JPH0315058B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0315058B2 JPH0315058B2 JP56087964A JP8796481A JPH0315058B2 JP H0315058 B2 JPH0315058 B2 JP H0315058B2 JP 56087964 A JP56087964 A JP 56087964A JP 8796481 A JP8796481 A JP 8796481A JP H0315058 B2 JPH0315058 B2 JP H0315058B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- gear
- main
- input
- input shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 71
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 5
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/02—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
- F16H3/08—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車用平行２軸式主変速機の前部
に副変速機が脱着可能に付設されてなる自動車用
副変速機付歯車変速機に関する。
に副変速機が脱着可能に付設されてなる自動車用
副変速機付歯車変速機に関する。
この種の副変速機付歯車変速機の１つとして、
従来、副変速機が、主変速機のインプツトシヤフ
ト（以下、単に主インプツトシヤフトという）に
対して同軸的かつ相対回転可能なインプツトシヤ
フト（主インプツトシヤフトと区別するため、以
下、副インプツトシヤフトという）と、主変速機
のカウンタシヤフト（以下、単に主カウンタシヤ
フトという）に同軸的に配置されてスプライン結
合されたカウンタシヤフト（以下、副カウンタシ
ヤフトという）と、副インプツトシヤフト上に回
転可能に設けられて副カウンタシヤフトに一体的
に設けたカウンタギヤに常時噛合するインプツト
ギヤと、両インプツトシヤフトと同軸的に配置さ
れて副インプツトシヤフトと主インプツトシヤフ
ト又はインプツトギヤ間の動力伝達を断続する動
力断続装置を備えてなる副変速機付歯車変速機が
ある。このものにおいては、副変速機が、上記し
た構成であるため、主変速機に着脱可能であり、
副変速機を主変速機から外して通常の平行２軸式
歯車変速機としたり、副変速機を主変速機に付け
て副変速機付歯車変速機としたりすることができ
て、実用上便利である。しかしながら、インプツ
トギヤが副インプツトシヤフト（一般に、副カウ
ンタシヤフトより高い位置にある）上に回転可能
に設けられているため、この部分に潤滑不良の問
題が生じたり、両カウンタシヤフトがスプライン
結合されているため、この部分にフレツテイング
が生じたりするおそれがある。
従来、副変速機が、主変速機のインプツトシヤフ
ト（以下、単に主インプツトシヤフトという）に
対して同軸的かつ相対回転可能なインプツトシヤ
フト（主インプツトシヤフトと区別するため、以
下、副インプツトシヤフトという）と、主変速機
のカウンタシヤフト（以下、単に主カウンタシヤ
フトという）に同軸的に配置されてスプライン結
合されたカウンタシヤフト（以下、副カウンタシ
ヤフトという）と、副インプツトシヤフト上に回
転可能に設けられて副カウンタシヤフトに一体的
に設けたカウンタギヤに常時噛合するインプツト
ギヤと、両インプツトシヤフトと同軸的に配置さ
れて副インプツトシヤフトと主インプツトシヤフ
ト又はインプツトギヤ間の動力伝達を断続する動
力断続装置を備えてなる副変速機付歯車変速機が
ある。このものにおいては、副変速機が、上記し
た構成であるため、主変速機に着脱可能であり、
副変速機を主変速機から外して通常の平行２軸式
歯車変速機としたり、副変速機を主変速機に付け
て副変速機付歯車変速機としたりすることができ
て、実用上便利である。しかしながら、インプツ
トギヤが副インプツトシヤフト（一般に、副カウ
ンタシヤフトより高い位置にある）上に回転可能
に設けられているため、この部分に潤滑不良の問
題が生じたり、両カウンタシヤフトがスプライン
結合されているため、この部分にフレツテイング
が生じたりするおそれがある。
本発明はかかる実状に鑑みなされたもので、そ
の目的は、上記した実用上の便利さ（部品の共通
化）を阻害することなく、上記した両不具合を解
消することにある。
の目的は、上記した実用上の便利さ（部品の共通
化）を阻害することなく、上記した両不具合を解
消することにある。
以下に、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。第１図は自動車用の副変速機付歯車変速
機を部分的に示していて、この変速機においては
主変速機１０の前部（図示左側）に副変速機２０
が着脱可能に付設されている。主変速機１０は主
インプツトシヤフト１１及び主カウンタシヤフト
１２を備えた公知の平行２軸式歯車変速機であ
り、主インプツトシヤフト１１はベアリングB1
を介して主ケース１３にて回転可能に支持され、
主カウンタシヤフト１２はベアリングB2を介し
て主ケース１３にて回転可能に支持されている。
明する。第１図は自動車用の副変速機付歯車変速
機を部分的に示していて、この変速機においては
主変速機１０の前部（図示左側）に副変速機２０
が着脱可能に付設されている。主変速機１０は主
インプツトシヤフト１１及び主カウンタシヤフト
１２を備えた公知の平行２軸式歯車変速機であ
り、主インプツトシヤフト１１はベアリングB1
を介して主ケース１３にて回転可能に支持され、
主カウンタシヤフト１２はベアリングB2を介し
て主ケース１３にて回転可能に支持されている。
副変速機２０は、副インプツトシヤフト２１及
び副カウンタシヤフト２２を備えるとともに、一
対のシンクロ装置２３，２４を備えている。副イ
ンプツトシヤフト２１は、インプツトギヤ２１ａ
を一体的に有していて、主インプツトシヤフト１
１に対して同軸的に配置されており、ベアリング
B3を介して副ケース２５にて回転可能に支持さ
れるとともに、ベアリングB4を介して主インプ
ツトシヤフト１１の左端部１１ａに相対回転可能
に連結されている。副カウンタシヤフト２２は、
インプツトギヤ２１ａと常時噛合するカウンタギ
ヤ２２ａを一体的に有していて、主カウンタシヤ
フト１２に対して同軸的に配置されており、ベア
リングB5を介して副ケース２５にて回転可能に
支持されるとともに、ベアリングB6を介して主
カウンタシヤフト１２の凹陥部１２ａに相対回転
可能に連結されている。シンクロ装置２３は、ク
ラツチハブ２３Ａ、スリーブ２３Ｂ、ギヤスプラ
イン２３Ｃ、シンクロナイザリング２３Ｄ等を備
えた構造自体公知の同期構成を備えるスリーブ形
式のものであつて、両インプツトシヤフト１１，
２１と同軸的に配置されており、両インプツトシ
ヤフト１１，２１間の動力伝達を断続する。シン
クロ装置２４は、クラツチハブ２４Ａ、スリーブ
２４Ｂ、ギヤスプライン２３Ｃ、シンクロナイザ
リング２４Ｄ等を備えた構造自体公知の同期機構
を備えるスリーブ形式のものであつて、両カウン
タシヤフト１２，２２と同軸的に配置されてお
り、主カウンタシヤフト１２とカウンタギヤ２２
ａ（副カウンタシヤフト２２）間の動力伝達を断
続する。なお、両シンクロ装置２３，２４の両ス
リーブ２３Ｂ，２４Ｂは、同時に図示位置から図
示左方へ移動され（スリーブ２４Ｂのみ移動位置
を仮想線にて示した）、また同時に図示左方から
図示位置へ移動されるように構成されている。
び副カウンタシヤフト２２を備えるとともに、一
対のシンクロ装置２３，２４を備えている。副イ
ンプツトシヤフト２１は、インプツトギヤ２１ａ
を一体的に有していて、主インプツトシヤフト１
１に対して同軸的に配置されており、ベアリング
B3を介して副ケース２５にて回転可能に支持さ
れるとともに、ベアリングB4を介して主インプ
ツトシヤフト１１の左端部１１ａに相対回転可能
に連結されている。副カウンタシヤフト２２は、
インプツトギヤ２１ａと常時噛合するカウンタギ
ヤ２２ａを一体的に有していて、主カウンタシヤ
フト１２に対して同軸的に配置されており、ベア
リングB5を介して副ケース２５にて回転可能に
支持されるとともに、ベアリングB6を介して主
カウンタシヤフト１２の凹陥部１２ａに相対回転
可能に連結されている。シンクロ装置２３は、ク
ラツチハブ２３Ａ、スリーブ２３Ｂ、ギヤスプラ
イン２３Ｃ、シンクロナイザリング２３Ｄ等を備
えた構造自体公知の同期構成を備えるスリーブ形
式のものであつて、両インプツトシヤフト１１，
２１と同軸的に配置されており、両インプツトシ
ヤフト１１，２１間の動力伝達を断続する。シン
クロ装置２４は、クラツチハブ２４Ａ、スリーブ
２４Ｂ、ギヤスプライン２３Ｃ、シンクロナイザ
リング２４Ｄ等を備えた構造自体公知の同期機構
を備えるスリーブ形式のものであつて、両カウン
タシヤフト１２，２２と同軸的に配置されてお
り、主カウンタシヤフト１２とカウンタギヤ２２
ａ（副カウンタシヤフト２２）間の動力伝達を断
続する。なお、両シンクロ装置２３，２４の両ス
リーブ２３Ｂ，２４Ｂは、同時に図示位置から図
示左方へ移動され（スリーブ２４Ｂのみ移動位置
を仮想線にて示した）、また同時に図示左方から
図示位置へ移動されるように構成されている。
このように構成した本実施例においては、両ス
リーブ２３Ｂ，２４Ｂが図示位置にあるとき、両
インプツトシヤフト１１，２１が動力伝達不能と
され、かつ両カウンタシヤフト１２，２２が動力
伝達可能とされるため、副インプツトシヤフト２
１に伝えられる動力は両ギヤ２１ａ，２２ａにて
減速されて主カウンタシヤフト１２から主変速機
１０に伝えられる。このとき、両インプツトシヤ
フト１１，２１は相対回転する。また両スリーブ
２３Ｂ，２４Ｂが図示左方の移動位置に移動され
たときには、両インプツトシヤフト１１，２１が
動力伝達可能とされ、かつ両カウンタシヤフト１
２，２２が動力伝達不能とされるため、副インプ
ツトシヤフト２１に伝えられる動力は減速される
ことなく主インプツトシヤフト１１から主変速機
１０に伝えられる。このとき、両カウンタシヤフ
ト１２，２２は相対回転する。
リーブ２３Ｂ，２４Ｂが図示位置にあるとき、両
インプツトシヤフト１１，２１が動力伝達不能と
され、かつ両カウンタシヤフト１２，２２が動力
伝達可能とされるため、副インプツトシヤフト２
１に伝えられる動力は両ギヤ２１ａ，２２ａにて
減速されて主カウンタシヤフト１２から主変速機
１０に伝えられる。このとき、両インプツトシヤ
フト１１，２１は相対回転する。また両スリーブ
２３Ｂ，２４Ｂが図示左方の移動位置に移動され
たときには、両インプツトシヤフト１１，２１が
動力伝達可能とされ、かつ両カウンタシヤフト１
２，２２が動力伝達不能とされるため、副インプ
ツトシヤフト２１に伝えられる動力は減速される
ことなく主インプツトシヤフト１１から主変速機
１０に伝えられる。このとき、両カウンタシヤフ
ト１２，２２は相対回転する。
ところで、本実施例においては、副変速機２０
を上記のように構成したため、副変速機２０を主
変速機１０から外して当該歯車変速機を通常の平
行２軸式歯車変速機としたり、通常の平行２軸式
歯車変速機に副変速機２０を付けて当該歯車変速
機としたりすることができることは勿論のこと、
インプツトギヤ２１ａを副インプツトギヤ２１に
一体的に設けたため、この部分の潤滑を不要とす
ることができ、また両カウンタシヤフト１２，２
２を相対回転可能として、副インプツトシヤフト
２１から主インプツトシヤフト１１に直接動力が
伝わるとき、両カウンタシヤフト１２，２２が相
対回転するようにしたため、両カウンタシヤフト
１２，２２の連結部における耐フレツテイング性
を向上させることができる。
を上記のように構成したため、副変速機２０を主
変速機１０から外して当該歯車変速機を通常の平
行２軸式歯車変速機としたり、通常の平行２軸式
歯車変速機に副変速機２０を付けて当該歯車変速
機としたりすることができることは勿論のこと、
インプツトギヤ２１ａを副インプツトギヤ２１に
一体的に設けたため、この部分の潤滑を不要とす
ることができ、また両カウンタシヤフト１２，２
２を相対回転可能として、副インプツトシヤフト
２１から主インプツトシヤフト１１に直接動力が
伝わるとき、両カウンタシヤフト１２，２２が相
対回転するようにしたため、両カウンタシヤフト
１２，２２の連結部における耐フレツテイング性
を向上させることができる。
なお、第１図に示した実施例においては、シン
クロ装置２３のクラツチハブ２３Ａを主インプツ
トシヤフト１１上に組付け、かつギヤスプライン
２３Ｃ及びシンクロナイザリング２３Ｄを副イン
プツトシヤフト２１上に組付けるとともに、シン
クロ装置２４のクラツチハブ２４Ａをカウンタギ
ヤ２２ａ（副カウンタシヤフト２２）上に組付け、
かつギヤスプライン２４Ｃ及びシンクロナイザリ
ング２４Ｄを主カウンタシヤフト１２上に組付け
て本発明を実施したが、本発明は、第２図にて示
したように、シンクロ装置２３のクラツチハブ２
３A′を副インプツトシヤフト２１上に組付け、
かつギヤスプライン２３C′及びシンクロナイザリ
ング２３D′を主インプツトシヤフト１１′上に組
付けるとともに、シンクロ装置２４′のクラツチ
ハブ２４A′を主カウンタシヤフト１２′上に組付
け、かつギヤスプライン２４C′及びシンクロナイ
ザリング２４D′をカウンタギヤ２２a′上に組付け
て同様に実施することも可能である。
クロ装置２３のクラツチハブ２３Ａを主インプツ
トシヤフト１１上に組付け、かつギヤスプライン
２３Ｃ及びシンクロナイザリング２３Ｄを副イン
プツトシヤフト２１上に組付けるとともに、シン
クロ装置２４のクラツチハブ２４Ａをカウンタギ
ヤ２２ａ（副カウンタシヤフト２２）上に組付け、
かつギヤスプライン２４Ｃ及びシンクロナイザリ
ング２４Ｄを主カウンタシヤフト１２上に組付け
て本発明を実施したが、本発明は、第２図にて示
したように、シンクロ装置２３のクラツチハブ２
３A′を副インプツトシヤフト２１上に組付け、
かつギヤスプライン２３C′及びシンクロナイザリ
ング２３D′を主インプツトシヤフト１１′上に組
付けるとともに、シンクロ装置２４′のクラツチ
ハブ２４A′を主カウンタシヤフト１２′上に組付
け、かつギヤスプライン２４C′及びシンクロナイ
ザリング２４D′をカウンタギヤ２２a′上に組付け
て同様に実施することも可能である。
第３図は本発明の他の実施例を示していて、本
実施例においては、副変速機１２０において副カ
ウンタシヤフト１２２が副ケース１２５に回転不
能に固定され、この副カウンタシヤフト１２２上
にベアリングB7を介してカウンタギヤ１２９が
回転可能に設けられている。また、シンクロ装置
１２３の一構成部材であるギヤスプライン１２３
Ｃがインプツトギヤ１２１ａとともに副インプツ
トシヤフト１２１に一体的に形成され、シンクロ
装置１２４の一構成部材であるクラツチハブ１２
４Ａがカウンタギヤ１２９に一体的に形成されて
いる。その他の構成は、第１図に示した実施例と
同じであるため、類似又は同一符号を付して説明
は省略する。
実施例においては、副変速機１２０において副カ
ウンタシヤフト１２２が副ケース１２５に回転不
能に固定され、この副カウンタシヤフト１２２上
にベアリングB7を介してカウンタギヤ１２９が
回転可能に設けられている。また、シンクロ装置
１２３の一構成部材であるギヤスプライン１２３
Ｃがインプツトギヤ１２１ａとともに副インプツ
トシヤフト１２１に一体的に形成され、シンクロ
装置１２４の一構成部材であるクラツチハブ１２
４Ａがカウンタギヤ１２９に一体的に形成されて
いる。その他の構成は、第１図に示した実施例と
同じであるため、類似又は同一符号を付して説明
は省略する。
このように構成した本実施例においては、両ス
リーブ１２３Ｂ，１２４Ｂが図示位置にあると
き、両インプツトシヤフト１１１，１２１が動力
伝達不能とされ、かつ主カウンタシヤフト１１２
とカウンタギヤ１２９が動力伝達可能とされるた
め、副インプツトシヤフト１２１に伝えられる動
力は両ギヤ１２１ａ，１２９にて減速されて主カ
ウンタシヤフト１１２から主変速機１１０に伝え
られる。このとき、両インプツトシヤフト１１
１，１２１は相対回転し、主カウンタシヤフト１
１２及びカウンタギヤ１２９は停止している副カ
ウンタシヤフト１２２に対して相対回転する。ま
た両スリーブ１２３Ｂ，１２４Ｂが図示左方の移
動位置に移動されたときには、両インプツトシヤ
フト１１１，１２１が動力伝達可能とされ、かつ
主カウンタシヤフト１１２とカウンタギヤ１２９
が動力伝達不能とされるため、副インプツトシヤ
フト１２１に伝えられる動力は減速されることな
く主インプツトシヤフト１１１から主変速機１１
０に伝えられる。このとき、主カウンタシヤフト
１１２及びカウンタギヤ１２９は互いに相対回転
しつつ副カウンタシヤフト１２２に対して相対回
転する。
リーブ１２３Ｂ，１２４Ｂが図示位置にあると
き、両インプツトシヤフト１１１，１２１が動力
伝達不能とされ、かつ主カウンタシヤフト１１２
とカウンタギヤ１２９が動力伝達可能とされるた
め、副インプツトシヤフト１２１に伝えられる動
力は両ギヤ１２１ａ，１２９にて減速されて主カ
ウンタシヤフト１１２から主変速機１１０に伝え
られる。このとき、両インプツトシヤフト１１
１，１２１は相対回転し、主カウンタシヤフト１
１２及びカウンタギヤ１２９は停止している副カ
ウンタシヤフト１２２に対して相対回転する。ま
た両スリーブ１２３Ｂ，１２４Ｂが図示左方の移
動位置に移動されたときには、両インプツトシヤ
フト１１１，１２１が動力伝達可能とされ、かつ
主カウンタシヤフト１１２とカウンタギヤ１２９
が動力伝達不能とされるため、副インプツトシヤ
フト１２１に伝えられる動力は減速されることな
く主インプツトシヤフト１１１から主変速機１１
０に伝えられる。このとき、主カウンタシヤフト
１１２及びカウンタギヤ１２９は互いに相対回転
しつつ副カウンタシヤフト１２２に対して相対回
転する。
ところで、本実施例においては、第１図に示し
た歯車変速機と同様の作用・効果が得られるばか
りか、特に副カウンタシヤフト１２２を副ケース
１２５に回転不能に固定し、この副カウンタシヤ
フト１２２にベアリングB6を介して主カウンタ
シヤフト１１２を回転可能に連結したため、主カ
ウンタシヤフト１１２とカウンタギヤ１２９が一
体となつて回転している場合にも、両カウンタシ
ヤフト１１２，１２２間に相対回転が得られ、両
カウンタシヤフト１１２，１２２の連結部におけ
る耐フレツテイング性が更に向上する。またカウ
ンタギヤ１２９を副カウンタシヤフト１２２上に
ベアリングB7を介して回転可能に設けたため、
第１図及び第２図に示した実施例に比して、変速
シフト時の等価慣性モーメントを小さく押えるこ
とができ、各シンクロ装置１２３，１２４に加わ
る負荷を軽減することができる。なお、カウンタ
ギヤ１２９を副カウンタシヤフト１２２上に回転
可能に設けたことにより、この回転部分の潤滑が
懸念されるが、副カウンタシヤフト１２２は一般
に潤滑油を常時収容する副ケース１２５の底部に
配置されていて、上記した回転部分には潤滑油が
十分に供給されるため問題はない。
た歯車変速機と同様の作用・効果が得られるばか
りか、特に副カウンタシヤフト１２２を副ケース
１２５に回転不能に固定し、この副カウンタシヤ
フト１２２にベアリングB6を介して主カウンタ
シヤフト１１２を回転可能に連結したため、主カ
ウンタシヤフト１１２とカウンタギヤ１２９が一
体となつて回転している場合にも、両カウンタシ
ヤフト１１２，１２２間に相対回転が得られ、両
カウンタシヤフト１１２，１２２の連結部におけ
る耐フレツテイング性が更に向上する。またカウ
ンタギヤ１２９を副カウンタシヤフト１２２上に
ベアリングB7を介して回転可能に設けたため、
第１図及び第２図に示した実施例に比して、変速
シフト時の等価慣性モーメントを小さく押えるこ
とができ、各シンクロ装置１２３，１２４に加わ
る負荷を軽減することができる。なお、カウンタ
ギヤ１２９を副カウンタシヤフト１２２上に回転
可能に設けたことにより、この回転部分の潤滑が
懸念されるが、副カウンタシヤフト１２２は一般
に潤滑油を常時収容する副ケース１２５の底部に
配置されていて、上記した回転部分には潤滑油が
十分に供給されるため問題はない。
なお、第３図に示した実施例においては、シン
クロ装置１２３のクラツチハブ１２３Ａを主イン
プツトシヤフト１１１に設け、かつギヤスプライ
ン１２３Ｃ及びシンクロナイザリング１２３Ｄを
副インプツトシヤフト１２１に設けるとともに、
シンクロ装置１２４のクラツチハブ１２４Ａをカ
ウンタギヤ１２９に設け、かつギヤスプライン１
２４Ｃ及びシンクロナイザリング１２４Ｄを主カ
ウンタシヤフト１１２に設けて本発明を実施した
が、本発明は、第４図にて示したように、シンク
ロ装置１２３′のクラツチハブ１２３A′を副イン
プツトシヤフト１２１′に設け、かつギヤスプラ
イン１２３C′及びシンクロナイザリング１２３
D′を主インプツトシヤフト１１１′に設けるとと
もに、シンクロ装置１２４′のクラツチハブ１２
４A′を主カウンタシヤフト１１２′に設け、かつ
ギヤスプライン１２４C′及びシンクロナイザリン
グ１２４D′をカウンタギヤ１２９′に設けて同様
に実施することも可能である。
クロ装置１２３のクラツチハブ１２３Ａを主イン
プツトシヤフト１１１に設け、かつギヤスプライ
ン１２３Ｃ及びシンクロナイザリング１２３Ｄを
副インプツトシヤフト１２１に設けるとともに、
シンクロ装置１２４のクラツチハブ１２４Ａをカ
ウンタギヤ１２９に設け、かつギヤスプライン１
２４Ｃ及びシンクロナイザリング１２４Ｄを主カ
ウンタシヤフト１１２に設けて本発明を実施した
が、本発明は、第４図にて示したように、シンク
ロ装置１２３′のクラツチハブ１２３A′を副イン
プツトシヤフト１２１′に設け、かつギヤスプラ
イン１２３C′及びシンクロナイザリング１２３
D′を主インプツトシヤフト１１１′に設けるとと
もに、シンクロ装置１２４′のクラツチハブ１２
４A′を主カウンタシヤフト１１２′に設け、かつ
ギヤスプライン１２４C′及びシンクロナイザリン
グ１２４D′をカウンタギヤ１２９′に設けて同様
に実施することも可能である。
以上詳述したように、本発明においては、自動
車用平行２軸式主変速機の前部に脱着可能に付設
される副変速機が、前記主変速機のインプツトシ
ヤフトに対して同軸的に配置されかつベアリング
を介して相対回転可能に連結されるインプツトシ
ヤフトと、前記主変速機のカウンタシヤフトに対
して同軸的に配置されかつベアリングを介して相
対回転可能に連結されるカウンタシヤフトと、前
記副変速機のインプツトシヤフト上に一体的に設
けられて該インプツトシヤフトと一体的に回転す
るインプツトギヤと、前記副変速機のカウンタシ
ヤフト上に一体的又は回転可能に設けられて前記
インプツトギヤと常時噛合するカウンタギヤと、
前記両インプツトシヤフトと同軸的に配置されて
前記両インプツトシヤフト間の動力伝達を断続す
る同期機構を備えるスリーブ形式の第１の動力断
続装置と、前記両カウンタシヤフトと同軸的に配
置され前記第１の動力断続装置と連動して前記主
変速機のカウンタシヤフトと前記カウンタギヤ間
の動力伝達を前記両インプツトシヤフト間の動力
断続とは逆に断続する同期機構を備えるスリーブ
形式の第２の動力断続装置を備える構成としたの
で、当該歯車変速機の実用上の便利さ（副変速機
を主変速機から外して通常の平行２軸式歯車変速
機としたり、副変速機を主変速機に付けて副変速
機付歯車変速機としたりして、当該歯車変速機の
大部分の部品の共通化を図る）を阻害することな
く、副変速機付歯車変速機を構成した場合におい
て、副変速機のインプツトシヤフトとインプツト
ギヤを一体として両者間に潤滑が不要な構成とし
て同部分の潤滑性の問題を根本的に解決すること
ができると共に、主変速機のカウンタシヤフトと
副変速機のカウンタシヤフトを相対回転可能とし
て、両カウンタシヤフトの連結部における耐フレ
ツチング性を向上させることができる。また、本
発明においては、平行２軸式主変速機を有効に利
用して２個のギヤ（インプツトギヤとカウンタギ
ヤの一対のギヤ）と二つの連動する同期構成を備
えるスリーブ形式の動力断続装置を軸方向におい
て二列に配置することによつて副変速機が構成で
きて、当該副変速機を軸方向にてコンパクトに構
成できる。
車用平行２軸式主変速機の前部に脱着可能に付設
される副変速機が、前記主変速機のインプツトシ
ヤフトに対して同軸的に配置されかつベアリング
を介して相対回転可能に連結されるインプツトシ
ヤフトと、前記主変速機のカウンタシヤフトに対
して同軸的に配置されかつベアリングを介して相
対回転可能に連結されるカウンタシヤフトと、前
記副変速機のインプツトシヤフト上に一体的に設
けられて該インプツトシヤフトと一体的に回転す
るインプツトギヤと、前記副変速機のカウンタシ
ヤフト上に一体的又は回転可能に設けられて前記
インプツトギヤと常時噛合するカウンタギヤと、
前記両インプツトシヤフトと同軸的に配置されて
前記両インプツトシヤフト間の動力伝達を断続す
る同期機構を備えるスリーブ形式の第１の動力断
続装置と、前記両カウンタシヤフトと同軸的に配
置され前記第１の動力断続装置と連動して前記主
変速機のカウンタシヤフトと前記カウンタギヤ間
の動力伝達を前記両インプツトシヤフト間の動力
断続とは逆に断続する同期機構を備えるスリーブ
形式の第２の動力断続装置を備える構成としたの
で、当該歯車変速機の実用上の便利さ（副変速機
を主変速機から外して通常の平行２軸式歯車変速
機としたり、副変速機を主変速機に付けて副変速
機付歯車変速機としたりして、当該歯車変速機の
大部分の部品の共通化を図る）を阻害することな
く、副変速機付歯車変速機を構成した場合におい
て、副変速機のインプツトシヤフトとインプツト
ギヤを一体として両者間に潤滑が不要な構成とし
て同部分の潤滑性の問題を根本的に解決すること
ができると共に、主変速機のカウンタシヤフトと
副変速機のカウンタシヤフトを相対回転可能とし
て、両カウンタシヤフトの連結部における耐フレ
ツチング性を向上させることができる。また、本
発明においては、平行２軸式主変速機を有効に利
用して２個のギヤ（インプツトギヤとカウンタギ
ヤの一対のギヤ）と二つの連動する同期構成を備
えるスリーブ形式の動力断続装置を軸方向におい
て二列に配置することによつて副変速機が構成で
きて、当該副変速機を軸方向にてコンパクトに構
成できる。
第１図は本発明の一実施例を示す副変速機付歯
車変速機の部分断面図、第２図は第１図に示した
実施例の変形例を示す同部分断面図、第３図は本
発明の他の実施例を示す同部分断面図、第４図は
第３図に示した実施例の変形例を示す同部分断面
図である。 符号の説明、１０……主変速機、１１……主イ
ンプツトシヤフト、１２……主カウンタシヤフ
ト、２０……副変速機、２１……副インプツトシ
ヤフト、２１ａ……インプツトギヤ、２２……副
カウンタシヤフト、２２ａ……カウンタギヤ、２
３……シンクロ装置（第１の動力断続装置）、２
４……シンクロ装置（第２の動力断続装置）。
車変速機の部分断面図、第２図は第１図に示した
実施例の変形例を示す同部分断面図、第３図は本
発明の他の実施例を示す同部分断面図、第４図は
第３図に示した実施例の変形例を示す同部分断面
図である。 符号の説明、１０……主変速機、１１……主イ
ンプツトシヤフト、１２……主カウンタシヤフ
ト、２０……副変速機、２１……副インプツトシ
ヤフト、２１ａ……インプツトギヤ、２２……副
カウンタシヤフト、２２ａ……カウンタギヤ、２
３……シンクロ装置（第１の動力断続装置）、２
４……シンクロ装置（第２の動力断続装置）。
Claims (1)
- １ 自動車平行２軸式主変速機の前部に着脱可能
に付設される副変速機が、前記主変速機のインプ
ツトシヤフトに対して同軸的に配置されかつベア
リングを介して相対回転可能に連結されるインプ
ツトシヤフトと、前記主変速機のカウンタシヤフ
トに対して同軸的に配置されかつベアリングを介
して相対回転可能に連結されるカウンタシヤフト
と、前記副変速機のインプツトシヤフト上に一体
的に設けられて該インプツトシヤフトと一体的に
回転するインプツトギヤと、前記副変速機のカウ
ンタシヤフト上に一体的又は回転可能に設けられ
て前記インプツトギヤと常時噛合するカウンタギ
ヤと、前記両インプツトシヤフトと同軸的に配置
されて前記両インプツトシヤフト間の動力伝達を
断続する同期機構を備えるスリーブ形式の第１の
動力断続装置と、前記両カウンタシヤフトと同軸
的に配置され前記第１の動力断続装置と連動して
前記主変速機のカウンタシヤフトと前記カウンタ
ギヤ間の動力伝達を前記両インプツトシヤフト間
の動力断続とは逆に断続する同期機構を備えるス
リーブ形式の第２の動力断続装置を備えている自
動車用副変速機付歯車変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56087964A JPS57204354A (en) | 1981-06-08 | 1981-06-08 | Gear speed changer with subchanger |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56087964A JPS57204354A (en) | 1981-06-08 | 1981-06-08 | Gear speed changer with subchanger |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57204354A JPS57204354A (en) | 1982-12-15 |
| JPH0315058B2 true JPH0315058B2 (ja) | 1991-02-28 |
Family
ID=13929535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56087964A Granted JPS57204354A (en) | 1981-06-08 | 1981-06-08 | Gear speed changer with subchanger |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57204354A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53141864A (en) * | 1977-05-16 | 1978-12-11 | Fairey Winches Ltd | Method of installing overdrive |
| JPS57171144A (en) * | 1981-04-14 | 1982-10-21 | Mazda Motor Corp | Transmission with subspeed changer |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5626113Y2 (ja) * | 1976-05-01 | 1981-06-20 | ||
| JPS5740386Y2 (ja) * | 1979-03-28 | 1982-09-04 |
-
1981
- 1981-06-08 JP JP56087964A patent/JPS57204354A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53141864A (en) * | 1977-05-16 | 1978-12-11 | Fairey Winches Ltd | Method of installing overdrive |
| JPS57171144A (en) * | 1981-04-14 | 1982-10-21 | Mazda Motor Corp | Transmission with subspeed changer |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57204354A (en) | 1982-12-15 |
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