JPH03150147A - 酸化物超電導積層体及びその製造方法 - Google Patents

酸化物超電導積層体及びその製造方法

Info

Publication number
JPH03150147A
JPH03150147A JP2051518A JP5151890A JPH03150147A JP H03150147 A JPH03150147 A JP H03150147A JP 2051518 A JP2051518 A JP 2051518A JP 5151890 A JP5151890 A JP 5151890A JP H03150147 A JPH03150147 A JP H03150147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
oxide
intermediate layer
metal
ceramic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2051518A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0825248B2 (ja
Inventor
Manabu Yoshida
学 吉田
Shuichiro Oki
沖 修一郎
Hitoshi Yoshida
均 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to EP90303984A priority Critical patent/EP0393932B1/en
Priority to DE69018303T priority patent/DE69018303T2/de
Priority to CA002014716A priority patent/CA2014716C/en
Publication of JPH03150147A publication Critical patent/JPH03150147A/ja
Priority to US07/800,731 priority patent/US5202305A/en
Publication of JPH0825248B2 publication Critical patent/JPH0825248B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Landscapes

  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、酸化物超電導積層体及びその製造方法に関す
る。さらに詳しくは金属基体上に二層からなる中間層を
形成してなる酸化物超電導積層体及びその製造方法に関
する。
〔従来の技術〕
近年、酸化物超電導体は高い臨界温度を示すことで注目
を集め、電力分野、核磁気共鳴コンピュータ断層診断装
フ1i (M RI = 11agnetic Res
onanceImaging ) 、磁気シールド等の
各分野での用途が朋持されている。これら酸化物超電導
体を実用化する場合、酸化物超電導体により、器具、基
材を製造することも可能であるが、従来の既存の基材上
に酸化物超電導体の層を形成する方法がある。
特に、金属は色々な形状に加工できることから、金属基
体上に酸化物超電導体を形成することができれば有用性
が高い、また更に、金属基体上に酸化物超電導体を形成
させることができた場合でも、現在の酸化物超電導体は
液体窒素温度(77K)で冷却して使用されるために、
金属基体と酸化物超電導体の間に発生する熱応力を吸収
する構造が必要となる。
公知例として例えば特開昭63−279517号には、
金属体と酸化物セラミックス超電導体層との間にガラス
層を形成することかに−累され、また特開昭(13−3
05574号においては、アルミナ、ジルコニア、銅等
の基板と超電導体との間に、白金(P t)、銀(Ag
)、金(A u )等の化学的反応を起こさない安定材
を介在させることが提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、金属基体−Lにガラス層の中間層を設けること
は、殆どのガラス層が酸化物超電導体、特にBi−Sr
−Ca−Cu−0系化合物と激しく反応し、超電導特性
が著しく低下する問題があり好ましくない。
また、酸化物超電導体とは化学的に安定とされる貴金属
の中間層を形成しても、酸化物超電導体の焼成温度が8
00〜950°Cとかなり高温であるため、貴金属中間
層と金属基体間で剥離が生じ、結果的に貴金属中間層が
破壊して酸化物超電導体と金属基体とが反応するという
問題が生じる。更に、n金属中間層が破壊することなく
貴金属中間層−1二に酸化物超電導体を形成して、積層
体が構成された場合でも、液体窒素温度まで冷却すると
金属基体と酸化物超電導体との熱膨張差により酸化物超
電導体にクランクが生じ、問題がある。
また、金属基体に中間層としてセラミックス層を形成し
た場合は、金属基体とセラミックスとの密着性は良好で
あるが、セラミックス中間層上C二酸化物超電導体を形
成して酸化物超電導体を得ると、酸化物超電導体がセラ
ミックス中間層を通り抜けて金属基体と反応して、金属
基体とセラミックス層間の密着性をfitなうことにな
り好ましくない。
上記のようGこ従来の基体1に設けられる中間層は、基
体と中間層間のffllfi防止、または中間層と超電
導体間の反応防止のいずれか一方を目的とするためのも
のであり、酸化物超電導体−金属複合体を不都合なく得
るごとが困難であった。
本発明は、金属基体と超電導体との反応を防止し、かつ
焼成温度から液体窒素温度までの広い温度範囲において
、金属基体と超電導体が剥離しない安定した酸化物超電
導積層体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明によれば、金属基体上にセラミックス層、貴金属
層及び酸化物超電導体層を順次積層してなることを特徴
とする酸化物超電導積層体が提供される。さらに、金属
基体上にセラミックスを被覆し、該セラミックスートに
貴金属を被覆してセラミックス及び貴金属からなる中間
層を設け、該中間層上に酸化物超電導体原料を被覆して
焼成することを特徴とする酸化物超電導積層体の製造方
法が提供される。
本発明について以下にさらに詳細に説明する。
本発明の金属基体は、特に限定されないが、ニッケル、
鉄、ステンレス鋼、ハステロイ、インコネル、インコロ
イ、ホーロー鋼板等の金属で、酸化物超電導体の焼成温
度まで溶融、変形しない金属材質が好ましい、酸化物超
″:rL導体の基体としては、金属以外にジルコニア、
マグネシア等のセラミックスも一般によく用いられるが
、金属はあらゆる形状にすることができ、最も適用範囲
が広く工業的利川価値が高い。従って、金属基体上に、
安定で且つ超電導特性の高い超電導体を得ることは工業
上有川である。
本発明における中間層の第1WJであるセラミックス層
は、金属基体上に形成される。本発明のセラミックス層
を構成するセラミックスは、基体金属及び酸化物超電導
体の種類等により、適宜選択すればよく、部分安定化ジ
ルコニア(以下、PSZという。)、安定化ジルコニア
、アルミナ、ムライト、スピネル、及び炭化ケイ素、マ
グネシア、ガラス(結晶化ガラスも含む。)等のセラミ
ックスを用いることができる。これらのうち、特に下記
のようなガラスが中間層のセラミ−ツクスとして好まし
い。
中間層のセラミックス層を形成する好ましいガラスとし
ては、金属基板と第2の中間層の貴金属層との接合に十
分な接合強度を有し、Bi系超電導体焼成時に変形また
は流出現象が生じることがないものであれば、特に制限
されない。このようなガラスの1種としてはホーロー用
ガラスがあり、本発明のセラミック層として特に望まし
い。
本発明において、中間層のセラミック層に適用するホー
ロー用ガラスは、主成分の各組成物には特に制限されな
い。例えば、耐熱鋼、耐熱合金に用いられるSiOz−
BaO−RzO:I−ZnO系組成物またはSiO□−
1%aO−TiO□系組成物を主成分とする耐熱ホーロ
ー、SiOz−Hz03JlazO−AIzOi4zO
−8aO系組成物を主成分とする鋼板ホーロー、SiO
z−8203−NazO系tM成物を主成分とするグラ
スラ仁ング用ガラス等が代表的である。
これらホーロー用ガラスの組成物への添加元素または微
星元素は、金属との密着性、融点に大きな影響がなけれ
ば各種のものを添加、混入してもよい。
セラミックス中間層は、プラズマ溶射、ガス溶射、スプ
レー塗布、ハう−塗り、スラリー浸漬及びスパッタリン
グ法等いずれの方法でもコーティングすることができる
。特にプラズマ溶射、ガス溶射等の溶射法が、金属w体
との密着性が優れており、また比較的厚い安定な中間層
を得ることができるので好ましい。
セラミックス中間層の厚みは、IOμm以上であるのが
好ましい。10μmより薄い場合には、Plみが不均一
となり高い密着性を得ることが困難となる。
本発明における中間層の第2層である貴金属層は、金属
基体上に形成された中間第1層であるセラミックス層上
に形成される。本発明の貴金属層を構成する骨金属とし
ては、銀、金、バラジウl、及び白金のいずれか1種ま
たは2種以上を徂合せて用いる。更に必要に応じて、ご
れらvl金属と卑金属との合金でもよい。例えば、銀は
、貴金属層−Fに形成される酸化物超電導体が、Hi−
Sr−Ca−Cu−〇系酸化物超電導体の場合には、臨
界電流密度等の起電導特性が向上するため、優れた効果
を(!;ることができる。
貴金属層は、セラミックス層上に貴金属のベースト塗布
、メッキ、金属箔圧着、CVD、スパッタリングまたは
貴金属化合物の分解等の方法により形成することができ
る。この場合、例えば、ペース)tl重性のように必要
に応じ熱処理をして形成してもよい。
口金属層の厚さは、10〜500μm、好ましくは20
〜200 μmである。500μmを超えて形成しても
、超電導体層を安定させる効果は増加しなく、却ってコ
ストアップになる。またIOμmより薄い場合には、不
均一性が生じてセラミックス中間層と貴金属中間層間の
密着性が低下したり、貴金属層が破壊して超電導体がセ
ラミックス層と金属基体との界面で反応し、良好な酸化
物超電導体−金属複合体を得ることが困難である。
更に、酸化物超電導体−金属複合体である酸化物超電導
積層体を液体窒素温度に冷却した使用する場合、IOμ
mより1いと構成物質の熱膨張の差により貴金属とセラ
ミックス層との間で剥離が生じるのに対し、10μm以
上であれば熱膨張差で生じる応力を貴金属層が吸収する
ため、安定した酸化物超電導積層体を構成することがで
きる。
本発明における酸化物超電導体としては、例えば、LI
Sa−Cu−o系化合物(但し、iはSclTl。
Y及びLa 、 Eu、 Gd、 Er、Wb、 Lu
等のランタニドから選ばれる一種以上を表す。)及びB
i −Sr−Ca−Cu−0系化合物の多層ペロブスカ
イト構造を有するものが挙げられる。磁気シールド材と
しては特にBi−Sr−Ca−Cu−0系の酸化物超電
導体が好ましい。
本発明において酸化物超電導体層は、酸化物超電導体原
料粉末を用いるスプレー塗布またはパウダー塗布により
形成してもよいし、酸化物超電導体原料粉末をドクター
ブレード法により成形した成形体の未焼成体または焼成
し超電導特性を発現させた焼結体を貼付して形成しても
よい。
上記の酸化物超電導体の原料粉末としては、■イットリ
ウム、スカンジウム、ランタン、銅、バリ璽シム、ビス
マス、ストロンチウム、カルシウム等の金属酸化物、硝
酸塩、炭酸塩、水酸化物及び金属アルコキシドの粉末を
焼成により酸化物超電導体を構成するように配合された
粉末、■800〜950℃で仮焼した主たる結晶相が酸
化物超電導相からなる粉末、■400〜800℃で仮焼
し、焼成により超電導特性を発現する中間生成物粉末、
■焼成により酸化物超電導体を構成するように配合され
た粉末を高温で溶融し、急冷後粉砕した粉末を、再度焼
成するごとにより超電導特性を発現する酸化物フリット
粉末が挙げられ、これらの原料粉末において上記各層、
■、■または■に属するいずれか1種または2種以上の
混合物、また上記■及び■、■及び■、■及び■、■及
び■または■及び■の組合せによる混合物、上記の、■
及び■、0、■及び■または■、■及び■の組合せによ
る混合物及び上記■、■、■及び■の組合せによる混合
物から選ばれるいずれかの粉末を用いることができる。
酸化物超電導体層の厚さは、100〜500゜μm好ま
しくは200〜2000umにするのがよい。5000
μmより厚い場合には、超電導体層が剥離し易く、また
100amより薄い場合には、厚さが不均一となり十分
な超電導特性が得られない。
本発明においては、上記のように金属基体上のセラミッ
クス層及び貴金属層からなる中間層上に酸化物超電導体
原料による層を形成した後、乾燥及び焼成して、金属基
体、セラミックス層及び貴金属層の二層中間層及び酸化
物超電導体層とが一体化された酸化物超電導積層体を得
ることができる。この場合、酸化物超電導体層の形成に
おいて、スラリー塗布等で有機バインダーや有機溶媒を
用いたときには、焼成前に前処理として500〜930
°Cで一定時間酸素含有雰囲気中で熱処理し、残留カー
ボン¥を0.5重量%未満とすることが好ましい。
本発明Cこおける焼成は、酸素または空気中の酸素含有
ガス雰囲気中で行う。焼成温度は、超電導体原料及び目
的とする超電導体の種類等により適宜選択ずれ1キよい
が、一般的には850℃以−りで行えばよい。
本発明の酸化物超電導積層体は、金属W体上にセラミッ
クス及び貴金属の中間層を形成し、その中間層上に酸化
物超電導体層を形成し一体化するもので、セラミックス
と貴金属との二層からなる中間層は、金属基体及び外表
面に形成される酸化物超電導体層との双方に、相乗的に
作用する。このため本発明の酸化物超電導積層体は、金
属基体上の各層が安定化され、超電導特性を発現させる
液体窒素中での使用を繰り返しても剥離やクランクが生
じることがない。また、超電導体の種類によらず、焼成
時において金属基体と超電導体原料とが反応することは
ない。さらに超電導特性も、従来の一層の中間層のもの
より向上する。これらの理由は明らかでないが、第2の
貴金属中間層が、第1のセラミックス中間層と酸化物超
電導体層との双方に拡散侵入し、安定化と超電導特性の
向上に寄与しているものと推定される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により、さらに詳しく説明する。
但し、本発明は、本実施例に限定されるものでない。
実施例1 100 X 100 X 1.0 (as)の大きさの
平板状のSUS430ステンレス鋼基体の表面をアルミ
ナ砥粒にてサンドブラストにより粗面化した表面にps
z粉末をプラズマ溶射し、200 ttmのpsZ中間
層を形成した。さらにそのPSZ中間層上に銀(Ag)
ペーストを塗布し、80℃で1時間乾燥させ、940℃
で10分熱処理し厚さ約30μmのAg中間層を形成し
、PSZ層及びAg層の二層からなる中間層を有する金
属基体を得た。次いで、平均粒径3ミーのRizG、、
SrCO,,CaCO3及びCuOの粉末をl:2:l
:2のモル比で調合し、蒸留水中で混合した後、800
°CでlO時間空気中で仮焼し、エタノール中ZrO□
玉石で15時間粉砕し、主たる結晶相が旧z S r 
t CaCu 20 y相である超電導仮焼扮末を得た
。この仮焼扮末100gにトルエン15g、PVB (
ポリビニールブチラール)Q−2gを混合しスラリーを
作成し、このスラリーを用いて上記で得られた中間層を
持つ金属基体上に、スプレー塗布した。塗布後、80℃
で1時間乾燥させた。その後、スプレー塗布、乾燥の丘
作を4回縁返して、第2のAg中間層上に約300μm
の塗布膜を形成した。
得られた金属基体上に二層の中間層及び超電導仮焼粉末
からなる層を形成した積層基板を100°Cで1時間乾
燥後、電気炉で最高温度910℃でIO分間焼成し、B
i系超電導体の酸化物超電導積層体を得た。
得られた積層体から試験片を切り出し、液体窒素中で直
流四端子法を用いて、臨界電流密度(Jc)を測定した
。その結果は355A/cdであった。
また、別の試験片を液体窒素浸漬による冷却と室温に取
り出す繰作を繰り返したが、積層体の酸化物超電導体層
及び中間層におけるクランクやW1頗は生じず、密着性
が良好であることが確認された。
実施例2 実施例1と同様にして100X100X1−0(s蒙)
の大きさの平板状のSUS430ステンレス鋼基体にP
SZ粉末をプラズマ溶射し、100μmのPSZ中間層
を形成した。さらにそのPSZ中間層上に、炭M銀粉末
を散布し、850℃で30分間熱処理し厚さ25μmの
Ag層を形成し、PSZ層及びAg層の二層からなる中
間層を有する金属基体をi%た。次いで、平均粒径3ミ
ーのBiz03.SrCOz、CaCO:+及びCuO
の粉末を1:2:l:2のモル比で調合し、調合粉末1
00gに対し蒸留水20g、、IVA(ボ+) ヒニー
ルフルコ−ル) o、 2 gを加え混合しスラリーを
作成した。このスラリーを用いて上記でi:tられた中
間層を持つ金属基体−Lに、スプレー塗布した。塗布後
、100℃で30分間乾燥させた。その後、スプレー塗
布、乾燥の操作を7回繰返して、第2のA[中間層上に
約60Qprnの塗布膜を形成した。
(HBられた金属基体上に二層の中間層及び超電導仮焼
粉末からなる層を形成した積層基板を110℃で1時間
乾燥後、電気炉で最高温度900℃で10分間焼成し、
Bi系超電導体の酸化物超電導積層体を得た。
実施例1と同様にして測定したJcは、720^/(シ
であった。
実施例3 実施例1と同様にl OOX l 00 X 1、0 
(am)の大きさの平板状のSUS430ステンレス鋼
基体にスピネル粉末をプラズマ溶射し、300μmのP
lさのスピネル層を形成した。さらにそのスピネル層上
に、30μmの厚さの金(Au)箔を加熱圧着し、Au
層を形成し、スピネル層及び^uNの二層の中間層を有
する金属基体を得た。次いで、Bi:Sr:Ca:Cu
が2:2:l:2からなるBi系超電導粉末を用い、ド
クターブレードによりテープ成形した。得られたグリー
ンシート成形体を上記で得られた中間層を持つ金属基体
上に載せ920℃でlO分間焼成して、Bi系超電導体
の酸化物超電導積層体を得た。
実施例1と同様にして測定したJcは、820A/dで
あった。
実施例4−1〜4−6 実施例1と同様にして100x100xtO(鵬−)の
大きさの平板状のSUS430ステンレス鋼基体にPS
Z粉末をプラズマ溶射し、200μmのPSZ中間層を
形成し、第1のセラミックス中間層を持つ金属基体を作
製した。
次いで第2の中間層のAg層は、メッキ法及び箔の加熱
圧着Gこより形成させ、さらにこの第2巾間Ill、、
実施例1と同様にして、旧系超電導体層を形成させ酸化
物超電導積層体を得た。得られた各酸化物超電導積層体
の態様及び77にでの臨界電流密度を第1表に示した。
第1表から明らかなように、得られた各積層体は良好な
超電導特性を示した。
比較例1〜4 実施例1と同様にしてl 00 X l 00 X L
O(−一)の大きさの平板状のSUS430ステンレス
鋼基体にPSZ粉末をプラズマ溶射し、200μmのp
sz中間層を形成した。
このPSZ中間層上に、実施例4と同様にしてメッキに
てAg中間層を形成させた。厚さは、0.1.5及び8
μmとした。更に、このAg中間層上に、実施例1と同
様にして旧系超電導体層を形成した。
得られた積層体の態様と77にでの臨界電流密度を第1
表に示した。第1表から明らかなように、得られた各積
層体は良好な超電導特性は得られなかった。
実施例5 第1表に示した実施例4−1〜4−6及び比較例1〜4
で得られた各積層体の冷熱サイクル試験を実施した。冷
熱サイクル試験は、室温(20℃)に放;ηした積層体
を液体窒素にIO分浸漬後に再び室温に取り出し放置す
る操作を5回繰り返して、剥離が生じるかを観察した。
その結果を第1表に示した。第1表から明らかなように
、八g中間層が8μ■−以下の比較例においては剥離が
生じたが、実施例では、いずれも剥離は生じなかった。
(以下、余白) llx*ぷ    −Jig藁  実施例6 直径50IIIII+、高さ150am+、厚さL閣ん
インコロイ825円筒基体外表面−Lに、ホーロー用ガ
ラス粉末(45wtχSiO−2QwtχTin −1
5WtχBzOi−10wt!NazO−5wtXNi
O−2,5wL!KzO−2−5wLχCub)をイソ
プロピルアルコール溶媒に溶解したスラリーを厚さ10
0μmにスプレー塗布した後、そのFに厚さ1゜Oμm
のAg箔を巻きつけ圧着した状態で900″Cで1時間
大気中で焼成して接合した。
更にAg箔上に、旧zsrzcacuzO□扮未をイソ
プロピルアルコール溶媒Cこ溶解したスラリーを厚さ5
0011mにスプレー塗布した後、酸素雰囲気中890
″Cで30分部分溶融し、その後0−5″C/分で85
0℃まで鋒温−徐冷し、850℃で15時間放置し、ζ
結晶化した。その後、更に窒素雰囲気中400″Cで2
0時間熱処理した。
上記のようにして1tられた円筒体を第1図に示した磁
気シールド能測定装置により、磁気シールド能、を測定
した。第1図において、液体窒素容器i内に−1二記の
円筒体2を配置した後、容器I内に液体窒素を満たし、
電磁石3により外部磁場を印加して円筒体2内に設置し
たガウスメータ4で磁場がバックグラウンドより増加し
はじめる最大外部磁場(磁気シールド佳)を測定した。
その結果、磁気シールド能は10ガウスであった。
また、磁気シールド能測定後、円筒体を観察したところ
クラックや剥離等の欠陥も生じていなかった。
〔発明の効果〕
本発明は、金属基体上にセラミックス層及び貴金属層か
らなる二層の中間層を形成させ、特に貴金属中間層の厚
さを10μm以上に形成させ、その上に酸化物超電導体
層を形成させ酸化物超電導1層体とするもので、良好な
超電導特性が得られ、且つ金属基体とセラミックス層、
セラミックス層と貴金属層、貴金属層と酸化物超電導体
層の各層間の密着性が良く、冷熱サイクルにも耐える安
定した酸化物超電導積層体を得ることができる。
本発明の酸化物超電導体層層体は、金属基体を使用して
いるため、基体の形状には自由度があり、板状、曲面状
、Il i、)状等の酸化物超電導積層体を得ることが
できる。
本発明においては、■的とする形状の酸化物超電導体を
而便Cこ得ることができるため、超電導磁気シールド等
への適用が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気シールド−能測定装置の概要説明図である

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属基体上にセラミックス層、貴金属層及び酸化
    物超電導体層を順次積層してなることを特徴とする酸化
    物超電導積層体。
  2. (2)該貴金属層の厚さが10μm以上である請求項(
    1)記載の酸化物超電導積層体。
  3. (3)該セラミック層がガラスである請求項(1)また
    は(2)記載の酸化物超電導積層体。
  4. (4)該酸化物超電導体がBi−Sr−Ca−Cu−O
    系化合物の多層ペロブスカイト構造を有する酸化物であ
    る請求項(1)、(2)または(3)記載の酸化物超電
    導積層体。
  5. (5)金属基体上にセラミックスを被覆し、該セラミッ
    クス上に貴金属を被覆してセラミックス及び貴金属から
    なる中間層を設け、該中間層上に酸化物超電導体原料を
    被覆して焼成することを特徴とする酸化物超電導積層体
    の製造方法。
JP2051518A 1989-04-17 1990-03-02 酸化物超電導積層体及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0825248B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP90303984A EP0393932B1 (en) 1989-04-17 1990-04-12 Superconducting structure for magnetic shielding
DE69018303T DE69018303T2 (de) 1989-04-17 1990-04-12 Supraleitende Struktur zur magnetischen Abschirmung.
CA002014716A CA2014716C (en) 1989-04-17 1990-04-17 Superconducting structure for magnetic shielding
US07/800,731 US5202305A (en) 1989-04-17 1991-12-03 Superconducting structure for magnetic shielding

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17966289 1989-07-12
JP1-179662 1989-07-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03150147A true JPH03150147A (ja) 1991-06-26
JPH0825248B2 JPH0825248B2 (ja) 1996-03-13

Family

ID=16069687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2051518A Expired - Lifetime JPH0825248B2 (ja) 1989-04-17 1990-03-02 酸化物超電導積層体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0825248B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63279517A (ja) * 1987-05-11 1988-11-16 Hitachi Cable Ltd 酸化物セラミックス系超電導複合線
JPS63305574A (ja) * 1987-06-06 1988-12-13 Chichibu Cement Co Ltd 超電導体用基板

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63279517A (ja) * 1987-05-11 1988-11-16 Hitachi Cable Ltd 酸化物セラミックス系超電導複合線
JPS63305574A (ja) * 1987-06-06 1988-12-13 Chichibu Cement Co Ltd 超電導体用基板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0825248B2 (ja) 1996-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0393932B1 (en) Superconducting structure for magnetic shielding
JPH03150147A (ja) 酸化物超電導積層体及びその製造方法
JP3383799B2 (ja) 超電導複合体及びその製造法
JP3448597B2 (ja) ビスマス系酸化物超電導複合体及びその製造法
JP2506225B2 (ja) 貴金属―ビスマス系超電導積層体
JP3150718B2 (ja) 超電導体積層用基板及びそれを用いた超電導積層体
JPH09263971A (ja) 超電導複合体及びその製造法
JPH03192615A (ja) 酸化物超電導構造体及びその製造方法
JPH08116098A (ja) 酸化物超電導複合体及びその製造法
JP3187089B2 (ja) 酸化物超電導構造体
JP3281892B2 (ja) セラミックス超電導複合体及びその製造法
JPH09263447A (ja) 超電導前駆体複合粉末及び超電導前駆体複合粉末を用いた超電導体の製造法
JPH09263972A (ja) 酸化物超電導積層体
JPH072524A (ja) ビスマス系酸化物超電導複合体及びその製造法
JPH1012938A (ja) 高温超電導複合体の製造法
JPH06128050A (ja) 超電導複合体及びその製造法
JPH08231279A (ja) Bi系超電導接合体の製造法
JPH087674A (ja) 酸化物超電導複合体の製造法
JPH06272021A (ja) ビスマス系酸化物超電導複合体の製造法
JPH03235088A (ja) ビスマス系超電導複合体
JPH0477347A (ja) 酸化物超電導積層体およびその製造方法
JPH0313556A (ja) 酸化物超電導体の製造方法
JPH08283006A (ja) 超電導複合体の製造法
JPH07296653A (ja) 酸化物超電導複合体の製造法
JPH0339458A (ja) 金属一酸化物超電導複合体及びその製造方法