JPH03151766A - 映像ディジタル伝送システムおよび映像信号受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、映像信号をディジタル化して伝送する映像デ
ィジタル伝送システムおよびこのシステムに適用される
映像信号受信装置に関する。

（従来の技術） 近頃、映像信号をディジタル化して伝送する機会が多く
なっている。

ところで映像信号を伝送するシステムにおいては、一般
的には受信側では受信した映像信号はモニタなどで映像
として出力され、これを人間が見るものとなっている。

ここで映像信号の伝送中などにおいて、映像信号に誤り
が生じたとしても、その誤りが若干であれば、人間の目
の特性の関係上問題が生じない。このため、従来の映像
ディジタル伝送システムでは、受信側で誤り訂正などは
行っていない。

しかし、符号誤りが映像信号の同期信号部分に発生して
いた場合、受信した映像信号をアナログ化すると第２図
（ｂ）に示すように同期信号中に雑音（ヒゲ）Ａが生じ
ることがある。

ここで例えばモニタなど、受信されアナログ化された映
像信号を処理する装置では、例えば同期信号の立下りに
同期して動作するものとなっているが、上述したような
ヒゲＡが発生していると、このヒゲＡを同期信号の立下
りと誤認し、ヒゲＡに同期してしまうことがある。これ
により、第２図（ａ）に示すような正常な場合に比較し
て、誤ったタイミングで扱われることとなってしまう。

この点を解決すべく、受信装置において誤り訂正を行う
ことが考えられるが、周知の一般的な誤り訂正方法では
構成が大掛かりとなってしまう。

（発明が解決しようとする課題） 以上のように従来は、受信側において伝送時における誤
りの補償を行っていないため、映像信号の同期信号部分
に誤りが発生した場合には、受信されアナログ化された
映像信号を処理する装置が映像信号に同期しなくなって
しまうという不具合があった。

そこで受信側で誤り訂正を行うことが考えられるが、一
般的な誤り訂正方法では構成が大掛かりとなってしまう
。

本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり
、その目的とするところは、非常に部品な構成でありな
がら伝送時における誤りの補償を行うことができ、受信
側での受信信号を処理するモニタなどの装置を誤動作さ
せることのない映像ディジタル伝送システムおよび映像
信号受信装置を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本願第１の発明では、映像信号をディジタル化して伝送
する映像ディジタル伝送システムにおいて、送信装置に
、前記映像信号の１フレーム毎にフレーム同期信号を付
加して伝送するフレーム同期信号付加手段を、また受信
装置に、前記映像信号の同期信号（映像同期信号）とし
て定められた所定の信号を発生する映像同期信号発生手
段と、受信した映像信号中に付加されたフレーム同期信
号を検出する検出手段とを備え、この検出手段によるフ
レーム同期信号の検出タイミングに同期して、受信映像
信号中の映像同期信号部分を前記映像同期信号発生手段
が発生した信号に置換えるようにした。

また本願第２の発明では、映像信号をディジタル化し、
この映像信号の１フレーム毎にフレーム同期信号を付加
して伝送する映像ディジタル伝送システムに通用される
映像信号受信装置において、前記映像信号の映像同期信
号として定められた所定の信号を発生する映像同期信号
発生手段と、受信した映像信号中に付加されたフレーム
同期信号を検出する検出手段とを備え、この検出手段に
よるフレーム同期信号の検出タイミングに同期して、受
信映像信号中の映像同期信号部分を前記映像同期信号発
生手段が発生した信号に置換えるようにした。

（作　用） このような手段を講じたことにより、受信側では受信し
た映像信号中に付加されたフレーム同期信号の検出がな
され、このフレーム同期信号の検出タイミングに同期し
て、受信映像信号中の同期信号（映像同期信号）部分が
映像同期信号発生手段が発生した前記映像信号の映像同
期信号として定められた所定の信号に置換えられる。

従って、受信装置の後段に接続される装置へと出力され
る映像信号は、映像同期信号が常に受信装置側で発生し
た同一パターンの信号となる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例に係る映像ディ
ジタル伝送システムに付き説明する。

第１図は同システムの構成を示すブロック図である。図
中、１０は送信装置であり、クロック発生器１１、Ａ／
Ｄ変換器１２、フレーム同期信号発生部１３、多重化部
１４から構成されている。

また２０は受信装置であり、クロック再生器２１、フレ
ーム同期信号検出部２２、分離部２３、映像同期信号発
生部２４、映像同期信号置換部２５、Ｄ／Ａ変換器２６
とから構成されている。そして送信装置１０と受信装置
２０とは例えば光伝送路等の伝送回線３０を介して接続
されている。

次に以上のように構成された本映像ディジタル伝送シス
テムに動作を説明する。まず、送信装置１０は、伝送す
べく入力された映像信号をクロ・ツク発生器１１へと入
力する。クロック発生器１１は、入力された映像信号に
含まれる同期信号（以下、映像同期信号と称する）に同
期して所定周波数のクロック信号を発生し、このクロッ
ク信号をＡ／Ｄ変換器１２．フレーム同期信号発生部１
３゜多重化部１４にそれぞれ与える。このクロック発生
器１１が出力するクロック信号に応じてＡ／Ｄ変換器１
２．フレーム同期信号発生部１３．多重化部１４は動作
する。

ここで映像信号はＡ／Ｄ変換器１２にも入力されており
、Ａ／Ｄ変換器では映像信号のディジタル化がなされる
。これと同時に、フレーム同期信号発生部１３ではクロ
ック発生器１１が出力するクロック信号に応じた所定の
タイミングでフレーム同期信号（例えば１ビツトの信号
）を出力する。

そして、Ａ／Ｄ変換器１２でディジタル化された映像信
号とフレーム同期信号発生部１３から出力されたフレー
ム同期信号はそれぞれ多重化部１４に入力される。多重
化部１４は、この入力された映像信号にフレーム同期信
号を付加する。これは、フレーム同期信号発生部１３に
おけるフレーム同期信号の発生タイミングの設定により
、映像信号１フレームの先頭にフレーム同期信号を付加
する。

このように本送信装置１０では、フレーム同期信号発生
部１３および多重化部１４により映像信号にフレーム同
期信号が付加されるものとなっており、フレーム同期信
号発生部１３および多重化部１４でフレーム同期信号付
加手段を構成している。

このかくしてフレーム同期信号が付加された映像信号は
伝送回線３０を介して受信装置２０へと伝送される。

受信装置２０では、映像信号を受信すると、この受信し
た映像信号をクロック再生器２１．フレーム同期信号検
出部２２１分離部２３にそれぞれ入力する。クロック再
生器２１では、入力された映像信号からクロック信号を
再生し、再生したクロック信号をＤ／Ａ変換器２６へと
与える。またフレーム同期信号検出部２２は、送信装置
１０において映像信号に付加されたフレーム同期信号の
検出を行い、このフレーム同期信号の検出結果を、分離
部２３および映像同期信号発生部２４へと与える。これ
により、分離部２３ではフレーム同期信号検出部２２か
らの通知に応じて映像信号から付加されたフレーム同期
信号を分離し、映像信号のみを映像同期信号置換部２５
へと与える。すなわち、この分離回路２３で伝送のため
に付加されたフレーム同期信号を映像信号から削除する
。

一方、映像同期信号′発生部２４では、フレーム同期信
号検出部２２でのフレーム同期信号検出に同期して、予
め設定されている所定パターンのディジタル信号を発生
する。このディジタル信号は、規定されている映像同期
信号をディジタル化したものと同一パターンである。す
なわち、この映像同期信号発生部２４が映像同期信号発
生手段として働く。そしてこの映像同期信号発生部２４
で発生されたディジタル信号は映像同期信号置換部２５
へと入力される。映像同期信号置換部２５は、分離部２
３から入力された映像信号中の映像同期信号部分を映像
同期信号発生部２４から入力されたディジタル信号に置
き換えたのち、映像同期信号の置き換えを行った映像信
号をＤ／Ａ変換器２６へと与える。すなわち、この映像
同期信号置０ 換部２５が置換手段として働く。Ｄ／Ａ変換器２６では
入力された映像信号をアナログ化し、受信映像信号とし
て出力する。この受信装置２０から出力された映像信号
は、例えばモニタなど（図示せず）に入力される。

このように本システムでは、送信装置１０において映像
信号の各フレームの先頭にフレーム同期信号を付加して
送信する。受信装置２０では上記フレーム同期信号を検
出することによりフレームの先端を検出し、これにより
映像同期信号の位置を判別する。そして受信装置２０は
、受信した映像同期信号中の映像同期信号部分を自己が
映像同期信号発生部２４にて発生した信号に置き換える
。

従って、このような簡易な構成でありながら、伝送時に
おいて映像同期信号部分に符号誤りが生じたとしても、
受信装置２０から出力され例えばモニタなどの後段の装
置に入力される映像信号の映像同期信号は常に規定され
た映像同期信号（同一パターンの信号）に置き換えられ
ており、モニタなどの後段の装置は映像信号の同期検出
が正確１ に行え、同期網れなどが生じることはない。

なお本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えばフレーム同期信号を映像信号に付加して伝送するも
のとなっている既存の映像ディジタル伝送システムを使
用するのであれば、第１図に示す受信装置２０と同様な
構成の映像信号受信装置をその既存の映像ディジタル伝
送システムに接続すれば上記実施例と同様な効果を得る
ことができる。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形実施が可能である。

［発明の効果］ 本願第１の発明では、映像信号をディジタル化して伝送
する映像ディジタル伝送システムにおいて、送信装置に
、前記映像信号の１フレーム毎にフレーム同期信号を付
加して伝送するフレーム同期信号付加手段を、また受信
装置に、前記映像信号の同期信号（映像同期信号）とし
て定められた所定の信号を発生する映像同期信号発生手
段と、受信した映像信号中に付加されたフレーム同期信
号を検出する検出手段とを備え、この検出手段に２ よるフレーム同期信号の検出タイミングに同期して、受
信映像信号中の映像同期信号部分を前記映像同期信号発
生手段が発生した信号に置換えるようにした。

また本願第２の発明では、映像信号をディジタル化し、
この映像信号の１フレーム毎にフレーム同期信号を付加
して伝送する映像ディジタル伝送システムに適用される
映像信号受信装置において、前記映像信号の映像同期信
号として定められた所定の信号を発生する映像同期信号
発生手段と、受信した映像信号中に付加されたフレーム
同期信号を検出する検出手段とを備え、この検出手段に
よるフレーム同期信号の検出タイミングに同期して、受
信映像信号中の映像同期信号部分を前記映像同期信号発
生手段が発生した信号に置換えるようにした。

これにより、非常に簡易な構成でありながら伝送時にお
ける誤りの補償を行うことができ、受信側での受信信号
を処理するモニタなどの装置を誤動作させることのない
映像ディジタル伝送システ３ ムおよび映像信号受信装置となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る映像ディジタル伝送シ
ステムの構成を示すブロック図、第２図は従来技術を説
明する図である。 １０・・・送信装置、１１・・・クロック発生器、１２
・・・Ａ／Ｄ変換器、１３・・・フレーム同期信号発生
部、１４・・・多重化部、２０・・・受信装置、２１・
・・クロック再生器、２２・・・フレーム同期信号検出
部、２３・・・分離部、２４・・・映像同期信号発生部
、２５・・・映像同期信号置換部、２６・・・Ｄ／Ａ変
換器。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像信号をディジタル化して伝送する映像ディジ
   タル伝送システムにおいて、 送信装置は、前記映像信号の１フレーム毎にフレーム同
   期信号を付加して伝送するフレーム同期信号付加手段を
   備えてなり、 また受信装置は、前記映像信号の映像同期信号として定
   められた所定の信号を発生する映像同期信号発生手段と
   、 受信した映像信号中に付加されたフレーム同期信号を検
   出する検出手段と、 この検出手段によるフレーム同期信号の検出タイミング
   に同期して、受信映像信号中の映像同期信号部分を前記
   映像同期信号発生手段が発生した信号に置換える置換手
   段とを具備してなることを特徴とする映像ディジタル伝
   送システム。
2. （２）映像信号をディジタル化し、この映像信号の１フ
   レーム毎にフレーム同期信号を付加して伝送する映像デ
   ィジタル伝送システムに適用される映像信号受信装置に
   おいて、 前記映像信号の映像同期信号として定められた所定の信
   号を発生する映像同期信号発生手段と、受信した映像信
   号中に付加されたフレーム同期信号を検出する検出手段
   と、 この検出手段によるフレーム同期信号の検出タイミング
   に同期して、受信映像信号中の映像同期信号部分を前記
   映像同期信号発生手段が発生した信号に置換える置換手
   段とを具備してなることを特徴とする映像信号受信装置
   。