JPH0315087B2 - - Google Patents
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- JPH0315087B2 JPH0315087B2 JP4442583A JP4442583A JPH0315087B2 JP H0315087 B2 JPH0315087 B2 JP H0315087B2 JP 4442583 A JP4442583 A JP 4442583A JP 4442583 A JP4442583 A JP 4442583A JP H0315087 B2 JPH0315087 B2 JP H0315087B2
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- Japan
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- mill
- pulverized coal
- burner
- reduction
- pipe
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- 239000003245 coal Substances 0.000 claims description 47
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 12
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 19
- MWUXSHHQAYIFBG-UHFFFAOYSA-N Nitric oxide Chemical compound O=[N] MWUXSHHQAYIFBG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 16
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000009841 combustion method Methods 0.000 description 1
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 1
- 239000013067 intermediate product Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は微粉炭燃焼用のボイラ装置に係り特
に微粉炭を製造する粉砕装置に故障が生じても窒
素酸化物の排出量が増大することのないボイラ装
置に関する。
に微粉炭を製造する粉砕装置に故障が生じても窒
素酸化物の排出量が増大することのないボイラ装
置に関する。
最近の燃料事情の変化に伴い、その燃料が石油
から石炭に転換される傾向にある。事業所用大型
ボイラの場合には、燃焼性、制御性を高めるため
石炭を微粉砕し、この微粉砕した石炭(以下「微
粉炭」として説明する)をバーナに気流輸送して
燃焼させる微粉炭燃焼方式を殆んどの場合採用し
ている。この場合、微粉炭を一旦貯留し必要量を
バーナに供給するようにしておけば粉砕装置(ミ
ル)のうちの一部が故障しても十分に対応し得る
が、微粉炭の貯蔵は常に大爆発の危険があり、安
全性に問題がある。このためバーナとミルとを微
粉炭供給用の管路で直接接続し、ミルで製造した
微粉炭を直接バーナに供給するダイレクト燃焼方
式を採用している場合が多い。
から石炭に転換される傾向にある。事業所用大型
ボイラの場合には、燃焼性、制御性を高めるため
石炭を微粉砕し、この微粉砕した石炭(以下「微
粉炭」として説明する)をバーナに気流輸送して
燃焼させる微粉炭燃焼方式を殆んどの場合採用し
ている。この場合、微粉炭を一旦貯留し必要量を
バーナに供給するようにしておけば粉砕装置(ミ
ル)のうちの一部が故障しても十分に対応し得る
が、微粉炭の貯蔵は常に大爆発の危険があり、安
全性に問題がある。このためバーナとミルとを微
粉炭供給用の管路で直接接続し、ミルで製造した
微粉炭を直接バーナに供給するダイレクト燃焼方
式を採用している場合が多い。
第1図は従来のダイレクト燃焼方式による微粉
炭燃焼用ボイラ装置の系統図を示す。図中符号1
ないし6はボイラ7の対向する壁面に対して各々
三段に配置した主バーナ8,9,10,11,1
2,13に対して管路接続した主バーナ用ミルで
ある。14及び15はこれら主バーナの上部に配
置した還元バーナ16,17に対して微粉炭を供
給する還元バーナ用ミルである。還元バーナは低
空燃比で燃焼させることによりCO、CHラジカル
等の還元性中間生成物を生成し、これにより窒素
酸化物(NOx)を気相還元するものである。こ
のため主バーナ用ミルに対しては微粉炭給送用気
体として空気Aを供給しているが、還元バーナ用
ミルに対しては微粉炭給送用の気体流量を確保
し、かつ空燃比を所定の値以下に確保するため空
気Aに代えて、またはこれに加えてボイラの燃焼
排ガスGを供給するようにしている。
炭燃焼用ボイラ装置の系統図を示す。図中符号1
ないし6はボイラ7の対向する壁面に対して各々
三段に配置した主バーナ8,9,10,11,1
2,13に対して管路接続した主バーナ用ミルで
ある。14及び15はこれら主バーナの上部に配
置した還元バーナ16,17に対して微粉炭を供
給する還元バーナ用ミルである。還元バーナは低
空燃比で燃焼させることによりCO、CHラジカル
等の還元性中間生成物を生成し、これにより窒素
酸化物(NOx)を気相還元するものである。こ
のため主バーナ用ミルに対しては微粉炭給送用気
体として空気Aを供給しているが、還元バーナ用
ミルに対しては微粉炭給送用の気体流量を確保
し、かつ空燃比を所定の値以下に確保するため空
気Aに代えて、またはこれに加えてボイラの燃焼
排ガスGを供給するようにしている。
一方符号18は予備ミルであり、管路19をも
つて各主バーナミルとバーナとを接続する微粉炭
給送用管路に接続し、各ミルのいづれかが故障し
た場合、予備ミル18を作動させかつ管路を切り
換えて、故障したミルと接続しているバーナに微
粉炭を供給するようにしている。しかしこの予備
ミル18は熱負荷を殆んど負担しない還元バーナ
用ミルの微粉炭供給管路とは接続しておらず還元
バーナ用ミル14,15のいづれかが故障した場
合には気相還元が不十分となりNOxの排出量が
増加してしまうという問題がある。また仮に予備
ミルと還元バーナ用ミルとを接続しても輸送用気
体が空気であるため、微粉炭の供給を受けた還元
バーナの空燃比が上昇し還元バーナとしての機能
を失つてしまうという問題もある。
つて各主バーナミルとバーナとを接続する微粉炭
給送用管路に接続し、各ミルのいづれかが故障し
た場合、予備ミル18を作動させかつ管路を切り
換えて、故障したミルと接続しているバーナに微
粉炭を供給するようにしている。しかしこの予備
ミル18は熱負荷を殆んど負担しない還元バーナ
用ミルの微粉炭供給管路とは接続しておらず還元
バーナ用ミル14,15のいづれかが故障した場
合には気相還元が不十分となりNOxの排出量が
増加してしまうという問題がある。また仮に予備
ミルと還元バーナ用ミルとを接続しても輸送用気
体が空気であるため、微粉炭の供給を受けた還元
バーナの空燃比が上昇し還元バーナとしての機能
を失つてしまうという問題もある。
この発明の目的は上述した問題点に鑑み構成し
たものであり、予備ミルの微粉炭管路と還元バー
ナ用ミルの微粉炭管路とをダンパ付き管路で接続
し、還元バーナ用ミルの故障停止の場合において
も排ガス中の窒素酸化物の排出が増加することの
ない微粉炭燃焼用ボイラ装置を提供することにあ
る。
たものであり、予備ミルの微粉炭管路と還元バー
ナ用ミルの微粉炭管路とをダンパ付き管路で接続
し、還元バーナ用ミルの故障停止の場合において
も排ガス中の窒素酸化物の排出が増加することの
ない微粉炭燃焼用ボイラ装置を提供することにあ
る。
要するにこの発明は、還元バーナ用ミルと還元
バーナとを接続する管路に対しても予備ミルに対
しては空気供給管路に加えて排ガス供給管路も接
続し、この予備ミルを還元バーナ用ミルの予備ミ
ルとしても使用可能なよう構成した微粉炭燃焼ボ
イラである。
バーナとを接続する管路に対しても予備ミルに対
しては空気供給管路に加えて排ガス供給管路も接
続し、この予備ミルを還元バーナ用ミルの予備ミ
ルとしても使用可能なよう構成した微粉炭燃焼ボ
イラである。
以下この発明の実施例を第2図を用いて説明す
る。還元バーナ用ミル14及び15は微粉炭管路
20及び21をもつてボイラ7の還元バーナ17
及び16に接続している。一方予備ミル18の微
粉炭管路19は他の主バーナ用ミル1ないし6の
微粉炭管路と接続しているわけであるが、これに
加えて、管路22,23をもつて前記還元バーナ
用ミルの微粉炭管路20及び21と接続してい
る。一方予備ミル18に対しては気流輸送用の空
気管路24に加えて、還元バーナ用ミル14,1
5に排ガスGを供給する排ガス管路25から分岐
した別の排ガス管路26が接続している。
る。還元バーナ用ミル14及び15は微粉炭管路
20及び21をもつてボイラ7の還元バーナ17
及び16に接続している。一方予備ミル18の微
粉炭管路19は他の主バーナ用ミル1ないし6の
微粉炭管路と接続しているわけであるが、これに
加えて、管路22,23をもつて前記還元バーナ
用ミルの微粉炭管路20及び21と接続してい
る。一方予備ミル18に対しては気流輸送用の空
気管路24に加えて、還元バーナ用ミル14,1
5に排ガスGを供給する排ガス管路25から分岐
した別の排ガス管路26が接続している。
この装置において、各ミルが正常に運転してい
る場合には、予備ミル18の微粉炭管路19のダ
ンパ30、還元バーナ用ミルの微粉炭管路20,
21と前記管路19とを接続する管路22,23
のダンパ31,32は全閉として予備ミル18は
運転停止状態にしておく。この状態で主バーナミ
ル1ないし6のうちいづれかが故障した場合に
は、予備ミル18の運転を行い、かつダンパ30
を開として故障して主バーナミルの微粉炭管路に
対して微粉炭を供給し、故障したミルが修理を終
り運転を再開するまで微粉炭の供給を行なう。こ
の場合排ガス管路26のダンパ33は全閉、空気
供給管路24のダンパ34は開として他の主バー
ナ用ミルと同様に空気Aをもつて微粉炭を気流輸
送する。
る場合には、予備ミル18の微粉炭管路19のダ
ンパ30、還元バーナ用ミルの微粉炭管路20,
21と前記管路19とを接続する管路22,23
のダンパ31,32は全閉として予備ミル18は
運転停止状態にしておく。この状態で主バーナミ
ル1ないし6のうちいづれかが故障した場合に
は、予備ミル18の運転を行い、かつダンパ30
を開として故障して主バーナミルの微粉炭管路に
対して微粉炭を供給し、故障したミルが修理を終
り運転を再開するまで微粉炭の供給を行なう。こ
の場合排ガス管路26のダンパ33は全閉、空気
供給管路24のダンパ34は開として他の主バー
ナ用ミルと同様に空気Aをもつて微粉炭を気流輸
送する。
次に還元バーナ用ミル、例えばミル14が故障
した場合について説明する。この場合には管路2
2のダンパ31を開とし予備ミル18内の微粉炭
を管路19,22,20を経て還元バーナ17に
供給して還元バーナ17の燃焼を継続させボイラ
7内での気相還元効率が低下するのを防止する。
なおこの場合、還元バーナ用ミルの出口ダンパ3
5及び各気体供給管路のダンパは閉としておくこ
とはもちろんである。またダンパ33を開として
予備ミルに対して排ガスGを供給し、微粉炭輸送
用気体として排ガスGのみ、または空気Aとの混
合気体を使用し、故障したミル14の輸送用気体
と同じ気体により微粉炭を気流輸送する。
した場合について説明する。この場合には管路2
2のダンパ31を開とし予備ミル18内の微粉炭
を管路19,22,20を経て還元バーナ17に
供給して還元バーナ17の燃焼を継続させボイラ
7内での気相還元効率が低下するのを防止する。
なおこの場合、還元バーナ用ミルの出口ダンパ3
5及び各気体供給管路のダンパは閉としておくこ
とはもちろんである。またダンパ33を開として
予備ミルに対して排ガスGを供給し、微粉炭輸送
用気体として排ガスGのみ、または空気Aとの混
合気体を使用し、故障したミル14の輸送用気体
と同じ気体により微粉炭を気流輸送する。
この発明を実施することにより主バーナミルの
故障時はもちろん、還元バーナ用ミルが故障した
場合でも還元バーナの燃焼を継続させることがで
きるのでミルの故障に係りなく常時窒素酸化物の
排出量を少量に押えることができる。
故障時はもちろん、還元バーナ用ミルが故障した
場合でも還元バーナの燃焼を継続させることがで
きるのでミルの故障に係りなく常時窒素酸化物の
排出量を少量に押えることができる。
第1図は従来の微粉炭燃焼用ボイラ装置の系統
図、第2図はこの発明に係る微粉炭燃焼用ボイラ
装置の系統図である。 1,2,3,4,5,6……主バーナ用ミル、
7……ボイラ、8,9,10,11,12,13
……主バーナ、14,15……還元バーナ用ミ
ル、16,17……還元バーナ、18……予備ミ
ル、19,20,21,22,23……微粉炭管
路、26……排ガス供給管路。
図、第2図はこの発明に係る微粉炭燃焼用ボイラ
装置の系統図である。 1,2,3,4,5,6……主バーナ用ミル、
7……ボイラ、8,9,10,11,12,13
……主バーナ、14,15……還元バーナ用ミ
ル、16,17……還元バーナ、18……予備ミ
ル、19,20,21,22,23……微粉炭管
路、26……排ガス供給管路。
Claims (1)
- 1 主バーナ用ミル及び還元バーナ用ミルと主バ
ーナ及び還元バーナとを微粉炭管路で各々接続し
かつ予備ミルの微粉炭管路とこれら主バーナ用ミ
ルの微粉炭管路とを接続して主バーナ用ミルの故
障時予備ミルを使用するよう構成したものにおい
て、還元バーナ用ミルの微粉炭管路と予備ミルの
微粉炭管路とを接続し、かつ予備ミルに対しては
排ガス供給管路を接続し、還元バーナ用ミルの故
障に対しても予備ミルを使用可能にしたことを特
徴とする微粉炭燃焼用ボイラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4442583A JPS59170616A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 微粉炭燃焼用ボイラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4442583A JPS59170616A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 微粉炭燃焼用ボイラ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59170616A JPS59170616A (ja) | 1984-09-26 |
JPH0315087B2 true JPH0315087B2 (ja) | 1991-02-28 |
Family
ID=12691130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4442583A Granted JPS59170616A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 微粉炭燃焼用ボイラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59170616A (ja) |
-
1983
- 1983-03-18 JP JP4442583A patent/JPS59170616A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59170616A (ja) | 1984-09-26 |
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