JP3006625B2 - 加圧流動層ボイラ - Google Patents
加圧流動層ボイラInfo
- Publication number
- JP3006625B2 JP3006625B2 JP2263852A JP26385290A JP3006625B2 JP 3006625 B2 JP3006625 B2 JP 3006625B2 JP 2263852 A JP2263852 A JP 2263852A JP 26385290 A JP26385290 A JP 26385290A JP 3006625 B2 JP3006625 B2 JP 3006625B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boiler
- fluidized bed
- pressure vessel
- valve
- combustion gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は加圧流動層ボイラに係り、特に緊急時、炉内
圧を急激に下げるような事態に至った場合、炉内に残留
した未燃カーボンの燃焼を防止し、速やかに冷却できる
加圧流動層ボイラに関するものである。
圧を急激に下げるような事態に至った場合、炉内に残留
した未燃カーボンの燃焼を防止し、速やかに冷却できる
加圧流動層ボイラに関するものである。
［従来の技術］ 従来の加圧流動層ボイラを第２図に示す。図中の１は
圧力容器、２はボイラ本体、３は流動層、４は空気分散
板、７は煙道、８は安全弁、９は弁、10は集塵器、13は
ガスタービン、14は入口空気配管、15はコンプレッサ、
16は排気管、17は層内伝熱管、18は安全弁、19は空気配
管、20は風箱、21は給炭管、22は空間、25は不活性ガス
貯蔵タンク、26は弁、27は不活性ガス吹込管、28は弁で
ある。
圧力容器、２はボイラ本体、３は流動層、４は空気分散
板、７は煙道、８は安全弁、９は弁、10は集塵器、13は
ガスタービン、14は入口空気配管、15はコンプレッサ、
16は排気管、17は層内伝熱管、18は安全弁、19は空気配
管、20は風箱、21は給炭管、22は空間、25は不活性ガス
貯蔵タンク、26は弁、27は不活性ガス吹込管、28は弁で
ある。
燃焼用空気は入口空気配管14よりコンプレッサ15に入
り、昇圧される。昇圧された空気は、弁18ならびに空気
配管19を通って圧力容器１内に導入される。その空気分
散板４を通って流動層３内に吹き込まれ、給炭管21から
供給された微粉炭を燃焼し、燃焼ガスを生じる。
り、昇圧される。昇圧された空気は、弁18ならびに空気
配管19を通って圧力容器１内に導入される。その空気分
散板４を通って流動層３内に吹き込まれ、給炭管21から
供給された微粉炭を燃焼し、燃焼ガスを生じる。
燃焼ガスは煙道７、集塵器10を経由してガスタービン
13に送られる。このガスタービン13で膨張し圧力が低下
した燃焼ガスは、排気管16を通って廃熱回収装置（図示
せず）に送られる。
13に送られる。このガスタービン13で膨張し圧力が低下
した燃焼ガスは、排気管16を通って廃熱回収装置（図示
せず）に送られる。
この従来の加圧流動層ボイラでは、何んらかの原因で
安全弁８を開放してボイラ本体２の炉内圧を急激に下げ
なければならなくなった場合、弁９、弁18、弁28を閉め
ると同時に安全弁８を開放する。さらに弁26を開け、不
活性ガス貯蔵タンク25より窒素などの不活性ガスを不活
性ガス吹込管27を通して空気分散板４の下部に吹き込ん
で、流動層３内に残留して燃焼しつつある未燃カーボン
を消火して冷却していた。
安全弁８を開放してボイラ本体２の炉内圧を急激に下げ
なければならなくなった場合、弁９、弁18、弁28を閉め
ると同時に安全弁８を開放する。さらに弁26を開け、不
活性ガス貯蔵タンク25より窒素などの不活性ガスを不活
性ガス吹込管27を通して空気分散板４の下部に吹き込ん
で、流動層３内に残留して燃焼しつつある未燃カーボン
を消火して冷却していた。
［発明が解決しようとする課題］ ところでこの従来の加圧流動層ボイラでは、ボイラ本
体を収納する圧力容器の他に不活性ガス用の圧力容器が
必要である。そのためプラント製作費が高くつき、また
プラントの設置面積がかなり必要であるなどの問題点を
有している。
体を収納する圧力容器の他に不活性ガス用の圧力容器が
必要である。そのためプラント製作費が高くつき、また
プラントの設置面積がかなり必要であるなどの問題点を
有している。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消
し、プラント製作費が軽減でき、しかもプラントの設置
面積が少なくてすむ加圧流動層ボイラを提供することに
ある。
し、プラント製作費が軽減でき、しかもプラントの設置
面積が少なくてすむ加圧流動層ボイラを提供することに
ある。
［課題を解決するための手段］ 前述の目的を達成するため、本発明は、流動層を有す
るボイラ本体が圧力容器内に備えられた加圧流動層ボイ
ラにおいて、 緊急停止時に前記ボイラ本体の炉内圧力を下げる弁
と、 前記ボイラ本体から排出される燃焼ガスの一部を昇圧
する例えばブロアやコンプレッサなどの昇圧手段と、 その昇圧された燃焼ガスを前記ボイラ本体と圧力容器
の間の空間に送気する例えばブロアなどの送気手段と、 前記ボイラ本体内の流動層より下部の例えば風箱など
の部分と、前記ボイラ本体と圧力容器の間の空間を連通
する例えばスリットなどの連通部とを有し、 前記送気手段により、前記ボイラ本体と圧力容器の間
の空間に常に高圧の燃焼ガスが充満されていることを特
徴とするものである。
るボイラ本体が圧力容器内に備えられた加圧流動層ボイ
ラにおいて、 緊急停止時に前記ボイラ本体の炉内圧力を下げる弁
と、 前記ボイラ本体から排出される燃焼ガスの一部を昇圧
する例えばブロアやコンプレッサなどの昇圧手段と、 その昇圧された燃焼ガスを前記ボイラ本体と圧力容器
の間の空間に送気する例えばブロアなどの送気手段と、 前記ボイラ本体内の流動層より下部の例えば風箱など
の部分と、前記ボイラ本体と圧力容器の間の空間を連通
する例えばスリットなどの連通部とを有し、 前記送気手段により、前記ボイラ本体と圧力容器の間
の空間に常に高圧の燃焼ガスが充満されていることを特
徴とするものである。
［作用］ 前述のような構成をとることにより、不活性ガス用の
巨大な貯蔵タンクが不要になり、コストの低減ならびに
プラント設置面積の縮小が図れる。
巨大な貯蔵タンクが不要になり、コストの低減ならびに
プラント設置面積の縮小が図れる。
［実施例］ 次に本発明の実施例を第１図とともに説明する。図中
の５はスリット、６は入口ダクト、11はガスクーラ、12
はブロア、23は弁、24は分岐管である。
の５はスリット、６は入口ダクト、11はガスクーラ、12
はブロア、23は弁、24は分岐管である。
燃焼用空気は入口空気配管14よりコンプレッサ15に入
り圧縮されて、弁18、空気配管19を通して風箱20に入
る。
り圧縮されて、弁18、空気配管19を通して風箱20に入
る。
風箱20に導入された空気は空気分散板４を通って流動
層３内に吹き込まれ、微粉炭の燃焼に関与する。生成さ
れた燃焼ガスは煙道７、安全弁８、弁９、集塵器10を経
由しガスタービン13に導入されてタービン13を駆動す
る。
層３内に吹き込まれ、微粉炭の燃焼に関与する。生成さ
れた燃焼ガスは煙道７、安全弁８、弁９、集塵器10を経
由しガスタービン13に導入されてタービン13を駆動す
る。
煙道７を流れる燃焼ガスの一部は分岐管24を通じてガ
スクーラ11で冷却され、ブロア12で昇圧されたのち圧力
容器１の上部に入る。圧力容器１内に入った燃焼ガスは
ボイラ本体２の下端と入口ダクト６の間に設けたスリッ
ト５を通って風箱20内に入る。風箱20内に導入された燃
焼ガスは、空気配管19からの大量の空気と混合し流動層
内に入る。従ってボイラ本体２と圧力容器１の間の空間
22内には、常に高圧の不活性な燃焼ガスが充満されてい
る。
スクーラ11で冷却され、ブロア12で昇圧されたのち圧力
容器１の上部に入る。圧力容器１内に入った燃焼ガスは
ボイラ本体２の下端と入口ダクト６の間に設けたスリッ
ト５を通って風箱20内に入る。風箱20内に導入された燃
焼ガスは、空気配管19からの大量の空気と混合し流動層
内に入る。従ってボイラ本体２と圧力容器１の間の空間
22内には、常に高圧の不活性な燃焼ガスが充満されてい
る。
ボイラを緊急停止する場合、弁９、弁18、弁23、弁28
を閉めると同時に、安全弁８を開放して炉内圧を下げ
る。そうすると、空間22に充満した燃焼ガスはボイラ本
体２の下端と入口ダクト６の間のスリット５、風箱20、
空気分散板４を通って流動層３内に入り、層内の未燃カ
ーボンを消火、冷却する。
を閉めると同時に、安全弁８を開放して炉内圧を下げ
る。そうすると、空間22に充満した燃焼ガスはボイラ本
体２の下端と入口ダクト６の間のスリット５、風箱20、
空気分散板４を通って流動層３内に入り、層内の未燃カ
ーボンを消火、冷却する。
［発明の効果］ 本発明は前述のような構成になっているから、不活性
ガス用の巨大な貯蔵タンクが不要になり、プラント製作
費の軽減ならびにプラント設置面積の減少が図れる。
ガス用の巨大な貯蔵タンクが不要になり、プラント製作
費の軽減ならびにプラント設置面積の減少が図れる。
第１図は本発明の実施例に係る加圧流動層ボイラの概略
構成図、第２図は従来の加圧流動層ボイラの概略構成図
である。 １……圧力容器、２……ボイラ本体、３……流動層、５
……スリット、６……入口ダクト、11……ガスクーラ、
12……ブロア、23……弁。
構成図、第２図は従来の加圧流動層ボイラの概略構成図
である。 １……圧力容器、２……ボイラ本体、３……流動層、５
……スリット、６……入口ダクト、11……ガスクーラ、
12……ブロア、23……弁。
Claims (1)
- 【請求項１】流動層を有するボイラ本体が圧力容器内に
備えられた加圧流動層ボイラにおいて、 緊急停止時に前記ボイラ本体の炉内圧力を下げる弁と、 前記ボイラ本体から排出される燃焼ガスの一部を昇圧す
る昇圧手段と、 その昇圧された燃焼ガスを前記ボイラ本体と圧力容器の
間の空間に送気する送気手段と、 前記ボイラ本体内の流動層より下部の部分と、前記ボイ
ラ本体と圧力容器の間の空間を連通する連通部とを有
し、 前記送気手段により、前記ボイラ本体と圧力容器の間の
空間に常に高圧の燃焼ガスが充満されていることを特徴
とする加圧流動層ボイラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2263852A JP3006625B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 加圧流動層ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2263852A JP3006625B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 加圧流動層ボイラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04143505A JPH04143505A (ja) | 1992-05-18 |
| JP3006625B2 true JP3006625B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=17395128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2263852A Expired - Fee Related JP3006625B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 加圧流動層ボイラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3006625B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20140147830A (ko) * | 2012-03-26 | 2014-12-30 | 츠키시마기카이가부시키가이샤 | 가압유동로 시스템의 기동 방법 |
| KR20140148406A (ko) * | 2012-03-26 | 2014-12-31 | 츠키시마기카이가부시키가이샤 | 가압유동로 시스템의 비상정지 방법 |
-
1990
- 1990-10-03 JP JP2263852A patent/JP3006625B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20140147830A (ko) * | 2012-03-26 | 2014-12-30 | 츠키시마기카이가부시키가이샤 | 가압유동로 시스템의 기동 방법 |
| KR20140148406A (ko) * | 2012-03-26 | 2014-12-31 | 츠키시마기카이가부시키가이샤 | 가압유동로 시스템의 비상정지 방법 |
| KR102067302B1 (ko) | 2012-03-26 | 2020-01-16 | 츠키시마기카이가부시키가이샤 | 가압유동로 시스템의 기동 방법 |
| KR102067303B1 (ko) | 2012-03-26 | 2020-01-16 | 츠키시마기카이가부시키가이샤 | 가압유동로 시스템의 비상정지 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04143505A (ja) | 1992-05-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN102042614A (zh) | 电站燃煤锅炉天然气点火系统 | |
| JPWO2011016556A1 (ja) | 有機性廃棄物処理システム及び方法 | |
| CA1161653A (en) | Compressor protective control system for a gas turbine power plant | |
| JP3783024B2 (ja) | 汚泥処理システム及び方法 | |
| US4498286A (en) | Gas turbine plant with a fluidized bed combustion chamber | |
| JP3006625B2 (ja) | 加圧流動層ボイラ | |
| JPS62178731A (ja) | ガスタ−ビン装置の運転外乱が起こつたときの加圧流動層燃焼プラントの制御法及びそのような制御装置を備えたプラント | |
| US5251434A (en) | Pressurized fluidized-bed boiler power plant | |
| JP2682681B2 (ja) | ガスタービンユニットにおける作動の障害時に加圧流動床燃焼発電プラントを制御する方法及びこの制御の為の装置を有する加圧流動床燃焼発電プラント | |
| US2420335A (en) | Multiple temperature air supply arrangement for hot air power plant furnaces | |
| JPH0650509A (ja) | 加圧流動層ボイラの緊急運転方法 | |
| JP2886863B2 (ja) | 動力装置 | |
| JPH0116887Y2 (ja) | ||
| JP2001041414A (ja) | 循環流動層燃焼装置の炉内温度制御装置及びその運転方法 | |
| JPH0117046B2 (ja) | ||
| CN210624505U (zh) | 一种共享供风系统煤气双燃料沸腾炉 | |
| US3310096A (en) | Apparatus for securing burners | |
| JP2554135B2 (ja) | コークス乾式消火設備における副生ガス再循環方法および装置 | |
| JPH0722572Y2 (ja) | ＮＯｘ環元炉の炉壁温度制御装置 | |
| JPS5925475Y2 (ja) | 不活性ガス発生装置 | |
| RU2230983C1 (ru) | Топочное устройство | |
| CN118360470A (zh) | 一种多燃料退火炉燃控系统 | |
| JPS609205B2 (ja) | 石炭燃焼装置 | |
| JPS6363803B2 (ja) | ||
| JPH04252825A (ja) | 加圧流動床ボイラ複合発電装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071126 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |