を硬化する方法を開発
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上記のような従来の硬化方法の問題点を解
決するため種々研究した結果、硬化剤として一般に汎用
されるペルオキシエステル類を使用し、また硬化促進剤
として特定の化合物を使用した場合に、注型品にクラッ
クや気泡が入ることなく、無色透明であり、しかも高い
硬度の注型品が得られること、また更に、硬化作業時に
気泡が発生せず、30〜40℃のごとき低い温度におい
ても1〜3時間のごとき短時間で良好な外観の成形品が
得られることを見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、硬化剤および硬化促進剤を併用し
てアクリルシラップを硬化させる方法において、硬化剤
がペルオキシエステル類であり、硬化促進剤がナトリウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレートであることを特徴
とするアクリルシラップの硬化方法である。
本発明でいうロンガリットCとは亜ニチオン酸、塩のホ
ルマリン誘導体であるナトリウムホルムアルデヒドスル
ホキシレートの一般名称であり、下記の構造式で示され
るものである9 10゛ゝ。
この化合物は硫黄を含むオキソ酸塩として分類され、類
似の化合物としては重亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩および
チオ硫酸塩として知られている多(の化合物がある。
本発明のアクリルシラップの硬化に有効な化合物として
はロンガリットCのみであり、斯かる重亜硫酸塩、メタ
重亜硫酸塩およびチオ硫酸塩は硬化の促進作用がほとん
ど認められない。
本発明の促進剤としてロンガリットCを用いるアクリル
シラップの硬化において、硬化剤として一般に汎用され
るペルオキシエステル類を使用することを特徴としてい
る。
本発明のロンガリットCとペルオキシエステル類とを併
用することによって、通常用いられる硬化系に比較して
硬化発熱の始まるより早い時期にゲルを生成するととも
に、硬化発熱時期にはほぼ完全に硬化の状態に至らしめ
ることができる。これがため、発泡やクラック等の発生
を防止することができるものである。
ロンガリットCが有効に作用する硬化剤としてはペルオ
キシエステル類のみである。他のヒドロペルオキシド、
ケトンペルオキシド、ジアシルペルオキシド、ジアルキ
ルペルオキシド、ジアルキルペルオキシジカーボネート
等はロンガリットCに対して硬化の促進作用を示さない
。また、ベルオキシケタール類はロンガリットCにより
、硬化の促進作用を示すが、発泡やクラック等が発生し
、表面状態の良好な硬化物を得ることはできない。
本発明のアクリルシラップの硬化方法において、硬化剤
として使用し得るペルオキシエステル類としては例えば
、第3級ブチルペルオキシベンゾエート、第3級ブチル
ペルオキシ2−エチルヘキサノエート、第3級ブチルペ
ルオキシ3.5.5−トリメチルヘキサノエート、第3
級ブチルペルオキシラウレート2第3級ブチルペルオキ
シイソプロビルカーボネート、第3級ブチルペルオキシ
ネオデカノエート等を挙げることができる。
また、第3級ブチル基の代わりに第3級アミル基、第3
級ヘキシル基、第3級オクチル基、クミル基等で置換さ
れたアルキルペルオキシエステル類例えば、第3級へキ
シルペルオキシイソプロビルカーボネート、第3級ヘキ
シルペルオキシネオデカノエート、第3級へキシルペル
オキシベンゾエート、クミルペルオキシネオデカノエー
ト、2゜5−ジメチル−2,5−ジ(ペンソイルペルオ
キシ)ヘキサン等を使用することができる。
斯かるペルオキシエステル類のうちで第3級ブチルペル
オキシベンゾエートもしくは第3級ブチルペルオキシ2
−エチルヘキサノエートをロンガリットCと併用して本
発明のアクリルシラップを硬化させる場合に40℃で2
時間、60℃では1時間以内で硬化させることが可能で
、クラックのない無色透明な注型品を得ることができる
0通常、第3級ブチルペルオキシベンゾエート単独でア
クリルシラップを硬化する場合には80℃以上の温度で
硬化させる必要があり、80℃で硬化させた場合、約2
時間強の硬化時間である。また、硬化物にはクラックが
入り、好ましくない、したがって、60〜70℃の温度
で相当長時間かけて硬化させる必要があり、経済的では
ない。
また、第3級ブチルペルオキシネオデカノエートもしく
はクミルペルオキシネオデカノエートとロンガリットC
との併用でアクリルシラップを硬化させる場合には30
〜40℃の室温よりやや高い温度で1〜2時間で硬化さ
せることができる。そしてその硬化物は堅く、クラック
のない無色透明な注型品を得ることができる。
本発明のアクリルシラップの硬化において使用する硬化
剤の添加量は当該シラツブに対して0.2〜3部好まし
くは0.3〜2部の範囲内である。
本発明のロンガリットCは有機溶媒への溶解性は少ない
ので、水溶液として使用する。水溶液中の濃度は出来る
だけ高濃度が好ましく、最大40%程度である。また、
ロンガリットCの添加量は使用する硬化剤に対して0.
05〜2.0モル、好ましくは0.1−1.5モルの範
囲内である。
本発明の硬化剤としてペルオキシエステル類を、硬化促
進剤としてロンガリットCを使用するアクリルシラップ
の硬化方法において、硬化温度は常温ないし80℃の温
度であり、更に望ましくは常温ないし60℃程度の温度
である。
本発明に使用されるアクリルシラップとはメチルメタク
リレート(以下JMAと略す)を常法に従って重合させ
たMMAのホモポリマーをMMA千ツマ−に溶解させる
か、もしくはMMAモノマーを部分重合させたものであ
る。
これらのシラツブ中のポリマー濃度は通常の範囲内、す
なわち、5〜50重量%の範囲である。また、MMA以
外にエチルメタクリレート、ブチルメタクリレート等の
メタクリル酸アルキルエステルのポリマーおよび/もし
くはコポリマーからの同様なシラツブについても本発明
方法によって都合よく硬化させることができる。また更
に、上記のポリマーまたはコポリマーをMMA以外のス
チレン、ジアリルフタレート、アクリロニトリル等の他
の共重合性のモノマーによって希釈された組成物につい
ても本発明方法を適用できる。
本発明を実施するに当たって炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミ、アルミナおよびアルミナ水和物、ガラスフレーク
、ガラスパウダー、珪酸カルシウム等の一般に使用され
る充填剤の存在下で硬化させることができる。また、通
常用いられる紫外線吸収剤、顔料、トナーおよびMMA
シラツブ用の低収縮添加剤を都合よく用いることができ
る。
(実施例) 次に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれら
の実施例により限定されるものではない。
実施例! 市販のMMAシラクブ(三井東圧製)(MM^のポリマ
ー濃度30%、25℃の粘度6ボイズ)を40℃に加温
し、促進剤としてロンガリットCの4[1%水溶液(以
下、促進剤C−40と略す)の05重量%(以下、同様
)i3よび硬化剤としてペルオキシエステル類の第3級
ペルオキシベンゾエート(商品名バーブチル2、日本油
脂社製)の1.0%を加えた。この混合物をJIS−に
−69旧の常温硬化試験方法に準じて40℃で試験した
。ここでGTはゲル化時間であり、CTは硬化時間、 
PETは最高発熱温度を示す、また、注型品の外観を判
定して、気泡や亀裂あるいは着色の全く無い場合を0、
気泡や亀裂等がある場合をXで示した。その試験結果を
第1表に示した。
実施例2および3 実施例1と同様のMMAシラツブに促進剤C−40の0
.3%(実施例2)!3よび0.7%(実施例3)を加
え、また、硬化剤としてのバーブチル2の1.0%を加
え、以下、実施例1に準じた方法で試験し、その試験結
果を第1表に示した。
実施例1あるいは3では40℃で約2時間強、実施例2
では約3時間強の時間で堅く、しかも亀裂の無い無色の
注型品が得られる事が分かった。
比較例1 実施例1と同一のMMAシラツブに促進剤を加えず、2
5℃の温度で硬化剤としてバーブチル2の1.0%を加
えた。この混合物をJIS−4−69旧の高温硬化試験
方法に準じて80℃で試験した。この試験で硬化時間は
129分であった。外観は小さい亀裂の入った注型品が
得られた。
一方、この混合物を60℃で試験すると約5時間後に柔
らかいゲル化物が得られたのみである。
実施例4〜7 実施例1と同一のMMAシラツブにペルオキシエステル
類の第3級ペルオキシ2−エチルヘキサノエートの50
%ジメチルフタレート溶液(商品名:バーキュア0、日
本油脂社製)の2.0%を加えた。
この混合物に促進剤C−40の0.3%、0.5%、0
,7%および1.0%を加え、実施例1に準じた方法で
40℃で試験した結果を第1表に示した。
バーキュアOを使用した実施例4ないし7では40℃で
2〜3.5時間で硬化させることができ、堅く、しかも
完全に亀裂の無い注型品が得られることが分かった。
実施例8および9 実施例1と同一のMMAシラツブに促進剤としてC−4
0の0.5%を加えた。このシラツブに純度98%の第
3級ブチルペルオキシネオデカノエート(商品名:バー
ブチルND、日本油脂社製)および純度70%のクミル
ペルオキシネオデカノエート(商品名:バークミルND
 、日本油脂社製)の各1.0%を30℃で加えた。実
施例1に準じて30℃で試験した結果を第2表に示した
実施例IOおよび11 実施例1と同一のMMAシラツブに促進剤としてC−4
0の0.3%を加えた。このシラツブに40℃で実施例
8に使用したバーブチルNOおよびバークミルNDの各
1.0%を加えた。実施例1に準じた方法で40℃試験
した結果を第2表に示した。
硬化剤としてパーブチルNuよびバークミルNDを使用
し、30および40℃で−M八へラツブを硬化させた実
施例8ないし11の結果から、いずれの硬化系共、30
℃で4時間弱、40℃で1時間強で硬化させることがで
きる。しかも、硬化物は着色や泡、クラック等の無い堅
い硬化物であった。
比較例2〜5 実施例1と同一のMW^シラツブにパーブチル2の1.
0%を加えた。これに硫黄を含むオキソ酸塩として知ら
れている化合物を加え、その作用効果を比較した。比較
例2はハイドロサルファイドナトリウム[NazSi0
4]の20%水溶液の0.5%、比較例3は重亜硫酸ナ
トリウム[NaHSOalの40%水溶液の0.5%、
比較例4はメタ重亜硫酸ナトリウム(NagSJs)の
35%水溶液の0.5%および比較例5はチオ硫酸ナト
リウム[NaaSaOa]の50%水溶液の0.5%を
加えた。
これらの混合物をJIS−に−69旧の高温硬化試験方
法に準じて60℃で試験した。5時間経過後取り出した
ところ、比較例5のチオ硫酸ナトリウムの場合は未だ液
体状態であり、伯の比較例2ないし4は柔らかいゲルが
生成していたのみであった。
すなわち、本発明のロンガリットC化合物と斯かる硫黄
を含むオキソ酸塩とはその作用効果が全く異なる事が判
明した。
比較例6i3よび7 実施例1と同一のMMAシラツブに82%純度のクメン
ヒドロペルオキシド(商品名:バークミルH1日本油脂
社製)の1.0%を加え、促進剤C−40の無添加(比
較例6)および0.3%添加(比較例7)について比較
例1の試験条件に準じて9+)’Cで試験した。試験結
果を第3表に示した。
比較例8 比較例7と同一条件のバークミルHの1.0%を加え、
促進剤C−40を0.3%添加した条件について80℃
で試験した。試験結果を第3表に示した。
比較例6および7の結果から、促進剤C−40によって
硬化速度が僅かに促進される。しかし、硬化物内には多
数のクラックが発生しており、実用には不適当であった
。比較例8の80℃の試験結果も同様に気泡の多数人る
硬化物であり、更に不完全硬化の状態であった。
比較例9ないし 11 実施例1と同一のMMAシラツブにジアシルペルオキシ
ドとして50%純度のベンゾイルペルオキシド(商品名
:ティバーFF。日本油脂社製)組成物の2.0%を加
え、促進剤C−40の無添加(比較例9)および促進剤
C−40の0.2%(比較例10)および0.5%(比
較例11)添加条件について比較例1の試験条件で60
℃で試験した。試験結果を第3表に示した。
比較例9ないし11の結果から、促進剤C−40は逆に
遅延効果を有するのみであり、硬化物の外観を改良する
事は出来ない、更に促進剤40を0.5%添加した比較
例11は不完全硬化の状態であった。
比較例12および13 実施例1と同一のMMAシラツブに純度99%のジイソ
プロピルペルオキシジカーボネート(商品名:バーロイ
ルIPP 、日本油脂社製)の1.0%を40℃で加え
た。促進剤C−40の無添加(比較例12)および促進
剤C−40の0.3%(比較例13) m加条件につい
て実施例1の試験条件で40℃で試験した。試験結果を
第3表に示した。
バーロイルIPPの場合、促進剤C−40は硬化の促進
作用が無く、逆に遅延効果を示した。また、外観上も逆
に亀裂が入る結果になった。
市販のMMAシラツブ(日本合成社製)にメチルエチル
ケトンペルオキシド組成物(商品名:パーメックN、日
本油脂社製)の1.0%を25℃で加えた。これに促進
剤C−40の無添加(比較例14) i5よび促進剤C
−40の0.3%添加(比較例15)条件について比較
例1に準じて70℃で試験した。試験結果を第4表に示
した。
バース・ンクNのみで硬化させた比較例14に対して、
促進剤C−40を0.3%加^た比較例15は硬化特性
はほとんど同一であり、促進剤の添加効果は皆無である
。また、硬化物の外観は比較例14では気泡が少し入る
だけであるのに対して、比較例15では無数に気泡の入
った硬化物であった。また、両者共柔らかい不完全硬化
の状態であった。
70℃でバーへキサ3Mを用いた比較例Inよび17の
結果から、促進剤C−40によってCTは短くなり、P
ETが高くなる硬化の促進作用が認められる。しかし、
促進剤C−40を添加した比較例17では無数の気泡が
入った硬化物であった。促進剤C−40を加え、40℃
で試験した比較例18および19ではCTは約1.5時
間であるが、硬化物は不完全な硬化状態であった。
実施例12 比較例14で使用したMMAシラツブ100gに硬化剤
としてパーキュア0の2g 、促進剤C−40の0.5
g0i:。
よび充填剤として活性アルミナ(和光純薬製)50gを
25℃で混合した6次に、この組成物を約lO分間真空
脱泡した後、ガラス板内で常法により 70x 100
 x lOs+s厚の注型枠内に注入した。熱電対をそ
の中央にセットし、実施例12に準じて50℃の空気洛
中に放置して硬化特性を測定した。 GTは112分、
CTは127分、PETは96℃であった。 PETに
到達後10分後に脱型した。注型品は着色やクラックが
無く、乳白色の硬化物であった。また、室内で1時間放
置した後の注型品のパーフル硬度(GYZj−934−
1型)ハラ4〜5フテアリ、堅く、マタ表面光沢のある
成形品であった。
(発明の効果) 本発明は、従来の硬化剤単独使用の方法に比較してより
低温でまた、より短時間にクラックや泡を含まなく、表
面状態が良好な透明成形品を得ることができる。また、
従来のレドックス処方に比較しても着色のない成形品を
得ることができる。
このため、各種の建築材料、住宅材料として有能な製品
を製造できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 硬化剤および硬化促進剤を併用してアクリルシラップを
    硬化させる方法において、硬化剤がペルオキシエステル
    類であり、硬化促進剤がナトリウムホルムアルデヒドス
    ルホキシレートであることを特徴とするアクリルシラッ
    プの硬化方法。
JP28882689A 1989-11-08 1989-11-08 アクリルシラップの硬化方法 Pending JPH03152106A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998046679A1 (fr) * 1997-04-14 1998-10-22 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Premix (meth)acrylique, smc ou bmc (meth)acrylique, et procede de fabrication de marbre artificiel (meth)acrylique
US6316548B1 (en) 1997-04-14 2001-11-13 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. (Meth)acrylic premix, (meth)acrylic SMC or BMC, and process producing (meth)acrylic artificial marble
KR100881759B1 (ko) * 2007-11-15 2009-02-06 주식회사 에스켐 거대입경을 갖는 인조대리석 칩, 이의 제조방법 및 이를이용한 인조대리석

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