JPH03152040A - 搬送装置上のシートとシートグリッパとの整合校正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般にカラー電子式複写装置に関し、特に、
複数の現像済み画像を転写するためのシートの移動及び
シートグリッパの移動を校正し、これにより、これらが
実質的に同時にローディング領域に到着し、シートはそ
こでシートグリッパによって受け取られ、該グリッパと
ともに循環通路内で移動するようにさせるための方法に
関する。

〔従来の技術〕

多色電子写真式複写は、従前からの白黒複写の操作と実
質的に同様である。しかし、光導電面に単一の潜像を形
成するのではなく、相異なる色に対応する次々に続く潜
像を光導電面に記録する。

各単色静電潜像をこれに適合する色のトナーで現像する
。相異なる色で着色したカラー画像及びこれらそれぞれ
に適合する色のカラートナーに対して前記過程を複数サ
イクル繰り返す。各単色トナー画像は、その前のトナー
画像と重ね合わせ整合させてコピーシートに転写される
。これにより、多層トナー画像がコピーシート上に形成
される。

その後、この多層トナー画像をコピーシートに永久的に
固着させてカラーコピーを作る。現像剤は液剤であって
も粉剤であってもよい。

相異なるカラーコピー画像をコピーシートに間違いなく
転写するため、コピーシートは循環通路内を移動する。

搬送装置に取り付けられたシートグリッパがコピーシー
トを受け取って循環通路内を搬送し、順次続く相異なる
カラー画像を該シー上に転写することのできるようにす
る。シートグリッパはコピーシートの一つの縁をつかん
１循環通路内を移動させ、これにより、正確な多段通過
型色整合が得られる。このようにして、マゼンタ、シア
ン、黄及び黒のトナー画像が、通例画像間約１２５ミク
ロンの整合状態で、コピーシートに転写される。生産性
を最大にするため、シートグリッパは、通例、コピーシ
ートがコピーシートスタックから送り出されつつある間
に停止させられる必要なしに処理速度で移動しながら、
ローディング領域、即ち、シートが掴まれる領域におい
てコビーシートの前縁を受け取る。コピーシートは、通
例、スタックからローディング領域へ、速い速度、即ち
、処理速度の２倍の速度で、送られる。

コピーシートはローディング領域に高速で入って（るか
ら、信頼性あるシート把持を保証するため、ローディン
グ領域に対するコピーシートとシートグリッパとのタイ
ミングが重要である。このタイミングの許容範囲は、複
写装置構造内のシート速度及び形状上の制限があるため
、通例極めて小さい。コピーシートとシートグリッパと
のタイミングは、通例スタックに対するローディング領
域の正確な位置決め、コピーシート及びシートグリッパ
センサの正確な位置、並びにシートグリッパ位置に対す
るシート送りの試行錯誤的タイミングにより、設定され
る。コピーシートとシートグリッパとのタイミングを決
定するための種々の提案がなされている。本発明に対し
て関係があると思われるものを以下に示す。

米国特許第Ａ−３，７１９，２６７号には、グリッパを
装備した搬送装置の速度を該搬送装置の前に配置されて
いるコンベヤの速度に調節するための装置が開示されて
いる。第１の制御器が、前記グリッパ付き搬送装置の速
度を、用紙の流れの平均速度の関数として規制する。第
２の制御器が前記搬送装置の移動を前記流れ内の個々の
用紙の移動と同期させ、一つのグリッパが一つの用紙と
係合するようにする。

米国特許第Ａ−４，３３１，３２８号には、サーボ駆動
書類フィーダのための制御器が記載されている。フィー
ダの軌道に沿って配置されたセンサがシートの前縁及び
後縁の通過を検出する。プロセッサが前記センサからの
信号に応答して自然の間隙長を測定し、要すれば、速度
を調節する。

米国特許第Ａ−４．５１９，７００号には、ゼログラフ
ィ式画像転写装置に用いるための電子的にゲートされる
用紙整列装置が開示されている。

コピーシートは、転写領域に入る前に、順々に整列させ
られて位置感知される。位置感知を用い、コピーシート
の位置を、移動しつつある先受容体位置と比較する。コ
ピーシートのタイミング及び速度のプロフィールを調節
し、用紙が光受容体上の画像パネルと整合して同じ速度
で到着するようにする。

米国特許第Ａ−４．８０４，９９８号には、複写装置に
用いられるシート搬送制御器が記載されている。シート
送りセンサ、整合センサ、分離センサ、放電センサ及び
池のセンサが設けられている。シートの通過のタイミン
グをセンサによって検出し、基準タイミングと比較する
。その結果得られた誤差を、前記通過センサの下流の他
のセンサに割り当てられた基準タイミングへフィードバ
ックし、誤差が累積しないようにする。

〔発明が解決しようとする問題〕

本発明は、移動しつつある搬送装置上のシートグリッパ
とシートとの整合を校正する方法を提供することを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明方法においては、シートを、シートグリッパによ
り、複写装置内の循環通路内で搬送し、相異なる複数の
カラートナー画像を該シート上に受け取らせて多色画像
を形成する。本発明は、第１の時間を決定するため、第
１の基準位置から、シートグリッパがローディング領域
内の所定位置に到達するまで、搬送装置とともに移動す
るシートグリッパの移動の時間を測る段階を有す。前記
第１の時間が所定時間となるように、前記シート搬送装
置の移動を調節する。第２の時間を決定するため、第２
の基準位置から、シートが前記ローディング領域内の所
定位置に到達するまで、前記シートの移動の時間を測る
。前記第２の時間が所定時間となるように、前記シート
の移動を調節する。このようにして、シート及びシート
グリッパは実質的に同時にローディング領域に到達する
。

〔実施例〕

先ず第１図について説明すると、複写装置の動作中、多
色原画書類３８はラスク入力スキャナ（ＲＩＳ）１０上
に置かれている。ＲＩＳは、書類照明ランプ、光学装置
、機械的走査駆動装置及び電荷結合装置（ＣＣＤアレイ
）を有している。

ＲＩＳは、原画書類全体をとらえ、これを一連のラスク
走査線に変換し、そして原画書類の各点における一組の
原色濃度、即ち、赤、緑及び青の濃度を測定する。この
情報は画像処理装置（ＩＰＳ）１２へ送られる。ＩＰＳ
　　１２は制御電子装置であり、ラスク出力スキャナ（
ＲＯ８）１６に対して画像データの流れを準備及び管理
する。ユーザインタフェース（Ｕｌ）１４がＩＰＳと連
絡している。ＵＩは、操作員が種々のオペレータ調節可
能機能を制御することを可能にする。Ｕｌからの出力信
号はＩＰＳ　　１２へ送られる。所望の画像に対応する
信号がＩＰＳ　　１２からＲＯ８１６へ送られ、ＲＯ３
は出力コピー画像を作る。ＲＯ８１２はこの画像を一連
の水平走査線に配列する。各走査線は、２５．４　ｍｍ
　（１インチ）当たり指定数の画素を有す。ＲＯ３は、
回転式多角形ミラーブロックが付属しているレーザを有
す。ＲＯ８は、−組の減法混色の原色潜像を得るため、
複写装置１８の帯電済み光導電面を露出させる。これら
潜像は、シアン、マゼンタ及び黄の現像剤でそれぞれ現
像される。これら現像済み画像は、互いに重ね合わせ整
合した状態でコピーシートへ転写され、該コピーシート
上に多色画像を形成する。

次いで、この多色画像はコピーシートに定着されてカラ
ーコピーを形成する。

引き続いて第１図について説明すると、複写装置１８は
電子写真式複写装置である。この電子写真式複写装置は
光導電ベルト２０を用いる。好ましくは、光導電ベルト
２０は多色光導電材料で作ったものである。ベルト２０
は矢印２２方向に移動して光導電面の順次続く部分を前
へ進ませ、該ベルトの移動通路の回りに配置された種々
の処理ステーションを逐次通過させる。ベルト２０は、
転写ローラ２４及び２６、テンションローラ２８、並び
にドライブローラ３０の回りに掛は渡されている。ドラ
イブローラ３０は、ベルト駆動のような適当な手段でこ
れに接続されたモータ３２によって回転させられる。ロ
ーラ３０が回転すると、該ローラはベルト２０を矢印２
２方向に進ませる。

最初、光導電ベルト２０の一部が帯電ステーションを通
過する。帯電ステーションにおいて、コロナ発生装置３
４が光導電ベルト２０を比較的高いほぼ−様な電位に帯
電させる。

次に、この帯電済み光導電面は露光ステーションへ回転
させられる。露光ステーションは、多色原画書類３８が
置かれているＲＩＳ　　１０を有す。

ＲＩＳは、原画書類３８からの画像全体をとらえ、これ
を一連のラスク走査線に変換する。このラスク走査線は
電気信号としてＩＰＳ　　１２へ送られる。このＲＩＳ
からの電気信号は書類内の各点における赤、緑及び青の
濃度に対応する。ＩＰＳは、この−組の赤、緑及び青の
濃度信号、即ち、原画書類３８の原色濃度に対応する一
組の信号を、−組の比色座標に変換する。操作員は０１
　１４の適当するキーを操作し、コピーのパラメータを
調節する。Ｕｌ　　１４は、例えば、タッチスクリーン
又は他の適当な制御盤であり、複写装置とのオペレータ
インタフェースを提供する。Ｕｌからの出力信号はＩＰ
Ｓへ送られる。次いで、ＩＰＳは、所望の画像に対応す
る信号をＲＯ３１６へ送る。

ＲＯ８１６は回転多角形ミラーブロック付きのレーザを
有す。好ましくは、９フアセツト多角形を用いる。ＲＯ
３は、２５．４　ｍｍ　（１インチ）当たり約４００画
素の割合で光導電ベルト２０の帯電済み部分を照明する
。ＲＯ８は光導電ベルトを露光して３つの潜像を記録す
る。そのうちの一つの潜像はシアン現像剤で現像される
べきものである。

もう一つの潜像はマゼンタ現像剤で現像されるべきもの
であり、第３の潜像は黄現像剤で現像される。ＲＯ３に
よって光導電ベルト上に形成される潜像はＩＰＳ　　１
２からの信号に対応する。

静電潜像が光導電ベルト２０上に記録されたのち、ベル
ト２０はこの静電潜像を現像ステーションへ進ませる。

現像ステーションは４つの個別現像装置４０．４２．４
４及び４６を有す。この現像装置は業界で一般に「磁器
ブラシ式現像装置」と呼んでいるものである。一般に、
磁器ブラシ式現像装置は、トナー粒子を摩擦電気的に被
着させている磁器キャリヤ細粒を含んでいる磁化可能現
像剤を用いる。この現像剤は指向性磁束界を通って絶え
ず運ばれ、現像剤のブラシを形成する。現像剤粒子はき
れまなく移動しており、新たな現像剤で絶えずブラシを
提供する。現像は、現像剤のブラシを光導電面と接触さ
せることによって得られる。現像装置４０，４２及び４
４は、それぞれ、光導電面上に記録されている、特定色
で分離された静電潜像の補色に対応する特定色のトナー
粒子を適用する。トナー粒子の各々の色は、電磁波スペ
クトルの所定のスペクトル領域内の光を吸収するように
なっている。例えば、原画書類の緑領域に対応する光導
電面上の電荷の部分を放電させることによって形成され
た静電潜像は、赤及び青の部分を比較的高い電荷密度の
領域として光導電ベルト１０上に記録する。一方、緑領
域は現像に効果のない電圧に低下させられる。次いで、
帯電領域は、現像装置４０をして、光導電ベルト２０上
に記録されている静電潜像上に緑吸収性（マゼンタ）ト
ナー粒子を適用させることにより、可視となる。同様に
、前分離部は、現像装置４２により、青吸収性（黄）ト
ナー粒子で現像され、赤分離部は、現像装置４４により
、赤吸収性（シアン）トナー粒子で現像される。現像装
置４６は黒トナー粒子を含んでおり、白黒の原画書類か
ら形成された静電潜像を現像するのに用いられる。現像
装置の各々は動作位置に出入りする。動作位置において
は、磁気ブラシは光導電ベルトに至近隣接しており、非
動作位置においては、磁気ブラシは光導電ベルトから間
隔を置いている。各静電潜像の現像中は、一つの現像装
置だけが動作位置にあり、残りの現像装置は非動作位置
にある。これにより、各静電潜像は、確実に、適切な色
のトナー粒子で現像され、トナー粒子が互いに混合する
ことがない。第１図においては、現像装置４０が動作位
置にあり、現像装置４２．４４及び４６は非動作位置に
ある。

現像の後、トナー画像は転写ステーションへ移動させら
れ、該ステーションにおいて該トナー画像は、とりわけ
普通紙のような、支持材料のシートに転写される。転写
ステーションにおいて、シート搬送装置４８がシートを
移動させて光導電ベルト２０と接触させる。シート搬送
装置４８は、ローラ５０及び５２の回りに掛は渡された
１対の間隔ベルト５４を有す。グリッパがベルト５４相
互間に延び、該ベルトと一致して移動する。シートは、
トレイ上に配置されたシートのスタック５６から送り出
される。摩擦遅延フィーダ５８がスタック５６から最上
位のシートを予備転写搬送装置６０上へ送り出す。搬送
装置６０はシートをシート搬送装置４８へ送り出す。こ
のシートは、搬送装置６０により、グリッパの移動と同
期して送り出される。このようにして、シートの前縁が
、所定の位置、即ち、ローディング領域に到着し、開い
ているグリッパによって受け取られる。次いで、グリッ
パは閉じてシートをつかみ、該シートとともに循環通路
内を移動する。シートは、グリッパにより、解除可能に
つかまれる。シートの整合を校正する方法の詳細につい
ては、第１図及び第２図を参照して後で説明する。、ベ
ルトが矢印６２方向に移動するにつれ、シートは、光導
電ベルト上に現像されているトナー像と同期して移動し
て該ベルトと接触する。転写領域６４において、コロナ
発生装置６６がシートの背面にイオンをあびせ掛けてシ
ートを適当な大きさ及び極性に帯電させ、光導電ベルト
２０からトナー像を該シートへ引き付けさせる。シート
はグリッパにつかまれたままでおり、３サイクルにわた
って循環通路内を移動する。このようにして、３つの相
異なるカラートナー像が、互いに重ね合わせ整合した状
態で、シートに転写される。当業者には解るように、シ
ートは、着色不足の黒色除去が行なわれる場合には４サ
イクルにわたり、そして２つの原画書類上の情報が単一
のコピーシート上に併合される場合には８サイクルまで
、循環通路内を移動する。

光導電面上に記録されている静電潜像の各々は適切に着
色されたトナーで現像され、そして、互いに重ね合わせ
整合した状態、で、シートへ転写され、着色原画書類の
多色コピーを形成する。

最後の転写動作の後、グリッパは開いてシートを解除す
る。コンベヤ６８が、このシートを、矢印７０方向に、
定着ステーションへ運び、該ステーションにおいて、転
写済み画像はシートに永久的に定着される。定着ステー
ションは加熱式定着ローラ７４及び圧力ローラ７２を有
す。シートは、定着ローラ７４と圧力ローラ７２とで形
成されたニップを通過する。トナー像は定着ローラ７４
と接触してシートに固着される。その後、シートは送出
しローラの対７６によってキャッチトレイへ送られ、そ
の後、複写装置操作員によって複写装置から取り出され
る。

矢印２２で示すベルト２０の移動方向にある最後の処理
ステーションはクリーニングステーションである。回転
可能に取り付けられた繊維性ブラシ８０がクリーニング
ステーション内に配置され、複写動作の後に残っている
残留トナー粒子を除去するために光導電ベルト２０と接
触して保持されている。その後、ランプ８２が光導電ベ
ルト２０を照明し、次に続くサイクルの開始に先立って
、該ベルト上に残っている残留電荷を除去する。

次に第２図について説明すると、グリッパバー８４が、
ローラ５０及び５２上に取り付けられた２つのタイミン
グベルト、即ち、間隔ベルト５４相互間に懸架されてい
る。サーボモータ８６が駆動ベルト８８によってローラ
５２に接続されている。粗位置センサ９０、即ち、グリ
ッパホームセンサが設けられており、ループの回りのグ
リッパバーの位置についての粗情報を、サーボ制御器で
ある整合制御盤へ送る。整合制御盤は位置制御器であり
、従って、グリッパバーを特定の時間に特定の場所に位
置させるように指令することができる。シートフィーダ
５８は摩擦遅延フィーダであり、サーボ制御予備転写シ
ート搬送装置６０がこれに付属している。シート搬送装
置６０は、２つの速度で、即ち、複写装置処理速度及び
複写装置処理速度の２倍の速度で動作することができる
。

シートフィーダ５８はスタック５６からシートを搬送装
置６０へ進ませる。このシートは、ソレノイド９４によ
ってシート通路に出入りさせられる整合ゲート９２によ
って予備整合させられる。このシートは、２００ミリ秒
にわたり、処理速度の２倍の速度でグリッパバー８４内
に送られる。シートは、曲がりなしに真っすぐに、グリ
ッパバー内に入る。次いで、サーボモータ８６が、シー
ト長の持続時間にわたり、処理速度でベルト５４を駆動
する。センサ９６がローディング領域に配置されている
。センサ９６は、ローディング領域に対してシート及び
グリッパバーをセットするために用いられる。センサ９
６は光学センサであり、これは発光ダイオード及びホト
トランジスタである。このセンサは、測定されるべき物
体からの拡散反射光によってトリガされる。このセンサ
は、グリッパバー及びシートがローディング領域に到達
するときにこれら両方を別々に検出するように配置され
ている。シート搬送装置４８の正常動作中、このセンサ
はまた、シートづまり、つかみ誤り、解除誤り、及び次
のサイクルの開始前にベルト５４上に残っているシート
を検出するために用いられる。タイミング設定手順、即
ち、ローディング領域におけるシートグリッパとシート
との整合の校正は特別の診断手段によって行なわれ、こ
れは、製造工場において複写装置が最初組み立てられた
ときに行なわれるか、または、シート搬送装置またはシ
ートフィーダの交換が必要になった場合に顧客の施設に
おいて行なわれる。このタイミング線図を第３図に示す
。整合を開始する基準信号ＲＥＧは、ＲＯ３１６が原画
書類３８からの情報を光導電ベルト上に書き込みまたは
走査を開始した正確な時刻に、高レベルから低レベルへ
移行する。前記シート搬送装置の目的は、正確な画像対
シート及び画像対画像の整合を保持するため、シートを
基準信号にできるだけ正確に整合させることである。校
正手順の目的は、ローディング領域に同時に到着するよ
うにシート及びグリッパバーを調時することである。グ
リッパバー及びシートの調時は別々に行なわれるが、セ
ンサ９６によって画定されるローディング領域内の所定
位置である空間内の同じ機械的位置を基準とする。

校正は、シート搬送装置５８を動作停止させることによ
って開始される。整合制御盤に指令し、グリッパバー８
４をグリッパホームセンサ９０に対する名目位置に駐留
させる。名目位置がホームポジションに対応している場
合には補正の必要がない。しかし、名目位置がホームポ
ジションと一致していない場合には、この差異をなくす
るための補正が必要である。基準信号によって校正が開
始すると、サーボモータ８６が始動させられ、ベルト５
４を矢印６２方向に移動させる。このようにして、グリ
ッパバー８４はその名目位置すなわちホームポジション
から前へ進み、センサ９６を通過する。基準信号に対す
るローディング領域におけるグリッパバーの到着時間は
、グリッパバーが移動している間にマスク制御盤によっ
て測定される。この測定値は目標時間である３３００ミ
リ秒と比較される。グリッパの到着時間が目標時間より
も少ない場合には、この測定時間と目標時間との差異に
対応して位置補正が行なわれる。グリッパバーは、名目
位置またはホームポジションから、ローディング領域か
ら遠い開始位置へ移動させられる。到着時間が目標時間
よりも大きい場合には、測定時間と目標時間との差異に
対応して位置補正が行なわれる。グリッパバーは、名目
位置またはホームポジションから、ローディング領域に
近い開始位置へ移動させられる。この新しい位置補正値
は整合制御盤へ送られる。そして、基準信号が送られた
後の３３００ミリ秒の目標時間が経過した時にグリッパ
バーがローディング領域に到着するということを実証す
るために前記の過程が繰り返される。

次に、シート搬送装置４８を動作停止させ、そして、整
合制御盤に、グリッパバーをローディング領域から遠く
に駐留させるように、指令する。

シート給送の校正は、シートフィーダ５８をしてシート
をスタック５６から搬送装置６０へ進ませることによっ
て開始され、この搬送装置はこのシートをローディング
領域へ進ませる。ローディング領域へのシートの到着は
センサ９６によって検出される。マスク制御盤が、基準
信号に対するローデイン・グ領域におけるこのシートの
到着時間を測定する。この測定値は、３３００ミリ秒の
目標時間と比較される。シートの到着時間が目標時間よ
りも少ない場合には、その差異が時間遅延として記憶さ
れる。シートフィーダ５８の始動はこの時間遅延だけ遅
れる。シートの到着時間が目標時間よりも大きい場合に
は、その差異が時間遅延として記憶される。シートフィ
ーダ５８の始動はこの時間遅延だけ早くなる。この時間
遅延値はシート通過サーボ盤に記憶され、そして、基準
信号が送られた後の３３００ミリ秒の目標時間が経過し
た時にシートがローディング領域に到着するということ
を実証するために前記の過程が繰り返される。このよう
にして、グリッパバー及びシートはローディング領域に
同時に到着する。グリッパバー及びシートの校正の後、
シート搬送装置及びシートフィーダが始動させられ、こ
のようにして、信頼性あるシートつかみが行なわれる。

次に第３図のタイミング線図について説明すると、参照
番号１で示す期間中、シートフィーダ５８の給送りラッ
チはオフとなる。参照番号２で示す期間中、整合センサ
１００及び整合ゲートソレノイド９４はオフとなる。参
照番号３で示す期間中、整合センサ１００及びサーボモ
ータ１０２はオフとなる。このようになるので、シート
フィーダ５８によってシート内にゆがみが生じさせられ
る。参照番号４で示す期間中、サーボモータ１０２は回
転させられてシートの位置を決定する。

シート上の画像位置が参照番号７で示す期間中に決定さ
れる。サーボモータ１０２は高い速度で回転し、参照番
号５で示す期間中にシートがグリッパバーによって受け
取られるときに、該シート内にゆがみを形成する。セン
サ９６は、参照番号７で示す期間中、オンとなり、ロー
ディング領域におけるシート及びグリッパバーの到着を
決定する。

この時、また、コピーシート上の画像の位置が決定され
る。

要約すると、ローディング領域におけるシートとシート
グリッパとの到着を校正する本発明方法においては、シ
ート及びシートグリッパの初期または出発位置からの走
行時間が実質的に同じであることが要求される。このよ
うにすれば、シート及びシートグリッパはローディング
領域に同時に到着する。これは、走行時間を、シート及
びシートグリッパに対して独立に測定することによって
得られる。これらの測定時間を目標時間と比較する。シ
ート走行時間にある偏差を、シートフィーダの付勢時間
を調節することによって補正する。

シートグリッパの走行時間にある偏差を、該シートグリ
ッパの出発位置を調節することによって補正する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の特徴を具備する電子写真式複写装置を
示す立面図、第２図は第１図の電子写真式複写装置に用
いられるシートグリッパ搬送装置及びシート給送装置を
詳細に示す立面図、第３図はタイミング線図である。 ４８：シート搬送装置 ５８：シートフィーダ ６０：予備転写搬送装置 ８４ニゲリツパバー ９２；整合ゲート ９６：センサ Ｉｏｏ：整合センサ ＦＩＧ、　２ ＦＩＧ、　３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）複数の相異なるカラートナー像を受け取って多色
   画像を形成するため、複写装置内の循環通路内をシート
   グリッパによって搬送されるようになっているシートと
   移動しつつある搬送装置上の前記シートグリッパとの整
   合を校正する方法において、 第１の時間を決定するため、前記シートグリッパがロー
   ディング領域内の所定の場所に到着するまでの、第１の
   基準位置から前記搬送装置とともに移動する前記シート
   グリッパの移動の時間を測る段階と、 前記第１の時間が所定の時間となるように前記シート搬
   送装置の移動を調節する段階と、第２の時間を決定する
   ため、前記シートが前記ローディング領域内の所定の場
   所に到着するまでの、第２の基準位置から前記シートの
   移動の時間を測る段階と、 前記第２の時間が前記所定の時間となり、前記シート及
   び前記シートグリッパが実質的に同時に前記ローディン
   グ領域に到着するように、前記シートの移動を調節する
   段階とを有することを特徴とするシートとシートグリッ
   パとの整合校正方法。 （２）シートグリッパの移動の時間を測る段階は、帯電
   済み光導電部材上への情報の走査が開始される時間に対
   応する基準時間において前記シートグリッパの移動を開
   始させる段階を含み、シートの移動の時間を測る段階は
   、前記基準時間において前記シートの移動を開始させる
   段階を含んでいる請求項１記載のシートとシートグリッ
   パとの整合校正方法。（３）シートグリッパの移動の時
   間を測る段階は、ローディングステーションにおける前
   記シートグリッパの到着をセンサで検出することを含ん
   でいる請求項２記載のシートとシートグリッパとの整合
   校正方法。 （４）シートの移動の時間を測る段階は、ローディング
   ステーションにおける前記シートの到着を、前記ローデ
   ィングステーションにおけるシートグリッパの到着を検
   出するセンサで検出することを含んでいる請求項３記載
   のシートとシートグリッパとの整合校正方法。 （５）シートをスタックからローディング領域へ送り出
   す段階を更に含んでいる請求項４記載のシートとシート
   グリッパとの整合校正方法。 （６）搬送装置上のシートグリッパを名目位置からロー
   ディング領域へ移動させる段階を更に含んでいる請求項
   ５記載のシートとシートグリッパとの整合校正方法。 （７）搬送装置の移動を調節する段階は、 第１の時間と所定の時間との間の差異を測定するため、
   これら時間を比較する段階と、 前記比較の段階に応答して、シートグリッパを名目位置
   から開始位置へ再配置する段階とを含んでいる請求項６
   記載のシートとシートグリッパとの整合校正方法。 （８）シートの移動を調節する段階は、 時間遅延を測定するため、第２の時間を所定の時間と比
   較する段階と、 シート送り出し段階の開始のための基準時間に対する時
   間を設定するため、時間遅延を記憶する段階とを含んで
   いる請求項７記載のシートとシートグリッパとの整合校
   正方法。