JPH03150002A - 交直流電気車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、交直流電気車の交流冒進保譚手段に関する
ものである。

［従来の技ｖｋ］ 従来例の構成を第２図を参照しながら説明する。

第２図は、例えば「交流電気車両要論」第１４４頁川添
雄司著（昭和４６年１２月１日株式会社電気車研究会発
行）に示された従来の交直流電気車を示す回路図である
。

第２図において、従来の交直流電気車は、架線に摺接す
るパンタグラフ（１）と、このパンタグラフ（１）に接
続された主回路遮断器（２）と、この主回路遮断器（２
）に接続された交直切換器（３）と、この交直切換器（
３）に接続された溶断ヒユーズ（４）とーこの溶断ヒユ
ーズ（４）に接続された主変圧器（５）と、この主変圧
器（５）に接続された主整流器（６）と、交直切換器（
３）及び主整流器（６）に接続された交直転換器（７）
と、この交直転換器（７）に接続された主抵抗器（８）
と、一端が主抵抗器（８）に接続されかつ他端が交直転
換器（７）に接続された主電動機（９）と、交直切換器
（３）の直流側に接続された直流避雷器（１０）と、一
端がこの直流避雷器（１０）に接続されかつ他端が接地
された電流検出器（１１）と、この電流検出器（１１）
にスイッチを介して接続されかつ主回路遮断器（２）を
開放動作させる動作コイル（１２）とから構成される装
置つぎに、上述した従来例の動作を説明する。

交直切換掻作を失念して、直流回路構成すなわち、交直
切換器（３）及び交直転換器（７）が直流側になってい
る状態で、パンタグラフ（１）が上昇して主回路遮断器
（２）が投入されると、直流回路機器に交流高電圧が印
加されるので、絶縁破壊等によって機器が損傷する恐れ
がある。

これを防止するために、このような時には、直流避雷器
（１０）に交流高電圧が印加されるので、放電短絡を起
こし、その短絡電流を電流検出器（１１）によって検出
して、動作コイル（１２）を作動させて主回路遮断器（
２）を開放するようにしである。

［発明が解決しようとする課題］ 上述したような従来の交直流電気車では、主回路遮断器
（２）が交流電流及び直流電流の両方を通電する必要が
あるので、大容量電気車においては、技術的に困難な大
きな通電容量の主回路遮断器が必要であるという問題点
があった。

この発明は、上述した問題点を解決するためになされた
もので、大容量電気車にも適用できると共に、交流高電
圧の印加に伴う機器の損傷を防止することができる交直
流電気車を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段１ この発明に係る交直流電気車は、以下に述べるような手
段を備えたものである。

（１）、直流回路構成の状態のときに交流電圧を検出し
た場合、パンタグラフを接地する交流冒進保護手段。

［作用１ この発明においては、交流冒進保護手段によって、直流
回路椙或の状態のときに交流電圧が検出された場合、パ
ンタグラフが接地される。

［実施例］ この発明の実施例の構成を第１図を参照しながら説明す
る。

第１図は、この発明の一実施例を示す回路図であリーパ
ンタグラフ（１）、溶断ヒユーズ（４）〜電流検出器（
１１）は上記従来電気車のものと全く同一である。

第１図において、この発明の一実施例は、上述した従来
電気車のものと全く同一のものと、パンタグラフ（１）
に接続された交直切換器（３）と、一端がこの交直切換
器（３）に接続されかつ他端が溶断ヒユーズ（４）に接
続された主回路遮断器（２）と、一端がパンタグラフ（
１）に接続されかつ他端が接地された保護接地スイッチ
（１３）と、電流検出器（１１）にスイッチを介して接
続されかつ保護接地スイッチ（１３）を投入動作させる
動作コイル（１２Ａ）とから構成される装置ところで、
この発明の交流冒進保護手段は、上述したこの発明の一
実施例では直流避雷器（ｌＯ）、電流検出器（１１）　
＋動作コイル（１２Ａ）及び保護接地スイッチ（１３）
から構成される装置つぎに、上述した実施例の動作を説
明する。

交直切ｍ操作を失念して、直流ｒｇｉ路構成すなわち、
交直切換器（３）及び交直転換器（７）が直流側になっ
ている状態で、パンタグラフ（１）が上昇すると、直流
避雷器（１０）に交流高電圧が印加されるので、放電短
絡を起こす。

そして、その雉絡電流を電流検出器（ｌ１）によって検
出して、その出力によって、保護接地スイッチ（１３）
の動作コイル（１２Ａ）を励磁するので、保護接地スイ
ッチ（１３）が投入されて、パンタグラフ（１）すなわ
ち架線が接地される．その結果、地上側遮断器がトリッ
プして停電となるので、交流高電圧の印加が取り除かれ
て機器の損傷を防止することができる。

この発明の一実施例は、上述したように、交流冒進保護
手段が保護接地スイッチ（１３）等で構成されているの
で、主回路遮断器（２）は交流通電専用となり、小型軽
量になる上に、大容量電気車にも容易に適用することが
できるという効果を奏する。

なお、上記実施例では交流冒進を直流避雷器（１０）に
よって検出していたが、交流電圧検出器によって検出し
ても同様の動作を期待できる．すなわち、交直切換器（
３）が直流側にあるにもかかわらず、パンタグラフ（１
）に交流電圧が印加されたことを交流電圧検出器によっ
て検出し、直ちに保護接地スイッチ（１３）を投入する
ようにする。

［発明の効果］ この発明は、以上説明したとおり，直流回路構成の状態
のときに交流電圧を検出した場合、パンタグラフを接地
する交流四進保護手段を備えたので、大容量電気車にも
適用できると共に、交流高電圧の印加に伴う機器の損傷
を防止することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１ＵＡはこの発明の一実施例を示す回路図。 第２図は従来の交直流電気車を示す回路図である。 図において、 （１）　・・・　パンタグラフ、 （２》　・・−主回路遮断器、 （３》　・・−文直切換器、 （４》　・−溶断ヒユーズ、 （５）　・・・　主変圧器、 （６）　・・・　主整流器、 （７》　・−・　交直転換器、 （８）　・・−生抵抗器、 （９》　・−主電動機、 （１０）　　・−直流避雷器。 （１１》　　・・・　電流検出器、 （１２＾》　・−・　動作コイル、 （１３）　　・・・　保護接地スイッチである。 なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 直流回路構成の状態のときに交流電圧を検出した場合、
   パンタグラフを接地する交流冒進保護手段を備えたこと
   を特徴とする交直流電気車。